JP5986551B2 - センサ処理回路及びそのオフセット検出方法 - Google Patents

センサ処理回路及びそのオフセット検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5986551B2
JP5986551B2 JP2013207886A JP2013207886A JP5986551B2 JP 5986551 B2 JP5986551 B2 JP 5986551B2 JP 2013207886 A JP2013207886 A JP 2013207886A JP 2013207886 A JP2013207886 A JP 2013207886A JP 5986551 B2 JP5986551 B2 JP 5986551B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
sensor
output
photodiode
photodiode sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013207886A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015072187A (ja
Inventor
健作 和田
健作 和田
聡 竹原
聡 竹原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei EMD Corp
Original Assignee
Asahi Kasei EMD Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei EMD Corp filed Critical Asahi Kasei EMD Corp
Priority to JP2013207886A priority Critical patent/JP5986551B2/ja
Publication of JP2015072187A publication Critical patent/JP2015072187A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5986551B2 publication Critical patent/JP5986551B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Description

本発明は、センサ処理回路及びそのオフセット検出方法に関し、より詳細には、オフセットを簡易に検出するフォトダイオードセンサの処理回路及びオフセット検出方法に関する。特に、赤外線センサ及びその処理回路に適用できる。
従来、複数のセンサからの信号を処理する回路に関する技術として、例えば、特許文献1に記載の技術が知られている。この特許文献1には、2個の赤外線センサ1a,1bからの出力を測定するセンサ出力測定部2a,2bと、センサ出力比較・差分計算部21と、センサ出力比較部21aと、センサ出力差分計算部21bと、ポインタ移動方向・移動量制御部22とを備えた構成が開示されている。
特開2009−129023号公報
図1は、フォトダイオードセンサとその信号処理回路を備えたフォトダイオードセンサ回路の一例を示す概念図である。図2は、フォトダイオードセンサと信号処理ICを備えたセンサモジュールの概念図である。
図1に示したフォトダイオードセンサ回路1では、フォトダイオードセンサ2で光を受け、光量に応じた電気信号を出力する。それを次段のアンプ3で増幅し、最終段のサンプリング回路4でサンプリングした電気信号を出力する。
図2に示したセンサモジュール5は、光を入力とし、モジュール内で光信号をフォトダイオードセンサと信号処理ICとで電気信号へ変化し出力する。このセンサモジュール5は、パッケージ8に光の入力用の窓6が設けられている。また、フォトダイオードセンサ2は、その窓6から入る光を観測する。したがって、窓6を塞がない限り、常にフォトダイオードに光が入力される入力状態となる。
このように、光学的に入力状態では、オフセットを検出することが困難であるため、従来の赤外線センサでは、光学的に無入力状態を作らない限り、オフセットを検出して補正することが困難であった。
本発明は、このような問題を鑑みてなされたもので、その目的とするところは、オフセットを簡易に検出するフォトダイオードセンサの処理回路及びそのオフセット検出方法を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、少なくとも2つのフォトダイオードセンサと、第1のフォトダイオードセンサのアノードと第2のフォトダイオードセンサのアノードとが接続された第1端子と、前記第1のフォトダイオードセンサのカソードに接続される第2端子と、前記第2のフォトダイオードセンサのカソードに接続される第3端子と、前記第1端子と前記第2端子との間の出力を取り出すか、前記第2端子と前記第3端子との間の出力を取り出すかを切り替える切り替え部と、前記切り替え部の出力を処理するI−V変換器と、を備え、前記切り替え部は、前記第2端子及び前記第3端子のうちの一方を前記I−V変換器の入力に接続し、前記第2端子及び前記第3端子のうちの他方を所定電圧に接続することで、オフセットが検出されることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、少なくとも2つのフォトダイオードセンサと、第1のフォトダイオードセンサのカソードと第2のフォトダイオードセンサのカソードとが接続された第1端子と、前記第1のフォトダイオードセンサのアノードに接続される第2端子と、前記第2のフォトダイオードセンサのアノードに接続される第3端子と、前記第1端子と前記第2端子との間の出力を取り出すか、前記第2端子と前記第3端子との間の出力を取り出すかを切り替える切り替え部と、前記切り替え部の出力を処理するI−V変換器と、を備え、前記切り替え部は、前記第2端子及び前記第3端子のうちの一方を前記I−V変換器の入力に接続し、前記第2端子及び前記第3端子のうちの他方を所定電圧に接続することで、オフセットが検出されることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記切り替え部は、前記第1端子と前記第2端子との間の出力を取り出すか、前記第1端子と前記第3端子との間の出力を取り出すか、前記第2端子と前記第3端子との間の出力を取り出すかを切り替えることを特徴とする
