JP5981481B2 - 架空送電線用スペーサ - Google Patents

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Description

本発明は、架空送電線のスペーサに関するものである。
冬季において、架空送電線に着雪や着氷が生じてその断面が非円形になると、横風を受けてギャロッピング振動と呼ばれる低周波大振幅の振動が発生する場合がある。
ギャロッピング振動は、大規模になると鉄塔のアームを変形させたり、鉄塔自身を倒壊させたりする可能性があり、小規模でも相間短絡事故の発生原因となる。
このギャロッピング振動の対策として、平行に並んで支持された複数の架空送電線に対して各架空送電線を把持する把持体を有するスペーサを取り付け、一部の把持体(例えば半数)が架空送電線をその長手方向を軸として回転可能に把持する構造とすることにより、着雪や着氷による断面形状の向きが異なるようにして振動の抑制を図っていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−261030号公報
上記従来のスペーサは、各架空送電線に所定の間隔を維持させるための枠体と、当該枠体の各部に設けられた架空送電線を固定状態で把持する固定把持体と、架空送電線を回転可能に把持する可動把持体とを備えている。そして、可動把持体は、ヒンジ構造により回動可能に連結された二つの把持部材からなる把持部と、把持部が架空送電線と共に回転可能となるように支持する連結部材と、把持部が架空送電線を把持した状態を維持するように二部材を連結する締結部材とを備えている。
そして、上記従来のスペーサの可動把持体は、架空送電線の長手方向に沿った両端部の重量バランスが等しくなるように、二部材からなる把持部が、架空送電線の長手方向について、連結部材を挟んだ片側の半分と逆側の半分とにそれぞれ締結部材を設け、これら片側の半分と逆側の半分とが連結部材を挟んで対称となるように設計されていた。
このため、可動把持体は、架空送電線の長手方向について幅が広く、大型化と重量化が問題となっていた。固定把持体に比較し可動把持体が重いと、送電線と直角方向の面内において、重い可動把持体側に送電線が傾斜するという弊害が生じる。そのため、固定把持体側に重量バランスを取るためのウェイトを付加する必要があり、スペーサの全体重量がさらに増加する結果を引き起こしていた。スペーサの重量増加は鉄塔設計や施工工事にコストアップの影響を与えるという問題がある。
本発明は、小型・軽量の可動把持体を有し、小型・軽量な全体設計が可能なスペーサを提供することを、その目的とする。
本発明は、
複数の架空送電線を個別に把持する複数の把持体と、
前記複数の把持体を介して前記複数の架空送電線の間隔を維持する枠体とを備え、
前記把持体は、
前記架空送電線を中心とする当該架空送電線の回動を許容して把持する可動把持体と、
前記架空送電線を固定的に把持する固定把持体とからなり、
前記固定把持体は、ヒンジ構造を介して連結され、前記架空送電線を把持する二つの把持部材からなる把持部と、前記把持部と前記枠体とを連結する連結部材と、前記二つの把持部材による把持状態を維持する締結部材とを備え、かつ、
前記固定把持体の前記把持部は、前記連結部材を挟んで前記架空送電線の長手方向における一方と他方とが対称であり、
前記可動把持体は、ヒンジ構造を介して連結され、前記架空送電線を把持する二つの把持部材からなる把持部と、前記把持部と前記枠体とを連結し、把持された前記架空送電線を中心に前記把持部を回動可能に支持する連結部材と、
前記二つの把持部材による把持状態を維持する締結部材とを備え、かつ、
前記可動把持体の前記把持部は、前記連結部材を挟んで前記架空送電線の長手方向における一方となる第一部分と他方となる第二部分とに区分した場合に、前記第一部分にのみ前記締結部材を設け、前記第二部分の前記架空送電線の長手方向における幅が前記第一部分よりも小さいことを特徴とする。
上記構成では、従来の可動把持体のように連結部材を挟んでその両側に締結部材を設ける構造ではなく、連結部材の片側の第一部分のみに締結部材を設けたので、第二部分は締結部材を設ける構造やスペースを不要とし、架空送電線の長手方向の幅を第一部分よりも小さくすることが可能となる。これにより、可動把持体の小型化及び軽量化を図ることが可能となる。
