JP5978522B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機 Download PDF

Info

Publication number
JP5978522B2
JP5978522B2 JP2012137646A JP2012137646A JP5978522B2 JP 5978522 B2 JP5978522 B2 JP 5978522B2 JP 2012137646 A JP2012137646 A JP 2012137646A JP 2012137646 A JP2012137646 A JP 2012137646A JP 5978522 B2 JP5978522 B2 JP 5978522B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
washing
time
speed
relatively
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012137646A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014000245A (ja
Inventor
佐久間 勉
勉 佐久間
清輝 馬越
清輝 馬越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lifestyle Products and Services Corp filed Critical Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Priority to JP2012137646A priority Critical patent/JP5978522B2/ja
Publication of JP2014000245A publication Critical patent/JP2014000245A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5978522B2 publication Critical patent/JP5978522B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

Landscapes

  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Description

本実施形態は、洗濯乾燥機に関する。
例えば家庭用の洗濯乾燥機においては、従来の加熱用のヒータを用いて乾燥運転を行うものに代えて、ヒートポンプを用いて乾燥運転を行うものが供されている。このヒートポンプは、水槽に連通接続された循環風路内に配設された蒸発器及び凝縮器と、圧縮機及び絞り弁とをサイクル接続した構成となっている。この循環用通風路においては、循環ファンの駆動により、凝縮器で加熱された空気が水槽内のドラムに供給されて衣類(洗濯物)の水分を奪った後、蒸発器で冷却除湿され、再び凝縮器で加熱されるといった循環が行われる。このヒートポンプを用いた乾燥は、ヒータを用いた乾燥に比べて、エネルギー効率に優れると共に、加熱温度が低く、しわや縮みが少ない等のメリットがある。
特開平6−254285号公報
上記した洗濯乾燥機では、洗濯行程と乾燥行程を順に自動で実行する場合、ヒートポンプの運転開始前に、回転槽たるドラムを高速回転させ、衣類に残留する水を遠心力により振り切り排出する。このとき、ドラム内の衣類の偏りによる偏荷重(つまりアンバランス状態)が生じると、ドラムの回転に伴い水槽が振れ回って振動、騒音を発生し、ひいてはドラムの回転上昇が妨げられることとなり、衣類の脱水率も低下することになる。
また、洗濯乾燥機では、衣類の重量等、洗濯する条件が毎回異なるのが通常であり、衣類の重量が大きいと、ヒートポンプによる乾燥時間が長くなる。このように、洗濯乾燥機において乾燥終了までの時間を事前に正確に把握することは困難であり、ユーザの予期に反して衣類の乾燥時間が長引くことがある。
そこで、ヒートポンプを備えた構成にあって、乾燥時間がユーザの予期に反して長引くことを極力防止することができる洗濯乾燥機を提供する。
本実施形態の洗濯乾燥機は、衣類を収容し、回転駆動される回転槽と、前記回転槽内に連通する循環風路と、前記回転槽内の空気を、前記循環風路を通して循環させる循環ファンと、前記循環風路内を循環する空気を冷却し除湿する蒸発器と、前記循環風路内を循環する空気を加熱する凝縮器と、前記凝縮器に供給する冷媒を圧縮する圧縮機と、前記凝縮器から吐出された冷媒を減圧する減圧手段とを接続することにより冷凍サイクルを構成したヒートポンプと、前記回転槽内の衣類の水分を遠心力により除去するように前記回転槽を所定の速度領域で高速回転させた後、前記ヒートポンプの運転を開始する際、前記高速回転が前記速度領域において相対的に低速であった場合には、前記高速回転が当該低速よりも高速であった場合と比較して、前記圧縮機の起動時の運転周波数を高く設定する制御手段とを備える。
第1実施形態を示すもので、制御装置の実行する処理手順を示すフローチャート 一部を破断した洗濯乾燥機の概略縦断側面図 洗濯乾燥機の概略縦断背面図 循環風路及びヒートポンプの概略構成を示す図 制御装置を中心とした電気的構成を概略的に示すブロック図 外気温及び衣類重量に対応して設定される運転終了時間を説明するための図 圧縮機及び循環ファンの回転数と外気温との関係を、ドラムの回転が低速と高速との場合に分けて衣類重量毎に例示する図 圧縮機の起動時の運転周波数を模式的に示す説明図
<第1実施形態>
以下、ドラム式(横軸形)の洗濯乾燥機に適用した第1実施形態について図面を参照しながら説明する。図2及び図3に示すように、洗濯乾燥機1の外箱2の内部には、円筒状の水槽3が前上がりに傾斜した状態で図示しない弾性支持機構を介して支持されている。水槽3内には、衣類(洗濯物)が収容される回転槽としての円筒状のドラム4が回転可能に支持されている。ドラム4は、前後方向に延び且つ前上がりに傾斜した傾斜軸を中心に回転するように構成されている。