また、請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の発明において、前記第1端子は、前記切り替え部を介して、所定電圧が供給されることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の発明において、前記切り替え部は、前記第2端子と前記第3端子との間の出力の極性を切り替えることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、さらに、前記第2端子と前記第3端子との間の出力の極性を切り替えた出力信号を保持する第1及び第2の記憶部を備え、前記第2端子が前記I−V変換器の入力に接続され、前記第3端子が所定電圧に接続されたときの出力を前記第1の記憶部に保持し、前記第3端子が前記I−V変換器の入力に接続され、前記第2端子が所定電圧に接続されたときの出力を前記第2の記憶部に保持してオフセットを検出するようにしたことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項5又は6に記載の発明において、さらに、前記第2端子と前記第3端子との間の出力の極性を切り替えた出力信号を加算する加算器を備えていることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の発明において、前記第1のフォトダイオードセンサのアノード又はカソードと前記第2のフォトダイオードセンサのアノード又はカソードとは、直接接続される、又は、切り替えスイッチを介して接続されることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8のいずれかに記載の発明において、前記切り替え部は、第1のフォトダイオードセンサのアノード又はカソードと第2のフォトダイオードセンサのアノード又はカソードとが接続された第1端子と、所定電圧生成回路と、の間で接続される第1の切り替えスイッチと、前記第1のフォトダイオードセンサのカソード又はアノードに接続される第2端子と、前記I−V変換器の入力と、の間で接続される第2の切り替えスイッチと、前記第2端子と、所定電圧生成回路と、の間で接続される第3の切り替えスイッチと、前記第2のフォトダイオードセンサのカソード又はアノードに接続される第3端子と、前記I−V変換器の入力と、の間で接続される第4の切り替えスイッチと、前記第3端子と、所定電圧生成回路との間で接続される第5の切り替えスイッチとを有することを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、少なくとも2つのフォトダイオードセンサと、第1のフォトダイオードセンサのアノードと第2のフォトダイオードセンサのアノードとが接続された第1端子と、前記第1のフォトダイオードセンサのカソードに接続される第2端子と、前記第2のフォトダイオードセンサのカソードに接続される第3端子と、前記第1端子と前記第2端子との間の出力を取り出すか、前記第2端子と前記第3端子との間の出力を取り出すかを切り替える切り替え部と、前記切り替え部の出力を処理するI−V変換器と、前記第2端子と前記第3端子との間の出力の極性を切り替えた出力信号を保持する第1及び第2の記憶部とを備えたセンサ処理回路におけるオフセット検出方法において、前記第2端子が前記I−V変換器の入力に接続され、前記第3端子が所定電圧に接続されたときの出力を前記第1の記憶部に保持し、前記第3端子が前記I−V変換器の入力に接続され、前記第2端子が所定電圧に接続されたときの出力を前記第2の記憶部に保持し、前記第1の記憶部と前記第2の記憶部で保持した値を加算してオフセットを検出することを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、少なくとも2つのフォトダイオードセンサと、第1のフォトダイオードセンサのカソードと第2のフォトダイオードセンサのカソードとが接続された第1端子と、前記第1のフォトダイオードセンサのアノードに接続される第2端子と、前記第2のフォトダイオードセンサのアノードに接続される第3端子と、前記第1端子と前記第2端子との間の出力を取り出すか、前記第2端子と前記第3端子との間の出力を取り出すかを切り替える切り替え部と、前記切り替え部の出力を処理するI−V変換器と、前記第2端子と前記第3端子との間の出力の極性を切り替えた出力信号を保持する第1及び第2の記憶部とを備えたセンサ処理回路におけるオフセット検出方法において、前記第2端子が前記I−V変換器の入力に接続され、前記第3端子が所定電圧に接続されたときの出力を前記第1の記憶部に保持し、前記第3端子が前記I−V変換器の入力に接続され、前記第2端子が所定電圧に接続されたときの出力を前記第2の記憶部に保持し、前記第1の記憶部と前記第2の記憶部で保持した値を加算してオフセットを検出することを特徴とする。
本発明によれば、オフセットを簡易に検出するフォトダイオードセンサの処理回路及びそのオフセット検出方法を実現することができる。
フォトダイオードセンサとその信号処理回路を備えたフォトダイオードセンサ回路の一例を示す概念図である。 フォトダイオードセンサと信号処理ICを備えたセンサモジュールの概念図である。 本実施形態における第1のフォトダイオードセンサと第2のフォトダイオードセンサを備えたセンサを示す図である。 フォトダイオードセンサを等価回路で示した図である。 図3に示すセンサを等価回路で示した図である。 本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための回路図(その1)である。 本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための回路図(その2)である。 本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための回路図(その3)である。 本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための回路図(その4)である。 本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための回路図(その5)である。 