JP5984779B2 - 室外機及び空気調和装置 - Google Patents

室外機及び空気調和装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5984779B2
JP5984779B2 JP2013222901A JP2013222901A JP5984779B2 JP 5984779 B2 JP5984779 B2 JP 5984779B2 JP 2013222901 A JP2013222901 A JP 2013222901A JP 2013222901 A JP2013222901 A JP 2013222901A JP 5984779 B2 JP5984779 B2 JP 5984779B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
outdoor unit
sealing
display
pipe connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013222901A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015042933A (ja
JP2015042933A5 (ja
Inventor
望月 達哉
達哉 望月
田邉 義浩
義浩 田邉
河原 健太
健太 河原
久保野 俊行
俊行 久保野
寛之 陣内
寛之 陣内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2013222901A priority Critical patent/JP5984779B2/ja
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to PCT/JP2014/058628 priority patent/WO2015011952A1/ja
Priority to EP14829739.3A priority patent/EP3026374B1/en
Priority to US14/897,692 priority patent/US20160131404A1/en
Priority to SG11201510227UA priority patent/SG11201510227UA/en
Priority to AU2014294470A priority patent/AU2014294470B2/en
Priority to CN201410246910.8A priority patent/CN104344614B/zh
Priority to CN201420296695.8U priority patent/CN203940672U/zh
Publication of JP2015042933A publication Critical patent/JP2015042933A/ja
Publication of JP2015042933A5 publication Critical patent/JP2015042933A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5984779B2 publication Critical patent/JP5984779B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B45/00Arrangements for charging or discharging refrigerant
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/06Separate outdoor units, e.g. outdoor unit to be linked to a separate room comprising a compressor and a heat exchanger
    • F24F1/26Refrigerant piping
    • F24F1/32Refrigerant piping for connecting the separate outdoor units to indoor units
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/06Separate outdoor units, e.g. outdoor unit to be linked to a separate room comprising a compressor and a heat exchanger
    • F24F1/26Refrigerant piping
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/89Arrangement or mounting of control or safety devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

本発明は、圧縮機式冷凍サイクルを用いた空気調和装置の室外機に関し、特に空気調和装置の据え付け時及びサービス時の安全性及び信頼性の向上を図るようにした室外機及び空気調和装置に関するものである。
従来から、空気調和装置には、ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)系のR22冷媒、もしくはハイドロフルオロカーボン(HFC)系のR410A冷媒などが多く用いられている。現在及び既存の空気調和装置としては、R22冷媒、もしくはR410A冷媒を使用した機器が多数存在している。なお、日本国内では、現在ではR410A冷媒の機器が主流に販売されており、また既存の空気調和装置を含めてもR410A冷媒の機器の方が多いと考えられている。
しかしながら、近年、オゾン層保護の観点および地球温暖化防止の観点から、可燃性をもつ冷媒であるHFC系冷媒のR32(ジフルオロメタン)、ハイドロフルオロオレフィン系の冷媒(HFO1234yf、HFO1234ze等)、R32やHFO系との混合冷媒、もしくは、R290(プロパン)やR600a(イソブタン)などの自然冷媒が注目されている。中でも、HFC系のR32冷媒、もしくはHC系のR290(プロパン)冷媒への代替化が注目されている。R32冷媒及びR290冷媒は、大気放出による地球温暖化係数(以下、GWPと称する)が、R22冷媒及びR410A冷媒などと比べて非常に小さくなっていることが特徴である。
ただし、R32冷媒及びR290冷媒などは、可燃性を有した冷媒のため、安全性に対して十分に配慮した製品を設計しなければならない。R290冷媒は、強い可燃性を有しており取り扱いは十分に注意が必要となる。R32冷媒は、R290冷媒に比べて可燃性が低く、R22冷媒及びR410A冷媒の不燃性冷媒と比較的類似の製品設計が行えるが、やはり可燃性を有するため、安全設計は必要となる。このため、R32冷媒及びR290冷媒などの可燃性冷媒を用いる場合には、安全性向上のためにコストを投入する必要がある。
空気調和装置は、圧縮機、室外熱交換器、室内熱交換器、四方弁、減圧器などを冷媒配管で接続した圧縮式冷凍サイクルを有している。そのため、R32冷媒及びR290冷媒などの可燃性冷媒を用いた空気調和装置の場合には、空気調和装置の据え付け時、または、空気調和装置のサービス時などのように、冷媒の冷媒回路への充填作業などの際の安全設計が特に必要となる。
そのようなものとして、「冷媒を冷媒回路内に充填する注入口を有する冷却装置において、前記注入口の近傍に、使用冷媒の種類を表示する表示部を備えた冷却装置」が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−311629号公報(図2等参照)
特許文献1に記載の技術は、冷媒を充填する注入口(サービスポート)の近傍に、使用する冷媒の種類を表示するといった注意喚起方法によって、作業者に冷媒の種類を示唆していた。しかしながら、空気調和装置の据え付け場所によっては、悪条件下(例えば、作業場所の明るさが暗い、負担を強いるような作業姿勢等)での据え付け作業もあるため、表示を見落とし、冷媒の種類を誤る可能性がある。そのため、特許文献1に記載の技術のように単に冷媒の種類を表示しているだけでは、作業者に表示内容を100%伝える確実性に欠けるという課題があった。
特にR32冷媒及びR290冷媒などの可燃性を有する冷媒を使用する際には、例え悪条件下で据え付け作業をしなければならないとしても、見落とす可能性を完全に排除しなければ安全性を確保することはできない。そのため、従来よりも確実な方法によって作業者に使用している冷媒の種類を周知徹底する必要があった。
また、今後、冷媒の代替化を進めることで、サービスを行う業者は、扱う冷媒の種類が増加し、誤って異なる冷媒を封入してしまうような事態が多く発生すると考えられる。このような場合、著しく安全性や信頼性が損なわれてしまうという課題がある。
例えば、既存のR22冷媒、もしくはR410Aを用いた空気調和装置は、可燃性冷媒における安全設計を行っていない。この既存の空気調和装置に誤って可燃性のある冷媒を封入したことを想定すると、据え付け作業時やサービス作業時に冷媒の漏れが生じた場合や、空気調和装置の使用時に冷媒回路が欠損して冷媒が漏れた場合に、周囲が可燃濃度に達し、引火物があると冷媒が燃焼し、重大な事故を招く可能性もある。
また、可燃性冷媒を用いた空気調和装置に、逆にR22冷媒、もしくはR410A冷媒を誤って封入した場合に、例えば特に冷凍機油は、冷媒の種類に応じて適正な種類の冷凍機油を選定しているため、圧縮機の内部が磨耗したり、冷房や暖房性能の低下を招いたりして、信頼性が著しく低下する。
そこで、空気調和装置の据え付け時やサービス時において、誤った冷媒を封入しないために、冷媒チャージポートのチャージ部のポートの径を冷媒に応じて変更すれば、容易に誤った冷媒を封入しない対策が行える。しかしながら、冷媒チャージポートのチャージ部のポートの径を冷媒に応じて変更すると、冷媒をチャージするためのチャージホースや、冷媒保管用の容器(ボンベ)、冷媒回路を真空引きするための備品の種類も変更しなければならない。そうすると、据え付け作業やサービス作業を行う設備業者は、それに適合した設備を新たに準備する必要があり、費用の負担が大幅に増加することになる。また、これらの備品を準備せずに、据え付け現場やサービス現場に訪れた場合に、作業者は作業ができず、大きな混乱を招いてしまうことにもなる。
