JP5971412B2 - 通信方法、システム、および通信プログラム - Google Patents

通信方法、システム、および通信プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5971412B2
JP5971412B2 JP2015518037A JP2015518037A JP5971412B2 JP 5971412 B2 JP5971412 B2 JP 5971412B2 JP 2015518037 A JP2015518037 A JP 2015518037A JP 2015518037 A JP2015518037 A JP 2015518037A JP 5971412 B2 JP5971412 B2 JP 5971412B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
communication
network
node
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015518037A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2014188604A1 (ja
Inventor
鈴木 貴久
貴久 鈴木
浩一郎 山下
浩一郎 山下
宏真 山内
宏真 山内
俊也 大友
俊也 大友
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP5971412B2 publication Critical patent/JP5971412B2/ja
Publication of JPWO2014188604A1 publication Critical patent/JPWO2014188604A1/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • H04L67/12Protocols specially adapted for proprietary or special-purpose networking environments, e.g. medical networks, sensor networks, networks in vehicles or remote metering networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q9/00Arrangements in telecontrol or telemetry systems for selectively calling a substation from a main station, in which substation desired apparatus is selected for applying a control signal thereto or for obtaining measured values therefrom
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/46Interconnection of networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L43/00Arrangements for monitoring or testing data switching networks
    • H04L43/08Monitoring or testing based on specific metrics, e.g. QoS, energy consumption or environmental parameters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/30Services specially adapted for particular environments, situations or purposes
    • H04W4/38Services specially adapted for particular environments, situations or purposes for collecting sensor information

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、通信方法、システム、および通信プログラムに関する。
従来、センサーを有するノードを所定空間に散在させ、各ノードが協調して物理的状況を取得することを可能とするネットワーク(WSN:Wireless Sensor Networks)がある。ネットワーク内の各ノードは、マルチホッピング通信によってデータを送受信する。また、設置された環境に応じて得られるエネルギーを用いて発電する、エナジーハーベストと呼ばれる技術がある。また、通信の終了時に受信側から送信側にACK(ACKnowledgement)を送信することにより、正常にデータが到達したことを送信側に伝える技術がある。