フォトダイオードセンサと信号処理ICを備えたセンサモジュールの概念図である。 本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための概念図である。 本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための回路図(その6)である。 本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための回路図(その7)である。 本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための回路図(その8)である。 本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための回路図(その9)である。 本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための回路図(その10)である。 本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための回路図(その11)である。 本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための回路図(その12)である。 本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための回路図(その13)である。 本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための回路図(その14)である。 本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための回路図(その15)である。 本実施形態の別の実施形態における第1のフォトダイオードセンサと第2のフォトダイオードセンサを備えたセンサを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
本実施形態におけるセンサは、少なくとも2つのフォトダイオードセンサを備え、第1のフォトダイオードセンサのアノードと、第2のフォトダイオードセンサのアノードが接続され、第1のフォトダイオードセンサのカソードと、第2のフォトダイオードセンサのカソードにそれぞれ出力端子を有するセンサである。
または、本実施形態におけるセンサは、少なくとも2つのフォトダイオードセンサを備え、第1のフォトダイオードセンサのカソードと、第2のフォトダイオードセンサのカソードが接続され、第1のフォトダイオードセンサのアノードと、第2のフォトダイオードセンサのアノードにそれぞれ出力端子を有するセンサである。
図3(a),(b)は、第1のフォトダイオードセンサと第2のフォトダイオードセンサを備えたセンサを示す図である。図3(a),(b)に示すように、フォトダイオードセンサを互いの向きが逆向きになるように直列に接続する。つまり、第1のフォトダイオードセンサ12のアノードと、第2のフォトダイオードセンサ22のアノードを接続する(図3(b))、または、第1のフォトダイオードセンサのカソードと、第2のフォトダイオードセンサのカソードを接続する(図3(a))。
それにより、入力される光があるにも係らず、無入力の状態を作り出すことができる。つまり、オフセットがない理想的な場合において、出力端子からは電流が流れない無入力状態を作り出せる。その原理について以下詳細に説明する。
図4は、フォトダイオードセンサを等価回路で示した図である。I0の電流を流す電流源と、R0の抵抗が並列接続された等価回路に置き換えることができる。電流I0は入力光に対するダイオードの出力電流、R0はダイオードの出力抵抗である。
図5は、図3に示したセンサを図4のように等価回路で示した図である(図3(b)が図5(b)に対応し、図3(a)が図5(a)に対応する)。
フォトダイオードセンサを図3に示す接続とすることにより、第1のフォトダイオードセンサの出力電流I0_1と、第2のフォトダイオードセンサの出力電流I0_2とが同じ場合、電流を互いに打ち消し合う関係となるため、センサの無入力状態を作り出すことができる。図5(b)の等価回路で考えると、電流I0_1と電流I0_2とが互いに引き合う関係となり、出力端子からは電流出力されず、無入力状態となる。図5(a)の等価回路で考えると、電流I0_1と電流I0_2とが互いに向き合う関係となり、出力端子からは電流出力されず、無入力状態となる。
図3に示すフォトダイオードセンサの接続することで、センサの中で出力電流が打ち消し合い、センサの無入力状態を作り出すことができる。例えば、図2に示すセンサモジュール5において窓6を塞がなくとも、センサの無入力状態を作り出すことができるため、信号処理ICのオフセットを検出することができる。つまり、光の入力がある状態においても、簡易に信号処理ICのオフセットを検出し、例えば、補正を行うことも可能である。さらに、ダイナミックなオフセット補正も可能となる。
次に、本実施形態のセンサ処理回路について以下に説明する。
図6は、本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための回路図(その1)である。本実施形態のセンサ処理回路11は、第1のフォトダイオードセンサ12と第2のフォトダイオードセンサ22とを備えたセンサ部10と、切り替え部13と、I−V変換器14と、増幅器15と、サンプリング回路16とを備えている。
また、少なくとも2つのフォトダイオードセンサ12,22と、第1のフォトダイオードセンサ12のアノードと第2のフォトダイオードセンサ22のアノードとが接続された第1端子と、第1のフォトダイオードセンサ12のカソードに接続される第2端子と、第2のフォトダイオードセンサ22のカソードに接続される第3端子と、第1端子と第2端子との間の出力を取り出すか、第2端子と第3端子との間の出力を取り出すかを切り替える切り替え部13とを備えている。
センサ部10は、入力された光に対して電気信号(電流)を出力する。また、切り替え部13は、センサ部10の出力、第1のフォトダイオードセンサ12と第2のフォトダイオードセンサ22の接続点に与える所定電圧、次段のI−V変換器の入力の接続の切り替えを行う。
また、I−V変換器14は、入力された電流に対して、電圧に変換して出力する。また、増幅器15は、入力電圧を所定のゲインで増幅して出力する。可変増幅器であってもよい。
