JP5983562B2 - 半導体レーザ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体レーザと、レンズと、半導体レーザとレンズとを接続する接続体とを備える半導体レーザ装置に関し、また、その半導体レーザ装置の製造方法に関する。
従来、半導体レーザ装置として、半導体レーザと、レンズと、半導体レーザとレンズとを接続する金属製の接続体とを備える半導体レーザ装置が知られている(例えば、特許文献1)。斯かる半導体レーザ装置においては、半導体レーザ及びレンズは、接着剤により、それぞれ接続体に接着されている。
ところで、接着剤に、熱硬化性の接着剤が用いられた場合には、接着剤は、加熱されて硬化する際に、膨張や収縮をする。これにより、半導体レーザやレンズが適正な位置から位置ずれするという場合がある。また、接着剤に、紫外線硬化性の接着剤が用いられた場合には、紫外線が接続体の内部にまで届かないため、接着剤が充分に硬化しない。これにより、半導体レーザやレンズが適正な位置から位置ずれするという場合がある。
特開平10−334472号公報
よって、本発明は、斯かる事情に鑑み、半導体レーザやレンズを適切な位置で固定できる半導体レーザ装置及びその製造方法を提供することを課題とする。
本発明に係る半導体レーザ装置は、レーザ光を出射する半導体レーザと、前記半導体レーザから出射された光が入射されるレンズと、前記半導体レーザと前記レンズとを接続する接続体と、を備え、前記接続体は、前記半導体レーザの外周部の少なくとも一部を覆うようにして、前記半導体レーザの少なくとも一部を収容する凹状のレーザ収容部を備え、前記レーザ収容部は、紫外線を透過可能に構成されると共に、前記半導体レーザの外周部との間に少なくとも配置される紫外線硬化性の接着剤により、前記半導体レーザと固定される。
本発明に係る半導体レーザ装置によれば、接続体は、半導体レーザの少なくとも一部を収容する凹状のレーザ収容部を備えており、レーザ収容部は、半導体レーザの外周部の少なくとも一部を覆っている。また、紫外線硬化性の接着剤は、半導体レーザの外周部とレーザ収容部との間に少なくとも配置されている。
そして、接着剤が、レーザ収容部を透過した紫外線により全体に亘って充分に硬化するため、半導体レーザがレーザ収容部に対して適正な位置で固定される。したがって、半導体レーザをレンズに対して適切な位置で固定できる
また、本発明に係る半導体レーザ装置においては、前記接続体は、前記レンズの外周部の少なくとも一部を覆うようにして、前記レンズの少なくとも一部を収容する凹状のレンズ収容部を備え、前記レンズ収容部は、紫外線を透過可能に構成されると共に、前記レンズの外周部との間に少なくとも配置される紫外線硬化性の接着剤により、前記レンズと固定される、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、接続体は、レンズの少なくとも一部を収容する凹状のレンズ収容部を備えており、レンズ収容部は、レンズの外周部の少なくとも一部を覆っている。また、紫外線硬化性の接着剤は、レンズの外周部とレンズ収容部との間に少なくとも配置されている。そして、接着剤が、レンズ収容部を透過した紫外線により全体に亘って充分に硬化するため、レンズがレンズ収容部に対して適正な位置で固定される。したがって、レンズを半導体レーザに対して適切な位置で固定できる。
また、本発明に係る半導体レーザ装置は、レーザ光を出射する半導体レーザと、前記半導体レーザから出射された光が入射されるレンズと、前記半導体レーザと前記レンズとを接続する接続体と、を備え、前記接続体は、前記レンズの外周部の少なくとも一部を覆うようにして、前記レンズの少なくとも一部を収容する凹状のレンズ収容部を備え、前記レンズ収容部は、紫外線を透過可能に構成されると共に、前記レンズの外周部との間に少なくとも配置される紫外線硬化性の接着剤により、前記レンズと固定される。
本発明に係る半導体レーザ装置によれば、接続体は、レンズの少なくとも一部を収容する凹状のレンズ収容部を備えており、レンズ収容部は、レンズの外周部の少なくとも一部を覆っている。また、紫外線硬化性の接着剤は、レンズの外周部とレンズ収容部との間に少なくとも配置されている。そして、接着剤が、レンズ収容部を透過した紫外線により全体に亘って充分に硬化するため、レンズがレンズ収容部に対して適正な位置で固定される。したがって、レンズを半導体レーザに対して適切な位置で固定できる。
