JP5983588B2 - 車両用マイコンの異常判定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車載機器を制御するマイクロコンピュータの機能を監視する異常判定装置に関する。
例えば車載アクチュエータを駆動制御すると共に、その制御機能が適正に機能しているか否かを監視する機能を備えたマイクロコンピュータ(以下、マイコンと称す)について、上記マイコンの監視機能が適正に機能しているか否かをモニタモジュールによって監視する構成が、特許文献1に開示されている。この特許文献1では、更に、上記モニタモジュールが適正に機能しているか否かをマイコン側から監視するため、マイコン側にモジュール監視部を配置して信頼性を向上させている。
特開2007−2760号公報
ところで、特許文献1のようなモニタモジュールの機能は、システムの仕様に応じて様々に構成されることが考えられ、それに伴い、モニタモジュールの機能を監視するための構成も様々になる。例えば、モニタモジュールが複数の異常判定回路を備えており、それらの1つの判定結果出力が、その他の異常判定回路の入力として設定されている構成では、前記異常判定回路の入力側に、信号を切り替えるための選択回路(マルチプレクサ)が必要になる。すると、その選択回路の切替えが正常に行われたか否かも確認する必要があり、各機能を確認するための構成や手順が複雑になってしまうと想定される。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、異常判定回路が複数ある場合でも、それらの機能確認を効率的に行うことができる車両用マイコンの異常判定装置を提供することにある。
請求項1記載の車両用マイコンの異常判定装置によれば、複数の異常判定回路を備え、各異常判定回路は、マイコンより入力されるテストデータのパターンが予め定められている所定のパターンに一致しなければ異常判定信号を外部に出力する。自己診断回路は、前記テストデータと同じパターンの自己診断データを各異常判定回路のそれぞれに対して出力することで、それらの機能を監視する。各異常判定回路に対するテストデータと自己診断データと入力切替えは、それぞれ対応するデータ選択回路によって行われる。
また、第1異常判定回路は、マイコンからのテストデータが入力された際に、第2異常判定回路が出力する異常判定信号の状態も併せて異常判定を行う構成となっている。そのため、第1異常判定回路には、第2異常判定回路が出力する異常判定信号が、データ/信号選択回路を介して入力されている。
比較回路は、自己診断回路がデータ選択回路及びデータ/信号選択回路を制御して、複数の異常判定回路に自己診断データを出力した際に、各異常判定回路が出力すべきデータの期待値と、実際に各異常判定回路が出力したデータとを比較するが、第2異常判定回路に対応する比較回路には、データ/信号選択回路を介して出力されるデータが入力されている。
このように構成すれば、自己診断回路が第2異常判定回路に対して自己診断データを出力した際に、第2異常判定回路より出力される判定信号は、データ/信号選択回路を介して対応する比較回路に入力される。したがって、前記比較回路の比較結果を参照すれば、第2異常判定回路の機能が正常か否かに加えて、データ/信号選択回路の機能が正常か否かも併せて認定することが可能になる。これにより、異常判定装置の構成が簡単になると共に、自己診断をより短い時間で完了させることができる。
参考例であり、モニタリングモジュールの構成を示す機能ブロック図 BIST動作の手順を説明する図1相当図 マイコン側の処理手順を説明する図1相当図(その1) マイコン側の処理手順を説明する図1相当図(その2) マイコン側の処理手順を説明する図1相当図(その3) マイコン側の処理手順を説明する図1相当図(その4) マイコン側の処理手順を説明する図1相当図(その5) マイコン側の処理手順を説明する図1相当図(その6) BIST動作の手順を示すフローチャート マイコン側の手順を示すフローチャート 第1実施形態を示す図1相当図 図9相当図 図10相当図 動作タイミングチャート 第2実施形態を示す図14相当図 図9相当図 第3実施形態を示す図14相当図 図9相当図
(参考例)
先ず、本願発明が対象とする、1つの異常検出回路の異常検出信号が他の異常検出回路に入力されることで、当該異常検出回の異常判定要因となっている構成の参考例について説明する。マイコン1は、例えばインバータ回路等の駆動回路を介して車載アクチュエータ,例えばモータ等を駆動制御するものである。
