JP6742846B2 - ポジションゲージ、芯出し装置及び芯出し方法 - Google Patents

ポジションゲージ、芯出し装置及び芯出し方法 Download PDF

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Description

本発明は、ポジションゲージ、芯出し装置、及び芯出し方法に関し、例えば、互いに連結させる一対の回転軸の芯出しに用いられるポジションゲージ、芯出し装置及び芯出し方法に関する。
エンジンを備えた供試体にダイナモメータを接続し、エンジンの各種特性を計測するエンジン試験装置(エンジンベンチ)が利用されている。この種のエンジン試験装置では、エンジン試験装置を構成するダイナモメータの回転軸に、エンジンの出力軸(回転軸)を芯出してセットすることが行われており、高度な試験を行うエンジン試験装置では、高精度な芯出しが要求される。このような要求に対応する技術として、特許文献1には、エンジン試験装置の回転軸に、エンジンの出力軸(回転軸)を正確に芯出してセットする軸連結補助装置が提案されている。ここで、図12を参照しながら、特許文献1に記載された軸連結補助装置について簡単に説明する。尚、図12は、従来技術の軸連結補助装置の構成を示した模式図である。
図示するように、軸連結補助装置100は、エンジン200の回転軸(出力軸)204に取り付けられたスプライン軸207に対し同心状に配置された芯出しリング122と、ダイナモメータの回転軸(図示せず)に取り付けられたスプライン軸311を中心にして4等配で配置された4本の芯出しピン123とを備えている。各芯出しピン123は、エアシリンダ124により支持されており、エアシリンダ124により、図中の左右方向を移動できるようになっている。尚、スプライン軸311は、軸支持体112に取り付けられている。この軸支持体112は、エアシリンダ113のピストンロッド113aの先端に連結されており、図中の左右方向に移動可能になっている。
上記の軸連結補助装置100の芯出しでは、先ず、エアシリンダ124により4本の芯出しピン123を突出させ、次に、エアシリンダ113によりエンジン200側に軸支持体112を移動させる。この動作の結果、スプライン軸207の軸芯CL1と、スプライン軸311の軸芯CL2とが一致している場合には、全ての芯出しピン123が、芯出しリング122の外周面に係合(接触)する。一方、スプライン軸207の軸芯CL1と、スプライン軸311の軸芯CL2とが一致していない場合には、4本の芯出しピン123のうち、いずれかの芯出しピン123の円錐部の傾斜面が芯出しリング122の先端面の外周縁に接触して、軸芯のズレが解消されるようになっている。尚、軸連結補助装置100は、芯出しピン123に設けられた近接センサ125により、4本の芯出しピン123が芯出しリング122の外周面に係合したことを検知できるようになっている。
そして、軸連結補助装置100は、4本の芯出しピン123が全て芯出しリング122の外周面に係合したと検知されると、その後、スプライン軸207をスプライン軸311に挿入して、エンジン200の回転軸204と、ダイナモメータの回転軸(図示せず)とを連結させる。
特許第5556402号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の軸連結補助装置100は、複数のエアシリンダやセンサ等の各機器と、これらの機器を制御するための制御機構が必要になっており、装置が大がかりになり過ぎるという技術的課題を有している。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、大がかりな装置を設けることなく、互いに連結しようとする一対の回転軸の芯出し作業を行うことができるポジションゲージ、当該ポジションゲージを備えた芯出し装置、及び芯出し方法を提供することにある。
