JP5979531B2 - 包装用箱 - Google Patents
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Description
1)シート状の基材を縦方向に二つ折りし、この二つ折れ部が接続する前後一対の主体を形成し、これら前後主体のそれぞれの底辺部と側辺部とを接合して、前記一対の前後主体が略同形となる袋状とし、その上部を開口させたシート製容器において、
2)前記前後主体は、その側部において、二つ折り辺側が長く、接合側辺側が短くなって、前記開口が斜辺に形成される前後延設体と、
3)この前後延設体において、前記二つ折り辺から開口斜辺へ向かって形成される第一折れ目線と、
4)前後延設体において、該第一折れ目線より外側に設けて、前記二つ折り辺から開口斜辺へ向かって形成される第二折れ目線を備えたこと
を特徴としている。
この特許文献2に記載の包装箱は、両側縁を接着させた筒状の側壁の外側に延設した、相対向する一組の底フラップの先端側同志を接着させ、底フラップの一方の中央線上に設けた谷折り線を利用して折り畳み、組み立てが行えるようにした包装箱において、組み立てた箱の底部に十分な強度を持たせることを目的としている。
1)両側縁を接着させた筒状の側壁の外側に延設した、相対向する一組の底フラップの先端側同志を接着させ、底フラップの一方の中央線上に設けた谷折り線を利用して折畳、組立が行えるようにした包装箱において、
2)各底フラップの基端側の両辺に、山折線を介して舌片を延設し、
3)前記底フラップの間に位置させて、側壁の外側に細幅の折り返し片を設け、
4)底フラップを中央線で谷折させてフラップを立ち上げる際に、相対向する底フラップの左右の基端部同志を結ぶ線に沿って底フラップを屈曲させて、その両側を傾斜させると共に、底フラップの舌片を折り返し片と側壁との間に係合させる
構成が採用されている。
したがって、蓋を確実に閉じるという作用効果を奏するものと認められる。
さらに、シート状容器自体が自立性を有しないので、ディスプレー用としての使用に適さないという大きな問題を内在している。
その際、側壁の下端部に連設した折り返し片を、側壁に形成された谷折り線と当接する部分を接着しない限り、折り返し片と側壁とで形成される隙間に緩みが生じるという問題点(特許文献2の段落0011)を有している。
側壁の両側縁を接着させて筒状の箱本体を形成するに際し、
前記箱本体を構成する任意の側壁の上縁部に沿って、第一の折れ線を介して蓋フラップが延設されるとともに、
前記側壁および蓋フラップの中心部に、前記側壁の下端縁から蓋フラップの先端部に至る鉛直な折れ線が形成され、
前記第一の折れ線の各端部から前記鉛直な折れ線に向かって、側壁側および蓋フラップ側にそれぞれV字状の第二の折れ線、第三の折れ線を形成することによって、前記第一の折れ線を挟んで側壁側および蓋フラップ側との間に亘って形成された前記第二の折れ線と前記第三の折れ線からなる四角形状の領域を備え、
前記領域内の前記鉛直な折れ線を含む第一ないし第三の折れ線の折れ方向を変化させることによって、蓋フラップの形態を変化させるよう構成されていること
を特徴とするものである。
請求項1に記載の包装用箱において、
前記第一の折れ線は、
床面に対して水平に形成されていること
を特徴とするものである。
請求項1に記載の包装用箱において、
前記第一の折れ線は、
前記蓋フラップ側に向かってきわめて低い山型であること
を特徴とするものである。
請求項1に記載の包装用箱において、
前記V字状の第二の折れ線は、
全体が直線もしくは緩やかな円弧で形成されていること
を特徴とするものである。
請求項1に記載の包装用箱において、
前記V字状の第三の折れ線は、
全体が直線もしくは緩やかな円弧で形成されていること
を特徴とするものである。
請求項1に記載の包装用箱において、
前記V字状の第二の折れ線、第三の折れ線は、
前記鉛直な折れ線と交わる頂点同士が、上下方向において対称位置もしくは非対称位置
にあること
を特徴とするものである。
なお、この発明は、以下に説明する実施例にのみ限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々改良を加えることができるものである。
さらに、紙製のブランク板を使用する場合には、特に、水分や油分が外側に漏れないよう内面がコーティング加工されたものを使用することが好ましい。
なお、この実施例では、前記側縁5a,5bを円弧状としているが、直線状でもよいものである。
そのため、各舌片5c,5dは、いずれも中心部に前記側縁5a,5bとほぼ直交する状態で折れ線hが形成され、この折れ線hを山折りすることで前記目的が達成されるよう構成されている。
同時に、背面板3の折れ線fとgは、同一平面上に位置している。
すなわち、前記鉛直な折れ線cと第一の折れ線eとの交点zから、第二の折れ線kと折れ線cの交点x、および折れ線cと第三の折れ線lとの交点yまでの距離は同一である。
さらに、交点y及び/又は交点xを第一の折れ線e側に移動させると、蓋フラップ7の閉鎖を保持する作用が弱まり、内容物を優しいタッチで覆うことが可能となる。