また、サンプリング回路16は、増幅器15の出力をサンプリングして出力する。サンプリング回路としては、サンプル/ホールド回路(アナログ出力時)またはADC回路(デジタル出力時)などが挙げられる。
まず、第1のフォトダイオードセンサ、第2のフォトダイオードセンサから、それぞれ入力された光に対して、出力する場合における切り替え部13の制御について説明する。本実施形態のセンサ処理回路11では、切り替え部13を制御して、時分割で交互に2つのフォトダイオードセンサの出力信号を処理する。
図6は、第1のフォトダイオードセンサ12からの出力を信号処理する場合の切り替え部の接続を示す図である。このとき、図6に示す通り、切り替え部13は、SW1とSW3をONし、その他のSWをOFFとする。この接続とすることで、第1のフォトダイオードセンサ12のカソードが、I−V変換器14の入力に接続され、アノードが所定電圧に接続される。光の入力がある場合、その光に応じた電流を第1のフォトダイオードセンサ12が出力し、I−V変換器14で電圧に変換される。
図7は、本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための回路図(その2)で、第2のフォトダイオードセンサ22からの出力を信号処理する場合の切り替え部の接続を示す図である。このとき、図7に示す通り、切り替え部13は、SW2とSW3をONし、その他のSWをOFFとする。この接続とすることで、第2のフォトダイオードセンサ22のカソードが、I−V変換器14の入力に接続され、アノードが所定電圧に接続される。光の入力がある場合、その光に応じた電流を第2のフォトダイオードセンサ22が出力し、I−V変換器14で電圧に変換される。
図8及び図9は、本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための回路図(その3,その4)で、オフセットを検出する場合における、切り替え部13の接続を示している。センサ部10の無入力状態を作るには、図8に示す通り切り替え部13のSW1とSW5ONし、その他のSWをOFFする、又は、図9に示す通り切り替え部13のSW2とSW4をONし、その他のSWをOFFする。
図8においては、第1のフォトダイオードセンサと第2のフォトダイオードセンサのアノード同士が接続され、第1のフォトダイオードセンサのカソードがI−V変換器14の入力に接続される。第2のフォトダイオードセンサのカソードは、所定電圧に接続される。この接続とすることにより、図3に示すセンサ部10の無入力状態を作り出すことができる。
図9は、第1のフォトダイオードセンサと第2のフォトダイオードセンサを図8に対して入れ替えた形態を示す図である。
以上の通り、切り替え部13を用いて、第1のフォトダイオードセンサと第2のフォトダイオードセンサのアノード同士が接続され、片方のフォトダイオードセンサのカソードがI−V変換器14の入力に接続され、もう片方のフォトダイオードセンサのカソードが所定電圧に接続されることで、無入力状態を作り出し、光が入力される状態であっても、信号処理回路部分のオフセットを検出することができる。この点について、図10を用いて説明する。
図10は、本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための回路図(その5)で、外的又は回路因によるオフセット電流I_offsetを概念的に付け加えた場合におけるオフセット検出について説明する図である。
図8又は図9の接続を行うことで、I0_1=I0_2の関係より、外的又は回路因によるオフセットに対応したオフセット量のみを検出することができる。つまり、増幅器15の出力としては、I_offsetがゲインα倍したオフセット電流α×I_offsetのみの情報を得ることができる。この情報をもとに、センサ処理回路11自身で、オフセットの補正を行うこともできる。
次に、入力光に偏りがある場合における無入力状態の作り方について説明する。
図11は、フォトダイオードセンサと信号処理ICを備えたセンサモジュールの概念図である。窓6に光が斜め入ってきた場合、フォトダイオードセンサの出力に傾き、つまりI0_1≠I0_2が発生することが想定される。例えば、図11では、窓6へ斜めに光が入力された場合、第1のフォトダイオードセンサ12(DIO1)には光が十分にあたるが、第2のフォトダイオードセンサ22(DIO2)には光が十分にあたらない。その場合、I0_1≠I0_2となる。
図12は、本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための概念図で、センサ処理回路11の別の形態であり、I0_1≠I0_2の場合であっても、無入力状態でオフセットを検出することができる。図12は、図6に記憶部17、18と、加算部19を備える形態である。
記憶部、加算器は、デジタル処理回路であってもよく、アナログ処理回路であってもよい。アナログ回路の例としては、記憶部と加算器を合わせて、積分器で構成してもよい。
以下、図13と図14を用いて、オフセット検出について説明する。図10のように、外的又は回路因によるオフセット電流I_offsetを仮定する。
図13は、本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための回路図(その6)である。まず、図13に示す通り、切り替え部13のSW1とSW5をONし、その他のSWをOFFする。つまり、第1のフォトダイオードセンサ12のカソードがI−V変換器14の入力に接続され、第2のフォトダイオードセンサ22のカソードが所定電圧に接続される。このとき、増幅器15の出力は、α(I0_1−I0_2+I_offset)に対応した出力となる。最終段のサンプリング回路16においてα(I0_1−I0_2+I_offset)の電流値に対応した情報を記憶部1に保持する。
図14は、本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための回路図(その7)である。次に、図14に示す通り、切り替え部13のSW2とSW4をONし、その他のSWをOFFする。つまり、第2のフォトダイオードセンサ22のカソードがI−V変換器14の入力に接続され、第1のフォトダイオードセンサ12のカソードが所定電圧に接続される。このとき、増幅器15の出力は、α(I0_2−I0_1+I_offset)に対応した出力となる。最終段のサンプリング回路16においてα(I0_2−I0_1+I_offset)の電流値に対応した情報を記憶部2に保持する。
