JP5994746B2 - ハードコートフィルム、偏光板およびタッチパネル付き液晶表示装置 - Google Patents
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Description
セルロースエステル樹脂と溶媒とを含有するドープを支持体上に流延し、前記支持体上で乾燥させることでウェブを形成する工程と、
前記ウェブを更に乾燥して前記樹脂フィルム基材を形成する工程と、
前記樹脂フィルム基材上に、活性線硬化性樹脂と溶剤とを含むハードコート層組成物を塗布する工程と、
前記ハードコート層組成物を乾燥、固化してハードコート層を形成する工程とを有し、
前記ハードコート層は、前記樹脂フィルム基材の、前記樹脂フィルム基材を形成する過程で前記支持体上に前記ドープが流延されたときの前記支持体とは反対側であった側の面に形成されることを特徴とするハードコートフィルムの製造方法。
(ハードコート層)
本発明に係るハードコート層は、活性線硬化樹脂を含有することが機械的膜強度(耐擦傷性、鉛筆硬度)に優れる点から好ましい。すなわち、紫外線や電子線のような活性線(活性エネルギー線ともいう)照射により、架橋反応を経て硬化する樹脂を主たる成分とする層である。活性線硬化樹脂としては、エチレン性不飽和二重結合を有するモノマーを含む成分が好ましく用いられ、紫外線や電子線のような活性線を照射することによって硬化させて活性線硬化樹脂層が形成される。活性線硬化樹脂としては、紫外線硬化性樹脂や電子線硬化性樹脂等が代表的なものとして挙げられるが、紫外線照射によって硬化する樹脂が特に機械的膜強度(耐擦傷性、鉛筆硬度)に優れる点から好ましい。紫外線硬化性樹脂としては、例えば、紫外線硬化型アクリレート系樹脂、紫外線硬化型ウレタンアクリレート系樹脂、紫外線硬化型ポリエステルアクリレート系樹脂、紫外線硬化型エポキシアクリレート系樹脂、紫外線硬化型ポリオールアクリレート系樹脂、又は紫外線硬化型エポキシ樹脂等が好ましく用いられ、中でも紫外線硬化型アクリレート系樹脂が好ましい。
b:−(CH2)n−O−(COC5H10)m−COCH=CH2(n=1〜10、好ましくはn=2〜6、m=2〜8)
c:−(CH2)n−O−R(Rは(メタ)アクリロイル基、n=1〜10、好ましくはn=2〜6)
また、ハードコート層には硬度を向上させるために、金属酸化物微粒子を含有しても良い。金属酸化物微粒子としては、具体的には、シリカ、酸化チタン、酸化アルミナ、酸化スズ、酸化スズ−アンチモン、アンチモン酸亜鉛、セリア、五酸化アンチモン、酸化セリウム、酸化ニオブ、酸化イットリウム等を挙げることができるが、特にこれに限定されるものではない。好ましい金属酸化物微粒子としては、シリカ微粒子が挙げられる。シリカ微粒子としては、公知のものを使用できる。シリカ微粒子としては、少なくとも表面の一部に有機成分が被覆され、当該有機成分により導入された反応性の重合性不飽和基を表面に有するシリカ微粒子が好ましい。重合性不飽和基としては、水酸基、カルボキシル基、アミノ基、エポキシ基、イソシアネート基、(メタ)アクリロイル、ビニル基であることが好ましく、(メタ)アクリロイル基であることがさらに好ましい。
また、ハードコート層には活性線硬化樹脂の硬化促進のため、光重合開始剤を含有することが好ましい。光重合開始剤量としては、質量比で、光重合開始剤:活性線硬化樹脂=20:100〜0.01:100で含有することが好ましい。光重合開始剤としては、具体的には、アルキルフェノン系、アセトフェノン、ベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、ミヒラーケトン、α−アミロキシムエステル、チオキサントン等及び、これらの誘導体を挙げることができるが、特にこれらに限定されるものではない。
ハードコート層には、帯電防止性を付与するために導電剤が含まれていても良い。好ましい導電剤としては、金属酸化物粒子又はπ共役系導電性ポリマーが挙げられる。また、イオン液体も導電性化合物として好ましく用いられる。
ハードコート層には、アルカリ処理前後の対水接触角の差(θΔ)を所定の範囲(例えば5〜55°)に制御しやすい点から、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、アニオン界面活性剤、及びフッ素−シロキサングラフト化合物、フッ素系化合物、アクリル共重合物、アセチレングリコール、アクリル系ポリマーなどの添加剤を含有させても良い。また、HLB値が3〜18の化合物を含有しても良い。これら添加剤の種類や添加量を調整することで、撥水性を制御でき、θΔを前記範囲に制御しやすい。θΔが前記範囲内であれば、ハードコート層が親水性を示し、ロール状に巻き取った際、ハードコートフィルム同士の滑り性が抑制され、巻ズレ防止の効果が得られる。
式中、Mwは親水基の分子量、Moは親油基の分子量を表し、Mw+Mo=M(化合物の分子量)である。あるいはグリフィン法によれば、HLB値=20×親水部の式量の総和/分子量(J.Soc.Cosmetic Chem.,5(1954),294)等が挙げられる。HLB値が3〜18の化合物の具体的化合物を下記に挙げるが、本発明はこれに限定されるものでない。( )内はHLB値を示す。
ハードコート層は、後述する樹脂フィルム基材で説明する紫外線吸収剤をさらに含有することが好ましい。
ハードコート層は、上記したハードコート層を形成する成分を、樹脂フィルム基材を膨潤又は一部溶解をする溶剤で希釈してハードコート層組成物として、以下の方法で樹脂フィルム基材上に塗布、乾燥、硬化して形成されることが好ましい。
ハードコート層組成物塗布後、乾燥し、硬化(活性線を照射(UV硬化処理ともいう))し、更に必要に応じて、UV硬化後に加熱処理しても良い。UV硬化後の加熱処理温度としては80℃以上が好ましく、更に好ましくは100℃以上であり、特に好ましくは120℃以上である。このような高温でUV硬化後の加熱処理を行うことで、膜強度に優れたハードコート層を得ることができる。
ハードコートフィルムのヘイズは、画像表示装置に用いた場合の視認性から0.2〜10%の範囲内であることが好ましい。ヘイズは、JIS−K7105及びJIS K7136に準じて測定できる。
本発明のハードコートフィルムは、硬度の指標である鉛筆硬度がHB以上、より好ましくはH以上である。HB以上であれば、偏光板化工程で、傷が付きにくい。鉛筆硬度は、作製した光学性フィルムを温度23℃、相対湿度55%の条件で2時間以上調湿した後、加重500g条件でJIS S 6006が規定する試験用鉛筆を用いて、ハードコート層及び又は機能性層をJIS K5400が規定する鉛筆硬度評価方法に従い測定した値である。
本発明に係るハードコートフィルムの樹脂フィルム基材としては、アクリル系樹脂フィルム、ポリカーボネート系樹脂フィルム、ポリエステル系樹脂フィルム、シクロオレフィンポリマー(COP)樹脂フィルム、セルロースエステルフィルムなどがあるが、中でもセルロースエステルフィルムが好ましく用いられる。また、偏光板を作成する際には、ハードコートフィルムが設けられた裏面側に貼合されるフィルムもセルロースエステルフィルムであることが好ましい。以下、セルロースエステルフィルムについて詳細に説明する。なお、以下では、セルロースエステルフィルムを中心に説明するが、樹脂フィルム基材として他の樹脂材料を用いる場合でも、以下で説明する方法や構成を適宜採用することができる。
