JP5974606B2 - 変速制御装置 - Google Patents

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本発明は、車両の変速制御装置に関し、特に車両の減速時の変速制御に好適なものである。
このような車両の変速制御装置としては、例えば下記特許文献1に記載されるものがある。この変速制御装置では、DレンジとI・IIレンジとで変速線、特にダウンシフト変速線の異なる変速マップを備え、急減速時と通常減速時とで異なる変速制御を行うようにしている。
特開平11−325231号公報
ところで、周知のように車両の変速制御は、変速マップの変速線に従って行う。変速マップ中の変速線は、車両速度とスロットル開度(又はアクセル開度)に応じて設定される。例えば頻繁なシフトアップとシフトダウンとが繰り返されないように、アップシフト変速線とダウンシフト変速線とにヒステリシスを設けるなどの目的で両者を別に表すことが多い。従って、車両の減速時には変速マップ中のダウンシフト変速線に従ってシフトダウン制御が行われる。
このような変速制御にあって、車両の急減速時に、通常走行時の変速マップに従ってシフトダウン制御を行ったのでは、シフトダウンのタイミングが遅くなり、エンジン回転数が低下しすぎたり、車両速度が低下しすぎたりするおそれがある。そこで、車両の急減速時には、通常減速時(通常走行時)と変速線、特にダウンシフト変速線の異なる急減速時変速マップを選択し、その急減速時変速マップに従ってシフトダウン制御を行うことが考えられる。具体的には、通常減速時(通常走行時)変速マップに対して急減速時変速マップではダウンシフト変速線の車両速度をより高速側に設定する。このように設定することで、シフトダウン制御がより高速側で行われ、エンジン回転数が低下しすぎたり、車両速度が低下しすぎたりする問題を抑制することができる。
車両の急減速の判定には、車両の走行速度の変化、或いは車両に作用する減速度を用いることが考えられる。しかしながら、車両速度の変化や車両減速度は、車両に制動力が作用した結果であるから、場合によっては車両急減速の判定が遅れ、その結果、急減速時変速マップの選択や切替えなどが遅れ、エンジン回転数が低下しすぎたり、車両速度が低下しすぎたりする問題が発生する。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、車両急減速を正確に且つ速やかに判定し、エンジン回転数や車両速度の低下しすぎを抑制するシフトダウン制御が可能な変速制御装置の提供を目的とするものである。
上記課題を解決するために、発明の一態様は、変速マップに予め設定された変速線に従って車両の減速時にシフトダウン制御を行う変速制御部を備えた変速制御装置において、運転者の操作によるブレーキ装置の操作量又は当該ブレーキ装置の出力量に基づいて制動系の制動力を算出する制動系制動力算出部と、駆動系の制動力を算出する駆動系制動力算出部と、前記制動系制動力算出部で算出された制動系制動力前記駆動系制動力算出部で算出された駆動系制動力とを加算した総合制動力を算出する総合制動力算出部と、を備え、前記変速制御部は、前記変速マップとして通常走行時に使用する通常走行時変速マップ及び車両の急減速時に使用する急減速時変速マップを備え前記総合制動力算出部で算出された総合制動力が所定の閾値以上である場合に、前記急減速時変速マップを選択し、選択された変速マップに従って前記シフトダウン制御を行うことを特徴とする変速制御装置である。
また、前記変速制御部は、変速線の異なる急減速時変速マップを複数備え前記総合制動力算出部で算出された総合制動力に基づいて前記複数の急減速時変速マップの何れかを選択し選択された変速マップに従ってシフトダウン制御を行うことを特徴とする変速制御装置である。
また、前記駆動系制動力算出部は、少なくともエンジントルク及び車両のスルーレシオ及びタイヤ動半径に基づいて駆動系制動力を算出し、前記制動系制動力算出部は、前記運転者の操作によるブレーキ装置の操作量又は当該ブレーキ装置の出力量に基づいて予め設定されたテーブル又はマップから制動系制動力を算出することを特徴とする変速制御装置である。