そして、それぞれ記憶部1と記憶部2で保持した値を加算器19で加算する。加算の結果は、2×α×I_offsetに対応した値となる。つまり、I0_1とI0_2の値に関わらず、仮定した外的又は回路因によるオフセット電流I_offsetについての情報のみを検出することができ、入力光が無入力の状態として、オフセットを検出することができる。
図15は、本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための回路図(その8)である。また、図15では、加算器19で得られたオフセット情報(2×α×I_offset)を用いて、演算回路20で補正を行うこともできる。ここでは、演算回路20で補正を行ったが、前段で補正を行ってもよい。オフセット検出した値に基づいて補正を行えば、オフセットが除去された測定値を得ることができる。
以上、前述の説明を以下の手順として説明すると、下記の通りである。
(1)図13の状態の接続を行い、記憶部1に結果を格納する。
(2)図14の状態の接続を行い、記憶部2に結果を格納する。
(3)上記(1)と(2)で得られた結果を加算してモジュール系のオフセット値を算出する。
(4)上記(3)で得られた結果を用いて、フォトダイオードセンサ12、フォトダイオード22の測定結果を補正する。
なお、フォトダイオードセンサのカソードとアノードを逆にした場合についても同様である。
図16は、本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための回路図(その9)である。次に、フォトダイオードセンサを2個以上備えた形態について説明する。
本実施形態に係るセンサ処理回路は、少なくとも2つのフォトダイオードセンサと、第1のフォトダイオードセンサのカソードと第2のフォトダイオードセンサのカソードとが接続された第1端子と、第1のフォトダイオードセンサのアノードに接続される第2端子と、第2のフォトダイオードセンサのアノードに接続される第3端子と、第1端子と第2端子との間の出力を取り出すか、第2端子と第3端子との間の出力を取り出すかを切り替える切り替え部とを備えている。
つまり、本実施形態において、センサは、第1のフォトダイオードセンサと、第2のフォトダイオードセンサと、第3のフォトダイオードセンサと、第4のフォトダイオードセンサとを備え、各フォトダイオードセンサのアノードが接続され、各フォトダイオードセンサのカソードが出力端子に接続される。
または、本実施形態において、センサは、第1のフォトダイオードセンサと、第2のフォトダイオードセンサと、第3のフォトダイオードセンサと、第4のフォトダイオードセンサとを備え、各フォトダイオードセンサのカソードが接続され、各フォトダイオードセンサのアノードが出力端子に接続される。
より具体的には、本実施形態において、センサは、第1のフォトダイオードセンサと、第2のフォトダイオードセンサと、第3のフォトダイオードセンサと、第4のフォトダイオードセンサとを備え、第1のフォトダイオードセンサと第3のフォトダイオードセンサのアノード同士、カソード同士が電気的に接続された第1のフォトダイオードセンサ部と、第2のフォトダイオードセンサと第4のフォトダイオードセンサのアノード同士、カソード同士が電気的に接続された第2のフォトダイオードセンサ部とが、各フォトダイオードセンサのアノードが電気的に接続されるように直列に接続される。
以下、図17乃至図22を用いて、フォトダイオードセンサが4個の場合の形態を説明する。
図17は、本実施形態に係るセンサ処理回路を説明するための回路図(その10)である。図15に対して、第3のフォトダイオードセンサ32、第4のフォトダイオードセンサ42、切り替え部23、記憶部3、記憶部4を備えている。
図17に示す通り、第1のフォトダイオードセンサ12、第2のフォトダイオードセンサ22、第3のフォトダイオードセンサ32、第4のフォトダイオードセンサ42を備え、各フォトダイオードセンサのアノードが接続され、各フォトダイオードセンサのカソードが出力端子に接続されている。
切り替え部23は、フォトダイオードセンサの個数が図15に比べて多くなっていることに伴い、SWの個数が多くなっている。
まず、各フォトダイオードセンサで光の入力を検出するときの切り替え部23の動作について説明する。
第1のフォトダイオードセンサ12からの出力を信号処理する場合、切り替え部23は、SW3とSW5をONし、その他のSWをOFFとする。この接続とすることで、第1のフォトダイオードセンサ12のカソードが、I−V変換器14の入力に接続され、アノードが所定電圧に接続される。光の入力がある場合、その光に応じた電流を第1のフォトダイオードセンサ12が出力し、I−V変換器14で電圧に変換される。
第2のフォトダイオードセンサ22の場合は、SW4とSW5をONし、その他のSWをOFFする。また、第3のフォトダイオードセンサ22の場合は、SW2とSW5をONし、その他のSWをOFFする。また、第4のフォトダイオードセンサ22の場合は、SW1とSW5をONし、その他のSWをOFFする。
次に、I0_1、I0_2、I0_3、I0_4の電流がそれぞれ異なる場合におけるオフセットを検出する際の、切り替え部23の接続を図18乃至図21に示す。
第1フェーズである図18においては、切り替え部23のSW2とSW3とSW7とSW8をONし、その他のSWをOFFする。第1のフォトダイオードセンサ12と第3のフォトダイオードセンサ32のカソード同士が接続されてI−V変換器14の入力に接続される。第2のフォトダイオードセンサ22と第4のフォトダイオードセンサ42のカソード同士が接続されて所定電圧に接続される。このとき、記憶部1にα(I0_1−I0_2+I0_3−I0_4+I_offset)が格納されることとなる。
第2フェーズである図19においては、切り替え部23のSW3とSW4とSW8とSW9をONし、その他のSWをOFFする。第1のフォトダイオードセンサ12と第2のフォトダイオードセンサ22のカソード同士が接続されてI−V変換器14の入力に接続される。第3のフォトダイオードセンサ32と第4のフォトダイオードセンサ42のカソード同士が接続されて所定電圧に接続される。このとき、記憶部2にα(I0_1+I0_2−I0_3−I0_4+I_offset)が格納されることとなる。