上記技術的課題を解決するためになされた本発明は、円柱状に形成された本体部を備えたポジションゲージであって、前記本体部の他端部に、前記本体部と同軸であり且つ該本体部よりも小径な先端凸部が突出しており、前記本体部の外周側面には、その一端部から他端部まで螺旋状に延びる所定ピッチの螺旋溝と、該一端部から他端部まで軸方向に延びる複数の縦溝とが形成され、前記複数の縦溝は、周方向に沿って等間隔で配置されていると共に、複数のうちの一の縦溝が視認可能な基準溝になっており、前記螺旋溝は、前記本体部の一端部の基準溝の位置が始点となり該本体部の他端部に向けて螺旋状に延設されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、位置決めされて設置されている専用治具に対して、当該専用治具と相対向するように設置された対象物を正確な位置に位置合わせすることができる。例えば、専用治具が、エンジン試験装置の回転軸の軸芯に位置合わせされ、且つ一方に平板状の基準面を備え、その基準面にポジションゲージが挿通されるゲージ孔が複数穿設されているものとする。また、対象物が「エンジンに定位置で固定されるマウント部材」であり、複数のゲージ孔に対応するピン孔が複数穿設されているものとする。この場合、複数のポジションゲージを用意して、専用治具の各ゲージ孔に、それぞれ、ポジションゲージを挿入する共に、マウント部材の対応する各ピン孔にポジションゲージの先端凸部を挿入することで、専用治具の各ゲージ孔と、マウント部材のピン孔とを位置合わせすることができ、エンジン試験装置の回転軸に、エンジンに定位置で固定されるマウント部材が位置合わせできる(芯出しできる)。
また、上記のケースにおいて、ポジションゲージは、専用治具のゲージ孔に挿入されると共に、マウント部材の対応するピン孔に先端凸部が挿入され且つマウント部材の一方面に本体部の他端部を当接させることにより、専用治具の基準面から本体部の一端部側(後端部側)が突出するようになっているものとする。この場合、作業者は、専用治具のゲージ孔に挿入されているポジションゲージ毎に、基準面から突出する本体部の外周側面の螺旋溝の数を読むことにより、専用治具の基準面から突出する本体部の突出寸法について、「ピッチ単位の寸法」を計測することができる。また、周方向に沿って等間隔で配置されている複数の縦溝の数を「n」とすると、作業者は、専用治具のゲージ孔に挿入されているポジションゲージ毎に、本体部の外周側面の複数の縦溝のうち基準面及び螺旋溝の両方の交点になっている縦溝と、基準溝との位置関係から、「(螺旋溝のピッチ/n)単位の距離寸法」を計測できる。そして、「ピッチ単位の寸法」と「(螺旋溝のピッチ/n)単位の距離寸法」を加算することで、本体部の突出寸法が算出できる。このように、本発明のポジションゲージの構成によれば、専用治具の複数部分において、細かい単位でマウント部材の位置を確認することができ、マウント部材の設置位置を高精度に調整することができる。
そして、高精度に位置決めされて設置されたマウント部材はエンジンに固定されるので、エンジン試験装置の回転軸の軸芯と、エンジンの回転軸の軸芯とが同一線上に位置するようになる。すなわち、本発明によれば、上述した従来技術のような「大がかりな装置」を設けることなく、互いに連結しようとする一対の回転軸の芯出し作業を行うことができるポジションゲージが提供できる。
また、本発明は、前記ポジションゲージと、エンジン試験装置の回転軸の軸芯に位置合わせされた専用治具とを備えた芯出し装置であって、前記専用治具は、試験対象となるエンジンに固定されるマウント部材が設置されている所定設置面に、該マウント部材と相対向するように設置されていると共に、その一方に平板状の基準面が形成され、該基準面に前記ポジションゲージが挿通される複数のゲージ孔が穿設され、前記マウント部材には、前記ゲージ孔毎にそれぞれ対応するピン孔が穿設され、前記ポジションゲージは、前記専用治具の各ゲージ孔に、前記基準溝を上方に向け且つ前記先端凸部を先頭にして挿通されるとともに、前記マウント部材の対応するピン孔に前記先端凸部が挿入され且つ該マウント部材の一方面に前記本体部の他端部を当接させることにより、前記専用治具の基準面から前記本体部の一端部側が突出するようになっており、前記ゲージ孔毎に、前記基準面から突出する本体部の外周側面の螺旋溝の数と、前記突出する本体部の外周側面の複数の縦溝のうち前記基準面及び前記螺旋溝の両方の交点になっている縦溝の前記基準溝に対する位置関係とから突出寸法が計測され、前記ゲージ孔毎に計測された突出寸法から前記専用治具に対する前記マウント部材の位置を確認できるようになっていることを特徴とする。
また、複数の前記ゲージ孔は、前記所定設置面から同じ高さ寸法の位置において前記基準面の左右両側にそれぞれ形成された第1、第2ゲージ孔と、前記第1ゲージ孔及び前記第2ゲージ孔の両者から同じ長さ寸法離れた中間位置であって且つ前記第1、第2ゲージ孔よりも下方の位置に形成された第3ゲージ孔とにより構成されていることが望ましい。
