JP5988108B2 - 角筒状鋼材端部接合金具及びその接合構造 - Google Patents

角筒状鋼材端部接合金具及びその接合構造 Download PDF

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本発明は例えば鋼構造物における柱材、梁材、胴縁材、吊り束材として使用される角パイプ、角鋼管等の角筒状鋼材の端部をL形鋼材、I形鋼材、H形鋼、他の角筒状鋼材、溝形鋼等の接合部材に接合する際に用いられる角筒状鋼材端部接合金具及びその接合構造に関するものである。
従来、この種の角筒状鋼材端部接合金具として、上記角筒状鋼材の四角状内面に略合致する四角板状に形成されて角筒状鋼材の端部に溶接固定される固定継合板及び固定継合板の外方板面に直交状に突出形成されて上記接合部材に接合される四角板状の突出継合板からなり、固定継合板及び突出継合板はそれぞれ別体に形成され、突出継合板に固定継合板の角筒状鋼材の端部内方位置への嵌入を許容する嵌入面及び角筒状鋼材の端面に当接して固定継合板の嵌入位置を定める位置決め面からなる切欠段部が形成され、上記固定継合板に嵌合溝部が形成され、上記突出継合板に該嵌合溝部に嵌合可能な嵌合凸部が形成されてなる構造のものが知られている。
特許第5246443号公報
しかしながら上記従来構造の場合、上記嵌合溝部と嵌合凸部とのはめあいの種類はすきまばめ程度の種類のはめあいに形成されているから、嵌合溝部と嵌合凸部との相互の嵌合状態を保持することができなかったり、嵌合溝部と嵌合凸部との相互の直角度も保持することができなかったりするため、予め、上記嵌合溝部と嵌合凸部とを嵌合した状態においてスコヤ等の直角定規あるいは直角治具等の位置決め手段を用いながら固定継合板と突出継合板とを一体に溶接して接合金具を形成し、この一体となった接合金具を複数個用意し、固定継合板と突出継合板との溶接後において、固定継合板を角筒状鋼材に溶接固定することになり、このため、固定継合板と突出継合板との溶接及び固定継合板と角筒状鋼材との溶接の二度の溶接作業が必要となり、固定継合板と突出継合板の相互の位置決め手段を用いながらの溶接作業であることもあって、接合金具の製作及び接合作業を容易に行うことができず、それだけ、コストの低減を図ることができないことがあるという不都合を有している。
本発明はこれらの不都合を解決することを目的とするもので、本発明のうちで、請求項1記載の発明は、角筒状鋼材の端部を接合部材に接合する際に用いられる接合金具であって、上記角筒状鋼材の四角状内面に略合致する四角板状に形成されて該角筒状鋼材の端部に溶接固定される固定継合板及び該固定継合板の外方板面に直交状に突出形成されて上記接合部材に接合される四角板状の突出継合板からなり、該固定継合板及び該突出継合板はそれぞれ別体に形成されてなり、該突出継合板に該固定継合板の該角筒状鋼材の端部内方位置への嵌入を許容する嵌入面及び該角筒状鋼材の端面に当接して該固定継合板の嵌入位置を定める位置決め面からなる切欠段部が形成され、かつ、該固定継合板に嵌合溝部が形成され、該突出継合板に該嵌合溝部に嵌合可能な嵌合凸部が形成され、該嵌合溝部と嵌合凸部とのはめあいは相互の嵌合状態を保持可能であって相互に手で動かせると共に該嵌合溝部と嵌合凸部との嵌合状態において相互の直角度が保持される中間ばめ程度の種類のはめあいに形成されていることを特徴とする角筒状鋼材端部接合金具にある。
又、請求項2記載の発明は、上記固定継合板の四つの端面のうちの隣接する二つの端面を位置決め端面に形成すると共に上記角筒状鋼材の四つの内面を該固定継合板の隣接する二つの位置決め端面が当接される位置決め内面に形成し、該固定継合板の二つの位置決め端面に該角筒状鋼材の内面に突出する継ぎ目を避ける逃がし溝部を形成し、一方、上記固定継合板の四つの端面のうちの位置決め端面でない隣接する残りの二つの端面と該角筒状鋼材の四つの内面のうちの隣接する二つの位置決め端面に当接していない隣接する二つの内面との対向面間に該継ぎ目を避ける二つの逃がし隙間を形成してなることを特徴とするものであり、又、請求項3記載の発明は、上記突出継合板と上記接合部材とはボルト締結構造により接合されていることを特徴とするものである。
