JP2010110033A - 蓄電体の異常判定装置、車両及び蓄電素子の異常判定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リチウムイオン単電池からガスが発生したことを正確に判定できる異常判定装置を低コストで提供する。
【解決手段】複数のリチウムイオン単電池b01〜b0nを接続したバッテリBと、これらのリチウムイオン単電池b01〜b0nのうちリチウムイオン単電池b01の端子電圧が過放電信号閾値以下に低下すると、異常信号を出力する異常検知部13と、バッテリBの放電動作中に異常検知部13から異常信号が出力されると、バッテリBの前記放電動作を充電動作に切り替えて、前記充電動作により前記端子電圧が上昇しなかった場合には、バッテリBからガスが発生したものと判別する診断モードを実行するコントローラ14と、を有することを特徴とするバッテリの異常判定装置。
【選択図】図4

Description

本発明を複数の蓄電素子を含む蓄電体の異常判定装置及び蓄電体の異常判定装置を搭載した車両に関するものである。
電気自動車、ハイブリッド自動車などの駆動用又は補助電源として、複数の二次電池を電気的に接続した組電池が知られている。この種の二次電池として、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池が知られている。リチウムイオン電池は、正極体及び負極体を含む。正極体には、リチウム−遷移金属複合酸化物が含まれている。正極体及び負極体の間には有機溶媒からなる電解液を介在させている。
ここで、リチウムイオン電池が過度の充電及び放電を繰り返すと、正極体及び負極体の間にリチウムなどの金属(デポジット)が堆積する。このデポジットがさらに堆積すると、正極体及び負極体がデポジットを介して接続され、電池短絡が起こる。電池短絡が起こると、電解液に反応して、ガスが発生する場合がある。
特許文献1は、二次電池からなる単位セルを複数個直列に接続してセルグループを構成し、そのセルグループを複数直列に接続することで構成されている組電池について、放電時に、端子電圧が使用可能範囲として定められている下限電圧よりも低下すると異常を検知する異常検知手段を備えた異常判定装置を開示する。
特許文献2は、バッテリ充電制御装置について開示する。この制御装置では、所定時間ごとに、バッテリの充電電圧を所定値に制御して、バッテリを満充電にする。バッテリ内部に微短絡が発生していると、満充電になるはずの時間が経過しても、電流は所定値まで低下しない。したがって、充電電圧を所定値にしてから所定時間が経過した場合には、バッテリに劣化が生じたと判定する。また、微短絡が発生していると、残存要領の予測値が万充電時の容量を超えても、満充電の判定はされない。従って、バッテリの残存容量が所定値以上になった時は、バッテリが劣化したと判定する。
特許文献3は、二次電池の制御装置を開示する。この制御装置では、直列接続する複数のセルにより構成されるリチウムイオンバッテリの何れかのセルに過電圧が生じているか否かを検出するセル電圧検出回路が設けられている。
特開2001−025173号公報 特開2002−345164号公報 特開2007−018871号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、電池が発煙したかどうかを正確に検知することができない。すなわち、短絡には、蓄電素子の発煙に至る短絡(以下、通常短絡と略す)と、蓄電素子の発煙に至らない短絡(以下、微短絡と略す)とがあり、放電時において、通常短絡及び微短絡の双方において、蓄電素子の端子電圧が低下する。したがって、蓄電素子の端子電圧が下限値よりも低い電圧値に低下した場合であっても、発煙に至っていない場合がある。
ここで、別の観点として、短絡時に電池から発生するガスを検知するガス検出センサを設けて、このガス検出センサの検出結果に基づき、電池が発煙に至ったことを判定する方法も考えられる。
しかしながら、ガス検出センサを設けることにより、コストが増大する。さらに、二次電池から発生するガスには、水素、一酸化炭素、メタンガスなどの様々な成分が含まれており、これらのガス成分に応じて種類の異なる複数のガス検出センサを設ける必要があるため、コストの増大に拍車がかかる。
そこで、本願発明は、蓄電素子からガスが発生したことを正確に判定できる異常判定装置を低コストで提供することを目的とする。
