JP5976642B2 - ロータリアーク及びAr/He/O2の気体状混合物を用いた炭素鋼へのMIG/MAG溶接 - Google Patents

ロータリアーク及びAr/He/O2の気体状混合物を用いた炭素鋼へのMIG/MAG溶接 Download PDF

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Description

本発明は、ロータリアークを用いるアーク溶接プロセス、特には、消耗ワイヤの設備を有し、特に重ねタイプ形態の炭素鋼部品を、とりわけ、段付き重ね継手をMIG/MAG溶接するプロセスにおける、アルゴン、ヘリウム及び酸素からなる三元気体混合物のシールドガスとしての使用に関する。
重ねタイプ形態の金属部品の継手(重ね継手という表現により示される)は、特に以下のタイプの圧力容器、例えば、熱水タンク、消火器、コンプレッサ、冷却装置、LPGガスシリンダ等の構成要素において見出される。
特に、最も広範に使用されているのは、一般には段付き重ね継手と呼ばれる、段付きの縁を有していると言われるものである。図3において示されているように、一般的にそのような継手は、中空円筒状の端を有している2つの部品を含んでおり、それら部品のうちの一方の内側表面が、他方の部品の外側表面と、それらの円形の端で数ミリメートルを超えて重なるように、それらのうちの一方が他方に入れ子になっている。
規格EN13445−4:2002は、そのような重ね継手、特に段付き重ね継手の、中立素分のアライメント、表面のアライメント、円形からのずれ、真直性からのずれ、面精度及び局所的薄化に関する製作公差を正確に定義している。
概略的には、このタイプの継手、即ち、特には図3において示されるように、互いに部分的に重なっているか又は覆っている縁を有している継手上で得られる溶接部は、継手の外側を完全に覆うべく比較的広い縦断面を有し、上方の縁の下方の肩を溶融させるべく十分な溶込みを有していなければならない。
更には、使用する溶接プロセスに応じて、それぞれのパスの後、所望の溶接品質を得るべく、先行するパスの間に形成されたスラグは除去され、表面は清浄化され、表面の欠陥は除去されなくてはならない。
文献EP−A−2078580は、回転アークを用い、8乃至12%のヘリウム、2.5乃至3.5%の酸素及び残部アルゴン(体積%)からなる気体混合物を使用したMIG/MAG溶接プロセスにより、段付き重ね継手を溶接することを提案した。
しかしながら、このプロセスは、溶込みプロファイルが常には所望のものとはならない溶接をもたらす不十分なアーク集束へと導くという欠点を有している。
目標とする応用において、使用者は、最小のスパッタでの移行(transfert)を探求するであろう。しかしながら、文献EP−A−2078580において提案されている混合物は、極めて短時間だが強い短絡を100%起こさないために、高い電圧を使用することを必要とする。
更に、文献EP−A−857534は、強磁性鋼を溶接するために、10乃至40%のヘリウム、1乃至8%の酸素及び残部アルゴンからなる気体混合物を使用することを教示している。有利には、推奨される酸素含有量は、回転アーク溶接の場合に効果的な溶接を得るためには、少なくとも5%であるべきである。
しかしながら、この場合、継手は、全てが通常の形態、つまりは、I形突合せ継手である。この文献は、重ね継手に関しても、そのような継手上に得られる溶接品質に関してもなんら教示していない。
しかしながら、溶接エネルギーが高すぎると、溶融金属の深刻なスパッタを生じて製品品質を害するか、又は、溶接部品の厚みが小さいとき、即ち、およそ1mmよりも薄いときには、溶接部品の穴すら生じるので、重ね継手は、溶接に注意を要し、固有の問題を提起する。
更には、このタイプの継手上に製造される溶接部又は溶接シームは、重なっている部品相互の強固な接続を可能にするための溶込みの観点だけでなく、得られるビードが丸すぎないように又は逆にアンダカットを有するように、ビード形態の観点、特にぬれの観点においても、高品質でなくてはならない。