ところで、2001年4月の家電リサイクル法の施行により、エアコン(空気調和装置)、冷蔵庫、テレビなど大量に排出される廃棄物は、リサイクルセンターに集まるようになっている。リサイクルセンターでは、廃棄物を、作業者の手解体による解体作業及び分別作業、破砕機による製品の破砕作業、さらには選別機による鉄、銅、アルミ、プラスチック等の材質の選別作業が行なわれる。加えて、リサイクルセンターでは、廃棄物が空気調和装置の場合、空気調和装置に封入されている冷媒の回収も作業者により行なわれている。
鉄、銅、アルミを再利用する場合は、高熱処理により溶解するため、廃棄物に付着した異物、不純物、汚れ等の影響は少なく、再利用が容易であり、有価物として再利用されている。プラスチックは、様々なプラスチック材料や色調があり、リサイクルが難しい。しかしながら、近年は、プラスチック材料の選別が可能になり、多くのプラスチック材料が再利用されている。
更に、2013年4月に特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律の一部が改正され、使用済フロン類の再生といった取組が要求される社会動向がある。このため、リサイクルセンターでは、回収した冷媒の再生及び再利用を容易にするために、純度を高めた冷媒回収が必要となる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、作業者(据え付け作業を行う作業者、サービス作業を行う作業者、リサイクル作業を行う作業者)に冷媒の種類を確実に認識させて安全性及び信頼性を高めた室外機及び空気調和装置を提供することを目的とする。
本発明に係る室外機は、冷媒をチャージする際に取り外される封止用六角ナットにより封止される冷媒チャージ用サービスポートが設けられている冷媒配管接続バルブを備えた室外機であって、使用されている冷媒の種類、及び、注意文書の少なくとも1つが記載された表示部と、前記表示部を、前記冷媒配管接続バルブ、もしくは前記封止用六角ナットに取り付ける突起部と、を備えたものである。
本発明に係る空気調和装置は、上記の室外機と、前記室外機に接続される室内機と、を備えたものである。
本発明に係る室外機によれば、冷媒充填作業時に、作業者による冷媒の誤封入がなくなり、安全性を高めることが可能になる。
本発明に係る室外機によれば、上記の室外機を備えているので、性能及び品質の低下を抑制できる。
本発明の実施の形態1に係る室外機を備えた空気調和装置の全体構成を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態1に係る室外機を備えた空気調和装置の室内機の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る室外機の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る室外機の側面の一部を拡大して示した拡大概略図である。 冷媒チャージの作業手順を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態1に係る室外機の側面の一部を更に拡大して示した拡大概略図である。 本発明の実施の形態2に係る室外機の配管接続バルブの仕様を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態3に係る室外機の配管接続バルブの仕様を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態4に係る室外機の配管接続バルブの仕様を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態5に係る室外機の配管接続バルブの仕様を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態6に係る室外機の配管接続バルブの仕様を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態7に係る室外機の配管接続バルブの仕様を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態7に係る室外機の配管接続バルブの仕様を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態7に係る室外機の配管接続バルブの仕様を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態8に係る室外機の配管接続バルブの仕様を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態8に係る室外機の配管接続バルブの仕様を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態8に係る室外機の配管接続バルブの仕様を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態9に係る室外機の配管接続バルブの仕様を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態9に係る室外機の配管接続バルブの仕様を説明するための説明図である。
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態について説明する。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、図1を含め、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。さらに、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る室外機2を備えた空気調和装置Aの全体構成を示す概略構成図である。図2は、室内機1の構成を示す分解斜視図である。図3は、室外機2の構成を示す分解斜視図である。図1〜図3に基づいて、空気調和装置Aの構成について説明する。室外機2は、作業者(例えば、空気調和装置Aの据え付け作業を行う作業者、空気調和装置Aのサービス作業を行う作業者、空気調和装置Aのリサイクル作業を行う作業者)に、空気調和装置Aに封入されている冷媒の種類を確実に認識させるようにしたものである。
空気調和装置Aは、例えばセパレート型の家庭用エアコンとして適用されるものであり、室内機1と室外機2とを有している。室内機1は、据付板21を例えば室内側の壁面にビス59等で固定し、据付板21に引っ掛けるようにして固定され、空調対象空間に空調空気を供給する。室外機2は、支持台51を空調対象空間とは別空間(例えば屋外)に設置し、支持台51に載置されるように固定され、室内機1に冷熱又は温熱を供給する。また、室外機2は、運転時の風路が確保でき、かつ室内機1からの距離があまり長くならない位置などに設置するとよい。
室内機1には、液管側配管接続ジョイント12及びガス側配管接続ジョイント13が接続されている。室外機2には、液側配管接続バルブ8及びガス側配管接続バルブ9が接続されている。そして、室内機1の液管側配管接続ジョイント12と、室外機2の液側配管接続バルブ8とを、フレア加工を行った延長配管(冷媒配管)7を用いて結合する。同様に、室内機1のガス側配管接続ジョイント13と、室外機2のガス側配管接続バルブ9とを、フレア加工を行った延長配管7を用いて結合する。これにより、室内機1の要素機器と室外機2の要素機器とが配管接続され、冷媒回路が構成される。
なお、室内機1と室外機2とを電気的に接合するために、室内機1の端子台20と室外機2の端子台17とを、VVFケーブル22を用いて結合する。さらに、室外機2の液側配管接続バルブ8、ガス側配管接続バルブ9、及び、端子台17は、配管化粧カバー10を室外機2から取り外すことで作業できる位置に配置されている。つまり、室外機2の側面には、配管化粧カバー10が着脱自在に取り付けられるようになっている。
(室内機1)
室内機1は、基台52と、室内熱交換器11と、室内送風モータ18と、送風ファン19と、電気品箱53と、筐体54と、開閉かつ取り外し可能な前面意匠パネル55と、を有している。基台52は据付板21に固定される。基台52には、室内熱交換器11、室内送風モータ18、送風ファン19、電気品箱53、及び、端子台20が装着される。この状態で、筐体54が基台52にネジ固定される。つまり、室内熱交換器11、室内送風モータ18、送風ファン19、電気品箱53、及び、端子台20が筐体54で覆われた状態になる。前面意匠パネル55は筐体54に取り付けられる。
室内熱交換器11は、暖房運転時には凝縮器(放熱器)、冷房運転時には蒸発器として機能するものである。室内送風モータ18及び送風ファン19は、室内熱交換器11の前方に配置され、室内熱交換器11に風を送るものである。電気品箱53には、室内送風モータ18を駆動するための室内側駆動装置56が収容されている。端子台20は、室外機2と電気的に結ぶためのものである。
なお、室内機1には、空調対象空間の空気を吸い込む吸込口57が筐体54の上面に形成されている。また、室内機1には、吸込口57から吸い込んだ空気を室内熱交換器11へ通過させて熱交換し、空調空気を空調対象空間へ吹き出す吹出口58が筐体54の前面下方に形成されている。
(室外機2)
室外機2には、冷媒を圧縮する例えば回転数可変型の圧縮機3と、冷媒の流れを切り替える四方弁4と、暖房運転時には蒸発器、冷房運転時には凝縮器(放熱器)として機能する室外熱交換器5と、冷媒の圧力を減圧する流量制御装置6(減圧器)と、室外熱交換器5に風を送る室外送風モータ15及び室外ファン16と、が収容されている。室外機2は、前面及び側面の一部を構成するパネル62と、天面を構成する天板65と、側面の一部を構成する側面パネル66とにより、筐体が形成される。
パネル62の室外ファン16との対向位置には、空気の通過口となる開口部63が形成されている。開口部63には、ワイヤーで形成されたファンガード64が取り付けられている。側面パネル66には、VVFケーブル22を露出される開口部68が形成されている。側面パネル66の開口部68から露出したVVFケーブル22は、ケーブルカバー67で覆われる。ケーブルカバー67は、更に配管化粧カバー10で覆われる。また、室外機2には、圧縮機3や四方弁4、室外送風モータ15を駆動するための駆動装置14、室内機1と電気的に結ぶための端子台17が備えられている。
