JP5979531B2 - 包装用箱 - Google Patents

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Description

この発明は、ファストフード店などで商品を包装するために使用する包装用箱、特に、ディスプレー性に優れた包装用箱に関するものである。
鳥唐揚げやスティック状のポテトフライなどのファストフードの販売に際し、近年、前記ファストフードを収容した状態でのディスプレーを可能とすることも考慮し、搬送や保管時には扁平な状態とし、使用時には自立させることができる紙製の包装用箱が多く使用されるようになっている。
かかる包装用箱において、容器の上部開口部を簡単に施蓋させて、内容物の飛び出しを防止し、かつ内容物の取り出しも容易に行うことができるシート製容器が、特開平10−16938号公報(特許文献1)に開示されている。
前記特許文献1に開示されたシート製容器は、同文献の図4および図8で明らかなように、
1)シート状の基材を縦方向に二つ折りし、この二つ折れ部が接続する前後一対の主体を形成し、これら前後主体のそれぞれの底辺部と側辺部とを接合して、前記一対の前後主体が略同形となる袋状とし、その上部を開口させたシート製容器において、
2)前記前後主体は、その側部において、二つ折り辺側が長く、接合側辺側が短くなって、前記開口が斜辺に形成される前後延設体と、
3)この前後延設体において、前記二つ折り辺から開口斜辺へ向かって形成される第一折れ目線と、
4)前後延設体において、該第一折れ目線より外側に設けて、前記二つ折り辺から開口斜辺へ向かって形成される第二折れ目線を備えたこと
を特徴としている。
かかる構成のシート製容器は、シート状の基材によって、内容物を収容する主体と一体的に蓋となる部材が一連に形成され、使用にあっては、ワンタッチ操作で比較的腰のある(開きにくい)開口の施蓋がなされるので、別部材の蓋を用意することがなく、簡便に蓋をして、内容物の露出を妨げることができると共に、容器が傾いたり振動したり、あるいは、落としたりしても内容物が容器から飛び出ない作用効果を奏するとされている。
しかしながら、このシート状容器は、きわめて扁平なものであるので、多くのファストフードを収容するには、シート状容器の大きさを大きくせざるを得ず、かつ自立性を有していない点で解決すべき課題がある。
一方、ファストフードを収容する自立性を有する容器が、例えば、特開平11−091760号公報(特許文献2)で提案されている。
この特許文献2に記載の包装箱は、両側縁を接着させた筒状の側壁の外側に延設した、相対向する一組の底フラップの先端側同志を接着させ、底フラップの一方の中央線上に設けた谷折り線を利用して折り畳み、組み立てが行えるようにした包装箱において、組み立てた箱の底部に十分な強度を持たせることを目的としている。
そのため、特許文献2の包装箱は、
1)両側縁を接着させた筒状の側壁の外側に延設した、相対向する一組の底フラップの先端側同志を接着させ、底フラップの一方の中央線上に設けた谷折り線を利用して折畳、組立が行えるようにした包装箱において、
2)各底フラップの基端側の両辺に、山折線を介して舌片を延設し、
3)前記底フラップの間に位置させて、側壁の外側に細幅の折り返し片を設け、
4)底フラップを中央線で谷折させてフラップを立ち上げる際に、相対向する底フラップの左右の基端部同志を結ぶ線に沿って底フラップを屈曲させて、その両側を傾斜させると共に、底フラップの舌片を折り返し片と側壁との間に係合させる
構成が採用されている。
特開平10−16938号公報(請求項1、図4、図8) 特開平11−091760号公報(請求項1、図1、図3、図5)
前記特許文献1の図4に示されるシート状容器は、同図3に示されるシート状容器の前後延設体の外側に、それぞれ抑え片を連続的に形成し、シート状容器の開口部をワンタッチで開閉できるようにした点で、蓋の開閉を容易にすることができる作用効果を奏するものとされている。
