JP2007219117A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子写真プロセスに用いられる感光体ドラムの除電装置の設計工数を低減することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】感光体ドラム上に形成した静電潜像を、トナーを用いて現像し、記録紙に転写し、定着させることにより、当該記録紙に画像を形成する画像形成部と、光を照射することにより感光体ドラムを除電する除電部38C,38Bとを備えた。また、除電部38C,38Bを、電源部から電力を受電する受電端子381,382を備えると共に並列に接続された複数の回路基板のうち、除電部38−1,38−2に受電端子381,382により受電された電力によって光を発する発光素子LEDを備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真プロセスによる画像形成を行う画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、あるいはファクシミリ等の電子写真プロセスを利用した画像形成装置においては、感光体ドラムの表面に静電潜像を形成し、この像をトナー現像して顕像化する。この種の画像形成においては、不要な帯電、潜像等を消去する目的で、感光体ドラムの表面に光線を投射して除電する除電装置を備えるものがある。
この除電装置は、光源として、例えば複数個のLED(Light Emitting Diode)が、基板上に略等間隔に直線状に取り付けられて構成されている。そして、LEDからの除電用の光が感光体ドラムの表面に照射されることによって、不要な帯電や潜像等が除去されるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−76234号公報
ところで、上述のように構成された除電装置は、例えば設計後の試作機による評価結果に基づき、LEDの数を増加させて除電用の光量を増大させたい場合がある。このような場合に、従来、LEDの数を増加させたLEDの取り付け基板を改めて設計し直す必要があり、設計工数の増大を招くという不都合があった。
さらに、カラー複写機やカラープリンタの場合には、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、Bk(黒)の各色毎の各感光ドラムに対応する除電装置毎に、LEDの数を変えたい場合もある。このような場合に、各色毎の感光ドラムに対応するLEDの取り付け基板をそれぞれ設計すると、設計工数が増大するという不都合があった。
本発明は、このような問題に鑑みて為された発明であり、電子写真プロセスに用いられる感光体ドラムの除電装置の設計工数を低減することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、感光体ドラム上に形成した静電潜像を、トナーを用いて現像し、記録紙に転写し、定着させることにより、当該記録紙に画像を形成する画像形成部と、光を照射することにより前記感光体ドラムを除電する除電部と、前記除電部へ電力を供給する電源部とを備え、前記除電部は、前記電源部から電力を受電する受電端子を備えると共に並列に接続された複数の回路基板のうち、少なくとも一つに前記受電端子により受電された電力により前記光を発する発光素子を備える。
この構成によれば、感光体ドラム上に形成された静電潜像が、トナーを用いて現像され、記録紙に転写され、定着されて記録紙に画像が形成される。そして、除電部により感光体ドラムに光が照射され、感光体ドラムが除電される。さらに、除電部は、電源部から電力を受電する受電端子を備えると共に並列に接続された複数の回路基板のうち、少なくとも一つに受電端子により受電された電力によって光を発する発光素子を備えて構成されているので、感光体ドラムに照射する光量を増大させたい場合には、前記発光素子を備えた同一構成の回路基板を新たに追加し、並列接続することで、新たな除電部用の回路基板を設計することなく光量を増大させることができ、感光体ドラムの除電装置の設計工数を低減することができる。
また、前記回路基板は、前記受電端子により受電された電力を他の回路基板へ出力するための出力端子を備えることが好ましい。
この構成によれば、新たな回路基板を追加する際には、元の回路基板における出力端子と、新たな回路基板における受電端子とを接続することにより、新たな回路基板を元の回路基板と並列接続することができるので、新たな回路基板を追加することが容易である。
また、前記感光体ドラムを加熱する加熱部をさらに備え、前記加熱部は、前記発光素子を備えた回路基板を除く他の回路基板に、前記受電端子によって受電された電力により発熱する抵抗素子を備えたものであることが好ましい。
