JP5985365B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置に関する。
一般的に、自動車等の車両内部には、車両の走行速度やエンジンの回転数等の各種情報を運転者に呈示するための表示装置(メータ)が配置される。
また、一般的に、当該表示装置には、自車両の進路を他車両の運転者等に知らせるために自車両の前方又は後方に設置されたターン・シグナル・ランプ(方向指示灯)等の駆動状態を自車両の運転者に呈示するためのインジケータが設けられる(例えば、特許文献1参照。)。
当該インジケータは、例えば発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)である発光素子により構成され、所定の周期で点灯及び消灯(点滅)することにより、方向指示灯の駆動状態を自車両の運転者に呈示する機能を有する。
特開平7―195975号公報
ところで、表示装置の中には、当該方向指示時等に利用されるインジケータ(以下、第1のインジケータと称する場合がある。)とは別に、例えば他車両を牽引している場合に点滅することによって自車両が牽引中であることを自車両の運転者に示すためのインジケータ(以下、第2のインジケータと称する場合がある。)が設けられたものがある。これら第1のインジケータと第2のインジケータとは、同時に点滅されて利用される場合がある。この場合には、両インジケータの点滅のタイミングが同期するように点滅制御されることが望ましい。しかしながら、第1のインジケータ及び第2のインジケータの点滅を制御する制御装置の構成によっては、両インジケータの点滅のタイミングがずれる事象である表示ずれが発生する虞がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、表示ずれの発生を抑制可能な表示装置を提供することを目的としている。
前述した目的を達成するために、本発明に係る表示装置は、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1) 2つのレベルの間で変化する矩形波状の第1の信号を受け付け、該第1の信号において、前記2つのレベルのうちの一方のレベルから他方のレベルへの第1の変化が発生した時点で点灯及び消灯の一方の動作を開始し、前記他方のレベルから前記一方のレベルへの第2の変化が発生した時点で点灯及び消灯の他方の動作を開始する、第1の発光素子と、
前記第1の信号と波形が略同一で該第1の信号よりも所定時間だけ遅れた処理後信号に基づいて、第2の信号を出力する制御部と、
該制御部から出力される該第2の信号を受け付け、該第2の信号において、前記第1の変化が発生した時点で前記一方の動作を開始し、前記第2の変化が発生した時点で前記他方の動作を開始する、第2の発光素子と、
を備え、
前記制御部は、前記処理後信号における前記第1の変化を検出した場合には、前記処理後信号における当該検出時点の直前に前記第1の変化が発生した時点から当該時点の直後に前記第2の変化が発生した時点までの時間である第1の前回動作時間から、前記所定時間を減算した時間だけ、前記検出時点よりも後の第1の時点において前記第2の変化が発生する、前記第2の信号を出力する、
こと。
(2) 上記(1)の構成の表示装置であって、
前記制御部は、前記処理後信号における前記第1の時点の直前に前記第2の変化が発生した時点から当該時点の直後に前記第1の変化が発生した時点までの時間である第2の前回動作時間だけ、前記第1の時点よりも後の第2の時点において前記第1の変化が発生する、前記第2の信号を出力する、
こと。
(3) 上記(1)又は(2)の構成の表示装置であって、
前記制御部は、前記処理後信号における前記第1の変化を最初に検出した場合には、前記処理後信号における当該初期検出時点の直前に前記第2の変化が発生した時点から当該初期検出時点までの時間である初期動作時間から、前記所定時間を減算した時間だけ、前記初期検出時点よりも後の第3の時点において前記第2の変化が発生する、前記第2の信号を出力する、
こと。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれか1つの構成の表示装置であって、
前記第1の発光素子が、デューティ比及び周波数が可変である前記第1の信号を受け付ける、
こと。
上記(1)の構成の表示装置では、処理後信号における第1の変化が検出された時点よりも、第1の前回動作時間から第1の信号と第2の信号との間の遅れ時間を減算した時間だけ後の第1の時点において、第2の変化が生じるように、第2の信号が制御される。これにより、第2の発光素子が第1の前回動作時間だけ点灯及び消灯の一方の動作を継続するため、第2の発光素子が当該一方の動作を継続する時間が、第1の発光素子が直前に当該一方の動作を継続した時間と同じ長さとなる。この結果、第1の発光素子と第2の発光素子とが当該一方の動作を継続する時間を従来よりも揃えることができ、表示ずれの発生を抑制できる。
上記(2)の構成の表示装置では、上記(1)の構成に加えて、上記第1の時点よりも、第2の前回動作時間だけ後の第2の時点において、第1の変化が生じるように、第2の信号が制御される。これにより、第2の発光素子が第2の前回動作時間だけ点灯及び消灯の他方の動作を継続するため、第2の発光素子が当該他方の動作を継続する時間が、第1の発光素子が直前に当該他方の動作を継続した時間と同じ長さとなる。この結果、第1の発光素子と第2の発光素子とが当該他方の動作を継続する時間を揃えることができる。また、上記(1)の構成と組み合わせることにより、第1の発光素子と第2の発光素子とが点灯及び消灯の双方の動作を継続する時間を従来よりも揃えることができ、表示ずれの発生を抑制できる。
上記(3)の構成の表示装置では、処理後信号における第1の変化が最初に検出された時点よりも、初期動作時間から第1の信号と第2の信号との間の遅れ時間を減算した時間だけ後の第3の時点において、第2の変化が生じるように、第2の信号が制御される。これにより、第2の発光素子が初期動作時間だけ点灯及び消灯の一方の動作を継続するため、第2の発光素子が当該一方の動作を継続する時間が、第1の発光素子が直前に点灯及び消灯の他方の動作を継続した時間と同じ長さとなる。このため、第1の発光素子が受け付ける第1の信号のデューティ比が当該初期検出時点において50%であり、点灯継続時間と消灯継続時間とが等しい場合には、当該初期検出時点の直後に、第1の発光素子と第2の発光素子とが点灯及び消灯の一方の動作を継続する時間を揃えることができ、表示ずれの発生を抑制できる。
上記(4)の構成の表示装置では、上記(1)〜(3)のいずれか1つの構成において、第1の発光素子が、デューティ比及び周波数が可変である第1の信号を受け付ける。上記(1)〜(3)に記載の表示装置では、第2の発光素子が点灯及び消灯のいずれかの動作を継続する時間が、第1の発光素子が直前に当該いずれかの動作を継続した時間と同じ長さとなる。このため、第1の信号のデューティ比及び周波数が時間の経過に伴って動的に変化し、第1の発光素子の点滅パターンが動的に変化する場合であっても、第2の発光素子の点灯パターンが当該変化に追従するように変化する。これにより、第1の発光素子及び第2の発光素子の点滅のタイミングを従来よりも揃えることができ、表示ずれの発生を抑制できる。
