JP5993826B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンター、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に関し、特に、感光体ドラムに付着したイオン生成物が大気中の水分を取り込むことで発生する画像流れを抑制する方法に関するものである。
近年、電子写真プロセスを用いた画像形成装置の像担持体として、アモルファスシリコン(a−Si)感光体ドラムが広く用いられている。a−Si感光体ドラムは、高硬度で優れた耐久性を有しており、長期間使用後も感光体としての特性がほとんど劣化せず高画質が保持できる。そのため、ランニングコストも低く取り扱いも容易であるとともに、環境に対する安全性も高い優れた像担持体である。
このようなa−Si感光体ドラムを用いた画像形成装置においては、その特性から画像流れが発生しやすいことが知られている。帯電装置を用いて感光体ドラム表面の帯電を行うと、感光体ドラム表面に窒素酸化物(NOx)が付着する。これにより、感光体ドラム表面に形成された静電潜像のエッジ部で画像流れを生じることがある。
このような画像流れの発生を抑制する方法は、従来種々提案されており、例えば、感光体ドラム内部に発熱体(ヒーター)を設けて、機内の温湿度センサーで検知した温度、湿度により発熱体を加熱し、感光体ドラム表面に付着している水分を蒸発させて、画像流れの発生を防止する方法が知られている。
しかし、感光体ドラムの内部にヒーターを配置する方法では、ヒーターと電源との接続には摺動電極を用いる必要がある。そのため、ヒーターと電源とを接続する摺動部が存在することで、感光体ドラムの総回転時間が長くなってくると、摺動部で接点不良を起こすという問題があった。
そこで、特許文献1には、基板の一方面に取り付けられた発光素子を発光させて感光体ドラムに光を照射することにより感光体ドラムを除電する除電部を備え、基板の他方面に感光体ドラムを加熱する発熱体を設けることにより、感光体ドラムを外部から加熱する画像形成装置が開示されている。
特開2007−264167号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、発熱体と発光素子が並列に接続されており、発熱体に通電すると発光素子にも同時に通電されて感光体に光を照射する構成である。そのため、感光体を停止させた状態で長時間加熱し続けると、感光体の同じ部位に長時間光が照射されてしまい、感光体の感度が部分的に低下するおそれがあった。
また、除電部がクリーニング部に近接して配置されるため、除電部を構成する発光素子と同一基板上に実装される発熱体もクリーニング部に近接して配置されることとなる。そのため、クリーニング部の内部に溜まった廃トナーの沈殿や凝集が発生するおそれがあった。また、一方面に発光素子が取り付けられた基板の他方面に発熱体を配置する構成のため、発熱体から放出される熱が基板を介して発光素子に伝達され、発光素子の発光効率が低下する可能性がある。その結果、感光体ドラムの除電性能が低下してしまい、画像メモリ等の不具合が生じるおそれがあった。
本発明は、上記問題点に鑑み、像担持体表面の残留電荷を除去する発光素子と、像担持体を外部から加熱する発熱体とが同一基板上に実装され、像担持体を停止させた状態で長時間加熱する場合にも像担持体の感光層の劣化を起こすことなく、像担持体表面を効率良く加熱して画像流れの発生を効果的に抑制できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、像担持体と、帯電装置と、露光装置と、現像装置と、転写手段と、記録媒体搬送路と、クリーニング装置と、発光素子と、発熱体と、を備える。像担持体は、表面に感光層が形成される。帯電装置は、像担持体の表面に帯電バイアスを印加することにより像担持体表面を帯電させる。露光装置は、帯電装置により均一に帯電された像担持体表面を露光走査して像担持体上に静電潜像を形成する。現像装置は、像担持体の回転方向に対し帯電装置の下流側に配置され、露光装置により像担持体上に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する。転写手段は、像担持体の回転方向に対し前記現像装置の下流側に配置され、現像装置により像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体に転写する。記録媒体搬送路は、転写手段と像担持体との間に設けられ、記録媒体を搬送する。クリーニング装置は、像担持体の回転方向に対し転写手段の下流側、且つ帯電装置の上流側に配置され、像担持体表面の残留トナーを除去する。発光素子は、記録媒体搬送路とクリーニング装置との間に配置された基板上に複数実装されており、像担持体表面に光照射することにより像担持体表面の残留電荷を除去する。発熱体は、基板の発光素子の実装面と反対側に複数実装されており、像担持体を加熱する。発光素子及び発熱体への通電は、それぞれ独立してオンまたはオフ可能である。
