JP5976341B2 - テーブル - Google Patents

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Description

本発明は、テーブル本体にパネルを、デスクトップパネルとして利用可能な形態と、幕板として利用可能な形態とに簡単に付け替え可能としたテーブルに関するものである。
従来より、パネルの付け替えを可能としたテーブルとして、特許文献1、2に示すものが知られている。
特許文献1のオフィステーブルは、垂直部3の上下端に、夫々前方に水平状に延びる支持部4と脚部5とを設け、かつ、垂直部3の背面位置に、取付部6を設けた左右一対の脚部材1、2と、端部が脚部材1、2の取付部6に取り付けられて左右一対の脚部材1、2を連結するビーム15と、左右一対の脚部材1、2の支持部4間に下面が取り付けられる天板18と、幕板12の内面左右位置に前記脚部材1、2の取付部6と対向して前記ビーム15の端部を前記取付部6との間で挟着する取付部11を有した取付部片9を夫々設け、かつ取付部11から幕板12の上下縁までの距離を異ならしめて構成されている。
すなわち、前後幅の短い天板18を使用する場合には、取付部11からの距離が長い上縁を上位にして取付部片9を脚部材1、2に対し固着し、天板前後幅が長くその後縁が幕板12の位置を越える場合には、取付部11からの距離が短い下縁を上位にして、取付部片9を脚部材1、2に対し固着することが可能とされている。
また、特許文献2のものは、両側に配置した脚体3、3間に机天板2を固定するとともに、前記机天板3の背面側の前記両脚体3、3間に、パイプ材にて作成して上端縁を支持部とし、上下位置反転させることで前記机天板3の上面の上下に出没自在とした支持部材20を取付けてなり、前記支持部材20を机天板3の上面に突出させたときには上端縁の支持部21で製図板等の下面を支持して机天板3上に製図板等を傾斜状態に載置しうるようにしている。
特公平04−50810号公報 実公平06−28022号公報
しかしながら、これらの特許文献のものは何れも、幕板や支持部材の取付先が天板の左右両端を支持する脚の背面部に設定してあるため、このような位置に脚を有しないテーブル、あるいは取付に適さない脚形状のテーブルには適用することができないという問題がある。
また、幕板や支持部材の左右両端において各々複数箇所をビスを用いて水平方向に脚にねじ止めし、上下反転させる際にはビスを外して幕板を付け替え再び水平方向に脚にねじ止めするようにしているため、ビスの着脱に手間が掛かる上に、パネルを一時的に担持した状態でビスの着脱作業を行わなければならないことから一人での作業が難しく、総じてパネルの使い勝手が悪いという欠点がある。
さらに、特許文献2のものは背面側にビス止め箇所が露出して見栄えを損なうという欠点があり、特許文献1のものは天板の下肢空間側からビス止めを行うために見栄えの毀損は避けられるものの天板下に潜り込んで作業を行う必要があるため作業性が更に悪くなるという難点がある。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、一人でも手軽に付け替え作業を行うことができ、脚の構造に依存することなく取り付けが可能で、見栄えも損なわないようにした、簡易なパネル取付構造を有するテーブルを提供することを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明のテーブルは、天板を備えたテーブル本体にパネルを少なくとも2つの態様で取り付け得るようにしたものであって、テーブル本体にテーブル側取付具を設けるとともに、パネルの上下方向中心よりも上下何れかの縁部へ偏った位置に上下方向から前記テーブル側取付具に差し込み又は抜き取ることによって係脱可能なパネル側被取付具を設け、このパネル側被取付具は、上下を反転させても上下方向から前記テーブル側取付具に差し込み又は抜き取ることによって係脱可能であり、このパネル側被取付具を備えたパネルを上下反転させることによって、反転前後でパネルのうち天板より上方に突出する寸法と天板より下方に突出する寸法とを変化させ得るようにした。
