JP5979366B2 - シート搬送装置、および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式、静電記録方式等を利用したファクシミリ、プリンター、複写機、これらの少なくとも2つの機能を有する複合機等の画像形成装置に用いるシート搬送装置と、これを備えた画像形成装置に関する。
複写機やプリンター等の画像形成装置に用いられるシート搬送装置として、図16に示すエアー吸引式のシート搬送装置が広く知られている(特許文献1参照)。
図16に示すシート搬送装置101は、シート収納部111の上方に給紙ベルト112Cを備えたシート吸着搬送部112が設けられており、シート収納部111上に積載された複数枚のシートからなるシート束102の、垂直方向の一番上にあるシート102A(以下「最上シート102A」とする)をエアー吸引部113によって1枚ずつ給紙ベルト112Cに吸着し、最上シート102Aを所定の位置へ搬送するように構成されている。シート収納部111の搬送下流側にはエアー送風部114が設けられており、エアーをシート束102の一端に送風することにより、積載されたシート束102を分離するようになっている。
シートの搬送下流側には下流側端部最上シート検出手段115が設けられており、エアー送風部114によるシートの浮き上がり等の影響を受けないシート搬送上流側には上流側最上シート検出手段116が設けられている。上流側最上シート検出手段116は、位置検出部116Aと、位置検出レバー116Bとを有している。シート収納部111は、シート昇降手段118に接続されており、昇降可能である。最上シート102Aが位置検出レバー116Bに接触すると、位置検出レバー116Bが垂直上方へ押し上げられるように構成されている。給紙ベルト112Cの表面には、全域にわたって多数の吸引孔(図示せず)が形成されており、吸引孔およびエアー吸引部113を介して給紙ベルト112Cに最上シート102Aを吸着し、シートの搬送を行う。
以上の構成によるシート搬送動作は以下の通りである。まず、シート搬送動作開始前にシート昇降手段118によってシート昇降部材111Aを上昇させ、積載されたシート102の最上シート102Aの搬送下流側端部が下流側端部最上シート検出手段115に検出される。この最上シート102A検出位置を基準位置として上流側最上シート検出手段116に記憶させる。
次に、図17に示すようにエアー送風部114によって積載されたシート102に分離エアーAを送風し、積載されたシート束102を分離する。そして、エアー吸引部113によって最上シート102Aを給紙ベルト112Cに吸着させ、給紙ベルト112Cを回転させて、吸着したシートを所定位置に搬送する。シート搬送によりシート収納部111内のシート102が減り、最上シート102Aの垂直方向位置が下がり、上流側最上シート検出手段116が記憶した基準位置外の状態となったときには、シート昇降手段118によって上昇させる。最上シート102Aの垂直方向位置がそれほど下がっておらず、上流側最上シート検出手段116が基準位置を検出している状態のときには、シート搬送動作を継続する。
以上のようなエアー吸引式のシート搬送装置は数多く知られているが、図16および図17に示した例で述べれば、いずれもエアー吸引部113を吸引して真空状態にすることにより負圧を発生させ、給紙ベルト112Cに最上シート102Aを吸着させる方式であるため、過度な負圧によってはシート表面にダメージを与えることが考えられ、例えば、給紙ベルト112C表面の吸引孔がシート表面に転写してしまう場合がある。
すなわち、エアー吸着の場合、吸着力が強いので、下流側からベルトに向けて分離エアーAを吹き付けても、最上位の紙がはがれ落ちる問題は少なく、2枚目以降の紙を確実に押し下げることができるが、エアー吸着でベルト面に開設された吸着用の穴にシートが吸着されることによりシートに凹部が発生してしまうため、より弱い吸着力で静電的に吸着させる静電吸着ベルトを用いる方法が提案されている。
静電吸着ベルトを用いるシート搬送装置は、最上シート吸着に静電吸着力(クーロン力)を用いるため、エアー吸引式の吸着方式のようなシート表面への凹部の発生はない。
しかしながら、従来の静電吸着方式のシート搬送装置では、シート収納部にシートをたわませて積載してしまった場合、シートが吸湿して自然積載状態でシートがたわんでしまった場合に、最上シート吸着時にシワやヨレ等の変形が発生することがある。このようなシワやヨレ等は、最上シートをエアー分離する際にエアーの流れによりバタついて静電吸着ベルトへの接触状況が不良になってしまうことを原因としても発生する。この場合、最上シートの変形を保持したままシートを作像部へ搬送してしまうという問題があった。