セルロースエステル樹脂(以下、セルロースエステルともいう)は、セルロースの低級脂肪酸エステルであることが好ましい。セルロースの低級脂肪酸エステルにおける低級脂肪酸とは炭素原子数が6以下の脂肪酸を意味し、例えば、セルロースアセテート、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、セルロースプロピオネート、セルロースブチレート等や、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート等の混合脂肪酸エステルを用いることができる。
式(II) 0≦X≦2.5
中でも1.9≦X≦2.5、0.1≦Y≦0.9であることが好ましい。
カラム:Shodex K806、K805、K803G
(昭和電工(株)製を3本接続して使用した)
カラム温度:25℃
試料濃度:0.1質量%
検出器:RI Model 504(GLサイエンス社製)
ポンプ:L6000(日立製作所(株)製)
流量:1.0ml/min
校正曲線:標準ポリスチレンSTK standard ポリスチレン(東ソー(株)製)Mw=1000000〜500迄の13サンプルによる校正曲線を使用した。13サンプルは、ほぼ等間隔に用いることが好ましい。
セルロースエステルフィルムは、熱可塑性アクリル樹脂を併用しても良い。併用する場合には、熱可塑性アクリル樹脂とセルロースエステル樹脂の含有質量比が、熱可塑性アクリル樹脂:セルロースエステル樹脂=95:5〜50:50が好ましい。
セルロースエステルフィルムには、取扱性を向上させるため、例えばアクリル粒子、二酸化ケイ素、二酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、焼成ケイ酸カルシウム、水和ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、リン酸カルシウム等の無機微粒子や架橋高分子などのマット剤を含有させることが好ましい。またアクリル粒子は、特に限定されるものではないが、多層構造アクリル系粒状複合体であることが好ましい。これらの中でも二酸化ケイ素がセルロースエステルフィルムのヘイズを小さくできる点で好ましい。微粒子の1次平均粒子径としては、20nm以下が好ましく、更に好ましくは、5〜16nmの範囲内であり、特に好ましくは、5〜12nmの範囲内である。
(式中、Bはヒドロキシ基又はカルボン酸残基、Gは炭素数2〜12のアルキレングリコール残基又は炭素数6〜12のアリールグリコール残基又は炭素数が4〜12のオキシアルキレングリコール残基、Aは炭素数4〜12のアルキレンジカルボン酸残基又は炭素数6〜12のアリールジカルボン酸残基を表す。nは1以上の整数を表す。)
〔可塑剤〕
セルロースアセテートフィルムは、必要に応じて可塑剤を含有しても良い。可塑剤としては、特に限定されないが、多価カルボン酸エステル系可塑剤、グリコレート系可塑剤、フタル酸エステル系可塑剤、リン酸エステル系可塑剤、及び多価アルコールエステル系可塑剤、アクリル系可塑剤等が挙げられる。これらの中では、後述するリターデーション値にセルロースエステルフィルムを制御しやすい点から、アクリル系可塑剤が好ましい。
セルロースアセテートフィルムは、紫外線吸収剤を含有していてもよい。紫外線吸収剤は400nm以下の紫外線を吸収するため、耐久性を向上させるができる。紫外線吸収剤は、特に波長380nmでの透過率が20%以下であることが好ましく、より好ましくは10%以下、更に好ましくは2%以下である。紫外線吸収剤の具体例としては特に限定されないが、例えば、オキシベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、サリチル酸エステル系化合物、ベンゾフェノン系化合物、シアノアクリレート系化合物、トリアジン系化合物、ニッケル錯塩系化合物、無機粉体等が挙げられる。
セルロースアセテートフィルムは、さらに酸化防止剤(劣化防止剤)を含有していてもよい。酸化防止剤は、セルロースアセテートフィルム中の残留溶媒量のハロゲンやリン酸系可塑剤のリン酸等によりセルロースアセテートフィルムが分解するのを遅らせたり、防いだりする役割を有する。酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール系の化合物が好ましく用いられ、例えば2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、トリエチレングリコール−ビス〔3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、1,6−ヘキサンジオール−ビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、2,4−ビス−(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、2,2−チオ−ジエチレンビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、N,N′−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−イソシアヌレート等を挙げることができる。これら化合物の添加量は、セルロースアセテートフィルムに対して、質量割合で1ppm〜10000ppmが好ましく、10〜1000ppmが更に好ましい。
セルロースエステルフィルムは、直径5μm以上の欠点が1個/10cm四方以下であることが好ましい。更に好ましくは0.5個/10cm四方以下、一層好ましくは0.1個/10cm四方以下である。ここで欠点の直径とは、欠点が円形の場合はその直径を示し、円形でない場合は欠点の範囲を下記方法により顕微鏡で観察して決定し、その最大径(外接円の直径)とする。
セルロースエステルフィルムは、その全光線透過率が90%以上であることが好ましく、より好ましくは93%以上である。また、現実的な上限としては、99%程度である。ヘイズ値は2%以下が好ましく、より好ましくは1.5%以下である。全光線透過率、ヘイズ値はJIS K7361及びJIS K7136に準じて測定することができる。
式(i) Ro=(nx−ny)×d
式(ii) Rth={(nx+ny)/2−nz}×d
(式中、nxはセルロースエステルフィルム面内の遅相軸方向の屈折率、nyはセルロースエステルフィルム面内で遅相軸に直交する方向の屈折率、nzはセルロースエステルフィルムの厚さ方向の屈折率、dはセルロースエステルフィルムの厚さ(nm)をそれぞれ表す。)
次に、セルロースエステルフィルムの製膜方法の例を説明するが、これに限定されるものではない。セルロースエステルフィルムの製膜方法としては、インフレーション法、T−ダイ法、カレンダー法、切削法、流延法、エマルジョン法、ホットプレス法等の製造法が使用できる。