しかしながら、良好なビード外観を得ることは、産業上の観点から容易ではない。
ここから始めると、直面している問題は、溶接中、スパッタ無しか又は可能なかぎり少ないスパッタで、しかも、低い溶接エネルギー、典型的には、35Vよりも小さい溶接電圧及び300Aよりも小さい溶接電流の使用で、鋼において効果的に重ね継手を溶接して、特にぬれの観点から、良好な溶込み及び良好な溶接品質、とりわけ溶接ビードの良好な形態を得ることを可能にする改善された回転アーク溶接プロセスを提案することである。
別の関連した問題は、低いエネルギーレベルでの使用、つまりは、35Vよりも小さい溶接電圧と300Aよりも小さい溶接電流とを伴う使用に適した、鋼における重ね継手、特に段付き重ね継手を溶接するそのようなプロセスに特に適した特定の気体混合物を更に提案することである。
本発明の解決策は、アルゴン、ヘリウム及び酸素からなる三元気体混合物であって、19.5乃至20.5%のヘリウム、2.7乃至3.3%のO2及び残部アルゴン(体積%)からなることで特徴づけられる三元気体混合物に関する。
場合により、本発明の気体混合物は、以下の特徴(体積%)の1つ以上を含んでいても良い。
−19.8乃至20.2%のヘリウムを含んでいる。
−2.8乃至3.2%の酸素を含んでいる。
−2.9乃至3.1%の酸素を含んでいる。
−20%のヘリウム、3%のO2及び残部アルゴンを含んでいる。
−ガス貯蔵器、特にガスシリンダに予め充填されている。
−アルゴン、ヘリウム及び酸素を所望の体積比で混合するのに使用するガスミキサによって現場で製造される。
更に、本発明は、消耗溶加ワイヤ及びガスシールドの使用を伴う、少なくとも1つの炭素鋼部品の電気アーク溶接のためのプロセスであって、ガスシールドが本発明に係る三元気体混合物からなることで特徴づけられるプロセスに関する。
場合により、本発明の溶接プロセスは、以下の特徴のうち1つ又は複数を含んでいても良い。
−それは、MIG/MAGタイプである。
−前記消耗溶加ワイヤは、回転液体線(veine liquide tournante)によって金属移行を得るべく、アークによって溶融される。
−溶接される1又は複数の前記部品は互いに重なっているか又は覆っており、この重なり又は覆いの位置で回転アーク溶接が行われる。
−溶接される前記部品は段付きタイプの形態であり、好ましくは、溶接される前記部品は熱水タンク、消火器、コンプレッサ、冷却装置、又はガスシリンダタイプの圧力容器の構成要素である。
−溶接される前記部品は互いに重なる円筒状の端を備えている。
−29.5V乃至35Vの、好ましくは34V未満のアーク電圧を使用する。
−3mm以下の、好ましくは2mm以下の厚みを有している1つ又は複数の部品が溶接されている。
−前記ワイヤは、前記0.8乃至1mmの直径を有している。
−前記アークは回転アークであるか、又は、液体金属の線は回転している、即ち、回転運動により駆動されている。
−前記移行は、液体金属、即ち、溶融金属の線により起こる。液体金属の線は、電気アーク内の消耗溶加ワイヤの溶融により形成される。
−前記溶接部品は、炭素鋼からなる。“炭素鋼”という表現は、2重量%未満の炭素濃度を有している鉄−炭素合金を指す。そのような合金は、Mn、Cr、Si、Mo、Ti、Ni及びNbタイプの追加元素を含んでいてもよい。不純物、例えばS、P、O、N、Hなどが、金属の化学分析において存在していてもよい。
−前記溶接電圧は、36Vよりも小さく、典型的には、およそ29.5V乃至35Vの範囲内である。
−前記溶接電流強度は、245A乃至300Aの範囲内である。
−前記溶接ワイヤは、NERTALIC70Sタイプである。
−前記ワイヤの供給速度(Vwire)は、せいぜい30m/minであり、典型的には、16m/min乃至20m/minの範囲内である。
−前記溶接スピードは、せいぜい5m/minであり、典型的には、0.8m/min乃至2m/minの範囲内である。
