JP3001453U - デスク - Google Patents

デスク

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JP3001453U
JP3001453U JP1994002616U JP261694U JP3001453U JP 3001453 U JP3001453 U JP 3001453U JP 1994002616 U JP1994002616 U JP 1994002616U JP 261694 U JP261694 U JP 261694U JP 3001453 U JP3001453 U JP 3001453U
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進 鈴木
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トヨセット株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 幕板の取付けが容易で、そのがたつきが小さ
いデスクを提供する。 【構成】 幕板4の両側面4aの上方及び下方ににそれ
ぞれ上部挿入孔32及び下部挿入孔33が形成されてい
る。これら上下の挿入孔32及び33の入口孔部32a
及び33aに、脚部2の内面に固定された連結突起部2
9及び30を挿入し、幕板4を下方へ引き下げることに
より、幕板4はこれら連結突起部29及び30によって
支持される。ここで、上部挿入孔32の上側ガイド孔部
32bの上縁部が、上部連結突起部29に当接するとと
もに、ストッパ部29fの下端が、上部挿入孔32の下
側ガイド孔部32bの下端部に嵌まり込む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、天板下部に組み付けられた脚部、袖箱等の天板組付体と、これらに 連結されてデスク後方を覆う幕板とを有するデスクに関し、特にこの幕板の取付 けが容易なデスクに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のデスクにおいて幕板は、スチール板の縁部を折り曲げて両側面部とし、 その側面部を、脚部もしくは袖箱等の天板組付体の互いに対向する内側面にねじ 止めする構造が多い。これは、ねじ止め部が机背面に露出してデスクの外観を損 ねないようにするためである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このように、幕板をねじ止めで天板組付体に取り付ける構造では、幕板の上下 及び左右へのがたつきが防止され、取付け強度も大きいが、幕板両側面部の例え ば上下それぞれ2ケ所づつ、都合4ケ所等をねじ止めする必要を生じ、組付けに 手間がかかる。さらに、そのねじ止め作業はデスクの下に潜り込むか、デスクの 天地をひっくり返して行う必要が生じ、甚だ面倒である。
【0004】 本考案の課題は、天板組付体への取付けが容易で、しかもがたつきを生じない 幕板の取付け構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために、本考案では、天板下面における袖箱、脚部 等の天板組付体の間に設けられる幕板が、次のような構造で天板組付体に連結さ れる。
【0006】 幕板及び天板組付体の一方に、連結突起部が設けられる。これは例えばデスク の上部と下部に対応して位置する。連結突起部は、先端側に頭部を、基端側にこ れより細い係合基部を有する。一方、幕板及び天板組付体の他方には、上記連結 突起部に対応して突起挿入部が孔又は溝形態で形成される。突起挿入部は、連結 突起部を入れ込む入口部と、この入口部から前記頭部より狭い幅で延びるガイド 部とを備える。このガイド部は、幕板の天板組付体に対する相対的なスライド移 動により、連結突起部の係合基部を進入させてその終端でその係合基部と当接す るものである。係合基部に近接する上記頭部は、幕板を天板組付体との間に挟み 付ける役割を果たす。
【0007】 さらに、上記連結突起部の少なくとも一つに近接して、ストッパ部が設けられ る。このストッパ部は天板組付体及び幕板の2部材のうち上記連結突起部が設け られた部材に位置し、幕板の前記スライド移動の終端近傍で、上記2部材のうち 突起挿入部が存在する部材に形成されたストッパ係合部と係合して幕板の移動を 阻止するものである。