(冷媒回路)
室内機1の室内熱交換器11、室外機2の圧縮機3、四方弁4、室外熱交換器5、及び、流量制御装置6が、配管接続されることで冷媒回路が構成される。具体的には、暖房運転時には、圧縮機3、四方弁4、室内熱交換器11、流量制御装置6、室外熱交換器5の順に冷媒が流れるように、冷房運転時には、圧縮機3、四方弁4、室外熱交換器5、流量制御装置6、室内熱交換器11の順に冷媒が流れるように、冷媒回路が構成される。なお、四方弁4を設けずに、冷房運転のみ又は暖房運転のみを行うようにしてもよい。また、四方弁4の代用として、例えば、二方弁や三方弁を複数個用い、同じように冷媒の流れを切り換えられるように構成してもよい。
(冷媒)
空気調和装置Aの冷媒回路を循環させる冷媒としては、可燃性を有した例えばR32冷媒がある。ただし、空気調和装置Aに使用する冷媒をR32冷媒に限定するものではない。例えば、その他可燃性冷媒(例えば、R290冷媒)、二酸化炭素(CO)や炭化水素、ヘリウム等のような自然冷媒や、R410Aはもちろん、R407C、R404A等の代替冷媒等の塩素を含まない冷媒を採用してもよい。
(空気調和装置Aの据え付け方法)
次に、空気調和装置Aの据え付け方法について説明する。
まず、室内機1を固定するための据付板21を室内側の壁面にビス59等で固定する。この据付板21に室内機1を引っ掛けるようにして固定する。
そして、室外機2を運転時の風路が確保でき、かつ室内機1からの距離があまり長くならない位置(例えば、家屋の周囲の空間、ベランダ、屋根、車庫、庭等)に設置する。
そして、空気調和装置Aの冷媒回路を構成するために、室内機1の液管側配管接続ジョイント12と、室外機2の液側配管接続バルブ8とを、フレア加工を行った延長配管7を用いて結合する。同様に、室内機1のガス側配管接続ジョイント13と、室外機2のガス側配管接続バルブ9とを、フレア加工を行った延長配管7を用いて結合する。また、室内機1と室外機2とを電気的に接合するために、室内機1の端子台20と室外機2の端子台17とを、VVFケーブル22を用いて結合する。
それから、室外機2の側面に配管化粧カバー10を取り付け、室外機2の液側配管接続バルブ8、ガス側配管接続バルブ9、及び、端子台17を覆うようにする。
なお、一般的には、2本の延長配管7のそれぞれの周囲を断熱材60で覆う。そして、断熱材60で覆われた2本の延長配管7をまとめてテープ61で巻く。
図4は、室外機2の側面の一部を拡大して示した拡大概略図である。図5は、冷媒チャージの作業手順を説明するための説明図である。図4及び図5に基づいて、一般的な冷媒チャージの作業手順について説明する。
図4に示すように、ガス側配管接続バルブ9は、冷媒チャージ用サービスポート23を有している。この冷媒チャージ用サービスポート23には、真空ポンプ25に繋がっているチャージ用ホース26が接続される。また、真空ポンプ25と冷媒チャージ用サービスポート23との間には、圧力計27が接続されている。
図5に示すように、ガス側配管接続バルブ9は、冷媒チャージ用サービスポート23の他に、ガス管側弁棒30を有している。冷媒チャージ用サービスポート23には、冷媒チャージ用サービスポート23を封止する封止用六角ナット(キャップ)24が設置されている。冷媒チャージ用サービスポート23には押しピン式のバルブ33が内蔵されている。また、ガス管側弁棒30には、弁棒六角ナット(キャップ)28が設置されている。ガス管側弁棒30は、六角レンチ29によって操作可能になっている。さらに、液側配管接続バルブ8は、液管側弁棒32を有している。液管側弁棒32には、弁棒六角ナット(キャップ)31が設置されている。液管側弁棒32は、六角レンチ29によって操作可能になっている。
室内機1と室外機2とを延長配管7を用いて結合した時点では、結合した延長配管7と、室内機1の室内熱交換器11を構成している配管の内部には、空気が充満している。そのため、この空気を放出する必要がある。そこで、室外機2では、ガス側配管接続バルブ9に設けられている冷媒チャージ用サービスポート23の封止用六角ナット24を外し、真空ポンプ25のチャージ用ホース26を冷媒チャージ用サービスポート23に接続して、真空引きを行う。圧力計27などを用いて真空引きが完了した事を確認する。
真空引きが完了した後、ガス側配管接続バルブ9の弁棒六角ナット28を外し、六角レンチ29を用いてガス管側弁棒30を操作し、ガス側配管接続バルブ9を開く。液側配管接続バルブ8も同様に、弁棒六角ナット31を外し、六角レンチ29を用いて液管側弁棒32を操作し、液側配管接続バルブ8を開く。ガス側配管接続バルブ9及び液側配管接続バルブ8を開くと、室外機2に製造時に予め封入してある冷媒が、延長配管7及び室内熱交換器11に充満される。以上で、室内機1と室外機2とが接続され、冷媒回路が形成される。
ただし、延長配管7が長い場合など、室外機2に製造時に予め封入してある冷媒量では不足している場合がある。このような場合、冷媒を追加して充填する必要がある。このような場合、作業者は、予め準備してある冷媒ボンベに封入されている冷媒を、冷媒チャージ用サービスポート23を介して必要量の追加チャージを行う。このとき、作業者は、空気調和装置Aに封入されている冷媒の種類と、準備してきた冷媒ボンベに封入されている冷媒の種類とを間違えないように注意しなければならない。
冷媒の充填が完了すると、作業者は、液側配管接続バルブ8の弁棒六角ナット31、ガス側配管接続バルブ9の弁棒六角ナット28、冷媒チャージ用サービスポート23の封止用六角ナット24を、しっかりスパナで閉める。最後に、作業者は、配管化粧カバー10を室外機2に固定する。このようにすることで一連作業は終了する。
(冷媒の種類の認識)
図6は、室外機2の側面の一部を更に拡大して示した拡大概略図である。図6に基づいて、空気調和装置Aに封入されている冷媒の種類の作業者による認識について説明する。
上述したように、室外機2の側面には液側配管接続バルブ8及びガス側配管接続バルブ9が設けられている。また、ガス側配管接続バルブ9には冷媒チャージ用サービスポート23が設けられている。図5で説明したように、据え付け現地の作業者は、封止用六角ナット24を取り外してから冷媒チャージ用サービスポート23に冷媒封入用のチャージ用ホース26を取り付ける。このようにすることで、冷媒チャージ用サービスポート23に内蔵された押しピン式のバルブ33を開いて、冷媒を封入することができる構造となっている。
現在主流で使用されているR410A冷媒のエアコンで使用されている封止用六角ナット24は、1/2インチネジ仕様となっている。また、封止用六角ナット24の六角対辺は17mmとなっている。しかしながら、このような仕様の封止用六角ナット24を用いていたとすると、据えつけたエアコンにR410A冷媒とは異なる種類の冷媒が封入されていたような場合に、作業者が冷媒の種類を間違えやすい。
封止用六角ナット24が、本発明の「他の冷媒チャージ用サービスポートに設けられている封止用六角ナット」に相当する。
そこで、図6に示すように、室外機2では、現在主流で使用されている封止用六角ナット24よりも大きな対辺寸法18mm以上の六角ナット(以下、封止用六角ナット(キャップ)34と称する)を用いるようにしている。封止用六角ナット34を用いることによって、作業者が通常使用している封止用六角ナット24用のスパナが使用できないことになる。つまり、作業者は、封止用六角ナット(キャップ)34に専用のスパナ(道具)を使用しなければならない。このため、作業者が封止用六角ナット34を取り外す作業段階で、従来の冷媒とは異なる冷媒が使用されていることを作業者に認識させることができ、注意喚起の効果が期待できる。
つまり、封止用六角ナット34の対辺寸法を通常使用しているスパナが使用できないような寸法としておけば、作業者が、使用されている冷媒の種類を間違っていたとしても、封止用六角ナット34を取り外すときに、従来の冷媒とは異なる冷媒が使用されていることを認識させることができる。封止用六角ナット34の対辺寸法に限らず、封止用六角ナット34の外径、形状及び外観のうちの少なくとも一つを、封止用六角ナット24と相違させる構成にしておけば、通常使用しているスパナ(封止用六角ナット24用のスパナ)が使用できないことになる。また、封止用六角ナット34を用いることによって、特にR32冷媒及びR290冷媒などの可燃性冷媒を使用している場合の安全設計を、大きなコストを投入することなく、構築できる。
また、図6に示すように、封止用六角ナット34の六角柱状となっている部分の少なくとも一面に刻印又はシール等による冷媒の種類を示す表示35を設けることによって、さらに使用されている冷媒の種類を明確に作業者に伝えることが可能になる。
なお、図6では、R32冷媒が使用されていることを例に挙げて説明したが、使用されている冷媒の種類をR32冷媒に限定するものではない。ただし、安全設計に大きなコストが投入されるようなR32冷媒及びR290冷媒などの可燃性冷媒を使用している場合には効果が大きい。また、封止用六角ナット34の対辺寸法も例示した数値に限定するものではない。
<室外機2の奏する効果>
以上のように、室外機2によれば、冷媒チャージを行なう際に作業者が必ず手にする部品(封止用六角ナット)そのものの構成を変更することで、単に冷媒の種類をシール等に記載して接続バルブ周辺に貼り付ける方法よりも、使用している冷媒の種類を確実に作業者に対して認識させることができる。このため、冷媒充填作業時に、作業者による冷媒の誤封入がなくなり、安全性を高めることが可能になり、加えて空気調和装置Aの性能や品質の低下の心配がなくなる。特に、R32冷媒及びR290冷媒などの可燃性を有する冷媒を使用する際には、安全性の観点からの効果が大きく、加えて地球温暖化を抑制することに寄与する。
なお、表示35は、冷媒の種類だけではなく、可燃性冷媒であることのマークや、イニシャル、注意事項を文言で記載してもよい。また、表示35は、長期間使用しても消えにくいという観点では、刻印の方が印刷物よりも適している。例えば、リサイクルセンターでの冷媒回収時に、冷媒の種類を識別する場合に適している。注意事項を詳しく明示するためには、印刷物が適しているが、表示スペースが少ない場合や、グローバルに機器を展開する場合には、マークやイニシャルが適している。これらは、用途により使い分ければよい。