本発明の表示装置によれば、表示ずれの発生を抑制可能な表示装置を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本実施形態に係る表示装置100のハードウェアの構成例を示すブロック図である。 図2は、表示装置100の外観を示す正面図である。 図3は、表示装置100及び車両側制御ユニット200の接続関係を示す説明図である。 図4は、マイクロコンピュータ101における信号の入出力について説明するためのタイムチャートである。 図5は、表示装置100の第1の動作例を説明するためのタイムチャートである。 図6は、表示装置100の第2の動作例を説明するためのタイムチャートである。 図7は、表示装置100におけるマイクロコンピュータ101の処理ルーチンを表すフローチャートである。 図8Aは、図7に示した処理のうちのオンオフ時間カウント処理の前半部分における処理ルーチンを表すフローチャートである。 図8Bは、図7に示した処理のうちのオンオフ時間カウント処理の後半部分における処理ルーチンを表すフローチャートである。 図9は、図7に示した処理のうちのインジケータ出力処理における処理ルーチンを表すフローチャートである。 図10は、従来の表示装置100A,100Bにおける接続関係と本実施形態に係る表示装置100における接続関係とを対比して示す説明図であり、図10(a)はハード信号直接制御(表示装置100A)の場合を、図10(b)はマイコン経由制御(表示装置100B)の場合を、図10(c)は本実施形態に係る表示装置100における制御の場合を、それぞれ示している。
本発明に係る表示装置に関する具体的な実施形態について各図を参照しながら以下に説明する。
本実施形態に係る表示装置100は、例えばトラック等の車両(図示せず。)に搭載されて用いられる。より具体的には、表示装置100は、後述するように、方向指示灯とは別に、他車両を牽引している場合に点滅することによって自車両が牽引中であることを他車両の運転者に知らせるために、自車両の前方又は後方に設置されたウォーニング用ランプ(図示せず。)を備える車両に搭載されて用いられる。
表示装置100は、例えば車両のインストルメントパネルに使用者(運転者、同乗者等の表示装置100を視認する者を含む。)から視認可能に設置され、現在の燃料残量、車両の走行速度、エンジンの回転数、及び冷却水の温度等に関する情報等を使用者に呈示するために用いられる。また、表示装置100は、後述するように、方向指示灯の駆動状態及び上記ウォーニング用ランプの駆動状態を使用者に呈示する機能を備えている。
<表示装置100及び車両側制御ユニット200の構成>
図1は、本実施形態に係る表示装置100のハードウェアの構成例を示すブロック図、図2は、表示装置100の外観を示す正面図、図3は、表示装置100及び車両側制御ユニット200の接続関係を示す説明図である。
図1に示すように、表示装置100は、ハードウェアとして、マイクロコンピュータ(CPU:Central Processing Unit)101、速度計11、回転数計13、燃料計15、水温計17、第1のインジケータ23、第2のインジケータ25、モータドライバ102、液晶表示パネル103、EEPROM(Electorically Erasable Programmable Read Only Memory)104、照明用LED105、電源回路108、インタフェース109、インタフェース110、インタフェース111、操作スイッチ112、及び燃料残量検出部113を備えている。
図2に示すように、表示装置100は、表示板31上における見返し29の内側に、速度計11、回転数計13、燃料計15、水温計17、シフトインジケータ19、ODO/TRIP表示部21、第1のインジケータ23、及び第2のインジケータ25が、外部から視認可能に配置されている。
図3に示すように、表示装置100は、車両側制御ユニット200に接続されて使用される。
以下では、これら各構成について説明する。
速度計11は、図示しない電気モータにより駆動されて回転する指針11aと、速度スケール11bと、を備え、指針11aによって速度スケール11bの一部を指し示すことにより現在の車両速度の値を出力して使用者に呈示する計器である。
回転数計13は、図示しない電気モータにより駆動されて回転する指針13aと、回転数スケール13bと、を備え、指針13aによって回転数スケール13bの一部を指し示すことにより現在のエンジンの回転数の値を使用者に呈示する計器である。
燃料計15は、図示しない電気モータにより駆動されて回転する指針15aと、燃料スケール15bと、を備え、指針15aによって燃料スケール15bの一部を指し示すことにより現在の燃料残量の値を使用者に呈示する計器である。
水温計17は、図示しない電気モータにより駆動されて回転する指針17aと、水温スケール17bと、を備え、指針17aによって水温スケール17bの一部を指し示すことにより現在の冷却水の温度の値を使用者に呈示する計器である。
シフトインジケータ19は、シフトインジケータ用LED19aと、ギアスケール19bと、を備え、シフトインジケータ用LED19aの点灯位置によってギアスケール19bの一部を指し示すことにより現在のギアポジションを使用者に呈示する計器である。当該シフトインジケータ用LED19aの点灯位置は、マイクロコンピュータ101からの信号に従って制御される。
ODO/TRIP表示部21は、液晶表示パネル103上に出力された数値及び文字により車両の走行距離の値を使用者に呈示する計器である。
第1のインジケータ(第1の発光素子)23は、2つのターン用LED23a,23bにより構成され、所定の周期で点灯及び消灯(点滅)することにより方向指示灯の駆動状態を使用者に呈示する機能を有する。例えば、左折時には、相対的に左側に配置されたターン用LED23aが点滅することにより、車両左側に設置された方向指示灯が駆動中であることを示し、右折時には、相対的に右側に配置されたターン用LED23bが点滅することにより、車両右側に設置された方向指示灯が駆動中であることを示す。また、緊急停車時等の非常時には、ターン用LED23a,23b双方が所定の周期で同期して点滅することにより、左右両側の方向指示灯が駆動中であることを示す。
第1のインジケータ23は、表示板31の背面側に、前面側から視認可能に配置されている。また、第1のインジケータ23は、後述する車両側制御ユニット200の出力に接続され、車両側制御ユニット200から出力されるターン信号としての後述する制御信号(第1の信号)S1Aに従ってその駆動が制御される。より具体的には、第1のインジケータ23は、オンオフの2つのレベル間で変化する矩形波状(パルス状)の制御信号S1Aにおいて、オフからオンへの変化(第2の変化)が発生した時点で点灯を開始し、オンからオフへの変化(第1の変化)が発生した時点で消灯する。
第2のインジケータ(第2の発光素子)25は、2つのウォーニング用LED25により構成され、所定の周期で点灯及び消灯(点滅)することによりウォーニング用ランプの駆動状態を使用者に呈示する機能を有する。例えば、牽引時には、2つのウォーニング用LED25双方が所定の周期で同期して点滅することにより、ウォーニング用ランプが駆動中であることを示す。第2のインジケータ25は、第1のインジケータ23と同時に駆動される場合もある。この場合には、両インジケータは、点滅のタイミングが同期するように点滅制御されることが望ましい。
第2のインジケータ25は、表示板31の背面側に、前面側から視認可能に配置されている。また、第2のインジケータ25は、マイクロコンピュータ101の出力に接続され、マイクロコンピュータ101からの制御信号(第2の信号)S2に従ってその駆動が制御される。より具体的には、第2のインジケータ25は、第1のインジケータ23と同様に、受け付けた出力信号S2において、オフからオンへの変化(第2の変化)が発生した時点で点灯を開始し、オンからオフへの変化(第1の変化)が発生した時点で消灯する。
制御部としてのマイクロコンピュータ101は、CAN(Controller Area Network)規格に対応した通信機能、A/D変換機能、読み出し専用メモリ(ROM:Read Only Memory)、読み書き自在なメモリ(RAM:Random Access Memory)などを内蔵している。マイクロコンピュータ101は、内部のメモリ(ROM)上に予め保持されているプログラムを実行することにより、表示装置100の動作に必要とされる様々な機能を実現する。
モータドライバ102は、マイクロコンピュータ101、速度計11、回転数計13、燃料計15、及び水温計17と接続されている。マイクロコンピュータ101は、モータドライバ102を介して速度計11、回転数計13、燃料計15、及び水温計17に制御信号を出力し、これら各計器が備える指針11a,13a,15a,17aが指し示す位置を制御する。