関連する先行技術として、たとえば、基地局からデータ収集要求を下流に送信し、基地局の下流のモジュールがさらに下流のモジュールにデータ収集要求を転送したことを、基地局から下流のモジュールへのデータ収集要求の送信に対するACKとみなす技術がある。(たとえば、下記特許文献1を参照。)
特開2005−092653号公報
しかしながら、従来技術によれば、所定空間に散在させたノードが有するセンサーのデータを収集する際、データを受信した通信装置がACKをノードに送信しても、通信制約が厳しいため、ノードがACKを受信できない場合がある。たとえば、所定空間に散在されたノードは、ノード間の距離が近い他のノードによる電波の影響によりACKを受信できない場合がある。また、たとえば、エナジーハーベストにより発電された電力を用いて動作するノードは、電力不足によりACKを受信できない場合もあるし、ACKを受信することはできても電力不足によりACKを他のノードに送信できない場合もある。ACKを受信できない場合、たとえば、通信装置がデータを受信していても、ACKを受信できないためにデータを再送してしまう場合がある。
1つの側面では、本発明は、通信制約の厳しいノードからのデータ収集の効率化を図る通信方法、システム、および通信プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、第1のネットワークを介して通信可能な複数の通信装置の第1の通信装置が、センサーを有するノード群を含む第2のネットワークに対して、センサーのデータ収集要求を送信し、複数の通信装置の第2の通信装置が、データ収集要求に対応して第2のネットワーク内のノード間のマルチホップ通信により転送されるセンサーのデータを受信した場合、データ収集要求に対応するセンサーのデータを受信したことを示す受信情報を第1のネットワークを介して第1の通信装置に送信する通信方法、システム、および通信プログラムが提案される。
本発明の一態様によれば、通信制約の厳しいノードからのデータ収集の効率化を図ることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかるシステムの動作例を示す説明図である。 図2は、センサーネットワークシステムの接続例を示す説明図である。 図3は、利用者端末のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図4は、データ収集要求装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図5は、データ集約装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図6は、ノードのハードウェア構成例を示すブロック図である。 図7は、実施の形態1にかかるセンサーネットワークシステムの機能構成例を示すブロック図である。 図8は、パケットのフォーマットの一例を示す説明図である。 図9は、キャリブレーション要求送信時の動作例を示す説明図(その1)である。 図10は、キャリブレーション要求送信時の動作例を示す説明図(その2)である。 図11は、キャリブレーション要求送信時の動作例を示す説明図(その3)である。 図12は、データ収集要求送信時の動作例を示す説明図(その1)である。 図13は、データ収集要求送信時の動作例を示す説明図(その2)である。 図14は、データ収集要求送信時の動作例を示す説明図(その3)である。 図15は、データ収集要求送信時の動作例を示す説明図(その4)である。 図16は、実施の形態1にかかる利用者端末によるキャリブレーション要求指示処理手順の一例を示すフローチャートである。 図17は、利用者端末によるデータ収集要求指示処理手順の一例を示すフローチャートである。 図18は、データ収集要求装置による要求指示処理手順の一例を示すフローチャートである。 図19は、ノードによるパケット処理手順の一例を示すフローチャートである。 図20は、データ集約装置によるデータ収集中止指示受信処理手順の一例を示すフローチャートである。 図21は、データ集約装置によるパケット受信処理手順の一例を示すフローチャートである。 図22は、データ集約装置によるキャリブレーション要求処理手順の一例を示すフローチャートである。 図23は、データ集約装置によるキャリブレーション開始処理手順の一例を示すフローチャートである。 図24は、データ集約装置によるキャリブレーション集約処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。 図25は、データ集約装置によるキャリブレーション集約処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。 図26は、データ集約装置によるデータ収集要求処理手順の一例を示すフローチャートである。 図27は、データ集約装置によるデータ集約処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。 