また、冷媒の種類や、注意事項に関しては、据え付け時やサービス時の作業者に対する情報提供であり、室外機2の構成においては、配管化粧カバー10を室外機2から外すことで、ガス側配管接続バルブ9に記載した情報が確認できる。このため、一般使用者に不要な情報を与えず、混乱を招く心配がない。特に、R32のような微燃性冷媒は、可燃性は有するが、非常に燃えにくく、空気調和装置の据え付け時やサービス時に、作業者が周囲に火気を使用しないことを守れば、燃焼による事故を招く心配がない。このため、注意事項を作業者のみに与える機構としておけば、一般使用者に不必要な不安を与えないために、特に微燃性冷媒を使用した機器には最適である。
ここでは、空気調和装置Aの据え付け時における冷媒の誤封入防止の説明を行ったが、空気調和装置Aのサービスにおいても同様の効果が得られる。例えば、不具合等で冷媒回路の修理を行う際に冷媒回路内の冷媒を回収する場合、冷媒チャージ用サービスポート23に、冷媒回収装置を接続して冷媒を回収する。そして、冷媒の封入を行うも冷媒チャージ用サービスポート23に、予め準備してある冷媒ボンベを接続し、冷媒ボンベに充填された冷媒を、機器に封入する。つまり、サービス時における作業においても、冷媒チャージ用サービスポート23の封止用六角ナット34を取り外す作業段階で、従来の冷媒とは冷媒の種類が異なることを認識することが可能になる。
さらに、冷媒チャージ用サービスポート23のポート仕様は、これまでのR410A冷媒のものと同一であるネジ径が1/2インチのネジとなっている。そのために、作業者が準備するチャージ用ホース26や、真空ポンプ25、圧力計27等は、これまでのものと同一のものを準備すればよく、特別にR32用としてこれら備品を準備(購入)する必要がない。よって、作業者には、特別にインフラを整備するための費用や期間の必要がなくなり、地球温暖化係数の小さい冷媒を用いた空気調和装置Aを市場に素早く広めることも期待できる。
なお、冷媒チャージ用サービスポート23のポート仕様は、現在主流であるR410A冷媒のものと同一である1/2インチのネジを使用したが、従来使用していたR22冷媒で仕様していたポート仕様の7/16インチのネジでもよい。作業者は、従来使用していたR22冷媒やR410A冷媒の機器で使用していた、チャージホースや、真空ポンプ、圧力計等は、既に保有しているので、R22冷媒用のものでも同様の効果が得られる。
また、実施の形態1では、空気調和装置Aをセパレート型の家庭用エアコンに適用した場合を例に説明したが、空気調和装置Aをセパレート型の家庭用エアコンに限定するものではなく、冷媒チャージ用サービスポート23が室外機2に設けられていれば、業務用エアコンや、冷凍装置などにも空気調和装置Aを適用することができる。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2に係る室外機2の配管接続バルブの仕様を説明するための説明図である。図7に基づいて、空気調和装置Aに封入されている冷媒の種類の作業者による認識について説明する。図7では、(a)が室外機2の側面を拡大した拡大図を、(b)が表示板36の斜視図を、(c)が表示板37の斜視図を、それぞれ示している。この実施の形態2では、実施の形態1と同一部分には同一符号を付し、実施の形態1との相違点を中心に説明するものとする。
実施の形態2に係る室外機2では、注意喚起手段として表示板36又は表示板37を設けた点で実施の形態1に係る室外機2と相違している。図7に示すように、実施の形態2に係る室外機2は、封止用六角ナット24の六角柱状となっている面の少なくとも一面に、冷媒の種別である冷媒名を表示した表示板36又は表示板37が設置されるようになっている。なお、封止用六角ナット24については、変更しなくてもよいし、実施の形態1で説明した封止用六角ナット34に変更してもよい。
表示板36は、冷媒名が表示されている表示部36aと、表示部36aの一端から表示部36aの表示面と直交する方向に延設された突起部36bと、を有している。突起部36bには、C字状の取付部36cが設けられている。表示部36aは、例えば平板状の部材で構成され、表示板36が取り付けられた状態において外側を向く面に冷媒名である「R32」が表示されている。取付部36cは、弾性力を利用して冷媒チャージ用サービスポート23のネジ部首元に嵌められるようになっている。取付部36cがガス側配管接続バルブ9の冷媒チャージ用サービスポート23のネジ部首元に嵌められることによって、表示部36aを封止用六角ナット24の六角柱状となっている面の少なくとも一面に保持することができる。
表示板36は、表示部36aと、突起部36bとを、樹脂などで一体的に形成してもよく、それぞれを別の素材で形成して組み合わせるようにしてもよい。ただし、突起部36bは、弾性力を備えた素材で形成されている。また、図7(a)に示すように、表示部36aの左右方向の一端側を折り曲げて突起部36bとしてもよく、図7(b)に示すように、表示部36aの左右方向の一端側を表示部36aの高さ方向の寸法よりも短くして折り曲げて突起部36bとしてもよい。
表示板37は、冷媒名が表示されている表示部37aと、表示部37aの一端から表示部37aの表示面と直交する方向に延設された突起部37bと、を有している。突起部37bには、C字状の取付部37cが設けられている。表示部37aは、例えば平板状の部材で構成され、表示板37が取り付けられた状態において外側を向く面に冷媒名である「R32」と「可燃性冷媒であることを示すマーク」が表示されている。取付部37cは、弾性力を利用して冷媒チャージ用サービスポート23のネジ部首元に嵌められるようになっている。取付部37cが冷媒チャージ用サービスポート23のネジ部首元に嵌められることによって、表示部37aを封止用六角ナット24の六角柱状となっている少なくとも一面に保持することができる。
このように、冷媒の種類だけでなく、可燃性冷媒であることを示すマーク(例えば、絵柄や図形など)やイニシャルを追加したり、注意事項の文言を表示したりすることも可能である。このような表示板37を設けるようにすれば、表示板36よりも更に作業者に対しての注意喚起効果をより高めることができる。
表示板36又は表示板37を備えることによって、室外機2の据え付け時またはサービス時などに冷媒チャージを行なう場合、作業者は、冷媒チャージ用サービスポート23の封止用六角ナット24を外す作業よりも先に、表示板36を取り外さなければならないことになる。これは、表示板36を取り外さなければ、封止用六角ナット24にレンチを掛けることができないからである。つまり、表示板36及び表示板37が、封止用六角ナット24を取り外す際に作業者の操作を伴うような付属部品の一つである。
以上のように、実施の形態2に係る室外機2によれば、封止用六角ナット24を取り外す際に作業者の操作を伴う付属部品(表示板36又は表示板37)を備えるようにすることで、単に冷媒の種類をシール等に記載して接続バルブ周辺に貼り付ける方法よりも、使用している冷媒の種類を確実に作業者に対して認識させることができる。このため、冷媒充填作業時に、作業者による冷媒の誤封入がなくなり、安全性を高めることが可能になり、加えて空気調和装置Aの性能や品質の低下の心配がなくなる。特に、R32冷媒及びR290冷媒などの可燃性を有する冷媒を使用する際には、安全性の観点からの効果が大きく、加えて地球温暖化を抑制することに寄与する。
実施の形態3.
図8は、本発明の実施の形態3に係る室外機2の配管接続バルブの仕様を説明するための説明図である。図8に基づいて、空気調和装置Aに封入されている冷媒の種類の作業者による認識について説明する。この実施の形態3では、実施の形態1、2と同一部分には同一符号を付し、実施の形態1、2との相違点を中心に説明するものとする。
実施の形態3に係る室外機2では、注意喚起手段として表示板38を設けた点で実施の形態1に係る室外機2と相違している。図8に示すように、実施の形態3に係る室外機2は、封止用六角ナット24の六角柱状となっている部分に、冷媒名を表示した表示板38が設置されるようになっている。なお、封止用六角ナット24については、変更しなくてもよいし、実施の形態1で説明した封止用六角ナット34に変更してもよい。
表示板38は、冷媒名が表示されている表示部38aと、表示部38aの一端から表示部38aの表示面を延長する方向に延設された突起部38bと、を有している。突起部38bには、封止用六角ナット24の六角柱状に対応したリング形状の取付部38cが設けられている。表示部38aは、例えば平板状の部材で構成され、表示板38が取り付けられた状態において外側を向く面に冷媒名である「R32」が表示されている。取付部38cが封止用六角ナット24の六角柱状に嵌め込まれ、突起部38bが封止用六角ナット24に取り付けられるようになっている。
表示板38は、表示部38aと、突起部38bとを、樹脂や金属などで一体的に形成してもよく、それぞれを別の素材で形成して組み合わせるようにしてもよい。また、実施の形態2で説明した表示板37のように、冷媒の種類だけでなく、可燃性冷媒であることを示すマークやイニシャルを追加したり、注意事項の文言を表示したりすることも可能である。
表示板38を備えることによって、室外機2の据え付け時またはサービス時などに冷媒チャージを行なう場合、作業者は、冷媒チャージ用サービスポート23の封止用六角ナット24を外す作業よりも先に、表示板38を取り外さなければならないことになる。これは、表示板38を取り外さなければ、封止用六角ナット24にレンチを掛けることができないからである。つまり、表示板38が、封止用六角ナット24を取り外す際に作業者の操作を伴うような付属部品の一つである。
以上のように、実施の形態3に係る室外機2によれば、封止用六角ナット24を取り外す際に作業者の操作を伴う付属部品(表示板38)を備えるようにすることで、単に冷媒の種類をシール等に記載して接続バルブ周辺に貼り付ける方法よりも、使用している冷媒の種類を確実に作業者に対して認識させることができる。このため、冷媒充填作業時に、作業者による冷媒の誤封入がなくなり、安全性を高めることが可能になり、加えて空気調和装置Aの性能や品質の低下の心配がなくなる。特に、R32冷媒及びR290冷媒などの可燃性を有する冷媒を使用する際には、安全性の観点からの効果が大きく、加えて地球温暖化を抑制することに寄与する。
実施の形態4.
