JP5976147B2 - 荷電粒子線装置、荷電粒子線装置の調整方法、および試料の検査若しくは試料の観察方法。 - Google Patents
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Description
を備え、前記固定材は前記薄膜の下面より前記試料側に突出しないように配置されることを特徴とする荷電粒子線装置が提供される。
図1は、本発明の第一の実施形態として、荷電粒子線装置の全体構成図を示している。図1に示される装置は、荷電粒子源から放出される一次荷電粒子線を試料上に照射し、得られる荷電粒子線を検出する荷電粒子線装置の一例として、荷電粒子線を試料6上に走査して、得られる二次電子あるいは反射電子を検出して画像化する走査型顕微鏡である。
図2は、本発明の第二の実施形態として、荷電粒子線装置の一例としての走査型顕微鏡900(SEM装置ともいう)の全体構成図を示している。第一の実施形態と異なる点は、概ね第一の筐体7,第二の筐体8の形態と、SEM装置の外部空間とを分離するための閉塞部122,第二の空間12内のガスを放出するためのガスノズル100、ガスノズル100に接続されたガス配管に設けられ、ガスの放出を制御するためのガス制御バルブ101と、第二の空間12内のガスを放出するための排気口120と、試料6を保持及び位置駆動をするための試料ステージ5とを具備した装置を備える点であり、その他の構成は、第一の実施形態と同様であり、特に重複するパソコン35等の構成の図示は割愛してある。
次に、本発明の第三の実施形態として、試料が傾いた状態で顕微鏡観察をする形態に関して図9を用いて説明する。
次に、本発明の第四の実施形態として、第一の空間11が真空排気されていることを利用し、薄膜保持部10を保持する実施形態を、図10を用いて説明する。
本発明の第五の実施形態を、図12を用いて説明する。本実施形態が第一の実施形態等と異なる点は、図中横方向に電子光学鏡筒2と薄膜13のとの相対位置を移動することができる段差部22と、若しくは/乃至、図中紙面方向に薄膜13位置を移動することができる位置調整部が設けられるように構成されることであり、その他の点は同様である。
次に、本発明の第五の実施形態にて説明した位置調整部を備える形態の応用例として、本発明の第六の実施形態を、図13を用いて説明する。本実施形態では、第五の実施形態にて示した位置調整部を備える構成として、装置構成が図3,図7,図8,図9に示した構成にも適用可能である。図13は、薄膜保持部10の取り付け及び薄膜13の位置調整手順示すフローチャート図である。
次に、本発明の第四の実施形態にて図11を用いて説明した台28を利用する方法につき、本発明の第五の実施形態にて説明した位置調整部を備える形態の応用例として、本発明の第七の実施形態を、図14に示すフローチャート図を用いて説明する。
1 光学レンズ
2 電子光学鏡筒
3 検出器
4 真空排気ポンプ
5 試料ステージ
6 試料
7 第一の筐体
8 第二の筐体
10 薄膜保持部
11 第一の空間
12 第二の空間
13 薄膜
17 固定材
18 帯電除去用パス
19 第一の空間側の開口
20 第二の空間側の開口
22 段差部
23 光軸
70,71,72,73,74,75,76,77,78 ステップ
120 排気口
Claims (16)
- 荷電粒子源から放出される一次荷電粒子線を試料上に照射する荷電粒子照射部と、
前記荷電粒子照射部を支持し、内部を真空状態に維持可能に構成される第一の筐体と、
該第一の筐体に具備され前記試料を格納する第二の筐体であって、前記第一の筐体内部の真空状態を維持したまま当該第二の筐体の内部にまたは内部から前記試料の出し入れが可能な試料出入口部を有する第二の筐体と、
前記第一の筐体内を排気する排気装置と、
前記第一の筐体内で、前記照射により得られる荷電粒子線を検出する検出器と、
