JP5994488B2 - インプリント方法およびそれを実施するためのインプリント装置 - Google Patents
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Description
また、特許文献5には、モールドを傾斜させながら基板に近づけ、モールドの端部が基板に接触してから、当該端部を支点としてモールドを回動させる動作を行わせても、基板とモールド角部との擦れを回避できる制御機構を備えるインプリント装置の提案がなされているに留まり、転写される樹脂層の凹凸欠陥の発生を防止するために、モールドと樹脂との接触動作との関係で、如何様に置換ガスを流せばよいのかの具体的開示はなされていない。実際に、大気中で所望の置換ガスを効率よく送り込み、充満させることは決して容易なことではない。例えば、モールドと樹脂の接触領域が伝播する際、伝播方向に排除される気流によって、入り込もうとする所望の置換ガスの気流が排除されることがあったり、あるいは周辺に存在している大気等の意図しない気体を巻き込む確率が高まることがあるからである。
図1を参照しつつ、インプリント方法について詳細に説明する。
次いで、上述してきた本発明のインプリント方法を実施するためのインプリント装置について説明する。
2…凹部
5…樹脂材料
5´…樹脂層
7…インプリント用の基板
10…被転写材料供給部
20…近接操作駆動部
30…改善気体流入操作機構部
50…光硬化部
60…基板駆動部
100…インプリント装置
Claims (11)
- モールドの凹凸構造領域を有する面と、基材との少なくとも一方に被転写材料を供給する供給工程と、
前記モールドの凹凸構造領域を有する面と前記基材との間に前記被転写材料を充填する充填工程と、を有するインプリント方法であって、
前記充填工程は、前記モールドの凹凸構造領域を有する面と前記基材とを近接させる近接操作と、前記モールドの凹凸構造領域を有する面と前記基材との間に欠陥低減作用を奏する改善気体を流入させる改善気体流入操作を含み、
前記近接操作は、前記モールドと前記被転写材料との接触が開始する第1の点から、当該接触が完了する第2の点に至るまで前記モールドと前記被転写材料との接触領域を拡張しつつ伝播させるように操作され、
前記改善気体流入操作は、前記改善気体の流入方向が、前記第1の点と前記第2の点を結ぶ伝播方向に対して、同一方向ないしは直角を含む鋭角方向とされることを特徴とするインプリント方法。 - 前記モールドと前記被転写材料との接触が開始する第1の点は、前記モールドの中心位置を除いた位置に設定される請求項1に記載のインプリント方法。
- 前記充填工程の後に、前記被転写材料を硬化させる硬化工程が設けられ、当該硬化工程において前記被転写材料を硬化させる際、前記被転写材料の全外周に向けて、前記改善気体が吹き付けられる請求項1または請求項2に記載のインプリント方法。
- 前記被転写材料を充填する充填工程が完了した時点で、前記被転写材料の全外周に向けて、前記改善気体が吹き付けられる請求項1または請求項2に記載のインプリント方法。
- 前記近接操作において、前記モールドと基材とを相対的に傾斜させつつ近接させることによって前記被転写材料との接触領域を拡張しつつ伝播させる操作が行なわれる請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のインプリント方法。
- 前記気体流入操作において、当該改善気体の比重が空気よりも小さい場合には、前記モールドは基材よりも上方に位置するように配置され、当該改善気体の比重が空気よりも大きい場合には、前記モールドは基材よりも下方に位置するように配置される請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のインプリント方法。
- 前記モールドは、パターンを形成するための凹凸構造領域と、当該凹凸構造領域に連接しつつ凹凸構造領域と一体化された連接保持部を有し、当該連接保持部に撓み可能な撓み領域が形成されており、当該撓み領域を撓ませて撓み領域に近い前記凹凸構造領域側から前記被転写材料との接触を開始させる請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のインプリント方法。
- モールドの凹凸構造領域を有する面、あるいは基材の少なくとも一方に被転写材料を供給することができる被転写材料供給部と、
前記モールドの凹凸構造領域を有する面と前記基材とを前記被転写材料を介して近接可能とすることができ、かつ前記モールドと前記被転写材料との接触が開始する第1の点から接触が完了する第2の点に至るまで前記モールドと前記被転写材料との接触領域を拡張しつつ伝播させるようにすることができる近接操作駆動部と、
前記モールドの凹凸構造領域を有する面と前記基材との間に欠陥低減作用を奏する改善気体を流入させることができる改善気体流入操作機構部と、を有し、
前記改善気体流入操作機構部は、前記第1の点と前記第2の点を結ぶ伝播方向に対して、前記改善気体を同一方向ないしは直角を含む鋭角方向に流し込むことができるように構成されてなることを特徴とするインプリント装置。 - 前記改善気体流入操作機構部は、前記モールドの周辺に配置された流体方向調整部を有し、当該流体方向調整部は、前記第1の点と前記第2の点を結ぶ直線に対して、前記改善気体を直角を含む鋭角方向に流し込むように作用してなる請求項8に記載のインプリント装置。
- 前記改善気体流入操作機構部は、前記モールドと前記被転写材料との接触領域の全外周に向けて、前記改善気体が吹き付けられる機構を有する請求項8または請求項9に記載のインプリント装置。
- 前記近接操作駆動部は、前記モールドの凹凸構造領域を有する面と基材とを相対的に傾斜させることができる傾斜機構を有する請求項8ないし請求項10のいずれかに記載のインプリント装置。
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