JP5985788B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ナビゲーション装置、移動履歴記録方法およびプログラムに関する。
従来から、移動する車などにナビゲーション装置が搭載され、ユーザの現在位置や目的地までの経路などをユーザに提示することが行われている。また、ナビゲーション装置を、車内で利用するだけでなく、車外に持ち出して利用する技術も開示されている(例えば、特許文献1および特許文献2)。
上記特許文献1および特許文献2では、車内で利用する場合には車両に適したナビゲーションを行い、車外で利用する場合には歩行者に適したナビゲーションを行うことが記載されている。具体的には、車内で利用する車内モード時と車外で利用する車外モード時とでナビゲーション時に使用する地図の表示範囲を変更したりしている。
特開2001−3179472号公報 特開2002−31538号公報
しかし、ナビゲーション装置は車内で利用されたり徒歩の際に利用されたりするだけでなく、自転車やバイクに乗車の際にも利用されるため、車内モード、車外モードだけでなく、自転車モードやバイクモードなど各モードに適したナビゲーションを行うことが望まれている。さらに、各モードに切り替えられてナビゲーションが行われた場合、モードごとの移動経路や移動距離などの移動履歴を確認したいという要求があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ユーザの所望するナビゲーションモードに切り替えて該ナビゲーションモードごとに移動履歴を管理することが可能な、新規かつ改良されたナビゲーション装置、移動履歴記録方法およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、位置情報を取得する取得部と、複数のナビゲーションモードから一のナビゲーションモードを選択する選択部と、前記位置情報を用いて、前記選択部により選択されたナビゲーションモードでナビゲーションを実行する実行部と、前記取得部により取得された前記位置情報に基づく移動履歴情報と前記ナビゲーションモードとを関連付けて記憶媒体に記録する記録部と、を備えるナビゲーション装置が提供される。
また、前記記録部は、所定時間内に取得された前記位置情報に基づく前記移動履歴情報を、前記ナビゲーションモードごとに前記記憶媒体に記録してもよい。
また、前記実行部は、ユーザ操作に応じて、前記選択部により選択されたナビゲーションモードでナビゲーションの実行を開始または終了し、前記実行部によりナビゲーションが開始されてからナビゲーションが終了されるまでに取得された位置情報に基づいて前記移動履歴情報を算出する移動履歴算出部を備え、前記記録部は、前記算出部により算出された前記移動履歴情報を前記ナビゲーションモードごとに区別して記憶媒体に記録してもよい。
また、前記移動履歴情報は、移動経路、移動距離、移動速度を含む情報であってもよい。
また、前記複数のナビゲーションモードは、車モード、バイクモード、自転車モード、徒歩モードを含んでもよい。
また、前記実行部は、ナビゲーションモード別に前記移動履歴情報を表示部に表示させてもよい。
また、前記記憶媒体には、前記ナビゲーションモードごとの設定情報が記憶されており、前記実行部は、前記選択部により選択された前記ナビゲーションモードに対応する前記設定情報と前記取得部により取得された位置情報とを用いてナビゲーションを実行してもよい。
また、前記設定情報には、前記ナビゲーションモードに対応する地図データが含まれ、前記実行部は、前記選択部により選択されたナビゲーションモードに適した縮尺の地図データに、前記取得部により取得された位置情報を示す現在位置マークを表示してナビゲーションを実行してもよい。
また、前記設定情報には、前記ナビゲーションモードに対応する位置情報を示す現在位置マークの情報が含まれ、前記実行部は、前記選択部により選択されたナビゲーションモードに対応する現在位置を示す表示マークを用いてナビゲーションを実行してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、位置情報を取得する取得部と、複数のナビゲーションモードから一のナビゲーションモードを選択する選択部と、前記位置情報を用いて、前記選択部により選択されたナビゲーションモードでナビゲーションを実行する実行部と、前記取得部により取得された前記位置情報に基づく移動履歴情報と前記ナビゲーションモードとを関連付けて記憶媒体に記録する記録部と、を備えるナビゲーション装置として機能させるための、プログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、位置情報を取得するステップと、複数のナビゲーションモードから一のナビゲーションモードを選択するステップと、前記位置情報を用いて、前記選択部により選択されたナビゲーションモードでナビゲーションを実行するステップと、前記取得部により取得された前記位置情報に基づく移動履歴情報と前記ナビゲーションモードとを関連付けて記憶媒体に記録するステップと、を含む移動履歴記録方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、ユーザの所望するナビゲーションモードに切り替えて該ナビゲーションモードごとに移動履歴を管理することができる。