セルロースエステルフィルムを溶液流延製膜法で製造する場合の樹脂溶液(ドープ組成物)を形成するのに有用な有機溶媒は、セルロースエステル樹脂、その他の添加剤を同時に溶解するものであれば制限なく用いることができる。例えば、塩素系有機溶媒としては、塩化メチレン、非塩素系有機溶媒としては、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸アミル、アセトン、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、1,4−ジオキサン、シクロヘキサノン、ギ酸エチル、2,2,2−トリフルオロエタノール、2,2,3,3−ヘキサフルオロ−1−プロパノール、1,3−ジフルオロ−2−プロパノール、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−メチル−2−プロパノール、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロパノール、2,2,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロパノール、ニトロエタン、メタノール、エタノール、n−プロパノール、iso−プロパノール、n−ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール等を挙げることができ、塩化メチレン、酢酸メチル、酢酸エチル、アセトンを好ましく使用し得る。前記溶媒はセルロースエステル樹脂、その他添加剤を計15〜45質量%溶解させたドープ組成物であることが好ましい。
溶液流延製膜法では、樹脂及び添加剤を溶剤に溶解させてドープを調製する工程、ドープをベルト状若しくはドラム状の金属支持体上に流延する工程、流延したドープをウェブとして乾燥する工程、金属支持体から剥離する工程、延伸又は幅保持する工程、更に乾燥する工程、仕上がったセルロースエステルフィルムを巻き取る工程により製膜が行われる。
残留溶媒量(質量%)={(M−N)/N}×100
なお、Mはウェブ又はフィルムを製造中又は製造後の任意の時点で採取した試料の質量で、Nは質量Mのものを115℃で1時間の加熱後の質量である。
セルロースエステルフィルムは、溶融流延製膜法によって製膜しても良い。溶融流延製膜法は、セルロースエステル樹脂、可塑剤等のその他の添加剤を含む組成物を、流動性を示す温度まで加熱溶融し、その後、流動性のセルロースエステルを含む溶融物を流延することをいう。
樹脂フィルム基材を構成するセルロースエステルフィルムの膜厚は、5〜70μmであることが好ましい。該範囲の膜厚を有するセルロースエステルフィルムにおいて本発明の効果発現が得られる。セルロースエステルフィルムの膜厚の好ましい範囲は、10〜30μmである。セルロースエステルフィルムの幅は、4mを超えると搬送が困難となるため、1〜4mのものが好ましく用いられる。
本発明のハードコートフィルムには、反射防止層や導電性層等、その他の層を設けることができる。
本発明に係るハードコートフィルムは、ハードコート層上に反射防止層を塗設して、外光反射防止機能を有する反射防止フィルムとして用いることができる。
セルロースエステルフィルム/ハードコート層/高屈折率層/低屈折率層
セルロースエステルフィルム/ハードコート層/中屈折率層/高屈折率層/低屈折率層
ハードコート層/セルロースエステルフィルム/ハードコート層/低屈折率層
ハードコート層/セルロースエステルフィルム/ハードコート層/高屈折率層/低屈折率層
ハードコート層/セルロースエステルフィルム/ハードコート層/中屈折率層/高屈折率層/低屈折率層
低屈折率層/ハードコート層/セルロースエステルフィルム/ハードコート層/低屈折率層
低屈折率層は、シリカ系微粒子を含有することが好ましく、その屈折率は、23℃、波長550nm測定で、1.30〜1.45の範囲であることが好ましい。
式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を表す。具体的には、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトライソプロポキシシラン等が好ましく用いられる。
高屈折率層の屈折率は、23℃、波長550nm測定で、屈折率を1.4〜2.2の範囲に調整することが好ましい。また、高屈折率層の厚さは5nm〜1μmが好ましく、10nm〜0.2μmであることが更に好ましく、30nm〜0.1μmであることが最も好ましい。屈折率を調整する手段は、金属酸化物微粒子等を添加することで達成できる。また、用いる金属酸化物微粒子の屈折率は1.80〜2.60であるものが好ましく、1.85〜2.50であるものが更に好ましい。
ハードコートフィルムは、ハードコート層上に導電性層を形成して構成されても良い。設けられる導電性層としては、一般的に広く知られた導電性材料を用いることができる。例えば、酸化インジウム、酸化錫、酸化インジウム錫、金、銀、パラジウム等の金属酸化物を用いることができる。これらは、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、溶液塗布法等により、ハードコートフィルム上に薄膜として形成することができる。また、前記したπ共役系導電性ポリマーである有機導電性材料を用いて、導電性層を形成することも可能である。
本発明のハードコートフィルムのハードコート層を設けた側と反対側の面にはバックコート層を設けることが好ましい。バックコート層は、塗布やCVDなどによって、ハードコート層やその他の層を設けることで生じるカールを矯正する為に設けられる。即ち、バックコート層を設けた面を内側にして丸まろうとする性質を持たせることにより、カールの度合いをバランスさせることができる。尚、バックコート層は好ましくはブロッキング防止層を兼ねて塗設されることも好ましく、その場合、バックコート層塗布組成物には、ブロッキング防止機能を持たせる為に微粒子が添加されることが好ましい。
本発明のハードコートフィルムを用いた偏光板について述べる。偏光板は一般的な方法で作製することができる。
液晶セルの基板と貼り合わせるためにフィルム片面に用いられる粘着剤層は、光学的に透明であることはもとより、適度な粘弾性や粘着特性を示すものが好ましい。
上述したハードコートフィルム、セルロースエステルフィルム、またはハードコートフィルムを用いた偏光板が、ロール状に巻かれた際の層間に保持される空気層の厚みは、0.5μm〜10μmが好ましく、より好ましくは1〜5μmである。空気層厚み(t’)は、t’=[{π(D2−d2)/4L}−t]の式から求められる値である。ただし、Dは巻き取り直径、dは巻き芯直径、Lは巻き長さ、tはフィルム厚みをそれぞれ表している(単位は全てμmとする)。
本発明のハードコートフィルムは、画像表示装置に使用することで、視認性(クリア性)に優れた性能が発揮される点で好ましい。画像表示装置としては、反射型、透過型、半透過型液晶表示装置又は、TN型、STN型、OCB型、VA型、IPS型、ECB型等の各種駆動方式の液晶表示装置、タッチパネル表示装置、有機EL表示装置やプラズマディスプレイ等が挙げられる。これら画像表示装置の中でも液晶表示装置やタッチパネル表示装置に本発明のハードコートフィルムを用いた場合、高い視認性に優れる点で好ましい。
