JP5984463B2 - 処理装置、処理方法及びそのプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、処理装置、処理方法及びそのプログラムに関するものであり、特に、記録剤を被記録媒体に印刷して作成するキャリブレーションチャートのパッチ数の削減に関するものである。
インクジェット記録装置は、温度や湿度の変化、個体差、及び経時的な変化といった要因から出力濃度が変化してしまうことがあるが、濃度の再現性や安定性の点から同じ階調の濃度は常に同じ濃度で出力されることが要求される。そこで、インクジェット式記録装置では、所定のタイミングでキャリブレーションが行われている。一般に、インクジェット記録装置のキャリブレーションでは、色毎に階調値を変化させた複数の階調パッチを記録し(以下、印刷とも言う)、記録した階調パッチの濃度が所定の濃度になるように補正している。
特許文献1の画像処理装置では、印刷条件が異なる場合のキャリブレーション方法が提案されている。そして、印刷条件の違いとして、出力解像度、ディザの種類、網点の種類等が挙げられており、出力画像の濃度は、各種印刷方式の違いにより変化することが記載されている。他にも、インクジェット記録装置の主走査方向のインクジェット記録ヘッドの走査数や走査速度の違い等の印刷条件の違いによっても、出力画像の濃度は変化する。
印刷条件の違いによる出力画像の濃度変化の一例を簡単に説明する。例えば、インクジェット記録ヘッドの走査数が異なる場合、画像濃度に違いが生じることがある。これは、マルチパスの場合は、1走査毎にインクを少しずつ吐出して、ワンパスの場合に1走査で記録する幅を印刷するため、被記録媒体上で乾いたインク上に次のインクを吐出するからである。したがって、高精度なキャリブレーションを行う場合は、各走査数それぞれでキャリブレーションを実行する必要がある。
インクジェット記録ヘッドの走査速度が変化する場合についても同様である。例えば、走査速度が速い場合はマルチパス時に前回走査時に記録したインクが乾く前に次の走査で記録が行われるため、走査速度が遅い場合と比較して出力濃度が低くなる傾向にある。したがって、高精度なキャリブレーションを行う場合は走査速度の異なる場合はそれぞれでキャリブレーションを実行する必要がある。
特開2004−114343号公報
しかしながら、印刷条件毎にキャリブレーションに必要な全てのパッチを用いてキャリブレーションを実行すると、被記録媒体やインク等の記録剤の消費量も増える。
なお、このような問題は、インクジェット記録装置だけではなく、インク以外の液体を用いる記録装置や他の記録方式を用いる装置においても同様に存在する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、被記録媒体や記録剤の使用量を低減した処理装置、処理方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の態様は、少なくとも2階調分以上のパッチで構成される第一のパッチチャートを、印刷部により被記録媒体上に第一の印刷方式により記録剤を用いて印刷して測定した第一の測色値を取得する第一の取得手段と、第一のパッチチャートよりパッチの数を減らした第二のパッチチャートを、前記印刷部により被記録媒体上に前記第一の印刷方式とは異なる第二の印刷方式により記録剤を用いて印刷して測定した第二の測色値を取得する第二の取得手段と、前記第一の測色値と前記第二の測色値との対応関係に基づいて、前記第二の印刷方式により前記第一のパッチチャートを印刷して測色する場合の補間値を特定する特定手段と、前記第一の測色値に基づいて、前記第一の印刷方式の補正テーブルを作成する第一の作成手段と、前記第二の測色値及び前記特定手段で特定した補間値に基づいて、前記第二の印刷方式の補正テーブルを作成する第二の作成手段と、を備え、前記特定手段は、前記第一の測色値及び前記第二の測色値における同じ階調値の濃度値に基づいて、前記第二の印刷方式により前記第一のパッチチャートを印刷して測色する場合の他の階調値の補間値を特定する。また、本発明の他の態様は、少なくとも2階調分以上のパッチで構成される第一のパッチチャートを、印刷部により被記録媒体上に第一の印刷方式により記録剤を用いて印刷して測定した第一の測色値を取得する第一の取得手段と、第一のパッチチャートよりパッチの数を減らした第二のパッチチャートを、前記印刷部により被記録媒体上に前記第一の印刷方式とは異なる第二の印刷方式により記録剤を用いて印刷して測定した第二の測色値を取得する第二の取得手段と、前記第一の測色値と前記第二の測色値との対応関係に基づいて、前記第二の印刷方式により前記第一のパッチチャートを印刷して測色する場合の補間値を特定する特定手段と、前記第一の測色値に基づいて、前記第一の印刷方式の補正テーブルを作成する第一の作成手段と、前記第二の測色値及び前記特定手段で特定した補間値に基づいて、前記第二の印刷方式の補正テーブルを作成する第二の作成手段と、を備え、前記第二の印刷方式は、印刷部に含まれる記録ヘッドの使用ノズル数及び使用ノズル位置のうち少なくとも一方が前記第一の印刷方式とは異なる。