JP5975394B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents

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本願発明は、毛髪化粧料(特に、ヘアトリートメント等)に関する。
毛髪は、化学的要因(パーマ、ブリーチ、ヘアカラー等の毛髪処理)や物理的要因(コームによる磨耗、熱・紫外線暴露)によって、損傷を受けることがある。その結果、毛髪に、纏まり、しっとり感、柔らかさ等が失われることがある。
そこで、従来、損傷毛を修復し、コンディショニング効果を付与する目的で、種々のヘアトリートメント(特許文献1等)が開発されている。
しかし、従来のヘアトリートメントは、毛髪に塗布したときの伸び、馴染みが十分、満足できるものではなかった。また、コンディショニング効果(特に、毛髪の纏まり、しっとり感、柔らかさ等の付与効果)も十分、満足できるものではなかった。
特開2011−246488号公報
上記事情に鑑み、本願発明は、毛髪に塗布したときの伸び、馴染みに優れ、且つコンディショニング効果(特に、毛髪の纏まり、しっとり感、柔らかさ等の付与効果)にも優れたヘアトリートメント、を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願発明者が鋭意、検討した結果、下記本願発明を成すに到った。
即ち、本願発明は、下記式(化−1)にて表される化合物0.5〜5.0重量%、下記エステル交換油脂と上昇融点が10℃以下である植物性油脂とを少なくとも含有する油脂組成物0.2〜3.0重量%、ラウロイルアルギニン0.01〜0.2重量%、及び水を含有する毛髪化粧料、を提供する。
Figure 0005975394
[式(化−1)中、RはC12〜22アルキル基、R〜Rは独立にC1〜4アルキル基、XはCl、Br、CHSO 、又はCSO 、並びにnは1〜5の整数、をそれぞれ表す。]
植物性油脂と水添植物性油脂とのエステル交換反応により調製される油脂であって、構成脂肪酸中、C18脂肪酸を70〜90重量%及び飽和脂肪酸を40〜60重量%含有し、且つ上昇融点が40〜50℃であるエステル交換油脂
本願発明により、毛髪に塗布したときの伸び、馴染みに優れ、且つコンディショニング効果(特に、毛髪の纏まり、しっとり感、柔らかさ等の付与効果)にも優れたヘアトリートメント、を提供することができる。
以下、本願発明を、最良の態様に基づき、詳述する。
本願発明に係る毛髪化粧料には、下記式(化−1)にて表される化合物が配合される。
Figure 0005975394
式(化−1)において、RはC12〜22アルキル基、R〜Rは独立にC1〜4アルキル基、XはCl、Br、CHSO 、又はCSO 、並びにnは1〜5の整数、をそれぞれ表す。
そのような化合物(化−1)としては、具体的にはステアリルPGトリモニウムクロリド、ベヘニルPGトリモニウムクロリド等が挙げられる。
本願発明に係る毛髪化粧料には、エステル交換油脂と上昇融点が10℃以下である植物性油脂(「植物性油脂A」とも言う。)とを少なくとも含有する油脂組成物が配合される。
油脂組成物において、エステル交換油脂は、植物性油脂(「植物性油脂B」とも言う。)と水添植物性油脂とのエステル交換反応により調製される。
植物性油脂Bとしては、例えば構成脂肪酸中、C18脂肪酸を70〜90重量%含有し、植物性油脂B中、トランス脂肪酸含有率3重量%以下のものが好ましい。具体的には、コメ油、コメヌカ油、サフラワー油、トウモロコシ油、大豆油、胡麻油、菜種油、オリーブ油、落花生油等の1種以上が挙げられ、コメ油又はコメヌカ油が好ましい。
水添植物性油脂は、例えば植物性油脂Bを水添したものであり、水添植物性油脂中、トランス脂肪酸含有率1重量%以下のものが好ましい。具体的には、水添コメ油、水添コメヌカ油、水添サフラワー油、水添トウモロコシ油、水添大豆油、水添胡麻油、水添菜種油、水添オリーブ油、水添落花生油等の1種以上が挙げられ、水添コメ油又は水添コメヌカ油が好ましい。
水添は、例えば、圧力1〜20kg/cm、100〜250℃にて、触媒(Ni等)存在下、水素を吹き込みながら、不飽和脂肪酸が殆ど無くなる迄[具体的には、ヨウ素価が5以下(特に、3以下)になる迄]行うのが好ましい。
エステル交換反応は、以下のようにして行うことができる。即ち、先ず、植物性油脂Bと水添植物性油脂とを、混合する。植物性油脂Bと水添植物性油脂との混合重量比(植物性油脂B:水添植物性油脂)は、80:20〜50:50(特に75:25〜55:45)が好ましい。次いで、65〜85℃にて、金属触媒(Naメチラート等)又は酵素触媒(リパーゼ等)の触媒存在下、常法に従い、非位置選択性ランダムエステル交換反応を行う。その後、必要に応じ、活性白土等にて脱色、更に脱臭を行う。