図28は、データ集約装置によるデータ集約処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。 図29は、実施の形態2にかかるセンサーネットワークシステムの機能構成例を示すブロック図である。 図30は、実施の形態2にかかる利用者端末によるキャリブレーション要求指示処理手順の一例を示すフローチャートである。 図31は、利用者端末による再キャリブレーション要求指示処理手順の一例を示すフローチャートである。 図32は、データ集約装置によるノードID送信処理手順の一例を示すフローチャートである。 図33は、データ集約装置による所定数更新処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に図面を参照して、開示の通信方法、システム、および通信プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1の説明)
図1は、実施の形態1にかかるシステムの動作例を示す説明図である。システム100は、第1の通信装置となる通信装置101と、第2の通信装置となる通信装置102と、センサーを有するノード群としてノード#1〜#16と、を含む。通信装置101、102は、第1のネットワークであるネットワーク103を介して接続される。ノード#1〜#16は、第2のネットワークであるネットワーク104に含まれる。
各ノードは、各ノードが設置された環境に応じて得られるエネルギーを用いて発電するエナジーハーベスト素子を有し、エナジーハーベスト素子により発生する電力を充電する充電部に充電された電力を用いて動作する通信装置である。各ノードは、所定領域R内に配置される。所定領域は、たとえば、コンクリート、土、水、空気などの物質で満たされた領域である。各ノードは、十分に蓄電されると起動し、データを送信してスリープするという間欠動作を行う。また、エナジーハーベスト素子により発生する電力は限られるため、各ノードは、電力消費が少ない短距離無線を有しており、マルチホップ通信によりデータを送受信する。
また、各ノードは、センサーを有する。各ノードは、各々が有するセンサーから、所定領域内の温度、湿度、応力といったデータを測定する。
通信装置101は、ネットワーク104に対してセンサーのデータ収集要求を発行する。通信装置102は、センサーのデータ収集要求に対応するセンサーのデータを受信する。センサーのデータは、通信装置102を介してサーバに集約されて、解析処理に用いられる。
ネットワーク103は、有線信号または無線信号により複数のコンピュータを接続するものである。ネットワーク103は、通信が遮断される可能性が低く、確実に通信を行えることが多い。一方、ネットワーク104は、短距離無線を用いて複数のノードを接続するものである。
ここで、通信装置101、102が、センサーのデータを確実に取得するために、通信装置102がデータを受信した後、通信装置102が通信装置101に対して、ACKとなる、データを受信したことを示す受信信号を送信する。しかしながら、受信信号をノードによりマルチホッピング通信により通信装置101に送信しようとすると、ノードは通信制約が厳しいため、ノードがACKを受信できない場合がある。ここで、通信制約は、通信に対する制約である。たとえば、ノードは、所定空間に散在されるため、ノード間の距離が近い他のノードによる電波の影響によりACKを受信できない場合がある。また、ノードは、エナジーハーベスト素子により動作するため、電力不足によりACKを受信できない場合もあるし、電力不足により他のノードにACKを送信できない場合もある。
そこで、実施の形態1にかかるシステム100は、通信装置101がノード群にデータ収集要求を送信し、通信装置102がノード群からデータを受信したら通信装置101にネットワーク103を用いて受信情報を直接送信する。これにより、システム100は、通信制約が厳しいノード群を経由せずにデータの到達を通信装置101に伝えることができる。以下、図1の(A)と図1の(B)とを用いてシステム100の具体的な動作例を示す。
図1の(A)において、通信装置101は、センサーを有するノード群を含む第2のネットワーク104に対して、センサーのデータ収集要求111を送信する。そして、図1の(B)において、通信装置102がセンサーのデータ収集要求111を受信したら、通信装置102は、データ収集要求111を受信したことを示す受信情報112を、ネットワーク103を介して通信装置101に送信する。次に、システム100を、センサーネットワークシステム200に適用した場合の例について、図2に示す。