本発明の第1の構成によれば、像担持体を加熱する発熱体を像担持体の外部に配置することにより、発熱体と電源との接続に摺動電極を用いる必要がなく、接点不良が発生するおそれがなくなる。また、発光素子及び発熱体への通電を、それぞれ独立してオンまたはオフ可能であるため、像担持体を停止させた状態で長時間継続して加熱する場合に、発熱体と発光素子とが並列に接続された回路構成のように発光素子の光が像担持体の同一箇所に連続的に照射されることがなくなり、像担持体の感光層の感度が部分的に低下して画像が形成できなくなる現象を防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100の全体構成を示す概略図 図1における画像形成部9の部分拡大図 第1実施形態の画像形成装置100で使用される基板51を発熱体53側から見た平面図 第1実施形態の画像形成装置100で使用される基板51を発光素子55側から見た平面図 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置100における画像形成部9周辺の部分拡大図 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置100における画像形成部9の部分拡大図 第3実施形態の画像形成装置100で使用される基板51を発熱体53側から見た部分平面図 本発明の第4実施形態に係る画像形成装置100における画像形成部9の部分拡大図 第4実施形態の画像形成装置100で使用される基板51を発熱体53側から見た部分平面図 本発明の第5実施形態の画像形成装置100で使用される基板51を発熱体53側から見た部分平面図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100の全体構成を示す概略図であり、右側を画像形成装置100の前方側として図示している。図1に示すように、画像形成装置100(ここではモノクロプリンター)は、装置本体1の下部に積載された用紙を収容する給紙カセット2が備えられている。この給紙カセット2の上方には、装置本体1の前方から後方へ略水平に延び、更に上方へ延びて装置本体1の上面に形成された排紙部3に至る用紙搬送路4が形成されており、この用紙搬送路4に沿って上流側から順に、ピックアップローラー5、フィードローラー6、中間搬送ローラー7、レジストローラー対8、画像形成部9、定着装置10及び排出ローラー対11が配置されている。更に、画像形成装置100内には、上記の各ローラー、画像形成部9、定着装置10等の動作を制御する制御部(CPU)30が配置されている。
給紙カセット2には、用紙搬送方向後端部に設けられた回動支点12aによって、給紙カセット2に対して回動可能に支持された用紙積載板12が備えられており、用紙積載板12が上方に回動することで用紙積載板12上に積載された用紙(記録媒体)がピックアップローラー5に押圧されるようになっている。また、給紙カセット2の前方側(用紙搬送方向下流側)には、フィードローラー6に圧接するようにリタードローラー13が配設されており、ピックアップローラー5によって複数枚の用紙が同時に給送された場合には、フィードローラー6とリタードローラー13とによって用紙が捌かれ、最上位の1枚のみが搬送されるよう構成されている。
そして、フィードローラー6とリタードローラー13とによって捌かれた用紙は、中間搬送ローラー7によって搬送方向を装置本体1の後方側へと変えられてレジストローラー対8へと搬送され、レジストローラー対8によってタイミングを調整されて画像形成部9へと供給される。
画像形成部9は、電子写真プロセスによって用紙に所定のトナー像を形成するものであり、図1において反時計回り方向に回転可能に軸支された像担持体である感光体ドラム14と、この感光体ドラム14の周囲に配置される帯電装置15、現像装置16、クリーニング装置17、用紙搬送路4を挟んで感光体ドラム14に対向するように配置される転写ローラー18及び感光体ドラム14の上方に配置される露光装置(LSU)19から構成されている。現像装置16の上方には、現像装置16へトナーを補給するトナーコンテナ20が配置されている。
本実施形態では、感光体ドラム14はアモルファスシリコン(a−Si)感光体であり、アルミニウム等の導電性基板(筒体)上に、感光層としてa−Si系の光導電層を形成し、その上面にa−Si系のSiC、SiN、SiO、SiON、SiCNなどの無機絶縁体または無機半導体から成る表面保護層が積層されている。
パソコン等の上位装置から画像データが入力されると、先ず、帯電装置15によって感光体ドラム14の表面を一様に帯電させる。次いで、露光装置(LSU)19からのレーザービームにより感光体ドラム14上に入力された画像データに基づく静電潜像が形成される。さらに、現像装置16により静電潜像にトナーが付着されて感光体ドラム14の表面にトナー像が形成される。感光体ドラム14の表面に形成されたトナー像は、転写ローラー18により感光体ドラム14と転写ローラー18とのニップ部(転写位置)に供給された用紙へと転写される。
トナー像が転写された用紙は、感光体ドラム14から分離されて定着装置10に向けて搬送される。この定着装置10は、用紙搬送方向に対し画像形成部9の下流側に配置されており、画像形成部9においてトナー像が転写された用紙は、定着装置10に備えられた加熱ローラー22、及び加熱ローラー22に圧接される加圧ローラー23によって加熱、加圧され、用紙に転写されたトナー像が定着される。そして、画像形成部9及び定着装置10において画像形成がなされた用紙は、排出ローラー対11によって排紙部3に排出される。
