JP5976717B2 - 自動車内装天井材及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の内装用天井材に関し、更に詳しくは室内の断熱機能、遮音・吸音機能の役割を担うポリウレタンフォームの両面に設ける補強材に関するものである。
一般に、自動車の室内を快適に保つため自動車の天井には天井材が設けられている。この天井材には、夏場の直射日光に熱せられた金属ボデーからの熱の遮断や、エアコン使用時の暖房、冷房の放熱を防ぐ断熱機能、及び室内外の騒音を遮断したり吸音する遮音・吸音機能が求められている。そして、これらの断熱機能及び遮音・吸音機能を確保するために、天井材にはプラスチックフォームが設けられており、主としてポリウレタンフォームが用いられている。
しかしながら、ポリウレタンフォームには、自動車の天井の形状に合うように成形する成形性が無いとともに剛性もないため、ポリウレタンフォームの両側には補強材が設けられている。そして、金属天井と接する側には、振動によるこすれ音を防止するために不織布が設けられ、一方、反対の室内側には、美粧性を有する表皮材が設けられている。すなわち、自動車の天井材は、一般に、外側から、不織布/補強材/ポリウレタンフォームシート/補強材/表皮材の構成となっている。
従来、上記のような層構成の天井材の補強材としては、樹脂に硝子繊維を混練した所謂FRPや、所定の長さに切断された硝子チョップドストランドを結合剤によって相互に結合させたシート状の硝子チョップドストランドマット(例えば、特許文献1参照。)があり、また、硝子チョップドストランドマット用バインダー(例えば、特許文献2参照。)が提案されている。
特開2010−53503号公報 特開2011−132499号公報
しかしながら、硝子繊維を混練したFRPや硝子チョップドストランドマットは、成形性、耐熱性、剛性には優れているが、硝子繊維又は硝子チョップドストランドを用いているので、製造の作業環境における安全衛生性の点で問題があった。また、これらの比重が約2.5であることから、補強材の重量が大きくなるものであり、軽量化が望まれていた。
本発明は上記問題点を解決し、安全衛生性の点で問題が無いとともに、軽量化を図ることができ、さらに安価に製造することができるものであり、しかも、成形性、耐熱性、剛性においても従来と同等である補強材を用いた自動車内装天井材を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意研究した結果、タルク含有PETシートにおいて、タルクの含有量と、タルク含有PETシートの結晶部分との合計量が25重量%以上であれば、従来の硝子繊維混練FRP等に比較して軽量でありながら、耐熱性及び剛性において同等の性能を有することを見出し、さらに、PET不織布/タルク含有PETシート/ポリエステルホットメルト/半硬質ポリウレタンフォーム/ポリエステルホットメルト/タルク含有PETシート/PET不織布表皮の積層体からなる一時成形基材の作製の際、両側面の表面温度を120℃〜180℃に加熱した後、加圧プレスして一体化し、次いで、この一時成形基材を自動車天井用金型で成形する際、再度両側面の表面温度が120℃〜200℃になるように加熱した後、50〜90℃に加熱した自動車天井用金型で加圧成形することにより、タルク含有PETシートの結晶化度を高めることを見出し、本発明を完成させたものである。
請求項1に係る自動車内装天井材は、PET不織布/タルク含有PETシート/ポリエステルホットメルト/半硬質ポリウレタンフォーム/ポリエステルホットメルト/タルク含有PETシート/PET不織布表皮からなる層構成を有し、該タルク含有PETシートにおいて、下記の式で示される結晶部分の量とタルクの含有量の合計量が25重量%以上であることを特徴として構成されている。
Figure 0005976717
請求項2に係る自動車内装天井材は、前記タルク含有PETシートのタルク含有量が0.5〜15%であることを特徴として構成されている。