上記の構成によれば、エンジン試験装置の回転軸と、エンジンの回転軸(出力軸)との芯出しを行うことができる芯出し装置を提供することができる。
また、本発明は、前記ポジションゲージと、エンジン試験装置の回転軸の軸芯に位置合わせされた専用治具とを用いた芯出し方法であって、前記専用治具は、試験対象となるエンジンに固定されるマウント部材が設置されている所定設置面に、該マウント部材と相対向するように設置されていると共に、その一方に板状の基準面が形成され、該基準面に前記ポジションゲージが挿通される複数のゲージ孔が穿設され、前記マウント部材には、前記ゲージ孔毎にそれぞれ対応するピン孔が穿設され、前記専用治具の各ゲージ孔に、前記ポジションゲージの前記基準溝を上方に向け且つ前記先端凸部を先頭にして該ポジションゲージを挿通するとともに、前記マウント部材の対応するピン孔に前記先端凸部を挿入し且つ該マウント部材の一方面に前記本体部の他端部を当接させて前記専用治具の基準面から前記本体部の一端部側を突出させる工程と、前記ゲージ孔毎に、前記基準面から突出する本体部の外周側面の螺旋溝の数を第1計測値として計測する工程と、前記ゲージ孔毎に、前記基準面から突出する本体部の外周側面の複数の縦溝のなかから、前記基準面及び前記螺旋溝の両方の交点になっている縦溝を特定し、該特定した縦溝の位置と、前記基準溝との関係から第2計測値を計測する工程と、前記ゲージ孔毎に、第1計測値に第2計測値を加算した値を突出寸法として算出し、算出された全ての突出寸法が規定値であるか否かを判定する工程と、を有することを特徴とする。
このように、上記の構成によれば、エンジン試験装置の回転軸と、エンジンの回転軸(出力軸)との芯出しを行うことができる芯出し方法を提供することができる。
本発明によれば、大がかりな装置を設けることなく、互いに連結しようとする一対の回転軸の芯出し作業を行うことができるポジションゲージ、当該ポジションゲージを備えた芯出し装置、及び芯出し方法を提供することができる。
本発明の実施形態のポジションゲージの側面を示す模式図である。 本発明の実施形態のポジションゲージの本体部の一端部を示した模式図である。 図2のB部を拡大して示した模式図である。 本発明の実施形態のリアマウント治具を示した模式図であり、(a)が正面を示す模式図、(b)が側面を示す模式図、(c)が背面を示す模式図である。 本発明の実施形態の芯出し作業に用いられるリアマウント治具及びリアマウントを説明するための模式図である。 本発明の実施形態の芯出し装置を用いて行う芯出しの対象となるエンジン及びエンジン試験装置を示した模式図である。 本発明の実施形態の芯出し装置を用いて行う芯出し作業の手順を説明するための模式図である。 本発明の実施形態の芯出し装置を用いて行う芯出し作業の手順を説明するための模式図である。 本発明の実施形態の芯出し装置を用いて行う芯出し作業の手順を説明するための模式図である。 本発明の実施形態のポジションゲージを用いた寸法計測方法を説明するための模式図であり、1mm単位の目盛を読み取る方法を示している。 本発明の実施形態のポジションゲージを用いた寸法計測方法を説明するための模式図であり、0.1mm単位の目盛を読み取る方法を示している。 従来技術の軸連結補助装置の構成を示した模式図である。
以下、本発明の実施形態の芯出し装置の構成について説明する。
本実施形態の芯出し装置は、ポジションゲージW(図1〜3参照)と、エンジン試験装置の回転軸に位置合わせされたリアマウント治具(専用治具)40(図4参照)とを有し、エンジンEを設置する前工程において、試験対象となるエンジンEに定位置で固定されるリアマウント(マウント部材)50を正確な位置に設置するために用いられる。
先ず、本実施形態の芯出し装置を構成するポジションゲージWについて、図1〜図3を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態のポジションゲージWは、円柱状に形成された本体部10を有している。また、本体部10の一端部(後端部)10aには、本体部10と同軸な後端凸部20が突出している。また、本体部10の他端部(先端部)10bには、本体部10と同軸であり且つ本体部10よりも小径な略円柱状の先端凸部30が突出している。尚、本体部10の他端部10bには、先端凸部30が設けられたことにより、段差部が形成されているが、この段差部が、計測対象となるリアマウント50(図5、6参照)に当接させる片当部の機能を果たすようになっている。また、後端凸部20は、作業者が指で持つための「取っ手」としての機能を果たすものであり、図示する例では、本体部10よりも小径に形成されているがあくまでも一例に過ぎない。後端凸部20が本体部10よりも大径に形成されていてもよい。