本発明は上述の点にかんがみてなされたものであり、搬送するシートのシワやヨレを搬送中に解消することができるシート搬送装置、および画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係るシート搬送装置は、シート束を収納するシート収納部と、前記シート束を垂直方向に昇降させるシート昇降手段と、前記シート束の上方に位置させ、最上シートを静電吸着する無端状の静電吸着ベルトを複数備えた吸着ベルト装置と、を備え、前記吸着ベルト装置の各前記静電吸着ベルトの間に隙間を空け、少なくとも隣り合う2つの前記静電吸着ベルトを、前記最上シートの搬送上流側での間隔より、前記最上シートの搬送下流側での間隔が大きくなるように配置し、複数の前記静電吸着ベルトを、搬送されるシートの搬送中心線に対して対称に配置したことを特徴とする。
本発明によれば、シートを静電吸着ベルトで搬送しながら静電吸着ベルトがシートを幅方向に広げ、シートのシワやヨレを解消できる。
本発明に係るシート搬送装置を装備し得る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 本発明に係るシート搬送装置の実施形態1に係るシート搬送装置を示す側面図である。 同シート搬送装置を示す平面図である。 同シート搬送装置の静電吸着ベルトの配置状態を示す模式図である。 同シート搬送装置におけるシートの搬送状態を示すものであり、(a)はエアー反射板を設けない場合を示す模式図、(b)、(c)はエアー反射板を備えた場合の搬送状態を順次示す模式図である。 同シート搬送装置におけるシートの搬送状態を示すものであり、(a)、(b)、は搬送状態を順次示す模式図である。 シート搬送装置の電極埋め込み型の静電吸着ベルトを示すものであり、(a)はその構成を示す模式図、(b)は最上シートに対する静電吸着ベルトの吸着面に設けた排気孔の位置を示す模式図である。 上質紙を代表とした非塗工紙とコート紙を代表とした塗工紙の異なる種類のシートに対し、シート坪量とシートサイズに応じた間隔とエアー量の組み合わせを示したテーブルを示す図である。 上質紙を代表とした非塗工紙とコート紙を代表とした塗工紙の異なる種類のシートに対し、シート坪量とシートサイズに応じた間隔とエアー量の組み合わせを示したテーブルを示す図である。 本発明に係るシート搬送装置の実施形態2に係るシート搬送装置の静電吸着ベルトの配置状態を示すものであり、(a)は第1の状態を示す模式図、(b)は第2の状態を示す模式図、(c)は駆動力伝達機構を示す模式図である。 本発明に係るシート搬送装置の実施形態3に係るシート搬送装置の駆動ローラと従動ローラの位置を示すものであり、(a)は吸着位置を示す模式図、(b)は搬送位置を示す模式図である。 本発明に係るシート搬送装置の実施形態4に係るシート搬送装置の駆動ローラと従動ローラの位置を示すものであり、(a)は吸着位置を示す模式図、(b)は搬送位置を示す模式図である。 本発明に係るシート搬送装置の実施形態5に係るシート搬送装置を示す側面図である。 同シート搬送装置の搬送ガイド板の作用を示すものであり、(a)は最上シートを吸着して搬送する状態を図13の右側から見て示す図、(b)は押し下げエアー送風部からのエアーの一部が搬送ガイド板内でシートの下面で反射されて下向きに流れる押し下げエアーとして作用する状態を示す拡大図である。 同シート搬送装置の搬送ガイド板の他の例を示すものであり、(a)は搬送ガイド板の通気孔の形成例を示す図、(b)は搬送ガイド板の形状と位置を示す図である。 従来のエアー吸引式のシート搬送装置の一例を示す模式図である。 図16に示したシート搬送装置の動作状態を示す模式図である。
本発明を実施するための形態に係るシート搬送装置、および画像形成装置について説明する。
図1は本発明に係るシート搬送装置を装備し得る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。なお、本発明の実施対象とする画像形成装置は、図示のものには限定されず、複写機、ファクシミリ装置、複写機能とファクシミリ機能等を備えた複合機等の機能を有するもの等々、画像形成を行う種々の装置が対象となる。
図1において、画像形成装置の一例としての複写機100は、原稿トレイ110aに配置された原稿束から原稿を1枚分離して原稿読取部120上のコンタクトガラスに自動給紙する自動原稿搬送装置110と、自動原稿搬送装置110によってコンタクトガラス上に搬送された原稿を読み取る原稿読取部120と、給紙部130から給紙されたシート材に対して、原稿読取部120によって読み取った画像を形成する画像形成部(画像形成手段)140と、複数のシート材が積層されたシート束1とを有する。また、複写機100は、このシート束1から最上位に位置する最上シート1Aを画像形成部140に給紙する給紙部130を備えている。なお、本実施の形態では、画像形成部140と給紙部130とは分割可能となっているが、そうでない構成でもよい。
給紙部130は、複数枚のシートからなるシート束1を積載する給紙カセット150と、給紙カセット150上のシート束1から最上シート1Aを分離して搬送するシート分離給紙装置160とを含んで構成してある。