図2に示すように、このドラム4の周壁4aには通水,通気用の多数の孔5が形成されており、ドラム4の後壁部には複数個の通気口6が設けられている。図示は省略するが、ドラム4の周壁4aの内面には、洗濯物撹拌用の複数個のバッフルが設けられ、ドラム4の前面部には、衣類が出し入れされる開口部が設けられている。前記水槽3の前面部には、前記開口部に連なる投入口が形成されており、外箱2の前面には、その投入口を開閉する扉7が設けられている。尚、外箱2の前面部の上部パネルには、操作入力手段及び表示手段として後述する操作部30及び表示部31(図5参照)が設けられている。
水槽3の後部には、例えばアウタロータ形のブラシレスモータからなるモータ8が配置されている。図2に示すように、モータ8の回転軸8aの先端は、水槽3の背面を貫通して水槽3内に突出し、ドラム4の後部中心に連結固定されている。このような構成により、ドラム4はモータ8により直接的に回転駆動される。
図3に示すように、外箱2内の天井部には、給水源(この場合水道)からの水を水槽3内に給水するための、電磁式切替弁からなる給水弁9が設けられている。詳しい図示は省略するが、給水弁9は、水道に接続される1個の入口ポートと、切替可能な2個の出口ポートを有し、そのうち一方の出口ポートが図示しない注水ケース及び接続ホースを介して水槽3に接続され、水槽3内に給水するようになっている。これに対し、給水弁9の他方の出口ポートは、給水ホース10に接続されている。給水ホース10は、後述する凝縮器24部分に設けられた熱交換器25に接続され、給水源からの水を熱交換器25に供給するようになっている。
水槽3の下部には、排水管路11が接続され、この排水管路11の途中部には排水弁12が設けられている。排水管路11は外箱2の外部まで延びており、水槽3内の水が外部の排水場所に排水されるようになっている。尚、図示は省略するが、水槽3の後面下部には水槽3内と連通するエアトラップが設けられ、このエアトラップがエアチューブを介して外箱2内の上部に配置された水位センサ13(図5にのみ図示)に接続されている。
図2に示すように、水槽3には、後面上部に給気口15aが設けられ、上面前部に位置して排気口15bが設けられている。図4にも示すように、前記給気口15a及び排気口15bには、水槽3の外側において、循環風路16の両端部が接続されている。循環風路16は、水槽3の下方に位置する通風ダクト17、水槽3の後部にあって図3、図4で右側に位置し通風ダクト17の一端部と給気口15aとを接続する給気ダクト18、水槽3の後部にあって図3、図4で左側に位置し排気口15bと通風ダクト17の他端部とを接続する排気ダクト19から構成されている。
図3、図4に示すように、通風ダクト17内の一端側(同図で右側)には、ファンモータ20により駆動される循環ファン21が設けられている。そして、通風ダクト17内には、後述するヒートポンプ22を構成する蒸発器23及び凝縮器24が、同図で左右に順に位置して配設されている。蒸発器23及び凝縮器24は、何れも両側部の伝熱フィン間に、冷媒パイプを蛇行状に配置した周知構成を備える。前記伝熱フィン間を風が通ることにより、熱交換が行われる。また、図3に示すように、凝縮器24に熱交換器25が一体的に併設されている。熱交換器25のパイプの出口部は、前記排水管路11の排水弁12より下流側に接続されている。
循環ファン21が回転駆動されると、図3、図4に矢印Aで示すように、水槽3(ドラム4)内の空気が、排気口15bから排気ダクト19を経て、通風ダクト17における蒸発器23と凝縮器24を順に通った後、給気ダクト18に至り、給気口15a及び通気口6を通ってドラム4内に供給されるという循環が行われる。尚、前記排気ダクト19の上端部には、リントを捕獲するためのリントフィルタ26が設けられている。
図4に示すように、前記ヒートポンプ22は、外箱2内の底部(図2参照)に配置された圧縮機27と、前記凝縮器24と、減圧手段たる膨張弁28と、前記蒸発器23とを、冷媒管路(配管)29により閉ループ状に接続することにより冷凍サイクルを構成する。ヒートポンプ22の内部には、所要量の冷媒(及び潤滑用のオイル)が封入され、冷媒管路29を循環する。詳細な図示は省略するが、圧縮機27は例えばロータリー形のもので、後述の制御装置33は、当該圧縮機27のモータを、例えばインバータ制御(運転周波数の制御)により可変周波数で運転制御する。
洗濯乾燥機1の乾燥運転にあっては、ヒートポンプ22において、圧縮機27の駆動により当該圧縮機27から吐出された気体冷媒が、凝縮器24において凝縮されて液体冷媒となる。この液体冷媒が膨張弁28によって膨張させて霧状となり、当該霧状の冷媒が、蒸発器23において外気との熱交換により気化され、気体冷媒が圧縮機27により圧縮されて高温、高圧とされて吐出されるという循環が行われる。この場合、循環ファン21の回転駆動に伴う空気の循環により、水槽3(ドラム4)内の衣類から湿気を奪って多量の蒸気を含んだ空気が、通風ダクト17内の蒸発器23部分を通って冷却されることで、蒸気が凝縮(あるいは昇華)されて除湿される。この除湿空気が凝縮器24部分を通ることにより加熱されて乾いた温風となり、再びドラム4内に供給され、衣類の乾燥に供される。
図5は、上記した洗濯乾燥機1の電気的構成を概略的に示すブロック図である。制御装置33は、マイクロコンピュータを主体に構成されており、ドラム4内の衣類の洗濯〜乾燥を行う洗濯行程〜乾燥行程を含む洗濯乾燥機1の動作全般を制御する。
制御装置33には、ユーザが運転コース等の設定や指示等を行うための操作部30、水位センサ13、外気温検出部32、凝縮器温度検出部24aが接続され、それらの信号が入力される。外気温検出部32は、例えば外箱2の底部に外気温(室温)を検出するように設けられており、温度検出手段を構成する。外気温検出部32は、外箱2の内部あるいは外部(機外)で当該温度を検出するように配置すればよい。凝縮器温度検出部24aは、図4に示すように凝縮器24の温度を検知するように設けられている。