かかる特許文献1における前後の延設体は、基材の中心に縦方向に設けられた二つ折れ線の上部の一点から、左右の開口斜辺に向かってそれぞれ形成される第一の折れ線に沿って、蓋となる前後延設体の長辺側を外側に広げて短辺側へ折り曲げ、長辺側の二つ折れ部線の折れ目を内側へ折り返すと、この二つ折れ部線の折れぐせと相俟って、前記前後延設体には開口内側へ働く付勢力が生じて、開口を閉塞する蓋となり、この前後延設体に外力が与えられない限り開蓋されない、とされている。
したがって、蓋を確実に閉じるという作用効果を奏するものと認められる。
しかしながら、左右一対の前後の延設体からなる蓋は、二つ折れ線の折れ目を内側へ折り返すことによって形成されるため、前記左右一対の前後の延設体からなる蓋は、袋の内側に向かってのみ折り曲げることと、蓋を垂直に立ち上がらせることはできるが、前記二つ折れ線に沿って外方向には開蓋させることができない。
さらに、シート状容器自体が自立性を有しないので、ディスプレー用としての使用に適さないという大きな問題を内在している。
前記特許文献2の包装箱は、相対向する一組の底フラップの先端側同志を接着させ、側壁の先端部と糊代とを接着させ、箱の底面のフラップの組立接着するものである。
その際、側壁の下端部に連設した折り返し片を、側壁に形成された谷折り線と当接する部分を接着しない限り、折り返し片と側壁とで形成される隙間に緩みが生じるという問題点(特許文献2の段落0011)を有している。
さらに、特許文献2の包装箱は、二つの底フラップのうち、中央に谷折り線を設けた底フラップは、組立て時に先端部が反転して他方の底フラップに隠れ、かつ相似形を有する二つの底フラップで、一つの箱の底面を形成するという、きわめて効率の悪い組立て作業と材料の無駄が避けられない。
この発明はかかる現状に鑑み、指一本での蓋の開閉が可能であることは当然とし、開いている蓋を一定の位置まで倒すと自動的に蓋が閉じ、開けた状態の蓋の角度を用途に応じて変えることが可能である、簡単な構成の包装用箱を提供することを目的とする。
さらに、この発明は、前記目的と同時に、部分的な接着によってワンタッチで底面を構成することができること、底板から延設されたフラップが底形成されるにしたがって、包装用箱を構成する側壁の内周面に押され、屈曲しながら底板と側壁との隙間を埋めることができること、かつ多様な形状の底面を創出することのできる包装用箱を提供せんとするものである。
前記目的を達成するため、この発明の包装用箱は、
側壁の両側縁を接着させて筒状の箱本体を形成するに際し、
前記箱本体を構成する任意の側壁の上縁部に沿って、第一の折れ線を介して蓋フラップが延設されるとともに、
前記側壁および蓋フラップの中心部に、前記側壁の下端縁から蓋フラップの先端部に至る鉛直な折れ線が形成され、
前記第一の折れ線の各端部から前記鉛直な折れ線に向かって、側壁側および蓋フラップ側にそれぞれV字状の第二の折れ線、第三の折れ線を形成することによって、前記第一の折れ線を挟んで側壁側および蓋フラップ側との間に亘って形成された前記第二の折れ線と前記第三の折れ線からなる四角形状の領域を備え
前記領域内の前記鉛直な折れ線を含む第一ないし第三の折れ線の折れ方向を変化させることによって、蓋フラップの形態を変化させるよう構成されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の包装用箱において、
前記第一の折れ線は、
床面に対して水平に形成されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項3に記載の発明は、
請求項1に記載の包装用箱において、
前記第一の折れ線は、
前記蓋フラップ側に向かってきわめて低い山型であること