モニタリングモジュール2(監視IC)は、マイコン1と通信部3を介して例えばシリアル通信を行う。モニタリングモジュール2は、2つの異常判定回路4(1),4(2)を備えており、これらの異常判定回路4には、マイコン1から通信部3を介してテストデータが入力される。異常判定回路4は、入力されたテストデータのパターンが予め設定されているパターンに一致しなければ、マイコン1の機能に異常があることを示す異常判定信号(Error_out1,2)を外部に出力する。
電源制御部5は、車両のバッテリより14V程度の電源が供給されており、その電源電圧を例えば5Vに降圧してモニタリングモジュール2の動作用電源を生成する。また、電源制御部5は、図示しないイグニッションスイッチを介してバッテリ電源が供給された際に、マイコン1に対してパワーオンリセット(POR)信号を出力する。
BIST(Built-In Self Test)制御部6は、異常判定回路4(1),4(2)の機能が正常か否かをモニタリングモジュール2の内部で判定するため、各部を制御する。BIST部7(1,2)結果比較器8(1,2)(比較回路)及びセレクタ9(1,2)は、それぞれ異常判定回路4(1,2)に対応して設けられている。
セレクタ9(1,2)の入力側端子の一方は、通信部3の入出力端子にそれぞれ接続されており(In/Out_signal1,2)、マイコン1より出力されるテストデータが前記入力側端子に与えられる。また、セレクタ9(1,2)の入力側端子の他方は、それぞれBIST部7(1,2)の出力端子に接続されており、セレクタ9(1,2)の入力側選択切替えは、それぞれBIST部7(1,2)によって行われる(SEL_IN1,2)。そして、セレクタ9(1,2)の出力側端子は、それぞれ異常判定回路4(1,2)の入出力端子に接続されている。
BIST部7(1,2)は、それぞれセレクタ9(1,2)を介して異常判定回路4(1,2)に自己診断データ(TEST_IN1A,IN2)を出力する。また、BIST部7(1)は、セレクタ10(データ/信号選択回路)を介して異常判定回路4(1)に自己診断データ(TEST_IN1B)を出力する。これらの自己診断データは、マイコン1より出力されるテストデータと同じものである。
モニタリングモジュール2が通常動作する場合は、異常判定回路4(1,2)が通信部3を介してマイコン1と通信し(In/Out_signal1,2)、マイコン1の機能確認を行う。セレクタ10の他方の入力端子は、異常判定回路4(2)の出力端子に接続されており、モニタリングモジュール2が通常動作する場合、異常判定回路4(1)は、異常判定回路4(2)の異常判定結果も加味して異常判定を行う。
異常判定回路4(1,2)の出力端子は、セレクタ11(1,2)を介して外部に出力される(Error_out1,2)と共に、結果比較器8(1,2)に入力されている(BIST_out1,1)。ここで、上記の「外部」とは、例えば前述したように、マイコン1が制御対象とする車載アクチュエータを駆動制御するため制御信号を出力する駆動回路である。駆動回路は異常検出信号Error_out1,2が入力されると、負荷の駆動を停止するなどの保護動作を行う。
セレクタ11(1,2)の切り換え制御は、BIST制御部6によって行われ(SEL_IN3)、異常判定回路4(1,2)の出力側を選択しない場合は、内部に設定されている「固定値」が選択される。この「固定値」とは、上記の駆動回路に入力された際に、その動作が安全側となるように設定されているデータ値である。
また、結果比較器8(1,2)には、BIST部7(1,2)からの期待値データが入力されている。この「期待値」とは、BIST部7(1,2)が異常判定回路4(1,2)に対して自己診断データ(TEST_IN1,IN2)を出力した際に、異常判定回路4(1,2)の機能が正常であれば出力信号(Error_out1,2)が示す値である。結果比較器8(1,2)は、入力される出力信号(Error_out1,2)と対応する期待値とを比較して、異常判定回路4(1,2)の機能が正常か否かを判定する。上記の判定結果は、信号(BIST1,2_Error_out)として通信部3に出力され、通信部3の内部にあるBIST実行結果レジスタ12(1,2)に格納される。
BIST制御部6は、BIST部7に対して実行指示を与えると共に、通信部3に対してマイコン1との通信を行うための実行指示を与え、セレクタ9(1)(データ選択回路)及び10,9(2),11に対して切替え制御信号を出力する(SEL_IN1,2,3)。また、BIST制御部6は、BIST部7が実行するBIST動作が完了した際に、BIST部7より実行完了を示す「完了フラグ」が入力される。