【0008】 例えば、脚部、袖箱等の天板組付体に、その後方側の少なくとも上部及び下部 に連結突起部が設けられ、これに対応して幕板に突起挿入部が設けられる。この 場合、ストッパ部は天板組付体に設けられ、上記連結突起部と一体に形成するこ とができる。樹脂の一体成形品によれば、連結突起部とストッパ部と一体成形す ることが容易である。
【0009】 さらに、本考案では、幕板を上下反転させて組み付けることができる構造が採 用される。その場合、突起挿入部の入口部に関して上下対称的にガイド部が形成 される。さらにストッパ部を上記ガイド部の幅より狭い板状に形成し、連結突起 部の係合基部が一方のガイド部の終端(例えば上側のガイド部の上端)に当接し た状態で、ストッパ部の先端(例えば下方に延びた下端)を他方のガイド部の終 端(例えば下側のガイド部の下端)に嵌め込ませる構造を採用することができる 。
【0010】 また、幕板を上下反転状態で組付け可能にする構成では、幕板側の突起挿入部 又は連結突起部の全体的な位置関係を、上下方向の中点からオフセットして設定 することができる。その場合は、上下反転した幕板の組付状態で、そのオフセッ トした距離に基づく空間を、天板下面と幕板上辺との間に生じさせることができ る。
【0011】 また、連結突起部において頭部と係合基部との間にテーパ部を形成することが できる。このテーパ部は頭部から係合基部の側に向かって外径が小さくなるので 、幕板を天板組付体に引き寄せる役割を果たす。
【0012】
【作用及び効果】
本考案のデスクでは、脚部、袖箱等の天板組付体に対し天板が、連結突起部と 突起挿入部の係合により、ねじ締結を必要としないで組み付けられ、かつストッ パ部によって組付け後の移動が阻止される。したがって、天板の組付作業が簡単 であり、抜け等の心配もない。
【0013】 ここで、連結突起部とストッパ部とが一体に形成されて、例えば1個の樹脂成 形品とされた場合は、部品点数が少なく、かつその固定も容易である。
【0014】 幕板を上下反転して組付け可能な構造において幕板の組付箇所をオフセットす れば、反転状態で、そのオフセットに基づく適当な空間を天板と幕板の間に確保 することができ、ここを用いてOA機器のコード類を通したり、デスク下部から プリンタの用紙を供給したりすることが可能となる。
【0015】 また、突起挿入部において上下に対称的に形成した各ガイド部のうち、一方の ガイド部の終端に連結突起部の係合基部を当接させ、他のガイド部の終端をスト ッパ係合部に利用し、ここにストッパを係合させる構成とすれば、専用のストッ パ係合部を形成する必要がなく、構造が簡単になる。つまり、幕板を上下反転さ せて組み付ける場合は、反転前に連結突起部の係合基部と当接していたガイド部 終端が、反転後はストッパ部の先端と嵌まり合うストッパ係合部となるのである 。
【0016】 さらに、連結突起部において頭部と係合基部との間にテーパ部を形成すること により、相手方の突起挿入部におけるガイド部が係合基部に入らないで、このテ ーパ部にかかった状態になった場合、幕板を強制的に例えば引下げ操作すると、 このテーパ部のカム作用でガイド部の端部が係合基部側へ引き寄せられ、それら ガイド部と係合基部との係合を円滑する利点が生じる。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1はOAデスクDの分解斜視図を表している。このOAデスクDは天板1と 、これを左側で支持する脚部2と、右側下部に取付けられた袖箱3を有し、さら にデスクDの背面部には、脚部2と袖箱3に内側から連結されてデスクDの後方 空間を塞ぐ幕板4が装着されている。また、天板1の下面には脚部2及び袖箱3 の内面に近接して、2本の吊りレール5が装着されており、この吊りレール5に 引出6が前後方向に出入れ可能に支持されている。
【0018】 脚部2は、全体がスチール板の曲げ加工もしくは溶接によって形成した中空体 であり、その上部に天板1の側縁部に沿って延びる天板支持部2cを有し、下部 には床面と接する接地部2dを有している。また、接地部2dの後方寄りには、 垂直に立ち上がる脚柱部2eを有し、全体として後端が閉じたコの字状に形成さ れている。
【0019】 図2にその平面図を示すように、ほぼ平面状に形成した天板支持部2cの上面 2c′の後方に打抜き部7を形成し、この打抜き部7の内部に形成された舌状の 部分を上方に曲げ上げることにより、脚部側差込み係合部としての爪部8を形成 している。この爪部8は後方側から斜め上方に延びる、図3に示すような側面形 状を有している。