請求項3に係る自動車内装天井材の製造方法は、PET不織布/タルク含有PETシート/ポリエステルホットメルト/半硬質ポリウレタンフォーム/ポリエステルホットメルト/タルク含有PETシート/PET不織布表皮からなる積層体を、両側面の表面温度が120℃〜180℃になるように加熱した後、加圧プレスにより積層体を一体化して一時成形基材を作製し、該一時成形基材を、再度両側面の表面温度が120℃〜200℃になるように加熱した後、50〜90℃に加熱した自動車天井用金型で加圧成形し、タルク含有PETシートの下記の式で示される結晶部分の量とタルクの含有量との合計量を25重量%以上にしたことを特徴として構成されている。
Figure 0005976717
請求項4に係る自動車内装天井材の製造方法は、固有粘度が0.55〜0.7dl/gであるPET樹脂又は回収PETフレークに、エポキシ基を4個以上有するスチレン−(メタ)アクリル酸メチル−メタクリル酸グリシジルからなる鎖延長剤0.2〜2.0重量%、タルク0.5〜15重量%添加し、ベント孔が2以上ある押出機に投入し、タルク含有PET樹脂を加熱・溶融した状態でベント孔から−99.99KPa以上の高真空下で吸引・脱気した後、PET不織布上に押出し、熱貼合により一体化してPET不織布/タルク含有PETシートからなる積層体を作製するとともに、同様にPET不織布表皮上に押出し、熱貼合により一体化してタルク含有PETシート/PET不織布表皮からなる積層体を作製することを特徴として構成されている。
請求項1に係る自動車内装天井材においては、PET不織布/タルク含有PETシート/ポリエステルホットメルト/半硬質ポリウレタンフォーム/ポリエステルホットメルト/タルク含有PETシート/PET不織布表皮からなる層構成において、タルク含有PETシートにおいて、下記の式で示される結晶部分の量とタルクの含有量の合計量が25重量%以上であるので、耐熱性及び剛性が自動車内装天井材として十分に大きいものである。
Figure 0005976717
また、PETシートであるので、極めて軽量化を図れると共に、硝子繊維等を使用することがないので、安全衛生性の点でも問題が無いものであった。
請求項2に係る自動車内装天井材においては、タルク含有PETシートのタルクの含有量が0.5〜15重量%であるので、PETの結晶核剤として充分な量があり、PETの結晶化を促進することが出来、図2に示すように、純PETより低温側まで結晶化を促進することが出来る。
請求項3に係る自動車内装天井材の製造方法においては、PET不織布/タルク含有PETシート/ポリエステルホットメルト/半硬質ポリウレタンフォーム/ポリエステルホットメルト/タルク含有PETシート/PET不織布表皮の積層体からなる一次成形基材を作製する際、両側面の表面温度が120℃〜180℃になるように加熱した後、加圧プレスするので、表面からの伝熱によって接着剤であるポリエステルホットメルトが溶融し強固に積層体を一体化出来る。さらに、一時成形基材を自動車天井用金型で加圧成形する際、再度両側面の表面温度が120℃〜200℃になるように加熱した後、50〜90℃に加熱した自動車天井用金型で加圧成形するので、タルク含有PETシート層の温度を図2に示すPETの最適結晶化温度まで加温することが出来るとともに、その最適結晶化温度の範囲内に長時間維持することが出来る。その結果、結晶化度を高めることが出来る。
以上のように、自動車天井用金型での加圧成形の際加熱することにより、結晶化を効果的に高めることができるので、タルク含有PETシートの結晶部分の量とタルクの含有量との合計量を25重量%以上にすることが出来る。なお、後述するように、タルクも結晶化の促進に寄与している。
また、一時成形基材の作製の際、表面温度が120〜180℃になるように加熱するので、表面からの伝熱によって接着剤であるポリエステルホットメルトフイルムが溶融し、加圧プレスすることによってタルク含有PETシートと半硬質ポリウレタンフォームとの間を強固に接着一体化することができる。
