JP5993733B2 - ミキシング回路、それを用いた車載用オーディオ装置、オーディオコンポーネント装置、電子機器 - Google Patents

ミキシング回路、それを用いた車載用オーディオ装置、オーディオコンポーネント装置、電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、複数のオーディオ信号をミキシングするミキシング回路に関する。
オーディオシステムにおいて、複数のオーディオ信号をミキシングして、スピーカから出力することがある。たとえば車載用オーディオ装置では、カーナビ用の音声信号と、CDプレイヤ、TVチューナ、AUX端子などからのオーディオ信号がミキシングされ、スピーカから出力可能となっている。
図1(a)、(b)は、本発明者が検討したミキシング回路100rの構成を示す回路図である。図1(a)のミキシング回路100rは、可変利得アンプ310、非反転加算回路320、セレクタ330、出力バッファ340を含み、第1入力端子PIN1、第2入力端子PIN2それぞれに入力されるアナログオーディオ信号S1、S2をミキシングし、出力端子POUTから出力する。
可変利得アンプ310は、第1オーディオ信号S1をボリウム値に応じた利得(減衰率)で減衰させる。非反転加算回路320は、可変利得アンプ310から出力されるオーディオ信号S310と、第2オーディオ信号S2を加算(平均化)し、非反転増幅する。非反転加算回路320の出力信号S320は、第1オーディオ信号S1と第2オーディオ信号S2をミキシングした信号となる。
図1(a)のミキシング回路100rは、ミキシングのオン、オフが切りかえ可能に構成される。セレクタ330の第1入力端子I1には、可変利得アンプ310の出力信号S310が、その第2入力端子I2には、非反転加算回路320の出力信号S320が入力される。セレクタ330は、ミキシングオフ状態において、可変利得アンプ310の出力信号S310を選択し、ミキシングオン状態において、非反転加算回路320の出力信号S320を選択する。出力バッファ340は、セレクタ330の出力信号S330を受け、出力端子POUTから出力する。
図1(b)のミキシング回路100rは、可変利得アンプ310、セレクタ330、出力バッファ340、反転アンプ350、反転加算回路360、を備える。
反転アンプ350は、第2オーディオ信号S2を反転増幅する。反転加算回路360は、反転アンプ350の出力信号S350の極性を反転し、可変利得アンプ310の出力信号S310と加算する。セレクタ330は、ミキシングオフ状態において可変利得アンプ310の出力信号S310を選択し、ミキシングオン状態において反転加算回路360の出力信号S360を選択する。
図1(a)のミキシング回路100rは、3個の演算増幅器が必要となるため、回路面積が大きくなるという問題がある。図1(b)のミキシング回路100rは、4個の演算増幅器が必要となるため、図1(a)のミキシング回路100rよりもさらに回路面積が大きくなる。
また、図1(a)のミキシング回路100rにおいては、ミキシングオフ状態において、オーディオ信号S1が、2個のアンプ310、340を、ミキシングオン状態において、3個のアンプ310、320、340を通過するため、歪み成分やノイズが大きくなるという問題がある。図1(b)のミキシング回路100rにおいても、ミキシングオフ状態において、オーディオ信号S1が、2個のアンプ310、340を、ミキシングオン状態において、3個のアンプ310、360、340を通過するため、歪み成分やノイズが大きくなるという問題がある。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、回路面積を削減可能なミキシング回路の提供にある。
本発明のある態様は、第1オーディオ信号と第2オーディオ信号をミキシングするミキシング回路に関する。ミキシング回路は、第1オーディオ信号をボリウムの設定値に応じた減衰率にて減衰し、第4オーディオ信号を生成するボリウム回路と、第2オーディオ信号を反転増幅し、第5オーディオ信号を生成する反転アンプと、第5オーディオ信号を反転し、第4オーディオ信号と加算する反転加算回路と、を備える。反転加算回路は、その非反転入力端子に第4オーディオ信号が入力され、第3オーディオ信号を出力する第1演算増幅器と、第3オーディオ信号と第5オーディオ信号を、少なくとも2値から選択されるひとつの分圧比にて分圧することにより第6オーディオ信号を生成し、第1演算増幅器の反転入力端子に出力する分圧回路と、を含む。
この態様によると、2個の演算増幅器によってミキシング処理が可能となり、回路面積を削減できる。
分圧回路は、第1演算増幅器の出力端子と反転アンプの出力端子の間に直列に設けられた複数の抵抗を有する第1抵抗ストリングと、第1抵抗ストリングに設けられた複数のタップからひとつのタップを選択し、選択したタップの信号を第1演算増幅器の反転入力端子に出力する第1セレクタ回路と、を含んでもよい。
この構成によれば、分圧比を複数の値から選択できる。
分圧回路は、分圧比を切りかえるときに、切りかえ前の値から切りかえ後の値にシームレスに切りかえ可能に構成されてもよい。
この場合、ミキシングのオン、オフの切りかえ、ボリウムの切りかえに際して、ノイズ(ポップ音ともいう)が発生するのを抑制できる。
分圧回路は、第1演算増幅器の出力端子と反転アンプの出力端子の間に直列に設けられた第1抵抗から第N抵抗(Nは2以上の整数)と、第1演算増幅器の出力端子と第1抵抗の接続点、第2抵抗と第3抵抗の接続点、…第(N−1)抵抗と第N抵抗の接続点のそれぞれに設けられた第1タップ乃至第Nタップと、を有する第1抵抗ストリングと、(i)ミキシングオフ状態において、第1タップ乃至第(N−1)タップからひとつのタップを選択し、(ii)ミキシングオン状態において、第Nタップを選択する第1セレクタ回路と、を備えてもよい。
第1セレクタ回路は、ミキシングオフ状態において、ボリウムの設定値にかかわらず第1タップを選択してもよい。
この場合、第3オーディオ信号に含まれる第2オーディオ信号の成分を、実質的にゼロにでき、ミキシングをオフ状態とすることができる。
第1セレクタ回路は、ミキシングオフ状態において、第1タップ乃至第(N−1)タップから、ボリウムの設定値に応じたひとつを選択してもよい。
この場合、ミキシングオフ状態において、第3オーディオ信号に含まれる第1オーディオ信号の振幅を、ボリウム回路の減衰率に加えて、タップ位置に応じて変化させることができる。