又、請求項4記載の発明は、上記請求項1〜3のいずれか1項に記載の角筒状鋼材端部接合金具が用いられ、上記固定継合板上記嵌入面及び上記切欠段部により該角筒状鋼材の端部内方位置に位置した状態で溶接固定されると共に相互の嵌合状態を保持した状態で上記固定継合板と上記突出継合板とが溶接固定されて該突出継合板上記接合部材に接合されてなることを特徴とする角筒状鋼材端部接合構造にある。
本発明は上述の如く、請求項1又は4記載の発明にあっては、固定継合板に嵌合溝部が形成され、突出継合板に嵌合溝部に嵌合可能な嵌合凸部が形成され、嵌合溝部をプレス打抜により形成すると共に嵌合溝部の溝幅に嵌合可能な嵌合凸部の板厚をプレス圧縮することにより嵌合溝部と嵌合凸部とのはめあいは相互の嵌合状態を保持可能であって相互に手で動かせると共に嵌合溝部と嵌合凸部との嵌合状態において相互の直角度が保持される中間ばめ程度の種類のはめあいに形成されているから、固定継合板の嵌合溝部に突出継合板の嵌合凸部を相互に手で動かして手で挿入嵌合することができると共に固定継合板と突出継合板の相互の嵌合状態を保持することができ、嵌合溝部と嵌合凸部との嵌合状態において相互の直角度が保持され、このため、固定継合板を角筒状鋼材に溶接する前の段階において予め固定継合板と突出継合板を溶接して固定継合板と突出継合板とが一体化した接合金具を複数個製作しておく必要がなくなり、固定継合板と突出継合板との溶接及び固定継合板と角筒状鋼材との溶接の二度の溶接作業が不要となり、固定継合板と突出継合板との溶接作業及び固定継合板と角筒状鋼材との溶接作業を同時に行うことができると共に固定継合板と突出継合板とをスコヤ等の直角定規あるいは直角治具等の位置決め手段で位置決めする必要がなくなり、接合金具の製作及び接合作業を容易に行うことができる。
又、請求項2記載の発明にあっては、上記固定継合板の四つの端面のうちの隣接する二つの端面を位置決め端面に形成すると共に上記角筒状鋼材の四つの内面を固定継合板の隣接する二つの位置決め端面が当接される位置決め内面に形成し、固定継合板の二つの位置決め端面に角筒状鋼材の内面に突出する継ぎ目を避ける逃がし溝部を形成し、一方、上記固定継合板の四つの端面のうちの位置決め端面でない隣接する残りの二つの端面と角筒状鋼材の四つの内面のうちの隣接する二つの位置決め端面に当接していない隣接する二つの内面との対向面間に継ぎ目を避ける二つの逃がし隙間を形成しているから、上記固定継合板の隣接する二つの位置決め端面と上記角筒状鋼材の二つの位置決め内面との当接により相互に位置決めすることができ、この位置決め状態において上記固定継合板と上記角筒状鋼材との四つの対向面部を溶接ビードにより隅肉溶接することができ、接合金具を容易に製作することができ、さらに、二つの位置決め端面に形成された逃がし溝部及び二つの逃がし隙間により角筒状鋼材の内面に突出する継ぎ目を避けることができ、角筒状鋼材の内面に突出する継ぎ目の位置が支障になることがなくなり、固定継合板と角筒状鋼材との位置決めの方向性を無くすことができて溶接固定作業を容易に行うことができ、作業性を向上することができ、又、請求項3記載の発明にあっては、上記突出継合板と上記接合部材とはボルト締結構造により接合されているから、接合金具を介して角筒状鋼材と接合部材とを容易に接合することができる。