この構成によれば、加熱部によって、感光体ドラムが加熱されることにより感光体ドラムによる吸湿が低減され、いわゆる像流れ現象の発生が低減される。また、加熱部は、発光素子を備えた回路基板を除く他の回路基板に、前記受電端子によって受電された電力により発熱する抵抗素子を備えて構成されているので、除電部で用いられる回路基板と同一の回路基板を用いて加熱部を構成することができ、加熱部のために別途回路基板を設計する必要がなく、加熱部の設計工数を低減することができる。
また、前記発光素子と前記抵抗素子とは、表面実装部品であり、前記回路基板は、前記発光素子と前記抵抗素子とを取り付けるためのパットを備え、前記パットは、前記発光素子の電極と前記抵抗素子の電極とのうち、電極間隔が大きい方の電極に対応する位置と電極間隔が小さい方の電極に対応する位置との両方を含む形状にされていることが好ましい。
この構成によれば、回路基板に発光素子を取り付けて除電部として用いることが容易であると共に、この回路基板と同一構成の回路基板に抵抗素子を取り付けて加熱部として用いることが容易となる。
また、前記回路基板は、前記発光素子を取り付けるための第1取付部と、前記抵抗素子を取り付けるための第2取付部とを備えてもよい。
この構成によれば、回路基板の第1取付部に発光素子を取り付けて除電部として用いることが容易であると共に、この回路基板と同一構成の回路基板の第2取付部に抵抗素子を取り付けて加熱部として用いることが容易となる。
また、前記除電部は、前記受電端子により受電された電力により発熱する抵抗素子をさらに備え、前記回路基板は、前記発光素子を取り付けるための第1取付部を一方面に備え、前記抵抗素子を取り付けるための第2取付部を他方面に備えることが好ましい。
この構成によれば、回路基板の一方面に設けられた第1取付部に発光素子が取り付けられ、当該回路基板の他方面に設けられた第2取付部に抵抗素子が取り付けられ、この抵抗素子が受電端子により受電された電力により発熱して感光体ドラムを加熱する加熱部として機能するので、別途加熱部を設ける必要がなく、加熱部のコストを低減することができる。
このような構成の画像形成装置は、この構成によれば、感光体ドラム上に形成された静電潜像が、トナーを用いて現像され、記録紙に転写され、定着されて記録紙に画像が形成される。そして、除電部により感光体ドラムに光が照射され、感光体ドラムが除電される。さらに、除電部は、電源部から電力を受電する受電端子を備えると共に並列に接続された複数の回路基板のうち、少なくとも一つに受電端子により受電された電力によって光を発する発光素子を備えて構成されているので、感光体ドラムに照射する光量を増大させたい場合には、前記発光素子を備えた同一構成の回路基板を新たに追加し、並列接続することで、新たな除電部用の回路基板を設計することなく光量を増大させることができ、感光体ドラムの除電装置の設計工数を低減することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。図1は、本発明に係る一実施形態に係る画像形成装置の一例であるプリンタの内部構成を示す断面図である。図1に示すプリンタ100は、タンデム型のカラープリンタであり、用紙11を収納する給紙部10と、用紙11を搬送する用紙搬送部20と、電子写真プロセスにより用紙11上に所定のトナー像を形成する4つの画像形成部30C,30M,30Y,30Bと、このトナー像を用紙11上に定着する定着部40と、プリンタ100内の各部に動作用の電力として例えばDC24Vの直流電源電圧を供給する電源部50とを備えている。
給紙部10は、給紙カセット13内に積層載置された用紙11の束を給紙ローラ12の回転動作によって1枚ずつ給紙カセット13の出口側(図1の右側)に送り出し、用紙搬送部20に給紙するようになっている。
用紙搬送部20は、給紙部10から給紙された用紙11を、反転ガイド24を介してフィードローラ対22およびレジストローラ対23によって用紙搬送ベルト27へ搬送する。用紙搬送ベルト27にはベルト駆動ローラ62及びベルト従動ローラ61が取り付けられており、このベルト駆動ローラ62、ベルト従動ローラ61が回転することによって用紙搬送ベルト27が走行し、用紙搬送ベルト27上の用紙11が上流側の画像形成部30Cから下流側の画像形成部30Bに向かって搬送される。