第1セレクタ回路は、ミキシングオン状態とミキシングオフ状態の間を遷移するときに、第1タップ乃至第(N−1)タップのひとつを選択した状態と、第Nタップを選択した状態と、がシームレスに切りかえ可能に構成されてもよい。
第1セレクタ回路は、第1タップ乃至第Nタップから2個のタップを選択する第1マルチプレクサと、第1マルチプレクサにより選択された一方のタップと接続された第1端子と、第1マルチプレクサにより選択された他方のタップと接続される第2端子と、第1演算増幅器の反転入力端子と接続された第3端子と、を有し、第1端子と第3端子の間が導通する第1状態と、第2端子と第3端子の間が導通する第2状態と、がシームレスに切りかえ可能な第1ソフト切りかえスイッチと、を含んでもよい。
ボリウム回路の減衰率は、同じボリウムの設定値に対して、ミキシングオフ状態とミキシングオン状態における分圧回路の分圧比の差を相殺するように設定されてもよい。
ミキシングオフ状態において、ボリウム回路の減衰率は、ボリウムの設定値に応じた値をとり、分圧回路の分圧比は、ボリウムの設定値によらずに一定値をとってもよい。
ミキシングオフ状態において、ボリウム回路の減衰率は、ボリウムの設定値が所定のしきい値より低い範囲において、設定値に応じた値をとり、ボリウムの設定値がしきい値より高い範囲において、設定値にかかわらず一定値をとり、分圧回路の分圧比は、ボリウムの設定値がしきい値より低い範囲において、設定値にかかわらず一定値をとり、ボリウムの設定値がしきい値より高い範囲において、設定値に応じた値をとってもよい。
ミキシング回路は、第1モードと第2モードが切りかえ可能に構成されてもよい。第1モードでは、ミキシングオフ状態において、ボリウム回路の減衰率は、ボリウムの設定値に応じた値をとり、分圧回路の分圧比は、ボリウムの設定値によらずに一定値をとってもよい。第2モードでは、ミキシングオフ状態において、ボリウム回路の減衰率は、ボリウムの設定値が所定のしきい値より低い範囲において、設定値に応じた値をとり、ボリウムの設定値がしきい値より高い範囲において、設定値にかかわらず一定値をとり、分圧回路の分圧比は、ボリウムの設定値がしきい値より低い範囲において、設定値にかかわらず一定値をとり、ボリウムの設定値がしきい値より高い範囲において、設定値に応じた値をとってもよい。
反転アンプは、所定のバイアス電圧が入力された非反転入力端子を有する第2演算増幅器と、一端に第2オーディオ信号が入力、他端が第2演算増幅器の反転入力端子と接続された第1抵抗と、一端が第2演算増幅器の出力端子と接続され、他端が第2演算増幅器の反転入力端子と接続された第2抵抗と、を含んでもよい。
ボリウム回路は、第1オーディオ信号が入力される第1入力端子と、バイアス電圧が印加されるバイアスラインの間に直列に設けられた複数の抵抗を含む第2抵抗ストリングと、第2抵抗ストリングに設けられた複数のタップからひとつのタップを選択し、選択したタップの信号を第4オーディオ信号として出力する第2セレクタ回路と、を含んでもよい。
第2セレクタ回路は、第2抵抗ストリングの複数のタップから2個のタップを選択する第2マルチプレクサと、第2マルチプレクサにより選択された一方のタップと接続された第1端子と、第2マルチプレクサにより選択された他方のタップと接続される第2端子と、第1演算増幅器の非反転入力端子と接続された第3端子と、を有し、第1端子と第3端子の間が導通する第1状態と、第2端子と第3端子の間が導通する第2状態と、がシームレスに切りかえ可能な第2ソフト切りかえスイッチと、を含んでもよい。
本発明の別の態様もまた、第1オーディオ信号と第2オーディオ信号をミキシングし、第3オーディオ信号を生成するミキシング回路に関する。このミキシング回路は、利得が可変に構成され、第1オーディオ信号を所定のバイアス電圧を基準としてボリウムの設定値に応じた利得で反転増幅し、第7オーディオ信号を生成する反転ボリウムアンプと、第2オーディオ信号とバイアス電圧を分圧し、第8オーディオ信号を生成する抵抗分圧回路と、第8オーディオ信号が入力される第1端子と、バイアス電圧が入力される第2端子と、第3端子と、を有し、第1端子と第3端子の間が導通する第1状態と、第2端子と第3端子の間が導通する第2状態と、が切りかえ可能な第3セレクタ回路と、第7オーディオ信号を反転し、第3セレクタ回路から出力される第9オーディオ信号と加算する反転加算回路と、を備える。
この態様によると、2個の演算増幅器によってミキシング処理が可能となり、回路面積を削減できる。
反転ボリウムアンプは、非反転入力端子にバイアス電圧が入力された第3演算増幅器と、第1オーディオ信号が入力される第1入力端子と第3演算増幅器の出力端子の間に直列に設けられた複数の抵抗を有する第3抵抗ストリングと、第3抵抗ストリングに設けられた複数のタップからひとつのタップを選択し、選択したタップの信号を第3演算増幅器の反転入力端子に出力する第4セレクタ回路と、を含んでもよい。
第4セレクタ回路は、第3抵抗ストリングの複数のタップから2個のタップを選択する第3マルチプレクサと、第3マルチプレクサにより選択された一方のタップと接続された第1端子と、第3マルチプレクサにより選択された他方のタップと接続される第2端子と、第3演算増幅器の反転入力端子と接続された第3端子と、を有し、第1端子と第3端子の間が導通する第1状態と、第2端子と第3端子の間が導通する第2状態と、がシームレスに切りかえ第3ソフト切りかえスイッチと、を含んでもよい。
この場合、ミキシングのオン、オフの切りかえ、ボリウムの切りかえに際して、ノイズ(ポップ音ともいう)が発生するのを抑制できる。
反転加算回路は、非反転入力端子に第9オーディオ信号が入力された第4演算増幅器と、一端に第7オーディオ信号が入力され、他端が第4演算増幅器の反転入力端子と接続された第1抵抗と、一端が第4演算増幅器の反転入力端子と接続され、他端が第4演算増幅器の出力端子と接続された第2抵抗と、を含んでもよい。
本発明の別の態様は、車載用オーディオ装置に関する。車載用オーディオ装置は、上述のいずれかのミキシング回路を備える。
本発明の別の態様は、オーディオコンポーネント装置に関する。車載用オーディオ装置は、上述のいずれかのミキシング回路を備える。
本発明の別の態様は、電子機器に関する。電子機器は、上述のいずれかのミキシング回路を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係るミキシング回路によれば、回路面積を削減できる。