図1は、本実施形態のハードコートフィルムが適用される画像表示装置の一例である、タッチパネル付き液晶表示装置1の概略の構成を示す断面図である。タッチパネル付き液晶表示装置1は、液晶表示装置2上(特に後述するハードコートフィルム15上)に粘着層31を介してタッチパネル3を装着して構成されている。粘着剤層31は、OCA(Optical Clear Adhesive tape)やUV硬化樹脂(OCR)などの接着層で構成されており、液晶表示装置2の後述する偏光板5の表面全体に形成されて、液晶表示装置2とタッチパネル3とを接合する。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例において「部」あるいは「%」の表示を用いるが、特に断りがない限り「質量部」あるいは「質量%」を表す。
・二酸化珪素分散液の調整
アエロジルR812(日本アエロジル(株)製) 10質量部
(一次粒子の平均径7nm)
エタノール 90質量部
以上をディゾルバーで30分間撹拌混合した後、マントンゴーリンで分散を行った。そして、二酸化珪素分散液に88質量部のメチレンクロライドを撹拌しながら投入し、ディゾルバーで30分間撹拌混合し、二酸化珪素分散希釈液を作製した。その後、微粒子分散希釈液濾過器(アドバンテック東洋(株):ポリプロピレンワインドカートリッジフィルターTCW−PPS−1N)で濾過した。
(セルロースエステル樹脂)
セルローストリアセテートA(リンター綿から合成されたセルローストリアセテート、アセチル基置換度2.88、Mn=140000) 90質量部
(添加剤)
X−1 5質量部
X−12 4質量部
(紫外線吸収剤)
TINUVIN 928(BASFジャパン(株)製) 3質量部
(微粒子)
二酸化珪素分散希釈液 4質量部
(溶媒)
メチレンクロライド 432質量部
エタノール 38質量部
以上を密閉容器に投入し、加熱し、撹拌しながら、完全に溶解し、安積濾紙(株)製の安積濾紙No.24を使用して濾過し、ドープ(ドープ組成物1)を調製した。
・二酸化珪素分散液の調整
アエロジルR812(日本アエロジル(株)製) 10質量部
(一次粒子の平均径7nm)
エタノール 90質量部
以上をディゾルバーで30分間撹拌混合した後、マントンゴーリンで分散を行った。そして、二酸化珪素分散液に88質量部のメチレンクロライドを撹拌しながら投入し、ディゾルバーで30分間撹拌混合し、二酸化珪素分散希釈液を作製した。その後、微粒子分散希釈液濾過器(アドバンテック東洋(株):ポリプロピレンワインドカートリッジフィルターTCW−PPS−1N)で濾過した。
(セルロースエステル樹脂)
セルローストリアセテートA(リンター綿から合成されたセルローストリアセテート、アセチル基置換度2.88、Mn=140000) 90質量部
(添加剤)
X−1 5質量部
X−12 4質量部
(紫外線吸収剤)
TINUVIN 928(BASFジャパン(株)製) 6質量部
(微粒子)
二酸化珪素分散希釈液 4質量部
(溶媒)
メチレンクロライド 432質量部
エタノール 38質量部
以上を密閉容器に投入し、加熱し、撹拌しながら、完全に溶解し、安積濾紙(株)製の安積濾紙No.24を使用して濾過し、ドープ(ドープ組成物2)を調製した。
ステンレスバンド支持体へのドープの流延量を、セルロースエステルフィルム1の作製時の1.6倍にした以外は、セルロースエステルフィルム1の作製と同様の方法でセルロースエステルフィルム3を作製した。セルロースエステルフィルム3の膜厚は40μm、巻長は5000mであった。
以下の比率で各材料を混合して、ハードコート層組成物1〜20およびバックコート層組成物1〜5を作製した。
(活性線硬化樹脂)
ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート(M−403、東亜合成(株))
10質量部
ウレタンアクリレート(U−4H、新中村化学工業(株)製) 20質量部
(光重合開始剤)
イルガキュア184(BASFジャパン(株)製) 1.5質量部
(溶剤)
プロピレングリコールモノメチルエーテル 48質量部
メチルエチルケトン 22質量部
(添加剤)
KF−354L(ポリエーテル変性シリコーンオイル、信越化学工業株式会社製)
1質量部
なお、上記組成物中の固形成分(組成物から溶剤を除いた成分)の25℃の粘度は18000mPa・sであった。また、全溶剤に対する溶解性溶剤の比率は、31%であった。
(活性線硬化樹脂)
ペンタエリスリトールトリ/テトラアクリレート(M−305、東亜合成(株)製)
30質量部
(光重合開始剤)
イルガキュア184(BASFジャパン(株)製) 1.5質量部
(溶剤)
プロピレングリコールモノメチルエーテル 48質量部
メチルエチルケトン 22質量部
(添加剤)
KF−354L(ポリエーテル変性シリコーンオイル、信越化学工業株式会社製)
1質量部
なお、上記組成物中の固形成分(組成物から溶剤を除いた成分)の25℃の粘度は700mPa・sであった。また、全溶剤に対する溶解性溶剤の比率は、31%であった。
(活性線硬化樹脂)
ウレタンアクリレート(U−6LPA、新中村化学(株)製) 30質量部
(光重合開始剤)
イルガキュア184(BASFジャパン(株)製) 1.5質量部
(溶剤)
プロピレングリコールモノメチルエーテル 48質量部
メチルエチルケトン 22質量部
(添加剤)
KF−354L(ポリエーテル変性シリコーンオイル、信越化学工業株式会社製)
1質量部
なお、上記組成物中の固形成分(組成物から溶剤を除いた成分)の25℃の粘度は450000mPa・sであった。また、全溶剤に対する溶解性溶剤の比率は、31%であった。
(活性線硬化樹脂)
ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート(M−403、東亜合成(株))
10質量部
ウレタンアクリレート(U−4H、新中村化学工業(株)製) 20質量部
(光重合開始剤)
イルガキュア184(BASFジャパン(株)製) 1.5質量部
(溶剤)
プロピレングリコールモノメチルエーテル 56質量部
メチルエチルケトン 14質量部
(添加剤)
KF−354L(ポリエーテル変性シリコーンオイル、信越化学工業株式会社製)
1質量部
なお、上記組成物中の固形成分(組成物から溶剤を除いた成分)の25℃の粘度は18000mPa・sであった。また、全溶剤に対する溶解性溶剤の比率は、20%であった。
(活性線硬化樹脂)
ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート(M−403、東亜合成(株))
10質量部
ウレタンアクリレート(U−4H、新中村化学工業(株)製) 20質量部
(光重合開始剤)
イルガキュア184(BASFジャパン(株)製) 1.5質量部
(溶剤)
プロピレングリコールモノメチルエーテル 28質量部
メチルエチルケトン 42質量部
(添加剤)
KF−354L(ポリエーテル変性シリコーンオイル、信越化学工業株式会社製)
