JP5984648B2 - クリアランス計測システム及びクリアランス計測方法 - Google Patents
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Description
(ガスタービン1の概略構成)
図1は、実施形態1に係る初期クリアランス装置が設置されたガスタービンの概略構成図である。以下、図1を参照しながら、実施形態1に係るガスタービン1の構造の概略について説明する。
次に、図1を参照しながら、ガスタービン1の動作の概略を説明する。
図2−1は、初期クリアランス計測装置の全体外観図であり、図2−2は、初期クリアランス計測装置の先端部分の断面図であり、そして、図2−3は、初期クリアランス計測装置の球体がターニング運転中の動翼の先端と接触した状態を示す図である。図2−1〜2−3を参照しながら、実施形態1の初期クリアランス計測装置31の構造について説明する。
図3は、実施形態1に係る初期クリアランス計測装置がガスタービンのケーシングに設置された状態を示す図であり、図4は、実施形態1の変位計によって計測された各動翼の変位量を示す図である。図3及び図4を参照しながら、初期クリアランスの計測方法について説明する。
実施形態2に係る初期クリアランス計測装置31の構造について、実施形態1に係る初期クリアランス計測装置31と相違する点を中心に説明する。なお、実施形態2に係る初期クリアランス計測装置31による計測方法は、実施形態1に係る初期クリアランス計測装置31による計測方法と同様である。
図5−1は、初期クリアランス計測装置の検出側部分の構造のうち、球体支持体の第2の段部の内径が球体の直径よりも大きく、球体の外表面から第2の段部の内面まで間隙を有する構造を示す図であり、図5−2は、初期クリアランス計測装置の球体が動翼の先端と接触した場合に発生する計測誤差を示す図である。図6−1は、実施形態2の初期クリアランス計測装置の接触子の構成を示す図であり、図6−2は、初期クリアランス計測装置の球体が動翼の先端と接触した状態を示す図である。図5−1、5−2、6−1及び6−2を参照しながら、実施形態2に係る初期クリアランス計測装置31の構造について説明する。
実施形態3に係る初期クリアランス計測装置31及び計測方法について、実施形態1に係る初期クリアランス計測装置31及び計測方法と相違する点を中心に説明する。
図7−1は、実施形態3の穴径調整機構による球体の出代の調整を示す図であり、図7−2は、実施形態3の穴調整機構によって球体の出代を最大に調整した状態を示す図である。図7を参照しながら、実施形態3に係る初期クリアランス計測装置31の構造について説明する。
図8−1は、実施形態3の穴径調整機構の構造の例を示す図であり、図8−2は、実施形態3の穴径調整機構の羽根体を示す図であり、図8−3は、実施形態3の穴径調整機構の穴径調整リングを示す図であり、そして、図8−4は、実施形態3の穴径調整機構の球体支持調整穴の径を調整した状態を示す図である。以下、図8−1〜8−4を参照しながら、穴径調整機構38の構造の例について説明する。
図9は、実施形態3に係る初期クリアランスの計測方法を示すフローチャートである。以下、図9を参照しながら、初期クリアランスの計測方法について説明する。
まず、初期クリアランスを測定しようとする作業者は、ガスタービン1に対してターニング運転を開始させる。そして、ステップS2へ進む。
作業者は、初期クリアランス計測装置31を、その長手方向の検出側から、ケーシング11の計測用開口部21に挿入し、初期クリアランス計測装置31の計測装置支持体37の支持面37cが、フランジ部22の計測装置支持面22bと当接するまで押し込む。そして、ステップS3へ進む。
作業者は、変位計33によってすべての動翼15が球体35に接触して、当該球体35の変位が検出されたか否かを確認する。その確認の結果、検出された場合は、ステップS4へ進み、一部の動翼15について球体35の変位が検出されない、あるいは、すべての動翼15について球体35の変位が検出されない場合は、ステップS5へ進む。
変位計33は、検出した球体35の変位情報を、通信線52を介して、演算部51に送信する。演算部51は、既知である初期クリアランス計測装置31のガス通路17への延出部分の長さ、及び、変位計33から受信した変位情報に基づいて、各動翼15の先端と、ケーシング内壁面23との初期クリアランスを算出し、当該初期クリアランスを記憶する。以上の手順により、初期クリアランス計測装置31を挿入した計測用開口部21における初期クリアランスの計測が実施される。
