JP5986899B2 - 木造建物の土台締付け用ナット - Google Patents

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本発明は、アンカーボルトを下方から嵌挿した土台を、基礎コンクリートに締付けるために、基礎コンクリートに立設した前記アンカーボルトの上端(先)端に螺合して用いる、木造建物の土台締付け用ナットに関するものである。
この種のものとして、基礎コンクリートに突設したアンカーボルトに螺合する円筒部の上端に鍔部を設けた構造のものがある(特許文献1)。
この従来例は、土台を基礎コンクリートに締付けるに際し、土台に設けた縦孔に下方から嵌挿したアンカーボルトの上端(先端)にねじを設けた円筒部を螺合してアンカーボルトに沿って当該締付け用ナットを降下させ、鍔部の下面が土台上面に接する位置に至ると、該下面に設けた切削刃が土台を切削して穴を成形し、鍔部は該穴に係合して没入し、最終的には鍔部上面が土台上面と同一面上又はそれより下方に位置した状態で、当該ナットは、土台に、該土台を基礎コンクリートに締付けた状態で組付けられるようにしたものである。
すなわち、この従来例は、これまで用いていた通常のナットに代えて切削刃を備えた構成により土台の表(上)面に突出することがなく、突出部の存在による床張り等建築工事の次段の作業が支障なく行える利点を備えたものである。しかしながら、この従来例は、切削刃によって土台を切削する関係から土台の締付け状態にあって該土台の締付け(挟持)面を構成する鍔部の下面の大きさ(面積)に自ら制約を受け、締付け面が広くなり過ぎると、切削に対する抵抗が大きすぎて、切削刃による土台の切削ができなくなる欠点がある。
このため、締付け面を広くするために、円筒部の上端部に鍔部を設けたナット本体と、該ナット本体と別体にした座金とで成り、座金を前記円筒部を貫通させて組合わせて構成し、基礎コンクリート上に載置した土台の縦孔にアンカーボルトを嵌挿させ、該アンカーボルトの上(先)端に前記縦孔に連通させて前記土台上面が予め設けた座ぐり穴を通じて前記円筒部を前記縦孔に挿入させ、該円筒部の内面に設けた雌ねじをアンカーボルトに螺合させてナット本体を土台に締付け、鍔部で押圧された座金部の挟持圧によって土台を基礎コンクリートに締付けるようにしたものが考えられている(特許文献2に記載のものは構造的にこのような技術を含んだものと考えられる。)。
特開2001−317061号公報 特開2009−84884号公報
しかしながら、特許文献2記載の前記従来例は、土台に設けた座ぐり穴においてナット本体の鍔部を座金を介して座ぐり穴の底壁に押し付け、土台を基礎コンクリートに締付けるのであるが、ナット本体と座金の2部材で構成し、しかも、ナット本体のアンカーボルトに対する締付け精度だけで土台の基礎コンクリートに対する締付け状態を保とうとするため、地震等の振動でナット本体(円筒部)のアンカーボルトとの螺合が緩み、土台の締付けの強度が低減するときがある。
本発明は、このような緩みに対処し、アンカーボルトに対するねじの緩みを防ぎ、安定した土台の締付け状態を得られる土台締付け用ナットを提案するものである。なおまた、抜け止め突子を設けることにより各構成材を互いに一体的にして取扱い上も支障のない土台締付け用ナットを提供するものである。
基礎コンクリートに突設して、土台に設けた縦孔に下方から嵌挿したアンカーボルトに螺合する雌ねじを備えた螺子筒部の上端に、回転工具の係止部を上面に備えた押え鍔を設けてナット主体を構成し、該ナット主体の前記螺子筒部の周側下端部に抜け止め突子を設け、該抜け止め突子と前記押え鍔の間には、前記螺子筒部にその軸線に沿って移動自在に外嵌して、ばねワッシャーと、前記押え鍔と共に前記縦孔の上端に連通させて前記土台に設けた座ぐり穴に係合する座金を組付けると共に、前記座金の上面には、前記ばねワッシャーが前記押え鍔に押下されて没入する収納凹部を設けた構成とするのである。
本発明によれば、回転工具を用いてナット主体を回転させて土台を基礎コンクリートに締付けるに際し、該ナット主体の押え鍔でばねワッシャーを介して押え付けられる座金は、回動することがないので、土台面との接触抵抗によるナット主体の回動操作を支障なく行うことができる。しかも、座金は前記回動操作に支障を与えるものでないから、土台との接触面を広くしてナット主体の締付けによる大きな押圧力を得られ、強固な土台接合状態を得られる土台締付け用ナットを提供できる。また、ばねワッシャーの存在によりアンカーボルトとナット主体の螺合状態の緩みを防ぎ、安定的な土台の基礎コンクリートに対する締付け状態を得られ、抜け止め突子による各構成材の一体的性が確保され、3部材であるにも係らず取扱い上不都合のない土台締付けナットを提供できる。
正面図。 平面図。 底面図。 図2のx−x線断面図。 第一斜視図。 第二斜視図。 土台を基礎コンクリートに締付ける直前の断面図。 土台を基礎に締付けた状態(使用状態)を示す断面図。
本発明に係る土台締付け用ナットAは、全体として円筒状のナット主体1と、該ナット主体1の螺子筒部11に外嵌して組付けられた座金2およびばねワッシャー(弾性座金)3で構成され、座金2およびばねワッシャー3は螺子筒部11の周側の下端部の相対向位置に設けられた抜け止め突子11a,11aによって外嵌状態が維持され、螺子筒部11の軸線方向に沿って移動自在にして該螺子筒部11に一体的に組付けられている(螺子筒部11に対して座金2およびばねワッシャー3は自由に回動する)。