また、上記発明において、前記可動把持体を複数備え、
全ての前記可動把持体の前記把持部が、前記架空送電線の長手方向について、前記連結部材を挟んで前記第一部分が同じ側となるように前記枠体に設けられている構成としても良い。
上記構成では、複数の可動把持体の第一部分が、架空送電線の長手方向について、連結部材を挟んで同じ側となっているので、短絡事故によって架空送電線同士が引き付け合う現象が発生しても、同じ側となっていない場合と比較して、枠体に発生する歪を抑制することができるため軽量化設計が可能となる。
また、上記発明において、前記固定把持体と前記可動把持体の締結部材は、いずれも、回転操作により前記把持部による把持圧を付与するナットであって、その把持圧が予め定められた値を超えると空転を生じるラッチ機構が内蔵されている構成としても良い。
上記構成では、固定把持体と可動把持体の把持体の把持圧を付与する締結部材が、一定の把持圧を超えると空転を生じるラッチ機構を内蔵したナットを備えることから、把持圧を一定の大きさに維持することが可能となる。
特に、従来は、固定把持体における把持圧を架空送電線の把持動作と共に大型のコイルバネのバネ圧によって付与するバネ機構が固定把持体に併設されていたことから、固定把持体の大型化及び重量化を生じていたが、上記構成では、例えば、ナットに内蔵された小型のサラバネとラッチ機構により把持圧を一定に維持することができるため、固定把持体の小型化、軽量化を図ることが可能となる。
また、固定把持体と可動把持体とに、ラッチ機構を内蔵したナットを設け、把持状態を維持する構成としたので、架空送電線用スペーサの取り付け又は取り外しの高所作業において、工具の共通化を容易に図ることが可能となり、運搬する工具の削減、工具の交換の手間の排除などにより作業効率の向上を図ることが可能となる。
また、上記発明において、前記可動把持体の把持部は、前記連結部材に対する一定の回動角度で分離可能であり、
当該連結部材に、前記把持部の前記一定の回動角度への回動を規制する着脱可能なストッパーを設けても良い。
上記構成では、分離可能な把持部に、一定の回動角度への回動を規制する着脱可能なストッパーを設けたので、連結部材からの把持部の不慮の分離を回避することが可能となる。特に、架空送電線用スペーサの取り付け又は取り外しの高所作業において、把持部を分離落下させる等の事態の発生を抑止することが可能となる。
以上のように、本発明によれば、小型・軽量の把持体を有するスペーサを提供することが可能となる。
発明の実施形態に係る架空送電線用スペーサを送電線方向から見た状態を示す正面図である。 架空送電線に直交する方向から可動把持体を見た側面図である。 図2のX−X線に沿った断面図である。 図2のY−Y線に沿った断面図である。 図3のW−W線に沿った連結部材の断面図である。 連結部材にストッパーを装着した状態の側面図である。 第一及び第二の把持部材が把持状態にない場合にストッパーが連結部材からの把持部の脱落を防止する状態を示した説明図である。 固定把持体の断面図である。 図8のV方向から見た底面図である。 可動把持体で発生する曲げモーメントの説明図であって、図10(A)及び図10(B)は比較例を示し、図10(C)及び図10(D)は実施例を示す。 図10(B)の例における短絡事故時の架空送電線同士が引き付け合う現象で枠体に発生する歪の試験結果である。 図10(D)の例における短絡事故時の架空送電線同士が引き付け合う現象で枠体に発生する歪の試験結果である。 図11及び図12の歪の試験の歪みゲージの取付位置を示す説明図である。
[発明の実施形態の概要]
本発明の実施形態である架空送電線用スペーサ10について図1乃至図9を参照して説明する。
架空送電線用スペーサ10は、平行に支持された複数の架空送電線に渡って取り付けられて、架空送電線同士の距離を一定に維持するためのものである。ここでは、平行に支持された四本の架空送電線Kに取り付けられるいわゆる四導体用の架空送電線用スペーサ10を例示する。