【0020】 一方、天板支持部2cの前方部には、内方側へはり出す突出部9を形成し、こ の突出部9と上面2c′にまたがるように、ねじガイド部10が形成されている 。このねじガイド部10は、前方側に設けられた円形状の逃がし孔10aと、後 方側に設けられた長円状のガイド孔10bが互いに連結され、全体として鍵穴の 形状に構成されている。
【0021】 一方、天板1の裏面には図4に示すように、横方向に延びる中空の前縁部補強 フレーム11と後縁部補強フレーム12をそれぞれ形成している。そしてこれら 縁部補強フレーム11及び12のさらに内側に、後部横補強フレーム13と前部 横補強フレーム14を設けている。このうち後部横補強フレーム13の側面部に 、脚部2の爪部8に対応して、天板側差込み係合部としての長方形状の爪挿入口 15(図3参照)が形成されている。一方、前部横補強フレーム14の下面14 aに、脚部2のねじガイド部10に対応して、天板側ねじ螺合部としてのねじ孔 14bが形成され、ここにねじ部材16が仮止めされるようになっている。
【0022】 図5に示すように、天板1を脚部2の上に配置し、ねじ部材16(ねじ頭部1 6a:図7参照)をねじガイド部10の逃がし孔10aに挿入し、天板1の下面 を脚部2の上面部2c′に当接させる。この状態で天板1を脚部2に対して相対 的に後方にずらすと、後方側では脚部2側の爪部8が天板1側の爪挿入口15に 進入するとともに、前方側ではねじ部材16がガイド孔10b内をスライドする 。そして、図3に示すように爪部8の基端部に爪挿入口15の下端縁を押し込ん で天板1を係止させ、その後図4に示すようにドライバSを用いてねじ部材16 を本締めすることにより、天板1は脚部2に対して固定される。このとき爪部8 がその基端部において爪挿入口15の下端縁を押し付けるので、天板1の上下方 向へのがたつきが防止される。
【0023】 図6はスライド完了後(本締め前)の天板1と脚部2の側面図を表し、また、 図7は図6のA−A断面を表している。ねじ部材16は、頭部16aとねじ脚部 16bを有するものであり、その頭部16aがガイド孔10bに下側から対向し 、ねじ脚部16bがそのガイド孔10bの終端に当接した状態で、ねじ部材16 が例えばウエルドナット17に締め込まれる。ウエルドナット17は天板1の前 部横補強フレーム14の裏側に溶接されている。また、脚部2の、上記ガイド孔 10bの終端近傍が、脚部側ねじ締結部として機能する。
【0024】 爪挿入口15は、本実施例のように天板1の補強フレームに設ける形態のほか に、板金や棒状部材を折り曲げて別部品として作製し、天板下面に固定してもよ い。また、爪部8を前方側から後方側へ延びる形態とし、天板1を脚部2上にセ ットしてから手前に引き寄せて係合することもできる。一方、爪部8を天板1側 に設け、爪挿入口15を脚部2側に設ける構成も可能である。さらに、ねじによ る締結部を後方に配置し、前方部を差込み係合部とすることもできる。
【0025】 次に、袖箱3の天板1に対する取付構造について説明する。図8にその平面図 を示すように、袖箱3の本体3a上部は開放しており、 その後方部には天板1 に袖箱3を固定するための後部板部材18を設けている。図9は後部板部材18 を拡大して示したものであり、図10はそのB−B断面図を表している。後部板 部材18の前方部及び後方部は、図10に示すように下方に曲げられ、部材の長 手方向の曲げ強度を付与するとともに、後方の折返し面は後方側の袖箱本体3a の内面に溶接されている。この後部板部材18には上面部前方側の左右に2ケ所 、その曲げられた前面部にかかるように、U字状の切込み部19が袖箱側差込み 係合部として形成されており、その両側縁部には図10に示すように、凹部19 aが形成されている。
【0026】 一方、図11に示すように、天板1の裏面の後縁部補強フレーム11には、左 右にそれぞれ2ケ所ずつ2組(すなわち計4ケ所)の、前記切込み部19に対応 する金具装着孔20が形成されている。左右に2組設けているのは、袖箱3を左 右のいずれ側にも取り付けることができるようにするためである。この金具装着 孔20は、挿入孔20aとこれに続く固定孔20bを備えたものである。
【0027】 この装着孔20に、図12に示す形状の差込み金具21が突起部として挿入さ れ、天板側差込み係合部を形成する。この差込み金具21は上部フランジ21a 、中間フランジ21b及び下部フランジ21cを含み、挿入孔20aに下方から 挿入された後、上部フランジ21aと中間フランジ部21bの間の溝部21dを 固定孔20bに押し込むようにスライドさせ、その固定孔20bから抜け出さず に固定状態を保つように、後縁部補強フレーム11の下面にセットされる。