シート分離給紙装置160によって分離給紙されたシートは、搬送経路170上を搬送されるようになっており、搬送経路170上を搬送されるシートは、搬送ローラ対180により搬送され、転写ローラ190によって画像形成部140で形成されたトナー画像が転写され、このトナー画像が定着器200によって熱転写され、排紙ローラ対210により排紙トレイ220に排出する。
画像形成部140は、4つの作像部230(230Y(イエロー)、230C(シアン)、230M(マゼンタ)、230BK(ブラック))と、転写ベルトである中間転写ベルト240と、露光装置250とから構成してある。
露光装置250は、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等から入力される色分解された画像データや、原稿読取部120によって読み取られた原稿の画像データを光源駆動用の信号に変換し、それに従い各レーザー光源ユニット内の半導体レーザーを駆動して光ビームを射出するようになっている。
作像部230Y、230C、230M、230BKは、それぞれ異なる色の画像(トナー像)を形成するようになっており、作像部230Y、230C、230M、230BKは、時計回転方向に回転駆動される像担持体である感光体260(260Y、260C、260M、260BK)、感光体260の周囲に配置された帯電部270、現像部280、クリーニング部290等により構成されている。
感光体260は、円筒状に形成され、図示しない駆動源により回転駆動される。感光体260の外周面部には感光層が設けられており、露光装置250から射出された破線で示す光ビームが感光体260の外周面にスポット照射されることにより、感光体260の外周面には画像情報に応じた静電潜像が書き込まれる。
帯電部270は、感光体260の外周面を一様に帯電するもので、感光体260に対して接触方式のものが採用されている。現像部280は、感光体260にトナーの供給を行い、供給されたトナーが感光体260の外周面に書き込まれた静電潜像に付着することにより、感光体260上の静電潜像がトナー像として顕像化させるもので、感光体260に対して非接触方式のものが採用されている。
クリーニング部290は、感光体260の外周面に付着している残留トナーをクリーニングするもので、感光体260の外周面にブラシを接触させるブラシ接触方式のものが採用されている。
中間転写ベルト240は、樹脂フィルム、または、ゴムを基体として形成された無端状ベルトから構成されており、感光体260上に形成されたトナー像が転写され、この中間転写ベルト240に転写されたトナー像が転写ローラ190によってシートに転写される。
<実施形態1>
次にシート搬送装置10について説明する。図2は本発明に係るシート搬送装置の実施形態1に係るシート搬送装置を示す側面図、図3は同シート搬送装置を示す平面図、図4は同シート搬送装置の静電吸着ベルトの配置状態を示す模式図である。
シート搬送装置10は、図2に示すようにシート収納部11と、シート昇降部材12と、静電吸着ベルト装置13と、突起部材13Fと、エアー送風部14と、静電吸着ベルト駆動手段13Eと、シート昇降部材駆動手段18と、図6に示すシート束1の搬送方向側端部規制部材15A、15Bと、制御手段19と、エアー反射板20とを備えている。
シート昇降部材12は水平に配置された底面部12Aを備えており、この底面部12A上に積層された複数枚のシートからなるシート束1を積載できる。シート収納部11では、制御手段19で駆動制御されシート昇降部材駆動手段18がシート昇降部材12を昇降駆動する。このシート昇降部材駆動手段18が駆動されることによりシート昇降部材12が昇降し、シート収納部11内のシート束1を昇降することができる。
静電吸着ベルト装置13は、図3に示すように、複数この例では2つの静電吸着ベルトユニット131、132を備える。各静電吸着ベルトユニット131、132は、それぞれ静電吸着ベルト13Aを駆動ローラ13Bおよび従動ローラ13Cに巻きかけて構成する。静電吸着ベルトユニット131、132の各駆動ローラ13B、13Bは自在継ぎ手等の駆動力伝達機構24Aで、また従動ローラ13C、13Cは自在継ぎ手等の駆動力伝達機構24Bで連結されている。駆動ローラ13B、13Bの一方に連結した静電吸着ベルト駆動手段13Eを制御手段19で駆動制御することで、静電吸着ベルトユニット131、132の静電吸着ベルト13Aは回転駆動される。
静電吸着ベルトユニット131、132は、静電吸着ベルト13A、13Aがシート搬送上流側に向けて広がるように配置する。すなわち、図4に示すように、静電吸着ベルトユニット131と、静電吸着ベルトユニット132とは、搬送上流側端部での間隔K1よりシートの搬送下流側端部での間隔K2を大きした隙間Kを挟んで配置している。静電吸着ベルトユニット131と、静電吸着ベルトユニット132はシートの搬送中心線23に対して対称に配置され、各静電吸着ベルトユニット131、132の設置軸131A、312Aは角度αをなす。なお、シート搬送装置10ではこの角度αは変更できない。また、このシート搬送装置10では、静電吸着ベルトユニット131、132は、シート束1に対して上下方向に固定配置される。