架空送電線用スペーサ10は、図1に示すように、二本の架空送電線Kを個別に把持する可動把持体20と、残る二本の架空送電線Kを把持する固定把持体40と、これらの把持体20,40を介して四本の架空送電線Kの間隔を維持する枠体60とを主に備えている。なお、これらの各構成はいずれも適度に強度を備えた金属から形成されているが十分な強度、耐久性、耐候性を備える他の材料から形成しても良い。
[可動把持体]
図2は架空送電線Kに直交する方向から可動把持体20を見た側面図、図3,4はそれぞれ図2のX−X線とY−Y線とに沿った断面図である。
可動把持体20は、架空送電線Kを中心とする当該架空送電線Kの回動を許容して把持する機能を有している。
この可動把持体20は、図2〜図4に示すように、ヒンジ構造21を介して連結され、架空送電線Kを把持する第一と第二の把持部材22,23からなる把持部24と、把持部24と枠体60とを連結し、把持された架空送電線Kを中心に把持部24を回動可能に支持する連結部材25と、第一と第二の把持部材22,23による把持状態を維持する締結部材26と、第一の把持部材22と第二の把持部材23による架空送電線Kの把持の際に介在するカラー27,28とを備えている。
第一と第二の把持部材22,23は各々の一端部がヒンジ構造21により連結され(以下、ヒンジ構造側を「基端部」という)、各々の他端部は締結部材26により互いに近接された状態が保持される(以下、締結部材側を「回動端部」という)。
第二の把持部材23の基端部には、架空送電線Kの長手方向(以下、送電線方向Sとする)における中央部が第一の把持部材22側へ突出した凸状部としての係合部211が形成され、第一の把持部材22には送電線方向Sにおける両端部が第二の把持部材23側へ突出した二つの凸状部からなる係合部212が形成されている。そして、係合部212に係合部211が嵌合した状態で、これら係合部211,212には同一線上に並ぶ貫通穴が形成されており、当該貫通穴に連結軸213が挿入されている。そして、この連結軸213が中心軸となり、第一と第二の把持部材22,23が互いに回動可能に連結されている。即ち、係合部211と係合部212と連結軸213とによりヒンジ構造21が構成されている。
なお、連結軸213の長手方向は、第一と第二の把持部材22,23とにより把持される送電線方向Sに平行となっている。また、連結軸213は、貫通穴の出口をつぶす、変形させる等の周知の方法で第一又は第二の把持部材22,23の貫通穴から抜けないように保持されている。
第一と第二の把持部材22,23は互いの回動端部を近接させた状態(以下、把持状態とする)において、外形が略円柱状となり、当概略円柱状の中心位置には、その中心線に沿って架空送電線Kが把持される。
また、第一と第二の把持部材22,23は直接、架空送電線Kに接触せず、略円柱形状の中心位置に設けられたカラー27,28を介して把持を行う。
これらのカラー27,28は、それぞれが半円筒状であり、一方のカラー27は第一の把持部材22にネジ止めで固定され、他方のカラー28は第二の把持部材23にネジ止めで固定されている。なお、カラー27,28のネジ止めは必須ではなく、ネジ止めしないタイプも存在する。
そして、第一と第二の把持部材22,23を把持状態とすることにより、これらのカラー27,28が略円筒状となり、その内側で架空送電線Kを把持することが可能となる。なお、把持状態において、第一の把持部材22と第二の把持部材23とは、互いの対向部位に幾分隙間が生じており、カラー27,28も同様の隙間が生じるようになっている。即ち、この隙間を収縮させるように後述する締結部材26が締めつけることにより、架空送電線Kに対する適度な把持圧が発生するようになっている。
なお、各カラー27,28は、外径が均一で内径が異なる複数種類のものが用意されており、ネジの付け外しによって交換することにより、種々の外径の架空送電線Kを把持することが可能である。なお、ネジ止めしないタイプのカラー27,28の場合には単に入れ替えるのみで交換可能である。
また、第一と第二の把持部材22,23は、いずれも、その内部に段差があり、把持される架空送電線Kを中心とする内周面221,231を有する中空が形成されている。また、第一と第二の把持部材22,23の外周面上には、それぞれ、その回動端部から基端側に向かって中空内部に至る切り欠き222,232が形成されている。
これらは、前述したカラー27,28と協働して、把持部24が連結部材25を回動可能に支持するための構造である。
