JP5983927B2 - パーツの組付装置及びパーツの組付方法 - Google Patents

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本発明は、パーツの組付装置及びパーツの組付方法に関する。
情報端末などの組み立て工程では、カバーなどのパーツを多関節のロボットを用いてケースに組み付けている。ロボットの先端のハンドには、パーツを吸着する吸着パッドが取り付けられており、パーツを吸着パッドで吸着した後、ハンドを移動させてパーツを収容トレイからケースの所定位置の上方まで搬送する。次に、ハンドをケースに対して垂直に降下させ、パーツをケースの上に載置し、パーツの吸着を解除してからハンドを退避させる。この後、別のロボットを用いてパーツをケースにネジ止めする。
ここで、従来のハンドは、パーツをケースの所定の位置に正しく位置決めして載置するために、吸着パッドを挟むように、開閉自在な一対の爪を配置したものがある。このハンドでは、最初に一対の爪を開いた状態で、吸着パッドを用いてパーツを吸着保持し、その後に一対の爪を同時に閉じる。パーツが一対の爪に左右から押圧されつつ、吸着パッドに対して相対的に移動することによって、パーツの中心がハンドの中心に一致させられる。
また、組み付け対象となるパーツとケースの組み合わせとしては、ケースに設けられたレールにパーツをスライドさせながら嵌合させるものがある。このタイプのパーツを取り扱うハンドは、パーツをケースの上方から垂直に組み付けることができないので、吸着パッドに加えて、パーツを水平方向に平行に押圧するアームが取り付けられる。アームはエアシリンダに連結されており、水平方向に移動可能になっている。パーツをケースに組み付けるときには、パーツを吸着保持してケースと嵌合可能な位置まで搬送する。続いて、エアシリンダでアームを水平移動させ、アームでパーツをケースに押し込む。パーツは、吸着パッドに対して相対的に移動しながら、ケースのレールに嵌合させられる。
特開平9−201788号公報 実開平5−67486号公報
パーツには、水平方向に突出する爪が設けられ、パーツを斜めに保持しつつ最初に爪をケースの凹部に挿入し、その後にケースに組みつけられるように構成されたものがある。このタイプのパーツでは、爪をケースの凹部に挿入するときにパーツを押圧する力が爪に集中するので、爪と凹部の接触部分の摩擦抵抗が大きくなる。このときの摩擦抵抗は、パーツの押圧力が微小な部分に集中することから、パーツ全体をスライド移動で嵌合させる場合に比べて大きくなる。このために、アームでパーツを押圧しても、吸着パッドに対してパーツが滑ってしまい、爪を凹部に挿入することができなかった。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、爪を挿入するタイプのパーツを確実に組み付けられるようにすることを目的とする。
実施形態の一観点によれば、ワークの開口部に設けられた凹部に嵌合可能で第1の方向に突出する凸部を有するパーツを吸着保持するパッド部と、前記パッド部を前記第1の方向にスライド自在に支持するベース部と、前記パーツの側部に当接可能で、前記ベース部と一体に移動して前記パーツを前記第1の方向と反対の方向に押圧可能なガイド部と、前記ベース部に対して前記パッド部を前記第1の方向と反対の方向に向けて付勢する付勢部材と、前記凸部と前記凹部を当接させるにあたり前記パーツを前記開口部に対して傾斜させ、前記凸部と前記凹部を嵌合させた後に前記ガイド部を前記ワークから退避させる際には前記開口部に対して前記パーツを平行に配置し、前記パッド部のスライド方向と交差する方向に前記ガイド部を移動させる制御装置と、を含むことを特徴とするパーツの組付装置が提供される。
また、実施形態の別の観点によれば、ベース部に対してスライド移動可能なパッド部に、凸部を有するパーツを吸着保持する工程と、前記パーツを組み付け可能なワークの開口部に形成されている凹部に前記パーツの前記凸部を嵌合可能に当接させる工程と、前記凸部と前記凹部に前記凸部を嵌合させる方向に前記ベース部を移動させることによって、前記ベース部に対して前記パッド部をスライド移動させ、前記ベース部に取り付けられたガイド部を前記パーツの前記凸部と反対側の側部に当接させる工程と、前記ベース部をさらに前記凸部と前記凹部を嵌合させる方向に移動させることによって前記ガイド部で前記パーツを押圧し、前記凸部と前記凹部を嵌合させる工程と、前記凸部と前記凹部を嵌合させた後、前記ガイド部を前記ワークから退避させる際に前記開口部に対して前記パーツを平行に配置し、前記パッド部のスライド方向と交差する方向に前記ガイド部を移動させる工程と、を含み、前記凹部に前記パーツの前記凸部を嵌合可能に当接させる工程は、前記パーツを前記開口部に対して傾斜して配置する工程を有することを特徴とするパーツの組付方法が提供される。