本実施形態に係るシート搬送装置10では、浮上した最上シート1Aが、図4に示すように、搬送下流側に進むに従ってシートの左右の吸着箇所がシートの搬送中心線23から遠ざかるように進むため、最上シート1Aは、静電吸着ベルト13A、13Aから幅方向に広げる力を受け、最上シート1Aに生じたシワやヨレ等を伸ばす。また、静電吸着ベルトユニット131、132を搬送中心線23に対して対称に配置しているので、搬送時に最上シート1Aの左右の搬送速度が非対称になりシートが搬送面内で回転してしまう等のシート挙動の不具合を防止できる。
静電吸着ベルトの構成について説明する。図7はシート搬送装置の電極埋め込み型の静電吸着ベルトを示すものであり、(a)はその構成を示す模式図、(b)は最上シートに対する静電吸着ベルトの吸着面に設けた排気孔の位置を示す模式図である。静電吸着ベルト13Aは、図7に示すような複数の電極21を絶縁層22によって被覆したシート状の媒体をベルトにしたものである。複数の電極21は、プラス電極21Aとマイナス電極21Bが交互に配列されている。これら電極21へ静電吸着ベルト給電装置13Dによって電圧を印加すると誘電分極が発生し、最上シート1Aの吸着面が分極するため、静電吸着ベルト13Aとの間に静電吸着力(クーロン力)が発生する。
静電吸着力により静電吸着ベルト13Aに吸着した最上シート1Aは、図5(b)、(c)に示すように静電吸着ベルト13Aに吸着した状態で静電吸着ベルト駆動手段13Eが駆動して静電吸着ベルト13Aが回転することにより、画像形成手段(図示せず)が配置されている位置へ最上シート1Aが搬送されるように構成されている。
また、本構成では電極21を絶縁層22で被覆した静電吸着ベルト13Aとしたが、静電吸着ベルト上に電荷を付与して静電吸着力を発生する方式でもよく、そのための静電電荷付与手段を備えていてもよい。
エアー送風部14は、図3に示すように最上シート1Aの辺1B近傍の位置であって、送風口が辺1Bに対向する位置に設けてあり、静電吸着ベルト13Aの直下以外の箇所、例えば図6に示すように各静電吸着ベルトユニット131、132の隙間K直下に設けてある。このエアー送風部14から送風されるエアーは隙間Kに向かうよう、方向や位置が決定されている。また、このとき、後述するようにエアー反射板20はエアー送風部14からのエアーを反射してエアーの分離効率を向上させる。
エアー送風部14によってエアーを送風することにより、最上シート1Aおよび最上シート1Aの辺1B付近のシートを浮揚させて静電吸着ベルト13Aに接近、あるいは接触させると共に、エアー送風することでシート間にエアーが流れ、複数のシートを互いに分離させることができる。
吸着面近傍を通るエアーは、図5(b)、図6(a)に示すように、最上シートが吸着する前は各静電吸着ベルト13A、13A間の隙間Kへ抜けるので、静電吸着ベルト13Aへの最上シート1Aの吸着を良好に行うことができる。
最上シート1Aの吸着後は図5(c)に示すように、最上シート1Aによって静電吸着ベルト13A、13Aの隙間Kがふさがれるため、最上シート1Aと次シートとの間にこのエアーが入り込み、シート間分離を良好に行うことができる。このとき、図6(b)に示し、後述する突起部材13Fが最上シート1Aと次シートとの間に隙間を形成し、両者の分離を助ける。
なお、本構成では辺1Bに対向する位置のみにエアー送風部14を配置したが、辺1D、辺1Eの対向する位置に1箇所または複数箇所に配置することができる。
エアー反射板20は、隙間Kの14側に配置される。エアー反射板20は、図5に示すように、エアー送風部14から送風されるエアーの一部が当たり、最上シート1Aを効率よく分離させる。
ここで、エアー反射板20の作用について説明する。エアー送風部14からのエアーを静電吸着ベルト13Aの隙間Kに送風し最上シート1Aを静電吸着ベルト13A、13Aで吸着する構成では、吸着した最上シートが静電吸着ベルトの隙間Kを塞ぐことになる。このとき、静電吸着ベルト13A、13Aの隙間Kに向けて送風されるエアー送風部14は、吸着した最上シート1Aを下から押し上げるような位置に設置することになるが、この位置では図5(a)に示すように、最上シート1Aより下位の浮揚中のシートも押し上げるため、シートの浮揚作用が増してしまう。
薄いシートほどこの傾向は強くなり、最上シート1Aの吸着後にエアーが最上シート1Aと最上シート1Aより下位のシートの間に入りこむことによるシート間分離作用がこの浮揚作用に劣り、分離が良好に行えず重送に至るという問題がある。
これを解決するためには、この状態でエアー送風部14をシート束1からなるべく離れた位置に設置し、浮揚中のシート束への影響を低減することが必要となる。このため、本実施形態に係るシート搬送装置10では、エアー送風部14を離れた位置に配置するとともに、各静電吸着ベルト13A、13Aの間の隙間Kの一部にエアー反射板20を設け、エアー送風部14によって送風されるエアーの一部を当てるものとする。
