JP5975021B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機の室内機についてファン構造体の取付け構造に関する。
クロスフローファンとモータユニットとが互いに取り付けられて一つ構造物として構成されたファン構造体を有する空気調和機の室内機が知られている。ファン構造体は底フレームの所定のところに配置される(特許文献1参照)。
ところで、室内機の多種多様化に対して製造ラインの効率化を図るため、底フレームの共通化が図られている。具体的には、底フレームは、多種多様なファン構造体の取り付けが可能に構成されている。
ファン構造体においては、室内機の仕様によっては共通のクロスフローファンに対し異なる構造のモータユニットが用いられている。これらモータユニットは、モータ仕様に対応してモータユニットそれぞれは軸方向幅が異なる。このように、ファン構造体に用いられるモータユニットの構造が異なるため、底フレームは、モータユニットを配置する部分が軸方向幅の最も大きいモータユニットに合うように構成されている。
特開2008−88831号公報
しかし、このような構造の場合、取り付け可能なファン構造体のうちで軸方向幅が比較的小さいモータユニットについて、そのファン構造体の取り付けが円滑に行えないといった問題がある。具体的には次のとおりである。
図11に、底フレームに対するファン構造体の配置を示す。
ファン構造体110の取付け作業では、まず、ファン構造体110の一方の端部にある回転軸を底フレーム100の軸受部に挿入して片持ち状態にする。次いで、このファン構造体110のモータユニット120を所定箇所に配置する。
軸方向幅が比較的小さいモータユニット120を有するファン構造体110の場合、図11に示すように、モータユニット120の側方に大きい余剰空間Sが生じる。このため、ファン構造体110が軸方向(矢印方向)に移動しやすくなり、作業者が注意してファン構造体110を軸受部側にファン構造体110を押し続けなければ、ファン構造体110の回転軸(モータユニット120とは反対側の回転軸)が軸受部から外れるといったことが生じる。ファン構造体110の回転軸が軸受部から外れると、再度ファン構造体110の取付け作業を始めから行わなければならず、手間となる。このようなことからファン構造体110の取付け作業が容易な室内機が要求されている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ファン構造体の取付け作業が容易な空気調和機の室内機を提供することにある。
課題を解決する空気調和機の室内機は、モータユニットが取り付けられたファン構造体と、このファン構造体を支持する底フレームとを備え、前記底フレームは、前記ファン構造体の一方の端部から突出する回転軸を受ける軸受部と、前記ファン構造体の他方の端部にある前記モータユニットを配置するモータユニット配置部とを有し、前記モータユニット配置部は、軸方向幅の長さが異なる複数種のモータユニットが収容可能な大きさに構成され、前記モータユニットは、軸方向幅が前記モータユニット配置部の横幅よりも小さいものであり、前記モータユニットには、軸方向に延びて、前記モータユニット配置部に前記モータユニットを配置したときに生じる余剰空間に対応する長さに設定された凸部が設けられている。
ファン構造体を底フレームに取付ける作業では、まず、ファン構造体の一方の端部にある回転軸を底フレームの軸受部に挿入して片持ち状態にし、次いで、このファン構造体のモータユニットを所定箇所に配置する。この作業において、ファン構造体が軸方向に移動すると、回転軸が軸受部から外れる。これに対して、上記構成によれば、ファン構造体が軸方向に移動すると、凸部がモータユニット配置部の側端部に接触し、ファン構造体の軸方向への移動が規制される。このため、ファン構造体の回転軸が軸受部から外れることが抑制される。よって、この室内機は、従来に比べてファン構造体の取付け作業が容易になる。
上記構成の室内機において、前記凸部は、前記ファン構造体が前記底フレームに取り付けられた状態で前記モータユニット配置部を構成する底面に接触するように、前記モータユニットに設けられていることが好ましい。
この構成では、モータユニット配置部にモータユニットを配置すると、モータユニット配置部の底面に当接するように凸部が配置される。すなわち、モータユニット配置部にモータユニットを配置したことにより生じる余剰空間に凸部が浮いた状態で存在しない。これにより余剰空間において有効活用することのできない空間を生じさせることなく、この余剰空間全体を有効に活用することができる。
上記構成の室内機において、前記凸部は、前記モータユニットのモータケースに設けられることが好ましい。