上記第1の目的を達成するために、本願発明の蓄電体の制御装置は、(1)複数の蓄電素子を接続した蓄電体と、これらの蓄電素子のうちいずれかの蓄電素子の端子電圧が閾値以下に低下すると、異常信号を出力する異常検知部と、前記蓄電体の放電動作中に前記異常検知部から異常信号が出力されると、前記蓄電体の前記放電動作を充電動作に切り替えて、前記充電動作により前記端子電圧が上昇しなかった場合には、前記蓄電体からガスが発生したものと判別する診断モードを実行する制御手段と、を有することを特徴とする蓄電体の異常判定装置。
(1)の構成において、制御手段は一つのコントローラで構成してもよいし、複数のコントローラで構成してもよい。例えば、診断モードにおいて充放電動作を切り替える処理と、ガスが発生したか否かを判別する判別処理とを別々のコントローラで行う構成であってもよい。また、ガスが発生したものと判別した場合には、発煙装置や警報装置などに制御手段から動作信号が出力される。したがって、この動作信号の出力を特定することにより、蓄電体からガスが発生したことを判別する判別処理が行われたことを特定することができる。
(2)(1)の構成において、前記診断モードにおいて、前記制御手段は、前記異常検知部から出力される信号が予め設定された設定時間内に停止しなかった場合には、前記蓄電体からガスが発生したものと判別することができる。
(2)の構成によれば、いわゆる微短絡の際に、蓄電素子の端子電圧が閾値に上昇するまでの時間的な余裕を確保することができる。
(3)(1)又は(2)の構成において、前記閾値は、前記蓄電素子の使用電圧とされる設計値よりも低い。
(4)(1)〜(3)の構成において、前記蓄電素子としてリチウムイオン電池を用いることができる。これにより、リチウムイオン電池の微短絡と通常短絡とを判別することができる。
(5)(1)〜(4)のうちいずれか一つに記載の蓄電体の異常判定装置と、前記蓄電体から発生したガスを車外に排煙するための排煙部と、を有し、前記制御手段は、前診断モードにおいてガスが発生したと判別した場合には、前記排煙部に対して排煙動作を指示する動作信号を出力することを特徴とする車両。
(5)の構成によれば、蓄電体からガスが発生したことを確実に検知し、さらに発生したガスを車外に排気することができる。
(6) 蓄電素子と、蓄電素子の端子電圧が閾値以下に低下すると、異常信号を出力する異常検知部と、前記蓄電素子の放電動作中に前記異常検知部から異常信号が出力されると、前記蓄電素子の前記放電動作を充電動作に切り替えて、前記充電動作により前記端子電圧が上昇しなかった場合には、前記蓄電素子からガスが発生したものと判別する診断モードを実行する制御手段と、を有することを特徴とする蓄電素子の異常判定装置。すなわち、(1)の構成は、蓄電素子が複数あることを前提条件としているが、本願発明は、蓄電素子が一つの構成であっても適用することができる。
本発明によれば、蓄電素子からガスが発生したことを正確に判定できる異常判定装置を低コストで提供することができる。
本発明者は、微短絡に至った蓄電素子を充電した場合には端子電圧が上昇し、通常短絡に至った蓄電素子を充電した場合には端子電圧が上昇しないことを発見した。
ここで、微短絡は、堆積したデボジットと正極体又は負極体との接触面積が小さく、蓄電素子の発煙に至らないような小さな短絡を意味している。微短絡が起こると、蓄電素子の内部抵抗が増大するため、放電時の電圧降下量が大きくなる。
また、通常短絡は、デポジットと正極体又は負極体との接触面積が大きく、電池の発煙に至るような短絡を意味している。
以下、上記知見に基づき、通常短絡及び微短絡のいずれに該当するかを判定可能な蓄電体の異常判定装置の構成について説明する。
本発明の異常判定装置は、車両に搭載することができる。車両には、ハイブリッド自動車、電気自動車、燃料電池自動車などが含まれる。本実施例では、エンジン及びモータを走行用の動力源として兼用するハイブリッド自動車を例にして説明する。
図1は、ハイブリッド車両1のブロック図である。ハイブリッド車両1は、前輪20R、20Lと、後輪22R、22Lと、エンジン2と、プラネタリギヤ16と、デファレンシャルギヤ18と、ギヤ4、6と、コントローラ(制御手段)14とを含む。
ハイブリッド車両1は、さらに、車両後方に配置されるバッテリ(蓄電体)Bと、バッテリBの電圧、電流を監視する監視ユニット10と、バッテリBの出力する直流電力を昇圧する昇圧ユニット32と、昇圧ユニット32との間で直流電力を授受するインバータ36と、プラネタリギヤ16を介してエンジン2に連結され主として発電を行うモータジェネレータMG1と、回転軸がプラネタリギヤ16に接続されるモータジェネレータMG2とを含む。インバータ36は、モータジェネレータMG1、MG2に接続され、交流電力と昇圧ユニット32からの直流電力との変換を行う。