ナット主体1は、内側に雌ねじaが設けられた円筒状の前記螺子筒部11を備え、該螺子筒部11の一端側である下端部に前記抜け止め突子11aが設けられ、また、前記一端に対応する他端側である上端部に押え鍔12を備えた金属体で構成される。
このナット主体1を構成する前記押え鍔12は、大径にした上部12a、該上部12aより小径にした下部12bとした段状扁平体を成し、上部12aの内側には前記螺子筒部11の軸線上を中心とする六角形状の凹部で成る工具係止部120が設けられ、該工具係止部120と螺子筒部11の、前記雌ねじaを備えた内腔部を連通する、断面が扁平円錐台輪郭形状の透孔121が押え鍔12の前記小径部12bの内側に設けられている。そして、このナット主体1は、押え鍔12の前記工具係止部120に工具を係離自在に係止することにより回動させて締付け操作を行うことができる。
前記座金2は、丸い金属製の主体板20から成り、中央に抜け止め突子11a部を除く、前記螺子筒部11の残余の部分を挿通させるに足る透孔21が設けられ、該透孔21の上部、すなわち、前記主体板20の上面に、透孔21と連通して透孔21を取り囲む収納凹部23が設けられ、該収納凹部23より上側にして螺子筒部11に外嵌して組付けた前記ばねワッシャー2が係合するようにしてある。
前記ばねワッシャー3は、リング体で構成し、前記押え鍔12と前記座金2との間に介在するようにして前記螺子筒部11に外嵌して組付けたものである。
なお、土台締付けナットAは、ナット主体1と座金2およびばねワッシャー3を製品としておき(ただし、ナット主体1に対する抜け止め突子11aの形成は最後に)、ナット主体1の螺子筒部11にばねワッシャー3および座金2を順次外嵌して組合わせ、螺子筒11の下端部を部分的に打出して抜け止め突子11aを形成することによって得られる。
抜け止め突子11aは、金属素材を螺子筒11に溶接する手段もあるが、作業時間と熟練を要することからコスト高となり、螺子筒11の筒状を利用した裏(螺子筒11の内側)からの打出し成形(実施態様)の方が効率的で安価に形成することができる。
そして、土台Dに設けた縦孔Daに、基礎コンクリートCに立設したアンカーボルトbを該縦孔Daの下方から嵌挿するようにして前記土台Dを前記基礎コンクリート上に載せ、螺子筒部11に外嵌して座金2とばねワッシャー3を組付け、かつ、押え鍔12と抜け止め突子11aの存在により螺子筒部11からの離脱が規制されて互いに一体的にしたこれら3部材で成る土台締付け用ナットAを、前記螺子筒部11において前記アンカーボルトbの上端に於いて一致させて(図7)、工具係止部120に回転工具の係止部を係止させて回転させると、前記縦孔Daの上端に該縦孔Daに連通させて設けた座ぐり穴Dbに案内されつつ、自重で座金2は座ぐり穴Db内を降下し、これと同時に、螺子筒11部はアンカーボルトbに螺合しつつ降下し、最終段階では、螺子筒11は軸線方向の全域がアンカーボルトbに螺合し、座金2とばねワッシャー3は押え鍔12によって押え付けられた状態で押え鍔12と共に座ぐり穴Dbに没入して収容され、ばねワッシャー3の上面側は押え鍔12に、下面側は座ぐり穴Dbの底面に接する座金2の上面にそれぞれ圧接することにより螺子筒11の回動、上昇は規制され、土台Dの基礎コンクリートCに対する安定した締付け状態を得られる。
なお、実施形態では、抜け止め突子11aは螺子筒部11の下端部に設けてあるので、アンカーボルトbの基礎コンクリートcからの突出量次第で、螺子筒部11の締付け操作前に座金2の荷重を座ぐり穴Db(の底壁)に受けさせ、該荷重の負荷を抜け止め突子11aで受けずに螺子筒部11の締付け操作を行って、締付け操作の円滑を図ることができる。
従って、抜け止め突子11aは、螺子筒11の下端部に設けるべきであり、下端部に位置させるようにすると、前記の打出し成形を簡単に行うことができ、製造上好適である。
また、実施形態では、土台Dに設けた縦孔(円形)の内径を螺子筒部11の抜け止め突子11aがある部分の外径よりわずかに大きくしてあり、座金2側に設けた透孔21の内径は該外径より小さく(狭く)してある(抜け止めのため)。
1 ナット主体
2 座金
3 ばねワッシャー
11 螺子筒部
11a 抜け止め突子
12 押え鍔
12a 大径部
12b 小径部
120 工具係止部
20 主体板
21 透孔
23 凹入部
A 土台締付け用ナット
D 土台
b アンカーボルト

Claims (1)

  1. 基礎コンクリートに突設して、土台に設けた縦孔に下方から嵌挿したアンカーボルトに螺合する雌ねじを備えた螺子筒部の上端に、回転工具の係止部を上面に備えた押え鍔を設けてナット主体を構成し、該ナット主体の前記螺子筒部の周側下端部に抜け止め突子を設け、該抜け止め突子と前記押え鍔の間には、前記螺子筒部にその軸線に沿って移動自在に外嵌して、ばねワッシャーと、前記押え鍔と共に前記縦孔の上端に連通させて前記土台に設けた座ぐり穴に係合する座金を組付けると共に、前記座金の上面には、前記ばねワッシャーが前記押え鍔に押下されて没入する収納凹部を設けた、木造建物の土台締付け用ナット。
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