本発明の実施形態の概要を説明する説明図である。 第1の実施形態にかかるPNDの外観図である。 同実施形態にかかるPNDの機能構成を示すブロック図である。 同実施形態にかかるナビゲーションモードの選択操作について説明する説明図である。 同実施形態にかかるナビゲーションモードの選択操作について説明する説明図である。 同実施形態にかかるPND周りの座標系を示した説明図である。 同実施形態にかかる移動履歴情報について説明する説明図である。 同実施形態にかかる移動履歴情報について説明する説明図である。 同実施形態にかかるナビゲーションモード別の軌跡データの表示例について説明する説明図である。 同実施形態にかかるナビゲーションモード別の履歴データの一覧の表示例である。 同実施形態にかかるナビゲーションモード別の履歴データの表示例である。 同実施形態にかかる表示の切り替えについて説明する説明図である。 同実施形態にかかるPNDの動作の詳細を示すフローチャートである。 第2の実施形態にかかる携帯電話の外観図である。 同実施形態にかかる携帯電話の機能構成を示したブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下に示す順序に従って、当該「発明を実施するための最良の形態」を説明する。
〔1〕本実施形態の目的
〔2〕本実施形態の概要
〔3〕第1実施形態
〔3−1〕PNDのハードウェア構成
〔3−2〕PNDの機能構成
〔3−3〕PNDの動作の詳細
〔4〕第2実施形態
〔1〕本実施形態の目的
まず、本実施形態の目的について説明する。従来から、移動する車などにナビゲーション装置が搭載され、ユーザの現在位置や目的地までの経路などをユーザに提示することが行われている。また、ナビゲーション装置を、車内で利用するだけでなく、車外に持ち出して利用する技術も開示されている。
上記技術では、車内で利用する場合には車両に適したナビゲーションを行い、車外で利用する場合には歩行者に適したナビゲーションを行うことが記載されている。具体的には、車内で利用する車内モード時と車外で利用する車外モード時とでナビゲーション時に使用する地図の表示範囲を変更したりしている。
しかし、ナビゲーション装置は車内で利用されたり徒歩の際に利用されたりするだけでなく、自転車やバイクに乗車の際にも利用されるため、車内モード、車外モードだけでなく、自転車モードやバイクモードなど各モードに適したナビゲーションを行うことが望まれている。さらに、各モードに切り替えられてナビゲーションが行われた場合、モードごとの移動経路や移動距離などの移動履歴を確認したいという要求があった。そこで、上記のような事情を一着眼点として、本発明の実施形態にかかるナビゲーション装置が創作されるに至った。本実施形態にかかるナビゲーション装置によれば、ユーザの所望するナビゲーションモードに切り替えて該ナビゲーションモードごとに移動履歴を管理することが可能となる。
〔2〕本実施形態の概要
以上、本実施形態の目的について説明した。次に、図1を参照して、本実施形態の概要について説明する。図1は、本実施形態の概要を説明する説明図である。上記したように、本実施形態にかかるナビゲーション装置は、車モード、自転車モード、徒歩モードなどの各モードでナビゲーションを行う。これらのモードを以下ではナビゲーションモードとも称する。本実施形態にかかるナビゲーション装置により実行されるナビゲーションとは、ユーザの現在位置や目的地までの経路をユーザに提示することを意味する。具体的には、GPS(Global Positioning System)衛星から送信されるGPS信号を基に現在位置を算出し、地図画面上にユーザの位置や進行方向を示すことである。
図1に示したように、本実施形態にかかるナビゲーション装置は、各ナビゲーションモードに応じて地図表示を変えたり、現在位置のマークを変えたりする。例えば、表示例361は車モードでナビゲーションする際の表示例であり、広範囲の地図を表示してナビゲーションを行っている。また、表示例362は自転車モードでナビゲーションする際の表示例であり、車モードよりも狭い範囲の地図を表示してナビゲーションを行っている。さらに、表示例363は、徒歩モードでナビゲーションする際の表示例であり、徒歩モードより更に狭い範囲の地図を表示してナビゲーションを行っている。
また、車モードでは三角で現在位置を表示し、自転車モードでは自転車のマークで現在位置を表示し、徒歩モードでは人のマークで現在位置を表示している。図1では、車モード、自転車モード、徒歩モードにおいてナビゲーションが実行される場合の表示例を示しているが、かかる例に限定されず、例えば、バイクモードやジョギングモードなど他のナビゲーションモードに適用することが可能である。ユーザは、ナビゲーション装置のナビゲーションモード切替ボタン等を押下することにより、複数のナビゲーションモードから所望するナビゲーションモードを選択することが可能となる。
また、本実施形態にかかるナビゲーション装置では、ナビゲーションモードごとに移動履歴の情報を管理することができる。移動履歴の情報とは、例えば、移動経路や移動距離などである。例えば、ユーザがナビゲーション装置を車に搭載して移動した場合には、車モードでナビゲーションが実行され、車で移動した経路や距離が移動履歴として記録される。また、ユーザがナビゲーション装置を自転車に搭載して移動したり、ナビゲーション装置を所持して自転車を走行させたりした場合には、自転車モードでナビゲーションが実行され、自転車で移動した経路や距離が移動履歴として記録される。
例えば、表示例362に示したように、ユーザにより自転車モードが選択されている場合には、自転車モードでナビゲーションが実行される。また、自転車モードでナビゲーションが実行されている際の移動経路や移動距離が移動履歴として記録されて、ナビゲーション表示とともに、自転車モードにおける速度や走行距離、走行時間などが表示される。
