JPH0628022Y2 - 机 - Google Patents

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JPH0628022Y2
JPH0628022Y2 JP1987065136U JP6513687U JPH0628022Y2 JP H0628022 Y2 JPH0628022 Y2 JP H0628022Y2 JP 1987065136 U JP1987065136 U JP 1987065136U JP 6513687 U JP6513687 U JP 6513687U JP H0628022 Y2 JPH0628022 Y2 JP H0628022Y2
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JP
Japan
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Application number
JP1987065136U
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JPS63172335U (ja
Inventor
忠也 阪本
Original Assignee
株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は学校机等の机に関し、更に詳しくは机天板上に
製図板等の作業用板材を載置する際に、該作業用板材を
傾斜状態に載置可能とした机に関する。
〔従来の技術〕
従来、製図用机等で、作業者が極端に前屈みになること
なく無理ない姿勢で作業を行うために、机天板を傾動可
能とした構造のものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記のような従来の机においては、机の天板自
体を傾動させる構造のため、機械的構造が複雑で可動部
が故障したりしやすく、また傾動作業にも手間がかかる
だけでなく、傾動機構のために机の内部使用空間が狭め
られ、更には製造コストも高くつくという問題があっ
た。
本考案は上記のような従来の机における問題点に鑑み、
机天板上で製図作業等をするときには、該天板上に製図
板等を傾斜状態に設置して作業者が無理のない姿勢で製
図作業ができるようになすとともに、天板等の傾動機構
のための広い専有空間を必要とせず、簡単な構造とする
ことにより機械故障等もなく、かつ構成部材および製造
工程を簡略化してコストも安いうえに、製図板等を使用
しないときには、簡単な操作で通常の机として天板上お
よび机の前方の空間を広く使用できる構造に変換しうる
ようになした机を提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記の目的を達成するために、両側に配置した
脚体間に机天板を固定するとともに、前記机天板背面側
の前記両脚体間に、パイプ材にて作成して上端縁を支持
部とし、上下位置反転させることで前記机天板上面の上
下に出没自在とした支持部材を取付けてなり、前記支持
部材を机天板上面に突出させたときには上端縁の支持部
で製図板等の下面を支持して机天板上に製図板等を傾斜
状態に載置しうるようになした机を提供せんとするもの
である。
〔作用〕
本考案に係る机は上記の構成であり、机天板上に製図板
等の作業用板体を設置して作業を行うときには、支持部
材を机天板上面より上端縁の支持部が上方に突出した状
態に取付け、前記支持部と机天板との間に製図板等を架
載することにより製図板を天板上に傾斜状態に設置する
ことにより、作業者が無理のない姿勢で作業を行うこと
ができる。また、製図板等を使用しないときには、前記
支持部材を上下位置反転させて机天板上面の高さより下
方に位置させることにより、天板上および該天板から前
方の空間を広く使用しうるのである。
〔実施例〕
以下、図面に示した実施例で本考案を更に詳細に説明す
る。
本考案に係る机1は、例えば第1図に示したように、縦
方向に並列配置した前脚4および後脚5と、該前後脚
4,5の上下横方向に天板支持杆6および下面にアジャ
スター等の接地部材11を取付けた足杆7を配して構成し
た脚体3を、両側に対向配置して両脚体3,3間を横連
結杆8、9等にて連結して脚部を構成し、該脚部上に天
板2を取付けて机1を構成してなり、図示した実施例に
おいては、天板2として横長のものを用いて連座式の机
としており、天板2下面には収納ボックス12を設け、ま
た机側部にはカバン等を掛けるためのフックを設ける等
してなるパイプ机である。更に本考案に係る机1におい
ては、前記机1の背面(第1図における手前側)側上部
には、パイプ材等にて作成し、水平方向に配した支持部
21としての横杆の両側端部を下方垂直方向に折曲して取