また、本発明の他の態様は、少なくとも2階調分以上のパッチで構成される第一のパッチチャートを、印刷部により被記録媒体上に第一の印刷方式により記録剤を用いて印刷して測定した第一の測色値を取得する第一の取得手段と、第一のパッチチャートよりパッチの数を減らした第二のパッチチャートを、前記印刷部により被記録媒体上に前記第一の印刷方式とは異なる第二の印刷方式により記録剤を用いて印刷して測定した第二の測色値を取得する第二の取得手段と、前記第一の測色値と前記第二の測色値との対応関係に基づいて、前記第二の印刷方式により前記第一のパッチチャートを印刷して測色する場合の補間値を特定する特定手段と、前記第一の測色値に基づいて、前記第一の印刷方式の補正テーブルを作成する第一の作成手段と、前記第二の測色値及び前記特定手段で特定した補間値に基づいて、前記第二の印刷方式の補正テーブルを作成する第二の作成手段と、を備え、前記第一の測色値及び前記第二の測色値は、前記第一のパッチチャート及び前記第二のパッチチャートを同じ種類の被記録媒体上に印刷して測定することにより得た値である。本発明の他の態様は、少なくとも2階調分以上のパッチで構成される第一のパッチチャートを、印刷部により被記録媒体上に第一の印刷方式により記録剤を用いて印刷して測定した第一の測色値を取得する第一の取得手段と、第一のパッチチャートよりパッチの数を減らした第二のパッチチャートを、前記印刷部により被記録媒体上に前記第一の印刷方式とは異なる第二の印刷方式により記録剤を用いて印刷して測定した第二の測色値を取得する第二の取得手段と、前記第一の測色値と前記第二の測色値との対応関係に基づいて、前記第二の印刷方式により前記第一のパッチチャートを印刷して測色する場合の補間値を特定する特定手段と、前記第一の測色値に基づいて、前記第一の印刷方式の補正テーブルを作成する第一の作成手段と、前記第二の測色値及び前記特定手段で特定した補間値に基づいて、前記第二の印刷方式の補正テーブルを作成する第二の作成手段と、を備え、前記第二のパッチチャートを構成するパッチは最も高い階調値のパッチを含む。
本発明によれば、印刷方式の異なる二以上のキャリブレーションを実行する際に、一のキャリブレーションの測色データを使用することにより、他のキャリブレーションのパッチチャートのパッチ数を減らすことができる。これにより、印刷精度を維持しつつ、被記録媒体や記録剤の消費量を低下させることができると共に、キャリブレーション時間の削減をすることができるという効果を奏する。また、他のキャリブレーションのパッチチャートのパッチ数を減らすことができることにより、キャリブレーションを記憶するためのメモリ等の容量を低減することができる。
実施形態1に係る画像処理システムの全体構成図である。 実施形態1に係るインクジェット記録装置の斜視図である。 実施形態1に係る画像処理システムにおけるキャリブレーションのフローチャートである。 実施形態1に係るキャリブレーションチャートである。 実施形態1の画像処理システム全体のデータフローである。 実施形態1の印刷と測色のフローチャートである。 実施形態1のパッチ補間フローチャートである。 実施形態1のパッチ補間のイメージ図である。 実施形態2のキャリブレーションの説明図である。 他の実施形態に係る画像処理システムの全体構成図である。
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。なお、本発明が適用される範囲は、特許請求の範囲によって決まるものであり、その要旨を逸脱しない範囲において実施することができ、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る画像処理システムの全体構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る画像処理システムは、コンピュータ1、プリンタ2、及び測色器3を備えている。プリンタ2及び測色器3は、ネットワーク等を介してコンピュータ1と接続されている。
コンピュータ1は、ROM11、CPU(中央演算処理装置)12、RAM(ランダムアクセスメモリ)13、DDC14、I/F部15とを備え、バスにより相互にデータをやり取りすることができる公知のコンピュータである。
ROM(リードオンリーメモリ)11は、不揮発のメモリであり、ROM11上に各種アプリケーションやプリンタドライバなどのプログラムが記憶されている。
DDC(ディスクドライブコントローラ)14は、フレキシブルディスク、コンパクトディスク、USBメモリ、HDD(ハードディスクドライブ)といった各種記録媒体との間でデータの入出力を行う。
I/F部15は、ネットワーク等を介して各種機器との間でデータの入出力を行う。I/F部15と各種機器をつなぐ接続形態は、専用ケーブルなどの形態に限定されるものではなく、無線接続やUSB接続など他の接続形態を用いることもできる。また、I/F部15は、DDC14を介して各種機器との間でデータの入出力を行うことも可能である。
プリンタ2は、データを送受信するI/F部21と、データの流れを制御する制御部22と、データを記憶する記憶部23と、印刷データの画像処理を行う画像処理部24と、インクを吐出することにより印刷を行う印刷部25とを備えている。プリンタ2は、印刷データをインクジェット記録ヘッドのノズル毎のインク滴に対応するように分解し、ロール紙又はカット紙等の被記録媒体上にインクを吐出することで印刷物を作成するインクジェットプリンタの一般的な機能を備える。
測色器3は、測色部31と、演算部32と、制御部33と、記憶部34と、I/F部35とを備えている。測色部31は、例えば、測色対象物に対して光を照射し、反射光を分光して所定の波長毎の分光データを得ることにより、測色対象物を測色する。演算部32は、分光データを変換する。演算部32は、変換の目的によっても異なるが、例えば、CIEXYZ、CIEL*a*b*、Density等の変換値に分光データを変換する。測色器3は、これに限定されるものではなく、分光データを取得可能な一般的な分光測色器であれば置き換え可能である。