このように、本実施形態にかかるナビゲーション装置によれば、ユーザの所望するナビゲーションモードに切り替えて、該ナビゲーションモードでナビゲーションを実行することができる。さらに、ナビゲーションごとに移動履歴を記録したり、ナビゲーション表示とともに該移動履歴の情報を表示させたりすることができる。
〔3〕第1実施形態
以上、ナビゲーション装置の概要について説明した。次に、図2〜図13を参照して、第1実施形態にかかるナビゲーション装置について説明する。本実施形態では、ナビゲーション装置を図2に示したPND(Personal Navigation Device)10に適用して説明する。
〔3−1〕PNDのハードウェア構成
図2に示したように、PND10は、装置の前面に表示部12が設けられている。PND10は、内蔵された不揮発性メモリ(図示せず)に格納されている地図データに応じた実画像等を表示部12に表示してナビゲーションを実行する。また、PND10は、クレードル14および吸盤16を備えていてもよい。クレードル14および吸盤16は、PND10を車内で用いる際に、車両のダッシュボード上に取り付けるために必要となる。PND10は、車両のダッシュボード上に吸盤16を介して取り付けられ、かつ、PND10と機械的および電気的に接続される。PND10は、クレードル14を介して車両から供給される電力に基づいて動作することが可能である。
ユーザが徒歩の際にPND10を使用する場合には、クレードル14および吸盤16の構成を有していなくてもよい。ユーザが徒歩の際にPND10を使用する場合には、PND10本体のみを所持して移動する。また、ユーザが自転車で走行する際にPND10を使用する場合には、徒歩時と同様にPND10本体のみを所持して移動してもよいし、自転車のハンドルなどにクレードル14および吸盤16を取り付けて移動してもよい。
上記したように、PND10のナビゲーションモード切替ボタン(図示せず)を押下することにより、複数のナビゲーションモードから所望するナビゲーションモードを選択する。例えば、車でPND10を利用する場合には車モードを選択操作し、自転車でPND10を利用する場合には自転車モードを選択操作し、徒歩でPND10を利用する場合には徒歩モードを選択操作する。
ユーザ操作によりユーザが所望するナビゲーションモードが選択されると、PND10は、選択されたナビゲーションモードでナビゲーションを実行する。PND10は、現在位置の取得機能を有しているため、現在位置を含む地図を表示部12に表示して、表示された地図上にユーザの現在位置や進行方向を重畳してナビゲーションを実行する。
さらに、PND10は、ナビゲーションモードごとに移動経路や移動距離などの移動履歴の情報を管理する機能を有する。すなわち、PND10は、ナビゲーションモードごとに移動経路や移動距離などの移動履歴を記録して、表示部12にナビゲーションモードごとの移動履歴の情報を表示させる。
〔3−2〕PNDの機能構成
以上、PND10のハードウェア構成について説明した。次に、図3を参照して、PND10の機能構成について説明する。図3に示したように、PND10は、表示部12と、操作部104と、記憶部108と、ナビゲーション機能ユニット110などを備える。
操作部104は、ユーザ操作を検出し、検出した操作内容をナビゲーション機能ユニット110に出力する。ユーザによる操作内容としては、例えば、ナビゲーションモードの選択、目的地の設定、地図の拡大/縮小、現在地表示、音声案内設定、および画面表示設定などがあげられる。
また、この操作部104は、表示部12と一体的に設けられるタッチパネル、またはタッチスクリーンであってもよい。また、操作部104は、ボタン、スイッチ、レバー、およびダイヤルなど、表示部12と分離して設けられる物理的構成であってもよい。また、操作部104は、リモートコントローラから送信されたユーザ操作を示す信号を検出する信号受信部であってもよい。
ここで、図4および図5を参照して、ユーザによるナビゲーションモードの選択操作について説明する。図4および図5は、ナビゲーションモードの選択操作について説明する説明図である。図4および図5では、操作部104が表示部12と一体的に設けられるタッチパネルであった場合にについて説明する。
図4に示したように、タッチパネルに表示されたメニュー画面341の表示項目から、「設定」タブがユーザ操作により選択される。「設定」タブが表示されると、編集・設定表示画面342が表示される。そして、ユーザにより「モード切替」ボタンがタッチされると、ナビゲーションモードを切り替えることができるナビモード切替画面343が表示される。ユーザは、ナビモード切替画面343に表示された「自動車ナビ」(車モード)、「自転車ナビ」(自転車モード)、「徒歩ナビ」(徒歩モード)から、いずれかのモードボタンをタッチすることにより所望のナビゲーションモードを選択する。
また、図5に示したように、ナビゲーションが実行している場合に、実行されているナビゲーションモードを他のナビゲーションモードに切り替える操作を行うようにしてもよい。図5に示したように、車モードでナビゲーションが実行されている場合に、車モードの地図画面331に表示されている「ナビ」ツールバーを選択する。「ナビ」ツールバーが選択されると、ガイド・地点画面332が表示される。
