JP2000146370A - 冷凍サイクル - Google Patents

冷凍サイクル

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JP2000146370A
JP2000146370A JP10314321A JP31432198A JP2000146370A JP 2000146370 A JP2000146370 A JP 2000146370A JP 10314321 A JP10314321 A JP 10314321A JP 31432198 A JP31432198 A JP 31432198A JP 2000146370 A JP2000146370 A JP 2000146370A
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JP
Japan
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refrigerant
compressor
refrigerator
refrigerant recovery
recovered
Prior art date
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JP10314321A
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English (en)
Inventor
Tadashi Iizuka
董 飯塚
Toshiaki Yamanaka
敏昭 山中
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】冷蔵庫廃棄時に冷凍サイクル内の冷媒(HC冷
媒)を全て回収することが必要であるが、HC冷媒の場
合、冷凍機油に溶け込んでしまう為にその回収が難しか
った。 【解決手段】圧縮機,凝縮器,キャピラリチューブおよ
び蒸発器を直列回路で構成し、その回路内にハイドロカ
ーボン冷媒、及び冷凍機油を封入した冷凍サイクルに於
いて、冷凍サイクル内の冷媒及び冷凍機油を確実に抜き
とることが出来るように上記圧縮機下部に冷媒回収パイ
プを設けるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はHC冷媒を用いて構
成する冷蔵庫等の冷凍サイクルの冷媒回収に係わる発明
である。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫等の冷凍サイクルに使用されてい
るCFC(クロロハイドロカーボン)−12あるいはH
CFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)−22など
の塩素原子を含んだ冷媒については、オゾン層保護の目
的で既に使用禁止または使用量の規制が定められてい
る。
【0003】一方、代替冷媒として使用しているHFC
(ハイドロフルオロカーボン)−134aはオゾン層破壊能力
はないが、地球温暖化係数が大きく、地球環境保護の観
点から、使用の継続は望ましくない。オゾン層破壊能力
が無く、地球温暖化係数の小さい代替冷媒としては、H
C(ハイドロカーボン)系の冷媒が考えられるが、HC
系冷媒は可燃性が強く、一定濃度の雰囲気では爆発の危
険性がある。その為に前記HC系冷媒を使用した冷蔵庫
については、製品の回収時に於いて、冷凍サイクル中の
HC系冷媒を確実に回収し、且つ、他の回収冷媒との混
合を避けなければならない。
【0004】HC系冷媒についての回収効率を向上する
為の公知例は見当たらないが、冷蔵庫等の冷凍サイクル
より冷媒を回収する発明の公知例としては特開平6−257
898号公報がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】冷蔵庫等の冷凍サイク
ルに使用するCFC及びHFC等の冷媒は地球環境保護
の立場から、HC系冷媒は爆発事故防止等の保安上の観
点から、いずれも製品廃棄時に冷媒を回収し、分解処理
を実施する必要がある。
【0006】特にHC(ハイドロカーボン)冷媒の場
合、先に記述した理由により、その取り扱いには注意を
する必要がある。従って、回収時には確実に冷媒を抜き
取る必要があった。この為には従来の冷蔵庫用圧縮機等
と違って冷凍機油までも確実に抜き取る必要があった。
何故ならば上記HC冷媒は冷凍機油との相溶性が良い為
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
消するためになされたものである。
【0008】即ち、圧縮機,凝縮器,キャピラリチュー
ブおよび蒸発器を直列閉回路とし、その回路内にハイド
ロカーボン及び冷凍機油を封入した冷凍サイクルに於い
て、該圧縮機の下部に冷媒回収部を設け冷凍サイクル内
の冷媒及び冷凍機油をその冷媒回収部より抜き取るよう
にしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図に示す一
実施例で説明する。
【0010】図1は冷蔵庫等の冷凍サイクルの冷媒回収
構成の説明図。図2は冷媒回収構成の要部説明図。図3
は図2とは異なる実施例を示す図である。
【0011】図1に於いて、1は圧縮機、2は凝縮器、
3はキャピラリチューブ、4は蒸発器であり、これら
1,2,3,4は冷蔵庫の冷凍サイクルを構成してい
る。冷凍サイクル中の冷媒は冷蔵庫運転中は凝縮器4と
蒸発器2に集中し、冷蔵庫の停止中は低温,低圧の蒸発
器2に集中する。しかし、製品廃棄時の様に冷蔵庫の停
止状態が継続されると停止初期に蒸発器2にあった液冷
媒は蒸発し圧縮機1の冷凍機油に溶解し、圧縮機1に比
較的多量に存在する。5は専用の冷媒回収パイプ6等か
ら成る冷媒回収部であり、該回収部5は圧縮機1の下部
から出た冷媒回収パイプ6と冷媒回収時取り付けられる
弁7とからなっている。
【0012】8は冷媒回収タンク部であり、該回収タン
ク部8はタンク9と弁10からなっている。タンク9は
図示されていないが冷凍サイクル内の冷媒をタンク9内
に吸引するために真空ポンプと接続できるようになって
いる。11は接続パイプであり、該接続パイプ11は上
記弁7と冷媒回収タンク部の弁10とをつなぐために設