プラネタリギヤ16は第1〜第3の回転軸を有し、それぞれエンジン2、モータジェネレータMG1及びモータジェネレータMG2に接続される。第3の回転軸にはギヤ4が取り付けられ、このギヤ4はギヤ6を駆動することによりデファレンシャルギヤ18に動力を伝達する。デファレンシャルギヤ18はギヤ6から受ける動力を前輪20R、20Lに伝達するとともに、ギヤ6、4を介して前輪20R、20Lの回転力をプラネタリギヤ16の第3の回転軸に伝達する。
プラネタリギヤ16は、エンジン2、モータジェネレータMG1、モータジェネレータMG2の間で動力を分割する。すなわち、プラネタリギヤ16の3つの回転軸のうち2つの回転軸の回転が定まれば、残る1つの回転軸の回転は強制的に決定される。したがって、エンジン2を最も効率のよい領域で動作させつつ、モータジェネレータMG1の発電量を制御してモータジェネレータMG2を駆動させることにより車速の制御を行い、全体としてエネルギ効率のよい車両を実現している。なお、モータジェネレータMG2の回転を減速してプラネタリギヤ16に伝達する減速ギヤを設けても良く、その減速ギヤの減速比を変更可能にした減速ギヤを設けても良い。
バッテリBは、直流電力を昇圧ユニット32に供給するとともに、昇圧ユニット32から供給される直流電力によって充電される。バッテリBには、リチウムイオン電池を用いることができる。バッテリBは、組電池であり、複数の電池ブロックB0〜Bnを含む。これらの電池ブロックB0〜Bnは直列に接続されている。
電池ブロックB0は、複数のリチウムイオン単電池(蓄電素子)b01〜b0nを含む(図2参照)。他の電池ブロックも同様の構成である。なお、各電池ブロックB0〜Bnに含まれるリチウムイオン単電池の個数は全て同じである。
監視ユニット10は電圧検知部11と、電流センサ12と、異常検知部13とを含む。電圧検知部11は複数の電池ブロックB0〜Bnのそれぞれの電圧V0〜Vn(ブロック電圧)を検知して、その検知結果をコントローラ14に出力する。
リチウムイオン単電池b01〜b0nは、過充電や過放電に弱く、定められた範囲で使用しないと材料が分解して著しく容量が低下したり、異常に発熱して使用できなくなるおそれがある。図3は、リチウムイオン単電池b01〜b0nの使用電圧を模式的に示したものである。本実施例では、リチウムイオン単電池b01〜b0nの使用電圧を2.0〜4.0Vに設定している。
また、リチウムイオン電池b01〜b0nの過放電信号閾値は、使用電圧よりも低く設定されている。図3に図示するように、本実施例では、過放電信号閾値を0.8Vに設定している。異常検知部13は、電池ブロックB0〜Bnに含まれるリチウムイオン単電池b01〜bnnのいずれかの電圧値が過放電信号閾値よりも低くなると、フラグFLGをオン状態にしてコントローラ14に異常通知を行う。
昇圧ユニット32はバッテリBから受ける直流電圧を昇圧してその昇圧された直流電圧をインバータ36に供給する。インバータ36は供給された直流電圧を交流電圧に変換してエンジン始動時にはモータジェネレータMG1を駆動制御する。また、エンジン始動後には、モータジェネレータMG1が発電した交流電力はインバータ36によって直流に変換され、昇圧ユニット32によってバッテリBの充電に適切な電圧に変換されてバッテリBが充電される。
また、インバータ36はモータジェネレータMG2を駆動する。モータジェネレータMG2はエンジン2を補助して前輪20R、20Lを駆動する。制動時には、モータジェネレータMG2は回生運転を行い、車輪の回転エネルギを電気エネルギに変換する。得られた電気エネルギは、インバータ36及び昇圧ユニット32を経由してバッテリBに戻される。昇圧ユニット32とバッテリBとの間には車両運転時にバッテリBと昇圧ユニット32とを接続するシステムメインリレー28、30が設けられる。車両非運転時にはシステムメインリレー28、30が非通電状態となり高電圧が遮断される。
コントローラ14は、運転者の指示および車両に取り付けられた各種センサからの出力に応じてエンジン2、インバータ36、昇圧ユニット32およびシステムメインリレー28、30の制御を行うとともに、バッテリBの充放電制御を行う。さらに、コントローラ14は、バッテリBの放電中に異常検知部13から信号が出力された場合には、バッテリBの診断モードを実行する。
診断モードでは、異常検知部13から出力された信号が消えたか否かにより、バッテリBの発煙状態を判定する。コントローラ14は、発煙装置(発煙部)35に接続されている。コントローラ14は、診断モードにおいて、バッテリBから発煙があったと判別した場合には、発煙装置35に動作信号を出力する。発煙装置35の発煙動作としては、エアコン用の空気を車外から導入したり、エアコンのブロアを駆動したり、車両のウィンドを開き方向に作動させたり、公知の方法を用いることができる。