付部22,22としてなる支持部材20を取付部22にて机1の
両後脚5,5上部に支持部21を天板2上面より上方へ突
出した状態で取付けることにより、机天板2上に製図板
30等を載置するときに、前記支持部材20の支持部21と天
板2との間に製図板30を架載することにより、製図板30
を机天板2上に傾斜状態に設置可能としてなるものであ
る。
上記支持部材20の机1への取付けは、第3図〜第5図に
示した如く、机1の中空のパイプ材にて作成してなる両
後脚5,5上部に縦長の長孔を設けて係止孔14,15と
し、支持部材20における取付部22には上下両方向へ係止
可能なT字型係止片23,24を側方へ突設し、支持部材20
の係止片23,24を机後脚5に設けた上下の係止孔14,15に
挿入して係止し、支持部材20上端縁を構成してなる支持
部21が机天板2から上方へ突出した状態で机1の背面に
取付けることにより、天板2の先端部分から上方に天板
2の略全幅にわたって支持部21を横設状態に設けてなる
ものである。
上記のような机1を、机天板2上で製図板30等を使用す
ることなく通常の机として使用するときには、支持部材
20の係止片23,24と机後脚5の係止孔14,15との係止を解
除して支持部材20を机1から分離したのち、該支持部材
20を左右および上下を反対方向に反転させることによ
り、支持部21が取付部22の下方に位置し、かつ係止片2
3,24が机1に対面する状態として係止片23,24を後脚5
の係止孔15,14へ係止することにより、支持部材20が机
天板2高さより上方に突出することなく、机1の背面位
置に収納された状態に取付けられ、机天板2上および該
天板2前方の空間を、支持部材20に妨げられることな
く、通常の机と同様に広く使用しうるのである。
更に、上記の実施例においては、断面形状倒コ字型で上
方に開口し製図板30の側端部を内挿しうる幅とした係止
杆17を、机1の両後脚5,5間の下部位置に架設すると
ともに両後脚5,5上部の内側に横杆16を架設すること
により、製図板30を使用しないときには前記係止杆16内
に製図板30下部を挿入して係止し、製図板30の上部を前
記横杆16と反転状態に取付けた支持部材20の支持部21と
の杆に挟持することにより製図板30を直立状態に支持し
て製図板30を収納できるようにしている。
上記のように構成してなる本考案にかかる机1によれ
ば、製図板30等を机1上に載置して使用するときには、
支持部材20をその上端の支持部21としての横杆を上にし
て該支持部21が机天板3上面より上方へ突出した状態で
取付けることにより、該支持部21と天板2との間に製図
板30を傾斜状態に設置し、更には必要に応じて天板2上
にラバーシート等のすべり止め31等を設けることによ
り、製図板30を安定した傾斜状態を維持して天板2上に
設置して、作業者が無理のない姿勢で作業できるととも
に、製図板30等を傾斜させて使用する必要のないときに
は、支持部材20の上下を反転して机1に取付けることに
より、支持部材20が作業の邪魔になることなく簡単な操
作で机1の背面位置に収納して机天板2上および天板2
前方の空間を通常の机と同様に広く使用しうるととも
に、前記支持部材20の取付けは支持部材20の取付部22に
設けた係止片23,24を机後脚5の係止孔14,15に係止する
だけの極めて簡単な取付け構造としているので、机1へ
の支持部材20の取付けおよび反転操作は極めて簡単で、
かつ机1全体の構造も機械的可動的のない簡単な構造と
して可動不良等の問題もなく、構成部材および製造工程
を簡略化してコストも低減しうるものである。更には、
上記実施例のように、両後脚5,5間に直立状態に製図
板30を収納可能としたことにより、製図板30を使用しな
いときには、製図以下を天板2上で傾斜状態に支持する
ための支持部材20を製図板30を収納するときの支持部材
として使用することにより、製図板30を邪魔にならない
ように収納しうるようになしたものである。
尚、上記の実施例においては、支持部材20の取付け状態
としては上下反転状態においてそれぞれ一定位置となっ
ているが、例えば第7図に示したように、机後脚5に係
止孔14,14′,15,15′を上下に多数設けることにより、
支持部材20の机天板2上面への突出高さを調整可能とす
ることもできるし、また、支持部材20と机1との係止手
段の一方である係止片を机後脚5側へ設け、係止手段の
他方としての係止孔を支持部材20側に設けるようにして
もよいし、更には、第8図(イ)、(ロ)に示しよう
に、支持部材20の取付部22の前後両面に係止片24,24′2
5,25′等または係止孔を設ければ、支持部材20を上下に
反転するだけで製図板支持状態から収納状態に変位させ
ることも可能である。また、支持部材20の取付け方法と
して、第9図に示したように、支持部材20を両側取付部