この構成は、モータケースに凸部を設けるものであり、その構成が簡単であるため、製造上において容易に凸部を設けることができる。
上記構成の室内機において、前記モータケースは、円環形状のケース本体と、このケース本体に嵌められる蓋体とを有し、前記ケース本体と一体に、または前記蓋体と一体に前記凸部が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、凸部を別部材としてモータケースに設けるものではなく、凸部とケース本体または蓋体とは一体に設けられるものであるため、部品点数が増大することがない。このため、凸部を別部材とする構造に比べてモータユニットの製造が簡単である。
上記構成の室内機において、前記凸部は、前記モータケースの蓋体の取手として設けられる構成としてもよい。
この構成では、凸部が蓋体の取手としても機能する。このため、蓋体から突出する部分を少なくすることができる。これにより、余剰空間の有効利用が図れる。
上記空気調和機の室内機によれば、底フレームにファン構造体を容易に取り付けることができる。
室内機の正面図。 室内機の側面図。 図1のA−A線に沿う断面図。 室内機の内部構造を示す斜視図。 ファン構造体の配置構造を示す正面図。 モータユニットの構造を示す模式断面図。 モータケースのケース本体について、図7(A)はその平面図、図7(B)はその側面図、図7(C)はその正面図。 モータケースの蓋体について、図8(A)はその平面図、図8(B)はその側面図、図8(C)はその正面図。 底フレームのモータユニット配置部を示す拡大図。 図10(A)は、従来の室内機について、取付け時におけるファン構造体の移動を示す模式図、図10(B)は、実施形態に係る室内機について、取付け時におけるファン構造体の配置を示す模式図。 従来の室内機において、底フレームとファン構造体との配置関係を示す斜視図。
<室内機の構成>
図1〜図5を参照して、空気調和機の室内機1の一例を説明する。
図1は、室内機1の正面図を示す。図2は、室内機1の側面図である。図3は、図1のA−A線に沿う断面図である。図4は、室内機1の内部構造を示す斜視図である。図5は、ファン構造体の配置構造を示す正面図である。
これ以降、室内機1において図1に示される面(前面パネル40側の面)を室内機1の正面として説明する。また、室内機1において前面パネル40を前側とし、その反対側を後側とする。さらに、室内機1を正面視して左手側を室内機1の「左側」とし、右手側を室内機1の「右側」というものとする。
図1に示すように、室内機1は、正面視で横長の矩形を呈する。
また、図2に示すように、室内機1は、裏面側が略平坦であり、上面が前方に向けて緩やかに下降し、前面から下面にかけて湾曲した外形構造を有する。この室内機1は壁掛け型であり、裏面が壁に面するようにして室内機1が壁に取り付けられる。
室内機1は、熱交換器3と、クロスフローファン4と、モータユニット5(図5参照)と、制御ユニット6(図4参照)と、これら機器を収容する室内機ケーシング2とを備える。
図3に示すように、熱交換器3は、クロスフローファン4の後側から前側にわたるように構成される。具体的には、熱交換器3は、後方に配置される第1熱交換器31と、前方に配置される第2熱交換器32とにより構成される。第1熱交換器31と第2熱交換器32とは上端部で互いに接続され、下端部が互いに離れるように構成されている。
クロスフローファン4は、熱交換器3の風下に配置される。
制御ユニット6は、図4に示すように、室内機1の側方に配置される。制御ユニット6は、空気調和機の運転制御に係るものであって、例えば、モータユニット5や風向調節羽根8等を制御する。
室内機ケーシング2は、クロスフローファン4、モータユニット5、及び制御ユニット6を支持する底フレーム10と、底フレーム10に取り付けられるケーシング20と、ケーシング20に開閉可能に取り付けられる前面パネル40とを備える。
図3及び図5を参照して、底フレーム10の構造を説明する。
図3に示すように、底フレーム10は、クロスフローファン4を収容するファン収容部11と、ファン収容部11よりも後方に設けられた第1ドレンパン12と、ファン収容部11よりも前方に設けられた第2ドレンパン13とを有する。
ファン収容部11の下方には空気吹出口14が設けられている。この空気吹出口14には風向調節羽根8が取り付けられる。第1ドレンパン12は、第1熱交換器31の下側の端部に対応して設けられる。第2ドレンパン13は、第2熱交換器32の下側の端部に対応して設けられる。
図5に示すように、底フレーム10は、更に、モータユニット5が配置される部分(以下、「モータユニット配置部15」という。)と、制御ユニット6が配置される部分(以下、「制御ユニット配置部16」という。)と、クロスフローファン4の回転軸4aを支持する軸受部17を有する。