連結部材25は、把持部24に連結される基部251と、枠体60側に連結される頭部252と、基部251と頭部252とを連結する首部253とから構成されている。連結部材25の基部251は、図3に示すように、送電線方向Sから見た形状が円弧状に湾曲した板状に形成されている。そして、基部251の内径はカラー27,28の外径に略一致或いは僅かに大きく設計されており、基部251の外径は、第一と第二の把持部材22,23の内周面221,231の内径に略一致或いは僅かに小さく設計されている。従って、基部251は、カラー27,28と第一と第二の把持部材22,23の内周面221,231との間の空間内をこれらに摺接しながら移動することができ、これにより、連結部材25の基部251は、架空送電線Kを中心として把持部24を回動可能に支持することができる。
首部253は、略板状であって、前述した第一と第二の把持部材22,23の切り欠き222,232に挿入された状態にあり、基部251側で把持部24が回動すると、首部253は相対的に切り欠き222,232に沿って移動を行う。そして、これらの切り欠き222,232が連結部材25に対する把持部24の回動可能な角度範囲を規定している。即ち、図3に示すように、連結部材25の頭部252が第一の把持部材22と第二の把持部材23の回動端部側を向いた状態を基準位置とした場合、各切り欠き222,232の終端が首部253に当接して、正方向と逆方向(時計方向と反時計方向)とについてそれぞれ80度の角度まで把持部24は回動可能となっている。
頭部252は、図3に示すようにその先端部が二叉状に形成され、二叉部分のそれぞれには、図2に示すように送電線方向S及び連結部材25の長手方向に直交する方向に沿って正円形の貫通穴252aが形成されている。そして、枠体60に設けられた支持部材61の一端部が頭部252の二叉部分に挿入され、支持部材61の一端部に形成された貫通穴と頭部252の貫通穴とにボルト611とが挿入され、ナット612を締結することにより、枠体60と連結部材25とが連結される(図1参照)。この時、枠体60と連結部材25の間にはコイルバネ613が介挿される。コイルバネ613は収縮状態で格納され、その押圧力により枠体60と連結部材25とが圧接され、相互間の電気的導通が図られる。
また、前記把持部24は、一定の回動角度である基準位置において、第一の把持部材22の回動端部と第二の把持部材23の回動端部とが離間する方向に開くと、基部251がカラー27,28と第一と第二の把持部材22,23の内周面221,231との間から抜けて連結部材25から分離させることができる。つまり、把持部24は、第一の把持部材22と第二の把持部材23とが開いていると、連結部材25に対して着脱することができる。
ただし、架空送電線Kに対する架空送電線用スペーサ10の取付作業は、高所作業であることから、連結部材25に対して把持部24が不慮に外れると部品の落下事故の発生となるため、取付作業時には把持部24は分離しないようにすることが望ましい。
このため、出荷段階等、架空送電線への取り付け作業を控えているときには、図5に示すように、連結部材25の首部253に設けられた挿通穴253aにストッパー254が装着されている。
首部253の挿通穴253aは、図5に示すように、首部253の正面から背面に貫通する貫通穴253bと、首部253の側面から貫通穴253bとの交差位置までの範囲で形成された交差穴253cとからなる。
一方、ストッパー254は、図5及び図6に示すように、貫通穴253bを正面側から貫通してから略円弧を描くように湾曲し、さらに、直角に一回屈曲して交差穴253cに挿入される略q字状に形成された可撓性を有する棒である。ストッパー254は、例えば、ピアノ線のような可撓性とある程度の剛性を備えることが望ましい。
そして、ストッパー254は、交差穴253cに挿入された一端部を引き抜くことにより、貫通穴253bに挿入された他端部も引き抜くことが可能となっている。
一方、第二の把持部材23の回動端部には、後述するボルト262を支持するために、架空送電線Kを中心とする半径方向外側に向かって突出された突出部233が形成されており、第一の把持部材22の回動端部には、後述するボルト262が入る受け溝264を形成するために、架空送電線Kを中心とする半径方向外側に向かって突出された突出部223が形成されている。