このように構成すれば、パネルを把持して上下何れかの縁部が上または下になるように必要に応じて反転させた後、上下方向に操作するだけで、パネル側被取付具をテーブル側取付具に取り付けることができる。このため、パネルを担持したまま別異のネジ止め作業等を行うことが不要であり、初期取付時や一の態様から他の態様への付け替え時に一人でも極めて平易に作業を行うことができる。しかも、テーブル側取付具は脚ではなく天板に設けられるので、天板の縁部に沿って取付位置に自由度が得られ、適用の可否が脚の構造に依存することもなくなる。
特に本発明は、左右の脚体の間がフレームで連結され、これら脚体およびフレームは天板から離間していて、天板の前後方向中央部のみが天板受けを介してフレームに支持されており、前記天板に直接または前記天板受けを介してテーブル側取付具が設けられていることを特徴とする。また本発明は、テーブル本体が対をなす脚を備え、前記テーブル側取付具が前記対をなす脚と脚の間において前記天板に設けられることを特徴とする
そして本発明は、パネル側被取付具がパネル面に止着具を用いて取り付けられる場合に、部品点数を増やすことなく、取付時の良好な外観を確保するためには、係合相手であるテーブル側取付具によって係合時に同時に止着具が隠蔽されることを特徴とする
さらに本発明は、テーブル側の起立杆に対してパネル側の挿入孔を上下何れの側から挿入するかによって取付姿勢を簡単に上下反転させ得るようにするためには、テーブル側取付具とパネル側被取付具が天板の縁部に沿って複数箇所に設けられるとともに、各々のテーブル側取付具が上下方向に延びる起立杆を具備し、各々のパネル側被取付具が前記起立杆を挿入すべく上下方向に貫通する挿入孔を有していることを特徴とする
パネル側被取付具をパネルに取り付けることができ、かつテーブル側の起立杆に対してパネル側の挿入孔を上下何れの側から挿入するかによって取付姿勢を簡単に上下反転させつつ所定高さ位置に適切に係合させ得るようにするための具体的な実施の一態様としては、パネル側被取付具は、挿入孔を挿入方向と異なる方向に開口させる窓と、この窓の内奥に設けられて止着具を挿通可能な止着用孔と、当該止着用孔の上下位置にあってテーブル側取付具との係合時に当該テーブル側取付具の一部に当接して係合深さを規制する受け部とを具備しているものが挙げられる。
同様に、パネル側被取付具をパネルに取り付けることができ、かつテーブル側の起立杆に対してパネル側の挿入孔を上下何れの側から挿入するかによって取付姿勢を簡単に上下反転させつつ所定高さ位置に適切に係合させ得るようにするための具体的な実施の他の態様としては、パネル側被取付具は、止着具を挿通可能な上下一対の止着用孔と、両止着用孔の間にあってテーブル側取付具との係合時に当該テーブル側取付具の一部に当接して係合深さを規制する受け部とを具備しているものが挙げられる。
これらにおいて、挿入孔を上下方向から起立杆に差し込む際にパネルが多少傾いていても複数の挿入孔を対応する起立杆に適切に差し込むことができるようにするためには、挿入孔の平断面を、天板の縁部に沿った方向を長手方向とする楕円、長円、長方形等の横長形状としていることが望ましい。
さらに、パネルのうちパネル側被取付具により近い上下何れかの縁部を上にしてパネルを取り付けた際に、当該縁部が天板から殆ど突出しないようにするためには、テーブル側取付具が、基端部を天板の下面に取り付けられ先端部を天板下面よりも下方に持ち出される受け座と、この受け座の先端部から立ち上がる前記起立杆とを具備する一方、パネル側被取付具が前記起立杆を挿入すべく上下方向に貫通する前記挿入孔を有していると効果的である。
本発明は、以上説明した構成であるから、必要に応じてパネルを反転させ、上下方向に操作するだけで、パネル側被取付具をテーブル側取付具に取り付けることができる。このため、パネルを担持したまま別異のネジ止め作業等を行うことが不要であり、一人でも極めて平易に作業を行うことができて作業性が格段に向上することとなる。しかも、テーブル側取付具は脚体ではなく天板に設けられるので、天板の縁部に沿って取付位置に自由度が得られ、適用の可否が脚の構造に依存することもなくなって汎用性も向上したものになる。