作業者は、初期クリアランス計測装置31を計測用開口部21から引き抜き、穴径調整機構38の穴径調整リング38dを回転させることによって、球体支持調整穴38gを拡径させ、球体35の出代を大きくする。そして、作業者は、再度、初期クリアランス計測装置31を計測用開口部21に挿入する。そして、ステップS3へ戻る。
実施形態4に係る初期クリアランス計測装置31の構造について、実施形態1に係る初期クリアランス計測装置31と相違する点を中心に説明する。また、実施形態4に係る初期クリアランス計測装置31による計測方法について、図9に示す実施形態3に係る初期クリアランス計測装置31による計測方法と相違する点を中心に説明する。
図10は、実施形態4に係る初期クリアランス計測装置の要部断面図である。以下、図10を参照しながら、実施形態4に係る初期クリアランス計測装置31の構造について説明する。
次に、実施形態3の図9を参照しながら、実施形態4の初期クリアランスの計測方法について、実施形態3と相違する点を中心に説明する。
作業者は、初期クリアランス計測装置31の計測装置筐体32の通信側の端部から突出した調整機構筐体39の通信側の部分を回転させることによって、調整機構筐体39を検出側に移動させて、球体35の検出側の頂部を動翼15の先端に近づける。そして、ステップS3へ戻る。
実施形態5に係る初期クリアランス計測装置31による計測方法について、実施形態3に係る初期クリアランス計測装置31による計測方法1と相違する点を中心に説明する。なお、実施形態5に係る初期クリアランス計測装置31の構造は、実施形態1に係る初期クリアランス計測装置31と同様である。
図11−1は、実施形態5に係る初期クリアランス計測装置においてシムを設置した状態の要部断面図であり、図11−2は、実施形態5に係る初期クリアランス計測装置においてシムを除去した状態の要部断面図である。図11−1及び11−2、並びに、実施形態3の図9を参照しながら、実施形態5の初期クリアランスの計測方法について、実施形態3と相違する点を中心に説明する。
作業者は、図11−1に示すように計測装置支持体37内の支持面37cの内面に当接するように、円形リング形状のシム40を設置する。次に、作業者は、シム40が設置された計測装置支持体37を、挿通穴37bに第2の段部36eを挿通させ、シム40の通信側の端面が第1の段部36dの検出側の端面に当接するまで、嵌合部36bと嵌合部37aとを嵌合させ、球体支持体36に連結させる。このような操作によって、計測装置支持体37の支持面37cが、シム40の厚さ分だけ検出側に移動することになる。そして、作業者は、初期クリアランス計測装置31を、その長手方向の検出側から、ケーシング11の計測用開口部21に挿入し、初期クリアランス計測装置31の計測装置支持体37の支持面37cが、フランジ部22の計測装置支持面22bと当接するまで押し込む。そして、ステップS3へ進む。
作業者は、初期クリアランス計測装置31を計測用開口部21から引き抜き、計測装置支持体37を球体支持体36から取り外す。次に、作業者は、計測装置支持体37に設置したシム40を取り除き、シム40より薄いシムを計測装置支持体37に設置する。そして、作業者は、再び、計測装置支持体37を、挿通穴37bに第2の段部36eを挿通させ、交換したシムの通信側の端面が第1の段部36dの検出側の端面に当接するまで、嵌合部36bと嵌合部37aとを嵌合させ、球体支持体36に連結させる。あるいは、作業者は、計測装置支持体37に前回設置したシムを取り除いて、計測装置支持体37を球体支持体36に連結させる(図11−2参照)。そして、作業者は、再度、初期クリアランス計測装置31を計測用開口部21に挿入する。これによって、初期クリアランス計測装置31のガス通路17への延出部分の長さを長くすることができる。そして、ステップS3へ戻る。
実施形態6に係る初期クリアランス計測装置31の構造について、実施形態4に係る初期クリアランス計測装置31と相違する点を中心に説明する。また、実施形態6に係る初期クリアランス計測装置31による計測方法について、図9に示す実施形態3に係る初期クリアランス計測装置31による計測方法と相違する点を中心に説明する。