ユーザは、ガイド・地点画面332に表示された「モード切替」ボタンをタッチする。ガイド・地点画面332の「モード切替」ボタンがタッチされると、ナビモード切替画面333が表示される。ユーザは、ナビモード切替画面343に表示された「自動車ナビ」(車モード)、「自転車ナビ」(自転車モード)、「徒歩ナビ」(徒歩モード)から、いずれかのモードボタンをタッチすることにより所望のナビゲーションモードを選択する。
図3に戻りPND10の機能構成の説明を続ける。記憶部108は、PND10が動作するためのプログラムや、ナビゲーションモードごとに移動履歴の情報や、ナビゲーションモードごとの設定情報などを記憶する。ナビゲーションモードごとの設定情報とは、例えば、ナビゲーションモードに対応する地図データや音量データ、画面明度データ、など種々の設定情報を例示できる。
なお、この記憶部108は、不揮発性メモリ、磁気ディスク、光ディスク、およびMO(Magneto Optical)ディスクなどの記憶媒体であってもよい。不揮発性メモリとしては、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)があげられる。また、磁気ディスクとしては、ハードディスクおよび円盤型磁性体ディスクなどがあげられる。また、光ディスクとしては、CD(Compact Disc)、DVD−R(Digital Versatile Disc Recordable)およびBD(Blu−Ray Disc(登録商標))などがあげられる。
ナビゲーション機能ユニット110は、ナビゲーション機能を実現するための構成であり、GPSアンテナ112と、GPS処理部114と、選択部116と、ナビゲーション部118と、3軸加速度センサ120と、Y軸ジャイロセンサ122と、速度算出部124と、Z軸ジャイロセンサ130と、角度算出部132と、位置算出部140と、移動履歴算出部142と、記録部144と、気圧センサ150と、高度算出部152と、を備える。
このうち、GPS処理部114、選択部116、ナビゲーション部118、角度算出部132、位置算出部140、移動履歴算出部142、および高度算出部152などは、例えばCPU(Central Processing Unit)により構成される。
GPSアンテナ112は、地球上空を旋回する人工衛星から送信されたGPS信号を受信し、受信したGPS信号をGPS処理部114へ供給する。なお、GPS信号には、人工衛星の軌道を示す軌道情報、および信号の送信時刻などの情報が含まれる。
GPS処理部114は、各GPS信号に含まれる軌道情報から各人工衛星の位置を算出する。そして、GPS処理部114は、各人工衛星の位置と、GPS信号の送信時刻と受信時刻の差分に基づいて現在の3次元位置を連立方程式により算出する。
選択部116は、複数のナビゲーションモードから一のナビゲーションモードを選択する機能を有する。上記したように、操作部104を介してユーザによりナビゲーションモードが選択される。選択部116は、操作部104を介してユーザにより選択されたナビゲーションモード選択したり、ナビゲーションモードを切り替えたりする。選択部116は、選択したナビゲーションモードの情報をナビゲーション部118に提供する。
上記では、ユーザ操作に応じてナビゲーションモードを選択するようにしたが、かかる例に限定されず、振動を検出してナビゲーションモードを切り替えたり、取り付けられたクレードルとの電気的な接触を検出したりして適切なナビゲーションモードを自動的に選択するようにしてもよい。
ナビゲーション部118は、後述する位置取得部140により取得された現在位置に基づいて、選択部116により選択されたナビゲーションモードでナビゲーションを行う。ナビゲーション部118は、本発明の実行部の一例である。例えば、ナビゲーション部118は、記憶部108からナビゲーションモード対応する地図データを読み出し、現在位置を含む地図画像上に現在位置マークを重畳する。上記したように、記憶部108にはナビゲーションモードに対応する設定情報が記憶されている。ナビゲーション部118は、選択部116により選択されたナビゲーションモードに対応する設定情報を記憶部108から取得して、該設定情報を用いてナビゲーションを実行する。
GPSアンテナ112が人工衛星からGPS信号を受信できない場合、GPS処理部114はGPS信号に基づく現在位置の算出を行うことができない。このような場合、ナビゲーション部118は、他の方法により取得される現在位置を用いてナビゲーションを行う。例えば、ナビゲーション部118は、以下に説明する各センサおよび各算出部により得られる現在位置を用いてナビゲーションを行うことができる。
3軸加速度センサ120は、図6に示すX軸方向の加速度αx、Y軸方向の加速度αy、およびZ軸方向の加速度αzを例えば50Hzのサンプリング周波数で検出する。なお、図6に示したように、X軸はPND10または車両の進行方向に対応し、Y軸はX軸に直交する水平方向に対応し、Z軸は鉛直方向に対応するものとする。
Y軸ジャイロセンサ122は、Y軸回りの角速度であるピッチレートωyを例えば50Hzのサンプリング周波数で検出する。
速度算出部124は、3軸加速度センサ120により検出されたZ軸方向の加速度αz、およびY軸ジャイロセンサ122により検出されたピッチレートωyに基づき、以下の数式1に従って進行方向に対する速度Vを例えば1秒につき50回算出する。
Figure 0005985788
Z軸ジャイロセンサ130は、PND10または車両が左旋回している時のZ軸回りの角速度であるヨーレートωzを例えば50Hzのサンプリング周波数で検出する。