少なくとも前記第一の筐体若しくは前記第二の筐体のいずれかの一部か、若しくは別体として構成され、前記第一の筐体内と前記第二の筐体内との間の少なくとも一部を隔てる隔壁部と、
前記一次荷電粒子線及び前記荷電粒子線を透過あるいは通過させる薄膜と、
前記薄膜を保持する薄膜保持部と、
前記薄膜保持部を前記隔壁部に固定する固定材と、
を備え、
前記固定材は前記薄膜の下面より前記試料側に突出しないように配置されることを特徴とする荷電粒子線装置。 - 請求項1に記載の荷電粒子線装置において、
前記固定材は前記薄膜の下面より前記第一の筺体内部の空間側に備えられることを特徴とする荷電粒子線装置。 - 請求項1に記載の荷電粒子線装置において、
前記固定材と前記固定材直下にある前記試料との間の距離が、前記薄膜と前記試料との間の距離より大きくなるように前記固定材が構成されることを特徴とする荷電粒子線装置。 - 請求項1に記載の荷電粒子線装置において、
前記隔壁部は、少なくとも前記第一の筐体若しくは前記第二の筐体のいずれかの一部と電気的に連通していることを特徴とする荷電粒子線装置。 - 請求項1に記載の荷電粒子線装置において、
前記薄膜保持部は、前記荷電粒子照射部側の開口面積が前記試料側の開口面積よりも大きい開口部を有し、
前記開口部の内側側壁がテーパ状に形成されていることを特徴とする荷電粒子線装置。 - 請求項1に記載の荷電粒子線装置において、
前記薄膜保持部は、前記荷電粒子照射部側の開口面積が前記試料側の開口面積よりも大きい開口部を有し、
前記開口部の内側側壁に段差が形成されていることを特徴とする荷電粒子線装置。 - 請求項1に記載の荷電粒子線装置において、
前記薄膜保持部は、前記荷電粒子照射部側の開口面積が前記試料側の開口面積よりも大きい開口部を有し、
前記開口部の前記試料側を複数に区画する区画部が形成されていることを特徴とする荷電粒子線装置。 - 請求項4に記載の荷電粒子線装置において、
少なくとも前記第一の筐体若しくは前記第二の筐体のいずれかの一部と前記薄膜とは、電気的に連通していることを特徴とする荷電粒子線装置。 - 請求項1に記載の荷電粒子線装置において、
前記薄膜保持部の少なくとも表面の一部または全部が導電性または半導電性の部材で構成されていることを特徴とする荷電粒子線装置。 - 請求項1に記載の荷電粒子線装置において、
前記隔壁部に設けられ前記隔壁部に対して前記薄膜保持部を支持する薄膜保持部支持体を備え、前記薄膜保持部と前記薄膜保持部支持体との接触部とが密着していることを特徴とする荷電粒子線装置。 - 請求項1に記載の荷電粒子線装置において、
前記薄膜保持部の外周端は少なくとも一つ以上の段差部を備え、該段差部を利用し前記薄膜保持部が固定されることを特徴とする荷電粒子線装置。 - 請求項1に記載の荷電粒子線装置において、
前記薄膜を前記第二の筐体に向けて移動させる移動機構を備えることを特徴とする荷電粒子線装置。 - 請求項12に記載の荷電粒子線装置において、
前記移動機構が前記試料を載せる試料ステージであることを特徴とする荷電粒子線装置。 - 請求項1に記載の荷電粒子線装置において、
前記薄膜の位置を調整する位置調整機構を備えることを特徴とする荷電粒子線装置。 - 請求項14に記載の荷電粒子線装置において、
前記位置調整機構が前記第二の筐体の試料出入口を閉塞する閉塞部に具備されていることを特徴とする荷電粒子線装置。 - 請求項1に記載の荷電粒子線装置において、
前記試料を載せるため上面が前記一次荷電粒子線の光軸に対して傾斜するように構成された試料台と、該試料台の試料載置面と前記薄膜の該試料載置面側の面が平行となるように前記隔壁部には傾斜部が備えられることを特徴とする荷電粒子線装置。
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