JP6018491B2 - D/a変換回路、ゼロクロス点検出方法、それを用いた車載用オーディオ装置、オーディオコンポーネント装置、電子機器 - Google Patents

D/a変換回路、ゼロクロス点検出方法、それを用いた車載用オーディオ装置、オーディオコンポーネント装置、電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、D/A変換回路に関する。
CDプレイヤ、オーディオアンプ、カーステレオあるいは携帯型ラジオや携帯型のオーディオプレイヤをはじめとするオーディオ信号を再生する機能を備えた電子機器は、オーディオ信号に、さまざまな信号処理を施すサウンドプロセッサを備える。図1は、オーディオシステムの構成例を示すブロック図である。
オーディオシステム1rは、デジタル音源2、DSP(Digital Signal ProcessorまたはDigital Sound Processor)4、D/A変換回路100r、パワーアンプ8、電気音響変換素子9を備える。
デジタル音源2は、デジタルオーディオ信号S1を生成し、IS(Inter IC Sound)規格に準拠したシリアルバスを介して、DSP4に出力する。デジタル音源2は、CD(Compact Disc)プレイヤやDVD(Digital Versataile Disc)プレイヤ、BD(Blu-ray Disc)プレイヤであってもよいし、アナログオーディオ信号をデジタルオーディオ信号に変換するA/Dコンバータを含んでもよい。
DSP4は、デジタルオーディオ信号S1に所定のデジタル信号処理を施す。デジタル信号処理としては、イコライジング、バスブースト、トレブルブースト、ステレオ−モノラル変換、デジタルボリウム制御などが例示される。D/A変換回路100rは、ISバスを介して、DSP4からのデジタルオーディオ信号S2を受け、アナログオーディオ信号S3に変換する。パワーアンプ8は、D/A変換回路100rの出力S3を増幅し、電気音響変換素子9であるスピーカやヘッドホンを駆動する。
かかるオーディオシステム1rにおいては、オーディオ信号のレベルがゼロ点(DCバイアスレベル)と交差するゼロクロス点が検出される。ゼロクロス点の検出結果は、各種信号処理や、回路保護に利用される。たとえば、ボリウム制御やフィルタの設定変更の際に、音切れを抑制するために、ゼロクロス点において回路構成を切りかえことがある。あるいは、システムが正常であれば、ゼロクロス点は、オーディオ信号の周波数で発生するため、反対にゼロクロス点が発生しないときには、アンプやスピーカの短絡、故障等の可能性がある。つまりゼロクロス点は、システムの異常検出にも使用することができる。
特開2005−117489号公報 特開2005−217710号公報 特開2004−222077号公報 特開2005−217496号公報 特開平11−75287号公報
図1のオーディオシステム1rにおいて、D/A変換回路100rは、D/Aコンバータ120、出力バッファ104に加えて、ゼロクロス検出回路300rを備える。ゼロクロス検出回路300rは、電圧源302およびウィンドウコンパレータ304を含む。電圧源302は、出力端子POUTのアナログオーディオ信号S3のバイアスレベル付近の上側、下側それぞれに設定されたしきい値電圧VthU、VthLを生成する。ウィンドウコンパレータ304は、アナログオーディオ信号S3の電圧レベルVoを、しきい値電圧VthU、VthLと比較し、VthU<Vo<VthLのときアサート(たとえばハイレベル)される検出信号S11を生成する。
この構成によれば、アナログオーディオ信号S3の電圧レベルVoが、しきい値電圧VthUとVthLの間に含まれるか否かを判定条件として、ゼロクロス点を検出することができる。
ところが、電圧源302およびウィンドウコンパレータ304は、アナログ回路で構成されるため、チップ面積が大きくなるという問題がある。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、チップ面積を削減可能なD/A変換回路の提供にある。
本発明のある態様は、デジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換して出力端子から出力するD/A変換回路に関する。D/A変換回路は、デジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換するD/Aコンバータと、D/Aコンバータからアナログオーディオ信号を受け、出力端子から出力するアナログ出力段と、出力端子におけるゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路と、を備え、ひとつの半導体基板に一体集積化される。