パッド部をスライド移動させることによって、ガイド部をパーツに当接させることが可能になる。ガイド部でパーツを押圧することによって、パッド部とパーツの位置ずれを防止しつつ、大きい力でパーツを組み付けることが可能になる。
図1は、本発明の実施の形態に係るパーツの組付装置の概略構成の一例を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態に係るパーツの組付装置のハンドと、カバー及びケースの概略構成の一例を拡大して示す図である。 図3は、本発明の実施の形態に係るパーツの組付方法の一例を説明する図である(その1)。 図4は、本発明の実施の形態に係るパーツの組付方法の一例を説明する図である(その2)。 図5は、本発明の実施の形態に係るパーツの組付方法の一例を説明する図である(その3)。 図6は、本発明の実施の形態に係るパーツの組付方法の一例を説明する図である(その4)。 図7は、本発明の実施の形態に係るパーツの組付方法の一例を説明する図である(その5)。 図8は、本発明の実施の形態に係るパーツの組付方法の一例を説明する図である(その6)。 図9は、本発明の実施の形態に係るパーツの組付装置の効果の一例を説明するための図である。 図10は、本発明の実施の形態に係るパーツの組付装置の変形例の一例を示す図である。 図11は、本発明の実施の形態に係るパーツの組付装置の別の変形例の一例を示す図である。
発明の目的及び利点は、請求の範囲に具体的に記載された構成要素及び組み合わせによって実現され達成される。
前述の一般的な説明及び以下の詳細な説明は、典型例及び説明のためのものであって、本発明を限定するためのものではない。
図1に概略構成を示すように、パーツの組付装置1は、多関節のロボット2の先端にハンド3が取り付けられている。また、パーツの組付装置1には、ロボット2及びハンド3の動作を制御する制御装置4が設けられている。制御装置4には、ティーチング用の操作用ペンダント5が接続されている。さらに、ロボット2には、ハンド3でパーツを吸着保持するときに用いられる排気ポンプ6が接続されている。
図1と、図2にパーツを保持した状態のハンドの拡大図を示すように、ハンド3は、ロボット2に固定されたベース部11を有する。ベース部11の下部には、パーツを吸着保持する吸着パッド部12が第1のコンプライアンス機構15を介して水平移動可能に取り付けられている。さらに、ベース部11の側部には、第2のコンプライアンス機構16を有するガイド部13が、パーツを押圧可能に取り付けられている。
ベース部11は、下面にスライドレール21が第1の方向であるX方向に平行に敷設されており、スライドレール21の両脚部11A,11Bのそれぞれが下方に延びることで、全体として門型形状になっている。
ベース部11のスライドレール21には、吸着パッド部12がスライド自在に取り付けられている。吸着パッド部12は、スライドレール21に移動自在に嵌め込まれたスライダ31を有する。スライダ31の下面には、2つの支柱32が所定の間隔を空けて配置されている。各支柱32の下端には、吸着パッド24が1つずつ下向きに取り付けられている。さらに、各吸着パッド24の下面には、吸着孔25が開口しており、吸着孔25は内部流路26を介して排気管27に接続されている。排気管27は、図1に示す排気ポンプ6に接続されるチューブである。
さらに、吸着パッド部12のスライダ31には、付勢部材であるコイルバネ22の一端部が取り付けられている。コイルバネ22の他端部は、ベース部11の一方の脚部11Aに固定されている。コイルバネ22は、吸着パッド部12を挟むように2つ装着されている。コイルバネ22の数は、1つでも良いし、3つ以上でも良い。吸着パッド部12は、コイルバネ22によってベース部11の一方の脚部11Aに向けて付勢されており、外部からの力が作用しない初期状態では、一方の脚部11Aに密着している。ベース部11の他方の脚部11Bには、ストッパ23が設けられており、吸着パッド部12の可動範囲は、一方の脚部11Aからストッパ23に当接するまでの範囲である。
