JP3186182U - ドラム用チューニングキー - Google Patents
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Abstract
【課題】回転負荷が小さい場合に摘み回すことができ、かつ、スティックの代わりにドラムヘッドを叩いてドラムヘッドの張りを確認できるドラム用チューニングキーを提供する。
【解決手段】音楽用ドラムのドラムヘッドの張り状態を調整するための調整用ボルトを回転させるためのドラム用チューニングキー1において、調整用ボルトに着脱自在に装着される装着部6が一端に形成され、他端側に摘み回転部5が形成される金属製のロッド3と、摘み回転部が突出するように、ロッドに直交して配置される木製のハンドル部2とによって構成される。回転負荷の小さい段階では、摘み回転部5を摘んで回転させ、回転負荷が大きくなった時に、ハンドル部2を利用して調整用ボルトを締め付ける。ハンドル部でドラムヘッドを叩いて音を確認しながら、調整ボルトを回転させることもできる。
【選択図】図1
【解決手段】音楽用ドラムのドラムヘッドの張り状態を調整するための調整用ボルトを回転させるためのドラム用チューニングキー1において、調整用ボルトに着脱自在に装着される装着部6が一端に形成され、他端側に摘み回転部5が形成される金属製のロッド3と、摘み回転部が突出するように、ロッドに直交して配置される木製のハンドル部2とによって構成される。回転負荷の小さい段階では、摘み回転部5を摘んで回転させ、回転負荷が大きくなった時に、ハンドル部2を利用して調整用ボルトを締め付ける。ハンドル部でドラムヘッドを叩いて音を確認しながら、調整ボルトを回転させることもできる。
【選択図】図1
Description
本考案は、ドラムヘッドの張力調整を行うために、ドラムヘッドの周囲に配置された複数の締め付けボルトを回転させるためのドラム用チューニングキーに関する。
特許文献1(実開昭52−112814号公報)は、適宜の長さの軸膨を、両端部の軸心が適宜間隔をおいて平行となるようほぼZ状に屈曲形成し、その一端にドラムヘッドの調整ねじの東部と嵌合可能なソケットヘッド部を形成し、他端に把持片を回転可能に裝設してなるドラムヘッドの調整ねじ回動用工具を提供する。
特許文献2(実開平1−85798号公報)は、円柱状のキー本体と、キー本体の基部に一体に設けられ該キー本体と直交する把持部とでT字状に形成されたドラム用チューニングキーを開示する。
特許文献3(特開2003−245862号公報)は、チューニング用の締め付けボルトの東部に適合する受け口を有するソケットレンチと、ハンドルとを有するドラム用チューニングキーにおいて、前記ハンドルを六角棒スパナで構成し、この六角棒スパナがL字状に形成されて前記ソケットレンチの軸線と直交するように取り付けられていることを特徴とするドラム用チューニングキーを開示する。
特許文献4(特開2009−172747号公報)は、締め付けボルトの頭部形状に適合する多角形の受け口を有する筒状のソケットレンチとT字型のハンドルとで構成されているドラム用チューニングキーにおいて、前記締め付けボルトの受け口とハンドル間の回転軸である筒状部分にニードルベアリングを取り付けた副え部分と、回転軸の頭部とハンドルの中心部分に設けた突軸と、ハンドル部分に内在させたアームをハンドルの延長線上に伸ばし、ハンドル部分の長さを可変にすることができるドラム用チューニングキーを開示する。
通常、ドラムを購入した場合、上述した特許文献2で開示されるようなチューニングキーは調整のための必須部品としてドラムに添付される。しかしながら、特許文献1及び3に課題として記載されているように、通常のチューニングキーは、調整ねじを廻すには少なくとも90°毎に持ち直す必要があり、特に負荷がかからない場合には素早く廻すことが困難であった。特許文献4は、突軸を設けることによって、この課題を解決するものであるが、構造が複雑である使用しづらいという問題点があった。
また、ドラムヘッドの張りを調整する場合には、通常スティックでドラムヘッドを軽く叩き、その音によって張り状態を確認することが普通である。しかしながら、従来のチューニングキーは、金属製であることから、ドラムヘッドを叩くとドラムヘッドを破損する恐れがあるという不都合がある。
このため、本考案は、回転負荷が小さい場合に摘み回すことが可能であると共に、スティックの代わりのドラムヘッドを叩いてドラムヘッドの張りを確認することができるドラム用チューニングキーを提供することにある。
したがって、本考案は、音楽用ドラムのドラムヘッドの張り若しくは緩める調整するための調整用ボルトを回転させるためのドラム用チューニングキーにおいて、前記調整用ボルトに着脱自在に装着される装着部が一端に形成され、他端側に摘み回転部が形成される金属製のロッドと、該金属製のロッドの摘み回転部が突出するように、該ロッドに直交して配置される木製のハンドル部とによって構成されることにある。
これによって、摘み回転部が設けられることによって低負荷時の回転が容易になると共に、ハンドル部を木製にしたことによって、調整用ボルトによってドラムヘッドを張る場合に、前記ハンドル部でドラムヘッドを叩きながら少しずつ調整することが可能となるものである。
また、前記ハンドル部は、円筒形状であり、その両端は球面状に形成されることが望ましい。これによって、ドラムヘッドを傷つけることなく、ドラムヘッドを調整のために叩くことができるものである。
さらに、前記ハンドル部は、折れたドラムスティックを使用して製造されることが望ましい。これによって、廃棄されるドラムスティックを減少させることができると共に、前記ハンドル部をドラムスティックと同材で製造することができるものである。
さらにまた、前記ハンドル部は、木製と同一の硬度や強度を有する合成樹脂によって形成しても良いものである。これによって、大量生産を可能にすることができるものである。
また、前記金属製のロッドの摘み回転部には、滑り止めの凹凸が形成されることが望ましい。
これによって、調整用ボルトの回転負荷が小さい場合に、摘み回転部によってチューニングキーを回転させる時に滑ることがないので、確実に回転させることができ、またある程度の負荷まで対応することが可能となるものである。