本発明の実施の形態例の接合金具の斜視図である。 本発明の実施の形態例の接合金具の分解斜視図である。 本発明の実施の形態例の接合構造の全体斜視図である。 本発明の実施の形態例の接合構造の横断面図である。 本発明の実施の形態例の接合金具の部分拡大側断面図である。 本発明の実施の形態例の接合構造の部分側断面図である。 本発明の実施の形態例の接合構造の部分拡大側断面図である。 本発明の実施の形態例の接合構造の部分斜視図である。 本発明の実施の形態例の接合構造の部分側断面図である。 本発明の実施の形態例の接合構造の部分平断面図である。
図1乃至図10は本発明の実施の形態例を示し、Kは接合金具であって、角筒状鋼材Wの端部を接合部材Sに接合する際に用いられ、この場合、四角パイプ状の角筒状鋼材Wの端部に溶接固定される固定継合板1及び固定継合板1の外方板面に直交状に突出形成され、この場合、H形鋼からなる接合部材Sに接合される突出継合板2からなり、この場合、固定継合板1は上記角筒状鋼材Wの四角状内面に略合致する形状に形成され、固定継合板1及び上記突出継合板2はそれぞれ別体に形成され、突出継合板2に固定継合板1の角筒状鋼材Wの端部内方位置への嵌入を許容する嵌入面3a及び角筒状鋼材Wの端面Hに当接して固定継合板1の嵌入位置を定める位置決め面3bからなる切欠段部3が形成されている。
この場合、上記固定継合板1に嵌合溝部1aが形成され、嵌合溝部1aの両端部に径大穴部1b・1bが形成され、突出継合板2に嵌合溝部1aに嵌合可能な嵌合凸部2aが形成されている。
そして、この嵌合溝部1aをプレス打抜により形成すると共に嵌合溝部1aの溝幅Bに嵌合可能な嵌合凸部2aの板厚Tをプレス圧縮することにより嵌合溝部1aと嵌合凸部2aとのはめあいは相互の嵌合状態を保持可能であって相互に手で動かせると共に嵌合溝部1aと嵌合凸部2aとの嵌合状態において相互の直角度が保持される中間ばめ程度の種類のはめあいに形成され、このプレス打抜による溝幅Bとプレス圧縮による嵌合凸部2aの圧痕領域Cでの板厚Tとの中間ばめ程度の公差域及び等級として、例えば、H7とg6のはめあい、H7とh7のはめあい、H6とg6のはめあい、H6とh7のはめあい等の各種のはめあいが選択される。
又、この場合、図2、図4、図5、図6の如く、上記固定継合板1の四つの端面のうちの隣接する二つの端面を位置決め端面F・Fに形成すると共に上記角筒状鋼材Wの四つの内面を固定継合板1の隣接する二つの位置決め端面F・Fが当接される位置決め内面Q・Qに形成し、この場合、二つの位置決め端面F・Fがなす角部に二つの位置決め端面F・Fの存在位置を表示する切欠部1cが形成され、固定継合板1の二つの位置決め端面F・Fに角筒状鋼材Wの内面に突出する継ぎ目Wを避ける逃がし溝部F・Fを形成し、一方、上記固定継合板1の四つの端面のうちの位置決め端面F・Fでない隣接する残りの二つの端面M・Mと角筒状鋼材Wの四つの内面のうちの隣接する二つの位置決め端面F・Fに当接していない隣接する二つの内面D・Dとの対向面間に継ぎ目Wを避ける二つの逃がし隙間R・Rを形成して構成している。
又、この場合、図8乃至図10の如く、上記接合部材Sの左右両側に二個の角筒状鋼材W・Wを二個の接合金具K・Kを用いて接合する構造を示しており、この場合、H形鋼からなる接合部材Sの左右両側に接合板S・Sを溶接部Nで溶接固定し、各接合金具K・Kの突出継合板2・2に貫通穴4a・4aを形成し、上記各接合板S・Sに貫通穴4b・4bを形成し、貫通穴4a、貫通穴4b、ボルト4c及びナット4dからなるボルト締結構造4により接合金具Kを介して角筒状鋼材Wと接合部材Sとを接合するようにしている。
この実施の形態例は上記構成であるから、角筒状鋼材Wの端部を接合部材Sに接合するに際し、図1、図2、図8、図9、図10の如く、角筒状鋼材Wの端部に接合金具Kの固定継合板1を嵌入し、固定継合板1を角筒状鋼材Wの四つの内面と固定継合板1の四つの端面との間の隅肉溶接により角筒状鋼材Wに固定し、接合部材Sには接合板Sが固定され、固定継合板1の外方板面に直交状に突出形成されている突出継合板2を接合部材Sの接合板Sにボルト締結構造4により接合することになる。