ここで、この実施の形態における第1のコンプライアンス機構15は、ベース部11のスライドレール21と、吸着パッド部12のスライダ31と、コイルバネ22とによって構成されており、吸着パッド部12をベース部11に対して弾性的に、かつX方向にスライド可能に支持する機能を有する。第1のコンプライアンス機構15において、吸着パッド部12を弾性的に支持する手段は、コイルバネ22に限定されず、板バネ等を用いても良い。
また、ガイド部13は、コイルバネ22の反対側に配置された他方の脚部11Bの側面に固定されている。ガイド部13は、容器41と、容器41内に一部が挿入された押し込み部材42とを有し、容器41の内部には付勢部材である圧縮コイルバネ43が装着されている。圧縮コイルバネ43の上端は、容器41の上面に当接し、他端は押し込み部材42の上端のフランジ42Aに当接している。押し込み部材42は、容器41の底部に形成された開口部41Aに通されている。開口部41Aの大きさは、押し込み部材42のフランジ42Aの大きさより小さい。このために、押し込み部材42が容器41の開口部41Aから抜け落ちることはない。押し込み部材42の先端部は、略垂直に曲げられることによって、押圧部45を形成している。押圧部45は、吸着パッド部12の移動方向である第1の方向Xと平行に延びている。
ここで、この実施の形態の第2のコンプライアンス機構16は、容器41と、押し込み部材42と、圧縮コイルバネ43とで構成されており、押し込み部材42を圧縮コイルバネ43によって弾性的に、かつY方向(第2の方向)にスライド可能に支持する機能を有する。第2のコンプライアンス機構16において、押し込み部材42を弾性的に支持する手段は、圧縮コイルバネ43に限定されず、板バネ等を用いても良い。
次に、パーツの組み付け方法について説明する。
最初に、図2を参照して、組み付けた対象となるパーツと、パーツを組み付けるワークであるケースの一例について説明する。この実施の形態において、パーツは、ケース50に組み付けられるカバー51である。カバー51は、板状の本体部52を有し、本体部52の一方の側部からは1つの爪53(凸部)が本体部52と平行、即ちX方向に突出している。一方、ケース50は、カバー51の本体部52の外形に略等しい開口部55を有し、開口部55の一部にカバー51の爪53を嵌合可能な凹部56が形成されている。
続いて、図2に示す配置に至るまでの工程について説明する。
カバー51は、初期状態では不図示の収容トレイに複数収容されている。制御装置4は、ロボット2を駆動させて、ハンド3の2つの吸着パッド24をカバー51の上面に密着させる。初期状態では、吸着パッド部12が第1のコンプライアンス機構15のコイルバネ22の収縮力によってベース部11の一方の脚部11Aに密着しており、カバー51と押し込み部材42の押圧部45との間には隙間が形成されている。この状態で、制御装置4は、排気ポンプ6を運転させて、2つ吸着パッド24でカバー51を吸着保持させる。この後、ロボット2を駆動させてカバー51を持ち上げて収容トレイから取り出し、ケース50の開口部55の上方まで搬送する。ケース50は、不図示の作業台などに予め位置決めした状態で固定されている。
次に、図3に示す配置に至るまでの工程について説明する。
制御装置4は、ハンド3を斜めに傾斜させ、爪53が設けられているカバー51の一端部側を下げる。このとき、ベース部11の傾斜と、コイルバネ22の圧縮によって吸着パッド部12は最も一端側の位置、即ち一方の脚部11Aに当接している。この状態でハンド3を下げて、爪53の高さとケース50の凹部56の高さとを一致させる。続いて、ハンド3をX方向と平行な、矢印YA1に示す方向に平行移動させ、凹部56に爪53を嵌合可能に当接させる。このとき、最初に凹部56に爪53が当接し、カバー51とケース50の間の摩擦抵抗が大きくなる。
このとき、カバー51とケース50の間の摩擦抵抗が大きいため、カバー51を吸着保持しているだけの吸着パッド部12では、摩擦抵抗に打ち勝って、カバー51の爪53を凹部56に押し込むだけの力をカバー51に与えることはできない。従って、図4に示すように、ケース50に対するカバー51及び吸着パッド部12の位置は移動せずに、ベース部11のみが矢印AY1に示す方向に移動する。このとき、第1のコンプライアンス機構15のコイルバネ22が矢印AY2の方向に延びることによって、吸着パッド部12はベース部11に対して相対的にスライドし、他方の脚部11Bに向かって移動する。その結果、ハンド3に対するカバー51の相対的な位置が変化する。このように、爪53と凹部56の間で発生した摩擦抵抗を第1のコンプライアンス機構15で受けることによって、吸着パッド24とカバー51の位置ずれが防止される。