以上のように、本考案によれば、調整ボルトの回転負荷が低い場合には、摘み回転部を摘んで回転させることができ、回転負荷が高くなると、ハンドル部を持って回転させることによって調整ボルトの締め付け及び解除を素早く行うことができる。また、木製のハンドル部によってドラムヘッドを叩きながらその音によってドラムヘッドの張力を確認しながら調整できるため、ドラムヘッドの調整を簡単に且つ確実に行うことができるものである。
以下、この考案の実施例について図面により説明する。
図1及び2の示すように、本考案に係るドラム用チューニングキー1は、ハンドル部2と、ロッド3とによって構成され、ロッド3がハンドル部2を貫通して配置され、固定ピン8によって固定されて一体に形成されるものである。
前記ハンドル部2は、この実施例では円筒形状をした木製のハンドル本体部20と、このハンドル本体部20の両端に形成された曲面部21,22とによって構成され、さらにハンドル本体部20の中央部分には、下記するロッド3が装着される貫通孔9が形成されているものである。
前記ロッド3は、本体部4の両側に摘み回転部5と装着部6とが形成された金属用のロッドである。前記装着部6には、図示しないドラムの調整用ボルトが装着される装着孔7が形成される。さらに、前記摘み回転部5には、滑り止め構造10のための凹凸が形成される。この凹凸は、複数の突起によって構成しても良いし、凹凸が形成されるように、周囲に複数の溝を形成するものであっても良い。
これによって、前記ハンドル部2に形成の貫通孔9からロッド3の摘み回転部5が突出するように、前記ハンドル部2とロッド3を配置し、固定ピン8によって固定して、ドラム用チューニングキー1が形成されるものである。
以上の構成を有するドラム用チューニングキー1においては、調整用ボルトに装着して回転負荷の小さい段階では、摘み回転部5を摘んでドラム用チューニングキー1を回転させることでき、ある程度回転された後に回転負荷が大きくなった時に、ハンドル部2を利用して調整用ボルトを締め付けてドラムヘッドを張ることができるものである。また、緩める場合には、ハンドル部2にてある程度緩めた後回転負荷が小さくなった時に、摘み回転部5を掴んで回すことができるので、緩める作業も素早く行うことができるものである。
また、ドラムヘッドのチューニングを行う場合、ハンドル部2でドラムヘッドを叩いてドラムヘッドの音を確認しながら、調整ボルトを回転させることができるため、スティックを用意しなくてもチューニングを行うことができるという効果を有するものである。
尚、この実施例におけるハンドル部2は、木製のドラムスティックと同一の素材によって形成されるため、折れたドラムスティックを材料として使用することが望ましいものである。しかしながら、折れたドラムスティックの量も限られているため、ドラムスティックを形成する材料と同一の材料で形成することによって、ドラムヘッドを叩いた時と同様のチューニングを行うことができるものである。
さらに、前記木製のハンドル部2に代えて、前記ハンドル部2を、ドラムスティックと強度、弾性力等が同一である合成樹脂によって形成するようにしても良いものである。これによって、木製の場合と同様の効果を得ることができるものである。
1 ドラム用チューニングキー
2 ハンドル部
3 ロッド
4 本体部
5 摘み回転部
6 装着部
7 装着孔
8 固定ピン
9 貫通孔
10 滑り止め
2 ハンドル部
3 ロッド
4 本体部
5 摘み回転部
6 装着部
7 装着孔
8 固定ピン
9 貫通孔
10 滑り止め
Claims (3)
- 音楽用ドラムのドラムヘッドの張り状態を調整するための調整用ボルトを回転させるためのドラム用チューニングキーにおいて、
前記調整用ボルトに着脱自在に装着される装着部が一端に形成され、他端側に摘み回転部が形成される金属製のロッドと、
該金属製のロッドの摘み回転部が突出するように、該ロッドに直交して配置される木製のハンドル部とによって構成されることを特徴とするドラム用チューニングキー。 - 前記ハンドル部は、円筒形状であり、その両端は球面状に形成されることを特徴とする請求項1記載のドラム用チューニングキー。
- 前記金属製のロッドの摘み回転部には、滑り止めの凹凸が形成されることを特徴とする請求項1又は2記載のドラム用チューニングキー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013004005U JP3186182U (ja) | 2013-07-11 | 2013-07-11 | ドラム用チューニングキー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013004005U JP3186182U (ja) | 2013-07-11 | 2013-07-11 | ドラム用チューニングキー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3186182U true JP3186182U (ja) | 2013-09-19 |
Family
ID=50429865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013004005U Expired - Fee Related JP3186182U (ja) | 2013-07-11 | 2013-07-11 | ドラム用チューニングキー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3186182U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10643588B1 (en) | 2018-08-01 | 2020-05-05 | Conan Doherty | Drum tuning apparatus |
-
2013
- 2013-07-11 JP JP2013004005U patent/JP3186182U/ja not_active Expired - Fee Related
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US10643588B1 (en) | 2018-08-01 | 2020-05-05 | Conan Doherty | Drum tuning apparatus |
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