D/Aコンバータは、デジタルオーディオ信号をオーバーサンプリングするオーバーサンプリングフィルタと、オーバーサンプリングフィルタによりオーバーサンプリングされた第1デジタルオーディオ信号を変調するΔΣ変調器と、ΔΣ変調器によりΔΣ変調された第2デジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換するアナログ変換部と、を有する。ゼロクロス検出回路は、オーバーサンプリングフィルタからΔΣ変調器とは別経路に出力された、第1デジタルオーディオ信号に対応する第3デジタルオーディオ信号を受け、第3デジタルオーディオ信号に対して、第1デジタルオーディオ信号が出力端子に到達するまでに要する伝搬時間に相当する遅延を与える遅延補正回路と、遅延補正回路から出力される第4デジタルオーディオ信号を、所定のしきい値と比較することによりゼロクロス点を検出するデジタルコンパレータと、を含む。
第4デジタルオーディオ信号は、出力端子におけるアナログオーディオ信号と対応する波形を示すことになる。したがって、第4デジタルオーディオ信号をデジタル信号処理によってしきい値と比較することにより、アナログ回路を用いずにゼロクロス点を検出でき、チップ面積を削減できる。
アナログ出力段は、アナログオーディオ信号の振幅を可変の利得にて増幅または減衰可能に構成されてもよい。ゼロクロス検出回路は、利得に応じて、しきい値をスケーリングするしきい値制御部をさらに含んでもよい。
この場合、出力端子におけるアナログオーディオ信号の振幅は、可変の利得に応じて変化する。その変化に追従するように、しきい値をスケーリングすることにより、利得の値に依存せずに、ゼロクロス点を好適に検出できる。
アナログ出力段は、アナログオーディオ信号の振幅を可変の利得にて増幅または減衰可能に構成され、ゼロクロス検出回路は、利得に応じて、遅延補正回路に入力される第3デジタルオーディオ信号、または遅延補正回路から出力される第4デジタルオーディオ信号をスケーリングするスケーリング回路をさらに含んでもよい。
この場合も、出力端子におけるアナログオーディオ信号の振幅は、可変の利得に応じて変化する。その変化に追従するように、第3または第4デジタルオーディオ信号をスケーリングすることにより、利得の値に依存せずに、ゼロクロス点を好適に検出できる。
アナログ出力段は、ボリウム回路、ミキシング回路、フィルター回路、あるいは、それらの任意の組み合わせを含んでもよい。
本発明の別の態様は、車載用オーディオ装置に関する。車載用オーディオ装置は、上述のいずれかのD/A変換回路を備える。
本発明の別の態様は、オーディオコンポーネント装置に関する。車載用オーディオ装置は、上述のいずれかのD/A変換回路を備える。
本発明の別の態様は、電子機器に関する。電子機器は、上述のいずれかのD/A変換回路を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係るD/A変換回路によれば、チップ面積を削減できる。
オーディオシステムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態に係るD/A変換回路を備えるオーディオシステムの構成を示すブロック図である。 図2のD/A変換回路の動作を示す波形図である。 図2のD/A変換回路の別の動作を示す波形図である。 D/A変換回路を用いた車載用オーディオ装置の構成を示すブロック図である。 図6(a)〜(c)は、電子機器あるいはオーディオコンポーネント装置の外観図である。 変形例に係るD/A変換回路を備えるオーディオシステムの構成を示すブロック図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図2は、実施の形態に係るD/A変換回路100を備えるオーディオシステム1の構成を示すブロック図である。オーディオシステム1は、デジタル音源2、DSP4、D/A変換回路100、パワーアンプ8、電気音響変換素子9、ホストプロセッサ10を備える。
デジタル音源2は、デジタルオーディオ信号S1を生成し、IS(Inter IC Sound)規格に準拠したシリアルバスを介して、DSP4に出力する。デジタル音源2は、アナログオーディオ信号をデジタルオーディオ信号に変換するA/Dコンバータを含んでもよい。
DSP4は、デジタルオーディオ信号S1に所定のデジタル信号処理を施す。デジタル信号処理としては、イコライジング、バスブースト、トレブルブースト、ステレオ−モノラル変換、デジタルボリウム制御などが例示される。
D/A変換回路100は、ISバスを介して、DSP4からのデジタルオーディオ信号S2を受け、アナログオーディオ信号S3に変換する。パワーアンプ8は、D/A変換回路100の出力S3を増幅し、電気音響変換素子9であるスピーカやヘッドホンを駆動する。