図2は、異常判定装置と排煙装置のブロック図である。同図において、電圧検知部11は複数の電圧センサ710〜71nを含む。これらの電圧センサ710〜71nはそれぞれ、電池ブロックB0〜Bnのブロック電圧値を検出し、その結果をコントローラ14に出力する。
電流センサ12は、バッテリBを流れる電流値を検出する。コントローラ14は、電圧検知部11により検出されたブロック電圧値V0〜Vn及び電流センサ12から出力される電流値IB等に基づきバッテリBの充放電状態(SOC:state of charge)を制御する。
コントローラ14にはカウンター14aが設けられており、このカウンター14aはバッテリBの診断モードにおいて使用される。
異常検知部13は、電池ブロックB0〜Bnのそれぞれに対応して設けられる過放電検出部750〜75nと、過放電検出部750〜750nの出力をOR演算(論理和演算)するOR回路76とを含む。過放電検出部750は複数のリチウムイオン単電池b01〜bnnに対応してそれぞれ設けられる複数の異常判定部78を含む。
各異常判定部78は対応するリチウムイオン単電池b01〜bnnの電圧値が過放電信号閾値を下回る場合には、そのリチウムイオン単電池b01〜bnnが異常であることを示すために、出力の論理値を「0」から「1」に変化させる。過放電検出部750〜75nは、過放電検出部750と同様の構成を有するので以後の説明は繰り返さない。
OR回路76は、複数の異常判定部78のいずれかの出力の論理値が「1」の場合、フラグFLGをオン(フラグFLGの論理値を「1」に設定)し、そうでない場合、すなわち、複数の異常判定部78の出力の論理値がすべて「0」の場合にはフラグFLGをオフ(フラグFLGの論理値を「0」に設定)する。
異常検知部13とコントローラ14は、信号線41(図1)を介して電気的及び機械的に接続されており、フラグFLGがオンされると、その信号が信号線41を介してコントローラ14に出力される。
したがって、コントローラ14は、電池ブロックB0〜Bnに含まれるリチウムイオン単電池b01〜bnnのうちいずれかが過放電状態に至ったことを判別することができる。ただし、過放電状態に至ったリチウムイオン単電池を特定することはできない。また、各リチウムイオン単電池b01〜bnnの電圧値を測定することもできない。
このように、異常検知部13及びコントローラ14を一本の配線で接続することにより、各異常判定部78及びコントローラ14を複数の配線で接続する構成よりもコストを削減することができる。また、電圧センサ710〜71nを個々のリチウムイオン単電池b01〜bnnに設ける必要がないため、コストを削減することができる。
次に、図4及び図5を参照して、蓄電体の異常判定装置による判定動作について説明する。図4は、蓄電体の異常判定装置による判定方法を示したフローチャートである。図5は、判定時のセル電圧及び過放電信号の変化を模式的に示した模式図である。なお、図4のフローチャートは、コントローラ14によって実行される。また、初期状態において、蓄電体は放電されているものとする。
ステップS101において、異常検知部13のフラグFLGがオンされたかどうかを判定する。ステップS101において、FLGフラグがオンされたと判定された場合にはステップS102に進む。
ステップS102では、タイマー14aをスタートして、ステップS103に進む。ステップS103では、タイマー14aによるカウント時間がT1に達したか否かを判定する。カウント時間がT1に達した場合には、ステップS104に進む。
ステップS104では、バッテリBの充放電モードを放電動作から充電動作に切り替え、ステップS105に進む。このとき、図5に図示するように、リチウムイオン単電池(本実施例では、リチウムイオン単電池b01とする)が微短絡している場合には、リチウムイオン単電池b01の端子電圧は0V〜0.8Vであり、通常短絡した場合には、リチウムイオン単電池b01の端子電圧が0Vである。ただし、本実施例では、個々のリチウムイオン単電池b01〜b0nに対して電圧センサが設けられていないため、リチウムイオン電池b01の電圧値を測定することはできない。
ステップS105では、異常検知部13のフラグFLGがオフになったかどうかを判別する。ステップS105において、異常検知部13のフラグFLGがオフになったと判定された場合には、リチウムイオン単電池b01の端子電圧が上昇したため、微短絡と判定する(ステップS108)。この場合、図5に図示するように、リチウムイオン単電池b01の端子電圧は、下限電圧値である0.8Vよりも高い電圧に上昇している。