そして、ハンド3をさらに矢印AY1に示すように、カバー51を凹部56に押し込む方向に移動させると、図5に示すように、ベース部11の他方の脚部11A側に取り付けられている押し込み部材42の押圧部45がカバー51の他端部に当接する。
ここで、押し込み部材42は、カバー51の押し込み方向に対しては、ハンド3と一体に移動するように構成されている。このために、これ以降は、矢印AY1に示す方向にハンド3を移動させると、カバー51が側方から押し込み部材42で矢印AY1に示す方向に直接押される。そして、吸着パッド部12は、矢印AY2に示す方向の相対的な移動を停止し、ベース部11と一体にとなって反対方向、この場合には矢印AY1に示す方向に移動する。これによって、吸着パッド24のみで吸着保持していたときに比べて大きい力で爪53が凹部56に押し込まれる。その結果、図6に示すように、カバー51の爪53がケース50の凹部56に挿入され、両者が嵌合される。
爪53と凹部56を嵌合させたら、図7の矢印AY3に示すように、ハンド3を反対方向、即ち、爪53と凹部56の係合箇所から遠ざかる方向に移動させる。このとき、爪53と凹部56が嵌合しているので、カバー51は移動しない。これに伴って、カバー51を吸着保持する吸着パッド部12の位置は移動しない。一方、吸着パッド部12は、第1のコンプライアンス機構15のコイルバネ22の復元力によって、ベース部11に対して矢印AY4に示す方向に相対的に移動し、一方の脚部11A側に移動する。このように、ハンド3のベース部11は移動するが、吸着パッド部12とカバー51は移動しない。その結果、ベース部11と一体となって移動する押し込み部材42がカバー51の側部から離れる。
この後、ハンド3の姿勢を水平に戻しながら降下させると、図8に示すように、カバー51がケース50の開口部55を覆うように載置される。このとき、押し込み部材42はケース50の上部に当接するが、第2のコンプライアンス機構16の圧縮コイルバネ43が圧縮されることによって、矢印AY5に示すようにY方向で上向きに移動し、容器41内に引き込まれる。この後、吸着パッド24の吸着を解除してカバー51の保持を解消してから、ハンド3を上昇させて退避させる。ここまでの工程で、ケース50へのカバー51の組み付けが完了する。
以上、説明したように、この実施の形態では、カバー51を吸着する吸着パッド部12を第1のコンプライアンス機構15によってスライド可能にベース部11に取り付けると共に、カバー51を凹部56に向けて押し込む押し込み部材42を吸着パッド部12の側部に設けた。このパーツの組付装置1では、吸着パッド部12をスライド移動させることによって、押し込み部材42をカバー51の側面に当接させることができる。このために、吸着パッド部12とカバー51の位置ずれを防止しつつ、大きい力で爪53を凹部56に挿入できる。
ここで、カバー51などのパーツの種類によっては、吸着保持できる位置が限定されることがある。また、パーツの形状や大きさによって吸着する場所が変化することがある。例えば、図9に示すハンド101のように、吸着パッド33と押し込み部材42の位置が固定されている場合、図9(a)に示すパーツ102のような形状であれば、押し込み部材42をパーツ102の側部に押し当てることができる。これに対して、図9(b)に示すパーツ110のように、吸着可能な場所が限られていると、押し込み部材42をパーツ110の側部に押し当てることができなくなる。このように、吸着パッド33と押し込み部材42の位置が固定された構成では、パーツ毎にハンドを製造しなければならかった。しかしながら、この実施の形態では、吸着パッド部12と押し込み部材42の位置を相対的に変化させることができるので、パーツの種類によらずに組み付けが可能になる。
また、押し込み部材42をケース50の上面に直交する方向(Y方向)に移動可能に構成したので、押し込み部材42がカバー51の組み付けの邪魔になることはない。
ここで、実施形態の変形例について説明する。
図10に示すパーツであるカバー51Aは、ケース50の開口部55の深さに対して大きい厚さを有する。このようなカバー51Aを組み付ける組付装置1のハンド60は、ベース部11に押し込み部材61が固定されている。押し込み部材61の長さは、カバー51Aをケース50に組み付けたときに、カバー51Aと干渉しない長さになっている。このハンド60では、第1のコンプライアンス機構15を利用して押し込み部材61をカバー51Aの側面に当接させ、押し込み部材61でカバー51Aを側方から押圧することによって、爪53をケース50の凹部56に嵌合させる。この後、ハンド60の姿勢を水平に戻す。このとき、カバー51Aの一部がケース50の開口部55から突出する。そして、押し込み部材61は、カバー51の突出部分52Aのみに当接しているので、カバー51と押し込み部材61が干渉することはない。このような組付装置1では、第2のコンプライアンス機構16を有しない構成においても、カバー51Aを確実に組み付けることができる。