【0028】 差込み金具21を装着した天板1を、差込み金具21が前記切込み部19の前 方に位置するように袖箱3の上にのせ、その状態で天板1を後方へ押し込むと、 切込み部19の縁部が差込み金具21の中間フランジ21b及び下部フランジ2 1c間の溝部21eに挿入され、図13に示すような状態で天板1の下面と袖箱 3の後方部が係合する。ここで切込み部19の両側縁部に設けられた凹部19a が、差込み金具21の下部フランジ21cを上方から押し付けるので、天板1の 上下方向へのがたつきが防止される。
【0029】 なお、U字状の切込み部19の開口部を後方側へ向けて形成することも可能で ある。この場合、天板1を脚部2上にセットしてから手前に引き寄せて係合する ことになる。また、切込み部19を天板側に形成し、金具21を脚部2側に配置 してもよい。この場合は、金具21は天板1側に設ける場合と上下を反転して袖 箱3の上面部に固定されることになる。
【0030】 袖箱3と天板1の差込み係合部は、脚部2と天板1のそれと同様の、爪部8と 爪挿入口15の組み合わせを用いることも可能である。逆に、本形態の差込み係 合部を、脚部2と天板1の差込み係合部としても利用することもできる。
【0031】 一方、図8に示すように、袖箱3の前方側には前部板部材22を設けている。 この板状部材22は図14に示すような外観を有しており、図15に示すように 前方部左右及び中央やや右寄りに、後述するクランプ部材の爪部を通すための袖 箱側孔部23が形成されている。図16に図15のC−C断面を示しているが、 その断面形状は、前端部に下方への折返し部22aと、中間部に部材の長手方向 に沿って延びる凹部22bが形成され、長手方向に対する曲げ強度を付与してい る。また、折返し部22aは袖箱本体3a(図8)の前方側内面部に溶接されて いる。
【0032】 これに対し図11に示すように、天板の裏面には、その前方部に前記袖箱側孔 部23に対応する天板側孔部24が形成されている。天板1は、その後方部を前 述した方法により袖箱3の後方部に押し込んだ状態において、この天板側貫通孔 24が袖箱側孔部23の直上に位置するように配置される。なお、天板側貫通孔 24は袖箱3を左右いずれの側にも取付けられるように、左右に2組設けられて いる。
【0033】 そして、この状態で、図17に示すクランプ部材25が袖箱3の前部板部材2 2の下方から装着される。クランプ部材25はその前端部左右及び中央やや右寄 りに3つのクランプ爪部26を有し、これらがクランプ作用部として機能する。 これらクランプ爪部26の形成間隔は、袖箱側孔部23及び天板側孔部24の形 成間隔と一致しており、図19に示すように、3つのクランプ爪部26はそれぞ れ対応する袖箱側孔部23及び天板側孔部24を下側から貫通した後、天板側孔 部24の開口近傍部に引っ掛けられる。
【0034】 この状態でクランプ部材25の後方端に上向きの荷重を付与すると、同部材2 5のクランプ爪部26より基端側の部分が、袖箱側孔部23より後方で板部材2 2の下面に当接し、この当接部(すなわち支点付与部)を支点として、てこの原 理によりクランプ爪部26に下向きの力が作用し、天板側孔部24の前方近傍部 (天板側被クランプ部)を、袖箱上面の前部板部材22の対応する位置(袖箱側 被クランプ部)に押し付け、これをクランプする。クランプ部材25は前部板部 材22の下面に当接するまで押し上げられるが、このとき板部材22に形成され た凹部22aと干渉しないように、その長手方向に沿ってクランプ部材25に凹 部25aが形成され、この凹部25aに板部材22の凹部22aが納まるように なっている。
【0035】 さらに、図17に示すように、クランプ部材25の後端部には回動式のロック 部材27が設けられている。このロック部材27は、板素材を二つ折りにした長 尺状のもので、その開いた側をクランプ部材25側へ向けるとともに、その一端 部がクランプ部材25の後方端にリベット28で取付けられ、これを回動支点と して前後に回動可能とされたものである。クランプ部材25を押し上げて、天板 1の下面と袖箱3の上面をクランプする際には、図19に示すようにロック部材 27を引き起こして、その長手方向をクランプ部材25の差込み方向にほぼ平行 にし、回動支点と反対側の端部をもって押し上げる。これにより、クランプの際 の支点付与部からの距離が増え、てこ比を大きくできるので、小さな力でクラン プ部材25を押し上げることができる。そして、クランプ部材25が袖箱3の前 部板部材22の下面に当たるまで押し上げられてクランプ状態となれば、ロック 部材27を手前に倒すように回転させ、その開いた側にクランプ部材25及び前 部板部材22の後端部を挟み込んで止めることにより、クランプ部材25のクラ ンプ状態が維持されることとなる。ここで、リベット28の頭部が板部材22と 干渉しないように、図14、15に示すように、板部材22の後端縁には、切欠 き部22cが形成されている。