また、本発明に係る半導体レーザ装置においては、前記レンズ収容部は、前記レンズの外周部の全体を覆うように、筒状に形成される、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、レンズ収容部は、筒状に形成されており、レンズの外周部の全体を覆っている。これにより、例えば、レンズに触れられることを抑制できたり、レンズを保護したりすることができる。
また、本発明に係る半導体レーザ装置の製造方法は、レーザ光を出射する半導体レーザと、前記半導体レーザから出射された光が入射されるレンズと、紫外線を透過可能に構成され、前記半導体レーザと前記レンズとを接続する接続体と、を備える半導体レーザ装置の製造方法であって、前記半導体レーザ及び前記レンズの少なくとも何れか一方と前記接続体との間に、紫外線硬化性の接着剤を配置することと、前記接続体を透過した紫外線により前記接着剤が硬化するように、前記接続体の外側から前記接着剤に向けて紫外線を照射することと、を備える。
以上の如く、本発明は、半導体レーザやレンズを適切な位置で固定できるという優れた効果を奏する。
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体レーザ装置の全体断面図である。 図2は、同実施形態に係る半導体レーザ装置の分解正面図である。 図3は、同実施形態に係る半導体レーザ装置の製造方法を説明する図である。 図4は、同実施形態に係る半導体レーザ装置の製造方法を説明する図である。 図5は、同実施形態に係る半導体レーザ装置の製造方法を説明する図である。 図6は、同実施形態に係る半導体レーザ装置の製造方法を説明する図である。
以下、本発明に係る半導体レーザ装置における一実施形態について、図1〜図6を参酌して説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る半導体レーザ装置1は、レーザ光を出射する半導体レーザ2と、半導体レーザ2から出射された光が入射されるレンズ3と、半導体レーザ2とレンズ3とを接続する接続体4とを備えている。また、半導体レーザ装置1は、半導体レーザ2と接続体4とを固定する第1の接着剤5と、レンズ3と接続体4とを固定する第2の接着剤6とを備えている。
半導体レーザ2は、先端部21に、レーザ光を出射する発光部22を備えている。また、半導体レーザ2は、基端部に、電源を供給されるための端子23,23を備えている。そして、半導体レーザ2の先端部21は、接続体4に収容されている。
レンズ3は、半導体レーザ2から出射したレーザ光を入射面31から入射し、入射したレーザ光を平行光にして出射面32から出射する。本実施形態において、レンズ3は、コリメートレンズである。入射面31は、平面状に形成されている。出射面32の外側部32aは、平面状に形成されている一方、出射面32の内側部32bは、凸面状に形成されている。
接続体4は、半導体レーザ2の先端部21を収容する凹状のレーザ収容部41と、レンズ3の全体を収容する凹状のレンズ収容部42と、レーザ収容部41とレンズ収容部42とを連結する連結部43とを備えている。そして、接続体4は、レーザ光の光軸A1が軸線方向と平行となるような筒状に形成されている。
また、接続体4は、紫外線を透過可能に構成されている。即ち、接続体4は、紫外線を透過する材料で形成されている。具体的には、接続体4は、紫外線透過率が50%以上の材料で形成されている。より好ましくは、接続体4は、紫外線透過率が80%以上の材料で形成されている。例えば、接続体4は、ポリカーボネート樹脂、石英ガラス等で形成されている。
レーザ収容部41は、円筒状に形成されている。そして、レーザ収容部41の内径は、連結部43の内径よりも大きい。また、レーザ収容部41は、径方向において、半導体レーザ2の外周部24の一部を覆っている。
レンズ収容部42は、円筒状に形成されている。そして、レンズ収容部42の内径は、連結部43の内径よりも大きい。また、レンズ収容部42は、径方向において、レンズ3の外周部33の全体を覆っている。
連結部43は、レンズ3を支持する支持部43aを備えている。支持部43aは、径方向内方に向けて環状に突出している。そして、支持部43aの一方側の面は、レンズ3の入射面31と当接しており、支持部43aの他方側の面は、半導体レーザ2の先端部21と離間している。
第1の接着剤5は、半導体レーザ2の外周部24とレーザ収容部41の内周部41aとの間に配置されている。そして、第1の接着剤5は、紫外線硬化性を有している。即ち、第1の接着剤5は、紫外線に照射されたことにより硬化している。