モータユニット配置部15は、クロスフローファン4が収容される部分であるファン収容部11の側方に配置される。制御ユニット配置部16は、モータユニット配置部15よりも外側に配置される。軸受部17は、ファン収容部11に対してモータユニット配置部15とは反対側に設けられている。
底フレーム10は、クロスフローファン4にモータユニット5が取り付けられて一体構造となったファン構造体7が取り付けられる構造を有し、かつ構造が類似する各種のファン構造体7の取り付けが可能である構成を有する。以下、この点について説明する。
室内機1に要求される仕様の多様化に伴い、モータユニット5の仕様が細分化している。このような状況に対応するため、外形及び構造が類似する一連の室内機1において、機種毎にモータユニット5の仕様が異ならせている。なお、クロスフローファン4を共通部品とされる。クロスフローファン4を共通化するのは、製造上の効率化を図るためである。
クロスフローファン4を共通部品として有するファン構造体7それぞれは、底フレーム10への取付けの効率化の観点から、互いに類似する外形構造を有する。具体的には、シリーズに係るファン構造体7のモータユニット5それぞれは、軸方向に垂直な断面構造が類似するように構成されている。
モータユニット5に対する仕様要求に対しては内部構造を変更することで、その仕様の多様性に対応する。モータユニット5の直径には上記理由により制約があるため、モータ構造に対応してモータユニット5の軸方向幅WUを異ならせている。
このように、シリーズに係るファン構造体7は、クロスフローファン4を共通部品とし、モータユニット5の軸方向幅WUの寸法が異なる。
一方、シリーズに係るファン構造体7を取り付け可能とする底フレーム10は、構造の異なる各種のファン構造体7についてその配置が可能であるように、モータユニット配置部15の軸方向幅WUが最も大きいモータユニット5に適合するように構成されている。
次に、図5を参照して、ファン構造体7の一例を示す。
ファン構造体7は、クロスフローファン4と、このクロスフローファン4の端面に取り付けられるモータユニット5とを備える。モータユニット5はクロスフローファン4を回転させる。モータユニット5は、底フレーム10のモータユニット配置部15に配置されて、ねじ等で底フレーム10に固定される。
図6に、モータユニット5の模式断面図を示す。
モータユニット5はいわゆるアウターロータ型モータである。モータユニット5は、ロータコア51と、ステータコア52と、モータケース54とを備える。
ロータコア51は、クロスフローファン4の端面の外側で周方向に沿って配列される。
ステータコア52は、モータケース54に固定されるものであり、またロータコア51の内側に配置される。ステータコア52は、クロスフローファン4の回転軸4bが挿入される軸受部53を有する。
図7及び図8を参照して、モータケース54について説明する。
図7(A)はケース本体55の平面図(図7(B)の矢印X1から見た図。)であり、図7(B)はケース本体55の側面図であり、図7(C)はケース本体55の正面図(図7(B)の矢印X2から見た図。)である。なお、図7(C)に示すケース本体55の正面は、室内機1の正面に現れる。
図8(A)は蓋体60の平面図(図8(B)の矢印Y1から見た図。)であり、図8(B)は蓋体60の側面図であり、図8(C)は蓋体60の正面図(図8(B)の矢印Y2から見た図。)である。なお、図8(C)に示す蓋体60の正面は、室内機1の正面に現れる。
モータケース54は、ケース本体55と、蓋体60とを備える。
ケース本体55は、骨格をなす円環部56と、モータユニット配置部15のねじ孔15cにねじで締結されるねじ締結部57と、底フレーム10に対してモータユニット5を位置決めする位置決め部58と、モータユニット配置部15に設けられた係合部15bと係合する係合爪59とを有する。
ねじ締結部57は、円環部56の端面から軸方向Cに延びる延長部57aと、この延長部57aから径方向外側に延びてねじ孔57bが設けられているねじ孔部57cとを有する。
位置決め部58は、円環部56の外周面から径方向に突出する突出板58aと、この突出板58aを貫通する貫通孔58bとを有する。モータユニット配置部15に設けられた係合突起15dがこの貫通孔58bに挿通することで、底フレーム10に対してモータユニット5が位置決される。
係合爪59は、円環部56の外周面から突出するように設けられている。また、図7に示す例では、2つの係合爪59が設けられ、これら係合爪59は軸方向Cに沿って並べられている。
更に、ケース本体55には、円環部56の外周部からモータケース54の軸方向Cに沿って突出する凸部56aが設けられている。凸部56aは、径方向において厚さdが円環部56の厚さDよりも小さい。