この構成により、最上シート1Aの吸着前は、図5(b)に示すように、エアー送風部14から送風されるエアーの一部がエアー反射板20に当たるが、ベルト間の上方に向かうエアーの流れに沿ってエアーは静電吸着ベルト13A、13Aの間の隙間Kに抜ける。
また最上シート1Aの吸着後は、図5(c)に示すように、隙間Kに抜けていたエアーの流路が最上シートによって塞がれるため、エアー反射板20に当たったエアーが最上シート1Aと最上シート1Aより下位のシートの間にエアーが入りこむことになる。
このようにエアー送風部14とエアー反射板20と、を配置すると、エアー送風部14の位置をよりシート束から離れた位置に設置することができ、先の問題のような、エアーによってシートの浮揚作用が分離作用より大きくなることはなくなる。また、エアー送風部14をシート束1から遠ざけることで浮揚作用が足りなくなった場合には、浮揚用のエアー送風部を辺1Bや辺1D、辺1Eの対向する位置に一箇所又は複数箇所追加で配置してもよい。
エアー反射板20は、吸着面より0.5mm以上シートと反対方向にギャップを持つ位置、エアー反射板20の先端は最上シート先端より1mm以上上流の位置とし、搬送方向に長さを持つ平坦なものとする。材質は、摺動性のよい樹脂等を用いる。ただし、シート搬送中にシートが接触していてもシートに負担をかけない範囲の材質であればこの限りではない。
シート束1は、図2および図3に示すように、第1の辺1Bと第2の辺1Cとからなる一対の辺と、第3の辺1Dと第4の辺1Eとからなる一対の辺とにより規定される長方形状をなしている。辺1Dと辺1Eとは、駆動ローラ13B、従動ローラ13Cを結ぶ方向に指向しており、辺1Bは図3において右側のシート搬送下流側に位置し、辺1Cは図1において左側のシート搬送上流側に位置している。
突起部材13Fは、静電吸着ベルトユニット131、132の間に、静電吸着ベルト13Aの吸着面より下側に飛び出るように配置する。この突起部材13Fは、最上シート1Aの搬送時に最上シート1Aに接触するため、シートの搬送に伴って回転する回転部材を備える。このため、搬送時の抵抗を最小限に抑え、かつ最上シート1Aに傷をつけることなく搬送を行うことができる。
図6(a)に示すように、最上シート1Aがエアーで浮上して、図6(b)に示すように、最上シート1Aが静電吸着ベルトの隙間Kを覆う状態となるとき、最上シート1Aがこの突起部材13Fに接触して変形する。これにより、最上シート1Aと次シートとの間に空間ができ、この空間にエアーが入り、最上シート1Aと次シートとの分離をより確実に行うことができる。
また、突起部材13Fは突起量変更手段13Gでその静電吸着ベルト13Aから下方への突出量を変更できる。例えば坪量の大きいシートのようにシートが変形しにくく吸着しにくいものには、他シート種類より突き出し量を小さくすることでシートの変形を小さくする。このため、最上シート1Aの静電吸着ベルト13Aへの吸着を妨げることなく、また最上シート1A分離を良好に行うことができる。
この突起部材13Fは突起量変更手段13Gにより、シート坪量やサイズに応じて突出し量を−5mmから5mmまで変更できる。例えば坪量の大きいシートのようにシートが変形しにくく吸着しにくいものには、他シート種類より突き出し量を小さくすることでシートの変形を小さくできるので、静電吸着ベルト13Aへの吸着を妨げることなく、またシート間分離も良好に行うことができる。
突起量変更手段13Gの図示をしていない制御部は、シート収納部11に積載されたシート坪量、シート種類、シートサイズに応じて、最上シート1A吸着時の静電吸着ベルト13A吸着面と最上シート1Aの間隔d、また最上シートの分離を行うエアー送風部14から送風されるエアー量e、密着シートの押し下げを行うエアー送風部14から送風されるエアー量eを変更するテーブルを蓄積している。
図8、図9は上質紙を代表とした非塗工紙とコート紙を代表とした塗工紙の異なる種類のシートに対し、シート坪量とシートサイズに応じた間隔とエアー量の組み合わせを示したテーブルを示す図である。図8(a)、(b)は、上質紙を代表とした非塗工紙とコート紙を代表とした塗工紙の異なる種類のシートに対し、シート坪量とシートサイズに応じた最上シート1Aと静電吸着ベルト13Aとの間隔dとエアー送風部14から送風されるエアー量eの組み合わせを示したテーブルである。また図9(a)、(b)は、同様にシート種類に応じた突起部材13Fの突き出し量fを示したテーブルである。最上シート1Aをエアー送風部14によって浮揚させた状態で静電吸着ベルト13Aに吸着させる動作において、シート坪量、シート種類、シートサイズが変更されても最も適切な間隔dとエアー量eの組み合わせ、突起部材の突き出し量fをテーブルから選択することによって、良好にシート搬送動作を行うことができる。
なお、図8、図9の各テーブルはシート坪量、シート種類、シートサイズに応じて全て異なる値でもよいし、同じでもよい。例えば、シートサイズをA3未満とA3以上の境界で充分な性能が発揮できるシート搬送装置10であれば、