従って、図7に示すように、連結部材25の基端部が基準位置以外、即ち、第二の把持部材23の内周面231の内側に位置する状態で、挿通穴253aにストッパー254が装着されていると、当該ストッパー254が、突出部233に当接して基準位置への移動が阻まれ、第一及び第二の把持部材22,23が把持状態にない場合でも、連結部材25からの脱落を防止することができるようになっている。
なお、連結部材25を把持部24に装着し、第一及び第二の把持部材22,23を把持状態にした後には、ストッパー254は、その可撓性により、交差穴253cから一端部を引き抜いてから他端部を貫通穴253bから引き抜くことにより挿通穴253aから除去することができる。これにより、連結部材25に対して把持部24は基準位置から±80°の範囲で回動させることができるようになる。また、このストッパー254は、例えば、架空送電線用スペーサ10が架空送電線Kから取り外された後には、再び、挿通穴253aに装着し、連結部材25が第二の把持部材23から脱落しないように保持させておくことができる。
締結部材26は、図2〜図4に示すように、第二の把持部材23の回動端部の突出部233により、送電線方向Sに沿った支軸261により一端部が回動可能に支持されたボルト262と、ボルト262の回動端部側に形成された雄ネジに螺合するロックナット263と、第一の把持部材22の回動端部に形成されたボルト262の受け溝264とを備えている。
上記受け溝264は、ボルト262の回動端部側の外径よりも幾分幅が広く形成されており、ボルト262が第一の把持部材22側に回動してきた場合にその回動端部を溝内に受け入れることができるようになっている。
また、第一の把持部材22の回動端部には、受け溝264に隣接してロックナット263の当接面265が形成されている。即ち、ボルト262の先端部に浅くロックナット263を螺合させて第一の把持部材22側に倒すと、ボルト262が受け溝264に侵入する。これにより、第一と第二の把持部材22,23を開こうとすると、ロックナット263が当接面265に当接して、その動作を阻止する構造となっている。
ロックナット263は、特公平4−20090号公報に記載のナットであり、以下のように機能する。
ボルト262を受け溝264側に倒して、その内部に侵入させ、ロックナット263を締結して、一定の把持圧を超えるとロックナット263が空転し、それ以上の締結を行うことができなくなる。従って、第一と第二の把持部材22,23は一定の把持圧で架空送電線Kの把持を行うことができるようになっている。
また、可動把持体20の把持部24は、図2に示すように、連結部材25を挟んで送電線方向Sにおける片側となる第一部分L1と逆側となる第二部分L2とに区分した場合に、第一部分L1にのみ締結部材26を設け、第二部分L2の送電線方向Sにおける幅を第一部分L1よりも小さくしている。
このように、把持部24は、連結部材25を挟んでその片側の第一部分L1のみに締結部材26を設けたので、第二部分L2はより小型軽量化を図ることが可能である。一方、把持部24は、短絡事故等の場合は特に、送電線方向Sについて、前記連結部材25を挟んで前記第一部分を同じ側に揃えるか、もしくは互い違いとするかの構造要因に配慮する必要がある。
図10は可動把持体で発生する曲げモーメントmの説明図である。なお、図10では固定把持体40の図示は省略している。短絡事故時の架空送電線同士が引き付け合う現象においては、その引き合う力(電磁吸引力)により枠体60に圧縮力が働くが、把持部24のL1,L2の長さが異なり非対称の場合では、把持部24が長い部分側にテコの原理で傾くため、圧縮力の他に曲げモーメントが働く。図10(A)は二つの可動把持体20の第一部分L1を送電線方向Sについて互いに逆側に配置した場合を示し、図10(B)は図10(A)において短絡事故時の架空送電線同士が引き付け合う現象を生じたときの歪み状態を示している。また、図10(C)は二つの可動把持体20の第一部分L1を送電線方向Sについて互いに同じ側に配置した場合を示し、図10(D)は図10(C)において短絡事故時の架空送電線同士が引き付け合う現象を生じたときの歪み状態を示している。