また、制御装置33には、モータ8の回転速度を検出する回転センサ34、モータ8に流れる電流を検知する電流センサ35、水槽3の振動を検出するように設けた振動センサ36が接続され、それらの信号も入力される。制御装置33は、振動センサ36の検出値に基づき振幅(振動値)を算出するようになっており、制御装置33には、当該振幅に対する閾値や、後述する予想所要時間テーブル、圧縮機27及び循環ファン21の回転数に係るデータテーブル等が記憶された不揮発性記憶手段(EEPROMやフラッシュメモリ等)が設けられている。
制御装置33は、入力された各種の信号や、予め記憶されている運転制御プログラムに基づいて、ユーザに残り運転時間等を知らせる表示部31、必要な報知を行うブザー37、給水弁9、排水弁12、モータ8、ファンモータ20、圧縮機27、膨張弁28等を制御する。こうして、制御装置33により、ユーザの選択した運転コースに応じて、洗い、すすぎ、脱水等を含む洗濯行程、並びに、乾燥行程が自動で実行される。
さて、本実施形態では、乾燥行程の前にドラム4を高速回転させ、その後、ヒートポンプ22(圧縮機27)の運転を開始すると共に循環ファン21等を駆動制御して、ドラム4内の衣類を乾燥させる乾燥行程を実行する。
具体的には、ヒートポンプ22運転開始前に行われるドラム4の高速回転は、その所定の速度領域に至るまでの速度上昇過程で、水槽3の振幅が前記閾値以上の場合に例えば1000rpmに設定され、当該振幅が閾値に満たない場合に例えば1400rpmに設定される。こうして、ドラム4の回転速度が1400rpmあるいは当該回転速度より低速の1000rpmに至ると、その回転速度が維持される。この高速回転中は、1000rpmであっても、ドラム4内の衣類が遠心力でドラム4の周壁4aに張り付くようにして、衣類に残留する水が遠心力により振り切られて排出される。ここで、「高速回転における所定の速度領域」とは、ドラム4内の衣類の水分を遠心力により除去するようなドラム4(モータ8)の速度領域であり、上記の具体的な値に限定するものではない。
そして、圧縮機27の起動によりヒートポンプ22の運転が開始される。この場合、制御装置33は、圧縮機27をインバータ制御により可変速で駆動制御するようになっており、その起動時の回転数(運転周波数)は、前記ドラム4の高速回転における回転速度速度等により決定される。
詳細には、制御装置33では、圧縮機27の起動時の回転数について、図7に示す「ドラム回転数(前記高速回転の回転速度に相当)」、「外気温(外気温検出部32の検出温度に相当)」、「衣類重量(後述の重量検知制御による検出重量に相当)」の夫々に対応させて予め設定しあるいは補正したデータテーブル(データ表)として記憶されている。このうち、ドラム4の高速回転において、1000rpmの時の脱水率は例えば70%、1400rpmの時の脱水率は例えば75%である。このため、前者の時、圧縮機27の起動時の回転数は、同図に示すように後者の時よりも例えば10Hz高く設定される。また、乾燥行程にあっては、洗濯乾燥機1が設置されている室温(外気温)が低いほど乾燥時間は長くなり、ドラム4内の衣類重量が多いほど乾燥時間が長くなる。このため、図7に示すように、外気温が低いほど圧縮機27の起動時の回転数が高く設定され、衣類重量が多いほど圧縮機27の起動時の回転数が高く設定されている。このように、データ表の値は、ドラム4の高速回転における脱水率や、外気温、衣類重量にかかわりなく、所定の時間内に所期の乾燥率が得られるように設定されている。
この他、圧縮機27の起動時の回転数については、洗濯乾燥機1における運転開始から圧縮機27が起動を開始するまでの所要時間や、衣類の布質に応じて補正される。詳しくは後述するように、ドラム4の高速回転において、衣類のアンバランスに起因して水槽3の振幅が前記閾値以上になると、アンバランス修正のためにドラム4を一旦停止させてから再度ドラム4(モータ8)を起動するリトライが行われる。このリトライ等により圧縮機27の起動開始が遅れた場合には、その遅れを解消すべく圧縮機27の起動時の回転数が例えば3Hz高くなるように補正される(図1のステップS5、S6、S10、S11参照)。また、後述する布質判定において、ドラム4内の衣類が綿よりも化学繊維の比率が高いか否かを判定する。この点、化学繊維は綿に比し衣類の吸水性が低いため、化学繊維の比率が高い場合には、圧縮機27の起動時の回転数が例えば7Hz低くなるように補正され(図1のステップS7、S8、S12、S13参照)、消費電力量を抑えた乾燥行程が行われる。
また、図7に示す「ファン回転数」は、循環ファン21の回転数に相当する。同図に示すように、外気温が低いほど循環ファン21の回転数が低く設定されており、外気温に対応させて蒸発器23が凍結しない回転数で運転するように構成されている。
こうして、本実施形態のヒートポンプ22では、圧縮機27及び循環ファン21の双方について、上記した各条件に応じて制御が行われることで、乾燥時間が長引くことが防止され、消費電力量も少なくすることが可能となる。ここで、図8は圧縮機27の起動時の回転数を説明するための模式的な図である。圧縮機27の起動の際、その回転数(運転周波数)を図8にFsで示す目標回転数Fsに至るまで上昇させ、当該回転数を維持する。目標回転数Fs到達後は、凝縮器温度検出部24aの検出温度に基づいて、当該検出温度が上限温度に達すると、その回転数を例えば5Hzずつ下げていくというように、圧縮機27の回転数を制御する。これにより、凝縮器24の温度を略一定に保つようになっている。
洗濯乾燥機1では、目標回転数Fsを前述したデータ表の値に設定することで、衣類重量や外気温に左右されずに所定の時間内に衣類を乾燥させることができるが(第2実施形態参照)、以下の作用説明では、データ表を用いずに制御を行う場合について説明する。
続いて、上記構成の作用について、図1も参照して説明する。