液晶表示パネル(LCD:Liquid Crystal Displa)103は、表示状態(点灯/消灯、色相、明度)を個別に制御可能な二次元配置された多数の微小表示セル(ドット)を備えている。液晶表示パネル103は、多数のドットの表示の組み合わせによって、様々な表示要素をグラフィック表示することができる。液晶表示パネル103は、前述したODO/TRIP表示部21に車両の走行距離を出力するために用いられる。
読み出し専用メモリ(EEPROM)104は、事前に決定された各種の制御用パラメータを表す定数データを保持している。読み出し専用メモリ104は、例えば、後述する点滅制御処理においてマイクロコンピュータ101が参照する所定時間A、所定時間B、所定時間C、所定時間D、点灯確定時間、消灯確定時間等の各種データを保持している。
照明用LED105は、速度計11、回転数計13、燃料計15、及び水温計17等の表示板31の背面側に配置された複数のLEDにより構成されている。照明用LED105を構成するLEDは、マイクロコンピュータ101の出力および電源ライン(VH)と接続されている。
電源回路108は、車載バッテリーから供給される電力(+B)に基づき、マイクロコンピュータ101の動作に必要な電圧(Vcc:例えば5V)を生成する。また、マイクロコンピュータ101を初期化するためのリセット信号(RESE)を生成する。
車両のイグニッションのオンオフを表すイグニッション信号IGNは、インタフェース109を介してマイクロコンピュータ101に入力される。また、車両上のCAN規格の通信ネットワークの信号ラインCANは、インタフェース110を介してマイクロコンピュータ101と接続されている。マイクロコンピュータ101は、当該信号ラインCANからの信号に基づいて、現在の車両速度、エンジンの回転数、冷却水の温度等を把握する。
ウォーニング用ランプのオンオフ(駆動状態)を表す後述する制御信号S1Bは、インタフェース111を介してマイクロコンピュータ101に入力される。
操作スイッチ112は、マイクロコンピュータ101の入力ポートと接続され、ODO/TRIP表示部21の表示の切替操作やリセット操作のために利用される。
燃料残量検出部113は、現在の燃料残量を表すアナログ信号をマイクロコンピュータ101に出力する。マイクロコンピュータ101は、当該アナログ信号をデジタル信号に変換し、現在の燃料残量の値を把握する。
車両側制御ユニット200は、表示装置100の動作を制御するための、車両に搭載された制御ユニットである。車両側制御ユニット200は、第1のインジケータ23及び第2のインジケータ25の駆動を制御するための制御信号を出力する。当該制御信号の詳細については後述する。
<表示装置100及び車両側制御ユニット200における信号の流れ>
次に、図3及び図4を参照して、第1のインジケータ23及び第2のインジケータ25が同期して点滅するように制御される場合の、本実施形態に係る表示装置100における、第1のインジケータ23及び第2のインジケータ25に入力される信号の流れについて説明する。
図4は、マイクロコンピュータ101における信号の入出力について説明するためのタイムチャートであり、1段目は制御信号S1A,S1Bを、2段目は処理後信号SPを、3段目は出力信号S2を表している。尚、図4においては、理解を容易にするために、マイクロコンピュータ101が、入力された制御信号S1Bに対して後述する本実施形態に係る表示装置100の特徴的な制御則を適用することなく、出力信号S2として処理後信号SPから所定時間Cだけ遅れた信号を出力する場合を例示している。
車両側制御ユニット200は、図3及び図4に示すように、第1のインジケータ23及び第2のインジケータ25を同期して点滅させるべく、点滅のタイミングが同一(即ち、波形が同一。)である制御信号(第1の信号)S1A,S1Bを第1のインジケータ23及び第2のインジケータ25それぞれに出力する。これは、例えば、車両側制御ユニット200が第1のインジケータ23及び第2のインジケータ25の点滅制御の信号源とするリレーコイルが共通であることにより実現される。車両側制御ユニット200は、制御信号S1A,S1Bとして、オンオフの2つのレベル間で変化する矩形波状の信号であって、第1のインジケータ23及び第2のインジケータ25の点灯を開始させたい時点でオフからオンに変化(第2の変化)し、消灯させたい時点でオンからオフに変化(第1の変化)する信号を出力する。
第1のインジケータ23は、車両側制御ユニット200から出力される制御信号S1Aに従ってその駆動が直接制御される。一方、第2のインジケータ25は、車両側制御ユニット200から出力される制御信号S1Bを受け付けたマイクロコンピュータ101から出力される制御信号(第2の信号)S2に従って駆動が制御される。より具体的には、マイクロコンピュータ101は、制御信号S1Bを受け付けた後、当該制御信号S1Bに公知のチャタリング除去処理を施し、生成したチャタリング除去処理後の処理後信号SPに基づいて所定の演算を実施し、当該演算結果に基づいて、出力信号S2を出力する。このため、制御信号S1Bとマイクロコンピュータ101が演算の基礎とする処理後信号SPとの間には、図4に示すように、チャタリング除去処理に要する時間である所定時間Bだけ時間遅れが存在する。また、マイクロコンピュータ101が処理後信号SPを生成してから出力信号S2を出力するまでの間にも、図4に示すように、演算に要する時間である所定時間Cだけ時間遅れが存在する。即ち、マイクロコンピュータ101が受け付ける制御信号S1Bとマイクロコンピュータ101が出力する出力信号S2との間には、これら所定時間B,Cの和である所定時間Aだけ、マイコン処理時間としての時間遅れが存在する。
尚、チャタリング除去処理が施された処理後信号SPは、制御信号S1Bと波形が略同一で当該制御信号S1Bよりも時間情報が所定時間Bだけ遅れた信号である。即ち、処理後信号SPは、制御信号S1Bに対して所定時間Bだけ時間遅れが存在し、チャタリング除去処理分だけ波形が僅かに変化しているものの、制御信号S1B(S1A)におけるオンオフのタイミング(第1の変化及び第2の変化の発生のタイミング)が保存されている信号である。
以上説明したように、本実施形態に係る表示装置100においては、第1のインジケータ23は、車両側制御ユニット200から出力される制御信号S1Aに従ってその駆動が直接制御され、第2のインジケータ25は、車両側制御ユニット200から出力される制御信号S1Bを受け付けたマイクロコンピュータ101から出力される出力信号S2に従って駆動が制御される。
本実施形態に係る表示装置100は、このように第1のインジケータ23の点滅を直接制御するための制御信号S1Aに対して時間遅れを有する処理後信号SPに基づいて、第2のインジケータ25の点滅が当該第1のインジケータ23の点滅と同期するような出力信号S2を演算により生成して出力するマイクロコンピュータ101の処理に特徴を有する。
以下では、当該マイクロコンピュータ101の処理について詳述する。はじめに動作例をタイムチャートを用いて示した後、マイクロコンピュータ101が実行する処理をフローチャートを用いて説明する。
<第1の動作例>
図5を参照して、本実施形態に係る表示装置100の第1の動作例について説明する。
図5は、表示装置100の第1の動作例を説明するためのタイムチャートであり、1段目は制御信号S1Bを、2段目は処理後信号SPを、3段目は出力信号S2を表している。
以下に説明する第1の動作例おいては、制御信号S1A,S1Bのデューティ比(信号の1周期におけるオン時間を周期で除した値)が50%、周波数が1.5Hzで時間的に一定の場合について説明する。