また、本体部10の外周側面には、その一端部から他端部まで反時計回りで螺旋状に延びる所定ピッチの螺旋溝11と、その一端部から他端部まで軸方向に延びる複数の等配溝(縦溝)13(13a、13b)とが形成されている。
また、複数の等配溝(縦溝)13(13a、13b)は、円柱状の本体部10の周方向に沿って等間隔で設けられており、複数の等配溝13(13a、13b)うちの一つが視認可能な(作業者が視覚で判別できる)基準溝13aになっている(図2、3参照)。また、複数の等配溝13(13a、13b)の数について特に限定されるものではないが、以下では、複数の等配溝13(13a、13b)が「10本」であるものとする。
尚、本実施形態では、基準溝13aには、赤色等の塗装が施されており、作業者が本体部10の外周側面を見た際に、視覚で基準溝13aを特定できるようになっている。さらに、本体部10の一端部10aには、作業者が一端部10a側からみて(図1の矢印A方向を見て)、基準溝13aの位置が簡単に特定できるように、基準溝13aの近傍(図2に示す例では下方)に、マーク15が設けられている。
また、螺旋溝11は、本体部10の一端部の基準溝13aの位置が始点となり本体部10の他端部に向けて反時計回りで螺旋状に延設されている。また、螺旋溝11のピッチについては特に限定されるものではないが、本実施形態では、螺旋溝11のピッチが「1mm」であるものとする。
次に、本実施形態の芯出し装置を構成するリアマウント治具40について、図4を参照しながら説明する。尚、図4は、本実施形態のリアマウント治具を示した模式図である。
図4に示すように、リアマウント治具40は、パレットP(図6参照)に立設させるための脚部41と、脚部41に支持されている本体部42とを有し、この本体部42の一方が平板状の基準面40aになっている。この基準面40aには、ポジションゲージWが挿通される、複数のゲージ孔42a、42b、42cが穿設されている。本実施形態では、ゲージ孔(第1ゲージ孔)42a及びゲージ孔(第2ゲージ孔)42bは、基準面40aの左右両側に所定寸法離間した位置であり且つリアマウント治具40の設置面を基準に同じ高さ寸法の位置に形成されている。また、ゲージ孔(第3ゲージ孔)42cは、ゲージ孔42a及びゲージ孔42bの両者の中間位置(ゲージ孔42a及び第2ゲージ孔42bの両者から同じ長さ寸法分離れた位置)であって且つゲージ孔42a、42bよりも下方の位置に形成されている。尚、ゲージ孔42a、42b、42cは、ポジションゲージWの本体部10の外径寸法に対し、はめあい寸法公差(JIS B 0401)H7g6程度のはめあい公差で孔と軸を形成している。
次に、本実施形態の芯出し装置の位置合わせの対象となるリアマウント50について、図5を参照しながら説明する。尚、図5は、本実施形態の芯出し作業に用いられるリアマウント治具及びリアマウントを説明するための模式図である。
リアマウント50は、エンジ試験装置に接続されるエンジンEに定位置で固定される部品であり、図5に示すように、リアマウント治具40の各ゲージ孔42a、42b、42cに対応するピン孔52a、52b、52cが穿設されている。具体的には、リアマウント50には、ゲージ孔42aに対応するピン孔(第1ピン孔)52aが形成され、ゲージ孔42bに対応するピン孔(第2ピン孔)52bが形成され、ゲージ孔42cに対応するピン孔(第3ピン孔)52cが形成されている。尚、ピン孔52a、52b、52c相互の位置関係は、リアマウント治具40のゲージ孔42a、42b、42c相互の位置関係と同じになっている。尚、ピン孔52a、52b、52cは、ポジションゲージWの先端凸部30が挿通可能であり、且つポジションゲージWの本体部10の外径寸法よりも小さい径寸法になっており、径の差をエンジンの芯出し要求精度内にすることでエンジンの芯を精度内で出すことができる。
次に、本実施形態の芯出し装置を用いて行われる、エンジン試験装置を構成するダイナモメータDの回転軸に、エンジンEの出力軸を芯出しするための作業工程について、図6〜11を用いて説明する。