請求項4に係る自動車内装天井材の製造方法においては、タルク含有PETシートの作成の際、固有粘度が0.55〜0.7dl/gであるPET樹脂又は回収PETフレークに、エポキシ基を4個以上有するスチレン−(メタ)アクリル酸メチル−メタクリル酸グリシジルからなる鎖延長剤0.2〜2.0%と、タルク0.5〜15%とを添加し、ベント孔が2以上ある押出機に投入し、タルク含有PET樹脂を加熱・溶融した状態でベント孔から−99.99KPa以上の高真空下で吸引・脱気した後、押出しているので、鎖延長剤によって低分子量のPET分子の末端を結び付け、3次元構造の高分子量のPET樹脂に改質することが出来、その結果、安価な繊維用のPET樹脂や回収PETフレーク等の溶融張力が低く、押出し成形が出来ない樹脂であっても溶融張力を上げることが出来、押出し成形することが出来る。
また、ベント孔が2以上ある押出機に投入し、タルク含有PET樹脂を加熱・溶融した状態でベント孔から−99.99KPa以上の高真空下で吸引・脱気した後、押出成形によりシートを成形するので、PET樹脂や回収PETフレークを乾燥することなく使用することが出来、製造コストを軽減することができる。
さらに、タルク含有PETシートを押出成形する際、同種類のPET樹脂であるPET不織布やPET不織布表皮に熱貼合して一体化するので、PET不織布/タルク含有PETシート、タルク含有PETシート/PET不織布表皮からなる積層体を簡単に作製することが出来、また、これらの接着性も強固なものである。
本発明による自動車内装天井材の一実施例の層構成を示す図 PETの結晶化速度に対するタルクの効果を示す図 本発明による自動車内装天井材の製造に用いるベント孔が2以上ある押出機のシリンダー部の模式図 本発明による自動車内装天井材の製造に用いる赤外線ヒーターの模式図 本発明による自動車内装天井材の製造に用いる自動車天井用金型 天井材成形時のタルク含有PETシートの温度
本発明の自動車内装用天井材は、PET不織布/タルク含有PETシート(補強材)/ポリエステルホットメルト/半硬質ポリウレタンフォーム/ポリエステルホットメルト/タルク含有PETシート(補強材)/PET不織布表皮からなる層構成を有している。例えば、図1に示すように、PET不織布1、タルク含有PETシート2、ポリエステルホットメルト3、ポリウレタンフォーム4、ポリエステルホットメルト3、タルク含有PETシート2、ニードルパンチPET不織布表皮5からなる層構成である。
半硬質ポリウレタンフォームは、室内を快適な環境に保つための断熱機能と遮音・吸音機能を担うものであり、発泡倍率が15〜50倍、好ましくは20〜40倍が望ましい。厚みは2〜20mm、好ましくは3〜15mmが望ましく、厚みが2mm未満では断熱性に劣る恐れがあり、20mmを超えると必要以上に笠高になる。
一般に、半硬質ポリウレタンフォームの他、各種プラスチックフォームも存在する。例えば、ポリウレタンフォーム、ポリオレフィンフォーム、ポリスチレンフォーム、EVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)フォーム等があるが、安定的な発泡状態で断熱性に優れているポリウレタンフォームが好ましい。ポリウレタンフォームには硬質ポリウレタンフォーム、半硬質ポリウレタンフォーム、軟質ポリウレタンフォームがあり、硬質ポリウレタンフォームは成形の時に割れが発生し易く、また軟質ポリウレタンフォームでは軟らか過ぎて剛性に劣るので、成形に問題が無く、ある程度の剛性を持っている半硬質ポリウレタンフォームが最も好ましい。
半硬質ポリウレタンフォームの両面には、半硬質ポリウレタンフォームに不足している成形性や剛性を補なうとともに、自動車の天井に合うように成形する成形性の役割を担う補強材としてのタルク含有PETシートが設けられている。タルク含有PETシートは、下記の式で示される結晶部分の量とタルクの含有量の合計量が25重量%以上であり、30重量%以上が好ましく、25重量%未満であると、耐熱性及び剛性に欠ける場合がある。
Figure 0005976717
タルク含有PETシートの厚みは、片側で100〜300μm、両側で200〜600μmが好ましい。両側の各タルク含有PETシートの厚みが同一である必要は無いが、略同一であることが好ましい。タルク含有PETシートは、固有粘度が0.55〜0.7dl/gである価格の安い繊維用のPET樹脂や、回収PETフレークを用いることが好ましく、これらのPET樹脂又は回収PETフレークを事前に乾燥すること無く、鎖延長剤とタルクを添加混合して、ベント孔が2以上ある押出機に投入し、PET樹脂を加熱・溶融した状態でベント孔から−99.99KPa以上の高真空下で吸引・脱気した後、押出成形することが好ましい。