図2は、センサーネットワークシステムの接続例を示す説明図である。センサーネットワークシステム200は、利用者端末201と、データ収集要求装置202と、データ集約装置203と、ノード群となるノード#1〜ノード#16と、を含む。利用者端末201と、データ収集要求装置202と、データ集約装置203とは、ネットワーク204でそれぞれ接続される。ノード#1〜ノード#16は、ネットワーク205に含まれる。ここで、利用者端末201は、通信装置101に相当する。また、データ集約装置203は、通信装置102に相当する。データ収集要求装置202は、通信装置101が有する機能のうち、第3の通信装置として、ネットワーク205に対してデータ収集要求を行う機能を有する。また、ネットワーク204は、ネットワーク103に相当する。さらに、ネットワーク205は、ネットワーク104に相当する。
利用者端末201は、センサーネットワークシステム200を利用するユーザが利用するコンピュータである。利用者端末201は、利用者の指示により、データ収集要求装置202にデータ収集指示を送信する。
データ収集要求装置202は、データ収集要求を周辺のノードに送信する装置である。ノードは、データ収集要求を受信すると、自ノードのセンサーを稼働して測定を行い、データ収集要求と収集データを周辺のノードに送信する。データ集約装置203は、受信した収集データを集約し、集約データを利用者端末201に送信する。
ネットワーク204は、複数のコンピュータを接続するものである。ネットワーク205は、たとえば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)である。次に、図3〜図6を用いて、利用者端末201、データ収集要求装置202、データ集約装置203、ノードのハードウェア構成例を示す。
(利用者端末201のハードウェア構成例)
図3は、利用者端末のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、利用者端末201は、CPU(Central Processing Unit)301と、ROM(Read‐Only Memory)302と、RAM(Random Access Memory)303と、を含む。また、利用者端末201は、大容量不揮発メモリ304と、ネットワークI/F305と、を含む。また、利用者端末201は、ディスプレイ306と、キーボード307と、マウス308とを含む。また、CPU301〜マウス308はバス309によってそれぞれ接続される。
CPU301は、利用者端末201の全体の制御を司る演算処理装置である。ROM302は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶する不揮発性メモリである。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される揮発性メモリである。
大容量不揮発メモリ304は、読書可能な記憶装置であって、電力供給が途絶えたときにおいても書き込まれた所定のデータを保持する。たとえば、大容量不揮発メモリ304は、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等が採用される。
ネットワークI/F305は、ネットワーク204と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する制御装置である。具体的に、ネットワークI/F305は、通信回線を通じてネットワーク204に接続され、ネットワーク204を介して他の装置に接続される。ネットワークI/F305には、たとえば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
ディスプレイ306は、マウスカーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する装置である。ディスプレイ306には、たとえば、CRT(Cathode Ray Tube)、TFT(Thin Film Transistor)液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
キーボード307は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを有し、データの入力を行う装置である。また、キーボード307は、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス308は、マウスカーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などを行う装置である。マウス308は、ポインティングデバイスとして同様に機能を有するものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
(データ収集要求装置202のハードウェア構成例)