ユーザは、ドラム4内に衣類を収容した上で、操作部30を操作して所望の運転コースを選択し、運転を開始させる。尚、洗濯乾燥機1の運転について、衣類を洗濯して乾燥させる洗濯乾燥コースや、衣類の乾燥のみをさせる乾燥コース等、各種の運転コースが存在するが、本実施形態では洗濯乾燥コースの標準的なモードが選択された場合を例に説明する。
洗濯乾燥機1での運転開始に際し、ドラム4内の衣類重量の判定と、外気温の検出とが行なわれる(ステップS1)。即ち先ず、制御装置33は、モータ8のベクトル制御を行い、ドラム4内に収容された衣類の重量を検知するための重量検知制御を行う。重量検知制御では、モータ8によりドラム4を例えば170rpmまで急速回転させ、その急速回転の際にモータ8に流れる電流値を電流センサ35により検知し、この検知した電流値(トルク成分に対応するq軸電流値)に基づいて衣類の重量を検出する。この衣類重量は、図6に例示するように、検知した電流に応じて2kg(例えば3kg未満)、4kg(3kg以上5kg未満)、6kg(5kg以上)の3段階の重量ランクに分けられる。
また、制御装置33は、外気温検出部32の検出値に基づいて、外気温を検出する。この外気温は、図6に例示するように、10℃未満、10℃以上17℃未満、17℃以上25℃未満、25℃以上、の4段階に分けられる。前記不揮発性記憶手段には、3段階の重量ランクの夫々にいて、その4段階の外気温の範囲毎に、洗濯乾燥コースを終える(洗濯乾燥機1の運転に要する)所要時間が対応づけられた予想所要時間テーブル(図6相当)が記憶されており、制御装置33は所要時間予想手段として、検出された衣類重量及び外気温に基づき予想される所要時間を読込んで表示部31に表示する(ステップS2、図6右欄の表示時間参照)。従って例えば、外気温が25℃以上で衣類上量が4kgの場合、表示部31に「3:30」が表示される。尚、制御装置33は、時刻を計時する時計手段として構成されており、表示部31に、洗濯乾燥コースに要する所要時間経過後の終了時刻を表示するようにしてもよい。また、図示は省略するが、前記予想所要時間テーブルは、圧縮機27の起動開始までの所要時間を予想するための情報を含む。
次いで、ステップS3では、洗い、すすぎ、脱水等からなる洗濯行程が実行される。この洗濯行程の開始時において、制御装置33は、給水弁9を開放させて水槽3(ドラム4)内に所定水位の給水を行う。そして、制御装置33は、モータ8によりドラム4を正逆両方向に交互に回転させて洗いを行うが、この行程中において、ドラム4内の水位(水量)が予め設定した所定水量に達して安定した後に、前述したq軸電流値に基づきモータ8のトルク変動の大きさを検知する。そのトルク変動の大きさ(変動幅及び平均値)は、衣類の吸水性が高い程大きくなる。この点、ドラム4内の衣類について、綿の比率が高い場合は吸水性が高いのでトルク変動は大きくなる一方、化学繊維の比率が高い場合は吸水性が低いのでトルク変動は小さくなる。このトルク変動の大きさと、上記した衣類重量に基づいて、制御装置33により衣類の布質が判定される(後述のステップS7、S12参照)。つまり、モータ8のトルク変動の大きさと前記衣類の吸水性との相関関係により、前記重量ランク毎に当該トルク変動の大小を判別することで、衣類が綿系か化繊系かを判定することができるのである。
洗濯行程の最終脱水において、制御装置33は、モータ8によりドラム4を高速回転させる。この高速回転における速度上昇過程で、制御装置33は、振動センサ36の検出値に基づき水槽3の振幅が小さいと判断した場合、ドラム4の回転速度を例えば1400rpmに至るまで上昇させ、その回転速度を維持する。一方、水槽3の振幅が前記閾値を越えたと判断した場合、ドラム4内における衣類のアンバランス状態を解消すべくドラム4を一旦停止させてから再度ドラム4(モータ8)を起動するリトライを実行する。また、このようなアンバランスが発生する場合には、ドラム4の回転速度を例えば1000rpmまで上昇させ、その回転速度が維持される。この高速回転中は、回転速度が1400rpmと1000rpmとの何れの場合も、ドラム4内の衣類が遠心力でドラム4の周壁4aに張り付くようにして、衣類に残留する水が遠心力により振り切られて排出される。
上記高速回転終了後、ヒートポンプ22の運転を開始する前に、圧縮機27や循環ファン21等の運転条件を設定するための処理が実行される(ステップS4〜S14)。即ち、ステップS4において、制御装置33は、前記ステップS3での高速回転時の回転速度が1400rpmと1000rpmの何れであったかを判定する。ここで、1400rpmでの高速回転が行われたと判定した場合にはステップS5に移行する。
ステップS5において、制御装置33は、前記予想所要時間テーブルを照合して得られた圧縮機27の起動開始までの所要時間(つまり洗濯行程終了までの時間又は乾燥行程開始までの時間)と、実際の所要時間(現時点までの所要時間)との差Tを算出する。両者の差Tが10分を越える場合としては、例えば前述した高速回転でのリトライが繰り返され、あるいは給水弁9による給水時の給水源の水圧が低い場合が挙げられる。この場合、制御装置33は、ステップS6に移行して、前記不揮発性記憶手段から圧縮機27の起動時の回転数を例えば3Hz高くする補正データを取得する。これと同様に、循環ファン21についても回転数を高める補正データが取得される(運転条件修正(1))。尚、循環ファン21の具体的な回転数(以下の補正データ及び基準運転条件も同様とする)については、時間短縮の度合いやヒートポンプ22の性能に応じて適宜設定することができる。例えば図7に示したように循環ファン21の回転数は、外気温以外の条件では変更しない(補正データにより修正しない)ようにしてもよい。
