JP5977134B2 - 立形研削装置 - Google Patents

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本発明は、立形内面研削装置に関する。
円筒状の工作物の内面を研削する内面研削装置は、工作物及び砥石を水平方向に配置する横形が一般的である(例えば、特許文献1を参照。)。しかし、水平方向に保持した工作物を回転させるため、装置を小型化することが困難である。特に、近年では工作物の大型化が進んでおり、大きな工作物を加工できる小型の内面研削装置が求められている。このため、工作物及び砥石を垂直方向に配置する、立形の内面研削装置が検討されている。
特開平11−320351号公報
しかしながら、工作物を研削する際には、研削液の供給が不可欠である。底面のない工作物や、底面に研削液を排出することができる孔を有している工作物の場合には、工作物を垂直に配置することが可能である。しかし、底面が閉じており、孔も設けられていない工作物の場合には、垂直に配置すると研削液を逃がすことができず、研削液が凹部内に滞留してしまう。研削液が滞留すると、研削液の巻き込みによる研削動力の損失、研削により生じたスラッジ等のかみ込みによる工作精度の低下等の問題が生じる。従って、従来の立形の内面研削装置では底面が閉じており、研削液を排出する孔等を有していない工作物の内面を研削することは困難である。
本発明は、前記の問題を解決し、研削液を排出する孔等を有していない工作物についても容易に研削することが可能な立形内面研削装置を実現できるようにすることを目的とする。
本開示の立形内面研削装置は、凹部を有する工作物の底面を保持して回転するワークテーブルと、凹部の内面を研削する砥石と、砥石の研削点に研削液を供給する研削液供給部と、凹部内に滞留する研削液を吸引する研削液吸引部とを備え、研削液吸引部は、先端部に開口を有する吸引ノズルを有し、開口は、ワークテーブルの回転により研削液に生じる渦流の進行方向に向いている。
本開示の立形内面研削装置は、ワークテーブルを水平方向に移動させる水平方向移動ステージをさらに備え、吸引ノズルは、水平方向移動ステージに保持されている構成としてもよい。
本開示の立形内面研削装置は、砥石を垂直方向に移動させる垂直方向移動ステージをさらに備え、吸引ノズルは、垂直方向移動ステージに保持されている構成としてもよい。
本開示の立形内面研削装置において、吸引ノズルの先端部は、斜めに切断されていてもよい。また、吸引ノズルの先端部は、L字状に湾曲していてもよい。
本発明に係る立形内面研削装置によれば、研削液を排出する孔等を有していない工作物についても容易に研削することができる。
一実施形態に係る内面研削装置の要部を示す模式である。 吸引ノズルの一例を示す外形図である。 吸引ノズルの配置例を示す平面図である。 吸引ノズルの変形例を示す外形図である。 内面研削装置の要部の変形例を示す断面図である。
図1に示すように、一実施形態に係る内面研削装置100は、凹部150aを有する工作物150の底面を保持して回転するワークテーブル101と、凹部150aの内面を研削する砥石103と、工作物150及び砥石103に研削液120を供給する研削液供給部121と、凹部150a内の過剰の研削液120を吸引する研削液吸引部131とを備えている。
ワークテーブル101は、通常は円盤状であり、回転可能な主軸(図示せず)に取り付けられ、ワークテーブル101上に保持した工作物150を自由に回転させることができる。また、ワークテーブル101は水平方向移動ステージ(X軸ステージ)102に取り付けられており、水平方向に移動可能である。砥石103は、回転可能な砥石軸111に交換可能に取り付けられており、ワークテーブル101と逆方向に回転させることができる。砥石軸111は垂直方向移動ステージ(Z軸ステージ)113に取り付けられたホイールヘッド114に取り付けられており、砥石103は上下方向に移動可能である。
研削液供給部121は、ワークテーブル101にチャックされた工作物150と砥石103とが接触する研削点に研削液120を供給する。研削液吸引部131は、凹部150a内の研削液120を吸引し、凹部150aの外へ排出する。研削液吸引部131は、吸引ノズル132と負圧発生装置(図示せず)とを有しており、吸引ノズル132は吸引ノズル保持部135によりX軸ステージ102に固定されている。吸引ノズル保持部135は、工作物150をワークテーブル101に着脱する際に吸引ノズル132を退避させることができるように構成されている。また、吸引ノズル保持部135は、工作物150の形状及びサイズに応じて吸引ノズル132の先端部の位置を調整する機能を有している。