転写後に感光体ドラム14表面の残留トナーはクリーニング装置17により除去され、感光体ドラム14表面の残留電荷は発光素子55(図2参照)からの光照射により除電される。そして、感光体ドラム14は帯電装置15によって再び帯電され、以下同様にして画像形成が行われる。
図2は、図1における画像形成部9周辺の部分拡大図である。帯電装置15は、帯電ハウジング15a内に、感光体ドラム14に接触してドラム表面に帯電バイアスを印加する帯電ローラー41と、帯電ローラー41をクリーニングするための帯電ローラークリーニングブラシ43とを有している。帯電ローラー41は導電性ゴムで形成されており、感光体ドラム14に当接するよう配置されている
そして、感光体ドラム14が図2の反時計回り方向に回転すると、感光体ドラム14の表面に接触する帯電ローラー41が図2の時計回り方向に従動回転する。このとき、帯電ローラー41に所定の電圧を印加することにより、感光体ドラム14の表面が一様に帯電されることとなる。また、帯電ローラー41の回転に伴い、帯電ローラー41に接触する帯電クリーニングローラー43が図2の反時計回り方向に従動回転して帯電ローラー41の表面に付着した異物を除去する。
現像装置16は、現像ローラー16aによって感光体ドラム14上に形成された静電潜像にトナーを供給する。現像装置16へのトナーの供給はトナーコンテナ20(図1参照)から中間ホッパー(図示せず)を介して行われる。なお、ここでは磁性を有するトナー成分のみから構成される一成分現像剤(以下、単にトナーともいう)が現像装置16内に収容されている。
クリーニング装置17は、摺擦ローラー45、クリーニングブレード47、及びトナー回収スクリュー50を有している。摺擦ローラー45は、感光体ドラム14に所定の圧力で圧接されており、ドラムクリーニングモーター(図示せず)により感光体ドラム14との当接面において同一方向に回転駆動されることで、感光体ドラム14表面の残留トナーを除去するとともに残留トナーを用いて感光体ドラム14表面の感光層を摺擦して研磨する。また、現像装置16から供給されるトナーは研磨材を含むトナー(研磨トナー)である。この研磨トナーは、感光体ドラム14上の静電潜像に付着してトナー像を形成するだけでなく、転写ローラー18で転写されなかった残留トナーを利用して感光体ドラム14の表面を研磨するために用いられる。
摺擦ローラー45の線速は感光体ドラム14の線速よりも速く(ここでは1.2倍)制御されている。摺擦ローラー45としては、例えば金属シャフトの周囲にローラー体としてEPDMゴム製でアスカーC硬度が55°の発泡体層を形成した構造が挙げられる。
ローラー体の材質としてはEPDMゴムに限定されず、他の材質のゴムや発泡ゴム体であっても良く、アスカーC硬度が10〜90°の範囲のものが好適に使用される。なお、アスカーCとは、日本ゴム協会標準規格に規定されたデュロメータ(スプリング式硬度計)の一つで、硬さを測定するための測定器のことである。アスカーC硬度とは、上記の測定器で測定された硬度を指し、数値が大きいほど硬い材料であることを示す。
感光体ドラム14表面の、摺擦ローラー45との当接面よりも回転方向下流側には、クリーニングブレード47が感光体ドラム14に当接した状態で固定されている。クリーニングブレード47としては、例えばJIS硬度が78°のポリウレタンゴム製のブレードが用いられ、その当接点において感光体接線方向に対し所定の角度で取り付けられている。クリーニングブレード47の材質及び硬度、寸法、感光体ドラム14への食い込み量及び圧接力等は、感光体ドラム1aの仕様に応じて適宜設定される。なお、JIS硬度とは、日本工業規格(JIS;Japanese Industrial Standards )で規定された硬度を指す。
摺擦ローラー45の表面に付着したトナー等はスクレーパー(図示せず)によって掻き落とされる。クリーニングブレード47及び摺擦ローラー45によって感光体ドラム14表面から除去された残留トナー、及び摺擦ローラー45の表面から掻き落とされた廃トナーは、トナー回収スクリュー50によりクリーニング装置17の外部に排出されて廃トナー回収容器(図示せず)に貯留される。
転写ローラー18は、感光体ドラム14表面に形成されたトナー像を乱さずに用紙搬送路4を搬送されてくる用紙Pに転写する。転写ローラー18には、トナーと逆極性の転写バイアスを印加するための転写バイアス電源及びバイアス制御回路(いずれも図示せず)が接続されている。
また、クリーニング装置17の下方には、基板51が用紙搬送方向(図2の左から右方向)に対し略水平に配置されており、基板51のクリーニング装置17と反対側の面(図2の下面)には、感光体ドラム14を加熱するための発熱体53が実装されている。発熱体53としては、通電により発熱するチップ抵抗が用いられる。基板51のクリーニング装置17と対向する面(図2の上面)には、感光体ドラム14に光を照射して感光体ドラム14表面の残留電荷を除去する発光素子55が実装されている。発光素子55としては、発光ダイオード(LED)が用いられる。
このように、感光体ドラム14を加熱する発熱体53を感光体ドラム14の外部に配置することにより、発熱体53と電源との接続に摺動電極を用いる必要がなく、接点不良が発生するおそれがなくなる。また、発熱体53は感光体ドラム14を挟んで現像装置16と反対側に配置されるため、発熱体53から発生する熱が現像装置16に伝わり難くなり、現像装置16内のトナーのケーキングやブロッキングを防止することができる。
