JP5987636B2 - 電源管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のモジュールによって構成された電源部を管理する電源管理装置に関する。
近年、CO削減などの目的で化石燃料に代えてバッテリに充電した電気エネルギーを利用して走行する電動車が普及しつつある。この電動車では、充電可能なバッテリを複数、搭載している。このような電動車の搭載しているバッテリは、充電と放電とを繰り返すことから、充電と放電の繰り返しがバッテリの寿命に影響を及ぼすことになる。また、各バッテリの特性上のわずかな違いも充電と放電が繰り返される過程でバッテリの寿命に影響を及ぼすことになる。このため、電動車においては製造過程あるいは出荷時において、搭載している電源部の複数のバッテリの状態を検査し管理するようにしている。
このような電動車が搭載している複数のバッテリからなるモジュールの管理を行う電源管理装置として、複数のモジュールを有する電動車の電源部の管理を正確かつ簡易に行うようにした電動車の電源管理装置がある。
この電源管理装置は、モータの電源部を構成する複数の電池セルをまとめて構成したモジュールにモジュール状態検出手段をそれぞれ搭載し、各モジュール状態検出手段により検出された情報をもとに各モジュールの状態を制御手段で判定する。前記各モジュール状態検出手段は、付番通信線を介して直列に接続され、接続上流のモジュール状態検出手段から送信されたID情報をもとにして自身に識別番号を付与し、その識別番号を含むID情報を接続下流のモジュール状態検出手段へ送信する。そして、前記制御手段は、前記各モジュール状態検出手段と付番通信線および通信線で接続され、付番通信線および通信線を介して送信された検出情報をもとに各モジュールの異常をモジュールごとに特定する(特許文献1参照)。
特開2009−89521号公報
従来技術にかかる電源管理装置では、故障(異常)が検出された場合に、その故障がモジュール(モジュール状態検出手段を含む)の故障であるのか、通信線の故障であるのかを特定できないという問題点がある。従来技術にかかる電源管理装置では、モジュールからの稼働状態情報を受信できない場合には、モジュールの故障であることを想定し、即座に電動車の走行を停止させるよう制御していた。この場合、電動車のユーザは、レッカー車などを呼んで車両を修理業者等まで移動させて修理を受ける必要がある。
このような制御は、実際にモジュールに故障が生じている場合、すなわち故障の重要度が高い場合には有効である。しかしながら、故障が通信線でのみ起こっている場合、すなわち故障の重要度が比較的低い場合には、実際には電動車は走行を継続することが可能な状態である。この場合、電動車が自走で修理業者等に向かった方がユーザの負担が少なく、また、故障を迅速に解消できる可能性がある。
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、複数のモジュールによって構成された電源部に故障が生じた場合に、当該故障の重要度を簡易に判定することができる電源管理装置を提供することを目的とする。
上述した問題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる電源管理装置は、複数の電池セルを含むモジュールが複数接続されて構成され、少なくとも動力の一部に電力を用いて走行する電動車の駆動用電力を蓄電する電源部の電源管理装置であって、複数の前記モジュールのそれぞれに配置されそれぞれの稼働状態情報を検出する複数のモジュール状態検出手段と、それぞれの前記モジュールの故障を検知する故障検知手段と、を備え、前記故障検知手段と前記モジュール状態検出手段とは、前記故障検知手段とそれぞれの前記モジュール状態検出手段とを並列に接続し、前記故障検知手段と前記モジュール状態検出手段との間のデータ送受信に用いられる第1の通信線と、前記故障検知手段を始点および終点とし、複数の前記モジュール状態検出手段を直列に接続してそれぞれの前記モジュールに識別番号を付与する際に用いられる第2の通信線と、によって接続されており、
前記故障検知手段は、前記第1の通信線の通信障害を検知した場合には、前記第2の通信線に信号を送信して前記信号の返信に基づいて前記故障の重要度を判定することを特徴とする。