角度算出部132は、Z軸ジャイロセンサ130により検出されたヨーレートωzにサンプリング周期(例えば、0.02s)を積算することにより、PND10または車両の旋回角度θを算出する。
位置算出部140は、速度算出部124により算出された進行方向に対する速度V、および角度算出部132により算出された旋回角度θに基づき、前回算出時の位置から現在位置までの変化量を求める。そして、位置算出部140は、前回算出時の位置に上記変化量を加えることにより現在位置を取得する。また、上記したGPS処理部114により現在の位置情報が算出された場合には、該位置情報を取得する。位置算出部140は、本発明の取得部の一例である。
移動履歴算出部142は、ナビゲーション部118によりナビゲーションが開始されてからナビゲーションが終了されるまでに取得された位置情報に基づいて移動経路および移動距離を算出する機能を有する。移動履歴算出部142は、算出した移動経路および移動距離を記録部144に提供する。
記録部144は、移動履歴算出部142により算出された移動経路や移動距離などの移動履歴情報と選択部116により選択されたナビゲーションモードとを関連付けて記憶部108に記録する機能を有する。例えば、ユーザ操作により自転車モードが選択されてナビゲーションが開始された場合には、自転車モードの移動経路や移動距離として記録する。例えば、ユーザが、車から自転車に乗り換えて移動した場合には、車モードの移動履歴情報と、自転車モードの移動履歴情報とを区別して記録する。
ここで、図7および図8を参照して、記録部144により記憶部108に記憶される移動履歴情報について説明する。図7および図8は、移動履歴情報について説明する説明図である。図7に示したように、記録部144は、本体メモリ411に移動履歴情報を記録する場合には、移動履歴算出部142により算出された移動履歴情報をナビゲーションモードごとに記録する。図7では、走行軌跡(移動履歴)をナビゲーションモードごとに所定の領域に記録している。
例えば、「自動車走行軌跡−1領域」、「自動車走行軌跡−2領域」、「徒歩走行軌跡−1領域」、「自転車走行軌跡−1領域」のように、どの領域にいずれのナビゲーションモードの走行軌跡が記録されているかをプログラムで読み取れるようにナビゲーションモードごとに軌跡データを記録していく。また、ナビゲーションモードごとに軌跡データに異なるヘッダを付して区別するようにしてもよい。また、ファイルシステムを有するオペレーティングシステム(OS)を搭載している場合には、各軌跡データのファイル名や拡張子などによりいずれのナビゲーションモードの走行軌跡かを区別するようにしてもよい。
また、記録部144は、外部メモリ312に軌跡データを記録する場合には、各軌跡データに異なるファイル名を付してナビゲーションモードごとに区別して記録する。例えば、日付情報にナビゲーションモードを区別する名称を付加してもよい。例えば、「a」は車モードを示し、「b」は自転車モードを示し、「c」は徒歩モードを示す名称とする。図7の外部メモリ412に示したように、「20090825a_1.log」は2009年8月25日の車モードでの軌跡のデータであることを示す。また、「20090905b_1.log」は2009年9月5日の自転車モードでの軌跡のデータであることを示す。同様に、「20090922c_1.log」は2009年9月22日の徒歩モードでの軌跡のデータであることを示す。
このように、軌跡データをナビゲーションモードごとに本体メモリおよび外部メモリ上に記録することにより、ナビゲーションモードごとに移動履歴情報を管理することが可能となる。具体的には、軌跡データを用いてナビゲーションモードごとに移動距離や移動速度などの履歴データを算出して、履歴データをナビゲーションモードごとに記録したり、ユーザに提示したりすることができる。
例えば、図8に示したように、軌跡データ414とともに、移動距離や移動速度などの履歴データ415を記録する。履歴データ415には、移動距離や移動速度のみならず、最高速度や最低速度や平均速度、1キロごとの速度や消費カロリーなど軌跡データ414をもとに算出可能なデータが含まれる。履歴データ415のファイル名は、軌跡データ414と同様に、日付とナビゲーションモードの名称が付与されている。すなわち、軌跡データ414と履歴データ415とは対応付けて記録されている。本発明では、軌跡データ414および履歴データ415は、本発明の移動履歴情報の一例である。
また、上記したナビゲーション部118は、軌跡データや履歴データなどの移動履歴情報をナビゲーションモード別に表示部12に表示させる機能を有する。ここで、図9を参照して、ナビゲーションモード別の軌跡データの表示例について説明する。図9は、ナビゲーションモード別の軌跡データの表示例について説明する説明図である。
図9に示したように、ナビゲーション部118は、地図上に軌跡データを表示する際に、ナビゲーションごとに表示マークの色や形状などを変えて表示する。例えば、表示例311に含まれる表示マーク312は四角形状のマークであり、車モードの軌跡データを表している。また、表示マーク314は円形状のマークであり、自転車モードの軌跡データを表している。また、表示マーク312と表示マーク314の色を変えて車モードの軌跡データと自転車モードの軌跡データとを区別するようにしてもよい。
また、ナビゲーション部118は、表示部12にナビゲーションモード別に履歴データの一覧を表示させるようにしてもよい。ナビゲーション部118は、記憶部108に記憶されている移動履歴情報を取得して表示部12に表示させる。