を特徴とするものである。
この発明の請求項4に記載の発明は、
請求項1に記載の包装用箱において、
前記V字状の第二の折れ線は、
全体が直線もしくは緩やかな円弧で形成されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項5に記載の発明は、
請求項1に記載の包装用箱において、
前記V字状の第三の折れ線は、
全体が直線もしくは緩やかな円弧で形成されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項6に記載の発明は、
請求項1に記載の包装用箱において、
前記V字状の第二の折れ線、第三の折れ線は、
前記鉛直な折れ線と交わる頂点同士が、上下方向において対称位置もしくは非対称位置
にあること
を特徴とするものである。
この発明の包装用箱は、箱本体の側壁の上縁部に沿って第一の折れ線を介して蓋フラップを延設するに際し、側壁と蓋フラップの中心部に上端部から下端部に至る鉛直な折れ線を形成するとともに、前記鉛直な折れ線上の所要部位を頂部として、側壁側および蓋フラップ側にそれぞれV字状の第二の折れ線、第三の折れ線を形成し、前記蓋フラップと側壁との間に亘る四角形状の領域を構成したので、この領域内の各折れ線を山折もしくは谷折りに変化させることによって、蓋フラップを指一本で、閉蓋状態から開蓋状態まで自動的に移動させ、かつその位置に保持させることができる。
特に、この発明においては、前記蓋フラップは、側壁に対して鉛直状態に、あるいは斜め後方もしくはほぼ水平状態に、さらには側壁と当接する状態に移行させることができるので、ファストフードを収容した状態もしくは空の状態で、最適なディスプレー用として利用することができる。
さらに、この発明は、箱本体を構成する側壁と、この側壁に沿って延設される蓋フラップに、折れ線を利用して四角形状の領域を形成するというきわめて簡単な手段によって、展示に最適なディスプレーが可能な包装用箱を提供することができる。
さらにまた、かかる蓋フラップを有する包装用箱は、両側縁を接着させて形成する筒状の箱本体の任意の側壁下縁部に、折れ線を介して得ようとする包装用箱の形状に対応する底フラップを延設し、前記底フラップと接着結合する底フラップ保持片を、前記側壁又は他の側壁の下縁部に折れ線を介して延設するとともに、その先端部に折れ線を介して接着部が形成される貼着片を延設し、この接着部を前記底フラップの先端部表面の貼着面に接着固定して底部を形成するという簡易な構成によって、任意の形状の包装用箱を得ることができる。
その結果、前記底フラップの形状を、三角形、多角形、台形などにすることができるので、得ようとする包装用箱の形状を多様化させることが可能で、デザイン化された新規な包装用箱を得ることが可能となる。
さらに、前記底フラップと底フラップ保持片との接合接着は、あらかじめその位置が確定されるので、作業効率を大幅に向上させることができ、接合接着の部位が小さくとも確実に両者を接着させるので、包装用箱作成のための経費を抑え、箱本体の組立て作業を簡易化させ、作業能率を向上させることが可能となる。
この発明にかかる包装用箱の一例を示すもので、蓋を閉じた状態を表す正面 側からの斜視図である。 図1に示す包装用箱の展開図である。 図1に示す包装用箱の折り畳まれた状態を示す説明図である。 図1に示す包装用箱の蓋を開いた状態の一例を示す斜視図である。 図1に示す包装用箱の背面側からの斜視図である。 図1に示す包装用箱の他の開蓋状態を示す斜視図である。 図1に示す包装用箱のさらに他の開蓋状態を示す斜視図である。 この発明にかかる他の包装用箱の蓋フラップの要部の拡大図である。 図8に示す包装用箱の開蓋状態の一例を示す斜視図である。
以下、この発明にかかる包装用箱の実施の形態について、添付の図面に基づいて具体的に説明する。