第2の接着剤6は、レンズ3の外周部33とレンズ収容部42の内周部42aとの間に配置されている。また、第2の接着剤6は、レンズ3の出射面32の外側部32aからレンズ収容部42の内周部42aに亘っても配置されている。そして、第2の接着剤6は、紫外線硬化性を有している。即ち、第2の接着剤6は、紫外線に照射されたことにより硬化している。なお、本実施形態においては、第1の接着剤5と第2の接着剤6とは、同じ材料を使用している。
本実施形態に係る半導体レーザ装置1の構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係る半導体レーザ装置1の製造方法について、図3〜図6を参酌して説明する。
まず、図3に示すように、回転テーブル11に載置された接続体4のレンズ収容部42に、レンズ3を収容させる。そして、回転テーブル11を回転させつつ、吐出部12から、レンズ3と接続体4との間に向けて第2の接着剤6を吐出する。その後、図4に示すように、回転テーブル11を回転させつつ、照射部13,14から第2の接着剤6に向けて紫外線を照射させる。
このとき、レンズ3及び接続体4の斜め上方に配置される照射部13は、接続体4の外側(外周側)から、接続体4の内部(内周部)に配置された第2の接着剤6に向けて紫外線を照射する。これにより、第2の接着剤6のうち、レンズ3の外周部33とレンズ収容部42の内周部42aとの間に配置されている部分は、接続体4のレンズ収容部42を透過した紫外線により、硬化する。
また、レンズ3及び接続体4の真上に配置される照射部14は、第2の接着剤6に向けて直接的に紫外線を照射する。これにより、第2の接着剤6のうち、レンズ3の出射面32の外側部32aからレンズ収容部42の内周部42aに亘って配置されている部分は、直接的に照射された紫外線により、硬化する。その結果、レンズ3と接続体4とは、硬化した第2の接着剤6により、固定される。
次に、図5に示すように、半導体レーザ2を電源装置15に固定させ、レンズ3が固定された接続体4を、保持部16に保持させる。なお、保持部16は、移動機構(図示及び採番していない)により、電源装置15に対して、3自由度(X軸、Y軸、Z軸)で移動可能に構成されている。また、保持部16は、レンズ収容部42と接触した状態(即ち、レーザ収容部41と重ならない状態)で、接続体4を保持している。
そして、吐出部17から、半導体レーザ2における先端部21の外周部24に向けて第1の接着剤5を吐出する。その後、図6に示すように、保持部16を電源装置15に対して移動させることにより、半導体レーザ2とレンズ3との位置合わせを行う。このとき、電源装置15が半導体レーザ2に電源を供給しているため、半導体レーザ2から設定された出力が得られるように、半導体レーザ2とレンズ3との位置合わせを行う。
そして、半導体レーザ2とレンズ3とを位置合わせした状態で、接続体4の上方及び下方に配置された照射部18,18から、第1の接着剤5に向けて紫外線を照射させる。具体的には、各照射部18は、接続体4の外側(外周側)から、接続体4の内部(内周部)に配置された第1の接着剤5に向けて紫外線を照射する。これにより、半導体レーザ2の外周部24とレーザ収容部41の内周部41aとの間に配置されている第1の接着剤5は、接続体4のレーザ収容部41を透過した紫外線により、硬化する。その結果、半導体レーザ2と接続体4とは、硬化した第1の接着剤5により、固定される。
以上より、本実施形態に係る半導体レーザ装置1によれば、接続体4は、半導体レーザ2の一部を収容する凹状のレーザ収容部41を備えており、レーザ収容部41は、半導体レーザ2の外周部24の一部を覆っている。また、紫外線硬化性の第1の接着剤5は、半導体レーザ2の外周部24とレーザ収容部41との間に配置されている。そして、第1の接着剤5が、レーザ収容部41を透過した紫外線により全体に亘って充分に硬化するため、半導体レーザ2がレーザ収容部41に対して適正な位置で固定される。したがって、半導体レーザ2をレンズ3に対して適切な位置で固定することができる。
ところで、第1の接着剤5が充分に硬化していない場合には、第1の接着剤5が、装置の稼働中に、浮遊して、半導体レーザ2やレンズ3に付着することにより、装置の光出力の効率が低下する、という問題を生じる。しかしながら、本実施形態に係る半導体レーザ装置1によれば、第1の接着剤5が全体に亘って充分に硬化しているため、斯かる問題を解決することができる。