また、請求項2の発明にかかる電源管理装置は、それぞれの前記モジュール状態検出手段は、前記第2の通信線の上流側から受信した前記信号に前記モジュールの前記稼働状態を示すフラグを付して、当該フラグ付きの前記信号を前記第2の通信線の下流側に順次送信することを特徴とする。
また、請求項3の発明にかかる電源管理装置は、前記故障検知手段は、前記故障の前記重要度に基づいて前記電動車の走行可否を判定し、前記第2の通信線を介して前記モジュールの故障を示す前記信号を受信しなかった場合には前記電動車の走行を可能と判定し、前記第2の通信線を介して前記モジュールの故障を示す前記信号を受信した場合には前記電動車の走行を不可と判定することを特徴とする。
また、請求項4の発明にかかる電源管理装置は、前記故障検知手段は、前記第1の通信線の通信障害が所定時間以上継続した場合に、前記電動車の走行可否を判定することを特徴とする。
また、請求項5の発明にかかる電源管理装置は、前記モジュール状態検出手段は、前記モジュールを構成する前記電池セルのセル電圧および前記モジュールの温度を検出することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、第1の通信線の通信障害を検知した場合には、第2の通信線に信号を送信して当該信号の返信に基づいて故障の重要度を判定する。これにより、通常時には第1の通信線を用いて送受信するモジュールの稼働状態情報を、第1の通信線の通信障害時には第2の通信線を用いて送受信することができ、適切に故障の重要度を判定することができる。
請求項2の発明によれば、第1の通信線の通信障害時には信号にモジュールの稼働状態を示すフラグを付して第2の通信線を順次送信する。これにより、第2の通信線を、本来の使用目的である付番処理時の制御(データフォーマットやデータ送信方法)を大きく変更することなく、モジュールの稼働状態情報の送受信に用いることができる。
請求項3の発明によれば、故障の重要度に基づいて電動車の走行可否を判定する。これにより、ユーザは故障への対応をより適切におこなうことが可能となる。たとえば、故障の重要度が低い場合には電動車の走行が可能となるため、ユーザは自走で電動車を修理業者等へ移動させ、迅速に修理を受けることができる。また、故障の重要度が高い場合には電動車の走行が不可となるため、故障中の走行による更なる不具合を回避するなど、故障による影響を最小限にすることができる。
請求項4の発明によれば、第1の通信線の通信障害が所定時間以上継続した場合に、電動車の走行可否を判定するので、第1の通信線のごく短時間の通信障害によって電動車の走行が制限される可能性を低減することができる。
請求項5の発明によれば、モジュールの稼働状態情報としてセル電圧およびモジュール温度を検出するので、モジュールの故障を迅速に検知することができる。
実施の形態にかかる電源管理装置10の構成を示すブロック図である。 故障検知手段104による処理の手順を示すフローチャートである。 モジュール状態検出手段102による処理の手順を示すフローチャートである。 電源管理装置10の処理タイミングを示すタイミングチャートである。 電源管理装置10の電動車の走行可否判定パターンを示す表である。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる電源管理装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる電源管理装置10の構成を示すブロック図である。電源管理装置10は、複数の電池セル202を含むモジュール20(20A〜20F)が複数接続されて構成された電源部30を管理する。本実施の形態において、電源部30は、少なくとも動力の一部に電力を用いて走行する電動車の駆動用電力を蓄電する。すなわち、電源部30は電動車の駆動用バッテリー(組電池)であり、電源部30に接続される負荷は電動車の駆動用電動機である。
電源管理装置10は、複数のモジュール状態検出手段102(202A〜202F)および故障検知手段104を備える。
モジュール状態検出手段102は、複数のモジュール20のそれぞれに配置され、それぞれの稼働状態情報を検出する。上述のように、電源部30は複数のモジュール20(図1では6個)で構成されている。複数のモジュール20には、それぞれモジュール状態検出手段102が設けられており、各モジュールの稼働状態情報を検出している。モジュール状態検出手段102は、稼働状態情報として、たとえば電池セルを管理するCMU(Cell Monitoring Unit)であり、モジュールを構成する各電池セル202のセル電圧およびモジュール20内の温度(セル温度でもよい)を検出する。