図4は、データ収集要求装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。データ収集要求装置202は、プロセッサ(CPU)401と、ROM402と、RAM403と、不揮発メモリ404と、インターフェース(I/O(Input/Output))回路405と、無線通信回路411と、アンテナ412と、ネットワークI/F413と、を有する。CPU401は、データ収集要求装置202全体の制御を司る演算処理装置である。また、データ収集要求装置202は、CPU401と、ROM402と、RAM403と、不揮発メモリ404と、I/O回路405と、を接続するバス406を有する。データ収集要求装置202は、ノードと異なり外部電源に基づき動作してもよいし、内部電源に基づき動作してもよい。不揮発メモリ404は、読書可能な記憶装置であって、電力供給が途絶えたときにおいても書き込まれた所定のデータを保持する。たとえば、不揮発メモリ404は、フラッシュメモリ等が採用される。
また、I/O回路405には、無線通信回路411およびアンテナ412と、ネットワークI/F413が接続される。これにより、データ収集要求装置202は、無線通信回路411およびアンテナ412を介して、周辺のノードと無線通信することができる。さらに、データ収集要求装置202は、ネットワークI/F413を介して、IP(Internet Protocol)のプロトコル処理などにより、インターネットなどのネットワーク204を介して利用者端末201やデータ集約装置203と通信を行うことができる。
(データ集約装置203のハードウェア構成例)
図5は、データ集約装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。データ集約装置203は、CPU501と、ROM502と、RAM503と、大容量不揮発メモリ504と、I/O回路505と、無線通信回路511と、アンテナ512と、ネットワークI/F513と、を有する。CPU501は、データ集約装置203全体の制御を司る演算処理装置である。また、データ集約装置203は、CPU501と、ROM502と、RAM503と、大容量不揮発メモリ504と、I/O回路505と、を接続するバス506を有する。データ集約装置203は、ノードと異なり外部電源に基づき動作してもよいし、内部電源に基づき動作してもよい。大容量不揮発メモリ504は、読書可能な記憶装置であって、電力供給が途絶えたときにおいても書き込まれた所定のデータを保持する。たとえば、大容量不揮発メモリ504は、HDD、フラッシュメモリ等が採用される。
また、I/O回路505には、無線通信回路511およびアンテナ512と、ネットワークI/F513が接続される。これにより、データ集約装置203は、無線通信回路511およびアンテナ512を介して、周辺のノードと無線通信することができる。さらに、データ集約装置203は、ネットワークI/F513を介して、IPのプロトコル処理などにより、インターネットなどのネットワーク204を介して利用者端末201やデータ収集要求装置202と通信を行うことができる。
(ノードのハードウェア構成例)
図6は、ノードのハードウェア構成例を示すブロック図である。図6の例では、ノード#1を例として、ノード#1のハードウェア構成を示す。他のノードも、ノード#1と同様のハードウェア構成となる。ノード#1は、マイクロプロセッサ(以下、「MCU(Micro Control Unit)」と称する。)601と、センサー602と、無線通信回路603と、RAM604と、ROM605と、不揮発メモリ606と、アンテナ607と、ハーベスタ608と、バッテリ609と、を有する。ノード#1は、MCU601と、センサー602と、無線通信回路603と、RAM604と、ROM605と、不揮発メモリ606と、を接続するバス610を有する。
MCU601は、ノード#1の全体の制御を司る演算処理装置である。たとえば、MCU601は、センサー602が検出したデータを処理する。センサー602は、設置箇所における所定の変位量を検出する装置である。センサー602は、たとえば、設置箇所の圧力を検出する圧電素子や、温度を検出する素子、光を検出する光電素子などを用いることができる。アンテナ607は、親機と無線通信する電波を送受信する。無線通信回路603(RF(Radio Frequency))は、受信した無線電波を受信信号として出力し、送信信号を無線電波としてアンテナ607を介して送信する。無線通信回路603は、数10cm付近にある他ノードと通信可能とする短距離無線が採用された通信回路でよい。
RAM604は、MCU601における処理の一時データを格納する記憶装置である。ROM605は、MCU601が実行する処理プログラムなどを格納する記憶装置である。不揮発メモリ606は、読書可能な記憶装置であって、電力供給が途絶えたときにおいても書き込まれた所定のデータを保持する。たとえば、不揮発メモリ606は、フラッシュメモリ等が採用される。
ハーベスタ608は、図1で説明したエナジーハーベスト素子であり、ノード#1の設置箇所における外部環境、たとえば、光、振動、温度、無線電波(受信電波)などのエネルギー変化に基づき発電を行う装置である。また、ハーベスタ608は、センサー602によって検出された変位量に応じて発電を行ってもよい。バッテリ609は、ハーベスタ608により発電された電力を蓄える装置である。すなわち、ノード#1は、外部電源などが不要であり、動作に要求される電力を自装置の内部で生成する。
(センサーネットワークシステム200の機能)