d1ax=d1bx、
d1ay=d1by、
d1az=d1bz、
e1ax=e1bx、
e1ay=e1by、
e1az=e1bz
等としてもよい。
本実施形態のシート搬送装置10では、最上シート1Aは、次のようにシート束1から分離搬送される。
(1)シート収納部11に積載されたシート束1を、シート昇降部材駆動手段18によって上昇させる。このとき、静電吸着ベルト13A吸着面と最上シート1Aとが、設定された間隔dとなるように制御する。
(2)エアー送風部14を稼働し、同時に静電吸着ベルト給電装置13Dを稼働して静電吸着ベルト13Aに最上シート1Aを静電吸着させる。このとき、エアー送風部14からのエアーは、最上シート1Aの搬送上流側を浮揚させて、静電吸着ベルト13Aで吸着可能な状態まで前記シート束から分離させる(図5(b)、図6(a))。エアー送風部14から送風されるエアーの一部がエアー反射板20に当たるが、ベルト間の上方に向かうエアーの流れに沿ってエアーは静電吸着ベルト13A、13Aの間の隙間Kに抜ける。
(3)静電吸着ベルト駆動手段13Eを稼働して静電吸着ベルトユニット131、132の静電吸着ベルト13Aを回転させて、最上シート1Aを搬送する(図6(b))。このとき、最上シート1Aは幅方向に広げられるので、シワやヨレが解消する。搬送している最上シート1Aが2つの静電吸着ベルト13A、13Aの隙間Kを覆った場合でも、突起部材13Fにより、最上シート1Aと2枚目のシートとの間に隙間が形成され、この隙間にエアーが流入し、2枚のシートは離間する(図6(b))。また、エアー送風部14からのエアーはエアー反射板20で反射され、最上シート1Aと最上シート1Aより下位のシートの間にエアーが入りこむ。これにより、最上シート1Aと最上シート1Aより下位のシートの分離が良好に行われる。
(4)先端が次の搬送ローラに到達と同時に静電吸着ベルト給電装置13Dと静電吸着ベルト駆動手段13Eを停止する。
(5)静電吸着ベルト13A吸着面と最上シート1Aとが、設定された間隔dとなるようにシート昇降部材駆動手段18を制御部で制御する。
(6)以降、シート収納部11のシート全てを搬送するか、シート搬送動作終了の信号を受信するまで前記動作(2)から前記動作(5)までを繰り返し継続する。
以上説明したように、本実施形態に係るシート搬送装置10によれば、浮上した最上シートが搬送下流側に進むに従ってシートの左右がそれぞれシートの搬送中心線23から遠ざかるように進むため、その結果シートの左右が広げられ、浮上した最上シートに発生したひずみを伸ばしてシワやヨレ等の変形を解消することができる。
<実施形態2>
次に本発明に係るシート搬送装置の実施形態2に係るシート搬送装置について説明する。図10は本発明に係るシート搬送装置の実施形態2に係るシート搬送装置の静電吸着ベルトの配置状態を示すものであり、(a)は第1の状態を示す模式図、(b)は第2の状態を示す模式図、(c)は駆動力伝達機構を示す模式図である。実施形態2に係るシート搬送装置30は、静電吸着ベルトユニット131、132の搬送中心線23を挟む角度を変更できるようにしたものである。
シート搬送装置30において、2つの静電吸着ベルトユニット131、132は、その静電吸着ベルト13A、13Aの設置軸131A、312Aを、シートの搬送中心線23に対して対称に、例えば角度α(図10(a))から角度β(図10(b))まで変更するベルト位置変更手段を備える。このベルト位置変更手段としては、ネジ機構を備えた、静電吸着ベルトユニット131、132がなす角度を変更できる装置や、電動で変更できる装置を採用し得る。
シート搬送装置30では、隣り合った2つの静電吸着ベルトユニット131、132の駆動ローラ13B、13Bを駆動力伝達機構24A、従動ローラ13C、13Cを駆動力伝達機構24Bで接続する。これらの駆動力伝達機構24A、24Bは、等速自在継ぎ手とする。これにより、静電吸着ベルトユニット131、132の各静電吸着ベルト13A、13Aは同一の速度で駆動される。
駆動力伝達機構24A、24Bは、以下の構成を採用できる。これは、例えば図10(c)に示すように、雌スプライン25Aと、雄スプライン25Bからなり、全長を可変なスプライン継ぎ手25と、雌スプライン25Aおよび雌スプライン25Aの自由端側に設けられ、駆動ローラ13Bに接続した等速ジョイント27A、27Bと、スプライン継ぎ手25の雄スプライン25Bに配置した駆動ギア28Aとを備えて構成する。
駆動ギア28をギア列等の回転伝導装置28Bで静電吸着ベルト駆動手段13Eに接続して、駆動ローラ13B、13Bを回転駆動する。これにより、静電吸着ベルトユニット131、132の角度を変更しても、静電吸着ベルト13A、13Aを同じ回転速度で駆動できる。