鎖延長剤は、低分子量のPET分子の末端を結び付け、3次元構造の高分子量のPET樹脂に改質するためのものである。鎖延長剤としては、1分子中に4個以上のエポキシ基を有するものが好ましく、エポキシ基の数が増加するにつれて反応性も増加する。このような鎖延長剤としては、1分子中に9〜10個のエポキシ基を持ち高反応性のスチレン・アクリルオリゴマー(Mn=3,000)、具体的には三元系のスチレン−(メタ)アクリル酸メチル−メタクリル酸グリシジルである「ADR4368S」(BASFジャパン(株))、等がある。
鎖延長剤の添加量は、販売されている鎖延長剤の性能により、各社指定の添加量に従って決定すればよく、前記「ADR4368S」の場合は、PET樹脂に対し0.5重量%以下である。このように添加量が少ない場合は、PETG樹脂に20〜40重量%混練したマスターバッチ(以下、「MB」という)を作製し、MBとして添加すれば良い。
タルクは、耐熱性及び剛性を向上させるとともに、結晶化の核剤となって結晶化速度を速めるものであり、PET樹脂の結晶化部分と相俟って耐熱性と剛性をさらに向上させている。タルクの平均粒径は、20μm以下が好ましく、10μm以下がより好ましい。平均粒径が20μmを超えると、分散が悪くなり、また同じ添加量でも核剤としての数が少なくなる。
図2は、タルクを0.5%添加した時のPETの結晶化速度を表わしたもので、横軸に結晶化温度、縦軸に半結晶化時間を取ったものである。この図から、タルク0.5%添加したPETは、純PETに比べて最も近づいている150〜160℃の範囲でも約1.5倍結晶化速度が速くなっており、150℃以下の温度では更にその差は大きく広がっており、純PETより低温側まで結晶化を促進することが出来る。
一般に、添加した核剤の作用メカニズムを報告している例は少なく、核剤にPETが吸着され分子鎖のTrans−Conformation(横断構造)が増加しているからという説や、核剤とPETの反応によるChemical Nucleation(化学核)説がある。
タルクは核剤としての働きの他に、上述したように耐熱性や剛性の向上の役割も担っている。すなわちPETは非結晶部分と結晶部分とから成り、硝子転位点(70℃内外)以上の温度では、非結晶部分は硝子と同様に温度の上昇とともに徐々に軟らかくなり、変形に対する保持力が弱くなる。一方、結晶部分は融点温度(PETでは260℃)で溶融するまでは固体であり、変形に対する保持力が弱くなることはない。タルクは無機物であり260℃でも固体である。したがってPETの結晶部分と同様の働きをし、タルクと結晶部分とが両方相俟って耐熱性と剛性を向上させる。耐熱性と剛性の向上は、PETの非晶部分の海に固体であるPETの結晶部分とタルクの島が存在し、PETの硝子転位点を越えて温度が上昇し、非晶部分が軟らかくなり変形しようとしても、結晶部分とタルクの固体部分が多くあれば、固体間の距離が近くなっているので、非晶部分が軟らかくなって変形しようとしても、固体が変形しないので変形に耐えられるものと考えられる。
そして、最終的に、タルク含有PETシートの下記の式で示される結晶部分の量とタルクの含有量との合計量が25重量%以上となるようにする。合計量が25重量%以上とすることにより、自動車内装天井材として十分な耐熱性と剛性を確保することが出来る。
Figure 0005976717
タルクは粉末状であるので、取り扱いが面倒であり、またPET樹脂中ではダマとなり均一に分散させづらいので、PET樹脂のMBとして添加することが好ましい。タルクのMBとしては、タルクを50〜80重量%混練した高濃度のものが好ましい。
以上のようにタルクを均一に分散混合されたタルク含有PET樹脂材を、ベント孔が2以上の押出機に投入し、PET樹脂を加熱・溶融した状態でベント孔から−99.99kPa以上の高真空下で吸引・脱気した後、押出成形によりタルク含有PETシートを形成する。