ここで、図2を用いて、プリンタ2について詳細に説明する。図2は、プリンタ2の一例であるインクジェット記録装置の斜視図である。図2(a)は、インクジェット記録装置の外観斜視図であり、図2(b)は、インクジェット記録装置のアッパカバーを取り外した状態を示す斜視図である。
図2に示すように、プリンタ2は、2個の脚部93と、この脚部93に支持された装置本体94と、排紙された被記録媒体を積載するスタッカ90と、開閉可能なアッパカバー91とを備えている。この装置本体94の右側には、操作パネル部6及びインク供給ユニット8が配設されており、操作パネル部6の裏側には制御ユニット5が配設されている。
また、プリンタ2の前面には、手差し挿入口88が設けられており、その下部に前面へ開閉可能なロール紙カセット89が設けられている。被記録媒体は、カット紙は手差し挿入口88から、ロール紙はロール紙カセット89からプリンタ内部へと供給される。
図2(b)に示すように、プリンタ2は、被記録媒体を矢印B方向(副走査方向)に搬送するための搬送ローラ70と、被記録媒体の幅方向(矢印A方向、主走査方向)に往復移動可能に案内支持されたキャリッジユニット4(以下、キャリッジ)を備えている。キャリッジ4には、インクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッド)41が装着されている。本実施形態のキャリッジ4には、被記録媒体にカラー記録を行うために、4つのカラーインクに対応して4つのヘッドノズル列からなる記録ヘッド41が装着されている。具体的には、記録ヘッド41は、K(ブラック)インクを吐出するKヘッドノズル列、C(シアン)インクを吐出するCヘッドノズル列、M(マゼンタ)インクを吐出するMヘッドノズル列、Y(イエロー)インクを吐出するYヘッドノズル列で構成されている。このような構成からなるため、インク供給ユニット8は、Kインク、Cインク、Mインク、Yインクをそれぞれ収容する4つのインクタンクを備えている。記録ヘッド41の吐出口の目詰まりなどによるインク吐出不良は、回復ユニット9により解消される。
このプリンタ2により被記録媒体に記録を行う際には、まず、搬送ローラ70によって所定の記録開始位置まで被記録媒体を搬送する。そして、キャリッジ4により記録ヘッド41を主走査方向に走査させる動作と、搬送ローラ70により被記録媒体を副走査方向に搬送させる動作を繰り返すことにより、被記録媒体全体に記録が行われる。このとき、キャリッジ4が、ベルト270及びキャリッジモータにより、図2(b)に示された矢印A方向に移動することにより、被記録媒体に記録が行われる。キャリッジ4が走査される前の位置(ホームポジション)に戻されると、搬送ローラ70によって被記録媒体が副走査方向に搬送され、その後、再び図2(b)中の矢印A方向にキャリッジを走査することにより、被記録媒体に対する画像や文字等の記録が行われる。上記の動作を繰り返し、被記録媒体の1枚分の記録が終了すると、その被記録媒体は(ロール紙の場合、不図示のカッターで切断された後)スタッカ90内に排紙され、例えばA0サイズ1枚分の記録が完了する。
上述したような構成を有するプリンタ2には、複数の印刷モード(印刷条件)が存在する。例えば、プリンタ2には、記録する速度(以下、単に「速度」ともいう)と画質が異なるモードが用意されている。印刷モードとしては、例えば、速いモード(速度:速い、画質:普通)、普通モード(速度:普通、画質:ややきれい)、きれいモード(速度:やや遅い、画質:きれい)の3モードが挙げられる。
ここで、速度と画質が異なる複数の印刷モードを設定するための代表的なパラメータ(走査速度、走査数、印刷解像度)について説明する。
走査速度とは、記録ヘッド(液体噴射ヘッド)41の主走査方向の速度、すなわち、キャリッジ4の主走査方向への速度を意味する。走査速度が速ければ記録する速度は速くなるが、記録ヘッド41よりインクを被記録媒体上の所定の位置へ落とす精度(以下、着弾精度)が低下するため画質が低下する。逆に、走査速度を遅くすると記録速度は遅いが、着弾精度が向上するため画質は向上する。
走査数とは、1走査(1パス)の場合に1回の記録ヘッド41の移動により被記録媒体に記録する幅と同じ幅の記録をするために必要なキャリッジ4の主走査方向への走査の回数を表している。例えば、8走査(8パス)では、1走査(1パス)の場合に1回の記録ヘッド41の移動により被記録媒体に記録する幅の記録を、8回の記録ヘッドの移動により行う。この場合、パス数が変化すると印刷の方が被記録媒体上に記録された画像の濃度が異なる。
印刷解像度は、被記録媒体上の所定のエリア内で表現可能なドットの数で決定する。例えば、2400×1200dpiの場合、主走査方向は1インチあたり2400dotの印刷が可能で、副走査方向に1200dotの印刷が可能であることを表している。記録ヘッド41から吐出するインク滴の大きさが同じと仮定した場合、1200×1200dpiと2400×1200dpiを比較すると、1×1インチの領域に対し2400×1200dpiは1200×1200dpiの2倍のインク滴を吐出することになる。このため、2400×1200dpiの方が被記録媒体上に記録される画像の濃度が濃くなる。