尚、図6は、本実施形態の芯出し装置を用いて行う芯出しの対象となるエンジン及びエンジン試験装置を示した模式図である。また、図7は、本実施形態の芯出し装置を用いて行う芯出し作業の手順を説明するための模式図であり、リアマウント治具及びリアマウントに、3本のポジションゲージをセットする工程を示している。また、図8は、本実施形態の芯出し装置を用いて行う芯出し作業の手順を説明するための模式図であり、リアマウント治具の第1ゲージ孔及びリアマウントの第1ピン孔にポジションゲージをセットしている工程を示している。図9は、本実施形態の芯出し装置を用いて行う芯出し作業の手順を説明するための模式図であり、リアマウント治具の第1ゲージ孔及びリアマウントの第1ピン孔にポジションゲージをセットした状態を示している。図10は、本実施形態のポジションゲージを用いた寸法計測方法を説明するための模式図であり、1mm単位の目盛を読み取る方法を示している。図11は、本実施形態のポジションゲージを用いた寸法計測方法を説明するための模式図であり、0.1mm単位の目盛を読み取る方法を示している。
本実施形態の芯出し作業は、図6に示すように、エンジン試験装置を構成するダイナモメータDの回転軸の軸芯CL2に、シャフトSを介してエンジンEの出力軸の軸芯CL1を芯合わせされた状態で接続するために行うものであり、供試体であるエンジンEを設置する前工程において、エンジンEに定位置で固定されるリアマウント50を正確な位置に設置する方法が採用されている。この方法によれば、正確な位置に設置されたリアマウント50に、エンジンEを固定すると、ダイナモメータDの回転軸の軸芯CL2と、エンジンEの回転軸の軸芯CL1とが同一線上に位置するようになる。
ここで、図中の符号Pは、エンジンEを設置するためのパレットを示している。また、符号40が、リアマウント治具を示し、符号50がエンジンEに固定されるリアマウントを示し、符号70がダイナモメータDを支持する支持部材を示している。
また、本実施形態の芯出し作業の前提条件として、パレットP上には、ダイナモメータDの回転軸の軸芯CL2に対して、正確に位置合わせされた状態のリアマウント治具40が設置されているものとする。また、パレットP上には、リアマウント治具40と相対向させたリアマウント50が仮設置されているものとする。また、この段階では、パレットPには、エンジンEは搭載されていないものとする。
先ず、作業者は、図7に示すように、3本のポジションゲージWを用意して、リアマウント治具40のゲージ孔42a、42b、42cに、それぞれ、ポジションゲージWを挿入する共に、リアマウント50のピン孔52a、52b、52cにポジションゲージWの先端凸部30を挿入し、リアマウント50の一方面50aに本体部10の一端部10aを当接させてセットする。これにより、1本目のポジションゲージWが、リアマウント治具40のゲージ孔42a及びリアマウント50のピン孔52aに挿入される。また、2本目のポジションゲージWが、リアマウント治具40のゲージ孔42b及びリアマウント50のピン孔52bに挿入される。また、3本目のポジションゲージWが、リアマウント治具40のゲージ孔42c及びリアマウント50のピン孔52cに挿入される。このように、3箇所の孔(ゲージ孔42a及ピン孔52a、ゲージ孔42b及ピン孔52b、ゲージ孔42c及ピン孔52c)の位置を合わせることにより、ダイナモメータDの回転軸の軸芯CL2に位置合わせされたリアマウント治具40に対して、エンジンEに固定されるリアマウント50を正確に位置決めすることができる。
より具体的には、図8に示すように、ポジションゲージWの外周側面に形成された基準溝13aを上方に向け、先端凸部30を先頭にしてリアマウント治具40のゲージ孔42aにポジションゲージWを挿通する。さらに、リアマウント50に向けてポジションゲージWを押し込み、リアマウント50のピン孔52aに先端凸部30を挿入し、リアマウント50の一方面50aに本体部10の他端部(先端部)10aを当接させてセットする。この作業により、図9に示すように、リアマウント治具40の基準面40aから、ポジションゲージWの本体部10の一端側(後端側)が突出する。尚、リアマウント治具40のゲージ孔42b、42cについても、上記と同様の手順で、ポジションゲージWを挿入する共に、リアマウント50のピン孔52b、52cにポジションゲージWの先端凸部30を挿入し、リアマウント50の一方面50aに本体部10の一端部10aを当接させてセットする。このように、3本のポジションゲージWが全てリアマウント50の対応するピン孔52a、52b、52cに挿入しセットされることで、ダイナモメータDの回転軸の軸芯CL2にリアマウント50を位置合わせでき、その結果、ダイナモメータDの回転軸の軸芯CL2と、リアマウント50に固定されるエンジンEの回転軸CL1とが芯出しされる。