上記ステップS5あるいはS7を経た後、制御装置33は、前記ステップS1及びS3で取得した衣類重量及びトルク変動の大きさに基づいて衣類の布質を判定する(ステップS7)。衣類が化繊系と判定される場合には、ステップS8に移行して、圧縮機27及び循環ファン21の回転数に係る補正データが取得される(運転条件修正(2))。ここで、洗濯乾燥機1における圧縮機27及び循環ファン21の標準的な回転数は、衣類の布質が綿系であることを前提とし、且つドラム4の高速回転が1400rpmの脱水率に対応させた第1基準運転条件として規定されている。第1基準運転条件における、圧縮機27の起動時の回転数は前述した目標回転数Fsに設定されており、運転条件修正(2)の補正データは化繊系に適した値に補正すべく、−7Hzとされている(Fs−7)。
こうして、ドラム4の高速回転が1400rpmで行われた時の圧縮機27及び循環ファン21の第1基準運転条件は、洗濯行程終了まで通常よりも10分超過した場合及び/又は化繊系である場合に、運転条件修正(1)及び/又は運転条件修正(2)の値で補正される(ステップS9)。
他方、前記ステップS4においてドラム4の高速回転が1000rpmで行われたと判定した場合にはステップS10に移行する。
ステップS10では、前記ステップS5と同様、洗濯行程終了までの予想所要時間と実際の所要時間との差Tが算出される。両者の差Tが10分を越える場合には、ステップS11に移行して、圧縮機27及び循環ファン21の補正データが取得される(運転条件修正(3))。例えば、運転条件修正(3)における圧縮機27の補正データは、運転条件修正(1)と同じ+3Hzとされている。
前記ステップS10あるいはS11を経た後、制御装置33は、上記した衣類の布質判定処理を実行する(ステップS12)。衣類が化繊系と判定された場合には、ステップS13に移行して、圧縮機27及び循環ファン21の補正データが取得される(運転条件修正(4))。運転条件修正(4)における圧縮機27の補正データは、例えば運転条件修正(2)と同じ−7Hzとされている。
もっとも、ドラム4の高速回転が1000rpmで行われた時、1400rpmで行われた時との脱水率の差を考慮して、圧縮機27の起動時の回転数は、目標回転数Fsよりも10Hz高い第2基準運転条件が適用される(Fs+10)。従って、前記高速回転が1000rpmで行われたときの第2基準運転条件について、洗濯行程終了まで通常よりも10分超過した場合及び/又は化繊系である場合に、運転条件修正(3)及び/又は運転条件修正(4)の値で補正されることとなる(ステップS14)。
そして、ステップS15では、前記ステップS9あるいはS14で決定された運転修正条件で乾燥行程が開始される。乾燥行程では、ドラム4が低速で正逆両方向に回転され、ファンモータ20により循環ファン21が駆動されると共に、圧縮機27が起動されてヒートポンプ22が運転される。これにより、図3、図4に矢印Aで示すように、水槽3(ドラム4)内の空気が、排気口15bから排気ダクト19を通って通風ダクト17に至り、蒸発器23及び凝縮器24を順に通った後、給気ダクト18に流れ、給気口15a及び通気口6を通ってドラム4内に供給されるという循環が行われる。通風ダクト17内において、湿気を含んだ空気が、蒸発器23部分で冷却されて蒸気が凝縮(あるいは昇華)されて除湿され、その除湿空気が凝縮器24部分を通り加熱されて乾いた比較的低温の温風となることにより、ドラム4内の衣類は、しわや縮みが少なく、効率的に乾燥される。
洗濯乾燥機1において、洗濯乾燥コースの運転は時間制御によるもので、タイマー時間つまりステップS2で表示部31に表示された表示時間(図6参照)が経過すると(ステップS16にてYes)、当初の既定時間に乾燥行程が終了される。
ところで、本実施形態と異なり、上記の制御が行われない場合において、最終脱水(前記高速回転)が前記アンバランスに起因して所定より低速の1000rpmで行われたとき、前述のように衣類の脱水率が低くなるため、乾燥行程での乾燥率も低くなる。従って、この乾燥行程において、前記高速回転が1400rpmで行われたときと同じ乾燥率を得るためには、更に40分程度の乾燥時間の延長が必要となる。このとき、当初の表示時間は、図6に示す「2:30」の場合「3:10」に、「3:30」の場合「4:10」に、「4:30」の場合「5:10」に、…というように運転の途中で40分延長された時間に変更されることとなる。
これに対し、本実施形態では、前記高速回転が1000rpmで行われたとしても、第2基準運転条件で乾燥行程が行われることで、低脱水率を補うように乾燥の進み具合が速まる。このため、当初の既定時間に乾燥工程を終了しても、前記高速回転が1400rpmで行われた場合と同様の乾燥率が得られる。つまり、前記高速回転でのドラム4の速度に対応させて、第1基準運転条件または第2基準運転条件で圧縮機27及び循環ファン21の運転が行われることにより、乾燥時間を延長することなく、良好に衣類を乾燥させることができる。従って、当初の表示時間が図6に示す「2:30」〜「5:30」の何れの場合でもあっても、途中で変更されることなく、その時間が経過した時点で所期の乾燥率を得ることができる。
以上説明しようたように、制御手段たる制御装置33は、ドラム4内の衣類の水分を遠心力により除去するようにドラム4を所定の速度領域で高速回転させた後、ヒートポンプ22の運転を開始する際、前記高速回転が前記速度領域において相対的に低速(1000rpm)であった場合には、前記高速回転が当該低速よりも高速(1400rpm)であった場合と比較して、圧縮機27の起動時の回転数を高く設定する。
これによれば、ドラム4の高速回転がその速度領域において相対的に低速であった場合、高速の場合に比し脱水率が低下するものの、圧縮機27の起動時の回転数が高まるため、乾燥能力を向上させることができる。また、これにより脱水率の低下を補い、乾燥時間が長引くことを防止することができる。一方、高速回転がその速度領域において相対的に高速であった場合には、圧縮機27の起動時の回転数を抑えて消費電力量を少なくすることができると共に、前記高速回転が低速であった場合と同じ乾燥時間で同じ乾燥率が得られるように制御することができる。