上述したように、同じ記録ヘッド、インクを使用したプリンタの構成であっても記録方法の違いにより、被記録媒体へインクを吐出した場合の画像の濃度は異なる。すなわち、精度の高いキャリブレーションを行うためには、記録方法毎に最適なキャリブレーションを実行する必要がある。
ここで、図3〜5を用いて、本実施形態の画像処理システムのキャリブレーション方法について説明する。図3は、実施形態1の画像処理システムにおけるキャリブレーションのフローチャートであり、図4は、実施形態1のキャリブレーションチャートであり、図5は、実施形態1の画像処理システム全体のデータフローである。
まず、図3に示すステップ101で、プリンタ2を使用して第一のパッチチャートを第一の印刷方式で印刷する。第一のパッチチャートとは、例えば、図4に示すキャリブレーションチャートの領域Aに示すパッチチャートである。すなわち、第一の印刷方式では、例えば、C、M、Y、Kのインク色毎に11階調を有する第一のパッチチャートを印刷する。本実施形態に係る階調とは、濃度階調である。また、ここでいう印刷方式とは、上述した記録方法のことを指し、第一の印刷方式と第二の印刷方式は、上述した記録方法が異なる。以下、印刷方式として印刷解像度に違いがある場合を想定して説明する。本実施形態では、2400×1200dpiを第一の印刷方式、1200×1200dpiを第二の印刷方式とした。
ステップ102で、プリンタ2を使用して第二のパッチチャートを第二の印刷方式で印刷する。第二のパッチチャートとは、例えば、図4に示すキャリブレーションチャートの領域Bに示すパッチチャートがある。すなわち、第二の印刷方式では、例えば、C、M、Y、Kのインク色毎に2階調を有する第二のパッチチャートを印刷する。このとき、後述するパッチチャート補間の精度を高める為に階調値を50%、100%で印刷する。
第一のパッチチャートと第二のパッチチャートは別の被記録媒体上で印刷してもよいが、本実施形態では、同一被記録媒体上に記録する。同一被記録媒体上に記録することにより、印刷と測色のフローを一度で実行することができる。
ここで、図6(a)を用いてプリンタ2の印刷動作について説明する。プリンタ2の動作については、本実施形態の説明に必要な簡易的なフローのみの説明とし、省略したフローに関してはプリンタ動作の一般的な方法を適用することができる。ステップ201で印刷を開始し、ステップ202で制御部22がI/F部21を介して印刷データを取得する。取得した印刷データは、記憶部23に一旦記憶される。そして、ステップ203で、画像処理部24により画像処理を行う。ここでいう画像処理とは、取得した印刷データを、インクヘッドよりインク滴を吐出可能なドット単位のデータに変換することを指す。次に、ステップ204で処理済の印刷データを印刷部25により印刷する。ステップ205で印刷が完了する。
図3に戻って、ステップ103で、印刷した第一のパッチチャート及び第二のパッチチャートの測色を測色器3により行う。ここで、図6(b)を用いて測色器3の動作について説明する。測色器3の動作についても、本実施形態に必要な簡易的なフローのみの説明とし、省略したフローについては一般的な方法を適用することができる。ステップ301で測色動作を開始し、ステップ302で測色部31によりカラーチャートの測色値を測定し、制御部22はI/F部35を介して測定により得られた分光データを取得する。取得された分光データは、記憶部34に記憶する。そして、ステップ303で、得られた分光データから測色データ(L*a*b*,XYZ,濃度等)を算出する。なお、本実施形態では、測色データとして濃度を用いた。I/F部35より測色データをコンピュータ1に送信し、ステップ304で測色を完了する。
ステップ104で、コンピュータ1は、ステップ103で取得した第一の印刷方式で印刷した第一のパッチチャートの測色値(以下、「第一の測色値」ともいう)と第二の印刷方式で印刷した第二のパッチチャートの測色値(以下、「第二の測色値」ともいう)との対応関係より、第二の印刷方式で第一のパッチチャートを印刷した場合に補間すべき階調値の測色値(補間値ともいう)を算出する。パッチチャート補間の方法については後述する。これにより、第一の印刷方式(印刷解像度が2400×1200dpi)と第二の印刷方式(印刷解像度が1200×1200dpi)のそれぞれで印刷したC、M、Y、Kのインク色毎の11階調分の測色データを取得できることになる。
ステップ105で、ステップ103で取得した第一のパッチチャートの測色データを使用して、目標の濃度とするための第一の印刷方式の補正テーブルを作成する。
また、ステップ106で、ステップ103で取得した第二のパッチチャートの測色データ及びステップ104で算出した測色データ(補間値)を使用し、目標の濃度とするための第二の印刷方式の補正テーブルを作成する。
通常の印刷の際には、コンピュータ1は、第一の印刷方式の補正テーブル及び第二の印刷方式の補正テーブルに基づいて印刷対象の印刷データの各インク色の色校正を行った上で、印刷を行うように指示する。
図5を用いて実施形態1のデータフローについて説明する。図5は、実施形態1の画像処理システム全体のデータフローである。
まず、図4に示すキャリブレーションチャート101の画像データ、すなわち、第一のパッチチャート及び第二のパッチチャートの画像データをコンピュータ1で作成する。
次に、プリンタ2で、第一のパッチチャートを第一の印刷方式で印刷すると共に、第二のパッチチャートを第二の印刷方式で印刷する。
そして、印刷されたキャリブレーションチャート(第一のパッチチャート及び第二のパッチチャート)102を測色器3で測色する。