図10は、ナビゲーションモード別の履歴データの一覧の表示例である。図10に示したように、「自転車走行履歴」として、自転車モードの履歴データ322の一覧を表示してもよい。これにより、ユーザは、自転車モードの履歴データのみを確認することが可能となる。また、自転車モードの履歴データ322とともに、自転車モードでの積算距離を表示部12に表示させるようにしてもよい。
また、ナビゲーション部118は、ナビゲーションモード別に走行距離や平均速度や最高速度、消費カロリーなど種々の履歴データをまとめて表示部12に表示させるようにしてもよい。図11は、ナビゲーションモード別の履歴データの表示例である。図11に示したように、ナビゲーションモード別に1つの表示画面322に走行距離と平均速度と最高速度、計測時間、消費カロリーなどを表示させている。
ユーザは各モードを選択して走行している最中に、選択したモードにおける履歴データを一画面で確認することが可能となる。例えば、ユーザ操作に応じて、通常の地図等を用いたナビゲーション表示と履歴データの表示とを切り替えるようにしてもよい。また、どのように履歴データを表示画面322に表示させるかは、上記した設定情報で予め設定することができる。例えば、ナビゲーションモードごとに履歴データの表示項目や表示方法を変えて、ナビゲーションモードを切り替えるごとに表示項目や表示方法を変更することができる。
ここで、図12を参照して、表示部12における表示の切り替えについて説明する。例えば、図12に示したように、ナビゲーション部118は、表示例351に示したように、地図データのみを表示させたナビゲーション表示から、表示例352に示したように、地図データとともに履歴データを表示させてもよい。また、表示例353に示したように、履歴データのみを表示させるようにしてもよいし、表示例354に示したように、地図とともに方位を示すコンパスを表示させるようにしてもよい。
例えば、車モードが選択された場合には、デフォルト表示を地図のみの表示とし、自転車モードが選択された場合には、デフォルト表示を地図と履歴データとを表示するようにしてもよい。デフォルトの表示項目や表示方法については、上記した設定情報に予め設定することにより、ナビゲーションモードごとに変更することができる。
上記したように、設定情報は、ナビゲーションモードごとのデータの表示方法の情報だけでなく、ナビゲーションモードごとの地図の縮尺の情報、音量の情報や画面明度の情報などの情報であってもよい。
設定情報として地図の縮尺の情報が記憶されている場合には、ナビゲーション部118は、設定情報をもとにナビゲーションモードに応じて地図の縮尺を変えることができる。例えば、車モードでは地図の縮尺を小さくして広範囲の地図を表示させるようにし、自転車モードでは地図の縮尺を車モードの縮尺よりも大きくして、拡大された地図を表示させるようにし、徒歩モードでは自転車モードよりさらに縮尺の大きい地図を表示させてもよい。これにより、ナビゲーションモードごとに適切な範囲の地図を表示することが可能となる。
また、設定情報として音量の情報が記憶されている場合には、ナビゲーション部118は、設定情報をもとにナビゲーションモードに応じて音量を変えることができる。例えば、車モードの場合は、雑音がほとんどない車内で案内音声などを聞く際に適切な音量とし、自転車モードの場合は、屋外で周囲に迷惑がかからない程度の音量に設定することができる。また、徒歩の場合は、イヤホンで案内音声を聞く際に適切な音量に設定する。これにより、ナビゲーションモードごとに適切な音量で案内音声等を提供することが可能となる。
また、設定情報として画面明度の情報が記憶されている場合には、ナビゲーション部118は、設定情報をもとにナビゲーションモードに応じて画面明度を変えることができる。例えば、自転車モードや徒歩モードなど屋外で利用するナビゲーションモードの場合にはディスプレイの照度を高くして、屋外で視認しやすい照度に設定する。これにより、ナビゲーションモードごとに適切な画面明度で地図等を表示することが可能となる。
また、設定情報としてナビゲーションモードごとに表示画面の分割画面数を設定してもよい。例えば、車モードの場合には、広範囲な地図と曲がり角を示す詳細地図とを同時に表示させるように設定してもよい。また、設定情報としてナビゲーションモードごとに省電力モードを設定してもよい。例えば、自転車モードの場合には、所定時間ユーザ操作がなかった場合に表示画面を暗くして省電力モードにしてもよい。また、設定情報として、ナビゲーションの探索方法を設定してもよい。例えば、車モードの場合には、自転車専用道路を除いて目的地までの経路情報を提示する。また、徒歩モードの場合には、狭い路地など車が通行不可能な道を近道として提示してもよい。
図3に戻りPND10の機能構成の説明を続ける。気圧センサ150は、周囲の気圧を例えば50Hzのサンプリング周波数で検出する。そして、高度算出部152は、気圧センサ150により検出された気圧に基づいて現在高度を算出する。
ナビゲーション部118は、上記のようにして位置算出部140により算出された現在位置、および高度算出部152により算出された現在高度に基づき、ナビゲーションを行うことができる。
なお、現在位置などの取得方法は、GPS測位や、センサを用いる上記方法に限られない。例えば、無線LANの基地局により送信されるWiFi電波の信号強度を利用して現在位置を取得することも可能である。より具体的には、PND10は、各基地局からのWiFi電波の受信強度から各基地局との距離を推定し、各基地局との距離および各基地局の位置を利用し、三角測量の原理に基づいて現在位置を取得してもよい。