同様に、第二の折れ線kは、直線によってV字状を形成させているが、全体が緩やかな円弧によってV字状を形成させてもよい。
すなわち、この発明においては、第一の折れ線を含んで側壁側と蓋フラップに亘って菱形の領域を形成するに際し、第二および第三のV字状の折れ線は、いずれもが直線もしくは円弧で、いずれか一方が直線、他方が円弧であってもよいものである。
また、V字状を全体が緩やかな円弧とすると、前記中央部が鋭角状でなく湾曲し、箱本体1aの背面板3が膨らみを有し、前記とは別異の趣を与えることができる。
この状態で、顧客に包装用箱1を手渡してもよく、ディスプレーとして陳列に供することもできる。
すなわち、四角形状の領域Aは、折れ線cを挟んで谷折りされ、全体が凹んだ状態となる。
その一例は、直立状態の蓋フラップ7(図4参照)の先端部を指でやや強く矢印W2方向に押圧すると、交点zを中心として第一の折れ線eに沿って蓋フラップ7が後方に折れ曲がる。
同時に、第三の折れ線lの作用によって、蓋フラップ7は、交点yを起点として左右のフラップ片7a,7bが折れ線cに沿って谷折れ状態となって、蓋フラップ7は、図示しないが、斜め後方に開蓋状態を保持する。(第1の形態)
したがって、前記蓋フラップ7の先端部をさらに矢印W3方向(図6参照)に軽く下方に押し下げると、第三の折れ線lおよび折れ線cは、谷折れ状態から全体が山折れ状態と変化し、前記交点yを中心に折れ線cがヘの字状に変化し、図6に示すように、蓋フラップ7を、後方に一定の傾斜角をもって保持固定させることができる。(第2の形態)
よって、この状態で展示用ディスプレーに供することもでき、かつ収容物を取り出して食することもできる。
なお、前記第1の形態での使用は勿論可能である。
さらに、この状態で、第一の折れ線eと折れ線cとの交点z部に口を当て、箱本体1aの底部を上方に持ち上げれば、収容されたファストフードを口内に流し込むことも可能となる。
その際、箱本体1aの内面には、通常いかなる印刷も施されることがないので、収容されたファストフードが汚染されるおそれが全くない。
すなわち、図2で示す蓋フラップ7は、背面板3に蓋フラップ7を延設するための第一の折れ線eが、床面に対して平行な直線で形成しているので、折れ線cとの交点zは、第一の折れ線e上、すなわち、四角形状の領域Aの中心にある。
しかしながら、この蓋フラップ71と箱本体1aを構成する背面板3との繋ぎ目に当たる第一の折れ線eが、蓋フラップ71側に高さの低い山型に形成されている。
よって、当該蓋フラップ71の先端部に指先を押し付けて下方に押し下げたとき、四角形状の領域Aの中心点、すなわち交点zがやや蓋フラップ7の先端側に移行している。
したがって、ディスプレー用とした場合、図7と図9とでは、異なった趣のある商品展示を行うことができる。
1a 箱本体
2 正面板
3 背面板
4 糊代片
5 底フラップ
5a,5b 側縁
5c,5d 舌片
5e,5f 貼着片
6 底フラップ保持片
6a 貼着片
6b 接着部
7 蓋フラップ
7a,7b フラップ片
8 開口部
a〜d 折れ線
e 第一の折れ線
k 第二の折れ線
l 第三の折れ線
f〜j 折れ線
S 箱本体の側壁
B 箱本体の底部
L 蓋
x,y,z 交点
Claims (6)
- 側壁の両側縁を接着させて筒状の箱本体を形成するに際し、
前記箱本体を構成する任意の側壁の上縁部に沿って、第一の折れ線を介して蓋フラップが延設されるとともに、
前記側壁および蓋フラップの中心部に、前記側壁の下端縁から蓋フラップの先端部に至る鉛直な折れ線が形成され、
前記第一の折れ線の各端部から前記鉛直な折れ線に向かって、側壁側および蓋フラップ側にそれぞれV字状の第二の折れ線、第三の折れ線を形成することによって、前記第一の折れ線を挟んで側壁側および蓋フラップ側との間に亘って形成された前記第二の折れ線と前記第三の折れ線からなる四角形状の領域を備え、
前記領域内の前記鉛直な折れ線を含む第一ないし第三の折れ線の折れ方向を変化させることによって、蓋フラップの形態を変化させるよう構成されていること
を特徴とする包装用箱。 - 前記第一の折れ線は、
床面に対して水平に形成されていること
を特徴とする請求項1に記載の包装用箱。 - 前記第一の折れ線は、
前記蓋フラップ側に向かってきわめて低い山型であること
を特徴とする請求項1に記載の包装用箱。 - 前記V字状の第二の折れ線は、
全体が直線もしくは緩やかな円弧で形成されていること
を特徴とする請求項1に記載の包装用箱。 - 前記V字状の第三の折れ線は、
全体が直線もしくは緩やかな円弧で形成されていること
を特徴とする請求項1に記載の包装用箱。 - 前記V字状の第二の折れ線、第三の折れ線は、
前記鉛直な折れ線と交わる頂点同士が、上下方向において対称位置もしくは非対称位置にあること
を特徴とする請求項1に記載の包装用箱。
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JP2012027472A JP5979531B2 (ja) | 2012-02-10 | 2012-02-10 | 包装用箱 |
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