本発明の一実施形態に係るテーブルを2つのパネル取付態様とともに示す斜め後方斜視図。 同テーブルのパネル取付構造を示す分解斜視図。 同パネルの内部構造を示す説明図。 同パネルの取付手順をテーブル側取付具とパネル側被取付具の対応関係とともに示す斜視図。 同パネルを一態様において取り付けた状態を示す側断面図。 同パネルを他の態様において取り付けた状態を示す側断面図。 図1に対応した斜め前方部分斜視図。 本発明の変形例を示す図。 本発明の他の変形例を示す図。 本発明の他の変形例を示す図。 本発明の他の変形例を示す図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
この実施形態のテーブルは、図1に示すように、天板11を備えたテーブル本体1にパネル2を同図(a)、(b)に示すように異なる高さ位置に取り付けるべく、図2に示すように天板11にテーブル側取付具3を取り付け、パネル2にパネル側被取付具4を取り付けている。
図1に示すテーブル本体1は、対をなす脚体12、12によって天板11の左右両端11a、11a近傍の下面を支持したもので、脚体12は後下方に伸びる後脚12aと前下方に延びる前脚12bとを「人」型に接続した形態をなしている。左右の脚体12の上端部間はフレーム12xによって連結されているが、これらの脚体12やフレーム12xは天板11から離間していて接触しておらず、天板11の下面に設けた下向きチャネル状の天板受け11xの前後方向ほぼ中央部のみがフレーム12xに接触し、この天板受け11xの前後方向中央部のみにおいて天板11が支持されている。天板受けは左右の脚体12、12よりも内側に位置している。すなわち、脚体12およびフレーム12xからなる脚構造体が天板11を支持する上で材料の少ない構造となっており、なお且つ天板11に対して前後方向に重量バランスのとれた支持状態を実現している。このような構造ゆえ、脚体12やフレーム12x等の脚構造体の構成要素にパネル2を取り付けられるような場所は殆どない。前脚12bおよび後脚12aの下端はキャスタ12cによって滑動自在に支持されていて移動自在であり、モバイルデスク等としての利用が可能となっている。
天板11は、平面視ほぼ矩形状のもので、左右両端部11aを天板受け11xよりも若干左右外側にオーバーハングさせている。
パネル2は、幅寸法W1が天板11の幅寸法W2に略対応し、高さ寸法Hがデスクトップパネルまたは幕板として机上空間や下肢空間を適度に目隠しできる寸法に設定されたもので、軽量素材により構成されている。具体的には、図3〜図5に示すように、上縁2a、下縁2bおよび左右の側縁2c、2dに沿ってMDF(中密度繊維板:medium density fiberboard)等の補強板21a、21b、21cを周回するように枠状に配置するとともに、左右の側縁2c、2d近傍において上縁2a側の補強板21aと下縁2b側の補強板21bの間を接続する位置にも補強板21dを配置し、補強板21a〜21cの内側には補強板21dが無いところにペーパーハニカム等の芯材22を配置して、これらを両側から低発泡ポリエチレンシートや発泡ポリプロピレンシート等の軽量シート23でサンドイッチし、さらに表裏面側からそれぞれ軽量シート23の表面を表層材24で包んで、表層材24の周縁を一対の軽量シート23、23の間の目地23aに埋め込んだものである。適宜部位には接着剤が用いてあり、補強板21dにはインサートナット25が埋設してある。インサートナット25の埋設位置は、パネル2に対して上下方向中心mよりも上下何れかの縁部(図3および図5では下縁2b)へ偏った位置に設定されている。このように構成されるパネル2は、一人の作業者が指先で摘んで持ち上げることができる程度にまで軽量化され、しかも、軽量でありながら、内部に芯材22や補強板21a〜21dを内設していることによりパネル表面を指先で押さえても凹み痕が残った状態となることが極力解消されている。また、パネル2は補強板(特に21a、21b)によって全体が弾性的に撓ることができるものとなっている。
テーブル側取付具3は、図2及び図5に示すように、基端部31aをネジ等の止着具v1を介して天板11の下面11bに取り付けられ垂下部31bを介して先端部31cを天板11の下面11bよりも下方且つ天板11の後縁部11cよりも後方に持ち出されるクランク板状(階段状)の受け座31と、この受け座31の先端部31cから立ち上がる起立杆たる軸部32とを具備している。軸部32の高さ寸法h1は基端部31aと先端部31cの高低差にほぼ対応している。この実施形態では、テーブル側取付具3は図1(b)および図5等に示すように下向きチャネル状の天板受け11xの内部に基端部31aを収容されて当該天板受け11xの頂部を介して天板11に取り付けられており、左右に対をなす脚体12と脚体12(後脚12aと後脚12a)の間に収まる2位置に配置されている。この状態で、図4(a)に示すように両テーブル側取付具3の軸部32、32間の距離は所定寸法d1に設定されている。