次に、第一のパッチチャートの測色値103を使用して第一の印刷方式のキャリブレーション補正テーブル105をコンピュータ1で作成する。また、第一のパッチチャートの測色値103と第二のパッチチャートの測色値104を使用して第二の印刷方式のキャリブレーション補正テーブル106をコンピュータ1で作成する。
印刷の際には、第一の印刷方式のキャリブレーション補正テーブル105と、第二の印刷方式のキャリブレーション補正テーブル106に基づいて色校正を行った上で、印刷を行う。
ここで、図7及び図8を用いて、第二の印刷方式で印刷した場合の第一のパッチチャートの補間すべき階調値の測色値(補間値)の算出方法の一例を詳細に説明する。図7は、パッチ補間のフローチャートであり、図8は、パッチ補間のイメージ図である。
図7に示すように、ステップ401でパッチ補間のフローを開始する。
そして、ステップ402で、第一のパッチチャート(11階調分)を第一の印刷方式で記録したパッチチャートの測色値DenAを取得する。図8では、線Aの丸印が第1のパッチチャートの測色値DenAに該当する。本実施形態では、測色値DenAは、図8に示すように計11個取得される。
ステップ403で、第二のパッチチャート(2階調分)を第二の印刷方式で記録したパッチチャートの測色値DenBを取得する。図8では、線Bの実線で示す丸印がパッチチャートの測色値DenBに該当する。本実施形態では、測色値DenBは、図8に示すように計2個取得される。
ステップ404で、ステップ402で取得した測色値とステップ403で取得した測色値において同じ階調値の濃度値を比較する。すなわち、第二のパッチチャートの二階調の階調値の測色値と、第一のパッチチャートの同じ階調値の測色値を比較する。本実施形態では、ステップ403では50%と100%の階調値の濃度値(DenB50、DenB100)のみを取得しているため、これとステップ402で取得した11階調のうち50%と100%の階調値の濃度値(DenA50、DenA100)をそれぞれ比較する。
ステップ405で、ステップ404の比較結果を使用してDenBの50%と100%の濃度値以外の濃度値(DenB10、DenB20、DenB30、DenB40、DenB60、DenB70、DenB80、DenB90)を補間演算で算出する。
階調値が10%〜40%の場合は、下記(1)の式から濃度値を算出し、階調値が60〜90%の場合は、下記(2)から濃度値を算出する。
Figure 0005984463
Figure 0005984463
以上のように、第一の印刷方式で印刷した第一のパッチチャートの測色値と、第二の印刷方式で印刷した第二のパッチチャートの測色値との対応関係より、第一のパッチチャート(11階調)を第二の印刷方式で記録した場合の測色値を算出する。
上述したように、印刷方式の異なる二つのキャリブレーションを実行する際に、一のキャリブレーションの測色データを使用することにより、他のキャリブレーションのパッチチャートのパッチ数を減らすことができる。これにより、印刷精度を維持しつつ、被記録媒体やインクの消費量を低下させることができる。また、キャリブレーションに必要なパッチチャートを記憶するためのメモリの容量を低減させることができる。さらに、キャリブレーション時間の削減をすることができる。
(実施形態2)
実施形態2では、記録ヘッド41の使用ノズル位置の違いに応じてキャリブレーションを行う。
まず、記録ヘッド41の使用ノズル位置の違いに対する記録濃度の違いについて説明する。図9は、実施形態2のキャリブレーションの説明図である。なお、印刷方式の違い以外のフローについては実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
図9に示すように、記録ヘッド41には、C,M,Y,Kのインク色毎にインクノズル列がある。通常は、全部のノズルを使用して印刷を行うが印刷方法によっては、インクノズル列の一部のノズルのみを使用する場合がある。ここでは、上半分のノズルのみを使用する場合を例にして説明する。通常、インクノズル列の吐出口(インクが吐出する穴)を使用するたびに、インク吐出量が低下することがあることが知られている。一つの記録ヘッドで全部のノズルを使用する印刷方法と上半分のみのノズルを使用する印刷方法が混在する場合、上半分のノズルの使用頻度が多くなり、その結果上半分のノズルにおいて記録濃度が薄くなってしまう。
図9(A)は、記録ヘッドを使用開始時の階調値と濃度値の関係図である。初期状態の記録ヘッドはインクノズル列内のそれぞれの吐出口は吐出レベルが殆ど変わらないことを前提とすると、全部のノズルで印字した階調パッチの濃度の推移と上半分のノズルで2回印刷した階調パッチの濃度の推移は殆ど変わらない。
図9(B)は上半分のノズルのみを使用する印刷方法をしばらく続け、上半分のノズルのみが劣化した状態の階調パッチの濃度の推移である。図9(B)に示すように、上半分のノズルで二回印刷した場合は全部のノズルで印刷した場合と比較して濃度が薄くなってしまう。
このような場合も、本発明を適用することができる。すなわち、実施形態1と同様の方法によりキャリブレーションをすることができる。実施形態1では、印刷解像度の違いを印刷方式の違いとしたが、本実施形態では、使用ノズル数の違いを印刷方式の違いとすればよい。具体的には、図4のキャリブレーションチャートの領域Aを全部のノズルを使用して印刷し、領域Bを上半分のノズルを使用して印刷すればよい。