而して、発明の一態様によれば、変速マップに予め設定された変速線に従って車両の減速時にシフトダウン制御を行う場合に、運転者の操作によるブレーキ装置の操作量又は当該ブレーキ装置の出力量に基づいて制動系制動力を算出すると共に駆動系制動力を算出し、制動系制動力及び駆動系制動力から総合制動力を算出する。一方、変速マップとして通常走行時に使用する通常走行時変速マップ及び車両の急減速時に使用する急減速時変速マップを備え、総合制動力に基づいて通常走行時変速マップ及ぶ急減速時変速マップの何れかを選択し、選択された変速マップに従ってシフトダウン制御を行う。その結果、車両急減速を正確に且つ速やかに判定することができ、これにより車両速度やエンジン回転数の低下しすぎを抑制するシフトダウン制御が可能となる。
また、変速線の異なる急減速時変速マップを複数備え、総合制動力に基づいて複数の急減速時変速マップの何れかを選択し、選択された変速マップに従ってシフトダウン制御を行う。その結果、種々の運転状態や環境に応じた最適なシフトダウン制御が可能となる。
また、少なくともエンジントルク及び車両のスルーレシオ及びタイヤ動半径に基づいて駆動系制動力を算出し、運転者の操作によるブレーキ装置の操作量又は当該ブレーキ装置の出力量に基づいて予め設定されたテーブル又はマップから制動系制動力を算出する。その結果、車両に作用する総合制動力を正確に求めることができ、車両急減速を正確に判定することができる。
本発明の変速制御装置の第1実施形態を示すエンジン及び変速機の概略構成図である。 図1の制御装置で行われる変速制御の演算処理の一例を示すフローチャートである。 図2の演算処理で用いられる制御マップである。 図2の演算処理で用いられる制御マップである。 図2の演算処理で用いられる通常減速時(通常走行時)の変速マップである。 図2の演算処理で用いられる急減速時の変速マップである。 図2の演算処理の作用の説明図である。 図2の演算処理の作用の説明図である。 本発明の変速制御装置の第2実施形態を示す変速制御の演算処理の一例を示すフローチャートである。 図9の演算処理で用いられる急急減速時の変速マップである。
次に、本発明の変速制御装置の第1実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の変速制御装置が適用された車両のエンジン及び変速機の概略構成図である。エンジン1の駆動力は変速機2で変速され、図示しない駆動系を経て駆動輪に伝達され、車両を駆動する。変速機2は自動変速機である。エンジン1及び変速機2は、1つのコントロールモジュール(制御装置)3で制御される。コントロールモジュール3によるエンジン1の制御要素としては、例えば燃料噴射量、燃料噴射時期、点火時期、吸入空気量などが挙げられる。また、エンジン1の制御入力としては、例えばスロットル開度(アクセル開度)、車両速度、エンジン回転数、吸入空気量、吸入空気温度、排気温度、シリンダブロック振動などが挙げられる。また、コントロールモジュール3による変速機2の制御要素としては、例えば変速段に応じた変速比を達成するための各摩擦要素への液圧及び当該液圧を得るためのソレノイドバルブへのオン・オフ信号、トルクコンバータのロックアップ信号などが挙げられる。また、変速機2の制御入力としては、例えばシフトスイッチ信号、車両速度、スロットル開度、入力軸回転数などが挙げられる。即ち、コントロールモジュール3は、エンジン制御装置と変速制御装置を兼ねるものである。なお、変速機2は、所謂1速から5速までの5段の変速段及び後退段を有する。
コントロールモジュール3は、例えばコンピュータシステムなどの演算処理及び記憶機能を有し、種々の演算処理を行ってエンジン1及び変速機2を制御する。車両は、コントロールモジュール3内での演算処理のための種々のセンサを備える。具体的には、車両速度VSを検出する車両速度センサ4、エンジン回転数NEを検出するためのエンジン回転数センサ5、スロットルバルブの開度、即ちスロットル開度THを検出するためのスロットル開度センサ6、ブレーキペダルのストローク、即ちブレーキペダルストロークSTを検出するためのブレーキストロークセンサ7などを備える。なお、ブレーキペダルストロークSTに代えてマスタシリンダ圧を検出してもよい。