図1(a)、(b)は、本発明者が検討したミキシング回路の構成を示す回路図である。 第1の実施の形態に係るミキシング回路の基本構成を示す回路図である。 ミキシング回路の構成例を示す回路図である。 図3のミキシング回路のさらに具体的な構成例を示す回路図である。 図5(a)、(b)はそれぞれ、第1、第2の制御方法において、ミキシングオフ状態、ミキシング状態のボリウム回路の減衰率および反転加算回路の分圧比を示す図である。 第2の実施の形態に係るミキシング回路の構成を示す回路図である。 ミキシング回路を用いた車載用オーディオ装置の構成を示すブロック図である。 図8(a)〜(c)は、電子機器あるいはオーディオコンポーネント装置の外観図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
(第1の実施の形態)
図2は、第1の実施の形態に係るミキシング回路100の基本構成を示す回路図である。
ミキシング回路100は、第1入力端子PIN1に入力された第1オーディオ信号S1と、第2入力端子PIN2に入力された第2オーディオ信号S2をミキシングし、出力端子POUTから第3オーディオ信号S3を出力する。第1オーディオ信号S1は、常時出力されるメインのオーディオ信号である。これに対して、第2オーディオ信号S2は、オン、オフが切りかえ可能なサブのオーディオ信号である。ミキシング回路100は、「ミキシングオン状態」において、第1オーディオ信号S1に、第2オーディオ信号S2をミキシングした第3オーディオ信号S3を出力し、「ミキシングオフ状態」において、第1オーディオ信号S1に応じた第3オーディオ信号S3を出力する。また、ミキシング回路100は、第1オーディオ信号S1の振幅を、ボリウムの設定値に応じて変化させるボリウム制御機能を有する。
ミキシング回路100は、ボリウム回路110、反転アンプ120、反転加算回路130、を備え、ひとつの半導体基板に一体集積化される。
ボリウム回路110は、第1オーディオ信号S1をボリウムの設定値VOLに応じた減衰率にて減衰し、第4オーディオ信号S4を生成する。具体的には、ボリウム回路110は、第1オーディオ信号S1を減衰率に応じた分圧比にて分圧し、第4オーディオ信号S4を生成する。ボリウム回路110は、その分圧比(p:1−p)がボリウムの設定値に応じて切りかえ可能に構成される。pは、0≦p≦1を満たす実数である。
本実施の形態において、第1オーディオ信号S1は、所定のバイアス電圧VBIASを中心としてスイングする。ボリウム回路110は、第1オーディオ信号S1と所定レベルを有するバイアス電圧VBIASを分圧比p:1−pにて分圧することにより、第4オーディオ信号S4を生成する。第4オーディオ信号S4と第1オーディオ信号S1の関係は、式(1)で与えられる。
S4=S1×p+VBIAS×(1−p) …(1)
反転アンプ120は、第2オーディオ信号S2を反転増幅し、第5オーディオ信号S5を生成する。反転アンプ120は、第2演算増幅器OA2、第1抵抗R21、第2抵抗R22を含む。
第2演算増幅器OA2の非反転入力端子(+)には所定のバイアス電圧VBIASが入力される。第1抵抗R21は、第2オーディオ信号S2が入力される第2入力端子PIN2と第2演算増幅器OA2の反転入力端子(−)の間に設けられる。第1抵抗R21は、第2演算増幅器OA2の出力端子と反転入力端子の間に設けられる。第5オーディオ信号S5と、第2オーディオ信号S2には、以下の関係式(2)が成り立つ。
S5=VBIAS−S2×R22/R21 …(2)
R22/R21は、反転アンプ120の利得である。本実施の形態では、R21=R22とする。
反転加算回路130は、第5オーディオ信号S5の極性を反転し、第4オーディオ信号S4と加算/増幅する。反転加算回路130は、第1演算増幅器OA1および分圧回路132を備える。第1演算増幅器OA1は、その非反転入力端子に第4オーディオ信号S4を受け、第3オーディオ信号S3を出力する。
分圧回路132は、第3オーディオ信号S3と第5オーディオ信号S5を、分圧比q:q−1にて分圧することにより第6オーディオ信号S6を生成し、第1演算増幅器OA1の反転入力端子(−)に出力する。qは、0≦q≦1を満たす実数である。分圧比q:(1−q)は、少なくとも2値から選択可能に構成される。第6オーディオ信号S6は、以下の式(3)で与えられる。
S6=S3×q+S5×(1−q) …(3)
以上がミキシング回路100の基本構成である。続いてその動作を説明する。
反転加算回路130の第1演算増幅器OA1において、非反転入力端子の第4オーディオ信号S4と、反転入力端子の第6オーディオ信号S6が等しくなるようにフィードバックがかかり、式(4)が成り立つ。
S3×q+S5×(1−q)=S1×p+VBIAS×(1−p) …(4)
ここで、理解の容易化、説明の簡潔化のために、VBIAS=0とする。
そうすると、
S4=S1×p …(1’)
S5=−S2 …(2’)
を得る。これを、式(4)に代入すると、式(5)を得る。
S3×q+(−S2)×(1−q)=S1×p …(5)
これを、S3について解くと、式(6)を得る。
S3={S1×p+S2×(1−q)}/q …(6)
式(6)からわかるように、ミキシング回路100の出力である第3オーディオ信号S3は、第1オーディオ信号S1と第2オーディオ信号S2をミキシングした信号であることがわかる。
また、分圧回路132においてq=1に設定すると、
S3=S1×p …(7)
となり、ミキシングをオフすることができる。つまりミキシング回路100によれば、分圧回路132の分圧比に応じて、ミキシングのオン、オフ状態を切りかえることができる。
また、ボリウム回路110の減衰率(分圧比)p:1−pを変化させることにより、第3オーディオ信号S3に含まれる第1オーディオ信号S1の成分の振幅を変化させること、すなわちボリウム制御が可能である。
このように、実施の形態に係るミキシング回路100によれば、2個の演算増幅器を用いてミキシングが可能となるため、回路面積を削減できる。
また図2のミキシング回路100は、歪みやノイズ特性において、図1(a)、(b)のミキシング回路100rに比べて優れている。なぜなら、一般的に、オーディオ信号は、演算増幅器を通過するたびに歪みやノイズ特性が悪化するところ、図2のミキシング回路100では、第1オーディオ信号S1が通過する演算増幅器の個数は1個であり、図1(a)、(b)において第1オーディオ信号S1が通過する演算増幅器の個数(図1(a)において2個、図1(b)において3個)よりも少ないからである。