次に、センサーネットワークシステム200の機能について説明する。図7は、実施の形態1にかかるセンサーネットワークシステムの機能構成例を示すブロック図である。センサーネットワークシステム200は、第1取得部701と、算出部702と、第1判断部703と、第1送信部704と、第2判断部711と、第2送信部712と、を含む。第1取得部701〜第1送信部704は、利用者端末201が有する機能である。また、第1送信部704は、データ収集要求装置202が有してもよい。第2判断部711、第2送信部712は、データ集約装置203が有する機能である。
制御部となる第1取得部701〜第2送信部712は、記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301、CPU501が実行することにより、第1取得部701〜第2送信部712の機能を実現する。記憶装置とは、具体的には、たとえば、図3〜図5に示したROM302、RAM303、大容量不揮発メモリ304、ROM502、RAM503、大容量不揮発メモリ504などである。
第1取得部701は、利用者端末201から送信された信号がノード間のマルチホッピング通信によりデータ集約装置203に転送されるまでのホップ数を取得する。また、第1取得部701は、利用者端末201から送信された信号がノード間のマルチホッピング通信によりデータ集約装置203に転送されるまでのホップ数のうちの最大のホップ数を取得してもよい。また、第1取得部701は、利用者端末201から信号を複数回送信して、取得したホップ数の平均値や取得したホップ数の最大値をホップ数として取得してもよい。なお、取得したデータは、RAM303、大容量不揮発メモリ304などの記憶領域に記憶される。
算出部702は、第1取得部701が取得したホップ数とネットワーク205内のノード間の通信時間とに基づいて、センサーのデータ収集にかかる収集時間を算出する。具体的な算出時間は、後述する(1)式にて示す。
また、算出部702は、0からホップ数までの整数ごとに、センサーの整数個のデータの規定サイズと、ネットワーク205内のノード間の単位データ当たりの通信時間とに基づいて、センサーの整数個のデータの通信時間を算出する。そして、算出部702は、0からホップ数までの整数ごとに算出したセンサーの整数個のデータの通信時間を累積することにより、センサーのデータ収集にかかる収集時間を算出してもよい。具体的な算出時間は、後述する(2)式〜(4)式にて示す。なお、算出した収集時間は、RAM303、大容量不揮発メモリ304などの記憶領域に記憶される。
第1判断部703は、第1送信部704がデータ収集要求を送信してから算出部702が算出した収集時間が経過するまでに、データ集約装置203から受信情報を受信したか否かを判断する。また、第1判断部703が利用者端末201の機能であり、第1送信部704がデータ収集要求装置202の機能であるとする。このとき、第1判断部703は、第1送信部704がデータ収集要求を送信した時点を、利用者端末201がデータ収集要求装置202にデータ収集要求の指示を送信した時点としてもよい。さらにこの時、第1判断部703は、データ収集要求の指示にかかる時間を収集時間に加算してもよい。なお、判断結果は、RAM303、大容量不揮発メモリ304などの記憶領域に記憶される。
第1送信部704は、ネットワーク205に対して、センサーのデータ収集要求を送信する。また、第1送信部704は、第1判断部703がデータ収集要求を送信してから収集時間が経過するまでに受信情報を受信していないと判断した場合、ネットワーク205に対して、データ収集要求を送信する。
第2判断部711は、データ収集要求に対応してネットワーク205内のノード間のマルチホップ通信により転送されるセンサーのデータを受信した場合、受信したセンサーのデータの個数が所定数以上であるか否かを判断する。なお、判断結果は、RAM503、大容量不揮発メモリ504などの記憶領域に記憶される。
ここで、所定数とは、ネットワーク205内のノードの個数に基づく値である。所定数は、センサーネットワークシステム200の利用者により予め設定される値である。たとえば、所定数は、最も単純な例では、ネットワーク205内のノードの数と同数となる。また、たとえば、所定数は、冗長性を考慮して1割多めにノードが設置された場合、設置した数より1割ほど少なめの数としてもよい。
第2送信部712は、データ収集要求に対応してネットワーク205内のノード間のマルチホップ通信により転送されるセンサーのデータを受信した場合、受信情報を、ネットワーク204を介して利用者端末201に送信する。受信情報は、データ収集要求に対応するセンサーのデータを受信したことを示す情報である。たとえば、受信情報は、データ収集要求に対応するセンサーのデータを受信したことを示す識別子でもよいし、センサーのデータそのものでもよい。
また、第2送信部712は、第2判断部711がセンサーのデータの個数が所定数以上であると判断した場合、受信情報を、ネットワーク204を介して利用者端末201に送信してもよい。