図2は、コントロールモジュール3で行われる変速制御の演算処理の一部を示すフローチャートである。この演算処理は、例えば所定のサンプリング周期毎に行われ、まずステップS1で、各種データや前記センサ類からのセンサ出力を読込む。
次にステップS2に移行して、ブレーキストロークセンサ7で検出されたブレーキペダルストロークST(又はマスタシリンダ圧)から制動系制動力FBBを算出する。ブレーキペダルストロークSTから制動系制動力FBBを求める際には、例えば図3に示すようなマップや、ブレーキペダルストロークSTと制動系制動力FBBの関係を数値で表記したテーブルを用いる。本実施形態では、ブレーキペダルストロークST(ブレーキペダル踏力)とマスタシリンダ圧はほぼリニアな関係にあり、マスタシリンダ圧とホイールシリンダ圧もほぼリニアな関係にある。各車輪に作用する制動力はホイールシリンダ圧とリニアな関係にあるから、ブレーキペダルストロークST(又はマスタシリンダ圧)から各車輪に作用する制動力が得られ、全車輪分の制動力が制動系制動力FBBとなる。なお、実際には倍力装置などによりブレーキペダルストロークとマスタシリンダ圧、マスタシリンダ圧とホイールシリンダ圧がリニアな関係にない場合もある。しかし、ブレーキペダルストロークやマスタシリンダ圧と制動系制動力が1対1の関係にあることは変わりがないので、そのような場合にはブレーキペダルストロークやマスタシリンダ圧と制動系制動力の関係をマップ或いはテーブルとして記憶すればよい。
次にステップS3に移行して、スロットル開度センサ6で検出されたスロットル開度TH及びエンジン回転数センサ5で検出されたエンジン回転数NEから駆動系制動力FBDを算出する。本実施形態の場合、駆動源としてはエンジン1を搭載するだけであるから、駆動系制動力FBDを求める場合には、例えばスロットル開度THとエンジン回転数NEから図4に示すエンジントルク特性図に従ってエンジントルクTEを求める。このエンジントルクTEがエンジンブレーキトルクとして車両に作用する場合は、エンジントルクTEと車両のスルーレシオ、即ち全駆動系の減速比、及びタイヤ動半径から駆動系制動力FBDが得られる。なお、駆動系制動力FBDは車両を減速する力の方向を正値とする。また、車両が電動モータなどの他の駆動源を搭載する、或いは電動モータのみを駆動源として搭載する場合、電動モータを回生作動させたときの回生トルクを考慮する。
次にステップS4に移行して、ステップS2で求めた制動系制動力FBBとステップS3で求めた駆動系制動力FBDを加算して総合制動力FBTを算出する。
次にステップS6に移行して、ステップS4で算出した総合制動力FBTが予め設定された第1閾値FBT1以上であるか否かを判定し、総合制動力FBTが第1閾値FBT1以上である場合にはステップS8に移行し、そうでない場合にはステップS7に移行する。
ステップS7では、図5に示す通常減速時(通常走行時)の変速マップに従って変速制御を行ってから復帰する。
ステップS8では、図6に示す急減速時の変速マップに従って変速制御を行ってから復帰する。
この演算処理では、制動系制動力FBBと駆動系制動力FBDの加算値からなる総合制動力FBTTが予め設定された第1閾値FBT1以上である急減速時には急減速時の変速マップを用いた変速制御が行われ、総合制動力FBTTが第1閾値FBT1未満の場合には通常減速時の変速マップを用いた変速制御が行われる。図5は、通常減速時の変速マップである。この変速マップは、所謂シフトアップ制御のためのアップシフト変速線を記載していないが、この変速マップにアップシフト変速線を記載すれば、そのまま通常走行時の変速マップとなる。この通常減速時(通常走行時)変速マップの各ダウンシフト変速線は、スロットル開度の増加と共にシフトダウン点が車両速度高速側に移行するように設定されている。また、スロットル開度が所定値以上ではシフトダウン点が一定の車両速度となり、スロットル開度が所定値以下でもシフトダウン点が一定の車両速度となっている。