これにより、印刷精度を維持しつつ、それぞれのケースでキャリブレーションを実行するよりも被記録媒体とインクの使用量を削減する事ができる。また、キャリブレーションを実行するために必要な記憶量を低減させることができる。さらに、キャリブレーション時間の削減をすることができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明の基本的構成は上述したものに限定されるものではない。
上述した実施形態では、第一のパッチチャートを11階調とし、第二のパッチチャートを2階調としたが、これに限定されるものではなく、第二のパッチチャートが第一のパッチチャートよりパッチ数を減らしたものであればよい。
また、実施形態1及び2では、第二のパッチチャートがパッチの階調値として最も高い階調値(100%)を含むようにしたが、含んでいなくてもよい。なお、第二のパッチチャートがパッチの階調値として最も高い階調値を含むことにより、より精度の高いキャリブレーションを行うことができる。
印刷方式の違いとして、走査速度、走査数、印刷解像度、使用ノズル数の違いについて説明したが、勿論、使用ノズル位置の違い等のように他の印刷方式の違いがある場合についても本発明は適用することができる。また、印刷方式のうちいずれか1つが異なる場合について説明したが、勿論、2以上の印刷方式が異なる場合であってもよい。
実施形態1では、第一のパッチチャートと第二のパッチチャートを同一被記録媒体上に印刷して、測色を行ったが、これに限定されず、他の被記録媒体上に第一のパッチチャートと第二のパッチチャートを印刷してもよい。この場合は、同じ種類の被記録媒体に印刷するのが好ましい。
また、実施形態1では、第一のパッチチャートを印刷した後に、第二のパッチチャートを印刷したが、これに限定されるものではなく、第一のパッチチャートと第二のパッチチャートの印刷順を逆にしてもよく、同時に印刷するようにしてもよい。
上述した実施形態では、第一の印刷方式と第二の印刷方式のキャリブレーションを同時に行う場合について説明したが、本発明によれば、3種類以上の印刷方式のキャリブレーションを同時に行うこともできる。この場合は、N種類の印刷方式(N=3以上の整数)で第一のパッチチャートよりパッチ数を減らした第Nのパッチチャートを印刷し、印刷したN種類のチャートの測色を行えばよい。そして、第一のパッチチャートの測色値と第Nのパッチチャートの測色値との対応関係より、N種類の印刷方式により第一のパッチチャートを印刷した場合の測色値を算出し、算出した測色値に基づいて色校正を行えばよい。
本実施形態では、パッチチャートは、階調変化として濃度を変化させたが、これに限定されるものではなく、例えば、Labの輝度や色度を変化させてもよい。
また、実施形態1では、パッチ補間を含むキャリブレーションをコンピュータ1で行うものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、プリンタ2や測色器3で同様の処理機能を実現可能であれば、コンピュータ1は、上述した機能を備える各機器に置き換えてもよい。図10は、画像処理システムの変形例である。なお、既に説明した部分には同一符号を付し重複説明を省略する。図10では、プリンタ2がコンピュータ1及び測色器3の機能を搭載している。したがって、プリンタ2を図10に示すような構成とした場合は、パッチ補間を含むキャリブレーションをプリンタ2で行うことができる。また、勿論、プリンタ2がコンピュータ1の機能及び測色器3の機能のうちいずれか一方のみを搭載していてもよい。いずれの場合であっても本発明は適用可能である。
すなわち、本実施形態では、複数の装置で機能を適宜分担したものとしてもよいし、いくつかを又は全部を1つの装置に統合したものとしてもよい。
実施形態1では、インクジェット記録ヘッドを備えるインクジェット記録装置を例に挙げて説明したが、本発明はインク以外の記録剤を吐出する液体噴射ヘッドを備える液体噴射装置のキャリブレーションにも適用することができる。また、本発明は、液体噴射装置以外の画像出力装置のキャリブレーションにも適用することができ、例えば、電子写真等の印刷装置のキャリブレーションにも適用することができる。
また、本実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、プログラムは、1つのコンピュータで実行させても、複数のコンピュータを連動させて実行させるようにしてもよい。また、上記した処理の全てをソフトウェアで実現する必要はなく、一部または全部をハードウェアによって実現するようにしてもよい。
1 コンピュータ
2 プリンタ
3 測色器
101 第一のパッチチャート及び第二のパッチチャート(データ)
102 第一のパッチチャート及び第二のパッチチャート(印刷物)
103 第一のパッチチャートの測色値
104 第二のパッチチャートの測色値
105 第一の印刷方式のキャリブレーション補正テーブル
106 第二の印刷方式のキャリブレーション補正テーブル

Claims (16)

  1. 少なくとも2階調分以上のパッチで構成される第一のパッチチャートを、印刷部により被記録媒体上に第一の印刷方式により記録剤を用いて印刷して測定した第一の測色値を取得する第一の取得手段と、
    第一のパッチチャートよりパッチの数を減らした第二のパッチチャートを、前記印刷部により被記録媒体上に前記第一の印刷方式とは異なる第二の印刷方式により記録剤を用いて印刷して測定した第二の測色値を取得する第二の取得手段と、