図3、図4は、それぞれ第1実施形態の画像形成装置100で使用される基板51を発熱体53側、及び発光素子55側から見た平面図である。図3及び図4に示すように、発熱体53は、感光体ドラム14の軸方向(図2の紙面と垂直な方向)に長い基板51の下面側に、発光素子55は、基板51の上面側に、それぞれ基板51の長手方向に沿って複数個配置されている。
発熱体53を構成するチップ抵抗の温度は合成樹脂の耐熱温度近くまで上昇することがあるので、基板51を形成する素材はガラスエポキシ樹脂等の熱伝導性の低い部材(例えば、三菱ガス化学社製 CCL-EL190T等)を使用することが望ましい。
発熱体53には、オン/オフが可能な第1スイッチ60aが設けられた第1電源回路60が接続されている。発光素子55には、オン/オフが可能な第2スイッチ61aが設けられた第2電源回路61が接続されている。第1スイッチ60aは、画像形成時や画像形成装置100のウォームアップ時等、定着装置10の加熱ローラー22(図1参照)の加熱(通電)が行われる場合には、発熱体53への通電をオフにし、加熱ローラー22の加熱(通電)が行われない場合には、発熱体53への通電をオンにする。このように制御することで、加熱ローラー22の発熱と、発熱体53の発熱が同時に起こらないようにして、画像形成装置100内部の過度な昇温を防ぐとともに、消費電力を削減することができる。また、第2スイッチ61aは、感光体ドラム14表面の残留電荷を除去する場合には、発光素子55への通電をオンにし、残留電荷の除去が行われない場合には、発光素子55への通電をオフにする。
ところで、感光体ドラム14の画像流れを防止するためには、感光体ドラム14の表面近傍の相対湿度を60%以下に抑えることが必要であることが実験から得られている。例えば、外気温度が10〜40℃で相対湿度が80%の場合、感光体ドラム14表面近傍の相対湿度を60%に抑えるには、感光体ドラム14の表面温度を、雰囲気温度に対して6℃上昇させる必要がある。一方、本実施形態のように感光体ドラム14を外部から加熱する場合、感光体ドラム14の表面温度が目標温度(外気温より5〜10℃高い)に達するまでに数時間が必要である。
そのため、印字動作の直前に発熱体53に通電しても、感光体ドラム14の表面温度が十分に上昇せず、画像流れの発生を効果的に防止することはできない。また、感光体の画像流れが発生し易い低温高湿環境において感光体ドラム14の温度が下がると、すぐに画像流れが再発する。これらの不具合を防止するためには、感光体ドラム14を長時間に亘って加熱し続ける必要がある。
そこで、本実施形態では、発熱体53への通電をオン/オフ可能な第1スイッチ60aが設けられた第1電源回路60と、発光素子55への通電をオン/オフ可能な第2スイッチ61aが設けられた第2電源回路61とを別個に備えている。この回路構成を採用することで、停止させた状態の感光体ドラム14を長時間加熱する場合において、発熱体53と発光素子55とが並列に接続された回路構成のように発光素子55の光が感光体ドラム14の同一箇所に連続的に照射されることがなくなり、感光体ドラム14の感光層の感度が部分的に低下して画像が形成できなくなる現象(光劣化)を防止することができる。
また、発熱体53は、基板51のクリーニング装置17と反対側の面に配置されている。これにより、発熱体53とクリーニング装置17との間に基板51が介在するため、クリーニング装置17の温度上昇が抑制され、クリーニング装置17内の廃トナーの凝集を抑制することができる。
ところで、発光素子55として用いるLEDは熱に弱い半導体素子であり、発熱体53と発光素子55とに同時に長時間通電した場合、発光素子55自体の発熱と、基板51を介して伝導される発熱体53からの放熱とによって発光素子55や周囲の封止部が熱劣化し、発光不良を起こすおそれがある。そこで、感光体ドラム14表面の残留電荷を除去するために発光素子55に通電が行われる画像形成時には発熱体53への通電をオフにし、発光素子55への通電が行われない待機時や紙間等の非画像形成時には発熱体53への通電をオンにする。このように、発熱体53及び発光素子55のオン/オフ制御を反転制御とすることで、発光素子55の熱劣化を抑制することができる。
また、前述したように、画像形成装置100の電源投入時は発熱体53には通電されていない状態であり、電源投入と同時に発熱体53の通電をオンにしても、出力が小さく、ドラムの表面温度が6℃上昇するまでには3〜4時間を要する。そのため、画像形成装置100内部の相対湿度は60%以上になっており、電源投入直後に画像形成を行うと画像流れが発生する可能性がある。従って、これを防止するために、電源投入直後にはドラムリフレッシュを実施するような制御を入れておくことが望ましい。
ドラムリフレッシュの具体的な方法としては、現像装置16内の現像ローラー16a上のトナーを感光体ドラム14側に吐出する。そして、吐出されたトナーを介在させた状態で感光体ドラム14と摺擦ローラー45とを所定時間回転させることにより、感光体ドラム14表面の感光層を摺擦して研磨する。