図9は、本発明の実施の形態4に係る室外機2の配管接続バルブの仕様を説明するための説明図である。図9に基づいて、空気調和装置Aに封入されている冷媒の種類の作業者による認識について説明する。この実施の形態4では、実施の形態1〜3と同一部分には同一符号を付し、実施の形態1〜3との相違点を中心に説明するものとする。
実施の形態4に係る室外機2では、注意喚起手段として表示板40を設けた点で実施の形態1に係る室外機2と相違している。図9に示すように、実施の形態4に係る室外機2は、封止用六角ナット24の六角柱状となっている部分に周状の溝39を設け、この溝39に冷媒名を表示した表示板40が設置されるようになっている。なお、封止用六角ナット24については、変更しなくてもよいし、実施の形態1で説明した封止用六角ナット34に変更してもよい。また、溝39は、周状に形成されていなくてもよく、封止用六角ナット24の六角柱状となっている部分の少なくとも一部に突起部40bが取り付けられる程度に形成されていてもよい。
表示板40は、冷媒名が表示されている表示部40aと、表示部40aの表示面の裏面から表示部40aの表示面と直交する方向に延設された突起部40bと、を有している。突起部40bには、C字状の取付部40cが設けられている。表示部40aは、例えば平板状の部材で構成され、表示板40が取り付けられた状態において外側を向く面に冷媒名である「R32」が表示されている。取付部40cは、弾性力を利用して溝39に嵌められるようになっている。取付部40cが溝39に嵌められることによって、表示部40aを封止用六角ナット24の六角柱状となっている部分に保持することができる。
表示板40は、表示部40aと、突起部40bとを、樹脂などで一体的に形成してもよく、それぞれを別の素材で形成して組み合わせるようにしてもよい。ただし、突起部40bは、弾性力を備えた素材で形成されている。また、実施の形態2で説明した表示板37のように、冷媒の種類だけでなく、可燃性冷媒であることを示すマークやイニシャルを追加したり、注意事項の文言を表示したりすることも可能である。
表示板40を備えることによって、室外機2の据え付け時またはサービス時などに冷媒チャージを行なう場合、作業者は、冷媒チャージ用サービスポート23の封止用六角ナット24を外す作業よりも先に、表示板40を取り外さなければならないことになる。これは、表示板40を取り外さなければ、封止用六角ナット24にレンチを掛けることができないからである。つまり、表示板40が、封止用六角ナット24を取り外す際に作業者の操作を伴うような付属部品の一つである。
以上のように、実施の形態4に係る室外機2によれば、封止用六角ナット24を取り外す際に作業者の操作を伴う付属部品(表示板40)を備えるようにすることで、単に冷媒の種類をシール等に記載して接続バルブ周辺に貼り付ける方法よりも、使用している冷媒の種類を確実に作業者に対して認識させることができる。このため、冷媒充填作業時に、作業者による冷媒の誤封入がなくなり、安全性を高めることが可能になり、加えて空気調和装置Aの性能や品質の低下の心配がなくなる。特に、R32冷媒及びR290冷媒などの可燃性を有する冷媒を使用する際には、安全性の観点からの効果が大きく、加えて地球温暖化を抑制することに寄与する。
実施の形態5.
図10は、本発明の実施の形態5に係る室外機2の配管接続バルブの仕様を説明するための説明図である。図10に基づいて、空気調和装置Aに封入されている冷媒の種類の作業者による認識について説明する。この実施の形態5では、実施の形態1〜4と同一部分には同一符号を付し、実施の形態1〜4との相違点を中心に説明するものとする。
実施の形態5に係る室外機2では、注意喚起手段として表示カバー41を設けた点で実施の形態1に係る室外機2と相違している。図10に示すように、実施の形態5に係る室外機2は、封止用六角ナット24の六角柱状となっている部分に、冷媒名を表示した筒状の表示カバー41が設置されるようになっている。なお、封止用六角ナット24については、変更しなくてもよいし、実施の形態1で説明した封止用六角ナット34に変更してもよい。
表示カバー41は、冷媒名である「R32」が表示され、封止用六角ナット24の六角柱状となっている部分を覆うように構成されている。つまり、表示カバー41は、内部に封止用六角ナット24の六角柱状が挿入され、封止用六角ナット24の六角柱状の外周を覆うようになっている。表示カバー41は、筒状の両端が開口されていてもよいし、封止用六角ナット24の六角柱状が挿入される筒状の一端のみが開口されていてもよい。表示カバー41は、樹脂や金属、ゴム等の弾性部材で形成するとよい。また、実施の形態2で説明した表示板37のように、冷媒の種類だけでなく、可燃性冷媒であることを示すマークやイニシャルを追加したり、注意事項の文言を表示したりすることも可能である。
表示カバー41を備えることによって、室外機2の据え付け時またはサービス時などに冷媒チャージを行なう場合、作業者は、冷媒チャージ用サービスポート23の封止用六角ナット24を外す作業よりも先に、表示カバー41を取り外さなければならないことになる。これは、表示カバー41を取り外さなければ、封止用六角ナット24にレンチを掛けることができないからである。つまり、表示カバー41が、封止用六角ナット24を取り外す際に作業者の操作を伴うような付属部品の一つである。
以上のように、実施の形態5に係る室外機2によれば、封止用六角ナット24を取り外す際に作業者の操作を伴う付属部品(表示カバー41)を備えるようにすることで、単に冷媒の種類をシール等に記載して接続バルブ周辺に貼り付ける方法よりも、使用している冷媒の種類を確実に作業者に対して認識させることができる。このため、冷媒充填作業時に、作業者による冷媒の誤封入がなくなり、安全性を高めることが可能になり、加えて空気調和装置Aの性能や品質の低下の心配がなくなる。特に、R32冷媒及びR290冷媒などの可燃性を有する冷媒を使用する際には、安全性の観点からの効果が大きく、加えて地球温暖化を抑制することに寄与する。
実施の形態6.
図11は、本発明の実施の形態6に係る室外機2の配管接続バルブの仕様を説明するための説明図である。図11に基づいて、空気調和装置Aに封入されている冷媒の種類の作業者による認識について説明する。この実施の形態6では、実施の形態1〜5と同一部分には同一符号を付し、実施の形態1〜5との相違点を中心に説明するものとする。
実施の形態6に係る室外機2では、注意喚起手段として表示板42を設けた点で実施の形態1に係る室外機2と相違している。図11に示すように、実施の形態6に係る室外機2は、冷媒チャージ用サービスポート23のネジ部首元に、冷媒名を表示した表示板42が設置されるようになっている。なお、封止用六角ナット24については、変更しなくてもよいし、実施の形態1で説明した封止用六角ナット34に変更してもよい。
表示板42は、冷媒名が表示されている表示部42aと、表示部42aの一端から表示部42aの表示面を延長する方向に延設された突起部42bと、を有している。突起部42bには、冷媒チャージ用サービスポート23のネジ部首元に対応したリング形状の取付部42cが設けられている。表示部42aは、例えば平板状の部材で構成され、表示板42が取り付けられた状態において封止用六角ナット24方向を向いている面に冷媒名である「R32」が表示されている。取付部42cは、冷媒チャージ用サービスポート23のネジ部首元に装着されるようになっている。
つまり、封止用六角ナット24は、表示板42が冷媒チャージ用サービスポート23のネジ部首元に取り付けられた状態で、冷媒チャージ用サービスポート23に取り付けられるようになっている。よって、表示板42は、封止用六角ナット24によって脱落が阻止されることになる。また、作業者が封止用六角ナット24にレンチを掛ける際に、表示板42の表示部42aを見ることになる。
表示板42は、表示部42aと、突起部42bとを、樹脂や金属などで一体的に形成してもよく、それぞれを別の素材で形成して組み合わせるようにしてもよい。また、実施の形態2で説明した表示板37のように、冷媒の種類だけでなく、可燃性冷媒であることを示すマークやイニシャルを追加したり、注意事項の文言を表示したりすることも可能である。
表示板42を備えることによって、室外機2の据え付け時またはサービス時などに冷媒チャージを行なう場合、作業者は、冷媒チャージ用サービスポート23の封止用六角ナット24を外す際、表示板42を見ることになる。これは、表示板42が封止用六角ナット24によって脱落しないように取り付けられているからである。また、チャージ用ホース26を取り付ける際に、表示板42を取り外さなければならない場合も生じる。これは、チャージ用ホース26を冷媒チャージ用サービスポート23に確実に取り付ける必要があるからである。つまり、表示板42が、封止用六角ナット24を取り外す際に作業者の操作を伴うような付属部品の一つである。
以上のように、実施の形態6に係る室外機2によれば、封止用六角ナット24を取り外す際に作業者の操作を伴う付属部品(表示板42)を備えるようにすることで、単に冷媒の種類をシール等に記載して接続バルブ周辺に貼り付ける方法よりも、使用している冷媒の種類を確実に作業者に対して認識させることができる。このため、冷媒充填作業時に、作業者による冷媒の誤封入がなくなり、安全性を高めることが可能になり、加えて空気調和装置Aの性能や品質の低下の心配がなくなる。特に、R32冷媒及びR290冷媒などの可燃性を有する冷媒を使用する際には、安全性の観点からの効果が大きく、加えて地球温暖化を抑制することに寄与する。
実施の形態7.