D/A変換回路100は、I2Sインタフェース102、アナログ出力段104、I2Cインタフェース106、コントローラ108、D/Aコンバータ120、ゼロクロス検出回路200を備える。D/A変換回路100は、ひとつの半導体基板に一体集積化されたアナログ・デジタル混載回路であり、デジタルセグメントSEG1とデジタルセグメントSEG2を含む。「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。回路を1つのICとして集積化することにより、回路面積を削減することができるとともに、回路素子の特性を均一に保つことができる。
D/Aコンバータ102の一部(122、124)、ISインタフェース102、ICインタフェース106、コントローラ108は、デジタルセグメントSEG1に形成され、D/Aコンバータ120の一部(126)およびアナログ出力段104はアナログセグメントSEG2に形成される。
Sインタフェース102は、入力端子PINを介してDSP4からシリアル形式のデジタルオーディオ信号S2を受ける。D/Aコンバータ120は、ISインタフェース102において受信したデジタルオーディオ信号S2をアナログオーディオ信号S4に変換する。D/Aコンバータ120は、いわゆるΔΣD/Aコンバータであり、オーバーサンプリングフィルタ122、ΔΣ変調器124、アナログ変換部126を含む。オーバーサンプリングフィルタ122は、デジタルオーディオ信号S2’をオーバーサンプリングする。ΔΣ変調器124は、オーバーサンプリングフィルタ122によりオーバーサンプリングされた第1デジタルオーディオ信号Sd1をΔΣ変調し、ビット列に変換する。ΔΣ変調器124の前段には、DCホールド回路などが設けられてもよいが、発明の理解の容易化のために省略している。
アナログ変換部126は、スイッチドキャパシタフィルタあるいは、電流セグメントD/Aコンバータを含み、ΔΣ変調器124によりΔΣ変調された第2デジタルオーディオ信号Sd2をアナログオーディオ信号S4に変換する。
アナログ出力段104は、D/Aコンバータ120からアナログオーディオ信号S4を受け、出力端子POUTからアナログオーディオ信号S3を出力する。本実施の形態において、アナログ出力段104は、アナログオーディオ信号S3の振幅をユーザが設定したボリウム値に応じて変化させるボリウム回路を含む。たとえばボリウム回路は、図2に図示されるように、分圧率が可変に構成された抵抗分圧回路104aと、その出力を受けるバッファ104bを含んでもよい。なおボリウム回路の構成はそれには限定されず、その他の公知の構成であってもよい。
ホストプロセッサ10は、オーディオシステム1全体を統括的に制御する。具体的には、DSP4におけるデジタル信号処理を制御し、あるいはD/A変換回路100のボリウム回路のボリウム制御を行う。
D/A変換回路100のICインタフェース106は、制御端子PCNTを介して、ホストプロセッサ10と接続される。コントローラ108は、ICインタフェース106を介して、ホストプロセッサ10からのボリウム制御データVOLを受け、その値に応じて抵抗分圧回路104aの分圧比を設定する。
ゼロクロス検出回路200は、出力端子POUTにおけるアナログオーディオ信号S3のゼロクロス点を検出する。
ゼロクロス検出回路200は、遅延補正回路202およびデジタルコンパレータ204を含む。第3デジタルオーディオ信号Sd3は、第1デジタルオーディオ信号Sd1に対応しており、オーバーサンプリングフィルタ122から、ΔΣ変調器124とは別の経路に出力される。第3デジタルオーディオ信号Sd3は、第1デジタルオーディオ信号Sd1と完全に同一のデータであってもよい。
オーバーサンプリングフィルタ122からΔΣ変調器124に出力される第1デジタルオーディオ信号Sd1が、D/A変換回路100の出力端子POUTに到達するために要する伝搬遅延をτとする。この伝搬遅延τは、D/A変換回路100の設計者に対して既知である。
遅延補正回路202は、第3デジタルオーディオ信号Sd3を受け、それに対して、伝搬遅延τに相当する遅延τdを与える。デジタルコンパレータ204は、遅延補正回路202により遅延され、遅延補正回路202から出力される第4デジタルオーディオ信号Sd4を、デジタルしきい値DthU、DthLと比較することにより、ゼロクロス点を検出する。たとえばデジタルコンパレータ204は、デジタル形式のウィンドウコンパレータであり、DthL<Sd4<DthUのときアサート(たとえばハイレベル)される検出信号S11を生成する。
上述のように、アナログ出力段104はボリウム回路を含み、アナログオーディオ信号S4の振幅を可変の利得gにて増幅または減衰可能に構成される。
コントローラ108は、アナログ出力段104の利得g、すなわちボリウムの設定値に応じて、しきい値DthU、DthLをスケーリングする機能を有する。つまりコントローラ108には、しきい値制御部としての機能が実装される。