負圧発生装置により負圧を発生させることにより、吸引ノズル132の先端部から研削液120を吸引し、凹部150aの外へ排出することができる。このため、工作物150の底面に研削液120を排出することができる開口部が設けられていない場合においても、凹部150a内に不要な研削液が滞留することがなく、工作物150の内面を容易に研削することができる。
吸引ノズル132は、研削液120を吸引することができればよく、単なる直管であってもよい。しかし、図2に示すように先端部を斜めに切断し、開口132aが側面に位置する形状とすることが好ましい。研削液供給部121から供給された研削液120は、重力により凹部内の下方へ導かれる。また、工作物150を保持するワークテーブル101が回転しているため、ワークテーブル101の回転方向に沿った渦流となる。このため、図3に示すように、開口132aが渦流の進行方向に対向するように吸引ノズル132を配置することにより、研削液120の吸引効率を向上させることができる。
凹部150a内の研削液120は、工作物150を砥石103が研削することにより発生した切り粉及び砥石103から脱落した砥粒等のスラッジを含んでいる。一般に、内面研削を行う場合には、工作物150の回転方向と砥石103の回転方向とを逆にし、砥石103の回転速度を工作物150の回転速度よりも早くする。このため、研削により生じたスラッジは、工作物150の回転方向と逆方向に一旦向かうが、最終的には研削液120の流れに沿って移動する。このため、開口132aが渦流の進行方向に対向するように吸引ノズル132を配置することにより、研削液120と共にスラッジを吸引し凹部150aの外へ排出することも容易となる。
図2においては、吸引ノズル132の先端部を斜めに切断することにより、吸引ノズル132の側面に開口132aを形成する例を示した。しかし、吸引ノズル132の開口132aが渦流の進行方向に対向するように配置できればよい。このため、図4に示すように、吸引ノズル132の先端部をL字状に湾曲させてもよい。この場合、吸引ノズル132の湾曲部に角部が生じないようにすることが、スラッジの滞留等を避けるために好ましい。
吸引ノズル132は、その先端部が凹部150a内に溜まった研削液120を吸引できる位置に配置できればよい。従って例えば、図1に示すようにX軸ステージ102に吸引ノズル保持部135を設けて固定すればよい吸引ノズル保持部135をワークテーブル101側に設けることにより、吸引ノズル132の先端部の位置と砥石103の位置とを独立して制御することができる。このため、研削の際に砥石103を自由に上下させることができる。
一方、図5に示すように、吸引ノズル132をZ軸ステージ113に取り付けてもよい。この場合には、砥石103の位置を上下させると、吸引ノズル132の先端の位置も上下に移動してしまう。しかし、研削の際に砥石103を上下に移動させる必要がなければ、何ら問題はない。砥石103に対する吸引ノズル132の水平位置が固定されるため、ノズル位置の調整が容易になるという利点も得られる。また、研削の際に砥石103を上下移動させる場合であっても、砥石103を最も下降させた位置において砥石103と凹部150aの底面との間に隙間があり、吸引ノズル132の先端が凹部150aの底面に接しなければ問題はない。
吸引ノズル132の材質は特に限定されないが、金属又は樹脂等を用いることができる。金属には、ステンレス、鉄及びアルミニウム等を用いることができる。樹脂には、ポリアミド又はポリイミド等の熱硬化性樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン又はポリアクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)等を用いることができる。また、金属と樹脂との複合体としてもよい。例えば、加工が必要な先端部を樹脂により形成し、強度が必要な基部を金属により形成してもよい。先端部はゴム等のエラストマーであってもよい。また、これらの材料の表面はめっきされていていてもよい。