けられたものである。ここで、上記弁7およびタンク
9,弁10、及び接続パイプ11は最初から取付ける必
要がなく、冷媒回収時に取付けるものである。
【0013】換言すると、冷媒回収パイプ6が予め圧縮
機1の下部に取付けられていると云うことである。尚こ
の冷媒回収パイプ6の圧縮機1に対する取付位置は、冷
凍機油に溶解した冷媒が回収しやすい位置に設けられ
る。
【0014】また、冷媒回収部5を構成する冷媒回収パ
イプ6は冷蔵庫の使用冷媒に合わせて製造時に着色等さ
れ、例えばCFC冷媒を使用しているものでは青色、H
C冷媒を使用しているものでは赤色というように色分け
している。この色は冷媒回収タンク部8に施されている
色と同じものである。即ち冷媒回収タンク部8がCFC冷
媒を青色、HC冷媒用を赤色で色分けした時には、先の
冷媒回収パイプ6の色(識別表示)は、この色に合され
るものである。
【0015】これにより、冷媒回収時にはタンク9の内
部を真空にして、冷媒回収部5と冷媒回収タンク部8と
が同色であることを確認して接続パイプ11を接ぎ、冷
媒回収を行う。この場合接続パイプ11内の空気を除く
ためのエアパージを行うことはいうまでもない。
【0016】上述の如く冷媒回収部5の色を冷媒回収の
際に使用する冷媒回収タンク部8の色に合わせ塗布し、
冷媒回収部5と冷媒回収タンク部8とが同色で冷媒回収
を行うようにすることにより、タンク9にCFC冷媒と
HC冷媒が混合するという問題を解消できるものであ
る。
【0017】上記色合せの他に冷媒名を刻印した表示ラ
ベル(識別表示)を、冷媒回収部5と冷媒回収タンク部
に貼り付けておくようにすることも出来るものである。
即ち図2に示す如く、冷媒回収部5に冷凍サイクルに封
入されている冷媒、例えばプロパンの場合はR−290
の刻印12,12aを施し、冷媒回収に際しては、冷媒
回収タンク部8の弁10にR−290の刻印13を施し
たものを用意することによって、CFC冷媒とHC冷媒
の分別を容易に出来るようにしたものである。尚、刻印
の場所は弁10に限定せず、タンク9に刻印14をする
ことも可能である。この様にすることによって、タンク
9にCFC冷媒とHC冷媒が混合してしまうという問題
を解消できるものである。
【0018】図3に示すものは図2に示す冷媒回収パイ
プ6を圧縮機1の底部に設けた例を示すものである。
【0019】冷媒回収パイプ6の管径が細く刻印或いは
表示ラベル15を施しにくい時には、図3の如く、その
近傍に、この表示ラベル15(色分け,刻印相当)を貼
っても同様の効果は得られるものである。又上記HC冷
媒は、CFCやHFCに比較し、冷凍機油に良く溶け
る。従って、HC冷媒の回収を行う際には、冷凍機油も
同時に回収する必要がある。この為、本発明に於いて
は、上記冷凍機油が溜る圧縮機1の底部に冷媒回収部5
たる冷媒回収パイプ6を設けたものである。
【0020】こうすることにより、冷凍サイクル内の冷
媒は勿論冷凍機油に溶け込んだ冷媒を確実に回収するこ
とが出来るものである。このことを更に詳説するなら
ば、この種HC冷媒を使用した時の冷凍機油としては、
鉱油若しくはアルキルベンゼンが使われる。この冷凍機
油は安くて相溶性があり、入手が容易というメリットが
あるものの、HC冷媒とは極性が同じため相溶性が高い
という欠陥もある。
【0021】換言すると冷媒回収時には冷凍機油を確実
に抜き取る必要があると云うことである。
【0022】この手段として本発明に於いては、冷媒回
収部5たる冷媒回収パイプ6を圧縮機1の底部(下部を
含む)に設ける様にしたものである。
【0023】この他、本発明に於いては上記冷媒回収パ
イプ6の先端の一方を、圧縮機内面と略同一面としてい
るものである。
【0024】こうすることにより、圧縮機1内に溜って
いる油は冷媒回収パイプ6に邪魔されることなく完全に
抜き取ることが出来るものである。
【0025】尚上記実施例に於いては冷媒回収パイプ6
をサイクル配管とは別に取付けた例で説明したが、圧縮
機と凝縮器、或いは蒸発器を結ぶ既存の配管に、この役
目を果させることも可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上説明した如く、圧縮機,凝
縮器,キャピラリチューブ及び蒸発器を直列回路で構成
し、その回路内に、ハイドロカーボン及び冷凍機油を封
入した冷凍サイクルに於いて、該圧縮機の下部に冷媒回
収部を設け、その冷媒回収部より冷凍サイクル内の冷媒
及び冷凍機油を確実に抜きとるようにしたので、廃棄冷
蔵庫等が、何らかの都合で火気に接近したとしても爆発
の危険がなくなるものである。
【0027】又、冷凍機油自体も確実に抜き取られるの
で、放置時冷凍機油が周囲に流出し、回りを汚染するこ
とがなく両者(冷媒と廃棄冷蔵庫等)を再成に回すこと
が出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵庫の冷凍サイクルの冷媒回収構成
の説明図。
【図2】本発明の冷媒回収構成の要部説明図。
【図3】図2とは異なる冷媒回収構成の実施例を示す図
である。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…凝縮器、3…キャピラリチューブ、4
…蒸発器、5…冷媒回収部、6…冷媒回収パイプ、7…
封止部、8…冷媒回収タンク部、9…タンク、10…
弁、11…接続パイプ、12,13,14…刻印、15
…表示ラベル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機,凝縮器,キャピラリチューブおよ
    び蒸発器を直列閉回路で構成し、その回路内にハイドロ
    カーボン冷媒及び冷凍機油を封入した冷凍サイクルに於
    いて、該圧縮機の下部に冷媒回収部を設け、冷凍サイク
    ル内の冷媒及び冷凍機油をその冷媒回収部より、抜きと
    るようにしたことを特徴とする冷凍サイクル。
JP10314321A 1998-11-05 1998-11-05 冷凍サイクル Pending JP2000146370A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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