図5は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置100における画像形成部9周辺の部分拡大図である。本実施形態では、用紙搬送方向(図5の左から右方向)に対して基板51が垂直となるように配置し、基板51の発光素子55側を感光体ドラム14に対峙させている。基板51上の発熱体53、発光素子55の構成及び配置、第1電源回路60、第2電源回路61については第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
本実施形態の構成によれば、発光素子55が感光体ドラム14に対峙するため、第1実施形態に比べて発光素子55による感光体ドラム14表面の残留電荷の除去効果を高めることができる。また、クリーニング装置17には基板51の側端縁のみが近接するため、第1実施形態に比べて発熱体53とクリーニング装置17とを離間させることができる。従って、クリーニング装置17内の温度上昇による廃トナーの凝集をさらに抑制することができる。但し、発熱体53と感光体ドラム14とが離間するため、感光体ドラム14の加熱効果は第1実施形態に比べてやや低下する。
なお、図5に示すように、発熱体53がトナー回収スクリュー50の直下よりも外側(図4の右側)に突出する位置に基板51を配置すれば、発熱体53とクリーニング装置17とがより離間するため、クリーニング装置17内の温度上昇による廃トナーの凝集を一層効果的に抑制することができる。
図6は、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置100における画像形成部9周辺の部分拡大図であり、図7は、第3実施形態の画像形成装置100で使用される基板51を発熱体53側から見た部分平面図である。なお、図6では帯電装置15、現像装置16、転写ローラー18の記載を省略している。図6に示すように、本実施形態においては、第1実施形態と同様に、クリーニング装置17の下方には基板51が用紙搬送方向(図6の左から右方向)に対し略水平に配置されており、基板51のクリーニング装置17と反対側の面(図6の下面)には発熱体53が配置され、基板51のクリーニング装置17と対向する面(図6の上面)には発光素子55が配置されている。基板51、発熱体53、発光素子55の構成、第1電源回路60、第2電源回路61については第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
本実施形態では、発熱体53と発光素子55は、基板51の表裏面方向において互いに重ならない位置に実装されている。具体的には、基板51の長手方向(図7の左右方向)に沿って配置される複数の発熱体53は、基板51上の感光体ドラム14に近接する側(図6の左端側、図7の上端側)に実装されている。また、基板51の長手方向に沿って発熱体53と並列に配置される複数の発光素子55は、基板51上の感光体ドラム14から遠い側(図6の右端側、図7の下端側)に実装されている。
この構成によれば、発熱体53からの放熱が基板51を介して発光素子55に伝導されにくくなるため、発光素子55の熱劣化をより効果的に抑制することができる。また、発熱体53が感光体ドラム14に近接する位置に実装されるため、感光体ドラム14を効率的に加熱することができる。
図8は、本発明の第4実施形態に係る画像形成装置100における画像形成部9周辺の部分拡大図であり、図9は、第4実施形態の画像形成装置100で使用される基板51を発熱体53側から見た部分平面図である。なお、図8では帯電装置15、現像装置16、転写ローラー18の記載を省略している。図8に示すように、本実施形態においては、第2実施形態と同様に、用紙搬送方向(図8の左から右方向)に対して基板51が垂直となるように配置し、基板51の発光素子55側を感光体ドラム14に対峙させている。基板51、発熱体53、発光素子55の構成、第1電源回路60、第2電源回路61については第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
本実施形態では、第3実施形態と同様に、発熱体53と発光素子55は、基板51の表裏面方向において互いに重ならない位置に実装されている。具体的には、基板51の長手方向(図9の左右方向)に沿って配置される複数の発熱体53は、基板51上のクリーニング装置17から遠い側の端縁(図8、図9の下端側)近傍に実装されている。また、基板51の長手方向に沿って発熱体53と並列に配置される複数の発光素子55は、基板51上のクリーニング装置17に近接する側の端縁(図8、図9の上端側)近傍に実装されている。
この構成によれば、第3実施形態と同様に、発熱体53からの放熱が基板51を介して発光素子55に伝導されにくくなるため、発光素子55の熱劣化をより効果的に抑制することができる。また、発熱体53がクリーニング装置17から遠い位置に実装されるため、クリーニング装置17内の温度上昇による廃トナーの凝集をより効果的に抑制することができる。
図10は、本発明の第5実施形態の画像形成装置100で使用される基板51を発熱体53側から見た部分平面図である。画像形成部9の構成については図8に示した第4実施形態と同様であるため説明を省略する。
本実施形態では、基板51の長手方向(図10の左右方向)に沿って配置される複数の発熱体53は、基板51上のクリーニング装置17から遠い側の端縁(図10の下端側)近傍に実装されている。また、基板51の長手方向に沿って発熱体53と並列に配置される複数の発光素子55は、基板51上のクリーニング装置17に近接する側の端縁(図10の上端側)近傍に実装されている。さらに、発熱体53と発光素子55は、基板51の長手方向(図10の左右方向)にも重ならない位置に千鳥状に実装されている。