制御装置33は、所要時間予想手段として予想した圧縮機27の起動開始までの所要時間と、圧縮機27の実際の起動開始までの所要時間とに基づいて、圧縮機27の起動時の回転数を補正するように構成されている。これによれば、前述した脱水時のリトライ等により乾燥行程の開始が遅れても、圧縮機27の起動時の回転数を高めるように補正することで、乾燥終了時間を遅らせることなく、良好に衣類を乾燥させることができる。
制御装置33は、布質判定手段として判定した布質に応じて、圧縮機27の起動時の回転数を補正するように構成されている。これによれば、例えば吸水性の異なる綿系と化繊系の衣類について、圧縮機27の起動時の回転数を増減することで、同じ乾燥時間で同じ乾燥率が得られるように制御することができる。また、化繊系の衣類について、圧縮機27の起動時の回転数を相対的に低く設定して、消費電力量を抑えた乾燥行程を行うことができる。
<その他の実施形態>
本第2実施形態の洗濯乾燥機1は、図7に示したドラム4の高速回転における回転速度、外気温、衣類重量の夫々に対応させて予め設定しあるいは補正したデータ表に基づき、乾燥行程を実行するようになっている。以下、第1実施形態と異なる点につき説明する。
即ち、制御装置33は、前記ステップS9の第1基準運転条件及び前記ステップS14の第2基準運転条件に代えて、圧縮機27及び循環ファン21の回転数を図7のデータ表を参照して設定する。例えば、図7(a)に示すように、衣類上量が2kg、外気温が10℃未満、ドラム4の高速回転が1400rpmで行われたものと仮定する。この場合、ステップS9で、圧縮機27の起動時の目標回転数Fsは81Hz、循環ファン21の回転数は4100Hzに設定されると共に、その基準運転条件に対して、運転条件修正(1)及び運転条件修正(2)がステップS5及びS7の判定結果に応じてなされることとなる。
他方、図7(c)に示すように、衣類上量が6kg、外気温が25℃以上、ドラム4の高速回転が1000rpmで行われたものと仮定する。この場合、ステップS14で、圧縮機27の起動時の目標回転数Fsは64Hz、循環ファン21の回転数は4700Hzに設定されると共に、その基準運転条件に対して、運転条件修正(3)及び運転条件修正(4)がステップS10及びS12の判定結果に応じてなされることとなる。
従って、本第2実施形態では、洗濯乾燥機1での運転開始に際し(ステップS1、S2)、外気温や衣類重量にかかわりなく表示部31に所定の(一定の)所要時間が表示される。そして、当該表示時間は途中で変更されることなく、その時間が経過した時点で(ステップS16)所期の乾燥率を得ることができる。
以上説明したように、本第2実施形態の制御装置33は、圧縮機27の起動時の回転数を、外気温検出部32により検出された検出温度に基づき、補正したデータ表を照合して設定するように構成されている。これによれば、外気温(洗濯乾燥機の外部あるいは内部の温度)が高いか低いかにかかわりなく同じ乾燥時間で同じ乾燥率となるような制御を行うことができる。従って、外気温で乾燥終了時間が左右されることなく、時間制御により、乾燥を確実に行なうことができる。
前記ステップS1の実行に係る制御装置33及び電流センサ35は、ドラム4に収容された衣類の重量を検出する重量検出手段に相当し、圧縮機27の起動時の回転数を、前記検出重量に基づき補正したデータ表を照合して設定するように構成されている。これによれば、検出重量にかかわりなく同じ乾燥時間で同じ乾燥率となるような制御を行うことができる。従って、衣類重量で乾燥終了時間が左右されることなく、時間制御により、乾燥を確実に行なうことができる。
よって、本第2実施形態によれば、前記ステップS2で表示部31に表示される所要時間について、外気温や衣類重量により長くならないようにすることができ、所定の所要時間で良好な乾燥を行うことができる。
また、制御装置33は、圧縮機27の起動時の回転数の設定に応じて、循環ファン21の回転数を補正したデータ表を照合して設定するように構成されている。これによれば、例えば図7に示すように外気温が低いほど循環ファン21の回転数が低く設定することで蒸発器23の凍結を防止し、あるいは循環ファン21の回転数を高めて乾燥性能を高めることができる。
第3実施形態の乾燥行程は、第2実施形態の乾燥行程と以下の点で相違する。
即ち、前記ドラム4の高速回転の速度上昇過程を経て、回転速度が1400rpmあるいは1000rpmに至ると、その回転速度が維持される。このように、ドラム4が1400rpmあるいは1000rpmで回転している状態で、前記ステップS4以降の処理が実行される。そして、制御装置33は、布質判定手段として判定した布質が綿系である場合に対して化繊系である場合には(ステップS7及びS8、あるいはステップS12及びS13)、ドラム4の高速回転を実行している段階で圧縮機27を起動させてヒートポンプ22の運転を開始する。
衣類の乾燥に要する時間は、綿系と化繊系とで大きく異なり、圧縮機27の補正データの値(絶対値)も大きくなるが、本第3実施形態によれば、乾燥行程の開始タイミングを早めた分、補正データの値を抑えることができる。
尚、上記した各実施形態において述べた、所要時間等の各時間、圧縮機27の回転数(起動時の運転周波数)、循環ファン21の回転数、各温度や衣類重量等の具体的数値については、あくまでも一例を示したに過ぎず、実機に応じて、メーカ側で最適な数値を設定すれば良い。その他、ヒートポンプ22の構成としても、例えば膨張弁28に代えてキャピラリチューブ等の別の減圧手段を採用することもでき、またドラム式の洗濯乾燥機に限定されず、ヒートポンプによる乾燥機能の付いた洗濯乾燥機全般に適用することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
図面中、1は洗濯乾燥機、4はドラム(回転槽)、16は循環風路、21は循環ファン、22はヒートポンプ、23は蒸発器、24は凝縮器、27は圧縮機、28は膨張弁(減圧手段)、32は外気温検出部(温度検出手段)、33は制御装置(重量検出手段、所要時間予想手段、布質判定手段)、35は電流センサ(重量検出手段)を示す。