異常判定回路4(1)の内部には、2つのレジスタ13(1,2)があり、異常判定回路4(2)の内部には、レジスタ14,エラー判定部15及びフェールカウンタ16がある。エラー判定部15は、異常判定回路4(2)に入力されるデータが適正か否かを判定する部分である。マイコン1が自身の機能確認を行う場合は、同一のテストデータパターンを複数回繰り返してモニタリングモジュール2に出力する。フェールカウンタ16は、エラー判定部15よりエラー判定された回数をカウントし、その回数が所定の閾値を超えると出力信号(Error_out2)をアクティブにする。
レジスタ13(1,2)及び14には、異常判定回路4(1)及び4(2)がエラーを判定した場合の判定結果が格納される。そして、マイコン1は、通信部3を介してこれらのレジスタ13及び14にアクセスし、データの読み出しや書き込みが可能になっている。また、マイコン1は、フェールカウンタ16にもアクセス可能であり、エラー判定用の閾値を書き込み設定することができる。尚、エラー判定部15及びフェールカウンタ16に相当する構成は、異常判定回路4(1)の内部にも存在するが、以下の作用説明には特段必要が無いので図示を省略している。また、以上において、BIST制御部6及びBIST部7は、自己診断回路17を構成している。
次に、上記構成の作用について説明する。図9に示すように、車両のイグニッションスイッチがオンされて電源制御部5にバッテリからの電源が供給されると(S1)、BIST制御部6は、電源制御部5より出力される電源電圧が動作可能電圧に達したかを判定する(S2)。尚、この時点で電源制御部5はマイコン1をパワーオンリセットしている。上記判定が「OK」になると、BIST制御部6は、セレクタ11が固定値側を選択するように切り換える(S3)。それから、BIST部7(1)にBIST実行指示を与える(S4)。
すると、BIST部7(1)は、切替え制御信号(SEL_IN1)をセレクタ9(1)及び10に出力し、それらの入力を自己診断データ側に切り換えて、自己診断データ(TEST_IN1A,B)を出力する。そして、異常判定回路4(1)は、上記データの入力に応じた信号(BIST_out1)を結果比較器8(1)に出力し、結果比較器8(1)は、前記信号を期待値と比較した結果(BIST1_Error_out)を通信部3に出力する。比較結果は、BIST実行結果レジスタ12(1)に格納される。それから、BIST部7(1)は、BIST制御部6に完了フラグを送信する(S5)。図1は、ここまでの実行状態に対応している。
尚、BIST部7(1)によるBIST動作が完了した時点で、切替え制御信号(SEL_IN1)により、セレクタ9(1)及び10の入力は、通信部3側及び異常判定回路4(2)側にそれぞれ切り換えられる。
次に、BIST制御部6は、BIST部7(2)にBIST実行指示を与える(S6)。すると、BIST部7(2)は、切替え制御信号(SEL_IN2)をセレクタ9(2)に出力し、入力を自己診断データ側に切り換えて自己診断データ(TEST_IN2)を出力する。そして、異常判定回路4(2)は、上記データの入力に応じた信号(BIST_out2)を結果比較器8(2)に出力し、結果比較器8(2)は、前記信号を期待値と比較した結果(BIST2_Error_out)を通信部3に出力する。比較結果は、BIST実行結果レジスタ12(2)に格納される。それから、BIST部7(2)は、BIST制御部6に完了フラグを送信する(S7,図2参照)。
尚、この時点で図3に示すように、切替え制御信号(SEL_IN2)により、セレクタ9(2)の入力は通信部3に切り換えられている。続いて、BIST制御部6は、切替え制御信号(SEL_IN3)によりセレクタ11の入力を異常判定回路4側に戻す(S8)。それから、電源制御部5は、所定時間が経過した後、マイコン1のパワーオンリセットを解除する(S9,図3参照)。
次は、モニタリングモジュール2のセレクタ9及び10の機能チェックするため、マイコン1によるソフトウェア処理に移行する。図10に示すように、マイコン1は、初期チェックの完了後、モニタリングモジュール2の初期チェックを開始する(S10)。先ず、通信部3及びセレクタ9(2)を介して、異常判定回路4(2)内のレジスタ14にデータを書き込み、その直後にレジスタ14のデータを読み出して、書き込んだデータが正しく読み出せるかチェックする(S11,図4参照)。ここで、データが正しく読み出せれば、セレクタ9(2)は、切替え制御信号(SEL_IN2)に応じて正常に切り替わっていることが確認できる。
次に、同様に異常判定回路4(1)内のレジスタ13(1)にデータを書き込み、その直後に前記データを読み出して、書き込んだデータが正しく読み出せるかチェックする(S12,図5参照)。ここで、データが正しく読み出せれば、上記と同様にセレクタ9(1)の機能が正常であることが確認できる。