凸部56aの軸方向の長さLは、ファン構造体7を底フレーム10に配置する際にモータユニット配置部15の側端部15eに接触可能な寸法に設定されている。具体的には、凸部56aの軸方向の長さL(図10(B)参照)は、ファン構造体7を底フレーム10に配置したときに外側に生じる余剰空間Sの横幅WS(モータユニット5の制御ユニット6側の端面の位置から側端部15eまでの距離)に対応する長さに設定される。更には、凸部56aの軸方向の長さLが余剰空間Sの横幅WSよりも若干短く、かつ凸部56aの軸方向の長さLと余剰空間Sの横幅WSとの差が、クロスフローファン4の回転軸4aのうちで軸受部17に挿入する部分の長さよりも小さいことがより好ましい。
また、凸部56aは、ファン構造体7が底フレーム10に取り付けられた状態のとき、モータユニット配置部15を構成する底面15aに接触するように設けられている。なお、凸部56aは、その強度向上のため円環部56と一体に形成されることが好ましい。
図8に示すように、蓋体60は略円形であり、ケース本体55の一方の開口部55aを塞ぐ。蓋体60は、板状の蓋本体61と、蓋本体61の外周に設けられて軸方向に突出しモータ配線を覆う配線カバー部61aと、ケース本体55から蓋体60を取り外すときに用いられる取手61bが設けられている。
次に、図9を参照して、モータユニット配置部15の構造について説明する。図9は、底フレーム10におけるモータユニット配置部15の拡大図である。
モータユニット配置部15は、上記したように、各種のモータユニット5の取り付けが可能であるように構成されている。モータユニット配置部15の軸方向に垂直な断面構造は、対応シリーズの複数種のモータユニット5が嵌合する円弧に構成されている。
モータユニット配置部15の横幅WM(左右方向の幅)は、対応シリーズのモータユニット5のうちで最も軸方向幅WUが大きいものに対応する寸法に設定されている。
また、モータユニット配置部15には、各種のモータユニット5の固定が可能なように、複数種の締結構造及び係合構造が設けられている。
具体的には、モータユニット配置部15には、モータケース54に設けられた係合爪59と係合する係合部15bが設けられている。係合部15bは、係合爪59が係合する凹部として構成される。係合部15bは、係合爪59それぞれに対応して設けられる。本実施形態では、モータケース54に2つの係合爪59が設けられているため、これらの係合爪59に対応して2つの係合部15bがモータユニット配置部15に設けられている。
モータユニット配置部15の下辺には、各種モータユニット5の固定が可能なように3種類のねじ孔15cが設けられている。モータケース54に設けられたねじ締結部57を挿通するねじをこのねじ孔15cにねじ入れることにより、モータユニット配置部15に対してモータユニット5が固定される。なお、本実施形態に係るモータユニット5では、3種類のねじ孔15cのうちの中央のねじ孔15cがねじ締結のために用いられる(図5参照)。
また、モータユニット配置部15の下辺には、モータケース54に設けられた位置決め部58の貫通孔58bに挿通する係合突起15dが設けられている。モータユニット5をモータユニット配置部15に配置するときに、モータケース54の位置決め部58の貫通孔58bに係合突起15dを挿通することにより、モータユニット5が所定位置に位置決めされる。
モータユニット配置部15の外側縁には、底面15aから突出する側端部15eが設けられている。側端部15eは、対応シリーズのモータユニット5のうちで軸方向幅WUが最も大きいものの配置位置(側面の位置)よりも外側にある。側端部15eには、図9に示されるようにねじ孔が設けられる場合もある。
<ファン構造体の取り付け方法>
次に、ファン構造体7の取り付け方法について説明する。
まず、クロスフローファン4にモータユニット5を取り付けてファン構造体7を構成する。次いで、このファン構造体7を底フレーム10に取り付ける。
ファン構造体7を底フレーム10に取り付ける際、まず、クロスフローファン4の左側の端面から突出する回転軸4aを、底フレーム10の軸受部17(図5参照)に挿入し、ファン構造体7を片持ち状態にする。次いで、ファン構造体7のモータケース54をモータユニット配置部15に配置する。このとき、モータケース54に設けられた係合爪59をモータユニット配置部15に設けられた係合部15bに係合し、モータケース54に設けられた位置決め部58をモータユニット配置部15に設けられた係合突起15dに係合する。すると、モータユニット配置部15に対してモータユニット5が位置決めされ、モータケース54に設けられたねじ締結部57がモータユニット配置部15に設けられたねじ孔15cに合致する。そして、ねじ締結部57を介してねじ孔15cにねじをねじ入れる。これにより、モータユニット5が底フレーム10に固定される。