たとえばアナログ出力段104の利得gが、0〜1(−∞dB〜0dB)の間で変化するとする。この場合、g=1のときのしきい値をDthUg=1、DthLg=1とすると、任意の利得gに対して、しきい値DthU、DthLはそれぞれ、g−1×DthUg=1、g−1×DthLg=1のようにスケーリングされる。
以上がD/A変換回路100の構成である。続いてその動作を説明する。図3は、図2のD/A変換回路100の動作を示す波形図である。ここでは理解の容易のために、オーディオ信号の波形を単純な正弦波として示す。図3には、アナログ出力段104の利得gが1の場合の波形が示される。
アナログオーディオ信号S3は、第1デジタルオーディオ信号Sd1に対して、D/Aコンバータ120およびアナログ出力段104の伝搬遅延τ分、遅延している。遅延補正回路202は、デジタルオーディオ信号Sd3に対して伝搬遅延τに相当する遅延τdを与える。したがって、遅延補正回路202から出力される第4デジタルオーディオ信号Sd4は、時間スケール上において、出力端子POUTのアナログオーディオ信号S3と一致する。したがって、第4デジタルオーディオ信号Sd4をデジタル信号処理によってしきい値DthU、DthLと比較することにより、アナログ回路を用いずにゼロクロス点を検出でき、チップ面積を削減できる。
図4は、図2のD/A変換回路100の別の動作を示す波形図である。図4には、g<1の場合の波形が示される。出力端子POUTのアナログオーディオ信号S3は、利得g(<1)により減衰された結果、その振幅が、g=1のときに比べ小さくなっている。
このときコントローラ108は、しきい値DthU、DthLを、利得gに応じてスケーリングする。第4デジタルオーディオ信号Sd4を、スケーリングされたしきい値DthU、DthLと比較した結果得られる検出信号S11は、出力端子POUTにおけるアナログオーディオ信号S3を、しきい値電圧VthU、VthLと比較した結果得られるであろう波形と一致する。
このように、コントローラ108によってしきいDthU、DthLを、利得gに応じてスケーリングすることにより、D/A変換後の、アナログ出力段104による増幅、減衰の程度に依存せずに、ゼロクロス点を好適に検出できる。
続いてD/A変換回路100を備えるオーディオシステム1の用途を説明する。図5は、D/A変換回路100を用いた車載用オーディオ装置500の構成を示すブロック図である。車載用オーディオ装置500は、5.1チャンネル(フロント右FR、リア右RR、フロント左FL、リア左RL、センターC、サブウーファSW)で構成される。
デジタル音源2は、CDプレイヤやDVDプレイヤなどであり、アナログ音源3は、チューナやモバイルオーディオプレイヤなどである。
デジタル音源2からのデジタルオーディオ信号は、DSP4のデジタル入力端子に入力される。またチューナからのステレオ(Lch、Rch)のアナログオーディオ信号は、TUNERチャンネルに入力され、その他のモバイルオーディオプレイヤなどからのステレオアナログオーディオ信号はAUXチャンネルに入力される。
入力セレクタ502およびアンプ504は、RチャンネルとLチャンネルそれぞれに設けられる。入力セレクタ502は、入力チャンネル(Tuner/AUX)を選択し、選択されたチャンネルのシングルエンド形式のアナログオーディオ信号を差動信号に変換する。選択されたチャンネルに差動形式のオーディオ信号が入力される場合、差動変換処理はスキップされる。
アナログ/デジタル変換器505Rは、Rチャンネルの差動形式の入力オーディオ信号をデジタルオーディオ信号D1Rに変換し、アナログ/デジタル変換器505Lは、Lチャンネルの差動形式の入力オーディオ信号をデジタルオーディオ信号D1Lに変換する。図5において、アナログ/デジタル変換器505L、505Rの出力信号D1R、D1Lのペア、あるいはデジタル音源2の出力が、図2におけるデジタルオーディオ信号S1に相当する。
DSP4は、デジタルボリウム回路、5バンドイコライザ、ラウドネス回路、クロスオーバフィルタ、バスブースト回路を備え、デジタル音源2の出力信号あるいはアナログ/デジタル変換器505L、505Rの出力信号D1R、D1Lのペアに対して、所定の信号処理を施す。
図5の車載用オーディオ装置500において、D/A変換回路100は、3チャンネルがひとつの半導体基板に一体集積化されており、チャンネルごとに、図2に示したD/Aコンバータ120、アナログ出力段104のセットが設けられる。各チャンネルのアナログ出力段104は、アンプ506、ポストフィルタ508、フェーダボリウム510を含む。なお、アナログ出力段104の構成は特に限定されない。
実施の形態に係るD/A変換回路100は、このような車載用オーディオ装置500に好適に利用できる。