故障検知手段104は、複数のモジュール状態検出手段102によってそれぞれ検出された稼働状態情報に基づいて、それぞれのモジュール20の故障を検知する。故障検知手段104は、たとえば電源部30全体を管理するBUM(Battery Management Unit)である。故障検知手段104は、たとえばモジュール状態検出手段102から受信した稼働状態情報に含まれるセル電圧や温度の値が所定の正常範囲内にあるか否かを監視して、セル電圧や温度の値が正常範囲から外れた場合には、特定のモジュール20が故障しているものと検知する。
ここで、故障検知手段104とモジュール状態検出手段102とは、故障検知手段104とそれぞれのモジュール状態検出手段102とを並列(バス型)に接続する第1の通信線L1と、故障検知手段104を始点および終点とし、複数のモジュール状態検出手段102を直列に接続する第2の通信線L2と、によって接続されている。より詳細には、第1の通信線L1は、故障検知手段104とモジュール状態検出手段102との間のデータ送受信に用いられるCAN(Controller Area Network)通信用通信線であり、第2の通信線L2は、それぞれのモジュール20にID(識別番号)を付与する際に用いられる付番通信線である。
第1の通信線L1は、故障検知手段104とモジュール状態検出手段102との間で通信をおこなう際に常時使用される通信線である。一方、第2の通信線L2は、原則として、各モジュール20が接続されて電源部30(組電池)として組み立てられた直後、各モジュール20への付番をおこなう際に使用されるのみであり、通常時は使用されない通信線である。なお、図1において第2の通信線L2は、故障検知手段104を始点として、モジュール状態検出手段102A、モジュール状態検出手段102B、モジュール状態検出手段102C、モジュール状態検出手段102D、モジュール状態検出手段102E、モジュール状態検出手段102Fの順にモジュール状態検出手段102を直列に接続し、故障検知手段104を終点としている。
故障検知手段104は、第1の通信線L1の通信障害を検知した場合には、第2の通信線L2に信号を送信して信号の返信(モジュール20の稼働状態情報)に基づいて故障の重要度を判定する。第1の通信線L1の通信障害とは、第1の通信線L1を介して全てのモジュール状態検出手段102または特定のモジュール状態検出手段102との通信をおこなえない場合の他、通信される情報が規定のフォーマットから外れている場合なども含む。
第1の通信線L1に通信障害が生じる原因としては、A.第1の通信線L1上に障害が生じている場合、B.モジュール状態検出手段102に障害が生じている場合、が考えられる。いずれの場合においても、通常用いられている第1の通信線L1を介して通信をおこなえないため、故障検知手段104ではモジュール20自体に故障が生じているか否かを検知することができない。
このため、故障検知手段104は、第1の通信線L1の通信障害を検知した場合には、第2の通信線L2を介してモジュール20の稼働状態情報を受信して故障の重要度を判定する。より詳細には、故障検知手段104は、第1の通信線L1の通信障害を検知した場合には、第2の通信線L2を介してモジュール状態検出手段102に付番信号(信号)を送信する。それぞれのモジュール状態検出手段102は、受信した付番信号にモジュール20の稼働状態を示すフラグを付して、当該フラグ付きの付番信号を第2の通信線L2に順次送信する。
故障検知手段104は、第2の通信線L2を介してモジュール20の故障を示す付番信号を受信しなかった場合には、第2の通信線L2を介してモジュール20の故障を示す付番信号を受信した場合よりも故障の重要度が低いと判定する。なお、モジュール20の故障を示す付番信号を受信した場合とは、第2の通信線L2を介して付番信号を受信できなかった場合を含む。第2の通信線L2を介して付番信号を受信できない原因としては、C.第2の通信線L2上に障害が生じている場合、D.モジュール状態検出手段102に障害が生じている場合、が考えられる。