図12は、実施形態6に係る初期クリアランス計測装置の要部断面図である。以下、図12を参照しながら、実施形態6に係る初期クリアランス計測装置31の構造について説明する。
次に、実施形態3の図9を参照しながら、実施形態6の初期クリアランスの計測方法について、実施形態3と相違する点を中心に説明する。
作業者は、圧力検出計41及び感圧素子41bによってすべての動翼15が球体35に接触したか否かを確認する。その確認の結果、検出された場合は、ステップS4へ進み、一部の動翼15について球体35との接触が検出されない、あるいは、すべての動翼15について球体35との接触が検出されない場合は、ステップS5へ進む。
感圧素子41bは、球体35が動翼15の先端に接触することによって、当該球体35から圧力を受けたことを検出し、その検出情報を、感圧素子接続線41aを介して圧力検出計41に送信する。圧力検出計41は、受信した検出情報を、通信線52を介して、演算部51に送信する。演算部51は、当該検出情報を受信すると、既知である最初の初期クリアランス計測装置31の延出部分の長さ及び調整機構筐体39の通信側の外側面に刻まれた目盛によって計測した調整機構筐体39の検出側への移動量に基づいて、初期クリアランスを算出し、当該初期クリアランスを記憶する。この場合、圧力検出計41及び感圧素子41bは、球体35から圧力を受けたか否かのみを検出するものであり、球体35の変位を検出することはできない。したがって、演算部51によって算出される初期クリアランスは、各動翼15の先端と、ケーシング内壁面23とのクリアランスの概算値となる。上述した手順により、初期クリアランス計測装置31を挿入した計測用開口部21における初期クリアランスの計測が実施される。
作業者は、初期クリアランス計測装置31の計測装置筐体32の通信側の端部から突出した調整機構筐体39の通信側の部分を回転させることによって、調整機構筐体39を検出側に移動させて、球体35の検出側の頂部を動翼15の先端に近づける。また、作業者は、調整機構筐体39の通信側の外側面に刻まれた目盛によって、調整機構筐体39の検出側への移動量を計測し、演算部51に入力する。当該移動量の演算部51への入力は、例えば、演算部51に操作部が接続されており、作業者が当該操作部を操作することによって実施されるものとすればよい。そして、ステップS3へ戻る。
実施形態7に係る初期クリアランス計測装置31の構造について、実施形態4に係る初期クリアランス計測装置31と相違する点を中心に説明する。また、実施形態7に係る初期クリアランス計測装置31による計測方法について、図9に示す実施形態3に係る初期クリアランス計測装置31による計測方法と相違する点を中心に説明する。
図13−1は、実施形態7に係る初期クリアランス計測装置の要部断面図であり、図13−2は、実施形態7に係る初期クリアランス計測装置の動作説明図である。図13−1及び13−2を参照しながら、実施形態7に係る初期クリアランス計測装置31の構造について説明する。
次に、図13−1及び13−2、並びに、実施形態3の図9を参照しながら、実施形態7の初期クリアランスの計測方法について、実施形態3と相違する点を中心に説明する。
作業者は、通電検出計42及び薄板42b、42cによってすべての動翼15が薄板42bに接触したか否かを確認する。その確認の結果、検出された場合は、ステップS4へ進み、一部の動翼15について薄板42bとの接触が検出されない、あるいは、すべての動翼15について薄板42bとの接触が検出されない場合は、ステップS5へ進む。
薄板42bは、図13−2に示すように、動翼15の先端と接触すると、先端が薄板42c側に移動して、薄板42cと接触する。薄板42bと薄板42cとが接触すると、2本の接続線42aの間で、薄板42b、42cを介して電流が流れ、その通電状態は、通電検出計42によって検出される。通電検出計42は、2本の接続線42aの間の通電を検出すると、当該検出情報を、通信線52を介して、演算部51に送信する。演算部51は、当該検出情報を受信すると、既知である最初の初期クリアランス計測装置31の延出部分の長さ、及び、調整機構筐体39の通信側の外側面に刻まれた目盛によって計測した調整機構筐体39の検出側への移動量に基づいて、初期クリアランスを算出し、当該初期クリアランスを記憶する。この場合、通電検出計42及び薄板42b、42cは、薄板42bと動翼15との接触のみを検出するものであり、薄板42b、42cの変位を検出することはできない。したがって、演算部51によって算出される初期クリアランスは、各動翼15の先端と、ケーシング内壁面23とのクリアランスの概算値となる。上述した手順により、初期クリアランス計測装置31を挿入した計測用開口部21における初期クリアランスが計測される。