また、図11は図10(B)の例の枠体に発生する歪の試験結果、図12は図10(D)の例の枠体に発生する歪の試験結果、図13は図11及び図12の歪み試験における歪みゲージの取付位置を示す。この試験結果のとおり、前記連結部材25を挟んで前記第一部分L1を同じ側に揃えると、互い違いとした場合と比較して、例えば、歪みゲージ取付位置「2」の測定結果を見ると、約30%最大歪を軽減できるので、小型軽量化を図ることが可能である。
[固定把持体]
図8は架空送電線Kに直交する方向から固定把持体40を見た側面図、図9は図8の矢印Vの方向から見た図である。
固定把持体40は、架空送電線Kを回動させることなく固定的に把持する機能を有している。
この固定把持体40は、ヒンジ構造41を介して連結され、架空送電線Kを把持する第一と第二の把持部材42,43からなる把持部44と、第一と第二の把持部材42,43による把持状態を維持する締結部材46と、第一の把持部材42と第二の把持部材43による架空送電線Kの把持の際に介在するカラー47,48とを備えている。
第一と第二の把持部材42,43は各々の一端部がヒンジ構造41により連結され(以下、ヒンジ構造側を「基端部」という)、各々の他端部は締結部材46により互いに近接された状態が保持される(以下、締結部材側を「回動端部」という)。
第二の把持部材43の基端部には、送電線方向Sにおける中央部が第一の把持部材42側へ突出した凸状部としての係合部411が形成され、第一の把持部材42には送電線方向Sにおける両端部が第二の把持部材43側へ突出した二つの凸状部からなる係合部412が形成されている。そして、係合部412に係合部411が嵌合した状態で、これら係合部411,412には同一線上に並ぶ貫通穴が形成されており、当該貫通穴に連結軸413が挿入されている。そして、この連結軸413が中心軸となり、第一と第二の把持部材42,43が互いに回動可能に連結されている。即ち、係合部411と係合部412と連結軸413とによりヒンジ構造41が構成されている。
なお、連結軸413の長手方向は、第一と第二の把持部材42,43とにより把持される送電線方向Sに平行となっている。
また、第一と第二の把持部材42,43に設けられるカラー47,48は可動把持体20のカラー27,28とほぼ同一構造であるため説明は省略する。
この固定把持体40では、架空送電線Kを回動可能に把持しないので、可動把持体20のような連結部材25は設けられていない。代わりに、第一の把持部材42には、ヒンジ構造41の近傍に架空送電線Kの把持位置を中心とする半径方向外側に向かって延出されたアーム状の連結部材45が第一の把持部材42と一体的に形成されている。
連結部材45は、図8に示すようにその先端部が二叉状に形成され、二叉部分のそれぞれには、送電線方向S及び連結部材45の長手方向に直交する方向に沿って貫通穴451,452が形成されている。そして、枠体60に設けられた支持部材61の一端部が連結部材45の二叉部分に挿入され、支持部材61の一端部に形成された貫通穴と連結部材45の貫通穴451,452にボルト614とが挿入され、当該ボルト614を締結することにより、枠体60と連結部材45とが連結される。この時、枠体60と連結部材45の間にはコイルバネ615が介挿される。コイルバネ615は収縮状態で格納され、その押圧力により枠体60と連結部材45とが圧接され、相互間の電気的導通が図られる。
締結部材46は、可動把持体20の締結部材26とほぼ同一の構成からなるので、同一の構成について締結部材26と同一の符号を付して説明は省略する。
締結部材46は、図8に示すように、第二の把持部材43の回動端部に回動可能に支持されたボルト262と、ボルト262に取り付けられたロックナット263と、第一の把持部材42の回動端部に形成されたボルト262の受け溝464とを備えている。
上記受け溝464は、ボルト262の回動端部側の外径よりも幾分幅が広く形成されており、ボルト262を溝内に受け入れることができる。
また、第一の把持部材42の回動端部には、受け溝464に隣接してロックナット263の当接面465が形成されている。これら受け溝464と当接面465の関係は、可動把持体20の受け溝264と当接面265の関係と同一である。