図10を参照し、従来の室内機1と比較して、上記実施形態に係る室内機1の作用を説明する。
図10(A)に、従来の室内機1について、クロスフローファン4の回転軸4aが軸受部17から外れたときのファン構造体7の配置を示す。図10(B)に、実施形態に係る室内機1についてファン構造体7の取付け作業時のファン構造体7の配置を示す。
従来の室内機1において、モータユニット配置部15の横幅WMよりも軸方向幅WUが小さいモータユニット5を有するファン構造体7を上記方法により底フレーム10に取り付けるとき、モータユニット5とモータユニット配置部15との寸法が合致しないことから、次のような問題が生じる。ファン構造体7の取り付けの際、ファン構造体7の回転軸4aを軸受部17に挿入して片持ち状態にする。このとき、モータユニット5の軸方向幅WUがモータユニット配置部15の横幅WMよりも小さいため、モータユニット5の側方には余剰空間Sが生じる。このため、作業者が注意してファン構造体7を軸受部17側にファン構造体7を押し続けなければ、図10(A)に示すようにファン構造体7が制御ユニット配置部16側に移動して、ファン構造体7の回転軸4aが軸受部17から外れる。ファン構造体7の回転軸4aが軸受部17から外れると、再度ファン構造体7の取付け作業を始めから行わなければならず、手間となる。
これに対して、実施形態に係る室内機1では、ファン構造体7のモータユニット5に凸部56aが設けられているため、図10(B)に示されるように、ファン構造体7が軸方向に移動したとしても、凸部56aがモータユニット配置部15の側端部15eに接触し、ファン構造体7の軸方向への移動が規制される。このため、ファン構造体7の回転軸4aが軸受部17から外れることが抑制される。
以下、本実施形態に係る室内機1の効果を説明する。
(1)室内機1のモータユニット5は、その軸方向幅WUがモータユニット配置部15の横幅WMよりも小さいものである。このモータユニット5には、軸方向に延びて、モータユニット配置部15にモータユニット5を配置したときに生じる余剰空間Sに対応する長さに設定された凸部56aが設けられている。
ファン構造体7を底フレーム10に取付ける作業では、まず、ファン構造体7の一方の端部にある回転軸4aを底フレーム10の軸受部17に挿入して片持ち状態にし、次いで、このファン構造体7のモータユニット5を所定箇所に配置する。この作業において、ファン構造体7が軸方向に移動すると、回転軸4aが軸受部17から外れる。これに対して、上記構成によれば、ファン構造体7が軸方向に移動すると、凸部56aがモータユニット配置部15の側端部15eに接触し、ファン構造体7の軸方向への移動が規制される。このため、ファン構造体7の回転軸4aが軸受部17から外れることが抑制される。よって、この室内機1は、従来に比べてファン構造体7の取付け作業が容易になる。
また、好ましくは、凸部56aの軸方向の長さLが余剰空間Sの横幅WSよりも若干短く、かつ凸部56aの軸方向の長さLと余剰空間Sの横幅WSとの差が、クロスフローファン4の回転軸4aのうちで軸受部17に挿入する部分の長さよりも小さくなるように、凸部56aが構成される。これにより、ファン構造体7の回転軸4aが軸受部17から外れることが更に抑制される。
(2)上記室内機1において、上記凸部56aは、ファン構造体7が底フレーム10に取り付けられた状態でモータユニット配置部15を構成する底面15aに接触するように、モータユニット5に設けられている。
この構成では、モータユニット配置部15にモータユニット5を配置すると、モータユニット配置部15の底面15aに当接するように凸部56aが配置される。すなわち、モータユニット配置部15にモータユニット5を配置したことにより生じる余剰空間Sに凸部56aが浮いた状態で存在しない。これにより余剰空間Sにおいて有効活用することのできない空間を生じさせることなく、余剰空間S全体を有効に活用することができる。
(3)上記室内機1において、凸部56aは、モータユニット5のモータケース54に設けられることが好ましい。
この構成は、モータケース54に凸部56aを設けるものであり、その構成が簡単であるため、製造上において容易に凸部56aを設けることができる。
(4)上記室内機1において、モータケース54は、円環形状のケース本体55と、このケース本体55に嵌められる蓋体60とを有する。ケース本体55と一体に凸部56aが設けられている。
この構成によれば、凸部56aを別部材としてモータケース54に設けるものではなく、凸部56aとケース本体55とは一体に設けられるものであるため、部品点数が増大することがない。このため、凸部56aを別部材とする構造に比べてモータユニット5の製造が簡単である。