この際、図2、図3、図6、図7の如く、上記固定継合板1及び上記突出継合板2はそれぞれ別体に形成されているから、接合金具Kを一体に形成する構造に比べ、接合金具Kを容易に製作することができると共に製作コストを低減することができ、上記固定継合板1は角筒状鋼材Wの四角状内面に略合致する形状に形成され、突出継合板2に固定継合板1の角筒状鋼材Wの端部内方位置への嵌入を許容する嵌入面3a及び角筒状鋼材Wの端面Hに当接して固定継合板1の嵌入位置を定める位置決め面3bからなる切欠段部3が形成されているから、接合金具Kと固定継合板1との溶接固定は角筒状鋼材Wの端面Hの内方位置での溶接となって溶接ビードEが角筒状鋼材Wの外周面に露呈することがなくなり、溶接ビードEによるはみ出し部がなくなり、それだけ、接合作業の効率化を図ることができ、上記固定継合板1は角筒状鋼材Wの四角状内面に略合致する形状に形成されているので、固定継合板1と角筒状鋼材Wとの溶接が容易となり、角筒状鋼材Wの端面Hに当接して固定継合板1の嵌入位置を定める位置決め面3bにより角筒状鋼材Wに対する固定継合板1の内方位置を定めることができ、固定継合板1と角筒状鋼材Wとの溶接を容易に行うことができる。
かつ、この場合、図2、図4、図5、図6の如く、上記固定継合板1に嵌合溝部1aが形成され、突出継合板2に嵌合溝部1aに嵌合可能な嵌合凸部2aが形成され、嵌合溝部1aをプレス打抜により形成すると共に嵌合溝部1aの溝幅Bに嵌合可能な嵌合凸部2aの板厚Tをプレス圧縮することにより嵌合溝部1aと嵌合凸部2aとのはめあいは相互の嵌合状態を保持可能であって相互に手で動かせると共に嵌合溝部1aと嵌合凸部2aとの嵌合状態において相互の直角度が保持される中間ばめ程度の種類のはめあいに形成されているから、固定継合板1の嵌合溝部1aに突出継合板2の嵌合凸部2aを相互に手で動かして手で挿入嵌合することができると共に固定継合板1と突出継合板2の相互の嵌合状態を保持することができ、嵌合溝部1aと嵌合凸部2aとの嵌合状態において相互の直角度が保持され、このため、固定継合板1を角筒状鋼材Wに溶接する前の段階において予め固定継合板1と突出継合板2を溶接して固定継合板1と突出継合板2とが一体化した接合金具Kを複数個製作しておく必要がなくなり、固定継合板1と突出継合板2との溶接及び固定継合板1と角筒状鋼材Wとの溶接の二度の溶接作業が不要となり、固定継合板1と突出継合板2との溶接作業及び固定継合板1と角筒状鋼材Wとの溶接作業を同時に行うことができると共に固定継合板と突出継合板とをスコヤ等の直角定規あるいは直角治具等の位置決め手段で位置決めする必要がなくなり、接合金具の製作及び接合作業を容易に行うことができる。
この場合、上記固定継合板1の四つの端面のうちの隣接する二つの端面を位置決め端面F・Fに形成すると共に上記角筒状鋼材Wの四つの内面を固定継合板1の隣接する二つの位置決め端面F・Fが当接される位置決め内面Q・Qに形成し、固定継合板1の二つの位置決め端面F・Fに角筒状鋼材Wの内面に突出する継ぎ目Wを避ける逃がし溝部F・Fを形成し、一方、上記固定継合板1の四つの端面のうちの位置決め端面F・Fでない隣接する残りの二つの端面M・Mと角筒状鋼材Wの四つの内面のうちの隣接する二つの位置決め端面F・Fに当接していない隣接する二つの内面D・Dとの対向面間に継ぎ目Wを避ける二つの逃がし隙間R・Rを形成しているから、上記固定継合板1の隣接する二つの位置決め端面F・Fと上記角筒状鋼材Wの二つの位置決め内面Q・Qとの当接により相互に位置決めすることができ、この位置決め状態において上記固定継合板1と上記角筒状鋼材Wとの四つの対向面部を溶接ビードEにより隅肉溶接することができ、接合金具Kを容易に製作することができ、さらに、二つの位置決め端面F・Fに形成された逃がし溝部F・F及び二つの逃がし隙間R・Rにより角筒状鋼材Wの内面に突出する継ぎ目Wを避けることができ、角筒状鋼材Wの内面に突出する継ぎ目Wの位置が支障になることがなくなり、固定継合板1と角筒状鋼材Wとの位置決めの方向性を無くすことができて溶接固定作業を容易に行うことができ、作業性を向上することができる。