また、固定把持体40は、図9に示すように、その全体形状が、送電線方向Sにおける一方の半分と他方の半分とが連結部材25を境界として鏡像対称となっている。
[枠体]
枠体60は、図1に示すように、送電線方向Sから見て正方形状の枠部62と、枠部62の四つの角に設けられた支持部63とを備えており、各支持部63部に設けられた支持部材61には二つの可動把持体20,20と固定把持体40,40がそれぞれ装備されている。
支持部材61は、前述したように、その一端部には各可動把持体20,20又は固定把持体40,40と連結するための貫通穴が形成されている。
一方、支持部63は、支持部材61の他端部が挿入される内部中空の筐体631と、支持部材61の他端部に取り付けられる座金632及びナット633と、座金632を介して支持部材61をその他端部側に押圧するコイルバネ634とを備えている。
支持部63は、支持部材61に対して枠部62の中央側へバネ圧を付与している。これにより、可動把持体20又は固定把持体40が、把持している架空送電線Kから張力を受け、或いは、架空送電線Kを中心とする回動力を受けた場合でも、コイルバネ634のバネ圧に抗して支持部材61が筐体631から引き出され、張力などの外力に対応することができるため、架空送電線K及び各可動把持体20,各固定把持体40について、過大な負荷が加わることを抑制することができ、これらの保護を図ることができる。
[架空送電線用スペーサの取り付け]
上記構成からなる架空送電線用スペーサ10を四本の架空送電線Kに取り付ける際には、各可動把持体20及び各固定把持体40はいずれもロックナット263を緩めてボルト262による把持部24又は44の把持状態を解除し、第一の把持部材22又は42と第二の把持部材23又は43を開いた状態とする。また、可動把持体20は、連結部材25を基準位置以外の位置とし、挿通穴253aにストッパー254が装着された状態とする。
そして、各可動把持体20及び各固定把持体40において、第一の把持部材22又は42と第二の把持部材23又は43とを閉じた状態として各架空送電線Kを把持する。
さらに、各ボルト262を回動させて受け溝264又は464に入れる。また、各ロックナット263を締め付け方向に回して締結を行う。この時、各ロックナット263は、いずれも一定の把持圧となるまで締結すると空転するので、全ての可動把持体20及び固定把持体40において架空送電線Kを一定の把持圧で把持することができる。
そして、各可動把持体20のストッパー254を挿通穴253aから引き抜いて、連結部材25に対する把持部24の回動規制状態を解除する。
これにより、各架空送電線Kへの架空送電線用スペーサ10の取り付け作業が完了する。
なお、架空送電線用スペーサ10の取り外しの際には各ロックナット263を緩め、ボルト262を受け溝264又は464から取り出す。そして、第一の把持部材22又は42と第二の把持部材23又は43とを開き、架空送電線Kの把持を解除して架空送電線用スペーサ10の取り外し作業が完了する。
[実施形態の技術的効果]
架空送電線用スペーサ10は、可動把持体20において、連結部材25の片側の第一部分L1のみにロックナット263を設けたので、第二部分L2はロックナット263を設ける構造やスペースを不要とし、送電線方向Sの幅を第一部分L1よりも小さくすることが可能となる。これにより、可動把持体20の小型化及び軽量化を図ることが可能となる。
さらに、可動把持体20では、送電線方向Sについて、前記連結部材25を挟んで前記第一部分を同じ側に揃えることにより、互い違いとした場合と比較して最大歪を軽減できるので、不必要な過剰設計を行う事態を回避し、小型軽量化を図ることが可能である。
また、固定把持体40と可動把持体20の把持圧を付与するロックナット263が、一定のトルクを超えると空転を生じるラッチ機構を内蔵したロックナット263を備えることから、全把持体20,40において把持圧を一定の大きさに揃えることが可能となる。
また、固定把持体40と可動把持体20とに、ロックナット263を設け、把持状態を維持する構成としたので、架空送電線用スペーサ10の取り付け又は取り外しの高所作業において、工具の共通化を図ることが可能となり、運搬する工具の削減、工具の交換の手間の排除などにより作業効率の向上を図ることが可能となる。