図12〜図14は、本発明の実施の形態7に係る室外機2の配管接続バルブの仕様を説明するための説明図である。図12〜図14に基づいて、空気調和装置Aに封入されている冷媒の種類の作業者による認識について説明する。この実施の形態7では、実施の形態1〜6と同一部分には同一符号を付し、実施の形態1〜6との相違点を中心に説明するものとする。
実施の形態7に係る室外機2では、注意喚起手段として表示カバー43を設けた点で実施の形態1に係る室外機2と相違している。図12〜図14に示すように、実施の形態7に係る室外機2は、一端がガス側配管接続バルブ9の本体の冷媒配管接続口(以下、冷媒配管接続口45と称する)の根元部分に取り付けられ、他端が封止用六角ナット24の六角柱状となっている部分の少なくとも一部を着脱自在に覆うように構成された表示カバー43が設置されるようになっている。なお、封止用六角ナット24については、変更しなくてもよいし、実施の形態1で説明した封止用六角ナット34に変更してもよい。
表示カバー43は、冷媒名が表示され、封止用六角ナット24の六角柱状となっている部分を着脱自在に覆う表示部43aと、表示部43aの一部を冷媒配管接続口45に延設した延設部43bと、延設部43bの一端に設けられ、冷媒配管接続口45の根本部分に取り付けられるリング形状の取付部44と、延設部43bと取付部44とを屈曲自在に連結する屈曲部46と、表示部43aの延設部43bの形成側とは反対側に形成され、表示部43aが封止用六角ナット24の六角柱状となっている部分を覆った状態で封止用六角ナット24に当接する突起47と、を有している。
なお、延設部43b、取付部44、屈曲部46、突起47、が本発明の「保持部」に相当する。
表示部43aは、例えば図12及び図13に示すように封止用六角ナット24の六角柱状となっている部分の少なくとも2面に平行となる面と、封止用六角ナット24の先端と平行となる面と、を有するように構成され、それらの面のすくなくとも一面に冷媒名である「R32」が表示されている。図12及び図13では、表示部43aの紙面手前側の一面に冷媒名が表示されている状態を一例に示している。
延設部43bは、表示部43aと取付部44とを接続するものである。延設部43bは、例えば冷媒配管接続口45から冷媒チャージ用サービスポート23のネジ部首元までに至る程度の長さを有している。なお、図12及び図13では、延設部43bが、表示部43aの一面を冷媒配管接続口45の方向に延設させた形状としている例に示しているが、図14に示すように、延設部43bを例えば樹脂や繊維、金属などで構成された紐形状としてもよい。
取付部44は、リング形状となっている部分に冷媒配管接続口45を挿通して、冷媒配管接続口45に取り付けられるようになっている。
屈曲部46は、ヒンジとなっており、取付部44が冷媒配管接続口45の根本部分に取り付けられた状態において、表示部43a及び延設部43bを移動させるものである。なお、図14に示すように、延設部43bを紐形状とした場合には、屈曲部46を設ける必要はない。
突起47は、表示部43aの延設部43bの形成側とは反対側、つまり封止用六角ナット24の六角柱状となっている部分から表示部43aを取り外す際に、封止用六角ナット24の六角柱状となっている部分に引っ掛かる位置に、封止用六角ナット24側に向かって突出するように形成されている。すなわち、表示部43a及び突起47によって、封止用六角ナット24の六角柱状となっている部分に表示カバー43が嵌り、封止用六角ナット24を覆うようになっている。なお、図14に示すように、表示部43aをキャップ形状とした場合には、突起47を設ける必要はない。
具体的には、表示カバー43は、一旦、封止用六角ナット24を覆う位置に押し込まれると突起47が封止用六角ナット24に接触し、そのままの位置に固定され、取り外す方向に力を受けると突起47が弾性によって撓み、突起47が封止用六角ナット24から外れるようになっている。これによって、表示カバー43は、屈曲部46を介して、封止用六角ナット24とは反対側に開く構造となっている。
表示カバー43は、表示部43aと、延設部43bと、取付部44と、突起47とを、樹脂や金属などで一体的に形成してもよく、それぞれを別の素材で形成して組み合わせるようにしてもよい。ただし、突起47は、弾性力を備えた素材で形成されている。また、実施の形態2で説明した表示板37のように、冷媒の種類だけでなく、可燃性冷媒であることを示すマークやイニシャルを追加したり、注意事項の文言を表示したりすることも可能である。
表示カバー43を備えることによって、室外機2の据え付け時またはサービス時などに冷媒チャージを行なう場合、作業者は、冷媒チャージ用サービスポート23の封止用六角ナット24を外す作業よりも先に、表示カバー43の表示部43aを取り外さなければならないことになる。これは、表示部43aを取り外さなければ、封止用六角ナット24にレンチを掛けることができないからである。つまり、表示カバー43が、封止用六角ナット24を取り外す際に作業者の操作を伴うような付属部品の一つである。
以上のように、実施の形態7に係る室外機2によれば、封止用六角ナット24を取り外す際に作業者の操作を伴う付属部品(表示カバー43)を備えるようにすることで、単に冷媒の種類をシール等に記載して接続バルブ周辺に貼り付ける方法よりも、使用している冷媒の種類を確実に作業者に対して認識させることができる。このため、冷媒充填作業時に、作業者による冷媒の誤封入がなくなり、安全性を高めることが可能になり、加えて空気調和装置Aの性能や品質の低下の心配がなくなる。特に、R32冷媒及びR290冷媒などの可燃性を有する冷媒を使用する際には、安全性の観点からの効果が大きく、加えて地球温暖化を抑制することに寄与する。
実施の形態8.
図15〜図17は、本発明の実施の形態8に係る室外機2の配管接続バルブの仕様を説明するための説明図である。図15〜図17に基づいて、空気調和装置Aに封入されている冷媒の種類の作業者による認識について説明する。この実施の形態8では、実施の形態1〜7と同一部分には同一符号を付し、実施の形態1〜7との相違点を中心に説明するものとする。
実施の形態8に係る室外機2では、実施の形態5で説明した表示カバー41の取り付け方が実施の形態1に係る室外機2と相違している。以下の説明では、実施の形態5の表示カバーと区別するために表示カバー41Aと称する。図15に示すように、実施の形態8に係る室外機2は、実施の形態5で説明した通り、封止用六角ナット24の六角柱状となっている部分に、冷媒名を表示した筒状の表示カバー41Aが設置されるようになっている。なお、封止用六角ナット24については、変更しなくてもよいし、実施の形態1で説明した封止用六角ナット34に変更してもよい。
表示カバー41Aは、表示カバー41と同様に、冷媒名である「R32」が表示され、封止用六角ナット24の六角柱状となっている部分を覆うように構成されている。つまり、表示カバー41Aは、内部に封止用六角ナット24の六角柱状が挿入され、封止用六角ナット24の六角柱状の外周を覆うようになっている。表示カバー41Aは、筒状の両端が開口されていてもよいし、封止用六角ナット24の六角柱状が挿入される筒状の一端のみが開口されていてもよい。表示カバー41Aは、樹脂や金属、ゴム等の弾性部材で形成するとよい。また、実施の形態2で説明した表示板37のように、冷媒の種類だけでなく、可燃性冷媒であることを示すマークやイニシャルを追加したり、注意事項の文言を表示したりすることも可能である。
表示カバー41Aには冷媒名である「R32」が表示されているが、「R32」を刻印で表示するとよい(以下、刻印表示80と称する)。刻印表示80は、表示カバー41Aの底面に表示すると表示カバー41Aを取り付けた際、見えにくくなるため、表示カバー41Aの側面手前の見えやすい位置に表示するとよい。
据付作業時やサービス時に、表示カバー41Aが外れてしまうと、そのまま紛失してしまうことがあり、冷媒識別部品としての役割を損なってしまう。そこで、表示カバー41Aを、紐状の連結部70を介して側面パネル66に取り付けるようにしている。こうすることで、表示カバー41Aを側面パネル66から取り外すことができなくなるため、数年後に冷媒をチャージする際にも表示カバー41Aが存在することになる。
ただし、連結部70が短すぎると表示カバー41Aが着脱しにくくなり、連結部70が長すぎると作業の邪魔になってしまう。そこで、図16に示すように、連結部70を表示カバー41Aと一体で作成し、表示カバー41Aの大きさ(高さ寸法)の3〜5倍の長さにするとよい。こうすることで、作業性が悪化することはない。なお、連結部70と表示カバー41Aとを別体で作成してもよい。いずれにしても、連結部70の基端が表示カバー41Aに連結されていればよい。
また、連結部70の先端(表示カバー41Aと接続していない方の端部)は、側面パネル66に取り付けられるようになっている。連結部70を側面パネル66に取り付ける際は、表示カバー41Aが外されることがないようにネジ固定等で、連結部70の先端部を側面パネル66に固定するとよい。ただし、連結部70の先端部の固定をネジ固定に限定するものではない。例えば、図16及び図17に示すような形状として連結部70の先端部を構成してもよい。
連結部70の具体的な構成例について説明する。連結部70は、先端側と基端側とを繋ぐ本体部74と、先端に位置し、矢印のような形状の先端係止部71と、先端係止部71よりも基端側(表示カバー41A側)に位置し、ストッパーとして機能するリブ72と、先端係止部71及びリブ72を本体部74に接続する接続部73と、を備えている。なお、先端係止部71及びリブ72が、連結部70の先端部を構成する。また、連結部70の全部を一体として作成する場合には、接続部73を設ける必要はない。
先端係止部71は、側面パネル66に形成された穴に挿入され、連結部70の全体を側面パネル66に係止する機能を有している。先端係止部71は、先端から基端に向かって拡径するように形成されており、側面パネル66に形成された穴に挿入される際に、この穴によって弾性変形する。そして、拡径した部分の全体が挿入されると、弾性変形が解除され、先端係止部71の基端側部分が側面パネル66の内壁に当接する。このようにして先端係止部71が側面パネル66に係止することで、連結部70の全体が側面パネル66に取り付けられることになる。また、先端係止部71の基端側部分が側面パネル66の内壁に当接することで、抜け防止にもなっている。
リブ72は、椀型形状に構成されており、先端係止部71が側面パネル66に係止している状態において側面パネル66の外郭側に位置するようになっている。具体的には、リブ72は、吸盤としての機能を有しており、側面パネル66の外面に吸着することで、連結部70を側面に貼り付けた状態を維持するストッパーとして機能する。
接続部73は、先端係止部71及びリブ72を本体部74に接続するためのものである。接続部73は、本体部74の外周側に張り出した形状で作成されており、先端係止部71及びリブ72が本体部74から簡単に外れないように補強されている。
本体部74は、変形可能になっており、表示カバー41に連結するものである。
以上のように、実施の形態8に係る室外機2によれば、封止用六角ナット24を取り外す際に作業者の操作を伴う付属部品(表示カバー41A)を備えるようにすることで、単に冷媒の種類をシール等に記載して接続バルブ周辺に貼り付ける方法よりも、使用している冷媒の種類を確実に作業者に対して認識させることができる。このため、冷媒充填作業時に、作業者による冷媒の誤封入がなくなり、安全性を高めることが可能になり、加えて空気調和装置Aの性能や品質の低下の心配がなくなる。特に、R32冷媒及びR290冷媒などの可燃性を有する冷媒を使用する際には、安全性の観点からの効果が大きく、加えて地球温暖化を抑制することに寄与する。また、表示カバー41Aの紛失の心配もなく、長期に渡って安全性に寄与することになる。
実施の形態9.