また、図11に示すハンド70は、ガイド部71を有する。ガイド部71は、ベース部11内に埋め込まれたシリンダ72を有し、シリンダ72のロッド72Aにピン73を介して押し込み部材75が回動自在に連結されている。シリンダ72のロッド72Aは、X方向と平行に配置されており、ロッド72Aの下側には、支持片76が取り付けられている。このハンド70における第2のコンプライアンス機構77は、シリンダ72とピン73と、押し込み部材75と、支持片76とで構成されている。
カバー51を押し込むときには、ロッド72Aを突出させて押し込み部材75を垂直(Y方向に平行)に立てる。その後、前記と同様にしてカバー51の爪53をケース50の凹部56に押し込む。カバー51をケース50の開口部55に収めるときには、制御装置4がシリンダ72を引き戻す。ピン73でロッド72Aに連結された押し込み部材75が支持片76との接点を基点にして矢印に示す方向に回動し、押し込み部材75がケース50の上方から退避する。従って、押し込み部材75がカバー51の組み付けの邪魔になることはない。
ここで挙げた全ての例及び条件的表現は、発明者が技術促進に貢献した発明及び概念を読者が理解するのを助けるためのものであり、ここで具体的に挙げたそのような例及び条件に限定することなく解釈するものであり、また、明細書におけるそのような例の編成は本発明の優劣を示すこととは関係ない。本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、それに対して種々の変更、置換及び変形を施すことができる。
11 ベース部
12 吸着パッド部
13 ガイド部
22 コイルバネ(付勢部材)
50 ケース(ワーク)
51 パーツ
53 爪(凸部)
56 凹部
X 第1の方向

Claims (3)

  1. ワークの開口部に設けられた凹部に嵌合可能で第1の方向に突出する凸部を有するパーツを吸着保持するパッド部と、
    前記パッド部を前記第1の方向にスライド自在に支持するベース部と、
    前記パーツの側部に当接可能で、前記ベース部と一体に移動して前記パーツを前記第1の方向と反対の方向に押圧可能なガイド部と、
    前記ベース部に対して前記パッド部を前記第1の方向と反対の方向に向けて付勢する付勢部材と、
    前記凸部と前記凹部を当接させるにあたり前記パーツを前記開口部に対して傾斜させ、前記凸部と前記凹部を嵌合させた後に前記ガイド部を前記ワークから退避させる際には前記開口部に対して前記パーツを平行に配置し、前記パッド部のスライド方向と交差する方向に前記ガイド部を移動させる制御装置と、
    を含むことを特徴とするパーツの組付装置。
  2. 前記ガイド部は、前記第1の方向と直交する方向に移動可能に前記ベース部に支持されていることを特徴とする請求項1に記載のパーツの組付装置。
  3. ベース部に対してスライド移動可能なパッド部に、凸部を有するパーツを吸着保持する工程と、
    前記パーツを組み付け可能なワークの開口部に形成されている凹部に前記パーツの前記凸部を嵌合可能に当接させる工程と、
    前記凸部と前記凹部に前記凸部を嵌合させる方向に前記ベース部を移動させることによって、前記ベース部に対して前記パッド部をスライド移動させ、前記ベース部に取り付けられたガイド部を前記パーツの前記凸部と反対側の側部に当接させる工程と、
    前記ベース部をさらに前記凸部と前記凹部を嵌合させる方向に移動させることによって前記ガイド部で前記パーツを押圧し、前記凸部と前記凹部を嵌合させる工程と、
    前記凸部と前記凹部を嵌合させた後、前記ガイド部を前記ワークから退避させる際に前記開口部に対して前記パーツを平行に配置し、前記パッド部のスライド方向と交差する方向に前記ガイド部を移動させる工程と、
    を含み、
    前記凹部に前記パーツの前記凸部を嵌合可能に当接させる工程は、前記パーツを前記開口部に対して傾斜して配置する工程を有することを特徴とするパーツの組付方法。
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