また、可動把持体20において、連結部材25に着脱可能なストッパー254を設けたので、連結部材25からの把持部24の不慮の分離を回避することが可能となる。特に、高所作業において、連結部材25或いは把持部24を分離落下させる等の事態の発生を抑止することが可能となる。
[その他]
上記の実施形態では、架空送電線Kが四本(四導体)の場合を例示したが、架空送電線Kは複数であれば任意の本数に対応可能である。例えば、架空送電線Kが二本の場合には棒状の枠体の両端部に固定把持体40と可動把持体20とがそれぞれ設けられ、六本の場合には正六角形の枠体のそれぞれの頂点位置に固定把持体40と可動把持体20とが三つずつ設けられ、八本の場合には正八角形の枠体のそれぞれの頂点位置に固定把持体40と可動把持体20とが四つずつ設けられる。また、架空送電線Kが六本と八本の場合には枠体は円形として均一な角度間隔で固定把持体40と可動把持体20とを配置しても良い。
また、架空送電線Kが三本の場合には枠体を正三角形又は二等辺三角形とし、各頂点に二つの固定把持体40と一つの可動把持体20とを配置するか或いは一つの固定把持体40と二つの可動把持体20とを配置しても良い。
10 架空送電線用スペーサ
20 可動把持体
21 ヒンジ構造
22 第一の把持部材
23 第二の把持部材
24 把持部
25 連結部材
26 締結部材
40 固定把持体
41 ヒンジ構造
42 第一の把持部材
43 第二の把持部材
44 把持部
45 連結部材
46 締結部材
60 枠体
221 内周面
223 突出部
231 内周面
233 突出部
254 ストッパー
263 ロックナット
K 架空送電線
L1 第一部分
L2 第二部分
S 送電線方向(架空送電線の長手方向)

Claims (4)

  1. 複数の架空送電線を個別に把持する複数の把持体と、
    前記複数の把持体を介して前記複数の架空送電線の間隔を維持する枠体とを備え、
    前記把持体は、
    前記架空送電線を中心とする当該架空送電線の回動を許容して把持する可動把持体と、
    前記架空送電線を固定的に把持する固定把持体とからなり、
    前記固定把持体は、ヒンジ構造を介して連結され、前記架空送電線を把持する二つの把持部材からなる把持部と、前記把持部と前記枠体とを連結する連結部材と、前記二つの把持部材による把持状態を維持する締結部材とを備え、かつ、
    前記固定把持体の前記把持部は、前記連結部材を挟んで前記架空送電線の長手方向における一方と他方とが対称であり、
    前記可動把持体は、ヒンジ構造を介して連結され、前記架空送電線を把持する二つの把持部材からなる把持部と、前記把持部と前記枠体とを連結し、把持された前記架空送電線を中心に前記把持部を回動可能に支持する連結部材と、
    前記二つの把持部材による把持状態を維持する締結部材とを備え、かつ、
    前記可動把持体の前記把持部は、前記連結部材を挟んで前記架空送電線の長手方向における一方となる第一部分と他方となる第二部分とに区分した場合に、前記第一部分にのみ前記締結部材を設け、前記第二部分の前記架空送電線の長手方向における幅が前記第一部分よりも小さいことを特徴とする架空送電線用スペーサ。
  2. 前記可動把持体を複数備え、
    全ての前記可動把持体の前記把持部が、前記架空送電線の長手方向について、前記連結部材を挟んで前記第一部分が同じ側となるように前記枠体に設けられていることを特徴とする請求項1記載の架空送電線用スペーサ。
  3. 前記固定把持体と前記可動把持体の締結部材は、いずれも、回転操作により前記把持部による把持圧を付与するナットであって、その把持圧が予め定められた値を超えると空転を生じるラッチ機構が内蔵されていることを特徴とする請求項1又は2記載の架空送電線用スペーサ。
  4. 前記可動把持体の把持部は、前記連結部材に対する一定の回動角度で分離可能であり、
    当該連結部材に、前記把持部の前記一定の回動角度への回動を規制する着脱可能なストッパーを設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の架空送電線用スペーサ。
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