次に、マイコン1は、異常判定回路4(2)にアクセスし、フェールカウンタ16の閾値を低下させる。例えば、通常動作時の閾値が「3」であれば「1」に設定する(S13)。そして、マイコン1は、異常判定回路4(2)がエラー判定するデータパターン(誤った情報,マイコン異常情報)を意図的に送信する(S14,図6参照)。これにより、異常判定回路4(2)がエラー判定すると(S15)、その判定結果はセレクタ10を介して異常判定回路4(1)に入力され、判定結果がレジスタ13(2)に格納される(S16,図7参照)。
すると、マイコン1は、レジスタ13(2)にアクセスしてデータを読み出し、所期通りの値が読み出せたか否かを判定する(S17,図8参照)。ここで、所期通りのデータ値が読み出せれば、セレクタ10の機能は正常であることが確認できる。
このような構成を想定すると、モニタリングモジュール2側のハードロジックが異常判定回路4(1,2)の機能をBIST動作により確認した後に(S1〜S9)、セレクタ9及び10の入力選択機能が正常か否かを確認するため、マイコン1起動させてソフトウェアによりステップS10〜S17の処理を実行することになる。したがって、マイコン1のソフトウェア処理負担が重くなっている。また、モニタリングモジュール2の全ての機能を確認するのに時間がかかってしまう。
(第1実施形態)
以下、上記の構成を踏まえて、マイコン1のソフトウェア処理負担をより軽減できるように改良した構成を第1実施形態として示す。図11に示すように、第1実施形態のモニタリングモジュール21(異常判定装置)は、参考例のモニタリングモジュール2の構成を僅かに変更したものである。モニタリングモジュール2では、異常判定回路4(2)の出力端子を結果比較器8(2)の入力端子に直接接続していたが、モニタリングモジュール21ではそれに替えて、セレクタ10の出力端子を結果比較器8(2)の入力端子に接続している。
次に、本実施形態の作用について説明する。図12に示すモニタリングモジュール21側の動作フローチャートは、基本的に図9に示したものと同じであり、対応するステップ番号を括弧書きで付している。BIST制御部6(自己診断回路)に供給される電源電圧が動作可能電圧に達すると(S21:YES)BISTモードに移行し(S22)、セレクタ11を固定値側に切り換える(S23)。それから、BIST部7(1)にBIST実行指示を与える(S24)。また、図9の処理に示すステップ番号は、図14に示すタイミングチャートにも付している。
BIST部7(1)が、参考例で述べたようにBIST1動作(BIST部7(1)によるBIST動作)を実行し、完了すると(S25:YES)、BIST1完了フラグをONにしてBIST制御部6に送信し(S26)、BIST1の結果をレジスタ13に格納する(S27)。ここで、BIST部7(1)がBIST1完了フラグをONにするタイミングは、実質的に結果比較器8(1)が比較結果を通信部3に出力するタイミングと同じである。
次に、BIST制御部6がBIST部7(2)にBIST実行指示を与えると(S28)、BIST部7(2)が参考例で述べたようにBIST2動作を実行する。但しこの時、異常判定回路4(2)に自己診断データ(TEST_IN2)を入力した結果として出力する信号(BIST_out2)は、参考例のように直接ではなく、セレクタ10を介して結果比較器8(2)に出力される。BIST2動作が完了すると(S29:YES)、BIST2完了フラグをONにしてBIST制御部6に送信し(S30)、BIST2の結果をレジスタ14に格納する(S31)。それから、セレクタ11の入力を異常判定回路4側に戻し(S32)、BISTモードを終了すると(S33)マイコン1のパワーオンリセットを解除する。
ここで、結果比較器8(2)に入力されるBIST2動作の実行結果は、上述のようにセレクタ10を介して入力されている。したがって、実行結果が期待値と一致していれば、セレクタ10の機能も正常であると判定できる。
次に、マイコン1が図13に示す処理を実行するが、ここで実行する処理(S41〜S47)は、参考例で図10に示したステップS10〜S12までに対応したものである。すなわち、参考例においてマイコン1が実行したステップS13〜S17の処理は(図13ではS48〜S54)、セレクタ10の機能を判定するために実施したものである。これに対して本実施形態では、上述のように、モニタリングモジュール21側の処理(S29)でセレクタ10の機能判定は既に行われている。したがって、マイコン1は、ステップS13〜S17の処理を実行する必要がなくなっている。