本発明を、以下の記載において、添付した図面を参照しながら更に詳細に説明する。
図1は、ビード形態の移行タイプの影響を概略的に示している。 図2は、回転する液体線を概略的に示している。 図3は、段付き重ね継手を概略的に示している。
一般的に、MIG−MAGアーク溶接においては、3つの主要な又は通常の移行レジームがある。即ち、
−短絡。このレジームは、低いアークエネルギー、典型的には50乃至200A及び15乃至20Vで得られる。溶融金属の滴が、溶加ワイヤの端において形成され、溶融金属の池と接触するまで徐々に大きくなり、これが短絡を引き起こす。その後、電流は急速に増大して、滴の脱離を促進するピンチ状の外観を生じさせ、それからアークは再点火する。この現象は、およそ50乃至200Hzの周期で繰り返される。このレジームは、“コールド”と言われ、ショートアークを有している。それは小さな厚さの、つまり、3mm未満の溶接に適しており、ポジション溶接中に溶融池を制御することを可能にする。
−軸スプレー。高い溶接エネルギー、即ち280Aに対して少なくとも28Vであり、ある電流密度よりも高いと、ワイヤとシールドガスとの性質に依存するが、典型的には250A/mm2よりも高いと、溶加ワイヤの端は細長い円錐形状をとる。ワイヤから溶融池への溶融金属の移行は、溶融金属の微小滴の形でおこり、それらの直径は、ワイヤのそれよりも小さく、それらはワイヤの軸に沿って高速で噴霧される。アークは4乃至6mmの長さである。この金属の移行は、安定なアークを提供し、スパッタをほとんど生じない。それは、高水準、即ち少なくとも5mmの溶込みと、多量の溶着金属、即ち少なくとも15m/minのワイヤ速度とを可能にする。それは、5mmオーダー及びそれより大きい厚みを有している部品の溶接に適している。しかしながら、池の量及び流動性は、それが下向溶接において主に使用されることを意味する。
−グロビュールレジーム。短絡移行を起こすエネルギーと軸スプレー移行を起こすエネルギーとの間の溶接エネルギー、即ち典型的には200Aに対する22Vと280Aに対する28Vとの間では、溶加ワイヤの端に形成される金属滴は、ゆっくり成長する。電流強度は、脱離を引き起こすピンチ効果を有するには十分でないので、滴は大きくなる、即ち当該ワイヤの直径よりも大きなサイズを有するようになる。移行は、滴が池に接触する際、短絡によってか、又は、重力の影響下での滴の脱離によって生じる。滴は、それから、常にアークの軸中にある訳ではない軌道をたどる。この移行モードは不安定であり、浅い溶接溶込みのみを得ることを可能とし、金属滴の多量のスパッタを生じる。
これら3つの主要なレジームに、従来とは異なる溶接パラメータを必要とする3つの移行レジームを加える必要がある、即ち、
−強制ショートアークレジーム。短絡移行は、高電流で溶接することを可能としない一方で、溶接電流強度の増大は、かなりの接着スパッタを生じ、同時に相当な仕上時間を要するグロビュール移行をもたらす。強制短絡又は強制ショートアーク移行は、普通はグロビュール領域内に位置するアークエネルギーで、短絡による移行を維持することを可能にする。このレジームは、溶接速度を増大でき、微細なスパッタのみを生じ、仕上時間を制限する。強制短絡は、トランジスタを使用した溶接機を用いて得られ、その波形は、規則的な短絡を維持することを可能とする。
−パルスレジーム。元来、パルスレジームは、不安定な移行モードとスパッタリングの性質とに起因して、許容できる溶接条件の下で生産性を増大させることができなかったグロビュールレジームの欠点を克服するべく開発された。パルスレジームにおいて、溶接は、パルス電流を用い、それぞれのパルスについて、パルス毎に単一の滴を伴う軸スプレータイプの移行が起こるようパルセーションパラメータを選ぶことにより実行される。ここにおいて、このレジームは強制される、即ち、電流の形は、注意深くパルセーションパラメータを選ぶことにより、結果が確実であるように強いられる。典型的には、パルセーション周波数は、ワイヤ供給速度に依存して、50乃至300Hzの範囲である。これは、時間の関数としての電流の形を強いることが可能な発電器、例えば、トランジスタ発電器を必要とする。