〔3−3〕PNDの動作の詳細
以上、PND10の機能構成について説明した。次に、図13を参照して、本実施形態にかかるPND10の動作の詳細について説明する。図13は、本実施形態にかかるPND10の動作の詳細を示すフローチャートである。図13に示したように、まず、ユーザ操作に応じてナビゲーションを開始する(S102)。ステップS102において、ナビゲーションの開始とはユーザ操作によりナビゲーションの開始ボタンが押下されることを意味する。例えば、PND10の電源ボタンが押下されるだけでナビゲーションが開始されるようにしてもよい、ユーザ操作に応じて目的地が選択されることによりナビゲーションを開始するようにしてもよい。
そして、操作部104を介してユーザ操作によりナビゲーションモードが変更されたか否かを判定する(S104)。ステップS104においては、ナビゲーション実行中にユーザ操作によりナビゲーションモードが切り替えられて、現在実行中のナビゲーションモードとは別のナビゲーションモードが選択されたか否かを判定する。
ステップS104において、ナビゲーションモードが変更されたと判定された場合には、ナビゲーションモードの変更処理を行う(S106)。ステップS106におけるナビゲーションモードの変更処理とは、例えば、ナビゲーションモードに対応する設定情報を記憶部108から取得して種々の設定を変更したり、軌跡データや履歴データなどの移動履歴情報の記録先を変更したりする。ステップS104において、ナビゲーションモードが変更されていないと判定された場合には、ステップS108以降の処理を実行する。
そして、位置算出部140により位置情報が算出される(S108)。そして、移動履歴算出部142は、ステップS108において算出された位置情報をもとに移動経路や移動距離などの移動履歴情報を算出する(S110)。そして、ステップS110において算出した移動履歴情報を、ナビゲーションモードごとに記録する(S112)。例えば、ステップS106において、車モードから自転車モードにナビゲーションモードが変更された場合には、ステップS110において算出した移動履歴を、自転車モードの移動履歴として記憶部108に記録する。
そして、ユーザ操作に応じてナビゲーションを終了するか否かを判定する(S114)。ステップS114においてナビゲーションを終了すると判定された場合には、処理を終了する。また、ステップS114においてナビゲーションを終了しないと判定された場合には、ステップS104以降の処理を繰り返す。ステップS114においては、ユーザ操作により、表示画面に表示されているナビゲーション終了ボタンが押下されたか、PND10の電源ボタンがOFFされたか否かによりナビゲーションを終了するか否かを判定する。
以上の処理により、PND10は、ユーザ操作に応じて選択されたナビゲーションモードでナビゲーションを実行したり、履歴情報をナビゲーションごとに記録したりすることが可能となる。
〔4〕第2実施形態
第1の実施形態において説明したPND10は、ナビゲーション装置の一例に過ぎず、ナビゲーション装置はかかる例に限定されない。例えば、ナビゲーション装置は、以下に第2の実施形態として説明する携帯電話20であってもよい。その他、詳細な説明は省略するが、ナビゲーション装置は、PHS、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、携帯用ゲーム機器、および携帯型の撮像装置などであってもよい。
図14は、第2の実施形態による携帯電話20の外観図である。図14に示したように、第2の実施形態による携帯電話20は、表示部202と、クレードル203と、操作部204と、吸盤206と、マイクロホン214と、スピーカ224と、を備える。
クレードル203は、第1の実施形態によるPND10と同様に、車両のダッシュボード上に吸盤206を介して取り付けられ、かつ、携帯電話20と機械的および電気的に接続される。このため、携帯電話20は、クレードル203を介して車両から供給される電力に基づいて動作することが可能である。なお、携帯電話20はバッテリを内蔵しており、クレードル203から取り外された場合にはバッテリから供給される電力に基づいて動作することができる。
図15は、第2の実施形態による携帯電話20の構成を示した機能ブロック図である。図15に示したように、第2の実施形態による携帯電話20は、ナビゲーション機能ユニット110と、表示部202と、操作部204と、記憶部208と、携帯電話機能ユニット210と、総括制御部234と、を備える。
また、携帯電話機能ユニット210は、通話機能や電子メール機能などを実現するための構成であり、通信アンテナ212と、マイクロホン214と、エンコーダ216と、送受信部220と、スピーカ224と、デコーダ226と、携帯電話制御部230と、を備える。なお、ナビゲーション機能ユニット110については第1の実施形態で説明したので、詳細な説明を省略する。
マイクロホン214は、音声を集音し、音声信号として出力する。エンコーダ216は、携帯電話制御部230による制御に従い、マイクロホン214から入力される音声信号のデジタル変換およびエンコードなどを行い、音声データを送受信部220に出力する。
送受信部220は、エンコーダ216から入力される音声データを所定の方式に従って変調し、通信アンテナ212から無線で携帯電話20の基地局へ送信する。また、送受信部220は、通信アンテナ212により無線信号を復調して音声データを取得し、デコーダ226に出力する。