以上のように本実施形態によれば、モニタリングモジュール21は、2つの異常判定回路4(1,2)を備え、各異常判定回路4(1,2)は、マイコン1より入力されるテストデータのパターンが予め定められている所定のパターンに一致しなければ異常判定信号(Error_out1,2)を外部に出力する。自己診断回路7は、テストデータと同じパターンの自己診断データを各異常判定回路4(1,2)に出力することで、それらの機能を監視する。
異常判定回路4(1)は、マイコン1からのテストデータが入力された際に、異常判定回路4(2)が出力する異常判定信号の状態も併せて異常判定を行うため、異常判定回路4(1)には、異常判定回路4(2)が出力する異常判定信号(BIST_out2)が、セレクタ10を介して入力されている。
結果比較回路8(1,2)は、自己診断回路7が各セレクタ9及び10を制御して、異常判定回路4(1,2)に自己診断データを出力した際に、各異常判定回路4(1,2)が出力すべきデータの期待値と、実際に各異常判定回路4(1,2)が出力したデータとを比較し、異常判定回路4(2)に対応する結果比較器8(2)には、セレクタ10を介してデータを入力する構成とした。
したがって、結果比較器8(2)の比較結果を参照すれば、異常判定回路4(2)の機能が正常か否かに加えて、セレクタ10の機能が正常か否かも併せて認定することが可能になる。これにより、モニタリングモジュール21の構成が簡単になると共に、マイコン1側のソフトウェア処理負担を軽減し、自己診断をより短い時間で完了させることができる。
(第2実施形態)
第1実施形態のように、モニタリングモジュール21がBIST動作を実行中に、モニタリングモジュール21に供給されている動作用電源電圧が不安定になると、BIST動作の結果について信頼性が低下することが懸念される。例えば、アイドリングストップ機能を備えた車両では、運転中に一時停止しているエンジンを再起動する際にセルモータを駆動すると、バッテリの電圧が一時的に低下するため、このような事象が発生する場合がある。
そこで、第2実施形態では、図15(a,b,e)に示すように、BIST動作の実行中に動作用電源電圧が低下したことを検出すると、その時点で得ていた実行結果データを破棄し、BIST動作を最初から再実行する。図16に示すように、BIST制御部6(電圧異常検出手段)は、ステップS24でBIST1動作を開始してからステップS25でBIST1動作の完了を判断するまでの間と、ステップS28でBIST2動作を開始してからステップS29でBIST2動作の完了を判断するまでの間とについて、5Vの動作用電源について異常がないか否かを監視する(S34,S35)。
具体的には、モニタリングモジュール21の動作可能電圧の下限を閾値として設定し、動作用電源が閾値を下回らないか否かを監視し、閾値を下回ると(S34,S35:NO)、その時点で得ていた実行結果データを破棄し、それぞれのケースでステップS24,S28に戻り、BIST1,2動作を再実行する。
以上のように第2実施形態によれば、BIST制御部6は、異常判定回路4(1,2)に対して自己診断データを出力している期間中に動作用電源電圧の異常を検出すると、自己診断データの出力を停止して、当該データの出力を最初から再実行する。したがって、動作用電源電圧が一時的に不安定になった場合でも、診断結果データの信頼性を維持することができる。
(第3実施形態)
例えばモニタリングモジュール21においてクロックを供給する回路に例えばCR発振回路等を使用していると、周囲温度の影響などによりクロック周波数が変動する場合があり、クロック周波数が低下するとBIST動作時間が長くなる。また、例えばBIST部7(1,2)の機能に異常がありBIST動作のシーケンスが途中で停止すれば、完了フラグONに至らない。このような場合もBIST動作の結果について信頼性が低下することが懸念される。
そこで、第3実施形態では、BIST制御部6がBIST動作の実行時間を監視する。この場合、少なくともBIST制御部6は、水晶発振子を用いた高精度の発振回路からクロック信号が供給されて動作しているものとする。尚、第3実施形態は、第2実施形態において示した機能も併せて実行する。
図17(d)に示すように、BIST制御部6は、BIST部7(1,2)がBIST動作の実行を開始すると、その実行時間をカウンタやタイマ等(自己診断期間計測回路)により計測する。第2実施形態のように、動作電源電圧が不安定になったことでBIST動作を再実行すると、実行時間を再実行の開始時点から新たに計測する。そして、実行時間について閾値T1(所定時間)を設定しておき、実行時間が閾値T1を超えると(タイムアウト)BIST動作の結果を「異常」とする。