図3に、ベント孔が2以上ある押出機のシリンダー部の模式図を示す。図3において、11はシリンダーで、このシリンダー11の内部にはスクリュー12が設けられ、基端側(樹脂投入側)から、第1ベント孔13及び第2ベント孔14が形成されている。スクリュー12には、加圧圧縮部21とシール部22とが交互に配置されており、シール部22においては、スクリューの溝巾を狭くし、その間を回収PETフレークの溶融樹脂が満たして加圧圧縮部21における背圧(9.8〜19.6MPa)100〜200kg/cmの高圧と、ベント孔13、14部の−99.99kPaの高真空との圧力差をシールするもので、樹脂はスクリュー12の回転のみで押し進むようにしてベント孔13、14からの溶融樹脂の吹き上がりを防止している。
ベント孔13、14は、コンデンサー(凝縮機)(図示せず)を介して油回転式真空ポンプ(図示せず)に連結されており、コンデンサーは真空度を維持することと、油回転式真空ポンプの油の質を維持するためのものである。コンデンサーがなければ、例えば、水分5,000ppmの回収PETフレークを500kg/hrの吐出量で運転したとすれば、500,000g×0.5/100=2,500g/hrもの水蒸気が発生して高真空を維持出来ず、油回転式真空ポンプの油も水が混入して変質する。
以上のような押出機において、タルク及び鎖延長剤が添加されたタルク含有PET樹脂材を溶融・押出すには、タルク含有PET樹脂材をシリンダー11に投入し、押出し温度280℃内外、背圧(9.8〜19.6MPa)100〜200kg/cm、ベント孔13、14から−99.99kPa以上の高真空下で吸引・脱気しながら押出してタルク含有PETシートを作製する。
投入されたタルク含有PET樹脂材は、まず、第1ゾーンにおいて、加熱・溶融されて添加された鎖延長剤と混練される。溶融したPETは水と熱による加水分解や熱分解で解重合が起こり、低分子のPET鎖やエチレングリコール、アセトアルデヒドが発生していると考えられる。しかし鎖延長剤が最初から添加されて混練されているので、低分子のPET鎖を結び付けて3次元の高分子量化や、エチレングルコールやアセトアルデヒドの捕捉などの重合反応も起こり始めていると考えられる。すなわち、エポキシ基
Figure 0005976717
は開裂して、カルボキシル基(−COOH)、アルデヒド基(−CHO)、水酸基(−OH)等の官能基と結び付き、PET分子鎖を3次元の網目構造の高分子にするとともに、解重合で生じたエチレングリコール、エチレングリコールから発生するアセトアルデヒドをも高分子の一部として捕捉する。また、含有している水分は、280℃における飽和水蒸気圧は(6.37MPa)65kg/cmであるので、背圧(9.8MPa)100kg/cm以上では液体の状態である。
そして、エチレングリコール、アセトアルデヒド、水を含んだ溶融PETは、第1ベント孔13まで来ると、−99.99kPa以上の高真空下となっているので、エチレングリコール(沸点198℃)、アセトアルデヒド(沸点20℃)、水(沸点100℃)は気体となり、第1ベント孔13から吸引・脱気される。そして、第1ベント孔13から吸引・脱気し切れなかったエチレングリコール、アセトアルデヒド及び水は、第2ベント孔14により吸引・脱気される。第2ゾーンにおいては、解重合も一部起こっていると考えられるが、大部分は鎖延長剤による重合反応が起こっていると考えられる。
第3ゾーンでは殆ど鎖延長剤による重合反応のみが起っているので、新たにアセトアルデヒドが発生しておらず、溶融PETは、残留アセトアルデヒドがない状態で押出される。
このようにしてタルク含有PETシートを押出成形する際に、同時にPET不織布を繰り出し、溶融したタルク含有PETをPET不織布上に押出してシートを作製するとともに、押出し時の熱でタルク含有PETシートとPET不織布とを貼合し、PET不織布/タルク含有PETシートの積層体を作製する。PET不織布とタルク含有PETシートとは同種類の樹脂であり、熱によって強固に接着させることが出来る。また、PET不織布表皮も繰り出し、同様に熱で貼合して、タルク含有PETシート/PET不織布表皮の積層体も作製する。
PET不織布は自動車の天井に接する側に設けられ、自動車の振動によるこすれ音を防止する役割を担っており、目付量は20〜80g/mが好ましい。また、PET不織布表皮は、ニードルパンチPET不織布が好ましい。目付量は100〜200g/mが好ましい。