第3フェーズである図20においては、切り替え部23のSW1とSW4とSW6とSW9をONし、その他のSWをOFFする。第2のフォトダイオードセンサ22と第4のフォトダイオードセンサ42のカソード同士が接続されてI−V変換器14の入力に接続される。第1のフォトダイオードセンサ12と第3のフォトダイオードセンサ32のカソード同士が接続されて所定電圧に接続される。このとき、記憶部3にα(−I0_1+I0_2−I0_3+I0_4+I_offset)が格納されることとなる。
第4フェーズである図21においては、切り替え部23のSW1とSW2とSW6とSW7をONし、その他のSWをOFFする。第3のフォトダイオードセンサ32と第4のフォトダイオードセンサ42のカソード同士が接続されてI−V変換器14の入力に接続される。第1のフォトダイオードセンサ12と第2のフォトダイオードセンサ22のカソード同士が接続されて所定電圧に接続される。このとき、記憶部4にα(−I0_1−I0_2+I0_3+I0_4+I_offset)が格納されることとなる。
以上をまとめると、各記憶部には以下の情報が格納されることとなる。
記憶部1:α(I0_1−I0_2+I0_3−I0_4+I_offset)
記憶部2:α(I0_1+I0_2−I0_3−I0_4+I_offset)
記憶部3:α(−I0_1+I0_2−I0_3+I0_4+I_offset)
記憶部4:α(−I0_1−I0_2+I0_3+I0_4+I_offset)
第1フェーズから第4フェーズの各状態で記憶部に保持された各値を加算した結果は、4×α×I_offsetになり、入力光の出力値がキャンセルされて、オフセットのみの情報を検出することが可能となる。
なお、上記記憶部のまとめから明らかのように、記憶部1と記憶部3のみで2×α×I_offsetとオフセットに関する情報のみを取り出すことも可能である。その場合、切り替え部は、第1フェーズと第3フェーズの切り替えを行えばよい。同様に記憶部2と記憶部4のみで行うことも可能である。
以上、前述の説明を以下の手順として説明すると、下記の通りである。
(1)図18の状態の接続を行い、記憶部1に結果を格納する。
(2)図19の状態の接続を行い、記憶部2に結果を格納する。
(3)図20の状態の接続を行い、記憶部3に結果を格納する。
(4)図21の状態の接続を行い、記憶部4に結果を格納する。
(5)上記(1),(2),(3),(4)で得られた結果を加算してモジュール系のオフセット値を演算する。
(6)上記(5)で得られた結果を用いて、第1のフォトダイオードセンサ12(DIO1)、第2のフォトダイオードセンサ22(DIO2)、第3のフォトダイオードセンサ32(DIO3)、第4のフォトダイオードセンサ42(DIO4)の測定結果を補正する。
4個のフォトダイオードセンサにおいては、例えば、第1のフォトダイオードセンサと第2のフォトダイオードセンサのカソードに接続される出力端子をオープンとし(つまり、SW3とSW6とSW4とSW7をOFF)、第3のフォトダイオードセンサと第4のフォトダイオードセンサのみを用いて、2個のフォトダイオードセンサの場合と同様にしてオフセット検出を行うことも可能である。
また、3個の場合であっても、2個のフォトダイオードセンサと、1個のフォトダイオードセンサとが電流を引き合う向きに接続し、上述の通り、接続の切り替えを行うことにより、オフセットを検出することができ、または、1個のフォトダイオードセンサのカソード出力端子をオープンとし、2個のフォトダイオードセンサで接続切り替えを行うことにより、オフセットを検出することができる。
さらに、4個の場合において、2個のフォトダイオードセンサは、アノード同士を接続し、もう2個のフォトダイオードセンサは、カソード同士を接続する形態であってもよい。この場合も、接続した2個同士は、電流を引き合う、又は、向いあう関係にあるため、オフセットを検出することができる。
以上の通り、複数のフォトダイオードセンサを利用するセンサにおいて、光学的に入力状態にも関わらず、意図的に無入力状態を生成することで、オフセットを検出することができる。
なお、本実施形態において、窓は光を透過する窓材であってもよい。また、窓を塞いだ状態であっても多少の光が漏れてくることから、本実施形態のセンサ及び処理回路は好適に利用できる。
図23は、本実施形態の別の実施形態における第1のフォトダイオードセンサと第2のフォトダイオードセンサを備えたセンサを示す図である。また、センサ10として、各フォトダイオードセンサのアノード、又は、カソードを直接、接続した形態を説明したが、図23に示す通り、スイッチを介して接続される形態であってもよい。
また、本実施形態において、フォトダイオードセンサと信号処理ICのハイブリッドパッケージの説明を行ったが、モノリシックな形態であってもよい。
本発明におけるセンサ処理回路のオフセット検出方法は、少なくとも2つのフォトダイオードセンサと、第1のフォトダイオードセンサのアノードと第2のフォトダイオードセンサのアノードとが接続された第1端子と、第1のフォトダイオードセンサのカソードに接続される第2端子と、第2のフォトダイオードセンサのカソードに接続される第3端子とを備えたセンサにおいて、第2端子に対する第3端子の出力信号1を取り出し、第3端子に対する第2端子の出力信号2を取り出し、出力信号1と出力信号2を加算してオフセットを検出するものである。
1 フォトダイオードセンサ回路
2 フォトダイオードセンサ
3 アンプ
4 サンプリング回路
5 センサモジュール
6 窓、窓材
7 信号処理IC
8 パッケージ
10,100 センサ部
11 センサ処理回路
12,22,32,42 フォトダイオードセンサ
13,23 切り替え部
14 I−V変換器
15 増幅器
16 サンプリング回路
17,18 記憶部
19 加算器
20 演算回路

Claims (11)

  1. 少なくとも2つのフォトダイオードセンサと、
    第1のフォトダイオードセンサのアノードと第2のフォトダイオードセンサのアノードとが接続された第1端子と、
    前記第1のフォトダイオードセンサのカソードに接続される第2端子と、
    前記第2のフォトダイオードセンサのカソードに接続される第3端子と、
    前記第1端子と前記第2端子との間の出力を取り出すか、前記第2端子と前記第3端子との間の出力を取り出すかを切り替える切り替え部と