また、本実施形態に係る半導体レーザ装置1によれば、接続体4は、レンズ3の全体を収容する凹状のレンズ収容部42を備えており、レンズ収容部42は、レンズ3の外周部33を覆っている。また、紫外線硬化性の第2の接着剤6は、レンズ3の外周部33とレンズ収容部42との間に配置されている。そして、第2の接着剤6が、レンズ収容部42を透過した紫外線により全体に亘って充分に硬化するため、レンズ3がレンズ収容部42に対して適正な位置で固定される。したがって、レンズ3を半導体レーザ2に対して適切な位置で固定することができる。
ところで、第2の接着剤6が充分に硬化していない場合には、第2の接着剤6が、装置の稼働中に、浮遊して、半導体レーザ2やレンズ3に付着することにより、装置の光出力の効率が低下する、という問題を生じる。しかしながら、本実施形態に係る半導体レーザ装置1によれば、第2の接着剤6が全体に亘って充分に硬化しているため、斯かる問題を解決することができる。
また、本実施形態に係る半導体レーザ装置1によれば、レンズ収容部42は、筒状に形成されており、レンズ3の外周部33の全体を覆っている。これにより、例えば、レンズ3が固定された接続体4を、保持部16に保持させる際に、レンズ3に触れられることを抑制できたり、レンズ3を保護したりすることができる。
なお、本発明に係る半導体レーザ装置は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、本発明に係る半導体レーザ装置は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
上記実施形態に係る半導体レーザ装置1においては、半導体レーザ2及びレンズ3の双方が、それぞれ接着剤5,6により、接続体4に固定される、という構成である。しかしながら、本発明に係る半導体レーザ装置は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る半導体レーザ装置においては、半導体レーザ2が、例えば、締結機構(ボルト及びナット等)により、接続体4に固定される、という構成でもよく、また、レンズ3が、例えば、締結機構(ボルト及びナット等)により、接続体4に固定される、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係る半導体レーザ装置1においては、接続体4は、全体が紫外線を透過できるように、構成されている。しかしながら、本発明に係る半導体レーザ装置は、斯かる構成に限られない。具体的には、本発明に係る半導体レーザ装置においては、接続体4の内部に配置されている接着剤5,6に向けて紫外線を透過できるように、接続体4は、少なくとも一部、例えば、接着剤5,6が面する部分が紫外線を透過できるように、構成されていてもよい。例えば、接続体4の連結部43は、紫外線を透過しない金属等で形成されていてもよい。
また、上記実施形態に係る半導体レーザ装置1においては、レーザ収容部41は、半導体レーザ2の一部を収容する、という構成である。しかしながら、本発明に係る半導体レーザ装置は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る半導体レーザ装置においては、レーザ収容部41は、半導体レーザ2の全体を収容する、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係る半導体レーザ装置1においては、レンズ収容部42は、レンズ3の全体を収容する、という構成である。しかしながら、本発明に係る半導体レーザ装置は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る半導体レーザ装置においては、レンズ収容部42は、レンズ3の一部を収容する、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係る半導体レーザ装置1においては、第1の接着剤5は、半導体レーザ2の外周部24とレーザ収容部41の内周部41aとの全周に亘って配置されている、という構成である。