上記4つの画像形成部は、それぞれシアン,マゼンダ,イエロー,ブラックの各色のトナーに応じて設けられており、上流側からシアントナーを有する画像形成部30C、マゼンダトナーを有する画像形成部30M、イエロートナーを有する画像形成部30Y、ブラックトナーを有する画像形成部30Bが直列に配置されている。これらの画像形成部30C,30M,30Y,30Bは、それぞれ例えばアモルファスシリコン(a−Si)感光体を用いて構成された円筒状の感光体ドラム31C,31M,31Y,31Bの周囲に、その回転方向に沿って順に、帯電器32C,32M,32Y,32B、露光器33C,33M,33Y,33B、現像器34C,34M,34Y,34B、転写ローラ35C,35M,35Y,35B、ヒータ37C,37M,37Y,37B(加熱部)、除電器38C,38M,38Y,38B(除電部)、及びクリーナー36C,36M,36Y,36Bが配設されて構成されている。
そして、帯電器32C,32M,32Y,32Bによって、感光体ドラム31C,31M,31Y,31Bの表面がそれぞれ帯電され、露光器33C,33M,33Y,33Bから所望の画像に対応する光を照射することにより感光体ドラム31C,31M,31Y,31Bの表面電位がそれぞれ選択的に減衰されて各色に対応する静電潜像が形成される。続いて現像器34C,34M,34Y,34Bに、それぞれのトナータンク39C,39M,39Y,39Bから各色のトナーが適宜供給され、現像器34C,34M,34Y,34Bにより、感光体ドラム31C,31M,31Y,31Bの表面の静電潜像がそれぞれ各色のトナーにより現像されて各色のトナー像が形成される。次いで用紙搬送ベルト27により搬送されてきた用紙11上に、転写ローラ35C,35M,35Y,35Bによりこの各色のトナー像が重ねて転写されることによって、カラーのトナー像が形成される。その後定着部において、カラートナー像が転写された用紙11が加熱ローラ41と加圧ローラ42とで挟んで熱と圧力が加えられ、上記カラートナー像が定着されることにより、用紙11上にカラー画像が形成される。さらに、カラー画像の形成された用紙11が、排出ローラ対25によって排出トレイ26上に排出される。
一方、感光体ドラム31C,31M,31Y,31Bからトナー像が用紙11上に転写された後、除電器38C,38M,38Y,38Bによって、感光体ドラム31C,31M,31Y,31Bの表面にそれぞれ光が照射され、感光体ドラム31C,31M,31Y,31Bの表面電荷が除電される。次いで、例えばファーブラシやゴムブレードを用いて構成されたクリーナー36C,36M,36Y,36Bによって、感光体ドラム31C,31M,31Y,31Bの表面がそれぞれ清浄され、感光体ドラム31C,31M,31Y,31Bの表面に残留したトナーやその添加剤等が除去される。
ところで、感光体ドラム、特にアモルファスシリコンを感光体として用いた感光体ドラムは空気中の水分を吸着しやすく、また、感光体ドラムが水分を吸着すると、感光体ドラムの表面抵抗が低下し、特に静電潜像のエッジで表面電位が低下することにより、画像品質が低下するいわゆる像流れ現象が発生することが知られている。そこで、プリンタ100においては、像流れ抑制用のヒータ37C,37M,37Y,37Bにより感光体ドラム31C,31M,31Y,31Bを暖めることによって、表面の水分を蒸発させ、吸湿を抑制することで、いわゆる像流れ現象の発生を抑制するようにしている。
また、上述の像流れ現象は、設計段階で事前に発生を予測することが難しく、必ずしも像流れ抑制用のヒータを設けなくても像流れ現象が発生しない場合もある。このような場合に像流れ抑制用のヒータを設けるとコストの上昇を招くため、従来、感光体ドラムを用いて電子写真プロセスによる画像形成を行う画像形成装置を設計する際には、まず、像流れ抑制用のヒータを設けない構成で設計を行い、試作機を用いた評価試験の結果により、像流れ現象が発生する場合に新たに像流れ抑制用のヒータを設計し、追加するようにしていた。
しかしながら、試作機を用いた評価試験の結果により像流れ抑制用のヒータを追加すると、像流れ抑制用のヒータを新たに設計する設計工数の増大を招くという不都合があり、特に、ヒータを取り付ける基板設計コストの増大が大きいという不都合があった。
図2は、除電器38M及びヒータ37Mの構成の一例を示す模式図である。なお、除電器38Y及びヒータ37Yは、除電器38M及びヒータ37Mと同様に構成されているため、除電器38M及びヒータ37Mと同様、図2で示している。図2に示す除電器38M,38Yは、電源部50から例えばDC24Vの電源電圧を受電する受電端子381,382と、受電端子381,382により受電された電源電圧を出力するための出力端子383,384と、受電端子381,382により受電された電源電圧により発光する発光ダイオードLED1〜LED18(発光素子)と、電流制限抵抗R1〜R3と、発光ダイオードLED1〜LED18及び電流制限抵抗R1〜R3が取り付けられたプリント配線基板である基板385とを備えて構成されている。この場合、基板385に受電端子381,382が取り付けられたものが、請求項における回路基板の一例に相当している。