−回転液体線(即ちRLV)による移行。非常に高い溶接エネルギー、即ち、450Aに対して約40Vでは、軸スプレー移行は、高い電磁力にさらされる。これらの力の影響下において、移行させられつつある液体金属は、回転を始め、回転液体線を形成する。高い生産性を与える場合、このレジームは、500Aオーダーの強度及び45乃至50Vで出現する。丸まった溶込み形状は、開先を満たすのに都合がよく、良好なコンパクトさを可能にする。
しかしながら、一般的には、移行は、ワイヤ速度及び電圧に依存する。ワイヤ速度が十分に高ければ、電圧を増大させることにより、移行は、不安定から軸スプレーへ、それから回転液体線へと変化する。ビードの形は、適用された移行に起因する。
上述の様々な移行モードにより得られるビードの形態が、図1に描かれている。図1において見られるように、各々の移行は、特定のビード形状をもたらす。
従って、
−グロビュールレジームは、大きな接着性スパッタの存在を伴うレンズ状溶込みにより表現される。
不安定レジームは、低いワイヤ速度では若干先の尖った溶込みを伴う、曲がった、ぬれがないビードにより特徴づけられる。尖った形は、ワイヤ速度を増大させるとより顕著になる。
−パルスレジームは、波形が提供する広い範囲の調節により、様々なタイプのビード形態を有することを可能とする。高いワイヤ速度において、電流パルスの周波数、そしてピーク強度も非常に増大させることへの拘束力は、スプレーに非常に近いふるまいをもたらす。この移行は、ビードの位置において、平滑電流のスプレー移行が提供するものに非常に近い形状によって表現される。
−軸スプレーレジームは、指ぬき形状の溶込みをもたらし、それは、ワイヤ速度が高い時にさらにより顕著となる。ぬれは良好である。
−回転液体線、即ち、RLVは、皿形状で平底のビード溶込みを生じさせる。
本発明の文脈の範囲内において、選択する移行モードは、回転液体線、即ち、RLVタイプの移行である。
しかしながら、従来、RLV移行において、非常に高い溶接エネルギー、即ち、450Aに対して少なくとも40Vについて、及び、存在する電磁力の影響下では、回転運動をする液体線の形成が観察される。従って、このRLVレジームは、高い、即ち40V及び450Aよりも高い電圧−電流ペアであって、通常、発電機は400A超を出力しないと認められているとすると、パワーエンベロープがこのエネルギー範囲をカバーしている1(以上)の発電機によって出力される電圧−電流ペアの使用と、使用する溶加ワイヤの直径の関数としての20乃至40m/minのワイヤ速度の使用とを一般には必要とし、加えて、ワイヤは、少なくとも25mmの自由末端部を常に有していなければならない。こうするために、慣例的に、2倍速、即ち50m/minに達しうるスピードを持つ供給機を使用し、これは、第1のレジームにおいては通常のワイヤ速度で、開始及び終了フェーズの円滑な稼動を保証することを可能にし、第2のレジームにおいては、高いワイヤ速度を要求する高溶着速度レジームへ推移させることを可能にする。
更に、ワイヤを送る溶接ノズル及びガスシールドは、水の循環によって特に良好に冷却されなくてはならない。
最後に、RLVレジームにおけるMIG/MAG溶接中に適用されるガスシールドは、溶接ビードをより良い品質か又はより悪い品質で得ることを決定するため、特に重要である。従って、文献EP−A−2078580は、9%乃至11%のヘリウム、2.7%乃至3.3%の酸素及び残部アルゴンを含んでいる、好ましいHe/Ar/O2混合物を提案した。しかしながら、実際には、低含有量のヘリウムは、電流密度を及びそれ故に電磁力の振幅を増大させるのに十分なアーク集束を生じさせるのに苦労するので、この三元混合物は理想的ではないことが明らかになった。更に、非常に速いサンプリングでのオシロスコープ記録の観察は、図1のダイアグラム上の回転液体線領域の底部に、ミクロ短絡の存在を示している。実際、これらは、液体線が溶融池と物理的に接触するのを防ぎ、その結果、スパッタを伴う再点火が続いて起こるアークの消滅を引き起こすのを防ぐには、電圧が十分高くない動作点である。