次に、このようにして作製した積層体を用い、上から順にPET不織布/タルク含有PETシート/ポリエステルホットメルトフイルム/半硬質ポリウレタンフォーム/ポリエステルホットメルトフイルム/タルク含有PETシート/PET不織布表皮と積み重ね、図4に示すように、上下両面から赤外線ヒーター31で表面温度が120〜180℃になるように加熱した後、加圧プレスして積層体を一体化し一次成形基材aを作製する。
タルク含有PETシートと半硬質ポリウレタンの接着に用いられるポリエステルホットメルトフイルムは、融点100℃内外のポリエステルホットメルトが望ましく、厚さは10〜40μm、形状はフイルムでなくウエブ状であっても良い。ポリエステルホットメルトはPETとは同種の樹脂であり、ポリウレタンとはポリウレタンのウレタン結合(−NHCOO−)とポリエステルのエステル結合(−COO−)が似ているので両方に接着するものである。
このようにして作製された一次成形基材を加熱炉にいれ、上下から赤外線ヒーターで加熱し、両側の表面温度が120〜200℃になるように加熱した後、図5に示すような自動車天井用金型32を50〜90℃に加熱した状態で加圧成形する。この自動車天井用金型32における加熱により、タルク含有PETシートの温度を、図2に示す最適結晶化温度の範囲内に長時間維持することが出来るので、結晶化が進みタルク含有量と合わせて25重量%以上にすることが出来る。
〔タルク含有PET樹脂材の調製〕
繊維用のPET樹脂(ユニチカ(株)MA−2101M:固有粘度0.62dl/g、水分量2,600ppm)90.5重量部と、タルクMB(松村化学(株)試作品:PETG40重量%+タルク60重量%)8重量部と、鎖延長剤MB(明彩化学(株)試作品:PETG70重量%+BASFジャパン(株)ADR4368S30重量%)1.5重量部とを、混合機で均一に混合した。
〔タルク含有PETシートの押出とPET不織布及びPET不織布表皮との貼合〕
前記タルク含有PET樹脂材を、同方向回転2軸押出機(日立造船(株)HTM100:L/D=38、吐出量650kg/hr、2ベント孔)に投入し、押出温度280℃、ベント孔から−101kPaの高真空下の条件で、目付量30g/mのPET不織布に押出し、熱貼合により、タルク含有PETシート(150μm)/PET不織布(30g/m)の2層からなる積層体を作製した。
また同様に、タルク含有PET樹脂材を、同方向回転2軸押出機(日立造船(株)HTM100:L/D=38、吐出量650kg/hr、2ベント孔)に投入し、押出温度280℃、ベント孔から−101kPaの高真空下の条件で、目付量140g/mのニードルパンチPET不織布表皮に押出し、熱貼合により、タルク含有PETシート(150μm)/ニードルパンチPET不織布表皮(140g/m)の2層からなる積層体を作製した。
〔水分量の挙動〕
連続押出中のスクリュー及び真空吸引を一時停止し、第1及び第2ベント孔位置の樹脂をサンプリングし、含有水分量を測定した。水分測定はプラスチック用水分気化装置(京都電子工業(株)ADP−351)及びカールフィッシャー水分計(京都電子工業(株)MKC−210)を用いた。結果を表1に示す。
Figure 0005976717
投入前の大量の含有水分(2,600ppm)が、第1ベント孔の位置では10ppm以下となり、通常PET樹脂の押出し時に必須である50ppm以下をクリアーしている。さらに、第2ベント孔の位置では0ppmとなり、ベント孔から吸引・脱気することにより事前に乾燥する必要がないことが解る。
〔一次成形基材の作製〕
上から順に1200mm×2000mmの大きさのPET不織布(30g/m)/タルク含有PETシート(150μm)/ポリエステルホットメルトフイルム(mp:100℃、20μm)/半硬質ポリウレタンフォーム(30倍発泡、7mm、240g/m)/ポリエステルホットメルトフイルム(mp:100℃、20μm)/タルク含有PETシート(150μm)/ニードルパンチPET不織布表皮(140g/m)を積み重ね、上面(PET不織布)及び下面(ニードルパンチPET不織布表皮)の表面温度が180℃になるように、上下両面から赤外線ヒーターで加熱し、その後、平板のプレス機でプレスして一次成形基材を作製した。