まず、時刻t0において処理を開始した後、時刻t1において、制御信号S1Bがオフからオンに変化(第2の変化、以下、信号におけるオフからオンへの変化を単にオンと称する場合がある。)する。このとき、マイクロコンピュータ101は、時刻t1から所定時間Bだけ後の時刻t2において、チャタリング除去後の処理後信号SPがオフからオンに変化したことを検出する。そして、マイクロコンピュータ101は、出力信号S2をオフからオンに変化(第1の変化、以下、信号におけるオンからオフへの変化を単にオフと称する場合がある。)させる。これにより、時刻t2から所定時間Cだけ後の時刻t3において、出力信号S2がオフからオンに変化する。そして、マイクロコンピュータ101は、時刻t3から予め定めた短い所定時間Dだけ後の時刻t4において出力信号S2がオフとなるように、出力信号S2を制御する。
尚、このとき、後述する第2の動作例において例示するように、マイクロコンピュータ101は、処理開始直後における、処理後信号SPのオン継続時間Eが所定時間Bよりも短い場合には、時刻t3において出力信号S2をオンさせない。
続いて、時刻t5において、制御信号S1Bがオンからオフに変化する。マイクロコンピュータ101は、時刻t5から所定時間Bだけ後の時刻t6において、処理後信号SPがオンからオフに変化したことを検出する。即ち、この時刻t6において、マイクロコンピュータ101は、処理後信号SPにおけるオンからオフへの変化を最初に検出し、当該時刻t6を初期検出時点として認識する。当該検出後、マイクロコンピュータ101は、処理後信号SPにおける当該初期検出時点(時刻t6)の直前に処理後信号SPがオンされた時点(時刻t2)から当該初期件検出時点(時刻t6)までの時間である初期点灯時間X1(初期動作時間)から、所定時間Aを減算した時間だけ、初期検出時点(時刻t6)よりも後の時刻t7(第3の時点)において、出力信号S2をオンさせる。
これにより、制御信号S1Bがオフである時刻t5から時刻t7までの間において、出力信号S2もオフとなる。
時刻t7において出力信号S2をオンした後(第3の時点の後)、マイクロコンピュータ101は、処理後信号SPにおける当該第3の時点(時刻t7)の直前に処理後信号SPがオンされた時点(時刻t2)から当該時点(時刻t2)の直後に処理後信号SPがオフされた時点(時刻t6)までの時間である初期点灯時間X1(第2の前回動作時間)だけ、当該時刻t7(第2の時点)よりも後の時刻t9において、出力信号S2をオフさせる。
これにより、制御信号S1Bがオンである時刻t7から時刻t9までの間において、出力信号S2もオンとなる。
続いて、時刻t9において、制御信号S1Bがオンからオフに変化する。マイクロコンピュータ101は、時刻t9から所定時間Bだけ後の時刻t10において、処理後信号SPがオンからオフに変化したことを検出する。当該検出後、マイクロコンピュータ101は、処理後信号SPにおける当該検出時点(時刻t10)の直前に処理後信号SPがオフされた時点(時刻t6)から当該時点(時刻t6)の直後に処理後信号SPがオンされた時点(時刻t7)までの時間である前回消灯時間Y1(第1の前回動作時間)から、所定時間Aを減算した時間だけ、当該検出時点(時刻t10)よりも後の時刻t11(第1の時点)において、出力信号S2をオンさせる。
これにより、制御信号S1Bがオフである時刻t9から時刻t11までの間において、出力信号S2もオフとなる。
時刻t11において出力信号S2をオンした後(第1の時点の後)、マイクロコンピュータ101は、処理後信号SPにおける当該第1の時点(時刻t11)の直前に処理後信号SPがオンされた時点(時刻t8)から当該時点(時刻t8)の直後に処理後信号SPがオフされた時点(時刻t10)までの時間である前回点灯時間X2(第2の前回動作時間)だけ、当該時刻t11(第1の時点)よりも後の時刻t13(第2の時点)において、出力信号S2をオフさせる。
これにより、制御信号S1Bがオンである時刻t11から時刻t13までの間において、出力信号S2もオンとなる。
以降の時間帯においても、同様に、マイクロコンピュータ101は、処理後信号SPにおけるオンからオフへの変化を検出すると、当該検出時点の直前の消灯時間である前回消灯時間から、所定時間Aを減算した時間だけ、当該検出時点よりも後の第1の時点において、出力信号S2をオンさせる。また、マイクロコンピュータ101は、当該第1の時点よりも、当該第1の時点の直前の点灯時間である前回点灯時間だけ後の第2の時点において、出力信号S2をオフさせる。
これにより、出力信号S2がオフ(オン)される時間が、制御信号S1Bが直前にオフ(オン)された時間と同一の長さとなり、制御信号S1Bのオンオフのタイミングと出力信号S2のオンオフのタイミングとが一致する。
したがって、第1のインジケータ23が消灯(点灯)を継続する時間が、第2のインジケータ25が直前に消灯(点灯)を継続した時間と同一の長さとなり、第1のインジケータ23の点滅のタイミングと第2のインジケータ25の点滅のタイミングとを一致させることができる。
尚、以上説明した第1の動作例においては、制御信号S1A,S1Bのデューティ比及び周波数が時間的に一定の場合について説明したが、上述した制御方法によれば、出力信号S2がオフ(オン)される時間は制御信号S1Bが直前にオフ(オン)された時間と同一の長さとなるため、制御信号S1A,S1Bのデューティ比及び周波数の少なくとも一方が時間の経過に伴って変化する場合であっても、出力信号S2の点滅のタイミングを当該変化に追従するように変化させることができる。
即ち、上述した制御方法は、例えば、平常時には1.5Hzに設定されている制御信号S1A,S1Bの周波数が、異常時には1.0Hzに変化する場合や、平常時には50%に設定されている制御信号S1A,S1Bのデューティ比が、別の点滅モードの際においては60〜70%に変化する場合のように、制御信号S1A,S1Bのデューティ比及び周波数が変化する仕様の表示装置に対しても好適に適用される。
尚、以上説明した第1の動作例においては、直前の前回点灯時間及び前回消灯時間に基づいて、出力信号S2のオンオフのタイミングを決定する構成としたが、制御信号S1Bのデューティ比及び周波数が時間的に一定で変化しない場合については、一度利用した前回点灯時間及び前回消灯時間を記憶しておき、以降は、直前の前回点灯時間及び前回消灯時間ではなく、記憶した前回点灯時間及び前回消灯時間を利用して出力信号S2のオンオフのタイミングを決定する構成としても構わない。
尚、以上説明した第1の動作例おいては、処理開始直後において、制御信号S1Bのデューティ比が50%であるために、即ち、初期点灯時間X1と前回消灯時間Y1が同じ長さであるために、初期検出時点(時刻t6)よりも初期点灯時間X1から所定時間Aを減算した時間だけ後の時刻t7において出力信号S2をオンさせることによって、制御信号S1Bがオフである時間帯(時刻t5から時刻t7まで)と出力信号S2がオフである時間帯とを処理開始直後から一致させることができた。但し、処理開始直後において制御信号S1Bのデューティ比が50%ではない場合には、処理開始直後においては当該時間帯が一致しない場合もある。即ち、上述した制御方法では、処理開始直後における制御信号S1Bのデューティ比が50%である場合に、制御信号S1Bと出力信号S2の点滅のタイミングが一致するように出力信号S2が制御されている。このため、当該デューティ比が50%ではない場合には、当該タイミングが一致しない場合がある。但し、上述した制御方法によれば、出力信号S2がオフ(オン)される時間は制御信号S1Bが直前にオフ(オン)された時間と同一の長さとなるため、処理開始直後において制御信号S1Bのデューティ比が50%ではなくオンオフのタイミングが一致しない場合であっても、その後、制御信号S1Bと出力信号S2の点滅のタイミングを一致させることができる。
<第2の動作例>
図6を参照して、本実施形態に係る表示装置100の第2の動作例について説明する。
図6は、表示装置100の第2の動作例を説明するためのタイムチャートであり、1段目は制御信号S1Bを、2段目は処理後信号SPを、3段目は出力信号S2を表している。
以下に説明する第2の動作例おいては、制御信号S1A,S1Bのデューティ比(信号の1周期におけるオン時間を周期で除した値)が50%、周波数が1.5Hzで時間的に一定の場合について説明する。