すなわち、実施の形態に係るミキシング回路100によれば、音質を改善しつつ、回路面積を削減することができる。
続いて、ミキシング回路100のより具体的な構成例を説明する。図3は、ミキシング回路100の構成例を示す回路図である。反転加算回路130の分圧回路132は、第1抵抗ストリング134および第1セレクタ回路136を含む。第1抵抗ストリング134は、第1演算増幅器OA1の出力端子と反転アンプ120の出力端子の間に直列に設けられた複数の抵抗を含む。図3では2個の抵抗R1、R1のみが示されるが、抵抗は2個以上であってもよく、一般化すれば、第1抵抗ストリング134は、N個の抵抗R1、R1、…R1を含む。第1抵抗ストリング134には、複数のタップT、T、…Tが設けられる。
第1セレクタ回路136は、第1抵抗ストリング134に設けられた複数のタップT〜Tからひとつのタップを選択し、選択したタップの信号S5を第1演算増幅器OA1の反転入力端子に出力する。
分圧回路132は、分圧比(p:1−p)を切りかえるときに、言い換えれば、第1抵抗ストリング134のタップを切りかえるときに、切りかえ前の値から切りかえ後の値にシームレスに切りかえ可能に構成される。これにより、分圧比の切りかえに際し、言い換えれば、ミキシングのオン、オフの切りかえに際して、ノイズが発生するのを抑制できる。
第1抵抗ストリング134は、第1演算増幅器OA1の出力端子と反転アンプ120の出力端子の間に直列に設けられた第1抵抗R1から第N抵抗R1(Nは2以上の整数)を有する。さらに第1抵抗ストリング134は、第1タップT乃至第NタップTを有する。第1タップT、第2タップT、…第NタップTはそれぞれ、第1演算増幅器OA1の出力端子と第1抵抗R1の接続点、第2抵抗R1と第3抵抗R1の接続点、…第(N−1)抵抗R1N−1と第N抵抗R1の接続点のそれぞれに設けられる。
第1セレクタ回路136は、(i)ミキシングオフ状態において、第1タップT乃至第(N−1)タップTN−1からひとつのタップを選択し、(ii)ミキシングオン状態において、第NタップTを選択する。
第1セレクタ回路136は、ミキシングオン状態とミキシングオフ状態の間を遷移するときに、第1タップT乃至第(N−1)タップTN−1のひとつを選択した状態と、第NタップTを選択した状態と、がシームレスに切りかえ可能に構成される。第1セレクタ回路136は、公知のソフト切りかえスイッチを用いて構成すればよい。ソフト切りかえスイッチは、アナログオーディオ回路において、利得やフィルタの設定値の切りかえに際して、ノイズの発生を抑制するために利用される。
ボリウム回路110は、第2抵抗ストリング112および第2セレクタ回路114を備える。第2抵抗ストリング112は、第1入力端子PIN1と、バイアス電圧VBIASが印加されるバイアスラインの間に直列に設けられた複数の抵抗を含む。各抵抗の接続点には、タップが設けられる。第2セレクタ回路114は、第2抵抗ストリング112に設けられた複数のタップからひとつのタップを選択し、選択したタップの信号を第4オーディオ信号S4として出力する。
第2セレクタ回路114は、第2マルチプレクサ116および第2ソフト切りかえスイッチ118を含む。第2マルチプレクサ116は、第2抵抗ストリング112の複数のタップから、ボリウムおよび/または、ミキシングのオン/オフの切りかえ前のタップと、切りかえ後のタップの2個を選択する。
第2ソフト切りかえスイッチ118の第1端子は、第2マルチプレクサ116により選択された一方のタップと接続され、その第2端子は、第2マルチプレクサ116により選択された他方のタップと接続され、その第3端子は、第1演算増幅器OA1の非反転入力端子と接続される。第2ソフト切りかえスイッチ118は、第1端子と第3端子の間が導通する第1状態と、第2端子と第3端子の間が導通する第2状態と、がシームレスに切りかえ可能となっている。第2ソフト切りかえスイッチ118は公知の回路を用いればよく、その構成は特に限定されない。
図4は、図3のミキシング回路100のさらに具体的な構成例を示す回路図である。第2抵抗ストリング112は、複数の抵抗と、各抵抗の接続点に設けられた複数のタップを有する。図4のボリウム回路110は、減衰率が、0dBを最大値として1dBステップで切りかえ可能に構成される。
第2マルチプレクサ116は、複数のスイッチSW0dB、SW1dB、…を含む。奇数番目のスイッチSW0dB、SW2dB、SW4dB、…は、複数のタップのうち、対応する奇数番目のタップと、第1出力端子P1の間に設けられる。偶数番目のスイッチSW1dB、SW3dB、SW5dB、…は、複数のタップのうち、対応する偶数番目のタップと、第2出力端子P2の間に設けられる。
第2マルチプレクサ116は、i番目のスイッチSWidBがオンした状態から、j番目のスイッチSWjdBがオンした状態に遷移する際に、1dB刻みでタップを切りかえていく。
たとえば、ボリウムの設定値を0dBから−3dBに切りかえるとき、(i)SW0dB、SW1dBをオンした状態で、第2ソフト切りかえスイッチ118を第1状態から第2状態に遷移させ、(ii)続いて、SW1dB、SW2dBをオンした状態で、第2ソフト切りかえスイッチ118を第2状態から第1状態に遷移させ、(iii)続いて、SW2dB、SW3dBをオンした状態で、第2ソフト切りかえスイッチ118を第1状態から第2状態に遷移させる。
反転アンプ120には、ソフト切りかえスイッチ122が設けられる。ソフト切りかえスイッチ122の第1端子P1は、抵抗R21、R22の接続点と接続され、その第2端子P2は演算増幅器OA2の出力端子と接続され、その第3端子P3は、演算増幅器OA2の非反転入力端子と接続される。ソフト切りかえスイッチ122は、第1端子P1と第3端子P3の間が導通する第1状態と、第2端子P2と第3端子P3の間が導通する第2状態と、がシームレスに切りかえ可能となっている。ソフト切りかえスイッチ122は、公知の回路を用いればよく、その構成は特に限定されない。
反転加算回路130の第1抵抗ストリング134および第1セレクタ回路136は、ボリウム回路110の第2抵抗ストリング112および第2セレクタ回路114と同様に構成される。