一方、図6に示す急減速時変速マップは、急減速時に選択するダウンシフト変速線を実線で示し、通常減速時のダウンシフト変速線を破線で参考に示している。この急減速時変速マップでは、スロットル開度が所定値以下でシフトダウン点が一定となる車両速度が通常減速時変速マップの車両速度より高速側に設定されている。従って、車両の急減速時に、この急減速時変速マップを用いた変速制御が行われれば、通常減速時変速マップを用いた変速制御よりも、より車両速度高速側でシフトダウン制御が行われる。
図7は、図2の演算処理の作用を示すタイミングチャートである。このタイミングチャートでは、時刻t0でブレーキペダルの踏み込みを開始し、その後の時刻t1で総合制動力FBTTが第1閾値FBT1以上となって急減速時変速マップが選択され、そのときの車両速度VSが急減速時変速マップのダウンシフト変更線を下回っていたので、当該時刻t1でシフトダウン指令が出力された状態を示している。この制御態様によれば、エンジン回転数がそれほど低下していない。一方、車両減速度(車両減速度は負値で表されている)が閾値以下になったら急減速時変速マップを選択する場合を図7に破線で示す。この場合、車両に制動力が作用して実際に車両速度が低下し、その車両速度変化である車両減速度が閾値以下になるのは、前記時刻t1より遅い時刻t2となり、その分だけ、シフトダウン指令が遅れ、エンジン回転数が低下している。
図8は、図7の制御態様をより車両速度高速側から開始した場合のエンジン回転数の変化を示す。図では、車両減速度で急減速を判定した場合を実線で、総合制動力で急減速度判定した場合を破線で示している。同図から明らかなように車両減速度で急減速を判定する場合に比べて、総合制動力で急減速を判定する場合の方がシフトダウン指令のタイミングが早い。従って、総合制動力で急減速を判定する場合にはエンジン回転数はさほど低下していないが、車両減速度で急減速を判定する場合にはエンジン回転数が低下している。エンジン回転数が著しく低下するとエンジンが停止してしまう、所謂エンジンストールが生じる。また、エンジン回転数の低下は車両速度の低下であるから、運転者が予想する以上に車両速度が低下してしまうこともある。
このように本実施形態の変速制御装置では、変速マップに予め設定された変速線に従って車両の減速時にシフトダウン制御を行う場合に、運転者の操作によるブレーキペダルストロークST(又はマスタシリンダ圧)に基づいて制動系制動力FBBを算出すると共に駆動系制動力FBDを算出し、制動系制動力FBB及び駆動系制動力FBDから総合制動力FBTを算出する。一方、変速マップとして通常走行時に使用する通常走行時変速マップ及び車両の急減速時に使用する急減速時変速マップを備え、総合制動力FBTに基づいて通常走行時変速マップ及ぶ急減速時変速マップの何れかを選択し、選択された変速マップに従ってシフトダウン制御を行う。その結果、車両急減速を正確に且つ速やかに判定することができ、これにより車両速度やエンジン回転数の低下しすぎを抑制するシフトダウン制御が可能となる。
また、少なくともエンジントルク及び車両のスルーレシオ及びタイヤ動半径に基づいて駆動系制動力FBDを算出し、運転者の操作によるブレーキペダルストロークST(又はマスタシリンダ圧)に基づいて予め設定されたテーブル又はマップから制動系制動力FBBを算出する。その結果、車両に作用する総合制動力FBTを正確に求めることができ、車両急減速を正確に判定することができる。
次に、本発明の変速制御装置の第2実施形態について説明する。本実施形態のエンジン及び変速機の概略構成は、前記第1実施形態の図1と同等である。本実施形態では、図1のコントロールモジュール3で行われる変速制御の演算処理が、前記第1実施形態の図2のフローチャートから図9のフローチャートに変更されている。図9の演算処理は、図2の演算処理に類似しており、同等のステップも多い。そこで、同等のステップには同等の符号を付して、その詳細な説明を省略する。図9の演算処理では、図2の演算処理のステップS4とステップS6の間にステップS5が追加され、新たにステップS9が追加されている。