第2の動作例では、図6に示すように、処理開始直後に、制御信号S1Bとして正常なパルス信号が入力されなかった場合について例示している。このような事象は、例えば、制御信号S1Bがオンである中途状態において図5及び図6に示す処理を開始した場合に発生する。
第2の動作例では、マイクロコンピュータ101は、処理開始直後における、処理後信号SPのオン継続時間Eが所定時間Bよりも短い場合には、出力信号S2をオンさせない。即ち、図5に示す第1の動作例における時刻t3から時刻t4までの時間帯に対応した時間帯において、出力信号S2をオンさせない。
その他の点については、第1の動作例における制御方法と同一であるので説明を省略する。
<処理フロー>
次に、表示装置100におけるマイクロコンピュータ101の処理フローについて説明する。
図7は、表示装置100におけるマイクロコンピュータ101の処理ルーチンを表すフローチャートである。図8A及び図8B(以下、単に図8と称する場合がある。)は、図7に示した処理のうちのオンオフ時間カウント処理の処理ルーチンを表すフローチャートであり、図8Aは当該処理ルーチンにおける前半部分を示し、図8Bは後半部分を示している。尚、図8A及び図8BにおけるA点、B点、C点は、当該点において両図が結合されていることを示している。図9は、図7に示した処理のうちのインジケータ出力処理における処理ルーチンを表すフローチャートである。
処理開始後、ステップS21では、マイクロコンピュータ101は、処理後信号SPがオフからオンに変化(第2の変化)したか否かを判定する。判定の結果、処理後信号SPがオフからオンに変化したと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、ステップS22の処理を実行する。一方、判定の結果、処理後信号SPがオフからオンに変化していない(オフのままである)と判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、再度ステップS21の処理を実行する。
ステップS22では、マイクロコンピュータ101は、オン出力時間をカウントする。即ち、マイクロコンピュータ101は、ステップS21で処理後信号SPがオンされたと判定した時点から現在時刻までの時間を、処理後信号SPにおけるオン出力の継続時間であるオン出力時間としてカウントする。
ステップS23では、マイクロコンピュータ101は、現在のオン出力時間が前述した所定時間Bを超えたか否かを判定する。判定の結果、現在のオン出力時間が所定時間Bを超えたと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、ステップS25の処理を実行する。一方、判定の結果、現在のオン出力時間が所定時間Bを超えていないと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、ステップS24の処理を実行する。
ステップS24では、マイクロコンピュータ101は、処理後信号SPがオンからオフに変化(第1の変化)したか否かを判定する。判定の結果、処理後信号SPがオンからオフに変化したと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、再度ステップS22の処理を実行する。一方、判定の結果、処理後信号SPがオンからオフに変化していないと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、再度ステップS21の処理を実行する。
ステップS25では、マイクロコンピュータ101は、現在実行している処理が、図7に示す処理開始後、最初に処理後信号SPがオンされた場合における処理(初回処理)か否かを判定する。より具体的には、マイクロコンピュータ101は、ステップS24で処理後信号SPがオンからオフに変化していないと判定し、その後、ステップS25の判定処理が実行された場合、及び、後述するステップS26の処理を実行し、その後、ステップS25の判定処理が実行された場合、のいずれかの場合には、初回処理ではないと判定する。
ステップS26では、マイクロコンピュータ101は、前述した所定時間D(図5参照)だけ、オン状態が継続するように出力信号S2を制御する。これにより、例示した図5の時刻t3から時刻t4に対応した時間帯において出力信号S2がオンとなる。ステップS26を実行した後、マイクロコンピュータ101は、再度ステップS21を実行する。
以上説明した一連の処理により、処理開始直後における初回処理が実行される。具体的には、図5の第1の動作例にて例示したように処理開始後最初に処理後信号SPがオンされた後、オン出力時間が所定時間B以上継続した場合には、ステップS25でYESと判定され、ステップS26の処理が実行される。そして、その後、ステップS25でNOと判定され、ステップS27以降の処理が実行される。一方、図6の第2の動作例にて例示したように処理開始後最初に処理後信号SPがオンされた後、オン出力時間が所定時間B以上継続しなかった場合には、ステップS24でYESと判定される。そして、その後、ステップS25でNOと判定され、ステップS26の処理が実行されることなく、ステップS27以降の処理が実行される。
続いて、ステップS27では、マイクロコンピュータ101は、イグニッション信号IGNがオンであるか否かを判定する。判定の結果、イグニッション信号IGNがオンであると判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、再度ステップS28及びステップS29の処理を実行する。一方、判定の結果、イグニッション信号IGNがオフであると判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、処理を終了する。
これにより、イグニッション信号IGNがオンである間は、図8に示すステップS28におけるオンオフ時間カウント処理、及び図9に示すステップS29におけるインジケータ出力処理が繰り返し実行される。オンオフ時間カウント処理及びインジケータ出力処理は、並列して実行される。但し、後述するように、オンオフ時間カウント処理におけるステップS40において、インジケータ出力処理がリスタートされる。
これらオンオフ時間カウント処理及びインジケータ出力処理について説明する。概略的には、まず、オンオフ時間カウント処理により、処理後信号SPにおける、オン出力時間及びオフ出力時間が計測され、これら計測された出力時間に基づいて、次にオン出力を継続する時間であるオン出力設定時間、及び次にオフ出力を継続する時間であるオフ出力設定時間が設定される。そして、インジケータ出力処理により、これらオン出力設定時間及びオフ出力設定時間だけオン出力及びオフ出力が継続するように出力信号S2が出力される。
以下では、これらオンオフ時間カウント処理、インジケータ出力処理における処理フローについて順に説明する。
<オンオフ時間カウント処理>
オンオフ時間カウント処理開始後、ステップS31では、マイクロコンピュータ101は、処理後信号SPがオンからオフに変化したか否かを判定する。判定の結果、処理後信号SPがオンからオフに変化したと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、ステップS32の処理を実行する。一方、判定の結果、処理後信号SPがオンからオフに変化していないと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、オンオフ時間カウント処理を終了する。
ステップS32では、マイクロコンピュータ101は、オフ出力時間をカウントする。即ち、マイクロコンピュータ101は、ステップS31で処理後信号SPがオフされたと判定した時点から現在時刻までの時間をオフ出力時間としてカウントする。