一方、パネル側被取付具4は、前記軸部32に対して上下方向から差し込み又は抜き取ることによって係脱可能、かつ図4(c)に示すように当該パネル側被取付具4の上下を反転させても軸部32に対して上下方向から差し込み又は抜き取ることによって係脱可能となるように、挿通孔41を上下方向に貫通させてなるもので、図2及び図5に示すように挿入孔41を挿入方向と異なる方向すなわちこの実施形態ではパネル面2xの法線方向に開口させる窓42と、この窓42の内奥に設けられてネジ等の止着具v2を挿通可能な止着用孔43と、当該止着用孔43の上下位置にある受け部44、45とを具備している。パネル側被取付具4の上下寸法h2(図2参照)は軸部32の上下寸法h1よりも若干長く設定されている。受け部44は、パネル側被取付具4の挿通孔41にテーブル側取付具3の軸部32が差し込まれて係合された際にその端面44aが当該テーブル側取付具3の一部である先端部31cの上面に当接して挿通孔41の係合深さを規制するストッパとして機能するもので、窓42の下に位置する壁部44bは軸部32が外れないように挿通孔41を閉じる役割をなしている。このパネル側被取付具4は上下対称であって、図6に示すように上下反転させてももう一つの受け部45の端面45a及び壁部45bは上記受け部44の端面44a及び壁部44bと同じように機能する。この実施形態のパネル側被取付具4は、前後方向すなわち止着具v2の挿抜方向を割方向とする図示しない母型と挿通孔41への軸部32の挿通方向をスライド方向とする図示しないスライド型とによって一体成形されている。この実施形態のパネル側被取付具4にはアルミ素材が用いてあるが、これ以外に樹脂その他の素材を用いても構わない。
そして、このパネル側被取付具4の取り付けは、図2及び図5に示すようにパネル面2xに対してほぼ法線方向から前記窓42を介して止着用孔43に止着具v2を指し通し、この止着具v2を前記インサートナット25に締結することにより行う。これにより、パネル側被取付具4はパネル2に対して前記上下方向中心mよりも上下何れかの縁部(この実施形態では2b)側へ偏った位置に取り付けられ、この状態で図4(a)に示す左右のパネル側被取付具4の挿通孔41、41間の距離d2は前記軸部32、32間の距離d1にほぼ等しくなるように設定されている。
このようにすることで、例えば図4(a)に示す下向きの矢印に沿ってパネル側被取付具4に近い側の縁部2bを下にしてその挿通孔41をテーブル側取付具3の軸部32に上方から差し込むと、図5及び図7(a)に示すように窓42の内側を係合相手である軸部32が通過し、この軸部32によって止着具v2が隠蔽された状態になるとともに、パネル2の大半が天板11の上方に突出して、パネル2が天板11の上方空間を遮蔽するデスクトップパネルとして機能することになる。一方、図4(a)に示す上向きの矢印に沿ってパネル2を持ち上げてパネル側被取付具4をテーブル側取付具3から抜き取り、図4(c)に示すようにパネル側被取付具4が上下反転するようにパネル2を姿勢変更させたのち、同図に示す下向きの矢印に沿って再びこのパネル側被取付具4の挿通孔41を図6及び図7(b)に示すようにテーブル側取付具3の軸部32に上方から差し込むことが可能であり、この場合にも軸部32によって止着具v2が隠蔽された状態になるとともに、パネル2の大半が天板面11dよりも低い位置に配置されて、パネル2が天板11の下肢空間を隠蔽する幕板として機能することになる。
なお、実際にはパネル側被取付具4はパネル2の表裏何れかの面に取り付けられるため、図4(a)の状態から同図(b)に湾曲矢印で示すように上下方向を反転し、更に同図(c)に湾曲矢印で示すように左右方向を反転させることによって、左右のパネル側被取付具4を左右入れ替えてテーブル側取付具3に対峙させることができる。