次に、図9に示す状態にセットしたポジションゲージWに対して、リアマウント治具40の基準面40aから突出する本体部10の突出寸法(突出量)Xを計測する。この計測作業では、螺旋溝11のピッチ単位(1mm単位)で本体部10の突出寸法Xを読み取る工程と、「0.1mm単位(ピッチ/等配溝13の数(10本))」で本体部10の突出寸法Xを読み取る工程と、2つの読み取り値を加算して突出量Xを計測する工程とが行われる。尚、「リアマウント治具40のゲージ孔42b及びリアマウント50のピン孔52bにセットしたポジションゲージW」と、「リアマウント治具40のゲージ孔42c及びリアマウント50のピン孔52cにセットしたポジションゲージW」についても、以下に示す手順にしたがい、リアマウント治具40の基準面40aから突出する本体部10の突出寸法(突出量)Xを計測する。
先ず、ピッチ単位(1mm単位)で本体部10の突出寸法Xを読み取る工程について、図10を参照しながら説明する。本工程では、作業者は、リアマウント治具40の基準面40aから突出するポジションゲージWの本体部10の外周側面を見て、当該外周側面の螺旋溝11の数を読み取ることで、ピッチ単位の距離寸法を計測する。図示する例では、基準面40aから3ピッチ分の螺旋溝11が突出しているため、「3mm」と計測される。
次に、「0.1mm単位(螺旋溝11のピッチ/等配溝13の数)」で本体部10の突出寸法Xを読み取る工程について、図11を参照しながら説明する。本工程では、作業者は、基準面40aから突出する本体部10の外周側面の複数の等配溝13a、13bのなかから、基準面40a及び螺旋溝11の両方の交点になっている等配溝13a、13bを特定する。図示する例では、基準溝13aに対して、向かって見て右側の等配溝13bが特定される。そして、作業者は、特定した等配溝13bの基準溝13aに対する位置(関係)から、「0.1mm単位」の距離寸法を読み取る。
本実施形態では、螺旋溝11が基準溝13a(本体部10の一端部10aの基準溝13a)を始点にして反時計回りで延設されているため、特定した等配溝13bが基準溝13aから反時計回りで何番目にあるのかを数え、その数に「0.1mm」を乗算した値を算出し、算出した値が「0.1mm単位」の距離寸法となる。図示する例では、特定した等配溝13bが基準溝13aから反時計回りで「9番目」であるため、「9×0.1(mm)=0.9(mm)」が算出される。
その後、作業者は、2つの読み取り値を加算して突出量Xを求める。図示する例では、「ピッチ単位の読み取り値」が「3mm」であり、「0.1mm単位の読み取り値」が「0.9mm」であるため、本体部10の突出寸法Xとして両者を加算した「3.9mm」が算出される。これにより、リアマウント治具40のゲージ孔42aの部分に対するリアマウント50の「0.1mm単位」の位置が確認できる。尚、リアマウント治具40のゲージ孔42b及びリアマウント50のピン孔52bにセットしたポジションゲージWの本体部10の突出寸法Xを読み取ることで、リアマウント治具40のゲージ孔42bの部分に対するリアマウント50の「0.1mm単位」の位置が確認できる。また、リアマウント治具40のゲージ孔42c及びリアマウント50のピン孔52cにセットしたポジションゲージWの本体部10の突出寸法Xを読み取ることで、リアマウント治具40のゲージ孔42cの部分に対するリアマウント50の「0.1mm単位」の位置が確認でき、リアマウント50の位置を高精度に調整することができる。
そして、作業者は、リアマウント治具40のゲージ孔42a、42b、42cの3箇所で計測した突出寸法Xが、全て、予め定めている規定値になるように、リアマウント50の位置を調整し、3箇所で計測した突出寸法Xが、全て規定値になると、リアマウント50をパレットPに固定する。このように、ダイナモメータDの回転軸の軸芯CL2に位置合わせされたリアマウント治具40の各ゲージ孔42a、42b、42cに、ポジションゲージWが挿入されると共に、3本のポジションゲージWが全てリアマウント50の対応するピン孔52a、52b、52cに挿入しセットされ、リアマウント治具40のゲージ孔42a、42b、42cの3箇所で計測した突出寸法Xが、全て、予め定めている規定値になることで、リアマウント50が正確な位置に位置決めできる。その後、リアマウント50にエンジンEを固定したときに、ダイナモメータDの回転軸の軸芯CL2と、エンジンEの出力軸の軸芯CL1とが同一線上に位置させることができる。すなわち、シャフトSを介して、ダイナモメータDの回転軸の軸芯CL2と、エンジンEの出力軸の軸芯CL1とが同一線上に配置された状態で接続することができる。