さらに、故障検知手段104は、故障の重要度に基づいて電動車の走行可否を判定し、第2の通信線L2を介してモジュール20の故障を示す付番信号を受信しなかった場合、すなわち故障の重要度が低い場合には電動車の走行を可能と判定し、第2の通信線L2を介してモジュールの故障を示す付番信号を受信した場合、すなわち故障の重要度が高い場合には電動車の走行を不可と判定する。これは、第2の通信線L2を介してモジュール20の故障を示す付番信号を受信しなかった場合には、モジュール20およびモジュール状態検出手段102は正常であり、走行を継続できると考えられるためである。この場合、第1の通信線L1の通信障害は、上記A.第1の通信線L1上に障害が生じたためと考えられる。一方、第2の通信線L2を介してモジュール20の故障を示す付番信号を受信した場合には、モジュール20に故障が生じているため、走行を不可とする。
電動車の走行が可能と判定した場合、故障検知手段104は、図示しないEV−ECU(Electric Vehicle−Electronics Control Unit)などに制御信号を送信し、電動車をリンプホームで走行させる。リンプホーム走行時には一定速度以下での低速運転に制限される他、インストルメントパネル等に電源部30に何らかの故障が生じている可能性があることを表示する。また、電動車の走行を不可と判定した場合、故障検知手段104は、図示しないEV−ECUなどに制御信号を送信し、電動車を停止させるとともに、インストルメントパネル等に電源部30に故障が生じていることを表示する。
つづいて、電源管理装置10の処理について説明する。
図2は、故障検知手段104による処理の手順を示すフローチャートである。図2のフローチャートにおいて、故障検知手段104は、まず電源部30の自動付番処理をおこなうか否かを判断する(ステップS201)。自動付番処理とは、電源部30の組み立て直後に、各モジュール20への付番をおこなう処理である。自動付番処理をおこなう場合(ステップS201:Yes)、故障検知手段104は、第2の通信線L2を用いて自動付番処理をおこなう(ステップS202)。なお、自動付番処理をおこなう場合、故障検知手段104は、自動付番処理を開始する旨を通知する自動付番開始信号をモジュール状態検出手段102に送信し、モジュール状態検出手段102を自動付番許可状態にした上で付番信号を送信する。
一方、自動付番処理をおこなわない場合(ステップS201:No)、故障検知手段104は、第1の通信線L1を用いて各モジュール状態検出手段102からモジュール20の稼働状態情報を受信する(ステップS203)。第1の通信線L1に通信障害がない間は(ステップS204:No)、故障検知手段104は、ステップS201に戻り、以降の処理を継続する。
一方、第1の通信線L1に通信障害が生じた場合(ステップS204:Yes)、故障検知手段104は、第2の通信線L2を用いてモジュール状態検出手段102に付番信号を送信する(ステップS205)。この時送信する付番信号は、自動付番処理をおこなう際と同様の信号である。また、第1の通信線L1の通信障害とは、上述のように、第1の通信線L1を介して全てのモジュール状態検出手段102または特定のモジュール状態検出手段102との通信をおこなえない場合の他、通信される情報が規定のフォーマットから外れている場合なども含む。
故障検知手段104は、付番信号を送信後、モジュール状態検出手段102から付番信号を受信するまでは(ステップS206:No)、所定時間が経過するまで待機する(ステップS207:No)。そして、モジュール状態検出手段102から付番信号を受信すると(ステップS206:Yes)、受信した付番信号に故障フラグが付されているか否かを判断する(ステップS208)。
故障フラグが付されている場合(ステップS208:Yes)、故障検知手段104は、モジュール20に故障が生じているものとして電動車の走行を停止させて(ステップS209)、本フローチャートによる処理を終了する。また、故障検知手段104は、ステップS207で所定時間が経過してもモジュール状態検出手段102から付番信号を受信できなった場合も(ステップS207:Yes)、モジュール状態検出手段102に故障が生じているものとして電動車の走行を停止させる(ステップS209)。