この観点において、本発明の発明者らは、シールドガスとして使用する気体混合物組成物中に含められている様々な気体の利点と影響とをより良く理解することを探求して、低いエネルギーレベル、即ち、320A及び32Vより小さいエネルギーレベルでの回転液体線による移行を用いる、鋼部品のMIG/MAG溶接のプロセスを改善することを試みた。
彼らは、ヘリウム及び酸素だけでなく、アルゴンも同様に、非常に特別に興味をもち、以下に記録した比較試験を実行した。
実際、そのような気体混合物においては、ヘリウムが、そのより大きな熱伝導率のために使用される。事実、ワイヤと溶接されるべき部分との間の軸に沿ったいかなる位置についても、電気アークを形成すべくシールドガスの一部がイオン化されると仮定すると、電源から供給される電気エネルギーの大部分は、プラズマのエンタルピーに含まれていると考えることができる。つまり、
Figure 0005976642
ここで、
−Iは、溶接電流、
−Vは、電極と、溶接されるべき部品へのワイヤの軸に沿った投影との電位差、
−ρAは、プラズマの平均密度、
−VAは、プラズマの平均速度、そして
−Aは、アークの表面積である。
エネルギーフラックス密度は、それ故ρAAAにより与えられ、従って、プラズマの1つの基本的な物質特性は、積ρh、又は、cp=dh/dTなのでρcpである。
上の等式によると、I及びVの同じ値に対して、cp値の増大、従ってエンタルピ―hの値の増大は、アークAの減少した表面積をもたらし、従って、集中アークをもたらす。
2番目の効果は、アークの削減された表面領域は、より高い電流密度を生じ、従って、より大きい磁力を生じるということである。
より高い速度VAは、より小さい値のA及び集中アークを生じさせることに言及することもできる。この効果は、熱ピンチ効果と呼ばれる。
更に、酸素は、アークの安定化効果のためのみならず、より優れた流動性を有し、磁力によって一層たやすく移動する液体線を、消耗ワイヤの端において得ることを可能とする、表面活性の側面のためにも使用される。
最後に、アルゴンの役割は、容易にイオン化するので、それ自体がアークの点火を促進することである。
最終的には、ねらっている目標は、オーバーラップする、典型的には段付配置である鋼部品のMIG/MAG溶接の間に、低いエネルギーレベルで、概略的に図2に示したものと同一又は類似したRLV移行を得ることに成功することであった。
このために、以下のことが試験された。
−様々な気体組成物、特に、
・10乃至40%のHeを一定のO2含有量(3%)及び残部Arと共に、若しくは
・2乃至6%のO2を一定のHe含有量(10%)及び残部Arと共に含んでいる三元Ar/He/O2混合物、又は
・20%Heである他の比較混合物、
−様々なワイヤ速度、そして
−様々な電気パラメータ、特に様々な電圧。
各々の溶接されたビードに、電気溶接パラメータ及び拡大図の記録と同調させた高速ビデオを、移行と回転液体線領域(図1を参照)における底部のミクロ短絡の出現とが起こる様式を観察できるように実行した。これらは、液体線が溶融池と物理的に接触し、それ故、スパッタを伴う再点火が続いて起こるアークの消滅を生じるのを防げるほど電圧が十分に高くない動作点である。
実際、線と溶融池との間の物理的接触を避けることが可能であることは、スパッタを防ぐ又は削減すること、そしてそれ故に溶接品質を増大することを可能とするために最重要である。
試験に使用された溶接パラメータを、表1中に記載している。
Figure 0005976642
規格EN10028−2に照らして、鋼A42=鋼P265
ワイヤのグレード:Nertalc70S、規格AWS A 5−18に照らすと:ER 70−S3 そして規格EN440に照らすと:G2 Si。