そして、発光ダイオードLED1〜LED6と電流制限抵抗R1との直列回路と、発光ダイオードLED7〜LED12と電流制限抵抗R2との直列回路と、発光ダイオードLED13〜LED18と電流制限抵抗R3との直列回路とが並列に接続されて、その並列回路の一端に受電端子381が接続され、他端に受電端子382が接続されている。これにより、電源部50から受電端子381,382を介して発光ダイオードLED1〜LED18へ電力が供給され、発光ダイオードLED1〜LED18から、感光体ドラム31C,31Bを除電するための光が放射されるようになっている。
受電端子381,382及び出力端子383,384は、例えば基板385に設けられたスルーホールであってもよく、コネクタであってもよい。発光ダイオードLED1〜LED18としては、例えば略箱形のチップ部品が用いられる。以下、発光ダイオードLED1〜LED18を総称して発光ダイオードLEDと称する。
図3は、発光ダイオードLEDを基板385に取り付けるための取付部386の一例を示す図である。図中、波線Pは、発光ダイオードLEDの外形線を示すと共に、発光ダイオードLEDの取付位置を示している。図3に示すように、取付部386は、波線Pで示す取付位置に発光ダイオードLEDを載置すると、発光ダイオードLEDの両端に形成された電極にそれぞれ接触するように、基板385の一方面上に電極パットP1,P2が形成されている。電極パットP1,P2には、電力供給用の配線パターンが接続されており、波線Pで示す取付位置に発光ダイオードLEDを載置し、発光ダイオードLEDの両端に形成された電極を電極パットP1,P2にはんだ付けすることにより、発光ダイオードLEDが基板385に取り付けられるようになっている。
図2に示すヒータ37M,37Yは、除電器38M,38Yと同じ基板385上の取付部386に、発光ダイオードLED1〜LED6の代わりに抵抗素子R11〜R16が、発光ダイオードLED7〜LED12の代わりに抵抗素子R18〜R23が、発光ダイオードLED13〜LED18の代わりに抵抗素子R25〜R30が取り付けられ、さらに電流制限抵抗R1,R2,R3の代わりに抵抗素子R17,R24,R31が取り付けられている。抵抗素子R11〜R31は、発光ダイオードLED1〜LED18と略同一形状であり、取付部386は、発光ダイオードLED1〜LED18と抵抗素子R11〜R31とのうちいずれであっても取り付け可能になっている。以下、抵抗素子R11〜R31を抵抗素子Rと称する。
そして、除電器38M,38Yにおける出力端子383,384とヒータ37M,37Yにおける受電端子381,382とが、接続配線W1,W2によって接続されて、すなわち除電器38M,38Yとヒータ37M,37Yとが並列接続されて、電源部50から出力された電源電圧が、除電器38M,38Yにおける受電端子381,382及び出力端子383,384、接続配線W1,W2を介してヒータ37M,37Yにおける受電端子381,382で受電される。
そうすると、抵抗素子R11〜R17の直列回路と、抵抗素子R18〜R24の直列回路と、抵抗素子R25〜R31の直列回路とが並列接続され、この並列回路にヒータ37M,37Yの受電端子381,382で受電された電源電圧が印加されることにより、抵抗素子R11〜R31が発熱し、感光体ドラム31C,31Bが暖められていわゆる像流れ現象の発生が低減されるようになっている。
ヒータ37M,37Yの発熱量は、それぞれ10W〜15Wである。そうすると、ヒータ37M,37Yには、それぞれ21個の抵抗素子が取り付けられているので、抵抗素子一つあたりの発熱量が低減されて0.48W〜0.71Wとなり、発光ダイオードLED1〜LED18と略同一形状の抵抗素子を抵抗素子R11〜R31として用いることが容易である。
以上、除電器38M,38Yとヒータ37M,37Yとを上述のように構成することにより、プリンタ100の設計当初は、ヒータ37M,37Yを備えない設計にしておき、試作機による評価試験の結果、像流れ抑制用のヒータを追加する必要が生じた場合であっても、除電器38M,38Y用に設計された基板385に、抵抗素子R11〜R31を取り付けて、除電器38M,38Yにおける出力端子383,384とヒータ37M,37Yにおける受電端子381,382とを、接続配線W1,W2により接続することで、ヒータ37M,37Yを構成することができるので、像流れ抑制用のヒータを新たに設計する設計工数が不要となり、電子写真プロセスに用いられる感光体ドラムを加熱する像流れ抑制用のヒータの設計工数を低減することができる。
また、除電器38M,38Yには、受電端子381,382と出力端子383,384とが設けられているので、接続配線W1,W2によりヒータ37M,37Yを並列接続することで、後から追加することが容易である。