ステップS33では、マイクロコンピュータ101は、現在のオフ出力時間が予め定められた消灯確定時間(例えば、3秒。)以下であるか否かを判定する。判定の結果、現在のオフ出力時間が消灯確定時間以下であると判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、ステップS34の処理を実行する。一方、判定の結果、現在のオフ出力時間が消灯確定時間を超えていると判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、オンオフ時間カウント処理を終了する。
ステップS33の処理によれば、車両側制御ユニット200が第2のインジケータ25を常時消灯するべく常にオフである制御信号S1Bを出力した場合に、カウント中のオフ出力時間が消灯確定時間を超え、オンオフ時間カウント処理が終了する。
ステップS34では、マイクロコンピュータ101は、処理後信号SPがオフからオンに変化したか否かを判定する。判定の結果、処理後信号SPがオフからオンに変化したと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、ステップS35の処理を実行する。一方、判定の結果、処理後信号SPがオフからオンに変化していない(オフのままである)と判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、再度ステップS32の処理を実行する。
以上説明したステップS31〜ステップS34の処理により、処理後信号SPにおけるオフ出力時間が計測される。
続いて、ステップS35では、マイクロコンピュータ101は、オン出力時間をカウントする。即ち、マイクロコンピュータ101は、ステップS34で処理後信号SPがオンされたと判定した時点から現在時刻までの時間をオン出力時間としてカウントする。
ステップS36では、マイクロコンピュータ101は、現在のオン出力時間が予め定められた点灯確定時間(例えば、3秒。)以下であるか否かを判定する。判定の結果、現在のオン出力時間が点灯確定時間以下であると判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、ステップS37の処理を実行する。一方、判定の結果、現在のオン出力時間が点灯確定時間を超えていると判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、オンオフ時間カウント処理を終了する。
ステップS36の処理によれば、車両側制御ユニット200が第2のインジケータ25を常時点灯するべく常にオンである制御信号S1Bを出力した場合に、カウント中のオン出力時間が点灯確定時間を超え、オンオフ時間カウント処理が終了する。
ステップS37では、マイクロコンピュータ101は、処理後信号SPがオンからオフに変化したか否かを判定する。判定の結果、処理後信号SPがオンからオフに変化したと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、ステップS38の処理を実行する。一方、判定の結果、処理後信号SPがオンからオフに変化していないと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、再度ステップS35の処理を実行する。
以上説明したステップS35〜ステップS37の処理により、処理後信号SPにおけるオン出力時間が計測される。
ステップS38では、マイクロコンピュータ101は、オフ出力設定時間の調整処理を実行する。具体的には、マイクロコンピュータ101は、現在カウント中のオフ出力時間から、前述した所定時間Aを減算した時間を、後述するステップS39においてオフ出力設定時間として設定する時間として算出する。
ステップS39では、マイクロコンピュータ101は、ステップS38で算出した、直前にカウントした(現在カウント中の)オフ出力時間から前述した所定時間Aを減算した時間を、オフ出力設定時間として設定する。また、マイクロコンピュータ101は、直前にカウントしたオン出力時間をオン出力設定時間として設定する。その後、マイクロコンピュータ101は、現在カウント中のオフ出力時間及び現在カウント中のオン出力時間のカウント値をクリア(リセット)する。そして、マイクロコンピュータ101は、再度ステップS32の処理を実行する。
ステップS40では、マイクロコンピュータ101は、後述するインジケータ出力処理をリスタートさせる。
以上説明したオンオフ時間カウント処理により、次にオフ出力を継続する時間であるオフ出力設定時間として、処理後信号SPにおいて現在時刻の直前にオフ出力が継続した時間から所定時間Aを減算した時間が設定される。また、次にオン出力を継続する時間であるオン出力設定時間として、処理後信号SPにおいて現在時刻の直前にオン出力が継続した時間が随時設定される。
また、以上説明したオンオフ時間カウント処理における一連の処理は、図7のフローに示すように、イグニッション信号IGNがオンである状態(ステップS27においてYES)において、繰り返し実行される。即ち、当該イグニッション信号IGNがオンである状態においては、オフ出力設定時間及びオン出力設定時間が最新の情報に基づいて逐次更新して設定される。
<インジケータ出力処理>
インジケータ出力処理開始後、まず、ステップS41では、マイクロコンピュータ101は、現在カウント中のオフ出力時間が、現在設定されているオフ出力設定時間よりも小さいか否かを判定する。これらオフ出力時間及びオフ出力設定時間は、前述したオンオフ時間カウント処理により計測、設定されている。判定の結果、現在カウント中のオフ出力時間が現在設定されているオフ出力設定時間よりも小さいと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、ステップS42の処理を実行する。一方、判定の結果、現在カウント中のオフ出力時間が現在設定されているオフ出力設定時間を超えたと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、ステップS43の処理を実行する。
ステップS42では、マイクロコンピュータ101は、オフである出力信号S2を出力する。
ステップS43では、マイクロコンピュータ101は、現在カウント中のオン出力時間が、現在設定されているオン出力設定時間よりも小さいか否かを判定する。これらオン出力時間及びオン出力設定時間は、前述したオンオフ時間カウント処理により計測、設定されている。判定の結果、現在カウント中のオン出力時間が現在設定されているオン出力設定時間よりも小さいと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、ステップS44の処理を実行する。一方、判定の結果、現在カウント中のオン出力時間が現在設定されているオン出力設定時間を超えたと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、インジケータ出力処理を終了する。
ステップS44では、マイクロコンピュータ101は、オンである出力信号S2を出力する。
以上説明したインジケータ出力処理によれば、オンオフ時間カウント処理におけるステップS40においてリスタートされた後(ステップS37において処理後信号SPがオンからオフに変化したと判定された後)、カウント中のオフ出力時間が現在設定されているオフ出力設定時間を超えるまで、オフである出力信号S2が出力される。そして、カウント中のオフ出力時間が現在設定されているオフ出力設定時間を超えた後、カウント中のオン出力時間が現在設定されているオン出力設定時間を超えるまで、オンである出力信号S2が出力される。
したがって、以上説明したオンオフ時間カウント処理とインジケータ出力処理とが並列して繰り返し実行されている場合、まず、現在時刻の直前にオフ出力が継続した時間から所定時間Aを減算した時間がオフ出力設定時間として設定され、現在時刻の直前にオン出力が継続した時間がオフ出力設定時間として設定され、インジケータ出力処理がリスタートされる。その後、カウント中のオフ出力時間が当該オフ出力設定時間を超えるまで、オフである出力信号S2が出力される。そして、カウント中のオフ出力時間が当該オフ出力設定時間を超えた後、カウント中のオン出力時間が現在設定されているオン出力設定時間を超えるまで、オンである出力信号S2が出力される。