1質量部
なお、上記組成物中の固形成分(組成物から溶剤を除いた成分)の25℃の粘度は18000mPa・sであった。また、全溶剤に対する溶解性溶剤の比率は、60%であった。
(活性線硬化樹脂)
ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート(M−403、東亜合成(株))
10質量部
ウレタンアクリレート(U−4H、新中村化学工業(株)製) 20質量部
(光重合開始剤)
イルガキュア184(BASFジャパン(株)製) 1.5質量部
(UV吸収剤)
TINUVIN109(BASFジャパン(株)製) 3重量部
(溶剤)
プロピレングリコールモノメチルエーテル 48質量部
メチルエチルケトン 22質量部
(添加剤)
KF−354L(ポリエーテル変性シリコーンオイル、信越化学工業株式会社製)
1質量部
なお、上記組成物中の固形成分(組成物から溶剤を除いた成分)の25℃の粘度は18000mPa・sであった。また、全溶剤に対する溶解性溶剤の比率は、31%であった。
(活性線硬化樹脂)
ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート(M−403、東亜合成(株))
10質量部
ウレタンアクリレート(U−4H、新中村化学工業(株)製) 20質量部
(光重合開始剤)
イルガキュア184(BASFジャパン(株)製) 1.5質量部
(UV吸収剤)
TINUVIN928(BASFジャパン(株)製) 2重量部
(溶剤)
プロピレングリコールモノメチルエーテル 48質量部
メチルエチルケトン 22質量部
(添加剤)
KF−354L(ポリエーテル変性シリコーンオイル、信越化学工業株式会社製)
1質量部
なお、上記組成物中の固形成分(組成物から溶剤を除いた成分)の25℃の粘度は18000mPa・sであった。また、全溶剤に対する溶解性溶剤の比率は、31%であった。
(活性線硬化樹脂)
ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート(M−403、東亜合成(株))
10質量部
ウレタンアクリレート(U−4H、新中村化学工業(株)製) 20質量部
(光重合開始剤)
イルガキュア184(BASFジャパン(株)製) 1.5質量部
(UV吸収剤)
TINUVIN400(BASFジャパン(株)製) 2重量部
(溶剤)
プロピレングリコールモノメチルエーテル 48質量部
メチルエチルケトン 22質量部
(添加剤)
KF−354L(ポリエーテル変性シリコーンオイル、信越化学工業株式会社製)
1質量部
なお、上記組成物中の固形成分(組成物から溶剤を除いた成分)の25℃の粘度は18000mPa・sであった。また、全溶剤に対する溶解性溶剤の比率は、31%であった。
(活性線硬化樹脂)
ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート(M−403、東亜合成(株))
10質量部
ウレタンアクリレート(U−4H、新中村化学工業(株)製) 20質量部
(光重合開始剤)
イルガキュア184(BASFジャパン(株)製) 1.5質量部
(UV吸収剤)
TINUVIN460(BASFジャパン(株)製) 2重量部
(溶剤)
プロピレングリコールモノメチルエーテル 48質量部
メチルエチルケトン 22質量部
(添加剤)
KF−354L(ポリエーテル変性シリコーンオイル、信越化学工業株式会社製)
1質量部
なお、上記組成物中の固形成分(組成物から溶剤を除いた成分)の25℃の粘度は18000mPa・sであった。また、全溶剤に対する溶解性溶剤の比率は、31%であった。
(活性線硬化樹脂)
ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート(M−403、東亜合成(株))
10質量部
ウレタンアクリレート(U−4H、新中村化学工業(株)製) 20質量部
(光重合開始剤)
イルガキュア184(BASFジャパン(株)製) 1.5質量部
(溶剤)
プロピレングリコールモノメチルエーテル 48質量部
メチルエチルケトン 22質量部
(添加剤)
KF−351A(ポリエーテル変性シリコーンオイル、信越化学工業株式会社製)
1質量部
なお、上記組成物中の固形成分(組成物から溶剤を除いた成分)の25℃の粘度は18000mPa・sであった。また、全溶剤に対する溶解性溶剤の比率は、31%であった。
(活性線硬化樹脂)
ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート(M−403、東亜合成(株))
10質量部
ウレタンアクリレート(U−4H、新中村化学工業(株)製) 20質量部
(光重合開始剤)
イルガキュア184(BASFジャパン(株)製) 1.5質量部
(溶剤)
プロピレングリコールモノメチルエーテル 48質量部
メチルエチルケトン 22質量部
(添加剤)
BYK−381(アクリル系共重合物、信越化学工業株式会社製) 1質量部
なお、上記組成物中の固形成分(組成物から溶剤を除いた成分)の25℃の粘度は18000mPa・sであった。また、全溶剤に対する溶解性溶剤の比率は、31%であった。
(活性線硬化樹脂)
ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート(M−403、東亜合成(株))
10質量部
ウレタンアクリレート(U−4H、新中村化学工業(株)製) 20質量部
(光重合開始剤)
イルガキュア184(BASFジャパン(株)製) 1.5質量部
(溶剤)
プロピレングリコールモノメチルエーテル 48質量部
メチルエチルケトン 22質量部
(添加剤)
BYK−355(アクリル系共重合物、信越化学工業株式会社製) 1質量部
なお、上記組成物中の固形成分(組成物から溶剤を除いた成分)の25℃の粘度は18000mPa・sであった。また、全溶剤に対する溶解性溶剤の比率は、31%であった。
(活性線硬化樹脂)
ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート(M−403、東亜合成(株))
10質量部
ウレタンアクリレート(U−4H、新中村化学工業(株)製) 20質量部
(光重合開始剤)
イルガキュア184(BASFジャパン(株)製) 1.5質量部
(溶剤)
プロピレングリコールモノメチルエーテル 48質量部
メチルエチルケトン 22質量部
(添加剤)
サーフィノール104PG50(アセチレン系ジアルコール、日信化学工業株式会社)
1質量部
なお、上記組成物中の固形成分(組成物から溶剤を除いた成分)の25℃の粘度は18000mPa・sであった。また、全溶剤に対する溶解性溶剤の比率は、31%であった。
(活性線硬化樹脂)
ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート(M−403、東亜合成(株))
10質量部
ウレタンアクリレート(U−4H、新中村化学工業(株)製) 20質量部
(光重合開始剤)
イルガキュア184(BASFジャパン(株)製) 1.5質量部
(溶剤)
プロピレングリコールモノメチルエーテル 48質量部
メチルエチルケトン 22質量部