図4は、除電器38C及びヒータ37Cの構成の一例を示す概念図である。なお、除電器38B及びヒータ37Bは、除電器38C及びヒータ37Cと同様に構成されているため、除電器38C及びヒータ37Cと同様、図4で示している。
図4に示す除電器38Cは、二つの除電器38−1,38−2が、接続配線W1,W2により接続されて構成されている。除電器38−1,38−2は、それぞれ図2に示す除電器38Mと同様に構成されている。すなわち、マゼンダ、イエローの感光体ドラム31M,31Yを除電するための除電器38M,38Yよりも、シアン、ブラックの感光体ドラム31C,31Bを除電するための除電器38C,38Bの方が、除電器38C,38Bの発光する光の波長の関係で光量を増大させる必要がある。そこで、除電器38M,38Yに用いられるものと同じ除電器を二つ、すなわち除電器38−1,38−2を用いて除電器38Cを構成し、除電器38Cと同様に除電器38Bを構成することにより、除電器38C,38Bの光量を除電器38M,38Yよりも増大させるようになっている。
この場合、除電器38M,38Yとは光量の異なる除電器38C,38Bを、別途設計する必要がないので除電器38C,38Bの設計工数を低減することができる。また、除電器38−1,38−2には、それぞれ受電端子381,382と出力端子383,384とが設けられているので、除電器38−1における出力端子383,384と除電器38−2における受電端子381,382とを、接続配線W1,W2により接続することで、除電器38−1,38−2を並列接続して除電器38C,38Bを構成することが容易である。また、例えば設計後の試作機による評価結果に基づき、発光ダイオードLEDの数を増加させたい場合であっても、発光ダイオードLEDの数を増加させた基板を新たに設計する必要が無く、除電器38−2を追加するだけでよいので、発光ダイオードLEDの数を増加させる際の設計工数を低減することができる。
また、図4に示すヒータ37C,37Bは、図2に示すヒータ37M,37Yと同様に構成されており、ヒータ37C,37Bは、接続配線W3,W4により除電器38−1,38−2と並列接続されている。除電器38−2、及びヒータ37C,37Bには、受電端子381,382と出力端子383,384とが設けられているので、除電器38−2における出力端子383,384とヒータ37C,37Bにおける受電端子381,382とを、接続配線W3,W4により接続することで、除電器38C,38Bにおける除電器38−2と、ヒータ37C,37Bとをそれぞれ並列接続してヒータ37C,37Bを追加することが容易である。
ところで、従来より、除電器の設計時に、LEDの個数が多い除電器の基板をLEDの個数が少ない除電器で共用することで、除電器の設計工数を低減することも考えられるが、この場合、LEDの少ない除電器では、LEDを実装しない空きエリアが生じ、本来必要な面積を超えて基板面積が大きくなって除電器のコストが上昇するという不都合がある。一方、図2に示す除電器38M,38Yでは、不必要な空きエリアを設ける必要がないので、除電装置のコストの増大を抑制しつつ除電装置の設計工数を低減することができる。
なお、取付部386は、発光ダイオードLEDと抵抗素子Rとが略同一の外形寸法であって、発光ダイオードLEDと抵抗素子Rとのうちいずれであっても取り付け可能に構成されている例を示したが、例えば、図5(a)に示すように、発光ダイオードLEDを取り付けるためのパットP1,P2からなる第1取付部387と、抵抗素子Rを取り付けるためのパットP3,P4からなる第2取付部388とを備える構成としてもよい。この場合、例えば発光ダイオードLEDとして2.0mm×1.2mmのチップ部品を用い、抵抗素子Rとして3.2mm×1.6mmのチップ部品を用いるといったように、発光ダイオードLEDと抵抗素子Rとで外形寸法の異なる部品を用いることが容易となる。これにより、例えば抵抗素子Rとして電力定格の大きな抵抗素子を用いたい場合など、抵抗素子Rとして発光ダイオードLEDより外形寸法の大きな部品を用いることが容易となる。
また、図5(b)に示すように、発光ダイオードLEDと抵抗素子Rとの外形寸法が異なる場合であっても、パットP1,P2が、外形寸法が大きく従って電極間隔が大きい方の抵抗素子Rの電極に対応する位置と電極間隔が小さい方の電極に対応する位置との両方を含む形状にされ、発光ダイオードLEDと抵抗素子Rとの外形寸法の差異を吸収できる程度にパットP1,P2を大きくすることで、取付部386に発光ダイオードLEDと抵抗素子Rとのうちいずれであっても取り付け可能にする構成であってもよい。この場合、図5(a)に示すように、第1取付部387と、第2取付部388とを設ける場合よりも、基板385の基板面積を縮小できるので、基板385のコストを低減することができる。