作業者は、初期クリアランス計測装置31の計測装置筐体32の通信側の端部から突出した調整機構筐体39の通信側の部分を回転させることによって、調整機構筐体39を検出側に移動させて、薄板42bの検出側の頂部を動翼15の先端に近づける。また、作業者は、調整機構筐体39の通信側の外側面に刻まれた目盛によって、調整機構筐体39の検出側への移動量を計測し、演算部51に入力する。当該移動量の演算部51への入力は、例えば、当該演算部51に操作部が接続されており、作業者が当該操作部を操作することによって実施されるものとすればよい。そして、ステップS3へ戻る。
実施形態8に係る初期クリアランス計測装置31及び計測方法について、実施形態1に係る初期クリアランス計測装置31及び計測方法と相違する点を中心に説明する。
図14は、実施形態8に係る初期クリアランス計測装置の要部断面図である。以下、図14を参照しながら、実施形態8に係る初期クリアランス計測装置31の構造について説明する。
次に、初期クリアランスの計測方法について説明する。
11 ケーシング
12 ロータ
13 軸受
14 ロータディスク
15 動翼
16 静翼
17 ガス通路
18 燃焼器
19 排出口
21 計測用開口部
21a 開口部内壁面
22 フランジ部
22a フランジ部内壁面
22b 計測装置支持面
23 ケーシング内壁面
31 初期クリアランス計測装置
32 計測装置筐体
32a 嵌合部
32b 段部
32c、32d 嵌合部
33 変位計
33a 接触子ロッド
33b、33c 接触子
34 変位計支持体
34a、34b 嵌合部
35 球体
35a 円柱体
36 球体支持体
36a、36b 嵌合部
36c 球体支持穴
36d 第1の段部
36e 第2の段部
36f 支点ピン
37 計測装置支持体
37a 嵌合部
37b 挿通穴
37c 支持面
38 穴径調整機構
38a 羽根体
38b 長穴
38c 支点ピン穴
38d 穴径調整リング
38e ピン
38f リング穴
38g 球体支持調整穴
39 調整機構筐体
39a 支持部
39b 嵌合部
39c 球体支持穴
39d 薄板支持穴
40 シム
41 圧力検出計
41a 感圧素子接続線
41b 感圧素子
42 通電検出計
42a 接続線
42b、42c 薄板
42d 薄板支持体
43 円柱体支持体
43a 嵌合部
43b 円柱体支持穴
43c 段部
51 演算部
52 通信線
E 誤差
F 力
L1、L2 変位
P1、P2 出代
Claims (9)
- タービン内に回転自在に支持されたロータの外周に、その周方向に沿って複数並設されて固定された動翼の先端と、前記タービンのケーシングの内壁面とのクリアランスを計測するクリアランス計測システムであって、
筒形状を呈した筐体と、
該筐体内に配置された本体と、該本体の検出側部分から前記筐体の軸心方向に延出したロッドと、該ロッドの先端に取り付けられた接触子とを有した変位計と、
筒形状を呈し、検出側の端面に、前記ロッドの軸心線が中心と交わる円形の支持穴が形成され、前記動翼と接触させる球体を前記支持穴によって支持し、前記筐体に連結される支持体と、
前記変位計と通信可能に接続され、作動流体によって前記動翼及び前記ロータが回転する通常運転よりも低速で該ロータを回転させるターニング運転時のクリアランスである初期クリアランスを計測する演算部と、
を備え、
前記接触子の検出側部分は、前記球体と点接触し、
前記球体は、前記支持体の検出側の前記端面の前記支持穴から一部が凸状に露出した出代を有し、
前記変位計は、前記ターニング運転時に、前記動翼の先端が、前記球体の前記出代の部分に点接触して、該球体が前記接触子側に押し込まれることによって前記接触子の変位を検出し、
前記演算部は、前記変位計から受信した前記変位に基づいて、前記動翼に対応する前記初期クリアランスを求めることを特徴とするクリアランス計測システム。 - 前記演算部は、前記筐体及び前記支持体が、前記ケーシングの外壁面から前記動翼が配置された作動流体通路まで貫通して形成された計測用開口部に設置されている状態における前記内壁面から前記球体の検出側の頂部までの長さと、前記変位とに基づいて、前記初期クリアランスを算出する、請求項1に記載のクリアランス計測システム。