又、この場合、上記突出継合板2と上記接合部材Sとはボルト締結構造4により接合されているから、接合金具Kを介して角筒状鋼材Wと接合部材Sとを容易に接合することができる。
尚、本発明は上記実施の形態例に限られるものではなく、例えば、角筒状鋼材Wは正方形角筒、長方形角筒、C形角パイプ、角鋼管等の各種の角筒状鋼材Wに適用することができ、又、接合部材Sは、H形鋼材に限らず、L形鋼材、I形鋼、他の角筒状鋼材W、溝形鋼等の各種の鋼材に適用することができ、又、接合金具K、固定継合板1、突出継合板2、切欠段部3の形態や構造、ボルト締結構造4に代えて他の締結手段を用いるなど、適宜選択して設計される。
以上、所期の目的を充分達成することができる。
K 接合金具
W 角筒状鋼材
S 接合部材
B 溝幅
T 板厚
F 位置決め端面
Q 位置決め内面
継ぎ目
逃がし溝部
M 端面
D 内面
R 逃がし隙間
H 端面
1 固定継合板
1a 嵌合溝部
2 突出継合板
2a 嵌合凸部
3 切欠段部
3a 嵌入面
3b 位置決め面
4 ボルト締結構造

Claims (4)

  1. 角筒状鋼材の端部を接合部材に接合する際に用いられる接合金具であって、上記角筒状鋼材の四角状内面に略合致する四角板状に形成されて該角筒状鋼材の端部に溶接固定される固定継合板及び該固定継合板の外方板面に直交状に突出形成されて上記接合部材に接合される四角板状の突出継合板からなり、該固定継合板及び該突出継合板はそれぞれ別体に形成されてなり、該突出継合板に該固定継合板の該角筒状鋼材の端部内方位置への嵌入を許容する嵌入面及び該角筒状鋼材の端面に当接して該固定継合板の嵌入位置を定める位置決め面からなる切欠段部が形成され、かつ、該固定継合板に嵌合溝部が形成され、該突出継合板に該嵌合溝部に嵌合可能な嵌合凸部が形成され、該嵌合溝部と嵌合凸部とのはめあいは相互の嵌合状態を保持可能であって相互に手で動かせると共に該嵌合溝部と嵌合凸部との嵌合状態において相互の直角度が保持される中間ばめ程度の種類のはめあいに形成されていることを特徴とする角筒状鋼材端部接合金具。
  2. 上記固定継合板の四つの端面のうちの隣接する二つの端面を位置決め端面に形成すると共に上記角筒状鋼材の四つの内面を該固定継合板の隣接する二つの位置決め端面が当接される位置決め内面に形成し、該固定継合板の二つの位置決め端面に該角筒状鋼材の内面に突出する継ぎ目を避ける逃がし溝部を形成し、一方、上記固定継合板の四つの端面のうちの位置決め端面でない隣接する残りの二つの端面と該角筒状鋼材の四つの内面のうちの隣接する二つの位置決め端面に当接していない隣接する二つの内面との対向面間に該継ぎ目を避ける二つの逃がし隙間を形成してなることを特徴とする請求項1記載の角筒状鋼材端部接合金具。
  3. 上記突出継合板と上記接合部材とはボルト締結構造により接合されていることを特徴とする請求項1又は2記載の角筒状鋼材端部接合金具。
  4. 上記請求項1〜3のいずれか1項に記載の角筒状鋼材端部接合金具が用いられ、上記固定継合板上記嵌入面及び上記切欠段部により該角筒状鋼材の端部内方位置に位置した状態で溶接固定されると共に相互の嵌合状態を保持した状態で上記固定継合板と上記突出継合板とが溶接固定されて該突出継合板上記接合部材に接合されてなることを特徴とする角筒状鋼材端部接合構造。
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