この演算処理では、ステップS4からステップS5に移行して、前記ステップS4で算出された総合制動力FBTTが予め設定された第2閾値FBT2以上である場合にはステップS9に移行し、そうでない場合には前記ステップS6に移行する。なお、第2閾値FBT2は第1閾値FBT1より大きい値である。
ステップS9では、図10に示す急急減速時変速マップに従って変速制御を行ってから復帰する。
この演算処理では、制動系制動力FBBと駆動系制動力FBDの加算値からなる総合制動力FBTTが予め設定された第2閾値FBT2以上である急急減速時には急急減速時の変速マップを用いた変速制御が行われ、総合制動力FBTTが第1閾値FBT1以上である急減速時には急減速時の変速マップを用いた変速制御が行われ、総合制動力FBTTが第1閾値FBT1未満の場合には通常減速時の変速マップを用いた変速制御が行われる。図10の急急減速時変速マップでは、通常変速時変速マップのダウンシフト変速線を破線で、急減速時変速マップのダウンシフト変速線を二点鎖線で参考として示している。この急急減速時変速マップでは、図6の急減速時変速マップよりも、スロットル開度が所定値以下でシフトダウン点が一定となる車両速度がより高速側に設定されている。従って、車両の急急減速時に、この急急減速時変速マップを用いた変速制御が行われれば、急減速時変速マップを用いた変速制御よりも、より車両速度高速側でシフトダウン制御が行われる。
このように本実施形態の変速制御装置では、変速線の異なる急減速時変速マップを複数備え、総合制動力に基づいて複数の急減速時変速マップの何れかを選択し、選択された変速マップに従ってシフトダウン制御を行う。その結果、種々の運転状態や環境に応じた最適なシフトダウン制御が可能となる。
なお、前記第2実施形態では、急減速時の変速マップを2つ備えているが、この急減速時の変速マップを3つ以上備えていてもよい。
また、運転者によるブレーキ装置の操作量はブレーキペダルストロークに限られず、例えばブレーキペダルの踏力などであってもよい。また、ブレーキ装置の出力量もマスタシリンダ圧に限られず、ホイールシリンダ圧などであってもよい。
1はエンジン
2は変速機
3はコントロールモジュール
4は車両速度センサ
5はエンジン回転数センサ
6はスロットル開度センサ
7はブレーキストロークセンサ

Claims (3)

  1. 変速マップに予め設定された変速線に従って車両の減速時にシフトダウン制御を行う変速制御部を備えた変速制御装置において、
    運転者の操作によるブレーキ装置の操作量又は当該ブレーキ装置の出力量に基づいて制動系の制動力を算出する制動系制動力算出部と、
    駆動系の制動力を算出する駆動系制動力算出部と、
    前記制動系制動力算出部で算出された制動系制動力前記駆動系制動力算出部で算出された駆動系制動力とを加算した総合制動力を算出する総合制動力算出部と、を備え、
    前記変速制御部は、前記変速マップとして通常走行時に使用する通常走行時変速マップ及び車両の急減速時に使用する急減速時変速マップを備え前記総合制動力算出部で算出された総合制動力が所定の閾値以上である場合に、前記急減速時変速マップを選択し、選択された変速マップに従って前記シフトダウン制御を行うことを特徴とする変速制御装置。
  2. 前記変速制御部は、変速線の異なる急減速時変速マップを複数備え前記総合制動力算出部で算出された総合制動力に基づいて前記複数の急減速時変速マップの何れかを選択し選択された変速マップに従ってシフトダウン制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の変速制御装置。
  3. 前記駆動系制動力算出部は、少なくともエンジントルク及び車両のスルーレシオ及びタイヤ動半径に基づいて駆動系制動力を算出し、
    前記制動系制動力算出部は、前記運転者の操作によるブレーキ装置の操作量又は当該ブレーキ装置の出力量に基づいて予め設定されたテーブル又はマップから制動系制動力を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の変速制御装置。
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