図18に示すように、BIST制御部6は、ステップS25で「NO」と判断すると、BIST1動作の実行時間(経過時間1)が閾値T1を超えたか否かを判断する(S36)。ここで閾値T1を超えると(YES)、ステップS32に移行してBIST動作を終了する。また、ステップS29で「NO」と判断すると、BIST1動作の実行時間NIBIST2動作の実行時間(経過時間2)を加えた値が閾値T1を超えたか否かを判断し(S37)、ここで閾値T1を超えた場合も(YES)同様にステップS32に移行する。
以上のように第3実施形態によれば、BIST制御部6は、異常判定回路4(1,2)に対して自己診断データの出力を開始した時点から経時を開始し、計時された時間が所定時間に達しても、異常判定回路4に対応する結果比較器8が比較完了通知を出力しなければ、その時点で自己診断を終了する。したがって、BIST動作が正常に実行されていない場合の実行結果を排除して信頼性を維持することができる。
本発明は上記した、又は図面に記載した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
異常検出回路は、3つ以上あっても良い。また、特許請求の範囲における第1及び第2異常判定回路に相当する組が、2組以上存在しても良い。
第3実施形態について、第2実施形態の機能を削除しても良い。
図面中、1はマイクロコンピュータ、4は異常判定回路、8は結果比較器(比較回路)、9(1)及び10はセレクタ(データ選択回路)、セレクタ9(2)はセレクタ(データ/信号選択回路)、17は自己診断回路、21はモニタリングモジュール(異常判定装置)を示す。

Claims (4)

  1. 車載機器を制御するマイクロコンピュータ(以下、マイコンと称す)の機能を監視するため、前記マイコン(1)より入力されるテストデータのパターンが予め定められている所定のパターンに一致しなければ、異常判定信号を外部に出力する異常判定回路(4)を複数備えてなる異常判定装置において、
    前記複数の異常判定回路の機能を監視するため、各異常判定回路に対して前記テストデータと同じパターンの自己診断データを出力する自己診断回路(17)と、
    前記複数の異常判定回路に対して、それぞれに対応する前記テストデータと、前記自己診断データとの何れか一方を選択して出力する複数のデータ選択回路(9(1),9(2))と、
    前記複数の異常判定回路のうち少なくとも2つについて、一方を第1異常判定回路(4(1)),他方を第2異常判定回路(4(2))とすると、前記第2異常判定回路が出力する異常判定信号と、前記自己診断データとの何れか一方を選択して、前記第1異常判定回路に出力するデータ/信号選択回路(10)と、
    前記自己診断回路が、前記データ選択回路及び前記データ/信号選択回路を制御して、前記複数の異常判定回路に自己診断データを出力した際に、各異常判定回路が出力すべきデータの期待値と、実際に各異常判定回路が出力したデータとを比較する複数の比較回路(8)とを備え、
    前記第2異常判定回路に対応する比較回路(8(2))には、前記データ/信号選択回路を介して出力されるデータが入力されていることを特徴とする車両用マイコンの異常判定装置。
  2. 動作用電源電圧の異常を検出する電圧異常検出手段(6)を備え、
    前記自己診断回路は、前記異常判定回路に対して前記自己診断データを出力している期間中に、前記電圧異常検出手段が前記電圧の異常を検出すると、前記自己診断データの出力を停止して、当該データの出力を最初から再実行することを特徴とする請求項1記載の車両用マイコンの異常判定装置。
  3. 前記自己診断回路は、前記複数の異常判定回路のそれぞれに対して最初に前記自己診断データの出力を開始した時点から時を開始する自己診断期間計測回路(6)を備え、
    自己診断期間計測回路により計時された時間が所定時間に達しても、前記異常判定回路に対応する比較回路が比較完了通知を出力しなければ、その時点で自己診断を終了することを特徴とする請求項1又は2記載の車両用マイコンの異常判定装置。
  4. 前記自己診断回路は、前記自己診断データの出力を最初から再実行した時点から計時を開始する自己診断期間計測回路(6)を備え、
    前記自己診断期間計測回路により計時された時間が所定時間に達しても、前記異常判定回路に対応する比較回路が比較完了通知を出力しなければ、その時点で自己診断を終了することを特徴とする請求項2記載の車両用マイコンの異常判定装置。
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