【0036】 ロック部材27は、袖箱3の前部板部材22に設けることもできる。また、回 動式のロック部材27に代えて、例えばクランプ部材25に形成したフック部を 、袖箱上面もしくは天板下面に装着された係止ピン状のロック部材に引っ掛けて 、クランプ部材25を固定することも可能である。
【0037】 上記のようにして取付けられた脚部2と袖箱3の間の後方空間を覆うように、 幕板4が取付けられる(図1参照)。図5に示すように、脚部2の後方右側面に は、上部の連結突起部29及び下部の連結突起部30がねじ部材31(図22、 23参照)を用いて固定されている。また、図1に示すように、袖箱3の左側面 にも同様に、上部及び下部の連結突起部29、30が取付けられている。下部の 連結突起部30は、図20に示すねじ貫通孔30aを有するとともに、先端側に 大径の頭部30bを、基端側に小径の係合基部30cを、またそれらの中間に係 合基部30c側に向かって外径が小さくなるテーパ部30dを備えている。
【0038】 これに対し、図21に示すように、上部の連結突起部29は下部の連結突起部 29と同様のねじ貫通孔29a、頭部29b、係合基部29c及びテーパ部29 dを有するが、この連結突起部に、板状のストッパ部29fが下方に延びるよう に一体に合体されている。このストッパ部29fは係合基部29cの外径よりわ ずかに狭い幅で延び、かつその先端(下端)は円弧状に形成されている。このス トッパ一体形の連結突起部29、及び単体の連結突起部30はいずれも樹脂の一 体成形品を用いることができる。
【0039】 一方、図5に示すように、幕板4はスチール板の両側辺をデスク内方側へ折り 返して側面部4aを形成し、また上下辺に補助リブ4bを設けたものであって、 双方の側面部4aの上方及び下方にそれぞれ上部挿入孔32及び下部挿入孔33 が、突起挿入部として形成されている。これらの挿入孔32、33はいずれも、 図22、23に示すように、連結突起部29、30の頭部29b、30bをそれ ぞれ通過させ得る大きさの入口孔部32a、33aと、この上側及び下側に連結 してそれぞれ形成されたガイド孔部32b、33bとを含み、入口孔部32a、 33aに関してそれぞれ上下対称の形状を有している。ガイド孔部32b、33 bが上下に存在するのは、幕板4を上下反転させて取り付けることができるよう にするためである。図24に示すように、各挿入孔32及び33の入口孔部32 a、33aにおいて、脚部2の内面に固定された連結突起部29及び30を通過 させ、幕板4を下方へスライドさせることにより、幕板4はこれら連結突起部2 9及び30によって支持される。
【0040】 すなわち、図22に示すように、幕板4の上側のガイド孔部32bの上端が、 脚部2(又は袖箱3)の連結突起部29の係合基部29cに当接する。図23の ように下側においても同様にガイド孔部33bと係合基部30cが係合する。そ して、このとき、図22に示すように上側の連結突起部29では、ストッパ部2 9fの下側が下側のガイド孔部32bの下端部に嵌まり込み、幕板4の上方向の 動きが阻止され、上述の係合基部29c、30cが下方への動きを阻止するのと 合わせると、幕板4は上下方向で実質上移動不能に支持されることとなる。
【0041】 また、幕板4のこのような組付けの際、ガイド孔部32b、33bの下端が連 結突起部29、30のテーパ部29d、30dへかかった状態で幕板4に引下げ 力を加えると、そのテーパの作用で幕板4を係合基部29c、30c側に引き寄 せる効果がある。
【0042】 なお、ストッパ部29fは、上部の連結突起部29ではなく、下部の連結突起 部30に設けることも可能であり、上部及び下部の連結突起部29及び30の双 方に設けることも可能である。
【0043】 ストッパ部としてはこのほか、脚部2の側面に板金加工によって形成される凸 部等、各種形態のものが利用できる。また、連結突起部29及び30を脚部内側 面ではなく後面側に取付け、これに対応して幕板前面の左右縁部に挿入孔を設け る態様も可能である。