    前記第一の測色値と前記第二の測色値との対応関係に基づいて、前記第二の印刷方式により前記第一のパッチチャートを印刷して測色する場合の補間値を特定する特定手段と、
    前記第一の測色値に基づいて、前記第一の印刷方式の補正テーブルを作成する第一の作成手段と、
    前記第二の測色値及び前記特定手段で特定した補間値に基づいて、前記第二の印刷方式の補正テーブルを作成する第二の作成手段と、
    を備え
    前記特定手段は、前記第一の測色値及び前記第二の測色値における同じ階調値の濃度値に基づいて、前記第二の印刷方式により前記第一のパッチチャートを印刷して測色する場合の他の階調値の補間値を特定することを特徴とする処理装置。
  2. 請求項1に記載の処理装置において、前記第二の印刷方式は、前記印刷部に含まれる記録ヘッドの使用ノズル数及び使用ノズル位置のうち少なくとも一方が前記第一の印刷方式とは異なることを特徴とする処理装置。
  3. 少なくとも2階調分以上のパッチで構成される第一のパッチチャートを、印刷部により被記録媒体上に第一の印刷方式により記録剤を用いて印刷して測定した第一の測色値を取得する第一の取得手段と、
    第一のパッチチャートよりパッチの数を減らした第二のパッチチャートを、前記印刷部により被記録媒体上に前記第一の印刷方式とは異なる第二の印刷方式により記録剤を用いて印刷して測定した第二の測色値を取得する第二の取得手段と、
    前記第一の測色値と前記第二の測色値との対応関係に基づいて、前記第二の印刷方式により前記第一のパッチチャートを印刷して測色する場合の補間値を特定する特定手段と、
    前記第一の測色値に基づいて、前記第一の印刷方式の補正テーブルを作成する第一の作成手段と、
    前記第二の測色値及び前記特定手段で特定した補間値に基づいて、前記第二の印刷方式の補正テーブルを作成する第二の作成手段と、
    を備え、
    前記第二の印刷方式は、前記印刷部に含まれる記録ヘッドの使用ノズル数及び使用ノズル位置のうち少なくとも一方が前記第一の印刷方式とは異なることを特徴とする処理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の処理装置において、前記第二の印刷方式は、前記印刷部に含まれる記録ヘッドの走査数、前記印刷部に含まれる記録ヘッドの走査速度、及び前記印刷部に含まれる記録ヘッドの印刷解像度のうち少なくとも1つが前記第一の印刷方式とは異なることを特徴とする処理装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の処理装置において、前記第一の測色値及び前記第二の測色値は、前記第一のパッチチャート及び前記第二のパッチチャートを同じ種類の被記録媒体上に印刷して測定することにより得た値であることを特徴とする処理装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の処理装置において、前記第二のパッチチャートを構成するパッチは最も高い階調値のパッチを含むことを特徴とする処理装置。
  7. 少なくとも2階調分以上のパッチで構成される第一のパッチチャートを、印刷部により被記録媒体上に第一の印刷方式により記録剤を用いて印刷して測定した第一の測色値を取得する第一の取得手段と、
    第一のパッチチャートよりパッチの数を減らした第二のパッチチャートを、前記印刷部により被記録媒体上に前記第一の印刷方式とは異なる第二の印刷方式により記録剤を用いて印刷して測定した第二の測色値を取得する第二の取得手段と、
    前記第一の測色値と前記第二の測色値との対応関係に基づいて、前記第二の印刷方式により前記第一のパッチチャートを印刷して測色する場合の補間値を特定する特定手段と、
    前記第一の測色値に基づいて、前記第一の印刷方式の補正テーブルを作成する第一の作成手段と、
    前記第二の測色値及び前記特定手段で特定した補間値に基づいて、前記第二の印刷方式の補正テーブルを作成する第二の作成手段と、
    を備え、
    前記第一の測色値及び前記第二の測色値は、前記第一のパッチチャート及び前記第二のパッチチャートを同じ種類の被記録媒体上に印刷して測定することにより得た値であることを特徴とする処理装置。
  8. 少なくとも2階調分以上のパッチで構成される第一のパッチチャートを、印刷部により被記録媒体上に第一の印刷方式により記録剤を用いて印刷して測定した第一の測色値を取得する第一の取得手段と、
    第一のパッチチャートよりパッチの数を減らした第二のパッチチャートを、前記印刷部により被記録媒体上に前記第一の印刷方式とは異なる第二の印刷方式により記録剤を用いて印刷して測定した第二の測色値を取得する第二の取得手段と、
    前記第一の測色値と前記第二の測色値との対応関係に基づいて、前記第二の印刷方式により前記第一のパッチチャートを印刷して測色する場合の補間値を特定する特定手段と、
    前記第一の測色値に基づいて、前記第一の印刷方式の補正テーブルを作成する第一の作成手段と、
    前記第二の測色値及び前記特定手段で特定した補間値に基づいて、前記第二の印刷方式の補正テーブルを作成する第二の作成手段と、
    を備え、
    前記第二のパッチチャートを構成するパッチは最も高い階調値のパッチを含むことを特徴とする処理装置。
  9. 請求項1〜のいずれか一項に記載の処理装置において、前記第一の作成手段により作成された補正テーブル及び前記第二の作成手段により作成された補正テーブルのうち少なくとも一方に基づいて、印刷対象の印刷データの色校正を行う色校正手段をさらに備えることを特徴とする処理装置。