この構成によれば、基板51の表面側及び裏面側に実装される発熱体53と発光素子55とをより離間させて配置することができるため、第3実施形態に比べて発熱体53からの放熱が基板51を介して発光素子55に伝導されにくくなり、発光素子55の熱劣化を一層効果的に抑制することができる。
その他本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、図10に示した基板51への発熱体53、発光素子55の実装方法は、基板51を用紙搬送方向に対し略平行に配置する第3実施形態に適用することも可能である。即ち、図10に示した基板51を、発熱体53の実装面(図10の紙面表側)をクリーニング装置17と反対側に向け、発光素子55の実装面(図10の紙面裏側)をクリーニング装置17に対向するように配置するとともに、基板51の長手方向の端縁のうち発熱体53が実装された側(図10の下端側)が感光体ドラム14に近接し、発光素子55が実装された側(図10の上端側)が感光体ドラム14から遠くなるように配置することで、感光体ドラム14の加熱効率を高めるとともに、発光素子55の熱劣化を一層効果的に抑制することができる。
また、図2に示したような帯電ローラー41を用いた接触帯電方式の帯電装置15に代えて、コロナワイヤーとグリッドとを備えたコロナ帯電方式の帯電装置を用いることもできる。また、一成分現像式の現像装置16に代えて、トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤を用いる二成分現像式の現像装置とすることもできる。
さらに、本発明の画像形成装置としては、図1に示したようなモノクロプリンターに限らず、モノクロ及びカラー複写機、デジタル複合機、カラープリンター、ファクシミリ等の他の画像形成装置であっても良い。以下、実施例により本発明の効果について更に具体的に説明する。
[試験例1]
図3及び図4に示したように発熱体53及び発光素子55が実装された基板51を、発熱体53の実装面をクリーニング装置17側に向けて、用紙搬送方向に対し略水平に配置した画像形成装置100(実施例1)、図2に示したように、発光素子55の実装面をクリーニング装置17側に向けて、基板51を用紙搬送方向に対し略水平に配置した第1実施形態の画像形成装置100(実施例2)、及び、図5に示したように、用紙搬送方向に対して基板51が垂直となるように配置し、基板51の発光素子55側を感光体ドラム14に対峙させた第2実施形態の画像形成装置100(実施例3)を、25℃の環境下にそれぞれ設置し、発熱体53及び発光素子55に8時間連続して通電したときのクリーニング装置17の内部温度を測定した。
発熱体53としては、抵抗値10Ωのチップ抵抗(ERJ12YJ100U、パナソニック社製)を用いた。発光素子55としては、LED(12−21/R8C−AP2Q2B/2C、EVERLIGHT社製)を用いた。これらのチップ抵抗及びLEDを、それぞれ紙フェノール(住友ベークライト社製)で形成された基板51の異なる面に32個ずつ実装した。チップ抵抗32個のトータル抵抗値は320Ωであり、24Vの電源を接続したときの出力は1.8Wである。結果を表1に示す。
表1から明らかなように、発光素子55の実装面をクリーニング装置17側に向けて用紙搬送方向に対し基板51を略水平に配置した実施例2の画像形成装置100、発光素子55の実装面を感光体ドラム14に対峙させて用紙搬送方向に対し基板51を垂直に配置した実施例3の画像形成装置100では、8時間通電後のクリーニング17の内部温度はそれぞれ46.3℃、41.4℃であった。これに対し、発熱体53の実装面をクリーニング装置17側に向けて基板51を略水平に配置した実施例1の画像形成装置100では、8時間通電後のクリーニング17の内部温度は53.6℃であった。
この結果より、実施例2、実施例3の画像形成装置100では、実施例1の画像形成装置100に比べてクリーニング17の内部温度を低く抑えることができ、クリーニング装置17内の温度上昇による廃トナーの凝集を効果的に抑制できることが確認された。また、実施例2と実施例3の比較では、基板51を垂直に配置した実施例3の方がクリーニング17の内部温度の上昇を抑制する効果が高かった。
[試験例2]
図5に示したように、用紙搬送方向に対して基板51が垂直となるように配置し、基板51の発光素子55側を感光体ドラム14に対峙させた第2実施形態の画像形成装置100(実施例3)、図8に示したように、発熱体53が基板51上のクリーニング装置17から遠い側に実装され、発光素子55が基板51上のクリーニング装置17に近接する側に実装されている第4実施形態の画像形成装置100(実施例4)、第4実施形態の構成に加えて、発熱体53と発光素子55が基板51の長手方向(図10の左右方向)においても重ならない位置に実装されている第5実施形態の画像形成装置100(実施例5)を、25℃の環境下にそれぞれ設置し、発光素子55(LED)を点灯させた状態、または発光素子55(LED)を消灯させた状態で、発熱体53に8時間連続して通電したときの発光素子55(LED)の表面温度を測定した。発熱体53に用いるチップ抵抗、発光素子55に用いるLED、基板51に用いる紙フェノール樹脂の仕様、並びにチップ抵抗及びLEDの実装個数は試験例1と同様とした。結果を表2に示す。