吸引ノズル132の表面、特に内面は平滑であることが好ましい。例えば、吸引ノズル132が金属である場合には、電解研磨等により平滑化されていてもよい。吸引ノズル132の内面を平滑にすることにより、スラッジを含む研削液120を吸引した場合にも、スムーズに吸引を行うことができ、ノズルの詰まり等を生じにくくすることができる。
吸引ノズル132の外径及び内径は、砥石103及び凹部150aのサイズ並びに必要とされる吸引ノズル132の強度等に応じて決定すればよい。吸引ノズル132と凹部150aの側面及び底面とは0.1mm〜0.2mm程度の間隔を開けることが好ましい。また、内面研削においては、凹部150aの直径と砥石103の直径との比は0.5〜0.7程度とすることが一般的である。従って、凹部150aの直径が50mm程度よりも大きい場合には、外径が10mm程度の吸引ノズル132であれば何ら問題なく用いることができる。
負圧発生装置は、負圧を発生させて研削液120を吸引することができればどのようなものであってもよい。例えば、圧縮空気を用いたディフューザ式吸引ポンプを用いれば、スラッジを含んだ研削液120を容易に吸引することができる。負圧発生装置は、どこに組み込んでもよいが、吸引ノズル132をZ軸ステージに固定する場合には、Z軸ステージに負圧発生装置を組み込んでもよい。
吸引した研削液120は、そのまま廃棄すればよいが、バグフィルタ等を用いてスラッジを分離してもよい。また、スラッジを分離した後再利用することも可能である。
研削液120は、特に限定されないが、界面活性剤等を含む水溶性研削液を用いることができる。また、油をベースとする不水溶性研削液を用いてもよい。研削液120は、工作物150の種類及び加工内容に応じて適宜選択すればよい。
研削液供給部121は、研削液120が砥石103と工作物150とが接する研削点に供給できればどのような構成であってもよい。研削の状態に応じて研削液120の供給量を調整する構成としてもよい。また、研削液供給部121により供給される研削液120の量と、研削液吸引部131により吸引される研削液120の量とがバランスするように制御してもよい。
本実施形態に係る立形内面研削装置は、研削液を吸引する研削液吸引部を有しており、研削液を排出することができる孔等を有していない工作物においても、縦置きして研削することができる。このため、エンジンのヘッド付きシリンダー等についても、容易に研削することができる。また、横型の内面研削装置と比べて装置を小型化することができる。
本発明に係る立形内面研削装置は、研削液を排出する孔等を有していない工作物についても容易に研削することができ、特にエンジン等の研削に用いる研削装置等として有用である。
100 内面研削装置
101 ワークテーブル
102 X軸ステージ
103 砥石
111 砥石軸
113 Z軸ステージ
114 ホイールヘッド
120 研削液
121 研削液供給部
131 研削液吸引部
132 吸引ノズル
132a 開口
135 吸引ノズル保持部
150 工作物
150a 凹部

Claims (5)

  1. 凹部を有する工作物の底面を保持して回転するワークテーブルと、
    前記凹部の内面を研削する砥石と、
    前記砥石の研削点に研削液を供給する研削液供給部と、
    前記凹部内に滞留する研削液を吸引する研削液吸引部とを備え、
    前記研削液吸引部は、先端部に開口を有する吸引ノズルを有し、
    前記開口は、前記ワークテーブルの回転により前記研削液に生じる渦流の進行方向に向いている、立形内面研削装置。
  2. 前記ワークテーブルを水平方向に移動させる水平方向移動ステージをさらに備え、
    前記吸引ノズルは、前記水平方向移動ステージに保持されている、請求項1に記載の立形内面研削装置。
  3. 前記砥石を垂直方向に移動させる垂直方向移動ステージをさらに備え、
    前記吸引ノズルは、前記垂直方向移動ステージに保持されている、請求項1に記載の立形内面研削装置。
  4. 前記吸引ノズルの先端部は、斜めに切断されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の立形内面研削装置。
  5. 前記吸引ノズルの先端部は、L字状に湾曲している、請求項1〜3のいずれか1項に記載の立形内面研削装置。
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