以上のように、本実施形態のテーブルは、天板11を備えたテーブル本体1にパネル2を少なくとも2つの態様で取り付け可能とするために、テーブル本体1にテーブル側取付具3を設けるとともに、パネル2の上下方向中心mよりも上下何れかの縁部(この実施形態では2b)へ偏った位置に上下方向からテーブル側取付具3に差し込み又は抜き取ることによって係脱可能なパネル側被取付具4を設け、このパネル側被取付具4は、上下を反転させても上下方向からテーブル側取付具3に差し込み又は抜き取ることによって係脱可能であり、このパネル側被取付具3を備えたパネル2を上下反転させることによって、図5及び図6に示すように反転前後でパネル2のうち天板11より上方に突出する寸法Hと天板11より下方に突出する寸法Hとを変化させ得るようにしたものである。
このように構成すれば、パネル2を把持して上下何れかの縁部2aまたは2bが上または下になるように必要に応じて反転させた後、上下方向に操作するだけで、パネル側被取付具4をテーブル側取付具3に取り付けることができる。このため、パネル2を担持したまま別異のネジ止め作業等を行うことが不要であり、初期取付時や一の態様から他の態様への付け替え時に一人でも極めて平易に作業を行うことができ、従来のものに比べて作業性を格段に向上させることができる。しかも、テーブル側取付具3は脚体12ではなく天板11に設けられるので、天板11の縁部11cに沿って取付位置に自由度が得られ、適用の可否が脚の構造に依存することもなくなって汎用性も向上したものになる。
特に、左右の脚体2、2の間はフレーム12xで連結され、これら脚体2、2およびフレーム12xは天板11から離間していて、天板11の前後方向中央部のみが天板受け11xを介してフレーム12xに支持されているため、脚体12にテーブル側取付具3を取り付ける余地が殆ど無いが、この実施形態では天板11に天板受け11xを介してテーブル側取付具3を取り付けているため、脚体12に依存しない取付構造が有効に実現可能となる。同様に、テーブル本体1が対をなす脚体12、12を備え、テーブル側取付具3をこれら対をなす脚体12と脚体12の間に配置するにあたり、脚体2に取付場所を求めることができないとしても、当該テーブル側取付具3を天板受け11xを介して天板11に取り付け得るようにしているため、脚体12とは全く無関係にテーブル側取付具3を取り付けることが可能になる。勿論、これらにおいて、天板受け11xを介さずにテーブル側取付具3を直接天板11に取り付ける場合にも事情は同じである。
さらに、パネル側被取付具4をビス等の止着具v2を用いてパネル面2xに取り付けるには、通常、止着具v2を隠蔽するために別異の部材が必要となるが、この実施形態のパネル側被取付具4は、パネル面2xに止着具v2を用いて取り付けた後、係合相手であるテーブル側取付具3によって係合時に同時に止着具v2が隠蔽される状態となるので、部品点数を増やすことなく、取付時の外観を有効に整えることができる。
具体的には、テーブル側取付具3とパネル側被取付具4が天板11の縁部11cに沿って複数箇所に設けられるとともに、各々のテーブル側取付具4が上下方向に延びる起立杆たる軸部32を具備し、各々のパネル側被取付具4が軸部32を挿入すべく上下方向に貫通する挿入孔41を有しているので、取付姿勢を簡単に上下反転させる構造を実現することができる。
とりわけ、このパネル側被取付具4は、挿入孔41を挿入方向と異なる方向に開口させる窓42と、この窓42の内奥に設けられて止着具v2を挿通可能な止着用孔43と、この止着用孔43の上下位置にあってテーブル側取付具3との係合時に当該テーブル側取付具3の一部である先端部31cに当接して係合深さを規制する受け部44、45とを具備しているので、パネル側被取付具4に、上下反転させてテーブル側被取付具3に異なる高さで適切に取り付けるための機能と、当該パネル側被取付具4をパネル面2xに止着具v2を用いて取り付けるための機能と、当該止着具v2をテーブル側被取付具3によって目隠しするための機能とを有効に付与することができる。
さらに、テーブル側取付具3が、基端部31aを天板11の下面11bに取り付けられ先端部31cを天板下面11bよりも下方に持ち出される受け座31と、この受け座31の先端部31cから立ち上がる起立杆たる軸部32とを具備する一方、パネル側被取付具4が軸部32を挿入すべく上下方向に貫通する挿入孔41を有しているので、図6に示すようにパネル2のうちパネル側被取付具4により近い縁部2bを上にしてパネル2を取り付けた際に、当該縁部2bが天板11から殆ど上方突出しないようにして取り付けを完了することが可能になる。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