なお、この発明は、以下に説明する実施例にのみ限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々改良を加えることができるものである。
この発明にかかる包装用箱1は、一枚のブランク板で構成され、左右に位置する側面の側縁同士を接着させて形成する全体形状が変形四角形な側壁Sと、この側壁Sの下部開口部を閉止する台形状の底部Bとで構成される箱本体1aと、この箱本体1aの上部開口部を閉止可能な蓋Lとから構成されている。
前記ブランク板は、厚紙や段ボール紙の他、樹脂製のシート材であっても、保形性を有するものであれば特段の制限なく使用することができ、取扱いの容易性や保管性など実用面からは、その厚みは1mm以下であることが好ましい。
さらに、紙製のブランク板を使用する場合には、特に、水分や油分が外側に漏れないよう内面がコーティング加工されたものを使用することが好ましい。
前記箱本体1aは、図2で明らかなように、上縁部が弧状に切り欠かれ、かつその中心部に下縁部から上縁部に至る鉛直な折れ線aが形成された逆台形状の正面板2と、この正面板2の一方の側縁に沿って折れ線bを介して連続的に設けられ、その中心部に下縁部から上縁部に至る鉛直な折れ線cが形成された全体が変形五角形状の背面板3と、前記正面板2の他方の側縁に沿って折れ線dを介して延設された糊代片4とで箱本体1aの側壁が構成されるものである。
なお、前記鉛直な折れ線cは、前記変形五角形状の背面板3の直線状の上縁部に沿って第一の折れ線eを介して延設された蓋フラップ7の中央部に延長され、前記蓋フラップ7を中央部において谷折れ又は山折れを可能にしている。
前記箱本体1aの底部Bは、前記背面板3の中心部に形成された鉛直な折れ線cを介して対称的に配された一方の側面板3aの下縁部に延出された底フラップ5と、他方の側面板3bの下縁部に延出された底フラップ保持片6とで構成される。
前記底フラップ5は折れ線fを介して、前記底フラップ保持片6は折れ線gを介して、いずれも側壁Sの下端部に延出形成されるもので、この折れ線f,gは、箱本体1aの下縁部から嵩上げしたい高さ分だけ上方に形成される。
より具体的には、前記底フラップ5は、前記折れ線bと折れ線fの交点vから折れ線fに対して90度以内の傾斜角θで一方の側縁5aが、他方の側縁5bは前記側縁5aと並行状態を保持しながら延設される。
この実施例においては、前記各側縁5a,5bは、内側に頂部を有する2つの円弧から形成されているもので、この円弧状の側縁5a,5bの外側には、それぞれ外周部を円弧状とした舌片5c,5dが一体的に延設されている。
なお、この実施例では、前記側縁5a,5bを円弧状としているが、直線状でもよいものである。
この舌片5c,5dは、包装用箱1を組立てた場合、舌片5cの外側が正面板2の折れ線aの下方の内側面と、舌片5dの外側が背面板3の折れ線cの下方の内側面とそれぞれ当接し、底面を密封するものである。
そのため、各舌片5c,5dは、いずれも中心部に前記側縁5a,5bとほぼ直交する状態で折れ線hが形成され、この折れ線hを山折りすることで前記目的が達成されるよう構成されている。
前記底フラップ保持片6は、折れ線iを介して延出する小さな貼着片6aを有し、この貼着片6aが、前記底フラップ5の先端側の表面の貼着面5eと当接可能なように形成されたものである。
さらに、前記背面板3には、前記底フラップ5の側縁5bの始端と、底フラップ保持片6の内側の始端をそれぞれ始点として左右対称となるように、それぞれ所要長さの折れ線jが斜め上方に向かって形成され、舌片5dが円滑に背面板3の下部内側面と当接するよう構成されている。
なお、この発明においては、前記底部Bが、前記底フラップ5と、貼着片を有する底フラップ保持片6とで構成されていれば、添付の図面に示される実施例に限定されるものではないこと当然である。