  10. 請求項1〜のいずれか一項に記載の処理装置において、前記印刷部をさらに備えることを特徴とする処理装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の処理装置において、印刷した第一のパッチチャート及び印刷した第二のパッチチャートをそれぞれ測色する測色部をさらに備えることを特徴とする処理装置。
  12. 少なくとも2階調分以上のパッチで構成される第一のパッチチャートを、印刷部により被記録媒体上に第一の印刷方式により記録剤を用いて印刷して測定した第一の測色値を取得する第一の取得工程と、
    第一のパッチチャートよりパッチの数を減らした第二のパッチチャートを、前記印刷部により被記録媒体上に前記第一の印刷方式とは異なる第二の印刷方式により記録剤を用いて印刷して測定した第二の測色値を取得する第二の取得工程と、
    前記第一の測色値と前記第二の測色値との対応関係に基づいて、前記第二の印刷方式により前記第一のパッチチャートを印刷して測色する場合の補間値を特定する特定工程と、
    前記第一の測色値に基づいて、前記第一の印刷方式の補正テーブルを作成する第一の作成工程と、
    前記第二の測色値及び前記特定工程で特定した補間値に基づいて、前記第二の印刷方式の補正テーブルを作成する第二の作成工程と、
    を具備し、
    前記特定工程では、前記第一の測色値及び前記第二の測色値における同じ階調値の濃度値に基づいて、前記第二の印刷方式により前記第一のパッチチャートを印刷して測色する場合の他の階調値の補間値を特定することを特徴とする処理方法。
  13. 少なくとも2階調分以上のパッチで構成される第一のパッチチャートを、印刷部により被記録媒体上に第一の印刷方式により記録剤を用いて印刷して測定した第一の測色値を取得する第一の取得工程と、
    第一のパッチチャートよりパッチの数を減らした第二のパッチチャートを、前記印刷部により被記録媒体上に前記第一の印刷方式とは異なる第二の印刷方式により記録剤を用いて印刷して測定した第二の測色値を取得する第二の取得工程と、
    前記第一の測色値と前記第二の測色値との対応関係に基づいて、前記第二の印刷方式により前記第一のパッチチャートを印刷して測色する場合の補間値を特定する特定工程と、
    前記第一の測色値に基づいて、前記第一の印刷方式の補正テーブルを作成する第一の作成工程と、
    前記第二の測色値及び前記特定工程で特定した補間値に基づいて、前記第二の印刷方式の補正テーブルを作成する第二の作成工程と、
    を具備し、
    前記第二の印刷方式は、前記印刷部に含まれる記録ヘッドの使用ノズル数及び使用ノズル位置のうち少なくとも一方が前記第一の印刷方式とは異なることを特徴とする処理方法。
  14. 少なくとも2階調分以上のパッチで構成される第一のパッチチャートを、印刷部により被記録媒体上に第一の印刷方式により記録剤を用いて印刷して測定した第一の測色値を取得する第一の取得工程と、
    第一のパッチチャートよりパッチの数を減らした第二のパッチチャートを、前記印刷部により被記録媒体上に前記第一の印刷方式とは異なる第二の印刷方式により記録剤を用いて印刷して測定した第二の測色値を取得する第二の取得工程と、
    前記第一の測色値と前記第二の測色値との対応関係に基づいて、前記第二の印刷方式により前記第一のパッチチャートを印刷して測色する場合の補間値を特定する特定工程と、
    前記第一の測色値に基づいて、前記第一の印刷方式の補正テーブルを作成する第一の作成工程と、
    前記第二の測色値及び前記特定工程で特定した補間値に基づいて、前記第二の印刷方式の補正テーブルを作成する第二の作成工程と、
    を具備し、
    前記第一の測色値及び前記第二の測色値は、前記第一のパッチチャート及び前記第二のパッチチャートを同じ種類の被記録媒体上に印刷して測定することを特徴とする処理方法。
  15. 少なくとも2階調分以上のパッチで構成される第一のパッチチャートを、印刷部により被記録媒体上に第一の印刷方式により記録剤を用いて印刷して測定した第一の測色値を取得する第一の取得工程と、
    第一のパッチチャートよりパッチの数を減らした第二のパッチチャートを、前記印刷部により被記録媒体上に前記第一の印刷方式とは異なる第二の印刷方式により記録剤を用いて印刷して測定した第二の測色値を取得する第二の取得工程と、
    前記第一の測色値と前記第二の測色値との対応関係に基づいて、前記第二の印刷方式により前記第一のパッチチャートを印刷して測色する場合の補間値を特定する特定工程と、
    前記第一の測色値に基づいて、前記第一の印刷方式の補正テーブルを作成する第一の作成工程と、
    前記第二の測色値及び前記特定工程で特定した補間値に基づいて、前記第二の印刷方式の補正テーブルを作成する第二の作成工程と、
    を具備し、
    前記第二のパッチチャートを構成するパッチは最も高い階調値のパッチを含むことを特徴とする処理方法。
  16. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の処理装置の各手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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