- 前記接触子は、検出側の端面が前記ロッドの軸心方向に垂直な平面を呈し、該平面が前記球体と点接触した、請求項1又は2に記載のクリアランス計測システム。
- 前記支持体は、前記支持穴が形成された前記端面の内面側に設置された穴径調整機構を有し、
該穴径調製機構は、リング形状を呈し、穴径を調整可能とする中央に形成された調整穴を有し、該調整穴の周縁部に当接した状態で前記球体を支持し、該調整穴の径を調整することによって、前記球体の前記出代を調整する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のクリアランス計測システム。 - 前記筐体は、円筒形状を呈し、外側面の検出側部分が縮径して形成された段部を有し、
該段部は、内面にネジが切られて形成された段部嵌合部を有し、
前記支持体は、前記筐体の内径よりも小さい外径である円筒形状を呈し、内部に前記変位計を支持し、外側面の所定範囲にネジが切られて形成された支持体嵌合部を有し、該支持体嵌合部と前記段部嵌合部とが嵌合することによって前記筐体に連結され、回転することによって前記筐体に対して該筐体の軸心方向に移動可能である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のクリアランス計測システム。 - タービン内に回転自在に支持されたロータの外周に、その周方向に沿って複数並設されて固定された動翼の先端と、前記タービンのケーシングの内壁面とのクリアランスを計測するクリアランス計測方法であって、
前記動翼が流体の圧力を受けることによって前記ロータが回転する通常運転よりも低速で前記ロータを回転させるターニング運転を開始させるステップと、
筒形状の筐体と、該筐体内に配置された本体、該本体の検出側部分から前記筐体の軸心方向に延出したロッド、及び該ロッドの先端に取り付けられた接触子を有する変位計と、筒形状を呈し、検出側の端面に、前記ロッドの軸心線が中心と交わる円形の支持穴が形成され、前記動翼と接触させる球体を前記支持穴によって支持し、前記筐体に連結される支持体とを備えたクリアランス計測装置を、前記ケーシングの外壁面から動翼が配置された作動流体通路まで貫通して形成された計測用開口部に挿入して設置するステップと、
前記接触子の検出側部分と点接触し、前記支持体の検出側の前記端面の前記支持穴から一部が凸状に露出した出代を有した前記球体に、前記動翼の先端が点接触して、前記球体が前記接触子側に押し込まれることによる前記接触子の変位を検出するステップと、
前記接触子の前記変位に基づいて、前記ターニング運転時のクリアランスである初期クリアランスを計測するステップと
を有したことを特徴とするクリアランス計測方法。 - 前記変位を検出するステップにおいて、前記クリアランス計測装置が挿入された前記計測用開口部に対応するすべての前記動翼について、前記接触子の前記変位が検出できなかった場合、前記球体の前記出代を調製するステップを有した、請求項6に記載のクリアランス計測方法。
- 前記変位を検出するステップにおいて、前記クリアランス計測装置が挿入された前記計測用開口部に対応するすべての前記動翼について、前記接触子の前記変位が検出できなかった場合、前記計測用開口部に支持された前記筐体に対して前記支持体を検出側に移動させるステップを有した、請求項6に記載のクリアランス計測方法。
- 前記クリアランス計測装置を前記計測用開口部に挿入して設置するステップにおいて、筒形状を呈し、検出側の端面の内面側に円形リング形状のシムを当接して設置し、かつ、該シムの検出側とは反対側の端面が前記支持体に当接した状態で、該支持体の検出側に連結された計測装置支持体の検出側の端面を、前記計測用開口部内の前記作動流体通路側に形成されたフランジ部に当接させ、
前記変位を検出するステップにおいて、前記クリアランス計測装置が挿入された前記計測用開口部に対応するすべての前記動翼について、前記接触子の変位が検出できなかった場合に、前記クリアランス計測装置を前記計測用開口部から抜き出し、前記計測装置支持体に設置された前記シムを除去し、又は、該シムよりも薄いシムを設置して、再度、前記計測装置支持体を前記支持体に連結し、前記クリアランス計測装置を前記計測用開口部に挿入して設置するステップを有した、請求項6に記載のクリアランス計測方法。
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