表2から明らかなように、基板51の表裏面方向において発熱体53と発光素子55とが互いに重ならない位置に実装された実施例4、5の画像形成装置100では、点灯時のLED表面温度がそれぞれ95.2℃、84.2℃、消灯時のLED表面温度がそれぞれ53.2℃、42.2℃であった。これに対し、基板51の表裏面方向において発熱体53と発光素子55とが互いに重なる位置に実装された実施例3の画像形成装置100では、点灯時のLED表面温度が106.7℃、消灯時のLED表面温度が64.7℃であった。
この結果より、実施例4、実施例5の画像形成装置100では、実施例3の画像形成装置100に比べてLEDの表面温度を低く抑えることができ、LEDの熱劣化を効果的に抑制できることが確認された。また、実施例4と実施例5の比較では、発熱体53及び発光素子55を千鳥状に実装した実施例5の方がクリーニング17のLEDの表面温度の上昇を抑制する効果が高かった。
本発明は、感光体ドラム等の像担持体と、像担持体表面の残留電荷を除去する発光素子と、像担持体を外部から加熱する発熱体と、を備えた画像形成装置に利用可能である。本発明の利用により、像担持体を停止させた状態で長時間加熱する場合にも像担持体の感光層の劣化を起こすことなく、像担持体表面を効率良く加熱して画像流れの発生を効果的に抑制できる画像形成装置となる。
4 用紙搬送路(記録媒体搬送路)
9 画像形成部
10 定着装置
14 感光体ドラム(像担持体)
15 帯電装置
16 現像装置
16a 現像ローラー(現像剤担持体)
17 クリーニング装置
18 転写ローラー(転写手段)
22 加熱ローラー(加熱部材)
23 加圧ローラー
41 帯電ローラー
43 帯電ローラークリーニングブラシ
45 摺擦ローラー(研磨部材)
47 クリーニングブレード
50 トナー回収スクリュー
51 基板
53 発熱体
55 発光素子
60 第1電源回路
60a 第1スイッチ
61 第2電源回路
61a 第2スイッチ
100 画像形成装置

Claims (11)

  1. 表面に感光層が形成された像担持体と、
    該像担持体の表面に帯電バイアスを印加することにより前記像担持体表面を帯電させる帯電装置と、
    該帯電装置により均一に帯電された前記像担持体表面を露光走査して前記像担持体上に静電潜像を形成する露光装置と、
    前記像担持体の回転方向に対し前記帯電装置の下流側に配置され、前記露光装置により前記像担持体上に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像装置と、
    前記像担持体の回転方向に対し前記現像装置の下流側に配置され、前記現像装置により前記像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
    該転写手段と前記像担持体との間に設けられ、記録媒体を搬送する記録媒体搬送路と、
    前記像担持体の回転方向に対し前記転写手段の下流側、且つ前記帯電装置の上流側に配置され、前記像担持体表面の残留トナーを除去するクリーニング装置と、
    前記像担持体表面に光照射することにより前記像担持体表面の残留電荷を除去する発光素子と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記発光素子は、前記記録媒体搬送路と前記クリーニング装置との間に配置された基板上に複数実装されており、
    前記基板には、前記像担持体を加熱する複数の発熱体が、前記発光素子の実装面と反対側に実装されており、前記発光素子及び前記発熱体への通電を、それぞれ独立してオンまたはオフ可能であり、
    前記基板は、前記発光素子の実装面が前記クリーニング装置に対向するように記録媒体搬送方向に対し略平行に配置されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 表面に感光層が形成された像担持体と、
    該像担持体の表面に帯電バイアスを印加することにより前記像担持体表面を帯電させる帯電装置と、
    該帯電装置により均一に帯電された前記像担持体表面を露光走査して前記像担持体上に静電潜像を形成する露光装置と、
    前記像担持体の回転方向に対し前記帯電装置の下流側に配置され、前記露光装置により前記像担持体上に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像装置と、
    前記像担持体の回転方向に対し前記現像装置の下流側に配置され、前記現像装置により前記像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
    該転写手段と前記像担持体との間に設けられ、記録媒体を搬送する記録媒体搬送路と、
    前記像担持体の回転方向に対し前記転写手段の下流側、且つ前記帯電装置の上流側に配置され、前記像担持体表面の残留トナーを除去するクリーニング装置と、
    前記像担持体表面に光照射することにより前記像担持体表面の残留電荷を除去する発光素子と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記発光素子は、前記記録媒体搬送路と前記クリーニング装置との間に配置された基板上に複数実装されており、