(添加剤)
サーフィノール440(アセチレン系ジアルコール、日信化学工業株式会社)
1質量部
なお、上記組成物中の固形成分(組成物から溶剤を除いた成分)の25℃の粘度は18000mPa・sであった。また、全溶剤に対する溶解性溶剤の比率は、31%であった。
(活性線硬化樹脂)
ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート(M−403、東亜合成(株))
10質量部
ウレタンアクリレート(U−4H、新中村化学工業(株)製) 20質量部
(光重合開始剤)
イルガキュア184(BASFジャパン(株)製) 1.5質量部
(溶剤)
プロピレングリコールモノメチルエーテル 48質量部
メチルエチルケトン 22質量部
(添加剤)
ZX−022H(フッ素−シロキサングラフト化合物、富士化成工業株式会社製)
1質量部
なお、上記組成物中の固形成分(組成物から溶剤を除いた成分)の25℃の粘度は18000mPa・sであった。また、全溶剤に対する溶解性溶剤の比率は、31%であった。
(活性線硬化樹脂)
ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート(M−403、東亜合成(株))
10質量部
ウレタンアクリレート(U−4H、新中村化学工業(株)製) 20質量部
(光重合開始剤)
イルガキュア184(BASFジャパン(株)製) 1.5質量部
(溶剤)
プロピレングリコールモノメチルエーテル 48質量部
メチルエチルケトン 22質量部
(添加剤)
ZX−049(フッ素−シロキサングラフト化合物、富士化成工業株式会社製)
1質量部
なお、上記組成物中の固形成分(組成物から溶剤を除いた成分)の25℃の粘度は18000mPa・sであった。また、全溶剤に対する溶解性溶剤の比率は、31%であった。
(活性線硬化樹脂)
ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート(M−403、東亜合成(株))
3質量部
ウレタンアクリレート(U−4H、新中村化学工業(株)製) 6質量部
(微粒子)
シリカ微粒子分散液 (IPA−ST、日産化学工業(株)製) 70質量部
(光重合開始剤)
イルガキュア184(BASFジャパン(株)製) 1.5質量部
(溶剤)
メチルエチルケトン 23質量部
(添加剤)
KF−354L(ポリエーテル変性シリコーンオイル、信越化学工業株式会社製)
1質量部
なお、上記組成物中の固形成分(組成物から溶剤を除いた成分)の25℃の粘度は19000mPa・sであった。また、全溶剤に対する溶解性溶剤の比率は、32%であった。
(活性線硬化樹脂)
ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート(M−403、東亜合成(株))
5質量部
ウレタンアクリレート(U−4H、新中村化学工業(株)製) 10質量部
(微粒子)
シリカ微粒子分散液 (V−8804、日揮触媒化成(株)製) 38質量部
(光重合開始剤)
イルガキュア184(BASFジャパン(株)製) 1.5質量部
(溶剤)
プロピレングリコールモノメチルエーテル 25質量部
メチルエチルケトン 23質量部
(添加剤)
KF−354L(ポリエーテル変性シリコーンオイル、信越化学工業株式会社製)
1質量部
なお、上記組成物中の固形成分(組成物から溶剤を除いた成分)の25℃の粘度は19000mPa・sであった。また、全溶剤に対する溶解性溶剤の比率は、32%であった。
(活性線硬化樹脂)
ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート(M−403、東亜合成(株))
3質量部
ウレタンアクリレート(U−4H、新中村化学工業(株)製) 6質量部
(微粒子)
シリカ微粒子分散液(IPA−ST、日産化学工業(株)製) 70質量部
(光重合開始剤)
イルガキュア184(BASFジャパン(株)製) 1.5質量部
(溶剤)
プロピレングリコールモノメチルエーテル 7質量部
メチルエチルケトン 14質量部
(添加剤)
KF−354L(ポリエーテル変性シリコーンオイル、信越化学工業株式会社製)
1質量部
なお、上記組成物中の固形成分(組成物から溶剤を除いた成分)の25℃の粘度は19000mPa・sであった。また、全溶剤に対する溶解性溶剤の比率は、20%であった。
(活性線硬化樹脂)
ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート(M−403、東亜合成(株))
5質量部
ウレタンアクリレート(U−4H、新中村化学工業(株)製) 10質量部
(微粒子)
シリカ微粒子分散液 (MEK−ST、日産化学工業(株)製) 50質量部
(光重合開始剤)
イルガキュア184(BASFジャパン(株)製) 1.5質量部
(溶剤)
プロピレングリコールモノメチルエーテル 28質量部
メチルエチルケトン 7質量部
(添加剤)
KF−354L(ポリエーテル変性シリコーンオイル、信越化学工業株式会社製)
1質量部
なお、上記組成物中の固形成分(組成物から溶剤を除いた成分)の25℃の粘度は19000mPa・sであった。また、全溶剤に対する溶解性溶剤の比率は、60%であった。
(溶剤)
アセトン 84.0質量部
イソプロパノール 16.0質量部
(樹脂)
セルロースアセテートプロピオネート(アセチル置換基度1.9、プロピオニル基置換度0.8) 0.7質量部
(微粒子)
超微粒子シリカ2%アセトン分散液(日本アエロジル株式会社製アエロジル200V)
0.3質量部
(溶剤)
アセトン 84.0質量部
イソプロパノール 16.0質量部
(溶剤)
シクロペンタノン 20.0質量部
プロピレングリコールモノメチルエーテル 80.0質量部
(溶剤)
炭酸プロピレン 6.5質量部
プロピレングリコールモノメチルエーテル 53.5質量部
イソプロパノール 40.0質量部
(溶剤)
ビス(2−メトキシエチル)エーテル 50質量部
イソプロパノール 22質量部
上記作製したセルロースエステルフィルム1のA面(流延ベルトに接していない面)上に、ハードコート層組成物1を孔径0.4μmのポリプロピレン製フィルターで濾過したものを、押し出しコーターを用いて塗布し、塗布工程後3秒までは乾燥温度15℃で、3秒から15秒までの間は乾燥温度70℃で、15秒後から36秒後までは乾燥温度80℃で、36秒から40秒までは乾燥温度が45℃で乾燥し、乾燥後、酸素濃度が1.0体積%以下の雰囲気になるように窒素パージしながら、紫外線ランプを用い照射部の照度が100mW/cm2で、照射量を0.2J/cm2として塗布層を硬化させ、ドライ膜厚3μmのハードコート層を形成し、ハードコートフィルム1を作製した(プロセス条件A)。
ドライ膜厚を5μmに変更してハードコート層を形成した以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム2を作製した。
用いる樹脂フィルム基材をセルロースエステルフィルム2に変更した以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム3を作製した。