例えば図8(a)に示すパネル側被取付具104のように、挿入孔141を挿入方向と異なる方向に開口させる部分的な窓142を設け、この窓142の内奥に止着具v3を挿通可能な止着用孔143を設けるようにしてもよい。
或いは、図8(b)に示すパネル側被取付具204のように、ネジ等の止着具v4を挿通可能な上下一対の止着用孔243と、両止着用孔243の間にあってテーブル側取付具203の軸部232との係合時に当該テーブル側取付具203の一部に当接して係合深さを規制する受け部244、245とを具備するものとしてもよい。
このようにしても、パネル側被取付具104、204の機能として、上下反転させてテーブル側被取付具103、203に異なる高さで適切に取り付けるための機能と、当該パネル側被取付具103、203を図示しないパネル面にネジ等の止着具v3、v4を用いて取り付けるための機能と、当該止着具v3、v4をテーブル側被取付具103、203によって目隠しするための機能とを有効に実現することができる。
また、図9に示すように、挿入孔341の平断面を、天板311の縁部311cに沿った方向を長手方向とする長円状、或いは図示しない楕円状、長方形等の横長形状とすることも有効である。このようにすれば、挿入孔341を上下方向から起立杆、例えば軸部332に差し込む際にパネル302の左右両端の高さが異なる方向に多少傾いていても各挿入孔341を対応する軸部332に適切に差し込むことができる。
さらに、図10に示すように、L形のテーブル側取付具403とハット形のパネル側被取付具404とによっても、パネル402を上下反転させた際に反転前後でパネル402のうち図示しない天板より上方に突出する寸法と天板より下方に突出する寸法とを有効に変化させるように構成することができる。
さらにまた、テーブル側取付具の一部を天板の縁部から持ち出して起立杆を設け、その起立杆にパネル面に取り付けたパネル側被取付具を係合させると、少なくともパネル側被取付具の分だけ天板の縁部とパネル面との間に隙間が空いてしまう。この隙間は配線用隙間として有効利用することも可能であるが、このような隙間を解消したい場合には、図11に示すように、天板511の縁部511cに切欠511eを設け、この切欠511eにパネル側被取付具504を位置づけることで、天板511の縁部511cとパネル面502xとを当接させて天板511とパネル502との間に隙間が生じない状態を実現することが可能となる。
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…テーブル本体
2、302、402、502…パネル
2a、2b…上下何れかの縁部
2x、502x…パネル面
3、203、403…テーブル側取付具
4、104、204、404、504…パネル側被取付具
11、311、511…天板
12…脚体
12a…後脚
31…受け座
31a…基端部
31c…先端部
32、232、332…起立杆(軸部)
41、141、341…挿通孔
42、142…窓
43、143、243…止着用孔
44、45、244、245…受け部
…天板より上方に突出する寸法
…天板より下方に突出する寸法
m…上下方向中心
v2、v3、v4…止着具(ネジ)

Claims (8)

  1. 天板を備えたテーブル本体にパネルを少なくとも2つの態様で取り付け得るようにしたも
    のであって、
    テーブル本体にテーブル側取付具を設けるとともに、
    パネルの上下方向中心よりも上下何れかの縁部へ偏った位置に上下方向から前記テーブ
    ル側取付具に差し込み又は抜き取ることによって係脱可能なパネル側被取付具を設け、
    このパネル側被取付具は、上下を反転させても上下方向から前記テーブル側取付具に差
    し込み又は抜き取ることによって係脱可能であり、
    このパネル側被取付具を備えたパネルを上下反転させることによって、反転前後でパネ
    ルのうち天板より上方に突出する寸法と天板より下方に突出する寸法とを変化させ得るよ
    うにし
    左右の脚体の間がフレームで連結され、これら脚体およびフレームは天板から離間してい