デコーダ226は、携帯電話制御部230による制御に従い、送受信部220から入力される音声データのデコードおよびアナログ変換などを行い、音声信号をスピーカ224に出力する。スピーカ224は、デコーダ226から供給される音声信号に基づいて音声を出力する。
また、携帯電話制御部230は、電子メールを受信する場合、送受信部220からデコーダ226に受信データを供給し、デコーダ226に受信データをデコードさせる。そして、携帯電話制御部230は、デコードにより得られた電子メールデータを表示部202に出力して表示部202に表示させる共に、記憶部208に電子メールデータを記録する。
また、携帯電話制御部230は、電子メールを送信する場合、操作部204を介して入力された電子メールデータをエンコーダ216にエンコードさせ、送受信部220および通信アンテナ212を介して無線送信する。
総括制御部234は、上述した携帯電話機能ユニット210およびナビゲーション機能ユニット110を制御する。例えば、総括制御部234は、ナビゲーション機能ユニット110によりナビゲーション機能を実行している間に電話がかかってきた場合、ナビゲーション機能を携帯電話ユニット310による通話機能に一時的に切替え、通話終了後、ナビゲーション機能ユニット110にナビゲーション機能を再開させてもよい。
以上、本発明の実施形態によれば、ユーザ操作に応じて選択されたナビゲーションモードでナビゲーションを実行する。すなわち、選択されたナビゲーションモードに応じた地図の縮尺や案内音声の音量などナビゲーションモードごとにあらかじめ設定された設定情報を用いてナビゲーションを行う。また、移動経路や移動距離などの移動履歴情報をナビゲーションモードごとに記憶媒体(記憶部108)に記録したり、移動履歴情報をナビゲーションモードごとに表示させたりして、移動履歴情報をナビゲーションモードごとに管理することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書のPND10や携帯電話20などのナビゲーション装置の処理における各ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、PND10や携帯電話20などのナビゲーション装置の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、PND10や携帯電話20などのナビゲーション装置に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述したナビゲーション装置の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
10 PND
12、202 表示部
20 携帯電話
104、204 操作部
108、208 記憶部
14、203 クレードル
110 ナビゲーション機能ユニット
112 GPSアンテナ
114 GPS処理部
116 選択部
118 ナビゲーション部
120 3軸加速度センサ
122 Y軸ジャイロセンサ
124 速度算出部
130 Z軸ジャイロセンサ
132 角度算出部
140 位置算出部
142 移動履歴算出部
144 記録部
150 気圧センサ
152 高度算出部
210 携帯電話機能ユニット
212 通信アンテナ
214 マイクロホン
216 エンコーダ
220 送受信部
226 デコーダ
224 スピーカ
230 携帯電話制御部
234 総括制御部

Claims (6)

  1. ナビゲーション機能を有する情報処理装置であって、
    当該情報処理装置によって取られた過去のナビゲーション経路を含むナビゲーション履歴と、前記過去のナビゲーション経路について用いられた少なくとも2つのナビゲーションモードを、記憶媒体において、前記過去のナビゲーション経路が取られた日付を示す日付情報に前記ナビゲーションモードを区別する名称を付加することにより関連付ける記録部を備え、
    前記過去のナビゲーション経路は、前記ナビゲーション機能によってナビゲーションが開始されてからナビゲーションが終了されるまでに取得された位置情報に基づいて算出されたユーザの移動経路であり、
    前記ナビゲーション履歴は、ナビゲーションモードごとに算出された移動距離を示す情報を含む、情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置は、ナビゲーションのための地図画像を含む画面を表示する表示部をさらに備え、
    前記地図画像の縮尺は、前記ナビゲーションモードの変更に応じて変更される、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記情報処理装置は、モバイルナビゲーション装置である、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置は、携帯電話機能ユニットを備える、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記ナビゲーションモードは、車モード、バイクモード、自転車モード、及び徒歩モードのうちの少なくとも1つに対応する、請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置は、同一のナビゲーションモードについて算出された複数の移動距離の積算距離を表示する表示部をさらに備える、請求項1に記載の情報処理装置。
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