なお、上面側のポリエステルホットメルトフイルムと半硬質ポリウレタンフォームとの間には、積層時に予めアルメル−クロメル熱電対を挿入し、ポリエステルホットメルトフイルムの温度を測定できるようにした。測定の結果、加熱時の熱電対の温度は最高で160℃を示し、ポリエステルホットメルトの溶融温度(100℃)より充分高く、半硬質ポリウレタンフォームとの接着も充分なものであった。
〔自動車天井材の成形〕
前記平板な一次成形基材を、再度、上面(PET不織布)及び下面(ニードルパンチPET不織布表皮)の表面温度が200℃になるように、上下両面から赤外線ヒーターで加熱し、その後、70℃に設定された自動車天井材の金型に移し、60秒間加圧成形を行い、所定形状に成形された自動車天井材を作製した。この自動車天井材は、型再現も良く、割れ等もなく、剛性も充分なものであった。
この時の熱電対の温度を図6に示す。タルク含有PETシートの温度は、PETの最適結晶化温度を長く維持していることが判る。
〔タルク含有PETシートの結晶化度〕
前記自動車天井材の成形品からその一部を切り取り、切り取った切片を剥離してPET不織布(30g/m)/タルク含有PETシート(150μm)の測定用の試料を作製した。PET不織布(30g/m)とタルク含有PETシートは溶着して剥離不可であったので、そのまま測定用の試料とした。
試料の10.0mgをサンプルとして、示差走査熱量計(セイコー電子「DSC220」)で各熱量を求め、下記式に基づいて算出した。測定条件は測定サンプル(10.0mg)に窒素ガス50ml/min.を流しながら昇温速度10℃/min.で20〜300℃まで昇温して測定した。
Figure 0005976717
測定の結果、結晶化度は26.5%であった。
なお、この結晶化度は、PET不織布/タルク含有PETシートからなる試料に基づいているが、試料の大部分はタルク含有PETシートであるので、タルク含有PETシートの結晶化度と略同一であると考えられる。
〔耐熱性と剛性に寄与する固体分量〕
タルク含有PETシートにおける固体分量(タルクの含有量+結晶化度)を以下の式で求めた。
Figure 0005976717
前述したように、PETの非晶部分の軟らかい海に固体であるPETの結晶部分とタルクが存在し、その合計量が耐熱性と剛性に寄与している。
〔タルク含有PET樹脂材の調製〕
PETボトル及びPETトレーを選別、粉砕、洗浄、遠心脱水そして空気乾燥させた回収PETフレーク(水分量6,100ppm)91.4重量部に流動パラフィン0.1重量部をヘンシェルミキサーを用いてまぶした後、粉末状の鎖延長剤(BASFジャパン(株)ADR4368S)を0.5重量部添加し、ヘンシェルミキサーで混合撹拌して付着させた。さらに、タルクMB(明彩化学(株)試作品:PETG40重量%+タルク60重量%)8重量部を添加して混合撹拌した。
〔タルク含有PETシートの押出とPET不織布及びPET不織布表皮との貼合〕
前記タルク含有PET樹脂材を用い、実施例1と全く同様の設備で全く同様に行って、PET不織布(30g/m)/タルク含有PETシート(150μm)の積層体及びタルク含有PETシート(150μm)/ニードルパンチPET不織布表皮(140g/m)の積層体を作製した。
〔水分量の挙動〕
連続押出中のスクリュー及び真空吸引を一時停止し、実施例1と全く同様に行って含有水分量を測定した。結果を表2に示す。
Figure 0005976717
実施例1よりも含有水分量が多い回収PETフレークを使ったにもかかわらず、第1ベント孔の位置では10ppm以下となり、通常PET樹脂の押出し時に必須である50ppm以下をクリアーしている。さらに、第2ベント孔の位置では0ppmとなり、ベント孔から吸引・脱気することにより事前に乾燥する必要がないことが解る。
〔一次成形基材の作製〕
上から順に、1200mm×2000mmの大きさのPET不織布(30g/m)/タルク含有PETシート(150μm)/ポリエステルホットメルトフイルム(mp:100℃、20μm)/半硬質ポリウレタンフォーム(30倍発砲、7mm、240g/m)/ポリエステルホットメルトフイルム(mp:100℃、20μm)/タルク含有PETシート(150μm)/ニードルパンチPET不織布表皮(140g/m)を積み重ね、上面(PET不織布)及び下面(ニードルパンチPET不織布表皮)の表面温度が180℃になるように、上下両面から赤外線ヒーターで加熱し、その後、平板のプレス機でプレスして一次成形基材を作成した。