試験された様々な気体混合物の組成を表2に記している。
溶接している間、溶接される部品は、図3に示しているように段付き配置である。
更に、使用する発電機は、Air Liquide Welding Franceから手に入る、Digi@wave 500 タイプ;供給機はDVR 500 タイプ;そしてトーチはPROMIG 441 W タイプである。
Figure 0005976642
得られた結果は、回転アーク(RLV)を用いるMIG/MAG溶接における、酸素及びヘリウムの影響を実証することを可能とした。
更に具体的に、試験7及び8は、2%のO2含有量について、ミクロ短絡を有しない金属移行を得るのに必要な溶接エネルギーは、280Aに対し32.8Vに位置することを示した。シールドガスの低いO2含有量は、溶融金属の流動性を低くし、従ってより回転しにくくする。
2含有量が3%に達すると(試験1乃至4)、ミクロ短絡を生じない金属移行を得るべく必要な溶接エネルギーは、275Aへ31.8Vに位置し、一方で4.5%であると(試験6)、それは279Aへ32.8Vに位置する。シールドガスのO2含有量の増大は、溶融金属の流動性を増大させ、従って液体線を長くする。このより長い(ワイヤ)又は液体金属の線は、従って溶融池に不規則に接触し、接着スパッタを引き起こす短絡を生じる。従って、低い含有量、即ちわずか2%の含有量より、むしろ3%のオーダーの酸素含有量を使用することは、明らかに好ましい。
6%のO2含有量(試験5)に対しては、ミクロ短絡を生じない金属移行を得るのに必要な溶接エネルギーは、283Aへ34.4Vに位置する。シールドガスの高いO2含有量は、溶融金属の流動性をさらにずっと増大させ、従って液体線をさらに長くする。短絡はより頻繁であり、従ってスパッタはよりおびただしい。加えて、ビードは、非常に顕著な酸化を生じ、ビード表面の大きいケイ酸塩の存在が認められ、それはビードの品質及び外観の観点から受け入れらない。それ故、この6%の酸素含有量は、過度である。
3%より多く6%より少ない酸素含有量で実施された追加の試験は、およそ3%より多い酸素含有量は良好なぬれを得るのに必要なく、反対に、4.5又は5%を超えるものは、ビードの品質を害しうることを観察可能とした。
最終的に、酸素含有量は、従って、強制的に、およそ3体積%に維持されなくてはならない。
更に、追加の試験は、気体が10%のヘリウムを含んでいると(試験1及び5乃至7)、ミクロ短絡を生じない金属移行を得るのに必要な溶接エネルギーが、275Aへ31.8Vに位置することを示した。
ヘリウムの少ない含有量は、電流密度を増大させ、それ故電磁力の振幅を増大させるのに十分なアーク集中を生じさせてしまう。金属移行は、回転する液体線移行に従ってはっきりと起こるが、拡大図は、断面がRLV移行の定義を順守しない溶込みを示している。
ヘリウム含有量を20体積%まで増大させると(試験2及び8)、ミクロ短絡を生じない金属移行を得るのに必要な溶接エネルギーは、280Aへ31.8Vに位置する。金属移行は、回転する液体線移行に従ってはっきりと起こり、拡大図は、断面がRLV移行の定義を順守する溶込みを示している。
一方で、ヘリウムが20%を超えると、特にヘリウムが30%では(試験3)、ミクロ短絡を生じない金属移行を得るのに必要な溶接エネルギーは、276Aへ34.4Vに位置する。アークの集中は、アーク中央のエネルギー密度を増大させ、それ故回転液体線を過度に流動化し、それはパラサイトする短絡を生じる。
更に顕著なことに、ヘリウムが40%である(試験4)と、ミクロ短絡を生じない金属移行を得るのに必要な溶接エネルギーは、273Aへ34.4Vに位置する。アークの集中は、アーク中央のエネルギー密度を増大させ、それ故回転液体線を過度に流動化し、それは短絡を生じる。加えて、より大きい電流密度は、電磁力の振幅を増大させ、従って、金属移行の不安定性を増大させ、それは、溶接中にアークの形状を大きく修正する。この現象は、ビードの横方向への揺動をもたらす。