Claims (7)

  1. 衣類を収容し、回転駆動される回転槽と、
    前記回転槽内に連通する循環風路と、
    前記回転槽内の空気を、前記循環風路を通して循環させる循環ファンと、
    前記循環風路内を循環する空気を冷却し除湿する蒸発器と、前記循環風路内を循環する空気を加熱する凝縮器と、前記凝縮器に供給する冷媒を圧縮する圧縮機と、前記凝縮器から吐出された冷媒を減圧する減圧手段とを接続することにより冷凍サイクルを構成したヒートポンプと、
    前記回転槽内の衣類の水分を遠心力により除去するように前記回転槽を所定の速度領域で高速回転させた後、前記ヒートポンプの運転を開始する際、前記高速回転が前記速度領域において相対的に低速であった場合には、前記高速回転が当該低速よりも高速であった場合と比較して、前記圧縮機の起動時の運転周波数を高く設定する制御手段とを備えることを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記洗濯乾燥機の内部あるいは外部の温度を検出する温度検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記圧縮機の起動時の運転周波数の設定について、前記温度検出手段により検出された検出温度が相対的に高い場合に前記運転周波数を相対的に低くし、前記検出温度が相対的に低い場合に前記運転周波数を相対的に高くするように補正された値とすることを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記回転槽に収容された衣類の重量を検出する重量検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記圧縮機の起動時の運転周波数の設定について、前記重量検出手段により検出された検出重量が相対的に大きい場合に前記運転周波数を相対的に高くし、前記検出重量が相対的に小さい場合に前記運転周波数を相対的に低くするように補正された値とすることを特徴とする請求項1又は2記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記洗濯乾燥機の運転に係る所要時間を予想する所要時間予想手段を備え、
    前記制御手段は、前記圧縮機の起動時の運転周波数の設定について、前記所要時間予想手段により予想された前記圧縮機の起動開始までの所要時間に比して、前記圧縮機の実際の起動開始までの所要時間が長いと判定したとき、前記運転周波数を相対的に高くするように補正された値とすることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の洗濯乾燥機。
  5. 前記回転槽に収容された衣類の布質を判定する布質判定手段を備え、
    前記制御手段は、前記圧縮機の起動時の運転周波数の設定について、前記布質判定手段により判定された布質が化繊系である場合の前記運転周波数を、その布質が綿系である場合の前記運転周波数に比して相対的に低くするように補正された値とすることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の洗濯乾燥機。
  6. 前記制御手段は、前記布質判定手段により判定された布質が化繊系である場合、前記回転槽の高速回転の実行を終了した後に前記圧縮機を起動させ、
    前記布質判定手段により判定された布質が綿系である場合前記回転槽の前記高速回転を実行している段階で前記圧縮機を起動させることを特徴とする請求項5記載の洗濯乾燥機。
  7. 前記制御手段は、前記圧縮機の起動時の運転周波数が相対的に高い場合に、前記循環ファンの回転数を相対的に低くし、前記圧縮機の起動時の運転周波数が相対的に低い場合に、前記循環ファンの回転数を相対的に高くする設定であって、当該循環ファンの回転数を当該圧縮機の起動時の運転周波数に応じて補正した値に設定することを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の洗濯乾燥機。
JP2012137646A 2012-06-19 2012-06-19 洗濯乾燥機 Active JP5978522B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012137646A JP5978522B2 (ja) 2012-06-19 2012-06-19 洗濯乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012137646A JP5978522B2 (ja) 2012-06-19 2012-06-19 洗濯乾燥機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014000245A JP2014000245A (ja) 2014-01-09
JP5978522B2 true JP5978522B2 (ja) 2016-08-24