【0044】 ここで、上下対称の各挿入孔32、33により幕板4の上下を反転させても、 上記と同様の機構により幕板4の取付けが可能であるが、さらに図5に示すよう に、幕板4の上端から上部挿入孔32までの距離が、幕板4の下端から下部挿入 孔33までの距離よりも長くなるようにオフセットされている。いま、図5の状 態から幕板4の上下を反転させてデスクに取り付けたとすれば、天板1と幕板4 の間には上述のオフセットに基づく空間が形成される。したがって、この空間を 通じてOA機器のコード類等を取り回したり、コンピュータ印字用の連続紙等を 外へ出すことができる。
【0045】 なお、突起挿入部に関して図28のように、開放された形態の入口部(32a 等)と、これに続くガイド部(32b等)を形成することもできる。この場合、 平面視で図29に示すようなストッパ29fとすれば、幕板4の組付けがよりス ムーズになる。
【0046】 上記実施例では、天板1の左側下部に脚部2を、右側下部に袖箱3を設けてい るが、これらを左右逆に取付けることはもちろん可能であり、両側とも脚部ある いは両側とも袖箱とする構成も可能である。さらに、比較的長い天板の両側に脚 部を、それらの中間に上からの吊下げ形態又は接地形態で袖箱等を組み付けたデ スクであってもよい。
【0047】 また、天板1の下面に、図1に示した引出6を設けることも可能である。図2 5は、天板下面に取り付けられる引出用吊りレール5の一例を示したものであり 、レール本体34と、その前方上部の2本の差込み爪部35と、後方上部のレー ル側ストッパ挿入孔36と、ガイドローラ37とを含んでいる。差込み爪部35 は図11に示す天板側差込み孔38aに、図26のように差し込まれ、吊りレー ル5の前方側が固定される。一方、吊りレール5の後方側は、天板1の下面に設 けられた天板側ストッパ挿入孔38b(図11)にレール側ストッパ挿入孔36 (図25)が重ね合わされた状態で、図27に示すようなレールストッパ39を 嵌め込んで固定している。
【0048】 このレールストッパ39は例えばプラスチック等で構成され、下部が開いた山 形状のものであって、開放端側にグリップ部39aと段部39bが形成されてい る。吊りレール5のストッパ挿入孔36を天板側のそれと位置合わせした後、こ こにストッパ39を縮小方向の弾性変形を伴って指で押し込めば、ストッパ39 は弾性復帰してその段部39bで吊りレール5を天板1に固定する。なお、スト ッパ39のグリップ39aを摘んで縮めれば、それの抜取りが可能となる。
【0049】 なお、図11において、天板1の裏面に天板側差込み孔38a及び天板側スト ッパ挿入孔38bが複数組ないしは複数個形成されているのは、引出6を左右い ずれの側でも取付け可能にするためと、幅の異なる引出6の取付けを可能にする ためである。
【0050】 上記のように、天板1の下面に取付けられた2本の吊りレール5に、図1に示 す引出6が挿入される。吊りレール5に取付けられたガイドローラ37(図25 )は、引出6の側面部に設けられたガイド部を転動して引出6の出入れをスムー ズにする働きをなす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のデスクの一実施例を示す分解斜視図。
【図2】脚部上面側の平面図。
【図3】脚部と天板の差込み係合部を示す断面図。
【図4】脚部と天板の取付け形態を示す分解斜視図。
【図5】脚部、天板及び幕板の取付け形態を示す分解側
面図。
【図6】取付け状態にある脚部、天板及び幕板の側面
図。
【図7】図6のA−A断面図。
【図8】袖箱上面の平面図。
【図9】袖箱の後部板部材の平面図。
【図10】図9のB−B断面図。
【図11】天板の裏面を示す平面図。
【図12】袖箱の後方固定用の金具を示す部品図。
【図13】袖箱後部と天板の取付け形態を示す断面図。
【図14】袖箱の前部板部材を示す斜視図。
【図15】袖箱の前部板部材を示す平面図。
【図16】図15のC−C断面図。
【図17】クランプ部材の平面図。
【図18】図17の側面図。
【図19】クランプ部材を用いた袖箱と天板前方部の取
付け形態を示す断面図。
【図20】脚部又は袖箱側の下部連結突起部の部品図。
【図21】同じく上部連結突起部の部品図。
【図22】幕板上部の取付け形態を示す図。
【図23】幕板下部の取付け形態を示す図。
【図24】幕板と脚部の取付け形態を示す分解斜視図。
【図25】引出の吊りレールの部品図。
【図26】引出の吊りレールを天板へ取り付けた状態を
示す側面図。
【図27】吊りレールを固定するレールストッパの部品
図。
【図28】突起挿入部の変形例を示す説明図。
【図29】ストッパ部の変形例を示す説明図。
【符号の説明】