最終的に、ヘリウム含有量は、炭素鋼部品の重ね継手の溶接中、強制的に、およそ20体積%に維持されなくてはならない。
Heが20%というこの値に関する追加の試験は、非常に狭い範囲において、つまりは、He含有量が19.5乃至20.5%のヘリウムであり、その上、酸素含有量は、3体積%のオーダーであり、典型的には2.7乃至3.3体積%である際に、特に良好な結果となることを観察可能とした。
好ましくは、ヘリウム含有量は、少なくとも19.7%であり、好ましくは少なくとも19.8%であり、より好ましくは少なくとも19.9%であり及び/又はせいぜい20.3%であり、好ましくはせいぜい20.2%であり、より好ましくはせいぜい20.1%である。
同様に、有利なことに、酸素含有量は、典型的には少なくとも2.8%であり、好ましくは少なくとも2.9%であり、及び/又はせいぜい3.2%であり、好ましくはせいぜい3.1%である。
これらの試験の全ては、オーバーラップ配置又は溝タイプ(trough−type)のコーナー配置、とりわけ段付き重ね継手における、炭素鋼部品の回転アークを用いるMIG/MAG溶接に特によく適した、特定のAr/He/O2三元気体組成物、つまりは、20%のヘリウム、3%の酸素及び残部アルゴン(体積%による)からなる三元Ar、He及びO2気体混合物という結果になることを可能とする。
実際、この組成に従った気体混合物は、スパッタを伴わず、所望のビード形態、特に優れたぬれを有する、低いエネルギーでの回転液体線による安定的な移行を得ることを可能とする。
実際、ヘリウム含有量がおよそ20%である三元混合物の使用は、液体線を長くすること(磁気ピンチング及びより高い等温線の効果)を引き起こし、従ってミクロ短絡を生じる水準に決して到達することなしに、電流密度を増大することを可能とするので、安定的な様式でRLV移行が得られるエネルギー水準を低くすることを可能とする。
これら三元混合物の酸素含有量を3%へ制限することは、気体の表面活性効果を制限し、従ってミクロ短絡を有さないことも可能とし、回転中に回転液体線の端の分離を有さないことを可能とする。実際、O2>4.5%のレベルで出現するこれら外側に向かうスパッタは、溶融池の外側に落下し、相当に大きい接着スパッタを引き起こす。
更に、5%よりも多い含有量の使用は、表面の酸化及びケイ酸塩の存在が理由で、不十分と考えられ得るビード外観をもたらす。
供給ワイヤ及び本発明に係るAr/He/O2ガスシールドを用いる電気アークMIG/MAG溶接のプロセスは、炭素鋼部品の溶接に特に適しており、特にビードの表面酸化が許容可能な時に適している。
本発明に係るMIG/MAG溶接のプロセスは、段付き重ね継手、特に、水加熱タンク、消火器本体、タンク等の溶接に非常に適している。
以下に、当初の特許請求の範囲に記載していた発明を付記する。
[1]アルゴン、ヘリウム及び酸素からなる三元気体混合物であって、19.5乃至20.5%のヘリウム、2.7乃至3.3%の酸素、及び残部アルゴン(体積%)からなることを特徴とする三元気体混合物。
[2]先行する項に記載の気体混合物であって、19.8乃至20.2%のヘリウムを含んでいることを特徴とする気体混合物。
[3]先行する項の何れかに記載の気体混合物であって、2.8乃至3.2%の酸素を含んでいることを特徴とする気体混合物。
[4]先行する項の何れか1つに記載の気体混合物であって、2.9乃至3.1%の酸素を含んでいることを特徴とする気体混合物。
[5]先行する項の何れか1つに記載の気体混合物であって、20%のヘリウム、3%のO 2 、及び残部アルゴンからなることを特徴とする気体混合物。
[6]消耗溶加ワイヤ及びガスシールドを使用して少なくとも1つの炭素鋼部品を電気アーク溶接する方法であって、前記ガスシールドは項1乃至5の何れか1つに記載の三元気体混合物により形成されることを特徴とする方法。
[7]項6に記載の方法であって、MIG/MAGタイプであることを特徴とする方法。
[8]項6及び7の何れかに記載の方法であって、アークはロータリアークであることを特徴とする方法。