用いる樹脂フィルム基材をセルロースエステルフィルム3に変更した以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム4を作製した。
ハードコート層組成物1をハードコート層組成物6に変更してハードコート層を形成した以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム5を作製した。
ハードコート層組成物1をハードコート層組成物7に変更してハードコート層を形成した以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム6を作製した。
ハードコート層組成物1をハードコート層組成物8に変更してハードコート層を形成した以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム7を作製した。
ハードコート層組成物1をハードコート層組成物9に変更してハードコート層を形成した以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム8を作製した。
ハードコート層組成物1をハードコート層組成物10に変更してハードコート層を形成した以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム9を作製した。
ハードコート層組成物1をハードコート層組成物11に変更してハードコート層を形成した以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム10を作製した。
ハードコート層組成物1をハードコート層組成物12に変更してハードコート層を形成した以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム11を作製した。
ハードコート層組成物1をハードコート層組成物13に変更してハードコート層を形成した以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム12を作製した。
ハードコート層組成物1をハードコート層組成物14に変更してハードコート層を形成した以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム13を作製した。
ハードコート層組成物1をハードコート層組成物17に変更してハードコート層を形成した以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム14を作製した。
ハードコート層組成物1をハードコート層組成物18に変更してハードコート層を形成した以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム15を作製した。
上記作製したセルロースエステルフィルム1のB面(流延ベルトに接している面)上に、バックコート層組成物1を孔径0.4μmのポリプロピレン製フィルターで濾過したものを、押し出しコーターを用いてウェット膜厚が10μmになるように塗布し、70℃で90秒乾燥後、A面(流延ベルトに接していない面)上に、ハードコート層組成物1を孔径0.4μmのポリプロピレン製フィルターで濾過したものを、押し出しコーターを用いて塗布し、塗布工程後3秒までは乾燥温度15℃で、3秒から15秒までの間は乾燥温度70℃で、15秒後から36秒後までは乾燥温度80℃で、36秒から40秒までは乾燥温度が45℃で乾燥し、乾燥後、酸素濃度が1.0体積%以下の雰囲気になるように窒素パージしながら、紫外線ランプを用い照射部の照度が100mW/cm2で、照射量を0.2J/cm2として塗布層を硬化させ、ドライ膜厚3μmのハードコート層を形成し、ハードコートフィルム16を作製した。
バックコート層組成物1をバックコート層組成物2に変更した以外は実施例16と同様にして、ハードコートフィルム17を作製した。
バックコート層組成物1をバックコート層組成物3に変更した以外は実施例16と同様にして、ハードコートフィルム18を作製した。
バックコート層組成物1をバックコート層組成物4に変更した以外は実施例16と同様にして、ハードコートフィルム19を作製した。
バックコート層組成物1をバックコート層組成物5に変更した以外は実施例16と同様にして、ハードコートフィルム20を作製した。
ハードコート層組成物1をハードコート層組成物2に変更してハードコート層を形成した以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム21を作製した。
ハードコート層組成物1をハードコート層組成物3に変更してハードコート層を形成した以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム22を作製した。
ハードコート層組成物1をハードコート層組成物4に変更してハードコート層を形成した以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム23を作製した。
ハードコート層組成物1をハードコート層組成物5に変更してハードコート層を形成した以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム24を作製した。
ハードコート層組成物1をハードコート層組成物19に変更してハードコート層を形成した以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム25を作製した。
ハードコート層組成物1をハードコート層組成物20に変更してハードコート層を形成した以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム26を作製した。
ハードコート層組成物1をハードコート層組成物15に変更してハードコート層を形成した以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム27を作製した。
ハードコート層組成物1をハードコート層組成物16に変更してハードコート層を形成した以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム28を作製した。
上記作製したセルロースエステルフィルム1のA面(流延ベルトに接していない面)上に、ハードコート層組成物1を孔径0.4μmのポリプロピレン製フィルターで濾過したものを、押し出しコーターを用いて塗布し、塗布工程後6秒までは乾燥温度15℃で、6秒から25秒までの間は乾燥温度70℃で、25秒後から36秒後までは乾燥温度80℃で、36秒から40秒までは乾燥温度が45℃で乾燥し、乾燥後、酸素濃度が1.0体積%以下の雰囲気になるように窒素パージしながら、紫外線ランプを用い照射部の照度が100mW/cm2で、照射量を0.2J/cm2として塗布層を硬化させ、ドライ膜厚3μmのハードコート層を形成し、ハードコートフィルム29を作製した(プロセス条件B)。
樹脂フィルム基材のB面(A面とは反対側の面、製膜時に支持体と接触していた面)上にハードコート層を形成した以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム30を作製した。