本実施形態に係るシート搬送装置30によれば、図10(b)に示すように小さい幅サイズW2のシート1Fを搬送するときは、シート1Fより大きな幅サイズW1のシート1Gを搬送するときの角度αより大きな角度β(β<α)とする。これにより、シート1Fと静電吸着ベルト13Aが当接する面積の割合を大きくでき、安定した搬送を行うことができる。この静電吸着ベルトユニット131、132の角度の変更は、シートの大きさの他、シート摩擦係数等により変更できる。また、シートの大きさ種類を自動的に検知して、静電吸着ベルトユニット131、132の角度を変更することができる。
<実施形態3>
次に本発明に係るシート搬送装置の実施形態3に係るシート搬送装置について説明する。図11は本発明に係るシート搬送装置の実施形態3に係るシート搬送装置の駆動ローラと従動ローラの位置を示すものであり、(a)は吸着位置を示す模式図、(b)は搬送位置を示す模式図である。上述した実施形態1、2に係るシート搬送装置では、駆動ローラ13Bと従動ローラ13C位置を、鉛直方向の同位置で固定とした。実施形態3に係るシート搬送装置40では、駆動ローラ13B、従動ローラ13C共に、図11(1)で示す吸着位置と、図11(2)に示す搬送位置とを、鉛直方向に往復させる構成とした。他の構成は実施形態1または実施形態2に係るシート搬送装置と同じである。
<実施形態4>
次に本発明に係るシート搬送装置の実施形態4に係るシート搬送装置について説明する。図12は本発明に係るシート搬送装置の実施形態4に係るシート搬送装置の駆動ローラと従動ローラの位置を示すものであり、(a)は吸着位置を示す模式図、(b)は搬送位置を示す模式図である。実施形態4に係るシート搬送装置50では、駆動ローラ13B、従動ローラ13Cおよび従動ローラ13Cの位置を図12(a)で示す吸着位置と図12(b)に示す搬送位置とを、角度θをなすだけ、鉛直方向に往復させる構成とした。他の構成は実施形態1または実施形態2に係るシート搬送装置と同じである。
<実施形態5>
次に本発明に係るシート搬送装置の実施形態5に係るシート搬送装置について説明する。図13は本発明に係るシート搬送装置の実施形態5に係るシート搬送装置を示す側面図、図14は同シート搬送装置の搬送ガイド板の作用を示すものであり、(a)は最上シートを吸着して搬送する状態を図13の右側から見て示す図、(b)は押し下げエアー送風部からのエアーの一部が搬送ガイド板内でシートの下面で反射されて下向きに流れる押し下げエアーとして作用する状態を示す拡大図である。
実施形態5に係るシート搬送装置60は、実施形態1または実施形態2に係るシート搬送装置の構成のエアー反射板20に代え、図13に示すように垂直方向に間隔を開けて配した一対の搬送ガイド板61、61(以下、単に搬送ガイド板61と記載する。)を備える。搬送ガイド板61は、両側の板材にエアー通過用の通気部を備えた板状部材である。
図14に示すように、エアー送風部14からエアーAで分離できずに、最上シート1Aだけでなく、2枚目以降のシートも静電吸着ベルト13Aに吸着され、密着して搬送されたとしても、静電吸着ベルト13Aの下流搬送部に設けられたエアー送風部14からのエアーAの一部が、シート(図示の例では最上シート1Aの下面)で反射されて下向きに流れる押し下げエアーAxとして作用して、最上シート1Aのみが分離搬送される。
すなわち、図14(b)に示すように、シートが搬送ガイド板61の通気孔を設けた部位に到達する前は、押し下げエアーAxが搬送ガイド板61の通気穴を通過し、シートが搬送ガイド板61間に入ってきて通気穴を一部でも覆うに到達すると、エアーによりシートが変形するため、最上シート1Aと、それに密着したシート(例えば2枚目のシート)間に、図示のようにエアーが入り込み、このエアーが押し下げエアーAxが入り込みとなり、それによって密着した2枚あるいはそれ以上の複数枚のシートから最上シート1Aが分離し、最上シート1Aだけを搬送できるようにしている。
搬送ガイド板61の通気孔の図示は省略するが、シートが搬送ガイド板61に達していないときは、通気孔を通してエアーAを通過させ、密着したシートが搬送されてきたときは、エアーAがシートに反射して密着したシートに対する押し下げエアーAxとして作用することで、安定したシート搬送および、分離を行うことができる。なお図15(a)に示すように、通気孔61aの形状をシート搬送下流側を閉じたホームベース型のスリット形状(幅3mm〜5mm)をなすようにすることで、シートが引っ掛からないよう構成されている。
また、図15(b)に示すように、搬送ガイド板61のシートと接触する箇所に突起61bを設けることで、密着して搬送されてきたシートを変形させ、最上シートと密着しているシートとの間に押し下げエアーAxを入り込みやすくすることで、安定したシートの分離を行うことができる。突起形状は半円形状(R1〜R5)をなしており、シートにダメージを与えない構成となっている。本構成では突起形状を中央上部に1箇所の突起形状を設けたが、突起形状は上部だけではなく下部に設けたり、複数箇所に設けたりする構成でもよい。