    前記切り替え部の出力を処理するI−V変換器と、を備え
    前記切り替え部は、前記第2端子及び前記第3端子のうちの一方を前記I−V変換器の入力に接続し、前記第2端子及び前記第3端子のうちの他方を所定電圧に接続することで、オフセットが検出されることを特徴とするセンサ処理回路。
  2. 少なくとも2つのフォトダイオードセンサと、
    第1のフォトダイオードセンサのカソードと第2のフォトダイオードセンサのカソードとが接続された第1端子と、
    前記第1のフォトダイオードセンサのアノードに接続される第2端子と、
    前記第2のフォトダイオードセンサのアノードに接続される第3端子と、
    前記第1端子と前記第2端子との間の出力を取り出すか、前記第2端子と前記第3端子との間の出力を取り出すかを切り替える切り替え部と
    前記切り替え部の出力を処理するI−V変換器と、を備え
    前記切り替え部は、前記第2端子及び前記第3端子のうちの一方を前記I−V変換器の入力に接続し、前記第2端子及び前記第3端子のうちの他方を所定電圧に接続することで、オフセットが検出されることを特徴とするセンサ処理回路。
  3. 前記切り替え部は、前記第1端子と前記第2端子との間の出力を取り出すか、前記第1端子と前記第3端子との間の出力を取り出すか、前記第2端子と前記第3端子との間の出力を取り出すかを切り替えることを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサ処理回路。
  4. 前記第1端子は、前記切り替え部を介して、所定電圧が供給されることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のセンサ処理回路。
  5. 前記切り替え部は、前記第2端子と前記第3端子との間の出力の極性を切り替えることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のセンサ処理回路。
  6. さらに、前記第2端子と前記第3端子との間の出力の極性を切り替えた出力信号を保持する第1及び第2の記憶部を備え
    前記第2端子が前記I−V変換器の入力に接続され、前記第3端子が所定電圧に接続されたときの出力を前記第1の記憶部に保持し、前記第3端子が前記I−V変換器の入力に接続され、前記第2端子が所定電圧に接続されたときの出力を前記第2の記憶部に保持してオフセットを検出するようにしたことを特徴とする請求項に記載のセンサ処理回路。
  7. さらに、前記第2端子と前記第3端子との間の出力の極性を切り替えた出力信号を加算する加算器を備えていることを特徴とする請求項5又は6に記載のセンサ処理回路。
  8. 前記第1のフォトダイオードセンサのアノード又はカソードと前記第2のフォトダイオードセンサのアノード又はカソードとは、直接接続される、又は、切り替えスイッチを介して接続されることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のセンサ処理回路。
  9. 記切り替え部は、
    第1のフォトダイオードセンサのアノード又はカソードと第2のフォトダイオードセンサのアノード又はカソードとが接続された第1端子と、所定電圧生成回路と、の間で接続される第1の切り替えスイッチと、
    前記第1のフォトダイオードセンサのカソード又はアノードに接続される第2端子と、前記I−V変換器の入力と、の間で接続される第2の切り替えスイッチと、
    前記第2端子と、所定電圧生成回路と、の間で接続される第3の切り替えスイッチと、
    前記第2のフォトダイオードセンサのカソード又はアノードに接続される第3端子と、前記I−V変換器の入力と、の間で接続される第4の切り替えスイッチと、
    前記第3端子と、所定電圧生成回路との間で接続される第5の切り替えスイッチと
    を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のセンサ処理回路。
  10. 少なくとも2つのフォトダイオードセンサと、
    第1のフォトダイオードセンサのアノードと第2のフォトダイオードセンサのアノードとが接続された第1端子と、
    前記第1のフォトダイオードセンサのカソードに接続される第2端子と、
    前記第2のフォトダイオードセンサのカソードに接続される第3端子と
    前記第1端子と前記第2端子との間の出力を取り出すか、前記第2端子と前記第3端子との間の出力を取り出すかを切り替える切り替え部と、
    前記切り替え部の出力を処理するI−V変換器と、
    前記第2端子と前記第3端子との間の出力の極性を切り替えた出力信号を保持する第1及び第2の記憶部とを備えたセンサ処理回路におけるオフセット検出方法において、
    前記第2端子が前記I−V変換器の入力に接続され、前記第3端子が所定電圧に接続されたときの出力を前記第1の記憶部に保持し、前記第3端子が前記I−V変換器の入力に接続され、前記第2端子が所定電圧に接続されたときの出力を前記第2の記憶部に保持し、前記第1の記憶部と前記第2の記憶部で保持した値を加算してオフセットを検出することを特徴とするオフセット検出方法。
  11. 少なくとも2つのフォトダイオードセンサと、
    第1のフォトダイオードセンサのカソードと第2のフォトダイオードセンサのカソードとが接続された第1端子と、
    前記第1のフォトダイオードセンサのアノードに接続される第2端子と、
    前記第2のフォトダイオードセンサのアノードに接続される第3端子と、
    前記第1端子と前記第2端子との間の出力を取り出すか、前記第2端子と前記第3端子との間の出力を取り出すかを切り替える切り替え部と、
    前記切り替え部の出力を処理するI−V変換器と、
    前記第2端子と前記第3端子との間の出力の極性を切り替えた出力信号を保持する第1及び第2の記憶部とを備えたセンサ処理回路におけるオフセット検出方法において、
    前記第2端子が前記I−V変換器の入力に接続され、前記第3端子が所定電圧に接続されたときの出力を前記第1の記憶部に保持し、前記第3端子が前記I−V変換器の入力に接続され、前記第2端子が所定電圧に接続されたときの出力を前記第2の記憶部に保持し、前記第1の記憶部と前記第2の記憶部で保持した値を加算してオフセットを検出することを特徴とするオフセット検出方法。