22下端部22′にて机1に上下方向回動自在に枢着し、正
立状態および倒立状態のそれぞれにおいて係止手段にて
係止固定するようにしてもよい。
〔考案の効果〕 上述の如く、本考案に係る机は、机背面に、上端縁を支
持部としてなる支持部材を机天板上面より上下に出没自
在に取付けてなることを特徴とし、製図作業等をすると
きには机天板上に製図板等を傾斜状態に設置して作業者
が無理のない姿勢で製図作業ができるようになすととも
に、天板等の傾動機構のための広い専有空間を必要とせ
ず、簡単な構造として機械故障等もなく、かつ構成部材
および製造工程を簡略化してコストを低減しうるうえ
に、製図板等を使用しないときには、前記支持部材を上
下位置反転させるだけの簡単な操作で通常の机として机
天板上および机の前方の空間を広く使用できる構造に変
換しうるものである。しかも、前記支持部材はパイプ材
にて作成してなることから、製図板等を載置しないとき
には、この支持部材を各種物品を係止するハンガーとし
ても利用することができ、便利なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る机の一実施例を示す斜視図、第2
図は前記机の背面図、第3図は前記机の側面図、第4図
は支持部材の取付け部分を示す要部の斜視図、第5図お
よび第6図は前記要部の部分断面側面図で、第5図は支
持部材を支持状態に取付けた状態を示し、第6図は支持
部材を収納状態に取付けた状態を示すものであり、第7
図、第8図は支持部材の取付け方法の他の実施例を示す
要部側面図で第8図(イ)は支持部材使用状態を示し、
第8図(ロ)は支持部材収納状態を示すものであり、第
9図は支持部材の取付け方法の更に他の実施例を示す机
の背面説明図。 1:机、2:天板、3:脚体、4:前脚、5:後脚、
6:天板支持間、7:足杆、8:横連結杆、9:横連結
杆、11:接地部材、12:収納ボックス、13:フック、1
4:係止孔、15:係止孔、16:横杆、17:係止杆、20:
支持部材、21:支持部、22:取付部、23:取付片、24:
取付片、30:製図板、31:すべり止め。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側に配置した脚体間に机天板を固定する
    とともに、前記机天板背面側の前記両脚体間に、パイプ
    材にて作成して上端縁を支持部とし、上下位置反転させ
    ることで前記机天板上面の上下に出没自在とした支持部
    材を取付けてなり、前記支持部材を机天板上面に突出さ
    せたときには上端縁の支持部で製図板等の下面を支持し
    て机天板上に製図板等を傾斜状態に載置しうるようにな
    した机。
  2. 【請求項2】支持部材を脚体に対して着脱して上下位置
    配転可能に取付け、正立状態に取付けたときには支持部
    材上端縁の支持部が机天板上面より上方に突出し、かつ
    反転して倒立状態に取付けたときには該支持部材の全体
    が机天板より下方に位置するように取付けてなることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の机。
JP1987065136U 1987-04-28 1987-04-28 Expired - Lifetime JPH0628022Y2 (ja)

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JP1987065136U JPH0628022Y2 (ja) 1987-04-28 1987-04-28

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JPS63172335U JPS63172335U (ja) 1988-11-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013180069A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Kokuyo Furniture Co Ltd テーブル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6345941Y2 (ja) * 1984-11-17 1988-11-30

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JP2013180069A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Kokuyo Furniture Co Ltd テーブル

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