なお以上説明してきた本発明の実施形態に係るシート搬送装置は、画像形成装置、例えばデジタルコピー機、プリンター、ファクシミリ、オフセット印刷機においてシート搬送動作を向上させるために用い得るが、その他の画像形成装置や、類似の他の装置に搭載して用い得る。
また本発明は以上説明した実施形態に限定されるものではなく、多くの変形が本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により可能である。
1:シート束
1A:最上シート
10:シート搬送装置
11:シート収納部
12:シート昇降部材
13:静電吸着ベルト装置
13A:静電吸着ベルト
13B:駆動ローラ
13C:従動ローラ
13D:静電吸着ベルト給電装置
13E:静電吸着ベルト駆動手段
13F:突起部材
13G:突起量変更手段
14:エアー送風部
15A:搬送方向側端部規制部材
18:シート昇降部材駆動手段
19:制御手段
20:反射板
21:電極
21A:プラス電極
21B:マイナス電極
22:絶縁層
23:搬送中心線
24A:駆動力伝達機構
24B:駆動力伝達機構
25:スプライン継ぎ手
25A:雌スプライン
25B:雄スプライン
27A、27B:等速ジョイント
28:駆動ギア
28A:駆動ギア
28B:回転伝導装置
61、61:搬送ガイド板
61a:通気孔
61b:突起
100:複写機(画像形成装置)
110:自動原稿搬送装置
120:原稿読取部
130:給紙部
131、132:静電吸着ベルトユニット
140:画像形成部
150:給紙カセット
160:シート分離給紙装置
170:搬送経路
180:搬送ローラ対
190:転写ローラ
200:定着器
210:排紙ローラ対
220:排紙トレイ
230:作像部(画像形成部)
230Y、230C、230M、230BK:作像部
240:中間転写ベルト
250:露光装置
260:感光体
270:帯電部
280:現像部
290:クリーニング部
特開2007−45630号公報

Claims (8)

  1. シート束を収納するシート収納部と、
    前記シート束を垂直方向に昇降させるシート昇降手段と、
    前記シート束の上方に位置させ、最上シートを静電吸着する無端状の静電吸着ベルトを複数備えた吸着ベルト装置と、
    を備え、
    前記吸着ベルト装置の各前記静電吸着ベルトの間に隙間を空け、少なくとも隣り合う2つの前記静電吸着ベルトを、前記最上シートの搬送上流側での間隔より、前記最上シートの搬送下流側での間隔が大きくなるように配置し
    複数の前記静電吸着ベルトを、搬送されるシートの搬送中心線に対して対称に配置したことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記シート収納部に収納された前記シート束の一端に、
    複数の前記静電吸着ベルトのうち少なくとも隣り合う2つの前記静電吸着ベルトの間にエアーを送風して該シート束の少なくとも前記最上シートの前記一端側を浮揚させて、前記静電吸着ベルトで吸着可能な状態まで前記シート束から分離させるエアー送風部を備えることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 複数の前記静電吸着ベルトの配置位置を、隣り合う2つの前記静電吸着ベルトの間隔が前記最上シートの搬送上流側端部より前記最上シートの搬送下流側端部が大きい関係を保ちながら変更するベルト位置変更手段を備えることを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 複数の前記静電吸着ベルトの間の隙間には前記最上シートが浮揚していない状態で、前記エアー送風部からのエアーが前記静電吸着ベルトの間の隙間を通過することが可能な領域に、前記静電吸着ベルトの吸着面から飛び出し、浮揚した前記最上シートが前記静電吸着ベルトの間の隙間をおおったとき、この最上シートを変形させ、前記最上シートと前記最上シートの次のシートとの間にエアーが入り込む空間を形成する少なくとも一つの突起部材を備えることを特徴とする請求項3に記載のシート搬送装置。
  5. 前記突起部材は、前記最上シートの移動に伴って回転する回転部材を備えることを特徴とする請求項4に記載のシート搬送装置。
  6. 前記突起部材前記静電吸着ベルトの吸着面からの飛び出し量を変更する飛び出し量変更手段を備えることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のシート搬送装置。
  7. 前記エアー送風部から送風されるエアー量を変更するエアー量変更装置を備えることを特徴とする請求項2から請求項6のいずれか一項に記載のシート搬送装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のシート搬送装置と、このシート搬送装置からのシートに画像形成を行う画像形成部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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