なお、実施の形態に係るD/A変換回路100は車載用オーディオ装置のみでなく、家庭用のホームオーディオシステムのオーディオコンポーネント装置に利用することもできる。あるいは、D/A変換回路100は、テレビ、デスクトップPC、ノートPC、タブレットPC、携帯電話端末、デジタルカメラ、ポータブルオーディオプレイヤなどの電子機器に搭載することもできる。
図6(a)〜(c)は、電子機器あるいはオーディオコンポーネント装置の外観図である。図6(a)は電子機器の一例であるディスプレイ装置600である。ディスプレイ装置600は、筐体602、スピーカ9を備える。D/A変換回路100は、図示しないDSP4、パワーアンプ8とともに筐体に内蔵される。
図6(b)はオーディオコンポ700である。オーディオコンポ700は、筐体702、スピーカ9を備える。D/A変換回路100は図示しないDSP4、パワーアンプ8とともに筐体に内蔵される。
図6(c)は電子機器の一例である小型情報端末800である。小型情報端末800は、携帯電話、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレットPC(Personal Computer)、オーディオプレイヤなどである。小型情報端末800は、筐体802、スピーカ9、ディスプレイ804を備える。D/A変換回路100は、図示しないDSP4、パワーアンプ8とともに筐体に内蔵される。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
図7は、変形例に係るD/A変換回路100aを備えるオーディオシステム1aの構成を示すブロック図である。図7のゼロクロス検出回路200aは、図2のゼロクロス検出回路200aに加えて、スケーリング回路206を備える。
スケーリング回路206は、遅延補正回路202の後段に設けられ、遅延補正回路202から出力される第4デジタルオーディオ信号Sd4を、アナログ出力段104の利得gに応じてスケーリングする。
具体的には、スケーリング回路206は、第4デジタルオーディオ信号Sd4に、利得gを掛け合わせ、第5デジタルオーディオ信号Sd5を生成する。
Sd5=Sd4×g
なお、スケーリング回路206は遅延補正回路202の前段に設けてもよい。この場合、スケーリング回路206は、遅延補正回路202に入力される第3デジタルオーディオ信号Sd3を、利得gに応じてスケーリングする。
一方、コントローラ108は、デジタルコンパレータ204に対して、利得gによらずに一定のしきい値DthUg=1、DthLg=1を出力する。
以上がD/A変換回路100aの構成である。
この変形例においても、出力端子POUTにおけるアナログオーディオ信号S3の振幅は、可変の利得gに応じて変化する。そして、その変化に追従するように、第3デジタルオーディオ信号Sd3もしくは第4デジタルオーディオ信号Sd4をスケーリングすることにより、利得の値に依存せずにゼロクロス点を好適に検出できる。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
1…オーディオシステム、2…音源、4…DSP、8…パワーアンプ、9…電気音響変換素子、10…ホストプロセッサ、100…D/A変換回路、102…ISインタフェース、104…アナログ出力段、106…ICインタフェース、108…コントローラ、120…D/Aコンバータ、122…オーバーサンプリングフィルタ、124…ΔΣ変調器、126…アナログ変換部、200…ゼロクロス検出回路、202…遅延補正回路、204…デジタルコンパレータ、206…スケーリング回路。

Claims (12)

  1. デジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換して出力端子から出力するD/A変換回路であって、
    前記デジタルオーディオ信号を前記アナログオーディオ信号に変換するD/Aコンバータと、
    前記D/Aコンバータから前記アナログオーディオ信号を受け、前記出力端子から出力するアナログ出力段と、
    前記出力端子におけるゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路と、
    を備え、ひとつの半導体基板に一体集積化されており、
    前記D/Aコンバータは、
    前記デジタルオーディオ信号をオーバーサンプリングするオーバーサンプリングフィルタと、
    前記オーバーサンプリングフィルタによりオーバーサンプリングされた第1デジタルオーディオ信号を変調するΔΣ変調器と、
    前記ΔΣ変調器によりΔΣ変調された第2デジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換するアナログ変換部と、
    を有し、
    前記ゼロクロス検出回路は、