Family

ID=50034053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012137646A Active JP5978522B2 (ja) 2012-06-19 2012-06-19 洗濯乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5978522B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109440388A (zh) * 2018-12-27 2019-03-08 无锡小天鹅股份有限公司 衣物处理装置的控制方法、装置以及衣物处理装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1267586B1 (it) * 1994-09-28 1997-02-07 Zanussi Elettrodomestici Lavabiancheria con dispositivo perfezionato anti-sbilanciamento
JP5253909B2 (ja) * 2008-07-25 2013-07-31 株式会社東芝 洗濯乾燥機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109440388A (zh) * 2018-12-27 2019-03-08 无锡小天鹅股份有限公司 衣物处理装置的控制方法、装置以及衣物处理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014000245A (ja) 2014-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5755036B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP4457524B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2009273488A (ja) 洗濯乾燥機
JP6486037B2 (ja) 洗濯乾燥機
KR102058995B1 (ko) 의류처리장치 및 이의 제어방법
JP6071479B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP6421336B2 (ja) 乾燥機
JP2010022497A (ja) 洗濯乾燥機
JP6460308B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP5978522B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP6104567B2 (ja) 衣類乾燥機
JP5979434B2 (ja) 衣類乾燥機
JP6038511B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP7319143B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP7173719B2 (ja) 衣類乾燥機
JP6716675B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP6842261B2 (ja) 衣類乾燥機
JP5839954B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP6466093B2 (ja) 衣類乾燥機
JP6910771B2 (ja) 衣類乾燥機
JP2021045353A (ja) 衣類乾燥機
JP7198100B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP6225322B2 (ja) 乾燥機
JP7222794B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2014161540A (ja) 衣類乾燥機

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20140207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140221

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151027

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160607

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160630

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5978522

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150