図4の反転加算回路130において、その分圧比は、p=1(0dB)から6dBまで、1dBステップで7個の値から選択可能となっている。第1抵抗ストリング134は、0dB〜6dBに対応する7個の抵抗R1〜R1を含む。第1抵抗ストリング134には、7個のタップT〜Tが設けられる。
第1セレクタ回路136は、第1マルチプレクサ138および第1ソフト切りかえスイッチ139を含む。
第1マルチプレクサ138は、第1タップT乃至第7タップTから、ボリウムおよび/または、ミキシングのオン/オフの切りかえ前のタップと、切りかえ後のタップの2個を選択する。第1マルチプレクサ138は、第1出力端子P1、第2出力端子P2、複数のスイッチSWM0dB〜SWM6dBを有する。奇数番目のスイッチSWM0dB、SWM2dB、SWM4dB、SWM6dBは、複数のタップのうち、対応する奇数番目のタップと、第1出力端子P1の間に設けられる。偶数番目のスイッチSWM1dB、SWM3dB、SWM5dBは、複数のタップのうち、対応する偶数番目のタップと、第2出力端子P2の間に設けられる。
第1マルチプレクサ138は、i番目のスイッチSWMidBがオンした状態から、j番目のスイッチSWMjdBがオンした状態に遷移する際に、1dB刻みでタップを切りかえていく。
第1ソフト切りかえスイッチ139の第1端子は、第2マルチプレクサ116により選択された一方のタップと接続され、その第2端子は、第2マルチプレクサ116により選択された他方のタップと接続され、その第3端子は、第1演算増幅器OA1の非反転入力端子と接続される。第1ソフト切りかえスイッチ139は、第1端子と第3端子の間が導通する第1状態と、第2端子と第3端子の間が導通する第2状態と、がシームレスに切りかえ可能となっている。第1ソフト切りかえスイッチ139は、公知の回路を用いればよく、その構成は特に限定されない。
たとえば、分圧比を0dBから4dBに切りかえるとき、(i)SWM0dB、SWM1dBをオンした状態で、第1ソフト切りかえスイッチ139を第1状態から第2状態に遷移させ、(ii)続いて、SWM1dB、SWM2dBをオンした状態で、第1ソフト切りかえスイッチ139を第2状態から第1状態に遷移させ、(iii)続いて、SWM2dB、SWM3dBをオンした状態で、第1ソフト切りかえスイッチ139を第1状態から第2状態に遷移させ、(iv)続いて、SWM3dB、SWM4dBをオンした状態で、第1ソフト切りかえスイッチ139を第2状態から第1状態に遷移させる。
以上がミキシング回路100の具体的な構成例である。続いて、その制御について説明する。
(第1の制御方法)
図5(a)は、第1の制御方法において、ミキシングオフ状態、ミキシング状態のボリウム回路110の減衰率および反転加算回路130の分圧比を示す図である。
ミキシングオフ状態において、ボリウム回路110の減衰率は、ボリウムの設定値VOLに応じた値に設定される。また、分圧回路132の分圧比は、ボリウムの設定値VOLによらずに最大値の0dB、すなわちp=1に設定される。具体的には、図3の第1セレクタ回路136は、ボリウムの設定値にかかわらず第1タップTを選択する。
反対に、ミキシングオン状態において、分圧回路132の分圧比は、ボリウムの設定値VOLによらずに最小値の6dBに設定される。具体的には、図3の第1セレクタ回路136は、ボリウムの設定値にかかわらず第7タップTを選択する。
ここで、ミキシングオフ状態とミキシングオン状態において、分圧回路132の分圧比には6dBの差が生じている。この分圧比の差を相殺するように、ミキシングオン状態において、ボリウム回路110の減衰率は、同じボリウムの設定値に対して、ミキシングオフ状態に比べて、6dB低く設定される。これにより、ミキシングのオン、オフ状態にかかわらず、第3オーディオ信号S3に含まれる第1オーディオ信号S1の成分の音量を一定に保つことができる。
(第2の制御方法)
図5(b)は、第2の制御方法において、ミキシングオフ状態、ミキシング状態のボリウム回路110の減衰率および反転加算回路130の分圧比を示す図である。
第2の制御方法では、ミキシングオン状態における減衰率、分圧比は、第1の制御方法と同じであり、ミキシングオフ状態における減衰率、分圧比の設定が異なる。
第2の制御方法では、ボリウム回路110の減衰率および反転加算回路130の分圧比は、ボリウムの設定値VOLに応じた値に設定される。具体的には、ボリウムの設定値VOLが、あるしきい値−3dBより低い範囲においては、ボリウム回路110の減衰率は、設定値に応じた値をとり、ボリウムの設定値VOLがしきい値−3dBより高い範囲において、設定値にかかわらず一定値−3dBをとる。
また、分圧回路132の分圧比は、ボリウムの設定値VOLがしきい値−3dBより低い範囲において、設定値にかかわらず一定値0dBをとり、ボリウムの設定値VOLがしきい値−3dBより高い範囲において、設定値VOLに応じた値をとる。つまり、第2の制御方法では、第1セレクタ回路136は、ミキシングオフ状態において、第1タップT乃至第(N−1)タップTN−1から、ボリウムの設定値に応じたひとつを選択する。
第2の制御方法によれば、以下の効果を得ることができる。
第3オーディオ信号S3に対して、第1演算増幅器OA1によってもたらされる歪みは、第1演算増幅器OA1の入力信号(第4オーディオ信号)S4の振幅が大きいほど、顕著となる。そこで第2の制御方法では、ミキシングオフ状態において、ボリウムの設定値VOLが大きい(0〜−3dB)ときに、ボリウム回路110の減衰率を、第1の制御方法の減衰率よりも低く設定することにより、第4オーディオ信号S4の振幅を小さくでき、その結果、歪みを低減することができる。
また、ボリウムの設定値VOLが大きいときに、ボリウム回路110の減衰率を低下させるかわりに、後段の分圧回路132における分圧比をボリウムの設定値VOLに応じて変化させることにより、ミキシング回路100全体としての利得は、第1の制御方法における利得に揃えることができる。
ミキシング回路100は、第1の制御方法を実行する第1モードと、第2の制御方法を実行する第2モードと、が切りかえ可能に構成されてもよい。
(第2の実施の形態)
図6は、第2の実施の形態に係るミキシング回路200の構成を示す回路図である。ミキシング回路200は、反転ボリウムアンプ210、抵抗分圧回路220、第3セレクタ回路230、反転加算回路240を備える。
反転ボリウムアンプ210は、利得が可変に構成され、第1オーディオ信号S1を所定のバイアス電圧VBIASを基準としてボリウムの設定値VOLに応じた利得で反転増幅し、第7オーディオ信号S7を生成する。