    前記基板には、前記像担持体を加熱する複数の発熱体が、前記発光素子の実装面と反対側に実装されており、前記発光素子及び前記発熱体への通電を、それぞれ独立してオンまたはオフ可能であり、
    前記基板は、記録媒体搬送方向に対して略垂直であって、前記発光素子の実装面が前記像担持体に対峙し、且つ、前記発熱体が前記クリーニング装置内のトナー回収スクリューの直下よりも外側に突出する位置に配置されることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記発光素子及び前記発熱体は、前記基板の表裏面方向において互いに重ならない位置に実装されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 表面に感光層が形成された像担持体と、
    該像担持体の表面に帯電バイアスを印加することにより前記像担持体表面を帯電させる帯電装置と、
    該帯電装置により均一に帯電された前記像担持体表面を露光走査して前記像担持体上に静電潜像を形成する露光装置と、
    前記像担持体の回転方向に対し前記帯電装置の下流側に配置され、前記露光装置により前記像担持体上に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像装置と、
    前記像担持体の回転方向に対し前記現像装置の下流側に配置され、前記現像装置により前記像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
    該転写手段と前記像担持体との間に設けられ、記録媒体を搬送する記録媒体搬送路と、
    前記像担持体の回転方向に対し前記転写手段の下流側、且つ前記帯電装置の上流側に配置され、前記像担持体表面の残留トナーを除去するクリーニング装置と、
    前記像担持体表面に光照射することにより前記像担持体表面の残留電荷を除去する発光素子と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記発光素子は、前記記録媒体搬送路と前記クリーニング装置との間に配置された基板上に複数実装されており、
    前記基板には、前記像担持体を加熱する複数の発熱体が、前記発光素子の実装面と反対側に実装されており、前記発光素子及び前記発熱体への通電を、それぞれ独立してオンまたはオフ可能であり、
    前記発光素子及び前記発熱体は、前記基板の表裏面方向において互いに重ならず、且つ、前記基板の長手方向及び長手方向と直交する方向の両方に重ならない位置に実装されていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記発光素子及び前記発熱体は、前記基板の表裏面方向において互いに重ならない位置に実装されており、前記発熱体は前記基板上の前記像担持体に近接する側に実装され、前記発光素子は前記基板上の前記像担持体から遠い側に実装されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記発光素子及び前記発熱体は、前記基板の表裏面方向において互いに重ならない位置に実装されており、前記発光素子は前記基板上の前記クリーニング装置に近接する側に実装され、前記発熱体は前記基板上の前記クリーニング装置から遠い側に実装されることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記発光素子に通電が行われる場合には前記発熱体への通電をオフにし、前記発光素子への通電が行われない場合には前記発熱体への通電をオンにすることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 通電により加熱される加熱部材と、該加熱部材に所定の圧力で圧接される加圧部材とのニップ部に記録媒体を挿通させて、前記転写手段により記録媒体上に転写されたトナー像の定着処理を行う定着装置を備え、
    前記加熱部材への通電が行われる場合には前記発熱体への通電をオフにし、前記加熱部材への通電が行われない場合には、前記発熱体への通電をオンにすることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記クリーニング装置は、前記像担持体表面に所定の圧力で圧接されるとともに前記像担持体表面を研磨する研磨部材を備えており、
    画像形成装置本体の電源投入直後に、前記現像装置から前記像担持体側へ現像剤を供給するとともに、前記研磨部材を用いて前記像担持体表面を研磨するリフレッシュ動作を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記発光素子は発光ダイオードであり、前記発熱体はチップ抵抗であることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記感光層はアモルファスシリコン感光層であることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
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