かかる構成からなる包装用箱1は、まず、折れ線fに沿って底フラップ5を内側(背面板3の内側面側)に折り曲げたのち、折れ線gに沿って底フラップ保持片6も同様に内側に折り曲げ、その貼着片6aの表面部に接着剤もしくは両面接着テープなどを使用して接着部6bを形成し、この接着部6bを前記底フラップ5の表面側の貼着面5eに貼着固定する。
その際、折れ線iを介して底フラップ保持片6から延設された貼着片6aは、前記底フラップ保持片6と直線状を維持している。
同時に、背面板3の折れ線fとgは、同一平面上に位置している。
なお、この実施例では、図1に示すように、前記貼着片6aは、折れ線iに沿って山折してその表面を接着部6bとし、底フラップ5の表面側の貼着面5eに貼着固定させているが、折れ線iに沿って谷折し、その裏面を接着部6bとし、底フラップ5の表面側の、折れ線fb近傍の貼着面5fに貼着固定させてもよい。
しかるのち、前記糊代片4の内側面の全体に接着剤もしくは両面接着テープを貼着し、当該貼着面を背面板3の端縁部の表面に貼着固定して、図3に示すような、折り畳んだ状態の包装用箱1を形成する。
なお、折り畳んだ状態の包装用箱1を形成するには、あらかじめ前記底フラップ5に延設された舌片5c,5dを、それぞれ側縁5a,5b(事実上の折れ線)に沿って内側(底フラップ5の裏面側)に、かつ折れ線hに沿って同様に内側に折り曲げてあらかじめ折れ癖を付けることが望ましい。
図3に示す折り畳んだ状態の包装用箱1を組み立てるには、正面板2の鉛直な折れ線aと背面板3の鉛直な折れ線cを一方の手で押さえ、内側方向に力を加えながら開口部を拡大させると、底フラップ保持片6が折れ線gに沿って下方側に展開するとともに、この底フラップ保持片6と貼着一体化されている底フラップ5も折れ線fに沿って下方に移動し始める。
同時に、底フラップ5の各舌片5cおよび5dが、折れ線hの作用もあって、それぞれ前記折れ線a、折れ線cに沿って正面板2、背面板3の内周面と当接しながら上方に持ち上げられ、前記折れ線aと折れ線h、折れ線cと折れ線hが一致し、図1に示すような、底上げされ、かつ底部がほぼ密封された変形5角形状の包装用箱1を得ることができる。
一方、前記蓋フラップ7は、前記背面板3の床面に対して水平な上縁部に沿って形成された第一の折れ線eを介して、前記鉛直な折れ線cを挟んで相対する左右一対のフラップ片7a,7bを延設して構成されたものである。
この蓋フラップ7の最大の特徴は、図2で明らかなように、前記第一の折れ線eの両端部から、前記背面板3と蓋フラップ7の中心部に形成された鉛直な折れ線cに向かって、背面板3側に対してはV字状の第二の折れ線kを、蓋フラップ7側に対しては、折れ線cと交わる部位を頂部とするV字状の第三の折れ線lを、各頂部の位置(高さ)が、第一の折れ線eから対称となるように形成されていることである。
すなわち、前記鉛直な折れ線cと第一の折れ線eとの交点zから、第二の折れ線kと折れ線cの交点x、および折れ線cと第三の折れ線lとの交点yまでの距離は同一である。
したがって、前記背面板3の上縁部と蓋フラップ7の基端部の間には、第一の折れ線eを挟んで上下方向に形成された第二の折れ線kと第三の折れ線lからなるほぼ菱形の領域Aが形成され、この領域A部の変化によって、好ましいディスプレーに対応した蓋フラップに変形されるよう構成されている。
なお、この実施例においては、前記鉛直な折れ線cと第一の折れ線eとの交点zから、第二の折れ線kと折れ線cの交点x、および折れ線cと第三の折れ線lとの交点yまでの距離は同一としているが、この距離は必ずしも同一である必要はない。
例えば、交点yを蓋フラップ7の先端側及び/又は交点xを背面板3の下端側に移動させると、蓋フラップ7は半開きで自動的に停止する。
さらに、交点y及び/又は交点xを第一の折れ線e側に移動させると、蓋フラップ7の閉鎖を保持する作用が弱まり、内容物を優しいタッチで覆うことが可能となる。