一方、受信した付番信号に故障フラグが付されていない場合(ステップS208:No)、故障検知手段104は、モジュール20には故障が生じていないものとして電動車の走行をリンプホームで継続させて(ステップS210)、本フローチャートによる処理を終了する。なお、故障検知手段104は、リンプホーム走行中も継続して付番信号を送信してモジュール20の状態監視をおこなう。そして、リンプホーム走行中に故障フラグが付された付番信号を受信した場合には、電動車の走行を停止させる。
図3は、モジュール状態検出手段102による処理の手順を示すフローチャートである。図3のフローチャートにおいて、モジュール状態検出手段102は、まず自動付番許可状態であるか否かを判断する(ステップS301)。自動付番許可状態とは、自動付番処理を開始する際に故障検知手段104から通知される自動付番開始信号を受信した状態である。自動付番許可状態である場合は(ステップS301:Yes)、故障検知手段104から送信される付番信号に基づいて自動付番処理をおこなう(ステップS302)。
一方、自動付番許可状態でない場合(ステップS301:No)、モジュール状態検出手段102は、第1の通信線L1を用いて故障検知手段104にモジュール20の稼働状態情報を送信する(ステップS303)。つぎに、モジュール状態検出手段102は、第2の通信線L2を介して付番信号を受信したか否かを判断する(ステップS304)。このとき、付番信号は、自身の上流にあるモジュール状態検出手段102または故障検知手段104(最上流のモジュール状態検出手段102の場合)から送信される。付番信号を受信しない場合は(ステップS304:No)、ステップS301に戻り、以降の処理を継続する。
一方、付番信号を受信した場合(ステップS304:Yes)、モジュール状態検出手段102は、受信した付番信号が正常であるか否かを判断する(ステップS305)。ステップS305では、たとえば付番信号が規定のフォーマットに即しているか否か等を判断する。受信した付番信号が正常である場合(ステップS305:Yes)、モジュール状態検出手段102は、モジュール20内のセル電圧およびモジュール20内の温度が検出できているか否かを判断する(ステップS306)。セル電圧および温度が検出できている場合、モジュール状態検出手段102は、検出したセル電圧および温度の値が正常範囲内か否かを判断する(ステップS307)。
検出したセル電圧および温度の値が正常範囲である場合(ステップS307:Yes)、モジュール状態検出手段102は、モジュール20の状態は正常であるものとして、付番信号に正常フラグをセットする(ステップS308)。より詳細には、モジュール状態検出手段102は、付番信号内の自身のモジュールIDを格納するエリアに正常フラグをセットする。
一方、検出したセル電圧および温度の値が正常範囲でない場合(ステップS307:No)、また、ステップS305で受信した付番信号が正常でない場合や(ステップS305:No)、ステップS306でセル電圧および温度が検出できない場合には(ステップS306:No)、モジュール状態検出手段102は、モジュール20の状態が故障であるものとして、付番信号に故障フラグをセットする(ステップS309)。
そして、モジュール状態検出手段102は、正常フラグまたは故障フラグをセットした付番信号を第2の通信線L2を介して送信して(ステップS310)、本フローチャートによる処理を終了する。ステップS310では、モジュール状態検出手段102は、自身の下流にあるモジュール状態検出手段102または故障検知手段104(最下流のモジュール状態検出手段102の場合)に対して付番信号を送信する。
図4は、電源管理装置10の処理タイミングを示すタイミングチャートである。図4のタイミングチャートには、第1の通信線L1の状態、故障検知手段104の付番信号送信状態、故障検知手段104の付番信号受信状態、特定のモジュール状態検出手段102の稼働状態検出状態、および電動車の走行可否判定状態が示されている。
図4のタイミングチャートでは、第1の通信線L1の通信障害が一定継続した場合にのみ、電動車の走行の可否を判定するようにしている。電動車では、走行時の振動等によって第1の通信線L1にごく短時間の通信障害が発生する可能性があるが、このようなごく短時間の通信障害でもリンプホーム状態に移行するのは現実的ではない。このため、図4では第1の通信線L1の通信障害が時間t1以上継続した場合にのみ、電動車の走行可否を判定するようにしている。