また、発光ダイオードLEDを取り付けるための第1取付部387を基板385の一方面に設け、抵抗素子Rを取り付けるための第2取付部388を基板385の他方面に設ける構成としてもよい。この場合、例えば図2、図3に示す除電器38C,38M,38Y,38Bにおいて、基板385の他方面に設けられた第2取付部388に抵抗素子Rを取り付けることにより、除電器38C,38M,38Y,38Bをヒータ37C,37M,37Y,37Bとしても機能させることができるので、ヒータ37C,37M,37Y,37Bを削除してコストを低減することができる。この場合、発光ダイオードLEDと抵抗素子Rとは、略同一の外形寸法であってもよく、基板385の一方面に設けられた第1取付部387と、他方面に設けられた第2取付部388とは、同一寸法の取付部であってもよい。
また、画像形成装置は、カラーに限定されず、モノクロの画像形成装置であってもよく、プリンタに限定されず、複写機、ファクシミリ、及びこれらの複合機等、種々の画像形成装置であってもよい。
本発明に係る一実施形態に係る画像形成装置の一例であるプリンタの内部構成を示す断面図である。 図1に示す除電器及びヒータの構成の一例を示す模式図である。 取付部の一例を示す説明図である。 図1に示す除電器及びヒータの構成の一例を示す模式図である。 取付部の変形例を示す説明図である。
符号の説明
30C,30M,30Y,30B 画像形成部
31C,31M,31Y,31B 感光体ドラム
32C,32M,32Y,32B 帯電器
33C,33M,33Y,33B 露光器
34C,34M,34Y,34B 現像器
35C,35M,35Y,35B 転写ローラ
36C,36M,36Y,36B クリーナー
37C,37M,37Y,37B ヒータ
38C,38M,38Y,38B 除電器
38−1,38−2 除電器
50 電源部
100 プリンタ
381,382 受電端子
383,384 出力端子
385 基板
386 取付部
387 第1取付部
388 第2取付部
LED1〜18 発光ダイオード
R11〜R31 抵抗素子
W1,W2,W3,W4 接続配線

Claims (6)

  1. 感光体ドラム上に形成した静電潜像を、トナーを用いて現像し、記録紙に転写し、定着させることにより、当該記録紙に画像を形成する画像形成部と、
    光を照射することにより前記感光体ドラムを除電する除電部と、
    前記除電部へ電力を供給する電源部と
    を備え、
    前記除電部は、前記電源部から電力を受電する受電端子を備えると共に並列に接続された複数の回路基板のうち、少なくとも一つに前記受電端子により受電された電力によって前記光を発する発光素子を備えたものであることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記回路基板は、前記受電端子により受電された電力を他の回路基板へ出力するための出力端子を備えること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記感光体ドラムを加熱する加熱部をさらに備え、
    前記加熱部は、前記発光素子を備えた回路基板を除く他の回路基板に、前記受電端子によって受電された電力により発熱する抵抗素子を備えたものであること
    を特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記発光素子と前記抵抗素子とは、表面実装部品であり、
    前記回路基板は、前記発光素子と前記抵抗素子とを取り付けるためのパットを備え、
    前記パットは、前記発光素子の電極と前記抵抗素子の電極とのうち、電極間隔が大きい方の電極に対応する位置と電極間隔が小さい方の電極に対応する位置との両方を含む形状にされていること
    を特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記回路基板は、
    前記発光素子を取り付けるための第1取付部と、
    前記抵抗素子を取り付けるための第2取付部と
    を備えることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  6. 前記除電部は、前記受電端子により受電された電力により発熱する抵抗素子をさらに備え、
    前記回路基板は、前記発光素子を取り付けるための第1取付部を一方面に備え、前記抵抗素子を取り付けるための第2取付部を他方面に備えること
    を特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
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