反転ボリウムアンプ210は、第3演算増幅器OA3、第3抵抗ストリング212、第4セレクタ回路214を備える。第3演算増幅器OA3の非反転入力端子には、バイアス電圧VBIASが入力される。第3抵抗ストリング212は、第1入力端子PIN1と第3演算増幅器OA3の出力端子の間に直列に設けられた複数の抵抗を有する。第4セレクタ回路214は、第3抵抗ストリング212に設けられた複数のタップからひとつのタップを選択し、選択したタップの信号を第3演算増幅器OA3の反転入力端子に出力する。
第4セレクタ回路214は、図4の第1セレクタ回路136と同様に構成することができる。具体的には第4セレクタ回路214は、第3抵抗ストリング212の複数のタップから2個のタップを選択する第3マルチプレクサ216と、第3ソフト切りかえスイッチ218を備える。第3ソフト切りかえスイッチ218の第1端子は、第3マルチプレクサ216により選択された一方のタップと接続され、その第2端子は、第3マルチプレクサにより選択された他方のタップと接続され、その第3端子は、第3演算増幅器OA3の反転入力端子と接続される。第3ソフト切りかえスイッチ218は、第1端子と第3端子の間が導通する第1状態と、第2端子と前記第3端子の間が導通する第2状態と、がシームレスに切りかえ可能に構成される。
抵抗分圧回路220は、第2オーディオ信号S2とバイアス電圧VBIASを分圧し、第8オーディオ信号S8を生成する。たとえば抵抗分圧回路220は、第3抵抗R33と、第4抵抗R34を含む。
第3セレクタ回路230は、第8オーディオ信号S8が入力される第1端子と、バイアス電圧VBIASが入力される第2端子と、第3端子と、を有し、第1端子と第3端子の間が導通する第1状態と、第2端子と第3端子の間が導通する第2状態と、が切りかえ可能に構成される。第3セレクタ回路230は、第1状態と第2状態がシームレスに切りかえ可能なソフト切りかえスイッチである。
反転加算回路240は、第7オーディオ信号S7を反転し、第3セレクタ回路230から出力される第9オーディオ信号S9と加算する。反転加算回路240は、第4演算増幅器OA4、第1抵抗R31、第2抵抗R32を含む。第4演算増幅器OA4の非反転入力端子には第9オーディオ信号S9が入力される。第1抵抗R31の一端には第7オーディオ信号S7が入力され、他端が第4演算増幅器OA4の反転入力端子と接続される。第2抵抗R32の一端は第4演算増幅器OA4の反転入力端子と接続され、他端が第4演算増幅器OA4の出力端子と接続される。
以上がミキシング回路200の構成である。図6のミキシング回路200によっても、2個の演算増幅器を用いてミキシングが可能となるため、回路面積を削減できる。
また、第1オーディオ信号S1が通過する演算増幅器の個数は2個であるため、図1(a)、(b)のミキシング回路100に比べて歪みを低減でき、音質を改善できる。
続いて、ミキシング回路100、200を備えるオーディオシステム1を説明する。図7は、ミキシング回路100(200)を用いた車載用オーディオ装置500の構成を示すブロック図である。車載用オーディオ装置500は、5.1チャンネル(フロント右FR、リア右RR、フロント左FL、リア左RL、センターC、サブウーファSW)で構成される。
デジタル音源2は、CDプレイヤやDVDプレイヤなどのであり、アナログ音源3は、チューナやモバイルオーディオプレイヤなどである。
デジタル音源2からのデジタルオーディオ信号は、DSP4のデジタル入力端子に入力される。またチューナからのステレオ(Lch、Rch)のアナログオーディオ信号は、TUNERチャンネルに入力され、その他のモバイルオーディオプレイヤなどからのステレオアナログオーディオ信号はAUXチャンネルに入力される。
入力セレクタ502およびアンプ504は、RチャンネルとLチャンネルそれぞれに設けられる。入力セレクタ502は、入力チャンネル(Tuner/AUX)を選択し、選択されたチャンネルのシングルエンド形式のアナログオーディオ信号を差動信号に変換する。選択されたチャンネルに差動形式のオーディオ信号が入力される場合、差動変換処理はスキップされる。
アナログ/デジタル変換器505Rは、Rチャンネルの差動形式の入力オーディオ信号をデジタルオーディオ信号D1Rに変換し、アナログ/デジタル変換器505Lは、Lチャンネルの差動形式の入力オーディオ信号をデジタルオーディオ信号D1Lに変換する。
DSP4は、デジタルボリウム回路、5バンドイコライザ、ラウドネス回路、クロスオーバフィルタ、バスブースト回路を備え、デジタルオーディオ信号D1R、D1Lに所定の信号処理を施し、Lチャンネル、Rチャンネル、Cチャンネルのデジタルオーディオ信号D2R、D2L、D2Cを生成する。
D/Aコンバータ520R、520L、520Cは、DSP4の出力をアナログオーディオ信号に変換する。アンプ506は、対応するD/Aコンバータ520の出力を増幅する。ポストフィルタ508は、対応するアンプ506の出力をフィルタリングする。フェーダボリウム510は、対応するポストフィルタ508の出力を、フロントとリアに振り分ける。
ミキシング回路100(200)は、フェーダボリウム510の後段に設けられる。ミキシング回路100は、各フェーダボリウム510からのアナログオーディオ信号S1と、カーナビの音声案内などのアナログオーディオ信号S2をミキシングし、アナログオーディオ信号S3を生成する。パワーアンプ8は、ミキシング回路100からのオーディオ信号S3を増幅し、電気音響変換素子9を駆動する。
実施の形態に係るミキシング回路100は、このような車載用オーディオ装置500に好適に利用できる。なおミキシング回路100の位置は、パワーアンプ8の前段には限定入れされず、他の箇所に設けられてもよい。
実施の形態に係るミキシング回路100は、車載用オーディオ装置のみでなく、家庭用のホームオーディオシステムのオーディオコンポーネント装置に利用することもできる。あるいはミキシング回路100は、テレビ、デスクトップPC、ノートPC、タブレットPC、携帯電話端末、デジタルカメラ、ポータブルオーディオプレイヤなどの電子機器に搭載することもできる。
図8(a)〜(c)は、電子機器あるいはオーディオコンポーネント装置の外観図である。図8(a)は電子機器の一例であるディスプレイ装置600である。ディスプレイ装置600は、筐体602、スピーカ9を備える。ミキシング回路100は、図示しないDSP4、パワーアンプ8とともに筐体に内蔵される。