図4では、時刻T1において、第1の通信線L1の通信障害P1が生じている。この通信障害P1は、時刻T1から時間t1未満に解消されるものとする。通信障害が生じた時刻T1から時間t2(<t1)後には、故障検知手段104から付番信号が送信される。そして、付番信号が送信されてから時間t3以内(図2のS207における所定時間内)には、各モジュール状態検出手段102を転送された付番信号を故障検知手段104で受信している。故障検知手段104は、付番信号の受信後には再度付番信号を送信する。通信障害P1が解消するまでは、付番信号の送受信が継続される。通信障害P1は時刻T1から時間t1未満に解消されており、また、モジュール状態検出手段102で検出したモジュールの稼働状態は正常を示しているため、電動車の走行可否判定はおこなわれず、「通常走行」(通常時と同様の走行状態)を継続する。なお、通信障害P1の発生から時間t1未満であっても、モジュール状態検出手段102で検出したモジュールの稼働状態が故障を示している場合には、電動車の走行を停止させてもよい。
つぎに、時刻T2において、第1の通信線L1の通信障害P2が生じている。この通信障害P2は、時刻T2から時間t1以上継続するものする。通信障害P2が生じた時刻T2から時間t2後には、通信障害P1時と同様に、故障検知手段104から付番信号が送信される。そして、付番信号が送信されてから時間t3以内には、各モジュール状態検出手段102を転送された付番信号を故障検知手段104が受信する。故障検知手段104は、付番信号の受信後には再度付番信号を送信する。通信障害P2が解消するまで、付番信号の送受信が継続される。
通信障害P2が発生してからの経過時間が時間t1未満であり、また、モジュール状態検出手段102で検出したモジュールの稼働状態は正常を示しているため、通信障害P2が発生した時刻T2から時間t1経過後の時刻T3までは、電動車の走行可否判定はおこなわれず、「通常走行」を継続する。
つづいて、通信障害P2が発生した時刻T2から時間t1経過後の時刻T3を過ぎると、故障検知手段104は、電動車の走行可否判定をおこなう。時刻T3から時刻T4では、各モジュール状態検出手段102で検出したモジュールの稼働状態は正常を示している。このため、電動車の走行可否判定は「リンプホーム」となる(図2のステップS208:Noのパターン)。
一方、時刻T4以降、モジュール状態検出手段102で検出したモジュールの稼働状態が故障を示している。このため、モジュール状態検出手段102では、時刻T4以降に受信した付番信号に故障フラグを付加して下流のモジュール状態検出手段102に送信する。図4では故障フラグが付加された付番信号が、時刻T5付近で故障検知手段104に受信されている。故障検知手段104では、故障フラグが付加された付番信号を受信した時刻T5以降、電動車の走行可否判定を「走行停止」(走行不可)として電動車を停止させる(図2のステップS208:Yesのパターン)。
図5は、上述した実施の形態にかかる電源管理装置10の電動車の走行可否判定パターンを示す表である。図5の表には、第1の通信線L1の状態、第2の通信線L2を介した付番信号受信状態、および電動車の走行可否判定状態が示されている。
図5に示すように、第1の通信線L1の状態が正常であれば、第2の通信線L2に付番信号は送信されず、電動車の走行可否判定はおこなわれない。この場合は「通常走行」を継続する。一方で、第1の通信線L1に通信障害が生じた場合には、第2の通信線L2に付番信号が送信され、電動車の走行可否判定がおこなわれる。
図5に示すように、第1の通信線L1に通信障害が生じた状態で、通信線L2を介した付番信号受信状態が正常である場合、つまり通信線L2を介して受信した付番信号に故障フラグが付されていない場合には、電動車の走行をリンプホームで継続させる走行可否判定がおこなわれる。
一方、第1の通信線L1に通信障害が生じた状態で、通信線L2を介した付番信号受信状態が故障である場合、つまり通信線L2を介して受信した付番信号に故障フラグが付されている場合には、電動車の走行を停止させる判定がおこなわれる。