これにより、図5及び図6に例示したように、出力信号S2がオフ(オン)される時間が、制御信号S1Bが直前にオフ(オン)された時間と同一の長さとなり、制御信号S1Bのオンオフのタイミングと出力信号S2のオンオフのタイミングとが一致する。
したがって、第1のインジケータ23が消灯(点灯)を継続する時間が、第2のインジケータ25が直前に消灯(点灯)を継続した時間と同一の長さとなり、第1のインジケータ23の点滅のタイミングと第2のインジケータ25の点滅のタイミングとを一致させることができる。
以下では、本実施形態に係る表示装置100の作用及び効果について説明する。
まず、図10を参照して、従来の表示装置における問題点について説明する。図10は、従来の表示装置100A,100Bにおける接続関係と本実施形態に係る表示装置100における接続関係とを対比して示す説明図であり、図10(a)はハード信号直接制御(表示装置100A)の場合を、図10(b)はマイコン経由制御(表示装置100B)の場合を、図10(c)は本実施形態に係る表示装置100における制御の場合を、それぞれ示している。尚、以下、説明の簡単化のために、本実施形態に係る表示装置100と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
従来のインジケータの制御方法としては、大別して、図10(a)に示す、車両側制御ユニット200から出力される制御信号S1A,S1Bに従って、第1のインジケータ23及び第2のインジケータ25が直接制御されるハード信号直接制御、及び、図10(b)に示す、制御信号S1A,S1Bを受け付けたマイクロコンピュータ101から出力される出力信号S2に従って、第1のインジケータ23及び第2のインジケータ25が制御されるマイコン経由制御の2つの制御方法があった。
一方、車両側から供給される信号の都合(車両システム上の都合)や、各部品が搭載される配線板を異なる仕様の表示装置においても共通部品として用いたいという要求等により、本実施形態に係る表示装置100のように、上記2つの制御方法が混在する場合もある。即ち、図10(c)に示すように、第1のインジケータ23は車両側制御ユニット200から出力される制御信号S1Aに従って直接制御され、第2のインジケータ25は出力信号S2に従って制御される、混在型の制御が用いられる場合もある。
ところで、このインジケータの制御においてマイクロコンピュータ101が利用される場合には、前述したように、制御信号S1A,S1Bと出力信号S2との間には、所定時間Aだけ時間遅れが存在する。
第1のインジケータ23及び第2のインジケータ25を同期して点滅させる場合、ハード信号直接制御の場合には、マイクロコンピュータ101を介していないために、第1のインジケータ23及び第2のインジケータ25に入力される制御信号S1A,S1Bには時間遅れが存在せず、両インジケータは同期して点滅する。また、マイコン経由制御の場合にも、両インジケータは、共にマイクロコンピュータ101を介した信号に従って制御されるために、第1のインジケータ23及び第2のインジケータ25に入力される出力信号S2には同一時間だけ時間遅れが存在し、この結果、両インジケータは同期して点滅する。
一方、混在型の制御の場合には、第1のインジケータ23に入力される信号には時間遅れが存在していないのに対して、第2のインジケータ25に入力される信号には時間遅れが存在しているために、第2のインジケータ25が、第1のインジケータ23の点滅のタイミングから所定時間Aだけ遅れたタイミングで点滅する虞があった。即ち、混在型の制御が用いられる場合には、第1のインジケータ23と第2のインジケータ25との間に表示ずれが発生する虞があった。
この表示ずれが発生すると、使用者が視認した際に違和感が生じてしまう虞があった。
これに対して、本実施形態に係る表示装置100は、オンオフの2つのレベルの間で変化する矩形波状の第1の信号(制御信号S1B)を受け付け、該制御信号S1Bにおいて、オンからオフへの第1の変化が発生した時点で消灯を開始し、オフからオンへの第2の変化が発生した時点で点灯を開始する、第1の発光素子(第1のインジケータ23)と、制御信号S1Bと波形が略同一で該制御信号S1Bよりも所定時間Aだけ遅れた処理後信号SPに基づいて、第2の信号(出力信号S2)を出力する制御部(マイクロコンピュータ101)と、該マイクロコンピュータ101から出力される出力信号S2を受け付け、該出力信号S2において、オンからオフへの第1の変化が発生した時点で消灯を開始し、オフからオンへの第2の変化が発生した時点で点灯を開始する、第2の発光素子(第2のインジケータ25)と、を備えている。そして、マイクロコンピュータ101は、処理後信号SPにおけるオンからオフへの変化を検出した場合には、処理後信号SPにおける当該検出時点(例えば、図5における時刻t10。)の直前にオンからオフへの変化が発生した時点(時刻t6)から当該時点(時刻t6)の直後にオフからオンへの変化が発生した時点(時刻t8)までの時間である第1の前回動作時間(前回消灯時間Y1)から、所定時間Aを減算した時間だけ、前記検出時点(時刻t10)よりも後の第1の時点(時刻t11)においてオフからオンへの変化が発生する、出力信号S2を出力する。
これにより、第2のインジケータ25が第1の前回動作時間(前回消灯時間Y1)だけ消灯動作を継続するため、第2のインジケータ25が消灯動作を継続する時間が、第1のインジケータ23が直前に消灯動作を継続した時間と同じ長さとなる。この結果、第1のインジケータ23と第2のインジケータ25とが消灯動作を継続する時間を従来よりも揃えることができ、表示ずれの発生を抑制できる。
この結果、本実施形態に係る表示装置100によれば、表示ずれの発生を抑制可能な表示装置を提供できる。また、配線板を異なる仕様の表示装置においても共通部品として用いることができ、低コスト化を図ることができる。
また、本実施形態に係る表示装置100では、マイクロコンピュータ101は、処理後信号SPにおける第1の時点(例えば、図5における時刻t11)の直前にオフからオンへの変化が発生した時点(時刻t8)から当該時点(時刻t8)の直後にオンからオフへの変化が発生した時点(時刻t10)までの時間である第2の前回動作時間(前回点灯時間X2)だけ、第1の時点(時刻t11)よりも後の第2の時点(t13)においてオンからオフへの変化が発生する、出力信号S2を出力する。
これにより、第2のインジケータ25が第2の前回動作時間(前回点灯時間X2)だけ点灯動作を継続するため、第2のインジケータ25が点灯動作を継続する時間が、第1のインジケータ23が直前に点灯動作を継続した時間と同じ長さとなる。この結果、第1のインジケータ23と第2のインジケータ25とが点灯動作を継続する時間を揃えることができる。また、上記の構成と組み合わせることにより、第1のインジケータ23と第2のインジケータ25とが点灯及び消灯の双方の動作を継続する時間を従来よりも揃えることができ、表示ずれの発生を抑制できる。
また、本実施形態に係る表示装置100では、マイクロコンピュータ101は、処理後信号SPにおけるオンからオフへの変化を最初に検出した場合には、処理後信号SPにおける当該初期検出時点(図5における時刻t6)の直前にオフからオンへの変化が発生した時点(時刻t2)から当該初期検出時点(時刻t6)までの時間である初期動作時間(初期点灯時間X1)から、所定時間Aを減算した時間だけ、初期検出時点(時刻t6)よりも後の第3の時点(時刻t7)においてオフからオンの変化が発生する、出力信号S2を出力する。