このように、本実施形態では、エンジン試験装置に供試体であるエンジンEを接続する前工程において、ポジションゲージWを用いて、エンジン試験装置の回転軸の軸芯CL2に正確に位置合わせされたリアマウント治具40のゲージ孔42a、42b、42cと、リアマウント50のピン孔52a、52b、52cとを位置合わせすると共に、リアマウント治具40に対するリアマウント50の位置を計測している。そして、複数箇所で計測された値が全て規定値になるようにリアマウント50の位置を調節することで、リアマウント50を正確な位置に設置している。すなわち、本実施形態の芯出し装置は、ポジションゲージWと、リアマウント治具40とを備えた簡単な構成のものであり、上述した従来技術の軸連結補助装置100のような大がかりな構成(複数のエアシリンダ-、センサ、制御機構)を設けることなく、ダイナモメータDの回転軸と、エンジンEの出力軸との芯出しを行うことができるようになっている。
また、本実施形態のポジションゲージWの構成によれば、3本のポジションゲージWを用意して、リアマウント治具40のゲージ孔42a、42b、42cに、それぞれ、ポジションゲージWを挿入する共に、リアマウント50の対応するピン孔52a、52b、52cにポジションゲージWの先端凸部30を挿入することで芯出しを行うことができる。また、
リアマウント治具40の基準面40aから突出するポジションゲージWの外周側面の螺旋溝11の数を読み、突出するポジションゲージWの外周側面の等配溝13(13a、13b)のうち基準面40a及び螺旋溝11の両方の交点になっている等配溝13(13a、13b)を特定し、その特定した等配溝13(13a、13b)の基準溝13aに対する位置関係を確認するという簡単な作業により、「0.1mm単位」でリアマウント治具40に対するリアマウント50の位置を確認し高精度に調整することができ、その結果、高精度な芯出しが実現される。
以上説明したように、本実施形態によれば、大がかりな装置を設けることなく、互いに連結しようとする一対の回転軸の芯出し作業を行うことができるポジションゲージW、ポジションゲージWを備えた芯出し装置、及び芯出し方法を提供することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可能である。
例えば、上述した実施形態では、本体部10の外周側面の螺旋溝11は、本体部の一端部から他端部まで反時計回りで形成されているが、特にこれに限定されるものではない。螺旋溝11が、本体部の一端部から他端部まで時計回りで螺旋状に形成されていても良い。この場合、「0.1mm単位」で本体部10の突出寸法Xを読み取る工程において、作業者は、上述した手順で特定した等配溝13bが基準溝13aから時計回りで何番目にあるのかを数え、その数に「0.1mm」を乗算した値を算出し、算出した値が「0.1mm単位」の距離寸法となる。
また、上述した実施形態では、基準溝13aに塗装を施すことで、作業者が本体部10の外周側面を見た際に、視覚で基準溝13aを特定できるようになっているが、これは一例に過ぎない。例えば、基準溝13aの溝幅だけを、他の等配溝13bよりも深く形成するようにして、作業者が視覚で基準溝13aを特定できるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、ポジションゲージWの螺旋溝11のピッチが「1mm」であり、等配溝13(13a、13b)の数が「10本」であったが、等配溝13bのピッチ及び等配溝13(13a、13b)の数は適宜設計されるものである。
また、上述した実施形態では、ポジションゲージWの本体部10の他端部(後端部)10aに後端凸部20が形成されているが、後端凸部20を設けなくても良く、上述した実施形態と同様の効果が得られる。
E…エンジン
D…ダイナモメータ
S…シャフト
P…パレット
W…ポジションゲージ
10…本体部
10a…一端部(本体部)