ステップS105において、異常検知部13のフラグFLGがオンのままであると判定された場合には、ステップS106に進む。ステップS106では、タイマー14aによるカウント時間がT2(設定時間)に達したか否かを判定する。カウント時間がT2に達していない場合には、ステップS105に戻る。
ステップS106において、タイマー14aによるカウント時間がT2に達したと判定された場合には、ステップS107に進み、通常短絡と判定する。この場合、図5に図示するように、リチウムイオン単電池b01の端子電圧は、0Vのままであり、電圧上昇がみられない。
このように、本実施例によれば、放電により端子電圧の降下したリチウムイオン電池b01を充電させ、この充電によって端子電圧が過放電信号閾値よりも高い値に上昇したか否かを判定するのみで、通常短絡及び微短絡のいずれに該当するかを確実に判別することができる。これにより、バッテリBからガスが発生したことを確実に検知することができる。
また、電圧検出センサは、異常検知部13を構成するコンパレータよりもコストが高いため、個々のリチウムイオン単電池b01〜b0nに対応した電圧検出センサを不要とすることにより、コストを削減することができる。
(変形例)
上述の実施例では、蓄電素子としてリチウムイオン電池を使用したが、ニッケル水素電池などの他の二次電池、キャパシタを用いることもできる。また、蓄電素子は、いわゆる角型電池であってもよいし、円筒型の電池であってもよい。
また、上述の実施例では、正極体及び負極体の間にリチウム金属が析出する現象を例にして通常短絡及び微短絡を説明したが、他の理由で短絡した場合にも本願発明は適用することができる。
ハイブリッド車両のブロック図である。 異常判定装置と排煙装置のブロック図である。 リチウムイオン電池の使用電圧と下限電圧を模式的に示した模式図である。 診断モードのフローチャートである。 診断モードの際のセル電圧及び過放電信号の変化を模式的に示した模式図である。
符号の説明
10 監視ユニット
11 電圧検知部
13 異常検知部
14 制御部
710〜71n 電圧検出センサ
B バッテリ
B1〜Bn 電池ブロック
b01〜bnn リチウムイオン単電池

Claims (6)

  1. 複数の蓄電素子を接続した蓄電体と、
    これらの蓄電素子のうちいずれかの蓄電素子の端子電圧が閾値以下に低下すると、異常
    信号を出力する異常検知部と、
    前記蓄電体の放電動作中に前記異常検知部から異常信号が出力されると、前記蓄電体の前記放電動作を充電動作に切り替えて、前記充電動作により前記端子電圧が上昇しなか
    った場合には、前記蓄電体からガスが発生したものと判別する診断モードを実行する制御手段と、を有することを特徴とする蓄電体の異常判定装置。
  2. 前記診断モードにおいて、前記制御手段は、前記異常検知部から出力される信号が
    予め設定された設定時間内に停止しなかった場合には、前記蓄電体からガスが発生したものと判別することを特徴とする請求項1に記載の蓄電体の異常判定装置。
  3. 前記閾値は、前記蓄電素子の使用電圧とされる設計値よりも低いことを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄電体の異常判定装置。
  4. 前記蓄電素子は、リチウムイオン電池であることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載の蓄電体の異常判定装置。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載の蓄電体の異常判定装置と、
    前記蓄電体から発生したガスを車外に排煙するための排煙部と、を有し、
    前記制御手段は、前診断モードにおいてガスが発生したと判別した場合には、前記排煙部に対して排煙動作を指示する動作信号を出力することを特徴とする車両。
  6. 蓄電素子と、
    蓄電素子の端子電圧が閾値以下に低下すると、異常信号を出力する異常検知部と、
    前記蓄電素子の放電動作中に前記異常検知部から異常信号が出力されると、前記蓄電素子の前記放電動作を充電動作に切り替えて、前記充電動作により前記端子電圧が上昇しなかった場合には、前記蓄電素子からガスが発生したものと判別する診断モードを実行する制御手段と、を有することを特徴とする蓄電素子の異常判定装置。
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