    て、天板の前後方向中央部のみが天板受けを介してフレームに支持されており、前記天板
    に直接または前記天板受けを介してテーブル側取付具が設けられていることを特徴とするテーブル。
  2. 天板を備えたテーブル本体にパネルを少なくとも2つの態様で取り付け得るようにしたも
    のであって、
    テーブル本体にテーブル側取付具を設けるとともに、
    パネルの上下方向中心よりも上下何れかの縁部へ偏った位置に上下方向から前記テーブル側取付具に差し込み又は抜き取ることによって係脱可能なパネル側被取付具を設け、
    このパネル側被取付具は、上下を反転させても上下方向から前記テーブル側取付具に差し込み又は抜き取ることによって係脱可能であり、
    このパネル側被取付具を備えたパネルを上下反転させることによって、反転前後でパネルのうち天板より上方に突出する寸法と天板より下方に突出する寸法とを変化させ得るようにし、
    テーブル本体が対をなす脚を備え、前記テーブル側取付具が前記対をなす脚と脚の間において前記天板に設けられることを特徴とするテーブル。
  3. 天板を備えたテーブル本体にパネルを少なくとも2つの態様で取り付け得るようにしたものであって、
    テーブル本体にテーブル側取付具を設けるとともに、
    パネルの上下方向中心よりも上下何れかの縁部へ偏った位置に上下方向から前記テーブル側取付具に差し込み又は抜き取ることによって係脱可能なパネル側被取付具を設け、
    このパネル側被取付具は、上下を反転させても上下方向から前記テーブル側取付具に差し込み又は抜き取ることによって係脱可能であり、
    このパネル側被取付具を備えたパネルを上下反転させることによって、反転前後でパネルのうち天板より上方に突出する寸法と天板より下方に突出する寸法とを変化させ得るようにし、
    パネル側被取付具は、パネル面に止着具を用いて取り付けられるものであり、係合相手であるテーブル側取付具によって係合時に同時に当該止着具が隠蔽されることを特徴とするテーブル。
  4. 天板を備えたテーブル本体にパネルを少なくとも2つの態様で取り付け得るようにしたものであって、
    テーブル本体にテーブル側取付具を設けるとともに、
    パネルの上下方向中心よりも上下何れかの縁部へ偏った位置に上下方向から前記テーブル側取付具に差し込み又は抜き取ることによって係脱可能なパネル側被取付具を設け、このパネル側被取付具は、上下を反転させても上下方向から前記テーブル側取付具に差し込み又は抜き取ることによって係脱可能であり、
    このパネル側被取付具を備えたパネルを上下反転させることによって、反転前後でパネルのうち天板より上方に突出する寸法と天板より下方に突出する寸法とを変化させ得るようにし、
    テーブル側取付具とパネル側被取付具が天板の縁部に沿って複数箇所に設けられるとともに、各々のテーブル側取付具が上下方向に延びる起立杆を具備し、各々のパネル側被取付具が前記起立杆を挿入すべく上下方向に貫通する挿入孔を有していることを特徴とするテーブル。
  5. パネル側被取付具は、挿入孔を挿入方向と異なる方向に開口させる窓と、この窓の内奥に設けられて止着具を挿通可能な止着用孔と、当該止着用孔の上下位置にあってテーブル側取付具との係合時に当該テーブル側取付具の一部に当接して係合深さを規制する受け部とを具備している請求項4記載のテーブル。
  6. パネル側被取付具は、止着具を挿通可能な上下一対の止着用孔と、両止着用孔の間にあってテーブル側取付具との係合時に当該テーブル側取付具の一部に当接して係合深さを規制する受け部とを具備している請求項4記載のテーブル。
  7. 挿入孔の平断面を、天板の縁部に沿った方向を長手方向とする楕円、長円、長方形等の横長形状としている請求項4〜6の何れかに記載のテーブル。
  8. テーブル側取付具が、基端部を天板の下面に取り付けられ先端部を天板下面よりも下方に持ち出される受け座と、この受け座の先端部から立ち上がる前記起立杆とを具備する一方、パネル側被取付具が前記起立杆を挿入すべく上下方向に貫通する前記挿入孔を有している請求項4〜7の何れかに記載のテーブル。
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