図18及び図19は、本発明の実施の形態9に係る室外機2の配管接続バルブの仕様を説明するための説明図である。図18及び図19に基づいて、空気調和装置Aに封入されている冷媒の種類の作業者による認識について説明する。この実施の形態9では、実施の形態1〜8と同一部分には同一符号を付し、実施の形態1〜8との相違点を中心に説明するものとする。
実施の形態9に係る室外機2では、実施の形態5で説明した表示カバー41の構成が実施の形態1に係る室外機2と相違している。以下の説明では、実施の形態5の表示カバーと区別するために表示カバー41Bと称する。図18及び図19に示すように、実施の形態9に係る室外機2は、実施の形態5で説明した通り、封止用六角ナット24の六角柱状となっている部分に、冷媒名を表示した筒状の表示カバー41Bが設置されるようになっている。なお、封止用六角ナット24については、変更しなくてもよいし、実施の形態1で説明した封止用六角ナット34に変更してもよい。
表示カバー41Bは、表示カバー41と同様に、冷媒名である「R32」が表示され、封止用六角ナット24の六角柱状となっている部分を覆うように構成されている。つまり、表示カバー41Bは、内部に封止用六角ナット24の六角柱状が挿入され、封止用六角ナット24の六角柱状の外周を覆うようになっている。表示カバー41Bは、筒状の両端が開口されていてもよいし、封止用六角ナット24の六角柱状が挿入される筒状の一端のみが開口されていてもよい。表示カバー41Bは、樹脂や金属、ゴム等の弾性部材で形成するとよい。また、実施の形態2で説明した表示板37のように、冷媒の種類だけでなく、可燃性冷媒であることを示すマークやイニシャルを追加したり、注意事項の文言を表示したりすることも可能である。
表示カバー41Bには冷媒名である「R32」が表示されているが、表示カバー41Aと同様に「R32」を刻印で表示した刻印表示80とするとよい。刻印表示80は、表示カバー41Bの底面に表示すると表示カバー41Bを取り付けた際、見えにくくなるため、表示カバー41Bの側面手前の見えやすい位置に表示するとよい。
表示カバー41Bは、傾斜した状態で封止用六角ナット24に取り付けられることがある。冷媒チャージ用サービスポート23に水滴が結露した場合、表示カバー41B内に水が溜まる。表示カバー41B内に水が溜まり、排水されない状態が続くと、封止用六角ナット24が腐食してしまうことになりかねない。そこで、表示カバー41Bには、水抜き穴81を形成するようにしている。こうすることにより、表示カバー41B内に溜まる水を排水することができ、封止用六角ナット24の腐食を防止することができる。
ただし、表示カバー41Bの強度を考慮すると、表示カバー41Bの底面(開放面とは反対側の面)の全部を開放して水抜き穴81を構成するよりは、図18及び図19に示すように、十字状の補強部82を残し、残りを水抜き穴81とすることが望ましい。また、図19に示すように、実施の形態8で説明した連結部70を用いて表示カバー41Bを側面パネル66に取り付けるようにしてもよい。
以上のように、実施の形態9に係る室外機2によれば、封止用六角ナット24を取り外す際に作業者の操作を伴う付属部品(表示カバー41B)を備えるようにすることで、単に冷媒の種類をシール等に記載して接続バルブ周辺に貼り付ける方法よりも、使用している冷媒の種類を確実に作業者に対して認識させることができる。このため、冷媒充填作業時に、作業者による冷媒の誤封入がなくなり、安全性を高めることが可能になり、加えて空気調和装置Aの性能や品質の低下の心配がなくなる。特に、R32冷媒及びR290冷媒などの可燃性を有する冷媒を使用する際には、安全性の観点からの効果が大きく、加えて地球温暖化を抑制することに寄与する。また、封止用六角ナット24の腐食の心配もなく、長期に渡って安全性に寄与することになる。
実施の形態2〜9では、表示板36、表示板37、表示板38、表示板40、表示カバー41(表示カバー41A、表示カバー41Bを含む)、表示板42、表示カバー43の外観色についての説明を特段していない。しかしながら、冷媒により冷媒ボンベの表示色が異なるため、これらの表示板及び表示カバーの外観色は、冷媒の種類がわかりやすいように冷媒ボンベと同色とすることが好ましい。例えば、冷媒R32のボンベ表示色は水色のため、表示板及び表示カバーも水色とするとよい。
1 室内機、2 室外機、3 圧縮機、4 四方弁、5 室外熱交換器、6 流量制御装置、7 延長配管、8 液側配管接続バルブ、9 ガス側配管接続バルブ、10 配管化粧カバー、11 室内熱交換器、12 液管側配管接続ジョイント、13 ガス側配管接続ジョイント、14 駆動装置、15 室外送風モータ、16 室外ファン、17 端子台、18 室内送風モータ、19 送風ファン、20 端子台、21 据付板、22 VVFケーブル、23 冷媒チャージ用サービスポート、24 封止用六角ナット、25 真空ポンプ、26 チャージ用ホース、27 圧力計、28 弁棒六角ナット、29 六角レンチ、30 ガス管側弁棒、31 弁棒六角ナット、32 液管側弁棒、33 バルブ、34 封止用六角ナット、35 表示、36 表示板、36a 表示部、36b 突起部、36c 取付部、37 表示板、37a 表示部、37b 突起部、37c 取付部、38 表示板、38a 表示部、38b 突起部、38c 取付部、39 溝、40 表示板、40a 表示部、40b 突起部、40c 取付部、41 表示カバー、41A 表示カバー、41B 表示カバー、42 表示板、42a 表示部、42b 突起部、42c 取付部、43 表示カバー、43a 表示部、43b 延設部、44 取付部、45 冷媒配管接続口、46 屈曲部、47 突起、51 支持台、52 基台、53 電気品箱、54 筐体、55 前面意匠パネル、56 室内側駆動装置、57 吸込口、58 吹出口、59 ビス、60 断熱材、61 テープ、62 パネル、63 開口部、64 ファンガード、65 天板、66 側面パネル、67 ケーブルカバー、68 開口部、70 連結部、71 先端係止部、72 リブ、73 接続部、74 本体部、80 刻印表示、81 水抜き穴、82 補強部、A 空気調和装置。

Claims (17)

  1. 冷媒をチャージする際に取り外される封止用六角ナットにより封止される冷媒チャージ用サービスポートが設けられている冷媒配管接続バルブを備えた室外機であって、
    使用されている冷媒の種類、及び、注意文書の少なくとも1つが記載された表示部と、
    前記表示部を、前記冷媒配管接続バルブ、もしくは前記封止用六角ナットに取り付ける突起部と、を備えた
    ことを特徴とする室外機。
  2. 前記表示部は、
    前記突起部によって、前記封止用六角ナットの六角柱状となっている面の少なくとも一面に保持される
    ことを特徴とする請求項1に記載の室外機。
  3. 前記突起部にはC字状の取付部が設けられており、
    前記突起部は、
    前記取付部がその弾性力を利用して前記冷媒配管接続バルブに嵌められることで前記冷媒配管接続バルブに取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の室外機。
  4. 前記突起部にはリング形状の取付部が設けられており、
    前記突起部は、
    前記取付部が前記冷媒チャージ用サービスポートのネジ部首元に装着された状態で前記封止用六角ナットが取り付けられることで前記冷媒配管接続バルブに取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の室外機。
  5. 前記突起部にはリング形状の取付部が設けられており、
    前記突起部は、
    前記取付部が前記封止用六角ナットの六角柱状となっている部分に嵌められることで前記封止用六角ナットに取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の室外機。
  6. 前記突起部にはC字状の取付部が設けられており、
    前記封止用六角ナットの六角柱状となっている部分の少なくとも一部には溝が形成され、
    前記突起部は、
    前記取付部がその弾性力を利用して前記封止用六角ナットの前記溝に嵌められることで前記封止用六角ナットに取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の室外機。
  7. 冷媒をチャージする際に取り外される封止用六角ナットにより封止される冷媒チャージ用サービスポートが設けられている冷媒配管接続バルブを備えた室外機であって、
    使用されている冷媒の種類、及び、注意文書の少なくとも1つが記載され、前記封止用六角ナットの六角柱状となっている部分の外周を覆う筒状の表示カバーを備えた
    ことを特徴とする室外機。
  8. 前記表示カバーは、
    連結部を介して前記室外機の筐体の側面を構成する側面パネルに取り付けられる
    ことを特徴とする請求項7に記載の室外機。
  9. 前記連結部は、
    前記表示カバーと一体で作成される
    ことを特徴とする請求項8に記載の室外機。
  10. 前記連結部の前記側面パネルに取り付けられる先端部は、
    前記側面パネルの内面に当接する先端係止部と、
    前記先端係止部よりも基端側に位置し、前記側面パネルの外面に吸着するリブと、を備えている
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の室外機。
  11. 前記表示カバーは、
    底面の少なくとも一部に水抜き穴が形成されている
    ことを特徴とする請求項7〜10のいずれか一項に記載の室外機。
  12. 冷媒をチャージする際に取り外される封止用六角ナットにより封止される冷媒チャージ用サービスポートが設けられている冷媒配管接続バルブを備えた室外機であって、
    使用されている冷媒の種類、及び、注意文書の少なくとも1つが記載され、前記封止用六角ナットの六角柱状となっている部分を着脱自在に覆う表示部と、
    前記冷媒配管接続バルブの冷媒配管接続口の根本部分に取り付けられる取付部と、
    前記表示部と前記取付部とを接続する延設部と、を備えた
    ことを特徴とする室外機。
  13. 前記延設部は、
    前記表示部の一面を、前記冷媒配管接続バルブの冷媒配管接続口の方向に延設させた形状に構成されており、
    前記表示部と前記延設部とは屈曲自在に連結されている
    ことを特徴とする請求項12に記載の室外機。
  14. 前記延設部は、
    紐形状に構成されている
    ことを特徴とする請求項12に記載の室外機。
  15. 専用の道具による操作を伴うような前記封止用六角ナットを備えたものにおいて、
    前記封止用六角ナットは、
    ネジ径が1/2インチ以下の前記冷媒チャージ用サービスポートに対応しており、対辺寸法が18mm以上に構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の室外機。
  16. 前記封止用六角ナットの六角柱状となっている部分の少なくとも一面に冷媒の種類を表示する
    ことを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載の室外機。
  17. 請求項1〜16のいずれか一項に記載の室外機と、
    前記室外機に接続される室内機と、を備えた
    ことを特徴とする空気調和装置。