    前記オーバーサンプリングフィルタから前記ΔΣ変調器とは別経路に出力された、前記第1デジタルオーディオ信号に対応する第3デジタルオーディオ信号を受け、前記第3デジタルオーディオ信号に対して、前記第1デジタルオーディオ信号が前記出力端子に到達するまでに要する伝搬時間に相当する遅延を与える遅延補正回路と、
    前記遅延補正回路から出力される第4デジタルオーディオ信号を、所定のしきい値と比較することによりゼロクロス点を検出するデジタルコンパレータと、
    を含むことを特徴とするD/A変換回路。
  2. 前記アナログ出力段は、アナログオーディオ信号を可変の利得にて振幅を増幅または減衰可能に構成され、
    前記ゼロクロス検出回路は、前記利得に応じて、前記しきい値をスケーリングするしきい値制御部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のD/A変換回路。
  3. 前記アナログ出力段は、アナログオーディオ信号の振幅を可変の利得にて増幅または減衰可能に構成され、
    前記ゼロクロス検出回路は、前記利得に応じて、前記遅延補正回路に入力される前記第3デジタルオーディオ信号、または前記遅延補正回路から出力される前記第4デジタルオーディオ信号をスケーリングするスケーリング回路をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のD/A変換回路。
  4. 前記アナログ出力段は、ボリウム回路を含むことを特徴とする請求項2または3に記載のD/A変換回路。
  5. 前記アナログ出力段は、ミキシング回路を含むことを特徴とする請求項2または3に記載のD/A変換回路。
  6. 前記アナログ出力段は、フィルター回路を含むことを特徴とする請求項2または3に記載のD/A変換回路。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のD/A変換回路を備えることを特徴とする車載用オーディオ装置。
  8. 請求項1から6のいずれかに記載のD/A変換回路を備えることを特徴とするオーディオコンポーネント装置。
  9. 請求項1から6のいずれかに記載のD/A変換回路を備えることを特徴とする電子機器。
  10. デジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換して出力端子から出力するD/A変換回路において、前記出力端子におけるゼロクロス点を検出する方法であって、
    前記D/A変換回路は、
    前記デジタルオーディオ信号を、アナログオーディオ信号に変換するD/Aコンバータと、
    前記D/Aコンバータからのアナログオーディオ信号を受け、前記出力端子から出力するアナログ出力段と、
    を備え、ひとつの半導体基板に一体集積化され、
    前記D/Aコンバータは、
    前記デジタルオーディオ信号をオーバーサンプリングするオーバーサンプリングフィルタと、
    前記オーバーサンプリングフィルタによりオーバーサンプリングされた第1デジタルオーディオ信号を変調するΔΣ変調器と、
    前記ΔΣ変調器によりΔΣ変調された第2デジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換するアナログ変換部と、
    を有し、
    前記方法は、
    前記オーバーサンプリングフィルタから前記ΔΣ変調器とは別経路に出力された、前記第1デジタルオーディオ信号に対応する第3デジタルオーディオ信号に対して、前記第1デジタルオーディオ信号が前記出力端子に到達するまでに要する伝搬時間に相当する遅延を与えるステップと、
    前記第3デジタルオーディオ信号を遅延して得られる第4デジタルオーディオ信号を、所定のしきい値と比較することにより前記出力端子におけるゼロクロス点を検出するステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
  11. 前記アナログ出力段は、アナログオーディオ信号の振幅を可変の利得にて増幅または減衰可能に構成され、
    前記方法は、前記利得に応じて、前記しきい値をスケーリングするステップをさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記アナログ出力段は、アナログオーディオ信号振幅を可変の利得にて増幅または減衰可能に構成され、
    前記方法は、前記利得に応じて、前記第3デジタルオーディオ信号または前記第4デジタルオーディオ信号をスケーリングするステップをさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の方法。
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