1 天板 2 脚部 3 袖箱 4 幕板 5 引出用吊りレール 6 引出 8 爪部(脚部側差込み係合部) 10 ねじガイド部 15 爪挿入口(天板側差込み係合部) 16 ねじ部材 19 切込み部(袖箱側差込み係合部) 21 差込み金具(天板側差込み係合部) 25 クランプ部材 26 クランプ爪部(クランプ作用部) 27 ロック部材 29、30 連結突起部 29b、30b 頭部 29c、30c 係合基部 29d、30d テーパ部 29f ストッパ部 32、33 幕板側挿入孔(突起挿入部) 32a、33a 入口孔部 32b、33b ガイド孔部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板と、その下部に所定の間隔をおいて
    設けられた脚部、袖箱等の複数の天板組付体と、それら
    天板組付体間に連結されてデスク後方空間を覆う幕板と
    を有するデスクであって、 それら天板組付体及び幕板の一方に、突起形態で設けら
    れ、先端側に頭部を、基端側にこれより細い係合基部を
    有する連結突起部と、 前記天板組付体及び幕板の他方に、前記連結突起部と対
    応する位置関係において孔又は溝形態で形成され、前記
    連結突起部を入れ込む入口部と、この入口部から前記頭
    部より狭い幅で形成され、前記幕板の前記天板組付体に
    対する相対的なスライド移動により、前記連結突起部の
    係合基部を進入させてその終端でその係合基部と当接す
    るガイド部とを含む突起挿入部と、 前記天板組付体及び幕板の2部材のうち前記連結突起部
    が存在する側の部材に、前記連結突起部の少なくとも一
    つに近接して設けられ、前記幕板のスライド移動の終端
    近傍で、前記2部材のうち前記突起挿入部が存在する側
    の部材に形成されたストッパ係合部と係合して幕板の移
    動を阻止するストッパ部と、 を含むことを特徴とするデスク。
  2. 【請求項2】 前記ストッパ部が前記連結突起部と一体
    に形成されて、その連結突起部から下方向に延び、その
    下端がストッパ係合部としての前記突起挿入部の下端縁
    と係合する請求項1記載のデスク。
  3. 【請求項3】 前記突起挿入部における前記ガイド部
    が、前記入口部に関して上下に対称的に形成されて、幕
    板の上下を反転させた組付けが可能な構造とされ、か
    つ、前記突起挿入部と一体に形成されたストッパ部は、
    前記突起挿入部のガイド部の幅より狭い板状の形態で延
    び、前記入口部に関して一方の側のガイド部の終端が前
    記連結突起部の係合基部に当接した状態で、前記入口部
    に関して他方の側のガイド部の終端に前記ストッパ部の
    先端が嵌まり込む構造である請求項2記載のデスク。
  4. 【請求項4】 幕板上端から上部の突起挿入部又は連結
    突起部までの距離が、幕板下端から下部の突起挿入部又
    は連結突起部までの距離よりも大きくされて、幕板の上
    下を反転させた組付けが可能な構造とされ、その反転さ
    せた組付状態では、幕板上辺と天板下面との間に、前記
    突起挿入部又は連結突起部における距離の差に基づく空
    間が生じる請求項3記載のデスク。
  5. 【請求項5】 前記連結突起部の頭部と係合基部との間
    に、その頭部から係合基部に向かって外径が小さくなる
    テーパ部が形成されている請求項1ないし4のいずれか
    に記載のデスク。
  6. 【請求項6】 前記脚部、袖箱等の天板組付体に前記連
    結突起部が、また前記幕板に前記突起挿入部がそれぞれ
    形成されている請求項1ないし5のいずれかに記載のデ
    スク。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08252128A (ja) * 1995-03-17 1996-10-01 Kyoei Kogyo Kk 組立て机における中央引出しのガイド装置
JP2006141485A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Kokuyo Furniture Co Ltd 部材取付構造
JP2013180069A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Kokuyo Furniture Co Ltd テーブル

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