図8(b)はオーディオコンポ700である。オーディオコンポ700は、筐体702、スピーカ9を備える。ミキシング回路100は図示しないDSP4、パワーアンプ8とともに筐体に内蔵される。
図8(c)は電子機器の一例である小型情報端末800である。小型情報端末800は、携帯電話、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレットPC(Personal Computer)、オーディオプレイヤなどである。小型情報端末800は、筐体802、スピーカ9、ディスプレイ804を備える。ミキシング回路100は、図示しないDSP4、パワーアンプ8とともに筐体に内蔵される。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
1…オーディオシステム、2…音源、4…DSP、8…パワーアンプ、9…電気音響変換素子、10…ホストプロセッサ、100…ミキシング回路、110…ボリウム回路、112…第2抵抗ストリング、114…第2セレクタ回路、116…第2マルチプレクサ、118…第2ソフト切りかえスイッチ、120…反転アンプ、OA2…第2演算増幅器、R21…第1抵抗、R22…第2抵抗、130…反転加算回路、OA1…第1演算増幅器、132…分圧回路、134…第1抵抗ストリング、136…第1セレクタ回路、138…第1マルチプレクサ、139…第1ソフト切りかえスイッチ、200…ミキシング回路、210…反転ボリウムアンプ、212…第3抵抗ストリング、214…第4セレクタ回路、216…第3マルチプレクサ、218…第3ソフト切りかえスイッチ、OA3…第3演算増幅器、220…抵抗分圧回路、R33…第3抵抗、R34…第4抵抗、230…第3セレクタ回路、240…反転加算回路、OA4…第4演算増幅器、R31…第1抵抗、R32…第2抵抗。

Claims (22)

  1. 第1オーディオ信号と第2オーディオ信号をミキシングし、第3オーディオ信号を生成するミキシング回路であって、
    前記第1オーディオ信号をボリウムの設定値に応じた減衰率にて減衰し、第4オーディオ信号を生成するボリウム回路と、
    前記第2オーディオ信号を反転増幅し、第5オーディオ信号を生成する反転アンプと、
    前記第5オーディオ信号を反転し、前記第4オーディオ信号と加算する反転加算回路と、
    を備え、
    前記反転加算回路は、
    その非反転入力端子に前記第4オーディオ信号が入力され、前記第3オーディオ信号を出力する第1演算増幅器と、
    前記第3オーディオ信号と前記第5オーディオ信号を、少なくとも2値から選択されるひとつの分圧比にて分圧することにより第6オーディオ信号を生成し、前記第1演算増幅器の反転入力端子に出力する分圧回路と、
    を含むことを特徴とするミキシング回路。
  2. 前記分圧回路は、
    前記第1演算増幅器の出力端子と前記反転アンプの出力端子の間に直列に設けられた複数の抵抗を有する第1抵抗ストリングと、
    前記第1抵抗ストリングに設けられた複数のタップからひとつのタップを選択し、選択したタップの信号を前記第1演算増幅器の反転入力端子に出力する第1セレクタ回路と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のミキシング回路。
  3. 前記分圧回路は、前記分圧比を切りかえるときに、切りかえ前の値から切りかえ後の値にシームレスに切りかえ可能に構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のミキシング回路。
  4. 前記分圧回路は、
    前記第1演算増幅器の出力端子と前記反転アンプの出力端子の間に直列に設けられた第1抵抗から第N抵抗(Nは2以上の整数)と、前記第1演算増幅器の出力端子と第1抵抗の接続点、第2抵抗と第3抵抗の接続点、…第(N−1)抵抗と第N抵抗の接続点のそれぞれに設けられた第1タップ乃至第Nタップと、を有する第1抵抗ストリングと、
    (i)ミキシングオフ状態において、第1タップ乃至第(N−1)タップからひとつのタップを選択し、(ii)ミキシングオン状態において、第Nタップを選択する第1セレクタ回路と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のミキシング回路。
  5. 前記第1セレクタ回路は、前記ミキシングオフ状態において、前記ボリウムの設定値にかかわらず第1タップを選択することを特徴とする請求項4に記載のミキシング回路。
  6. 前記第1セレクタ回路は、前記ミキシングオフ状態において、第1タップ乃至第(N−1)タップから、前記ボリウムの設定値に応じたひとつを選択することを特徴とする請求項4に記載のミキシング回路。
  7. 前記第1セレクタ回路は、前記ミキシングオン状態と前記ミキシングオフ状態の間を遷移するときに、第1タップ乃至第(N−1)タップのひとつを選択した状態と、前記第Nタップを選択した状態と、がシームレスに切りかえ可能に構成されることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載のミキシング回路。
  8. 前記第1セレクタ回路は、
    前記第1タップ乃至第Nタップから2個のタップを選択する第1マルチプレクサと、
    前記第1マルチプレクサにより選択された一方のタップと接続された第1端子と、前記第1マルチプレクサにより選択された他方のタップと接続される第2端子と、前記第1演算増幅器の反転入力端子と接続された第3端子と、を有し、前記第1端子と前記第3端子の間が導通する第1状態と、前記第2端子と前記第3端子の間が導通する第2状態と、がシームレスに切りかえ可能な第1ソフト切りかえスイッチと、
    を含むことを特徴とする請求項4または5に記載のミキシング回路。
  9. 前記ボリウム回路の減衰率は、同じボリウムの設定値に対して、ミキシングオフ状態とミキシングオン状態における前記分圧回路の分圧比の差を相殺するように設定されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のミキシング回路。
  10. ミキシングオフ状態において、前記ボリウム回路の減衰率は、前記ボリウムの設定値に応じた値をとり、前記分圧回路の分圧比は、前記ボリウムの設定値によらずに一定値をとることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のミキシング回路。