上記のようにして調製されるエステル交換油脂は、構成脂肪酸中、C18脂肪酸を70〜90重量%及び飽和脂肪酸を40〜60重量%含有するが、通常C12以下の飽和脂肪酸は実質的に含まれない。更に、エステル交換油脂は、上昇融点40〜50(典型的には、42〜50)℃である。
油脂組成物において、植物性油脂Aとしては、前記植物性油脂Bとして例示したものが挙げられ、コメ油が好ましい。
油脂組成物の組成において、エステル交換油脂と植物性油脂Aとの含有重量比(エステル交換油脂:植物性油脂A)は、1:1〜1:1.5が好ましい。油脂組成物は通常、トランス酸含有率が3重量%以下である。そのような油脂組成物は、「CM−コメOE1」(ボーソー油脂社製)として市販されている。
本願発明に係る毛髪化粧料には、更にラウロイルアルギニン、及び水が配合される。
本願発明に係る毛髪化粧料には、その他、添加剤として、低級・高級アルコール類、多価アルコール類(DPG、BG等)、炭化水素類、シリコーン類、油脂類、ロウ類、エステル類、エーテル類、非イオン・カチオン・アニオン・両性界面活性剤、アミン類、エモリエント剤(ジナタネ種子油脂肪酸エチルヒドロキシプロピルメトサルフェート、PPG−3カプリリルエーテル)等を配合してよい。
本願発明に係る毛髪化粧料の配合組成において、化合物(化−1)は0.5〜5.0(好ましくは1.0〜3.0)重量%、油脂組成物は0.2〜3.0(好ましくは0.5〜1.5)重量%、ラウロイルアルギニンは0.01〜0.2(好ましくは0.03〜0.10)重量%、含有される。
化合物(化−1)が多過ぎると、仕上がり時の毛髪の纏まり及び柔らかさが低下することがある。油脂組成物が多過ぎると、毛髪化粧料の毛髪への伸び及び馴染み、並びに仕上がり時の毛髪の纏まり及び柔らかさ、が低下することがある。ラウロイルアルギニンが多過ぎると、仕上がり時の毛髪のしっとり感及び柔らかさが低下することがある。
本願発明に係る毛髪化粧料の種類としては、例えばヘアトリートメント、コンディショニング等が挙げられる。
以下、本願発明を、実施例にて具体的に説明する。
<ヘアトリートメントの調製>
表1に示す配合組成に従って、各配合成分を均一に混合して、ヘアトリートメントを調製した(各実施例1〜3及び比較例1〜3)。
<ヘアトリートメントの効能・効果評価試験>
先ず、健康毛束(3g、長さ30cm)に、ブリーチI剤(過硫酸塩系パウダーブリーチ)3gとII剤(6%過酸化水素水)9gとの混合物を塗布した後、10分間、室温にて放置し、次いでお湯で濯ぎ、乾燥させた。その後、以上のブリーチ処理操作を再度、繰り返し、最後にシャンプー処理した。こうして、試験用損傷毛束(3g、長さ30cm)を作製した。
ヘアトリートメント(1g)を試験用損傷毛束全体にコーミングにて塗布した。このとき、ヘアトリートメントの試験用損傷毛束への伸び、馴染み具合について、下記評価基準に従って官能評価した。
次いで、この毛束をお湯で洗い、タオルドライ、そしてヘアドライヤーにて乾燥した。このようにして仕上がった毛髪(毛束)の纏まり、しっとり感、及び柔らかさについて、下記評価基準に従って官能評価した。
評価基準:「非常に優れる」は「◎」、「優れる」は「○」、「普通」は「△」、「劣る 」は「×」。
Figure 0005975394
1):式(化−1)中、RはC18アルキル基、R〜Rは何れもCH基、nは1。
2):式(化−1)中、RはC22アルキル基、R〜Rは何れもCH基、nは1。
3):「CM−コメOE1」、ボーソー油脂社製。

Claims (1)

  1. 下記式(化−1)にて表される化合物0.5〜5.0重量%、下記エステル交換油脂と上昇融点が10℃以下である植物性油脂とを少なくとも含有する油脂組成物0.2〜3.0重量%、ラウロイルアルギニン0.01〜0.2重量%、及び水を含有する毛髪化粧料。
    Figure 0005975394
    [式(化−1)中、RはC12〜22アルキル基、R〜Rは独立にC1〜4アルキル基、XはCl、Br、CHSO 、又はCSO 、並びにnは1〜5の整数、をそれぞれ表す。]
    植物性油脂と水添植物性油脂とのエステル交換反応により調製される油脂であって、構成脂肪酸中、C18脂肪酸を70〜90重量%及び飽和脂肪酸を40〜60重量%含有し、且つ上昇融点が40〜50℃であるエステル交換油脂
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