JP2013222901A 2013-07-24 2013-10-28 室外機及び空気調和装置 Active JP5984779B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013222901A JP5984779B2 (ja) 2013-07-24 2013-10-28 室外機及び空気調和装置
EP14829739.3A EP3026374B1 (en) 2013-07-24 2014-03-26 Outdoor unit and air conditioning device
US14/897,692 US20160131404A1 (en) 2013-07-24 2014-03-26 Outdoor unit and air-conditioning apparatus
SG11201510227UA SG11201510227UA (en) 2013-07-24 2014-03-26 Outdoor unit and air-conditioning apparatus
PCT/JP2014/058628 WO2015011952A1 (ja) 2013-07-24 2014-03-26 室外機及び空気調和装置
AU2014294470A AU2014294470B2 (en) 2013-07-24 2014-03-26 Outdoor unit and air-conditioning apparatus
CN201410246910.8A CN104344614B (zh) 2013-07-24 2014-06-05 室外机和空调装置
CN201420296695.8U CN203940672U (zh) 2013-07-24 2014-06-05 室外机和空调装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013153762 2013-07-24
JP2013153762 2013-07-24
JP2013222901A JP5984779B2 (ja) 2013-07-24 2013-10-28 室外機及び空気調和装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015042933A JP2015042933A (ja) 2015-03-05
JP2015042933A5 JP2015042933A5 (ja) 2015-08-27
JP5984779B2 true JP5984779B2 (ja) 2016-09-06

Family

ID=51859980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013222901A Active JP5984779B2 (ja) 2013-07-24 2013-10-28 室外機及び空気調和装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20160131404A1 (ja)
EP (1) EP3026374B1 (ja)
JP (1) JP5984779B2 (ja)
CN (2) CN104344614B (ja)
AU (1) AU2014294470B2 (ja)
SG (1) SG11201510227UA (ja)
WO (1) WO2015011952A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5697710B2 (ja) * 2013-04-08 2015-04-08 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置
JP5984779B2 (ja) * 2013-07-24 2016-09-06 三菱電機株式会社 室外機及び空気調和装置
EP3062044B1 (en) * 2015-01-09 2020-11-18 Mitsubishi Electric Corporation Outdoor unit and air conditioner
CN105674435B (zh) * 2016-01-25 2018-11-02 珠海格力电器股份有限公司 一种空调室外机的冷媒灌注方法
JP6915294B2 (ja) * 2017-02-15 2021-08-04 ダイキン工業株式会社 冷凍装置の室外機
CN108759207A (zh) * 2018-07-16 2018-11-06 格力电器(杭州)有限公司 管路组件、室外机及压缩机冷媒的灌注方法
EP3978822A4 (en) * 2019-05-31 2022-06-08 Mitsubishi Electric Corporation AIR CONDITIONING DEVICE
CN111023640A (zh) * 2019-11-18 2020-04-17 长春中车轨道车辆有限公司 城轨车辆空调系统制冷剂检测加注装置及加注方法
DE102022123440A1 (de) 2022-09-14 2024-03-14 Vaillant Gmbh Serviceanschluss für ein Wärmepumpengehäuse

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2824481A (en) * 1955-03-23 1958-02-25 Sidney P Johnson Stress-indicating fastener
GB2031858A (en) * 1978-09-26 1980-04-30 Lucas Industries Ltd Sealing devices for bleed screws
GB2091822B (en) * 1980-11-28 1985-07-24 Witt John Edward Seal for a brake bleed nipple
US4530421A (en) * 1984-03-07 1985-07-23 Chartwell Corporation Oil drainage and collection system
US5046645A (en) * 1988-02-19 1991-09-10 Mckesson Corporation Syphon package with mechanically attached valve
JPH0348084A (ja) * 1989-07-11 1991-03-01 Katsunori Koyama 開閉弁の表示方法
JPH06194011A (ja) * 1992-12-25 1994-07-15 Sanden Corp 冷凍回路の冷媒供給部
JP3504711B2 (ja) * 1994-03-30 2004-03-08 東芝キヤリア株式会社 スプリット形空気調和機
JPH10274454A (ja) * 1997-03-28 1998-10-13 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和装置
JPH10281598A (ja) * 1997-03-31 1998-10-23 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和機
JPH10311629A (ja) 1997-05-13 1998-11-24 Sanyo Electric Co Ltd 冷却装置
JPH10311630A (ja) * 1997-05-13 1998-11-24 Sanyo Electric Co Ltd 冷却装置
JP2000146370A (ja) * 1998-11-05 2000-05-26 Hitachi Ltd 冷凍サイクル
JP2003233319A (ja) * 2002-02-12 2003-08-22 Mitsubishi Electric Corp 冷凍空調装置の表示ラベル、及び冷凍空調装置
US20070180875A1 (en) * 2006-02-03 2007-08-09 Joseph Byrne Combination tool
JP4271208B2 (ja) * 2006-06-20 2009-06-03 株式会社東芝 衣類乾燥装置
CN101307970A (zh) * 2007-05-18 2008-11-19 乐金电子(天津)电器有限公司 空调器冷媒管加液接口及球阀结构
US20090139598A1 (en) * 2007-11-29 2009-06-04 New England Die Cutting, Inc. Cover assembly
CN202757364U (zh) * 2012-07-26 2013-02-27 重庆冰王制冷设备有限公司 冷冻冷藏机用收氟机
JP5984779B2 (ja) * 2013-07-24 2016-09-06 三菱電機株式会社 室外機及び空気調和装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015042933A (ja) 2015-03-05
US20160131404A1 (en) 2016-05-12
EP3026374B1 (en) 2021-04-21
CN203940672U (zh) 2014-11-12
WO2015011952A1 (ja) 2015-01-29
SG11201510227UA (en) 2016-02-26
EP3026374A1 (en) 2016-06-01
CN104344614A (zh) 2015-02-11
AU2014294470A1 (en) 2016-01-28
AU2014294470B2 (en) 2016-07-14
EP3026374A4 (en) 2017-06-07
CN104344614B (zh) 2017-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5984779B2 (ja) 室外機及び空気調和装置
JP5968281B2 (ja) 室外ユニット及び空気調和機
CN210107793U (zh) 具有易燃制冷剂的加热、通风、空调和制冷hvacr系统或系统
CN106766433A (zh) 制冷循环装置
WO2016110998A1 (ja) 室外機及び空気調和装置
AU2014300308B2 (en) Air-conditioning apparatus
CN110446898B (zh) 空调装置
WO2017018494A1 (ja) 冷凍装置
JPH10300249A (ja) 冷凍サイクル装置
JPH1130458A (ja) 空調機及びその使用方法
JPWO2019069442A1 (ja) 空気調和装置の室内機及び空気調和装置
JP6915294B2 (ja) 冷凍装置の室外機
JP2000146370A (ja) 冷凍サイクル
JP2000146371A (ja) 冷凍サイクル
JP2007255760A (ja) 空気調和装置
JPH11337235A (ja) 空気調和機の室外機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150708

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160802

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5984779

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250