(他の実施形態)
なお、実施態様は上記に示した態様に限られるものではなく、これを例えば以下に示すように変更して実施することもできる。
・上記実施形態では、モータユニット5をアウターロータ型モータとして構成したが、モータユニット5はこの構成に限定されない。例えば、モータユニット5をインナーロータ型モータとして構成してもよい。この場合、ロータコア51及びステータコア52がケース本体55に配置される。そして、ロータコア51の出力軸の回転動力がクロスフローファン4の回転軸4bに伝達されるように構成される。
・上記実施形態では、モータケース54のケース本体55と一体に凸部56aを設けているが、凸部56aを蓋体60と一体に設けるように構成してもよい。
この構成によっても同様の効果がある。すなわち、凸部56aを別部材としてモータケース54に設けるものではなく、凸部56aを蓋体60と一体のものとして設けるため、部品点数が増大することがない。このため、凸部56aを別部材とする構造に比べてモータユニット5の製造が簡単である。
・上記実施形態では、凸部56aはファン構造体7の軸方向の移動を規制するものとして構成され、他の機能を有していないが、凸部56aを蓋体60に設ける場合において、凸部56aを蓋体60の取手61bとして設けるようにしてもより。この構成では、凸部56aが蓋体60の取手としても機能する。このため、蓋体60から突出する部分を少なくすることができる。これにより、余剰空間Sの有効利用が図れる。
1…室内機、2…室内機ケーシング、3…熱交換器、4…クロスフローファン、4a…回転軸、4b…回転軸、5…モータユニット、6…制御ユニット、7…ファン構造体、8…風向調節羽根、10…底フレーム、11…ファン収容部、12…第1ドレンパン、13…第2ドレンパン、14…空気吹出口、15…モータユニット配置部、15a…底面、15b…係合部、15c…ねじ孔、15d…係合突起、15e…側端部、16…制御ユニット配置部、17…軸受部、20…ケーシング、31…第1熱交換器、32…第2熱交換器、40…前面パネル、51…ロータコア、52…ステータコア、53…軸受部、54…モータケース、55…ケース本体、55a…開口部、56…円環部、56a…凸部、57…ねじ締結部、57a…延長部、57b…ねじ孔、57c…ねじ孔部、58…位置決め部、58a…突出板、58b…貫通孔、59…係合爪、60…蓋体、61…蓋本体、61a…配線カバー部、61b…取手。

Claims (5)

  1. モータユニット(5)が取り付けられたファン構造体(7)と、このファン構造体(7)を支持する底フレーム(10)とを備え、
    前記底フレーム(10)は、前記ファン構造体(7)の一方の端部から突出する回転軸を受ける軸受部(17)と、前記ファン構造体(7)の他方の端部にある前記モータユニット(5)を配置するモータユニット配置部(15)とを有し、前記モータユニット配置部(15)は、軸方向幅(WU)の長さが異なる複数種のモータユニットが収容可能な大きさに構成され、
    前記モータユニット(5)は、軸方向幅(WU)が前記モータユニット配置部(15)の横幅(WM)よりも小さいものであり、
    前記モータユニット(5)には、軸方向に延びて、前記モータユニット配置部(15)に前記モータユニット(5)を配置したときに生じる余剰空間(S)に対応する長さに設定された凸部(56a)が設けられている
    空気調和機の室内機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機の室内機(1)において、
    前記凸部(56a)は、前記ファン構造体が前記底フレーム(10)に取り付けられた状態で前記モータユニット配置部(15)を構成する底面(15a)に接触するように、前記モータユニット(5)に設けられている
    空気調和機の室内機。
  3. 請求項1または2に記載の空気調和機の室内機(1)において、
    前記凸部(56a)は、前記モータユニット(5)のモータケース(54)に設けられている
    空気調和機の室内機。
  4. 請求項3に記載の空気調和機の室内機(1)において、
    前記モータケース(54)は、円環形状のケース本体(55)と、このケース本体(55)に嵌められる蓋体(60)とを有し、前記ケース本体(55)と一体に、または前記蓋体(60)と一体に前記凸部(56a)が設けられている
    空気調和機の室内機。
  5. 請求項3に記載の空気調和機の室内機(1)において、
    前記凸部(56a)は、前記モータケース(54)の蓋体(60)の取手として設けられている
    空気調和機の室内機。
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