なお、実施例1において挿入したアルメル−クロメル熱電対は用いなかった。
〔自動車天井材の成形〕
前記平板な一次成形基材を、再度、上面(PET不織布)及び下面(ニードルパンチPET不織布表皮)の表面温度が200℃になるように、上下両面から赤外線ヒーターで加熱し、その後、70℃に設定された自動車天井材用金型に移し、60秒間加圧成形を行い、所定形状に成形された自動車天井材を作製した。この自動車天井材は、型再現も良く、割れ等もなく、剛性も充分なものであった。
〔タルク含有PETシートの結晶化度〕
前記自動車天井材の成形品からその一部を切り取り、切り取った切片を剥離してPET不織布(30g/m)/タルク含有PETシート(150μm)の測定用の試料を作成した。PET不織布(30g/m)とタルク含有PETシートは溶着して剥離不可であったので、そのまま測定用の試料とした。
試料の10.0mgをサンプルとして、示差走査熱量計(セイコー電子「DSC220」)で各熱量を求め、下記式に基づいて算出した。測定条件は測定サンプル(10.0mg)に窒素ガス50ml/min.を流しながら昇温速度10℃/min.で20〜300℃まで昇温して測定した。
Figure 0005976717
測定の結果、結晶化度は25.7%であった。
〔耐熱性と剛性に寄与する固体分量〕
タルク含有PETシートにおける固体分量(タルクの含有量+結晶化度)を以下の式で求めた。
Figure 0005976717
結晶部分とタルクの含有量は25重量%以上であり充分な耐熱性と剛性を有するものであった。
1:PET不織布
2:タルク含有PETシート
3:ポリエステルホットメルト
4:ポリウレタンフォーム
5:ニードルパンチPET不織布表皮
31:赤外線ヒーター
32:自動車天井用金型

Claims (4)

  1. PET不織布/タルク含有PETシート/ポリエステルホットメルト/半硬質ポリウレタンフォーム/ポリエステルホットメルト/タルク含有PETシート/PET不織布表皮からなる層構成を有し、該タルク含有PETシートにおいて、下記の式で示される結晶部分の量とタルクの含有量の合計量が25重量%以上であることを特徴とする自動車内装天井材。
    Figure 0005976717
  2. 前記タルク含有PETシートのタルク含有量が、0.5〜15%であることを特徴とする請求項1記載の自動車内装天井材。
  3. PET不織布/タルク含有PETシート/ポリエステルホットメルト/半硬質ポリウレタンフォーム/ポリエステルホットメルト/タルク含有PETシート/PET不織布表皮からなる積層体を、両側面の表面温度が120℃〜180℃になるように加熱した後、加圧プレスにより積層体を一体化して一時成形基材を作製し、該一時成形基材を、再度両側面の表面温度が120℃〜200℃になるように加熱した後、50〜90℃に加熱した自動車天井用金型で加圧成形し、タルク含有PETシートの下記の式で示される結晶部分の量とタルクの含有量の合計量を25重量%以上にしたことを特徴とする自動車内装天井材の製造方法。
    Figure 0005976717
  4. 固有粘度が0.55〜0.7dl/gであるPET樹脂又は回収PETフレークに、エポキシ基を4個以上有するスチレン−(メタ)アクリル酸メチル−メタクリル酸グリシジルからなる鎖延長剤0.2〜2.0重量%、タルク0.5〜15重量%添加し、ベント孔が2以上ある押出機に投入し、PET樹脂を加熱・溶融した状態でベント孔から−99.99KPa以上の高真空下で吸引・脱気した後、PET不織布上に押出し、熱貼合により一体化してPET不織布/タルク含有PETシートからなる積層体を作製するとともに、同様にPET不織布表皮上に押出し、熱貼合により一体化してタルク含有PETシート/PET不織布表皮からなる積層体を作製することを特徴とする請求項3記載の自動車内装天井材の製造方法。
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