10b…他端部(本体部)
11…螺旋溝
13、13a、13b…等配溝(縦溝)
13a…基準溝(等配溝)
15…マーク
20…後端凸部
30…先端凸部
40…リアマウント治具
40a…基準面
41…脚部
42…本体部
42a、42b、42c…ゲージ孔
50…リアマウント
52a、52b、52c…ピン孔

Claims (4)

  1. 円柱状に形成された本体部を備えたポジションゲージであって、
    前記本体部の他端部に、前記本体部と同軸であり且つ該本体部よりも小径な先端凸部が突出しており、
    前記本体部の外周側面には、その一端部から他端部まで螺旋状に延びる所定ピッチの螺旋溝と、該一端部から他端部まで軸方向に延びる複数の縦溝とが形成され、
    前記複数の縦溝は、周方向に沿って等間隔で配置されていると共に、複数のうちの一の縦溝が視認可能な基準溝になっており、
    前記螺旋溝は、前記本体部の一端部の基準溝の位置が始点となり該本体部の他端部に向けて螺旋状に延設されていることを特徴とするポジションゲージ。
  2. 請求項1に記載のポジションゲージと、エンジン試験装置の回転軸の軸芯に位置合わせされた専用治具とを備えた芯出し装置であって、
    前記専用治具は、試験対象となるエンジンに固定されるマウント部材が設置されている所定設置面に、該マウント部材と相対向するように設置されていると共に、その一方に平板状の基準面が形成され、該基準面に前記ポジションゲージが挿通される複数のゲージ孔が穿設され、
    前記マウント部材には、前記ゲージ孔毎にそれぞれ対応するピン孔が穿設され、
    前記ポジションゲージは、
    前記専用治具の各ゲージ孔に、前記基準溝を上方に向け且つ前記先端凸部を先頭にして挿通されるとともに、前記マウント部材の対応するピン孔に前記先端凸部が挿入され且つ該マウント部材の一方面に前記本体部の他端部を当接させることにより、前記専用治具の基準面から前記本体部の一端部側が突出するようになっており、
    前記ゲージ孔毎に、前記基準面から突出する本体部の外周側面の螺旋溝の数と、前記突出する本体部の外周側面の複数の縦溝のうち前記基準面及び前記螺旋溝の両方の交点になっている縦溝の前記基準溝に対する位置関係とから突出寸法が計測され、
    前記ゲージ孔毎に計測された突出寸法から前記専用治具に対する前記マウント部材の位置を確認できるようになっていることを特徴とする芯出し装置。
  3. 複数の前記ゲージ孔は、前記所定設置面から同じ高さ寸法の位置において前記基準面の左右両側にそれぞれ形成された第1、第2ゲージ孔と、前記第1ゲージ孔及び前記第2ゲージ孔の両者から同じ長さ寸法離れた中間位置であって且つ前記第1、第2ゲージ孔よりも下方の位置に形成された第3ゲージ孔とにより構成されていることを特徴とする請求項2に記載の芯出し装置。
  4. 請求項1に記載のポジションゲージと、エンジン試験装置の回転軸の軸芯に位置合わせされた専用治具とを用いた芯出し方法であって、
    前記専用治具は、試験対象となるエンジンに固定されるマウント部材が設置されている所定設置面に、該マウント部材と相対向するように設置されていると共に、その一方に板状の基準面が形成され、該基準面に前記ポジションゲージが挿通される複数のゲージ孔が穿設され、
    前記マウント部材には、前記ゲージ孔毎にそれぞれ対応するピン孔が穿設され、
    前記専用治具の各ゲージ孔に、前記ポジションゲージの前記基準溝を上方に向け且つ前記先端凸部を先頭にして該ポジションゲージを挿通するとともに、前記マウント部材の対応するピン孔に前記先端凸部を挿入し且つ該マウント部材の一方面に前記本体部の他端部を当接させて前記専用治具の基準面から前記本体部の一端部側を突出させる工程と、
    前記ゲージ孔毎に、前記基準面から突出する本体部の外周側面の螺旋溝の数を第1計測値として計測する工程と、
    前記ゲージ孔毎に、前記基準面から突出する本体部の外周側面の複数の縦溝のなかから、前記基準面及び前記螺旋溝の両方の交点になっている縦溝を特定し、該特定した縦溝の位置と、前記基準溝との関係から第2計測値を計測する工程と、
    前記ゲージ孔毎に、第1計測値に第2計測値を加算した値を突出寸法として算出し、算出された全ての突出寸法が規定値であるか否かを判定する工程と、を有することを特徴とする芯出し方法。
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