  11. ミキシングオフ状態において、前記ボリウム回路の減衰率は、ボリウムの設定値が所定のしきい値より低い範囲において、設定値に応じた値をとり、ボリウムの設定値が前記しきい値より高い範囲において、設定値にかかわらず一定値をとり、前記分圧回路の分圧比は、ボリウムの設定値が前記しきい値より低い範囲において、設定値にかかわらず一定値をとり、ボリウムの設定値が前記しきい値より高い範囲において、設定値に応じた値をとることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のミキシング回路。
  12. ミキシングオフ状態において、前記ボリウム回路の減衰率は、前記ボリウムの設定値に応じた値をとり、前記分圧回路の分圧比は、前記ボリウムの設定値によらずに一定値をとる第1モードと、
    ミキシングオフ状態において、前記ボリウム回路の減衰率は、ボリウムの設定値が所定のしきい値より低い範囲において、設定値に応じた値をとり、ボリウムの設定値が前記しきい値より高い範囲において、設定値にかかわらず一定値をとり、前記分圧回路の分圧比は、ボリウムの設定値が前記しきい値より低い範囲において、設定値にかかわらず一定値をとり、ボリウムの設定値が前記しきい値より高い範囲において、設定値に応じた値をとる第2モードと、
    が切りかえ可能に構成されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のミキシング回路。
  13. 前記反転アンプは、
    所定のバイアス電圧が入力された非反転入力端子を有する第2演算増幅器と、
    一端に前記第2オーディオ信号が入力、他端が前記第2演算増幅器の反転入力端子と接続された第1抵抗と、
    一端が前記第2演算増幅器の出力端子と接続され、他端が前記第2演算増幅器の反転入力端子と接続された第2抵抗と、
    を含むことを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載のミキシング回路。
  14. 前記ボリウム回路は、
    前記第1オーディオ信号が入力される第1入力端子と、バイアス電圧が印加されるバイアスラインの間に直列に設けられた複数の抵抗を含む第2抵抗ストリングと、
    前記第2抵抗ストリングに設けられた複数のタップからひとつのタップを選択し、選択したタップの信号を前記第4オーディオ信号として出力する第2セレクタ回路と、
    を含むことを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載のミキシング回路。
  15. 前記第2セレクタ回路は、
    前記第2抵抗ストリングの複数のタップから2個のタップを選択する第2マルチプレクサと、
    前記第2マルチプレクサにより選択された一方のタップと接続された第1端子と、前記第2マルチプレクサにより選択された他方のタップと接続される第2端子と、前記第1演算増幅器の非反転入力端子と接続された第3端子と、を有し、前記第1端子と前記第3端子の間が導通する第1状態と、前記第2端子と前記第3端子の間が導通する第2状態と、がシームレスに切りかえ可能な第2ソフト切りかえスイッチと、
    を含むことを特徴とする請求項14に記載のミキシング回路。
  16. 第1オーディオ信号と第2オーディオ信号をミキシングし、第3オーディオ信号を生成するミキシング回路であって、
    利得が可変に構成され、前記第1オーディオ信号を所定のバイアス電圧を基準としてボリウムの設定値に応じた利得で反転増幅し、第7オーディオ信号を生成する反転ボリウムアンプと、
    前記第2オーディオ信号と前記バイアス電圧を分圧し、第8オーディオ信号を生成する抵抗分圧回路と、
    前記第8オーディオ信号が入力される第1端子と、前記バイアス電圧が入力される第2端子と、第3端子と、を有し、前記第1端子と前記第3端子の間が導通する第1状態と、前記第2端子と前記第3端子の間が導通する第2状態と、が切りかえ可能な第3セレクタ回路と、
    前記第7オーディオ信号を反転し、前記第3セレクタ回路から出力される第9オーディオ信号と加算する反転加算回路と、
    を備えることを特徴とするミキシング回路。
  17. 前記反転ボリウムアンプは、
    非反転入力端子に前記バイアス電圧が入力された第3演算増幅器と、
    前記第1オーディオ信号が入力される第1入力端子と前記第3演算増幅器の出力端子の間に直列に設けられた複数の抵抗を有する第3抵抗ストリングと、
    前記第3抵抗ストリングに設けられた複数のタップからひとつのタップを選択し、選択したタップの信号を前記第3演算増幅器の反転入力端子に出力する第4セレクタ回路と、
    を含むことを特徴とする請求項16に記載のミキシング回路。
  18. 前記第4セレクタ回路は、
    前記第3抵抗ストリングの複数のタップから2個のタップを選択する第3マルチプレクサと、
    前記第3マルチプレクサにより選択された一方のタップと接続された第1端子と、前記第3マルチプレクサにより選択された他方のタップと接続される第2端子と、前記第3演算増幅器の反転入力端子と接続された第3端子と、を有し、前記第1端子と前記第3端子の間が導通する第1状態と、前記第2端子と前記第3端子の間が導通する第2状態と、がシームレスに切りかえ第3ソフト切りかえスイッチと、
    を含むことを特徴とする請求項17に記載のミキシング回路。
  19. 前記反転加算回路は、
    非反転入力端子に前記第9オーディオ信号が入力された第4演算増幅器と、
    一端に前記第7オーディオ信号が入力され、他端が前記第4演算増幅器の反転入力端子と接続された第1抵抗と、
    一端が前記第4演算増幅器の反転入力端子と接続され、他端が前記第4演算増幅器の出力端子と接続された第2抵抗と、
    を含むことを特徴とする請求項16に記載のミキシング回路。
  20. 請求項1から19のいずれかに記載のミキシング回路を備えることを特徴とする車載用オーディオ装置。
  21. 請求項1から19のいずれかに記載のミキシング回路を備えることを特徴とするオーディオコンポーネント装置。
  22. 請求項1から19のいずれかに記載のミキシング回路を備えることを特徴とする電子機器。
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