用いる樹脂フィルム基材を光学用PETフィルムに変更した以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム31を作製した。
ハードコートの膜厚を10μmにした以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム32を作成した。
ハードコートの膜厚を15μmにした以外は実施例1と同様にして、ハードコートフィルム33を作成した。
ハードコートの膜厚を10μmにした以外は実施例18と同様にして、ハードコートフィルム34を作成した。
ハードコートの膜厚を15μmにした以外は実施例18と同様にして、ハードコートフィルム35を作成した。
ハードコートの膜厚を10μmにした以外は実施例15と同様にして、ハードコートフィルム36を作成した。
ハードコートの膜厚を15μmにした以外は実施例15と同様にして、ハードコートフィルム37を作成した。
・干渉ムラの評価
各ハードコートフィルムのハードコートされていない側の面を黒アクリル板に基材レステープ(リンテック社製)で接着し、三波長ランプで照らし、干渉ムラの強度を観察し、以下の基準に基づいて干渉ムラを評価した。
(評価基準)
○ :干渉ムラを目視で確認できない。
× :凝視すると干渉ムラを確認できる。
××:干渉ムラを容易に確認できる。
各ハードコートフィルム試料の表面をスチールウール#0000上に、500g/cm2の荷重をかけて10往復させ、それによって発生した傷の本数を目視にて調べた。そして、以下の基準に基づいて耐擦傷性を評価した。
(評価基準)
○○ :傷の本数が0本である。
○ :傷の本数が5本以下である。
× :傷の本数が6本以上10本以下である。
×× :傷の本数が11本以上20本以下である。
×××:傷の本数が21本以上である。
各ハードコートフィルム1〜37を23℃55%RHの雰囲気下で12時間調湿後、JISK5400に準拠する方法で、各ハードコートフィルム1〜37のハードコート層に1mmの間隔で縦横に11本の切れ目を入れ、1mm角、100個の碁盤目を作製し、セロハンテープを貼り付けて90度の角度ですばやくはがした。セロハンテープは、1回剥離する毎に交換しながら、該テープの剥離作業を6回実施後、剥れずに残っている碁盤目の面積から、以下の基準で評価した。
○:全く剥離されなかった
×:剥離された碁盤目があった
各ハードコートフィルム試料を縦10cm×横10cmの大きさに切り出し、該フィルム試料片のエッジ部の浮き上がりを測定し、下記のランクにより評価した。
(評価基準)
○:フィルム試料片のエッジ部の浮き上がりが、3cm以下である。
×:フィルム試料片が筒状となった。
ハードコートフィルム1〜37について、鉛筆硬度試験で硬度を確認した。すなわち、JIS−S6006が規定する試験用鉛筆を用いて、JIS−K5400が規定する鉛筆硬度評価法に従い、500gのおもりを用いて各硬度の鉛筆でハードコートフィルム1〜37のハードコート層面を5回繰り返し引っ掻き、傷が1本までの硬度を測定した。そして、以下の基準に基づいて硬度を評価した。
(評価基準)
○:鉛筆硬度が2H以上である。
×:鉛筆硬度が2H未満である。
樹脂500kgを室温25℃環境下で、長さ20cm、直径5cmのパイプに通し、調液釜に投入するのにかかる時間を測定した。そして、以下の基準に基づいて液加工適正を評価した。
(評価基準)
○○:投入にかかる時間が31分未満である。
○ :投入にかかる時間が31分以上61分未満である。
× :投入にかかる時間が61分以上である。
2 液晶表示装置
3 タッチパネル
5 偏光板
11 偏光子
12 樹脂フィルム基材
13 ハードコート層
15 ハードコートフィルム
Claims (10)
- 樹脂フィルム基材上に直接ハードコート層を設けたハードコートフィルムにおいて、
前記ハードコート層の膜厚が0.5〜5μmの範囲であり、
前記ハードコート層と前記樹脂フィルム基材との界面に、前記ハードコート層の成分に対して、前記樹脂フィルム基材の成分が30質量%〜70質量%の範囲で混合した混合領域が100nm以上120nm以下の厚みで形成されることで、前記ハードコート層と前記樹脂フィルム基材との界面における屈折率が連続的に変化しており、且つ、
前記ハードコート層の表面部における前記樹脂フィルム基材由来の成分量が1%以下であり、
さらに、前記ハードコート層の固形分粘度が、25℃のときで18000〜19000mPa・sであることを特徴とするハードコートフィルム。 - 前記ハードコート層が紫外線吸収剤を含有することを特徴とする請求項1に記載のハードコートフィルム。
- 前記ハードコート層の厚みが1〜3μmであることを特徴とする請求項1または2に記載のハードコートフィルム。
- 前記樹脂フィルム基材がセルロースエステルフィルムであり、前記セルロースエステルフィルムの膜厚が5〜70μmの範囲であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のハードコートフィルム。
- 前記樹脂フィルム基材がセルロースエステルフィルムであり、前記セルロースエステルフィルムの膜厚が5〜30μmの範囲であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のハードコートフィルム。
- 請求項1から5のいずれかに記載のハードコートフィルムの製造方法において、
セルロースエステル樹脂と溶媒とを含有するドープを支持体上に流延し、前記支持体上で乾燥させることでウェブを形成する工程と、
前記ウェブを更に乾燥して前記樹脂フィルム基材を形成する工程と、
前記樹脂フィルム基材上に、活性線硬化性樹脂と溶剤とを含むハードコート層組成物を塗布する工程と、
前記ハードコート層組成物を乾燥、固化してハードコート層を形成する工程とを有し、
前記ハードコート層は、前記樹脂フィルム基材の、前記樹脂フィルム基材を形成する過程で前記支持体上に前記ドープが流延されたときの前記支持体とは反対側であった側の面に形成されることを特徴とするハードコートフィルムの製造方法。 - 前記ハードコート層組成物から溶剤を除いた固形成分の25℃における粘度が18000〜19000mPa・sの範囲内であることを特徴とする請求項6に記載のハードコートフィルムの製造方法。
- 前記ハードコート層組成物を乾燥、固化してハードコート層を形成する工程において、前記塗布工程後15秒未満の間の乾燥温度が15℃〜70℃の範囲であり、15秒以後36秒未満の乾燥温度が60℃〜120℃の範囲であり、36秒以後40秒未満の乾燥温度が30℃〜80℃の範囲であることを特徴とする請求項6または7に記載のハードコートフィルムの製造方法。
- 請求項1から5のいずれかに記載のハードコートフィルムと、偏光子とを有することを特徴とする偏光板。
- 請求項9に記載の偏光板を用いた液晶表示装置の前記ハードコートフィルムの上にタッチパネルを設置したことを特徴とするタッチパネル付き液晶表示装置。
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