JP2013207886A 2013-10-03 2013-10-03 センサ処理回路及びそのオフセット検出方法 Active JP5986551B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013207886A JP5986551B2 (ja) 2013-10-03 2013-10-03 センサ処理回路及びそのオフセット検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013207886A JP5986551B2 (ja) 2013-10-03 2013-10-03 センサ処理回路及びそのオフセット検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015072187A JP2015072187A (ja) 2015-04-16
JP5986551B2 true JP5986551B2 (ja) 2016-09-06

Family

ID=53014654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013207886A Active JP5986551B2 (ja) 2013-10-03 2013-10-03 センサ処理回路及びそのオフセット検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5986551B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2735543B2 (ja) * 1986-09-02 1998-04-02 三菱電機株式会社 光電変換装置
US5063297A (en) * 1989-06-08 1991-11-05 Minnesota Mining And Manufacturing Company Apparatus for detecting fluorescence of a luminescent material
US5266792A (en) * 1991-10-28 1993-11-30 Simmonds Precision Products, Inc. Temperature compensated optical detector
US5751005A (en) * 1996-12-20 1998-05-12 Raytheon Company Low-crosstalk column differencing circuit architecture for integrated two-color focal plane arrays
JP3425395B2 (ja) * 1998-09-01 2003-07-14 株式会社東芝 半導体多波長撮像素子
EP1302986B1 (en) * 2001-10-16 2008-05-21 CSEM Centre Suisse d'Electronique et de Microtechnique SA Photodetector with high dynamic range and increased operating temperature

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015072187A (ja) 2015-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109564248B (zh) 电流传感器
US20090009163A1 (en) Magnetic sensing device and electronic compass using the same
JP6142003B2 (ja) ダイオード型センサの出力電流検出icチップ及びダイオード型センサ装置
US8633687B2 (en) Hall Effect sensor with reduced offset
JP5520020B2 (ja) 赤外線センサ
JP2008145269A (ja) センサ装置
JP5186546B2 (ja) 光電変換回路
US6803873B1 (en) Pipeline analog to digital converter
JP5986551B2 (ja) センサ処理回路及びそのオフセット検出方法
CN110632355A (zh) 一种较高动态范围电流的检测电路及检测方法
JP4590394B2 (ja) 電流センサおよび電流センサのオフセット除去方法
JP6327937B2 (ja) A/d変換回路用ディジタル補正回路、a/d変換回路及びイメージセンサデバイス
US7525375B2 (en) Method of correcting the output signal of an analog amplifier, amplifier module and measuring device
JP2011147063A (ja) アナログデジタル変換装置
JP6445360B2 (ja) 電流測定装置
JP2013251820A (ja) 電流測定回路
JP6734138B2 (ja) 電流センサおよび電流センサの制御方法
US7683947B2 (en) Bi-polar signaling scheme for imaging system
JP2020003296A (ja) 排気ガスセンサの信号処理装置。
CN220271887U (zh) 一种量子随机数发生器
KR102128024B1 (ko) 리플을 저감하는 저항 감지 장치 및 방법
JP4823092B2 (ja) 粒子加速器のビーム位置モニタ
KR20230107789A (ko) 오프셋 및 수집 전하 감소 회로를 갖는 전자 적분 회로 및 관련 방법
JP2011124847A (ja) 抵抗型赤外線センサ出力の増幅装置
JPS6165112A (ja) 零点補正センサ回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160525

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5986551

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350