これにより、第2のインジケータ25が初期動作時間(初期点灯時間X1)だけ消灯動作を継続するため、第2のインジケータ25が消灯動作を継続する時間が、第1のインジケータ23が直前に点灯動作を継続した時間と同じ長さとなる。このため、第1のインジケータ23が受け付ける制御信号S1Bのデューティ比が当該初期検出時点(時刻t6)において50%であり、点灯継続時間と消灯継続時間とが等しい場合には、当該初期検出時点(時刻t6)の直後に、第1のインジケータ23と第2のインジケータ25とが消灯動作を継続する時間を揃えることができ、表示ずれの発生を抑制できる。
また、本実施形態に係る表示装置100では、第1のインジケータ23が、デューティ比及び周波数が可変である制御信号S1Bを受け付ける。
本実施形態に係る表示装置100では、第2のインジケータ25が点灯及び消灯のいずれかの動作を継続する時間が、第1のインジケータ23が直前に当該いずれかの動作を継続した時間と同じ長さとなる。このため、制御信号S1Bのデューティ比及び周波数が時間の経過に伴って動的に変化し、第1のインジケータ23の点滅パターンが動的に変化する場合であっても、第2のインジケータ25の点灯パターンが当該変化に追従するように変化する。これにより、第1のインジケータ23及び第2のインジケータ25の点滅のタイミングを従来よりも揃えることができ、表示ずれの発生を抑制できる。
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
例えば、本実施形態に係る表示装置100では、第1のインジケータ23及び第2のインジケータ25は、オンからオフへの変化が発生した時点で消灯を開始し、オフからオンへの変化が発生した時点で点灯を開始する構成としたが、オンオフの2つのレベルのうちの一方のレベルから他方のレベルへの変化が発生した時点で点灯及び消灯の一方の動作を開始し、当該他方のレベルから当該一方のレベルへの変化が発生した時点で点灯及び消灯の他方の動作を開始する構成であればよく、例えば、オフからオンへの変化が発生した時点で消灯を開始し、オンからオフへの変化が発生した時点で点灯を開始する構成としても構わない。
また、本実施形態に係る表示装置100では、処理後信号SPにおけるオンからオフへの変化を検出した場合を起点として、当該検出時点よりも一定時間だけ後の第1の時点において出力信号S2にオフからオンへの変化を発生させる構成としたが、例えば、オフからオンへの変化を検出した場合を起点として、当該検出時点よりも一定時間だけ後の第1の時点において出力信号S2にオンからオフへの変化を発生させる構成としても構わない。
即ち、本実施形態においては、オンからオフへの変化を第1の変化とし、オフからオンへの変化を第2の変化として説明したが、これとは逆に、オフからオンへの変化を第1の変化とし、オンからオフへの変化を第2の変化としても構わない。
また、本実施形態に係る表示装置100では、第1のインジケータ23及び第2のインジケータ25は、オンとオフ(零)の2つの値(レベル)の間で変化する矩形波を受け付ける構成としたが、2つのレベルの間で変化する矩形波であればよく、必ずしも片方のレベルが零である必要はない。
また、本実施形態に係る表示装置100では、マイクロコンピュータ101が、受け付けた制御信号S1Bにチャタリング除去処理を施す構成としたが、マイクロコンピュータ101自身は当該処理を実行せず、信号処理用の回路から出力されたチャタリング除去後の処理後信号SPに基づいて、出力信号S2を出力する構成としても構わない。
また、本実施形態に係る表示装置100では、制御信号S1Bと処理後信号SPとの間の遅れ時間である所定時間Bと、マイクロコンピュータ101の演算に要する時間である所定時間Cと、の和である所定時間Aを考慮して、出力信号S2のオンオフのタイミングを決定する構成としたが、マイクロコンピュータ101が演算に要する時間の影響を無視できる場合には、所定時間Bのみを考慮して、出力信号S2のオンオフのタイミングを決定する構成としても構わない。
また、本実施形態に係る表示装置100では、第2のインジケータ25が、マイクロコンピュータ101から出力された出力信号S2を直接受け付けて制御される構成としたが、第2のインジケータ25とマイクロコンピュータ101との間に介在するドライバーを更に備え、第2のインジケータ25が当該ドライバーから出力される信号に従って制御される構成としても構わない。この場合には、本実施形態における所定時間Aの代わりに、当該ドライバーにおける処理に要する時間を当該所定時間Aに加えた値を用いてもよい。これにより、第1のインジケータ23及び第2のインジケータ25の点滅のタイミングをより一致させることができる。
また、本実施形態に係る表示装置100では、第1の発光素子が、方向指示灯の駆動状態を自車両の運転者に呈示するためのインジケータ(第1のインジケータ23)であり、第2の発光素子が、ウォーニング用ランプの駆動状態を自車両の運転者に呈示するためのインジケータ(第2のインジケータ25)である場合について例示したが、同期して点滅制御される他の表示要素(発光素子)に適用しても構わない。
100 表示装置
101 マイクロコンピュータ(制御部)
102 モータドライバ
103 液晶表示パネル
104 EEPROM
105 照明用LED
108 電源回路
109〜111 インタフェース
112 操作スイッチ
113 燃料残量検出部
11 速度計
13 回転数計
15 燃料計
17 水温計
19 シフトインジケータ
23 第1のインジケータ(第1の発光素子)
25 第2のインジケータ(第2の発光素子)
200 車両側制御ユニット
S1A,S1B 制御信号(第1の信号)
SP 処理後信号
S2 出力信号(第2の信号)

Claims (4)

  1. 2つのレベルの間で変化する矩形波状の第1の信号を受け付け、該第1の信号において、前記2つのレベルのうちの一方のレベルから他方のレベルへの第1の変化が発生した時点で点灯及び消灯の一方の動作を開始し、前記他方のレベルから前記一方のレベルへの第2の変化が発生した時点で点灯及び消灯の他方の動作を開始する、第1の発光素子と、
    前記第1の信号と波形が略同一で該第1の信号よりも所定時間だけ遅れた処理後信号に基づいて、第2の信号を出力する制御部と、
    該制御部から出力される該第2の信号を受け付け、該第2の信号において、前記第1の変化が発生した時点で前記一方の動作を開始し、前記第2の変化が発生した時点で前記他方の動作を開始する、第2の発光素子と、
    を備え、
    前記制御部は、前記処理後信号における前記第1の変化を検出した場合には、前記処理後信号における当該検出時点の直前に前記第1の変化が発生した時点から当該時点の直後に前記第2の変化が発生した時点までの時間である第1の前回動作時間から、前記所定時間を減算した時間だけ、前記検出時点よりも後の第1の時点において前記第2の変化が発生する、前記第2の信号を出力する、
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記制御部は、前記処理後信号における前記第1の時点の直前に前記第2の変化が発生した時点から当該時点の直後に前記第1の変化が発生した時点までの時間である第2の前回動作時間だけ、前記第1の時点よりも後の第2の時点において前記第1の変化が発生する、前記第2の信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記制御部は、前記処理後信号における前記第1の変化を最初に検出した場合には、前記処理後信号における当該初期検出時点の直前に前記第2の変化が発生した時点から当該初期検出時点までの時間である初期動作時間から、前記所定時間を減算した時間だけ、前記初期検出時点よりも後の第3の時点において前記第2の変化が発生する、前記第2の信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記第1の発光素子が、デューティ比及び周波数が可変である前記第1の信号を受け付ける、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の表示装置。
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