以上説明したように、実施の形態にかかる電源管理装置10によれば、第1の通信線L1の通信障害を検知した場合には、第2の通信線L2に信号(付番信号)を送信して、当該信号の返信に基づいて故障の重要度を判定する。これにより、通常時には第1の通信線L1を用いて送受信するモジュール20の稼働状態情報を、第1の通信線の通信障害時には第2の通信線を用いて送受信することができ、適切に故障の重要度を判定することができる。
また、電源管理装置10によれば、第1の通信線L1の通信障害時には付番信号にモジュール20の稼働状態を示すフラグを付して第2の通信線L2に順次送信する。これにより、第2の通信線L2を、本来の使用目的である付番処理時の制御(データフォーマットやデータ送信方法)を大きく変更することなく、モジュール20の稼働状態情報の送受信に用いることができる。
また、電源管理装置10によれば、故障の重要度に基づいて電動車の走行可否を判定する。これにより、ユーザは故障への対応をより適切におこなうことが可能となる。たとえば、故障の重要度が低い場合には電動車の走行が可能となるため、ユーザは自走で電動車を修理業者等へ移動させ、迅速に修理を受けることができる。また、故障の重要度が高い場合には電動車の走行が不可となるため、故障中の走行による更なる不具合を回避するなど、故障による影響を最小限にすることができる。
また、電源管理装置10によれば、第1の通信線L1の通信障害が所定時間以上継続した場合に、電動車の走行可否を判定するので、第1の通信線L1のごく短時間の通信障害によって電動車の走行が制限される可能性を低減することができる。また、電源管理装置10によれば、モジュール20の稼働状態情報としてセル電圧およびモジュール温度を検出するので、モジュール20の故障を迅速に検知することができる。
10……電源管理装置、20(20A〜20F)……モジュール、30……電源部、102(102A〜102F)……モジュール状態検出手段(CMU)、104……故障検知手段(BMU)、202……電池セル、L1……第1の通信線、L2……第2の通信線。

Claims (5)

  1. 複数の電池セルを含むモジュールが複数接続されて構成され、少なくとも動力の一部に電力を用いて走行する電動車の駆動用電力を蓄電する電源部の電源管理装置であって、
    複数の前記モジュールのそれぞれに配置されそれぞれの稼働状態情報を検出する複数のモジュール状態検出手段と、
    それぞれの前記モジュールの故障を検知する故障検知手段と、を備え、
    前記故障検知手段と前記モジュール状態検出手段とは、
    前記故障検知手段とそれぞれの前記モジュール状態検出手段とを並列に接続し、前記故障検知手段と前記モジュール状態検出手段との間のデータ送受信に用いられる第1の通信線と、
    前記故障検知手段を始点および終点とし、複数の前記モジュール状態検出手段を直列に接続してそれぞれの前記モジュールに識別番号を付与する際に用いられる第2の通信線と、によって接続されており、
    前記故障検知手段は、前記第1の通信線の通信障害を検知した場合には、前記第2の通信線に信号を送信して前記信号の返信に基づいて前記故障の重要度を判定することを特徴とする電源管理装置。
  2. それぞれの前記モジュール状態検出手段は、前記第2の通信線の上流側から受信した前記信号に前記モジュールの前記稼働状態を示すフラグを付して、当該フラグ付きの前記信号を前記第2の通信線の下流側に順次送信することを特徴とする請求項1に記載の電源管理装置。
  3. 前記故障検知手段は、前記故障の前記重要度に基づいて前記電動車の走行可否を判定し、前記第2の通信線を介して前記モジュールの故障を示す前記信号を受信しなかった場合には前記電動車の走行を可能と判定し、前記第2の通信線を介して前記モジュールの故障を示す前記信号を受信した場合には前記電動車の走行を不可と判定することを特徴とする請求項1または2に記載の電源管理装置。
  4. 前記故障検知手段は、前記第1の通信線の通信障害が所定時間以上継続した場合に、前記電動車の走行可否を判定することを特徴とする請求項3に記載の電源管理装置。
  5. 前記モジュール状態検出手段は、前記モジュールを構成する前記電池セルのセル電圧および前記モジュールの温度を検出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の電源管理装置。
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