[9]項6乃至8の何れか1項に記載の方法であって、前記消耗溶加ワイヤをアークにより溶融させて、回転液体線による金属移行を得ることを特徴とする方法。
[10]項6乃至9の何れか1項に記載の方法であって、溶接される1又は複数の前記部品は互いに重なっているか又は覆っており、この重なり又は覆いの位置でロータリアーク溶接が行われることを特徴とする方法。
[11]項6乃至10の何れか1項に記載の方法であって、溶接される前記部品は段付きタイプの形態であり、好ましくは、溶接される前記部品は熱水タンク、消火器、コンプレッサ、冷却装置、又はLPGガスシリンダタイプの圧力容器の構成要素であることを特徴とする方法。
[12]項6乃至11の何れか1項に記載の方法であって、溶接される前記部品は互いに重なる円筒状の端を備えていることを特徴とする方法。
[13]項6乃至12の何れか1項に記載の方法であって、29.5V乃至35Vの、好ましくは34V未満のアーク電圧を使用することを特徴とする方法。
[14]項6乃至13の何れか1項に記載の方法であって、3mm以下、好ましくは2mm以下の厚さを有している1以上の部分が溶接されることを特徴とする方法。
[15]項6乃至14の何れか1項に記載の方法であって、前記ワイヤは0.8乃至1mmの直径を有していることを特徴とする方法。

Claims (11)

  1. 消耗溶加ワイヤと、ロータリアークと、19.5乃至20.5%のヘリウム、2.7乃至3.3%のO2及び残部アルゴン(体積%)からなる三元気体混合物により形成されるガスシールドとを使用して少なくとも1つの炭素鋼部品を電気アークMIG/MAG溶接する方法であって、前記消耗溶加ワイヤを前記ロータリアークにより溶融させて、回転液体線による金属移行を得ることと、溶接される1又は複数の前記部品は互いに重なっているか又は覆っており、この重なり又は覆いの位置でロータリアーク溶接が行われ、アーク電圧は、29.5V乃至35Vの間であり、溶接電流強度は、245A乃至300Aの間であること、とを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記ガスシールドは、19.8乃至20.2%のヘリウムを含んでいる三元気体混合物により形成されることを特徴とする方法。
  3. 請求項1又は2に記載の方法であって、前記ガスシールドは、2.8乃至3.2%のO2を含んでいる三元気体混合物により形成されることを特徴とする方法。
  4. 請求項1乃至3の何れか1つに記載の方法であって、前記ガスシールドは、2.9乃至3.1%のO2を含んでいる三元気体混合物により形成されることを特徴とする方法。
  5. 請求項1乃至4の何れか1つに記載の方法であって、前記ガスシールドは、20%のヘリウム、3%のO2及び残部アルゴンを含んでいる三元気体混合物により形成されることを特徴とする方法。
  6. 請求項1乃至5の何れか1つに記載の方法であって、溶接される前記部品は段付きタイプの形態であることを特徴とする方法。
  7. 請求項1乃至6の何れか1つに記載の方法であって、溶接される前記部品は熱水タンク、消火器、コンプレッサ、冷却装置、又はガスシリンダタイプの圧力容器の構成要素であることを特徴とする方法。
  8. 請求項1乃至7の何れか1つに記載の方法であって、溶接される前記部品は互いに重なる円筒状の端を備えていることを特徴とする方法。
  9. 請求項1乃至8の何れか1つに記載の方法であって、34V未満のアーク電圧を使用することを特徴とする方法。
  10. 請求項1乃至9の何れか1つに記載の方法であって、3mm以下の厚さを有している1つ以上の部分が溶接されることを特徴とする方法。
  11. 請求項1乃至10の何れか1つに記載の方法であって、前記ワイヤは0.8乃至1mmの直径を有していることを特徴とする方法。
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