さらにまた、交点zと交点yの距離が長く、交点zと交点xとの距離が前記長さに比して短くした非対称の場合、あるいはその反対であっても、それぞれの交点の位置関係によって蓋フラップ7の閉鎖状態の強弱や角度をコントロールし、ディスプレーに最適な包装用箱を得ることができる。
さらに、この実施例では、第三の折れ線lは、全体が緩やかな円弧によってV字状を形成させているが、直線でV字状を形成させてもよい。
同様に、第二の折れ線kは、直線によってV字状を形成させているが、全体が緩やかな円弧によってV字状を形成させてもよい。
すなわち、この発明においては、第一の折れ線を含んで側壁側と蓋フラップに亘って菱形の領域を形成するに際し、第二および第三のV字状の折れ線は、いずれもが直線もしくは円弧で、いずれか一方が直線、他方が円弧であってもよいものである。
その際、前記蓋フラップ7を構成する左右対称なフラップ片7a,7bは、蓋フラップ7を閉じる場合には鉛直な折れ線cに沿って山折され、背面方向に移行させる場合には鉛直な折れ線cに沿って谷折りされるが、V字状を形成する前記第三の折れ線lを全体が緩やかな円弧とすることで、蓋フラップ7の内面が箱本体1aの開口部8に当接し、綺麗に閉じさせることができる。
一方、V字状を形成する第二の折れ線kを直線で形成した場合、背面板3の中央部、すなわち、折れ線cに沿った部位は鋭角状となり、蓋フラップ3をしっかりと所望の位置に保持させることができる。
また、V字状を全体が緩やかな円弧とすると、前記中央部が鋭角状でなく湾曲し、箱本体1aの背面板3が膨らみを有し、前記とは別異の趣を与えることができる。
前記手順で包装用箱1を組み立てた状態では、前記蓋フラップ7は、図4に示すように山折れされた折れ線cに沿って直立し、開口部8に対して全開の状態にあるので、この状態で唐揚げなどのファストフードを箱本体1a内に収容する。
この状態で、顧客に包装用箱1を手渡してもよく、ディスプレーとして陳列に供することもできる。
ついで、前記蓋フラップ7の先端部に指を添え、図4に示す矢印W1方向に蓋フラップ7の先端部を押し下げると、蓋フラップ7は折れ線cと折れ線cの交点xが開口部8側に移動すると同時に、第二の折れ線kとlとの間に位置する折れ線cが谷折れする。
さらに、折れ線cと第三の折れ線lの交点yとして、前記蓋フラップ7を構成する各フラップ片7a,7bが内側に折れ曲がり、かつ下方に移動し、前記蓋フラップ7の側縁部の内面が、前記正面板2の上縁部と接して、図1に示すように、蓋フラップ7が開口部8を閉止する。
なお、図5は、前記図1の蓋フラップ7が開口部8を閉止した状態を、背面側から見た状態を示すもので、第三の折れ線lと第二の折れ線kとの間に位置する折れ線cが谷折れ状態で、かつ蓋フラップ7を構成する一対のフラップ片7a,7bが折れ線cに沿って山折れしていることを示している。
すなわち、四角形状の領域Aは、折れ線cを挟んで谷折りされ、全体が凹んだ状態となる。
しかして、閉じている蓋フラップ7を開くには、蓋フラップ7の先端部中心の裏面に指を当て、蓋フラップ7を上方に押し上げると、前記四角形状の領域Aを形成する各折れ線の屈曲状態を保持しようとする作用に反して蓋フラップ7は、前記交点xを中心とし、凹んだ四角形状の領域Aが一気に図4の状態に復帰し、蓋フラップ7は開蓋状態を保持するものである。
かくして開いた蓋フラップ7は、以下のようにして形態を変化させることができる。
その一例は、直立状態の蓋フラップ7(図4参照)の先端部を指でやや強く矢印W2方向に押圧すると、交点zを中心として第一の折れ線eに沿って蓋フラップ7が後方に折れ曲がる。
同時に、第三の折れ線lの作用によって、蓋フラップ7は、交点yを起点として左右のフラップ片7a,7bが折れ線cに沿って谷折れ状態となって、蓋フラップ7は、図示しないが、斜め後方に開蓋状態を保持する。(第1の形態)