しかしながら、本発明に係る半導体レーザ装置は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る半導体レーザ装置においては、第1の接着剤5は、半導体レーザ2の外周部24とレーザ収容部41の内周部41aとの間であって、周方向の一部に配置されている、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係る半導体レーザ装置1においては、第2の接着剤6は、レンズ3の外周部33とレンズ収容部42の内周部42aとの全周に亘って配置されている、という構成である。しかしながら、本発明に係る半導体レーザ装置は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る半導体レーザ装置においては、第2の接着剤6は、レンズ3の外周部33とレンズ収容部42の内周部42aとの間であって、周方向の一部に配置されている、という構成でもよい。
1…半導体レーザ装置、2…半導体レーザ、3…レンズ、4…接続体、5…(第1の)接着剤、6…(第2の)接着剤、11…回転テーブル、12…吐出部、13…照射部、14…照射部、15…電源装置、16…保持部、17…吐出部、18…照射部、21…先端部、22…発光部、23…端子、24…外周部、31…入射面、32…出射面、32a…外側部、32b…内側部、33…外周部、41…レーザ収容部、41a…内周部、42…レンズ収容部、42a…内周部、43…連結部、43a…支持部、A1…光軸

Claims (5)

  1. レーザ光を出射する半導体レーザと、
    前記半導体レーザから出射された光が入射され、該光を出射面から出射するレンズと、
    前記半導体レーザと前記レンズとを接続する接続体と、
    前記レンズと前記接続体とを固定する、紫外線硬化性を有する接着剤のみを硬化させた樹脂と、を備え、
    前記接続体は、前記レンズの外周部の少なくとも一部を覆い且つ前記出射面を露出するようにして、前記レンズの少なくとも一部を収容する凹状のレンズ収容部を備え、
    前記レンズ収容部は、紫外線を透過可能に構成され、
    前記レンズの前記出射面は、平面状に形成される外側部と、凸状に形成される内側部と、を備え、
    前記樹脂は、前記レンズと前記レンズ収容部とを固定すべく、前記レンズの外周部と前記レンズ収容部との間に配置され、且つ、前記レンズの前記出射面の前記外側部から前記レンズ収容部に亘って配置される半導体レーザ装置。
  2. レーザ光を出射する半導体レーザと、
    前記半導体レーザから出射された光が入射され、該光を出射面から出射するレンズと、
    前記半導体レーザと前記レンズとを接続する接続体と、
    前記レンズと前記接続体とを固定する、接着剤を硬化させた樹脂と、を備え、
    前記接続体は、前記レンズの外周部の少なくとも一部を覆い且つ前記出射面を露出するようにして、前記レンズの少なくとも一部を収容する凹状のレンズ収容部を備え、
    前記レンズ収容部は、紫外線を透過可能に構成され
    前記レンズの前記出射面は、平面状に形成される外側部と、凸状に形成される内側部と、を備える、半導体レーザ装置の製造方法であって、
    紫外線硬化性を有する接着剤のみを、前記レンズの外周部と前記レンズ収容部との間、且つ、前記レンズの前記出射面の前記外側部から前記レンズ収容部に亘って配置工程と、
    前記レンズと前記レンズ収容部とを固定するために、前記レンズ収容部を経由して、前記接着剤に紫外線を照射する工程と、を備える、半導体レーザ装置の製造方法。
  3. 前記レンズ収容部は、前記レンズの外周部の全体を覆うように、筒状に形成される請求項2に記載の半導体レーザ装置の製造方法
  4. 前記接続体は、前記半導体レーザの外周部の少なくとも一部を覆うようにして、前記半導体レーザの少なくとも一部を収容する凹状のレーザ収容部を備え、
    前記レーザ収容部は、紫外線を透過可能に構成され
    前記製造方法は、前記レーザ収容部と前記半導体レーザの外周部との間に少なくとも配置される紫外線硬化性の接着剤を硬化させることにより、前記レーザ収容部と前記半導体レーザと固定工程をさらに備える請求項2又は3に記載の半導体レーザ装置の製造方法
  5. 前記照射する工程の後に、前記半導体レーザがレーザ光を出射する状態で、前記レンズ収容部に固定された前記レンズに対して、前記半導体レーザを位置合わせする工程と、
    前記半導体レーザを前記レンズに位置合わせした状態で、前記半導体レーザを前記接続体に固定る工程と、を備える、請求項2〜4の何れか1項に記載の半導体レーザ装置の製造方法。
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