その際、第1の形態状態は、箱本体1aになんらかの力が加わると、前記第三の折れ線lの作用によって、蓋フラップ7は元の垂直の状態に戻ろうとする。
したがって、前記蓋フラップ7の先端部をさらに矢印W3方向(図6参照)に軽く下方に押し下げると、第三の折れ線lおよび折れ線cは、谷折れ状態から全体が山折れ状態と変化し、前記交点yを中心に折れ線cがヘの字状に変化し、図6に示すように、蓋フラップ7を、後方に一定の傾斜角をもって保持固定させることができる。(第2の形態)
よって、この状態で展示用ディスプレーに供することもでき、かつ収容物を取り出して食することもできる。
なお、前記第1の形態での使用は勿論可能である。
さらに、図7に示すように、後方に一定角度で保持されている蓋フラップ7の先端部に指を掛け、矢印W3方向に蓋フラップ7を下方に押し下げると、第一の折れ線eが、第2の折れ線kおよび第3の折れ線lの屈曲を保持しようとする作用に反発して、交点zを中心に外側に移動する。
同時に、前記蓋フラップ7は、蓋フラップ7の折れ線cと、箱本体1aの折れ線cがほぼ一直線となるように自動的に垂下し、蓋フラップ7の表面と箱本体1aの背面板3の中心部表面とを、ほぼ密着する状態で保持させることができる。(第3の形態)
よって、この状態で店舗側は、展示用ディスプレーに供することもでき、顧客側はこの状態で収容物を取り出して食することもできる。
さらに、この状態で、第一の折れ線eと折れ線cとの交点z部に口を当て、箱本体1aの底部を上方に持ち上げれば、収容されたファストフードを口内に流し込むことも可能となる。
その際、箱本体1aの内面には、通常いかなる印刷も施されることがないので、収容されたファストフードが汚染されるおそれが全くない。
図8に示す蓋フラップ71は、この発明にかかる他の包装用箱10の実施例を示すものである。
すなわち、図2で示す蓋フラップ7は、背面板3に蓋フラップ7を延設するための第一の折れ線eが、床面に対して平行な直線で形成しているので、折れ線cとの交点zは、第一の折れ線e上、すなわち、四角形状の領域Aの中心にある。
これに対し、図8に示す第一の折れ線eと折れ線cとの交点zの位置を、同図から明らかなように、前記四角形状の領域Aの中心部よりやや上方の折れ線c上に移動させ、床面に対して水平な第一の折れ線eを、高さがきわめて低い山型に変化させ、前記領域Aの中心点(折れ線eとcとの交点z)をやや上方に移行させたものである。
かかる構成の蓋フラップ71は、基本的には、前記図1,4,6に示す形態と同じ形態とすることができるものである。
しかしながら、この蓋フラップ71と箱本体1aを構成する背面板3との繋ぎ目に当たる第一の折れ線eが、蓋フラップ71側に高さの低い山型に形成されている。
よって、当該蓋フラップ71の先端部に指先を押し付けて下方に押し下げたとき、四角形状の領域Aの中心点、すなわち交点zがやや蓋フラップ7の先端側に移行している。
そのため、図7に示すように、蓋フラップ7は箱本体1aの背面部の中心とはピッタリとは当接せず、蓋フラップ71の先端部と、図9に示すように、箱本体1aを構成する背面板3の表面との間にギャップGが形成された状態で保持される。
したがって、ディスプレー用とした場合、図7と図9とでは、異なった趣のある商品展示を行うことができる。
この発明にかかる包装用箱1は、箱本体1aを構成する任意の側壁3の上縁部に沿って蓋フラップ7を第一の折れ線eを介して延設するに際し、前記第一の折れ線eを挟んで側壁側にはV字状の第2の折れ線kを、蓋フラップ7側にもV字状の第三の折れ線lを形成して四角形状の領域Aを構成し、この領域Aの上下の交点x,yを結ぶ直線状の折れ線cと前記各折れ線k,lとからなる十文字に交差する折れ線の作用を利用し、包装用箱1の蓋Lを上方に鉛直に、後方側に少なくとも2段階に屈曲させ、その状態を維持させることができる。
したがって、筒状をなす包装用箱1の開口部8を閉止することは当然のこととし、後方に蓋Lを少なくとも2段階で折り曲げ、その状態を保持させることができるので、ディスプレー用としても最適な包装用箱を得ることができる。
さらに、この発明の包装用箱1は、箱本体1aを構成する底部Bは、箱本体1aを構成する側壁Sの下縁部の一部に、得ようとする箱の形状に対応可能な底フラップ5を、底上げ可能なように折れ線fを介して延設する一方、同じく箱本体1aを構成する側壁の下縁部の一部に、前記底フラップ5の表面の所定部位と相対する接着部を有する折曲げ可能な貼着片6aを延設した底フラップ保持片6を、折れ線gを介して一体的に設けることによって、未使用時には、折り畳んだ状態で保管でき、使用時には、相対して箱の側面部を形成する側面を箱の中心方向に押圧するという操作で、簡単かつ容易に立体的な包装用箱を構成することが可能なものである。
この発明にかかる包装用箱は、筒状に形成される箱本体の開口部を閉止する蓋を設けるに際し、当該開蓋した蓋を、後方に折り曲げ、かつその位置に保持固定するように構成されているので、ファストフードなどの商品を収容し、展示するに際し、収容した商品に応じた最良の蓋の位置を選択することができるので、あらゆる商品の包装用箱として利用することができるものである。
1 包装用箱
1a 箱本体
2 正面板
3 背面板
4 糊代片
5 底フラップ
5a,5b 側縁
5c,5d 舌片
5e,5f 貼着片
6 底フラップ保持片
6a 貼着片
6b 接着部
7 蓋フラップ
7a,7b フラップ片
8 開口部
a〜d 折れ線
e 第一の折れ線
k 第二の折れ線
l 第三の折れ線
f〜j 折れ線
S 箱本体の側壁
B 箱本体の底部
L 蓋
x,y,z 交点

Claims (6)

  1. 側壁の両側縁を接着させて筒状の箱本体を形成するに際し、
    前記箱本体を構成する任意の側壁の上縁部に沿って、第一の折れ線を介して蓋フラップが延設されるとともに、
    前記側壁および蓋フラップの中心部に、前記側壁の下端縁から蓋フラップの先端部に至る鉛直な折れ線が形成され、
    前記第一の折れ線の各端部から前記鉛直な折れ線に向かって、側壁側および蓋フラップ側にそれぞれV字状の第二の折れ線、第三の折れ線を形成することによって、前記第一の折れ線を挟んで側壁側および蓋フラップ側との間に亘って形成された前記第二の折れ線と前記第三の折れ線からなる四角形状の領域を備え
    前記領域内の前記鉛直な折れ線を含む第一ないし第三の折れ線の折れ方向を変化させることによって、蓋フラップの形態を変化させるよう構成されていること
    を特徴とする包装用箱。
  2. 前記第一の折れ線は、
    床面に対して水平に形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の包装用箱。
  3. 前記第一の折れ線は、
    前記蓋フラップ側に向かってきわめて低い山型であること
    を特徴とする請求項1に記載の包装用箱。
  4. 前記V字状の第二の折れ線は、
    全体が直線もしくは緩やかな円弧で形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の包装用箱。
  5. 前記V字状の第三の折れ線は、
    全体が直線もしくは緩やかな円弧で形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の包装用箱。
  6. 前記V字状の第二の折れ線、第三の折れ線は、
    前記鉛直な折れ線と交わる頂点同士が、上下方向において対称位置もしくは非対称位置にあること
    を特徴とする請求項1に記載の包装用箱。
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