図8は、パケットのフォーマットの一例を示す説明図である。図8において、本実施の形態にかかるパケットとしては、キャリブレーション要求を示すパケットとデータ収集要求を示すパケットとの、2種類がある。以下、キャリブレーション要求を示すパケットを、「キャリブレーション要求パケット」と呼称する。データ収集要求を示すパケットは、「データ収集要求パケット」と呼称する。
キャリブレーション要求パケットは、パケットフォーマット801に従う。パケットフォーマット801は、先頭から順に、キャリブレーション要求フラグ、キャリブレーションID、ホップ数、ノードID1、ノードID2、…、というフィールドを有する。ノードIDは、ホップ数フィールドに格納された値分存在する。
キャリブレーション要求フラグフィールドには、該当のパケットがキャリブレーション要求パケットであることを示す値が格納される。キャリブレーションIDフィールドには、複数回のキャリブレーションを行う際に、データ集約装置203で過去のキャリブレーション要求と混同しないためのものであり、利用者端末201またはデータ収集要求装置202により一意の値が格納される。ホップ数フィールドには、データ収集要求装置202が送信する段階では0が格納されており、該当のパケットがノードを通過するたびに1ずつ増加した値が格納される。ホップ数フィールド以降は、該当のパケットが経由してきたノードのIDが格納されたノードIDフィールドが継ぎ足される。
データ収集要求パケットは、パケットフォーマット802に従う。パケットフォーマット802は、先頭から順に、データ収集要求フラグ、収集ID、データ数、ノードID1、収集データ1、ノードID2、収集データ2、…、というフィールドを有する。ノードIDと収集データとは、データ数フィールドに格納された値分存在する。
データ収集要求フラグフィールドには、該当のパケットがデータ収集要求であることを示す値が格納される。収集IDフィールドには、前回の収集と混同しないために用いられる一意の値が格納される。データ数フィールドには、該当のパケットに付与されたノードIDおよび収集データを1組とした際の組の数が格納される。たとえば、データ収集要求装置202が送る段階では、収集データがないためデータ数フィールドには、0が格納される。なお、データ数フィールドには、データ数フィールドに続くセンサーノードIDと収集データのサイズが格納されてもよい。データ数フィールド以降は、該当のパケットが経由してきたノードのIDが格納されたノードIDフィールドと、該当のパケットが経由してきたノードのセンサー602から取得したデータが格納された収集データフィールドとが継ぎ足される。収集データフィールドのサイズは、予め決められた規定サイズである。
続けて、図9〜図11を用いて、センサーネットワークシステム200内にて、キャリブレーション要求パケットをリレーする際の動作例について説明する。
図9は、キャリブレーション要求送信時の動作例を示す説明図(その1)である。図9の(1)が示すように、利用者端末201は、キャリブレーション要求指示をデータ収集要求装置202に送信する。
次に、図9の(2)が示すように、キャリブレーション要求指示を受信したデータ収集要求装置202は、キャリブレーション要求パケットを、周辺のノードであるノード#1とノード#10とに送信する。図9において、データ収集要求装置202が送信するキャリブレーション要求パケット901、902は、たとえば、キャリブレーションIDフィールドには"1"が格納されており、ホップ数フィールドには"0"が格納される。
図10は、キャリブレーション要求送信時の動作例を示す説明図(その2)である。図10では、キャリブレーション要求パケットをノード間でリレーする様子を示す。
パケットを受信したノードは、先頭フィールドを参照して、受信したパケットが、キャリブレーション要求パケットか、データ収集要求パケットかのいずれかを判断する。受信したパケットがキャリブレーション要求パケットであれば、ノードは、受信したパケットからノードIDを取得して、自ノードIDが含まれるか否かを判断する。
自ノードIDが含まれる場合、ノードは、経路がループして自ノードが送信したパケットがもどってきたことを示すため、ノードは、受信したパケットを破棄する。自ノードIDが含まれない場合、ノードは、受信したパケットのホップ数を1増加させるとともに、自ノードIDを新たなノードIDフィールドに格納する。そして、図10の(3)が示すように、ノードは、自ノードIDを格納したパケットを、周辺のノードに送信する。
図10の例では、ノード#2は、キャリブレーション要求パケット1001を周辺のノードであるノード#3に送信する。キャリブレーション要求パケット1001は、2つのノードIDフィールドを有する。キャリブレーション要求パケット1001のノードIDフィールドのそれぞれには、"#1"、"#2"が格納される。また、ノード#16は、キャリブレーション要求パケット1002を周辺のノードであるノード#13に送信する。キャリブレーション要求パケット1002は、3つのノードIDフィールドを有する。キャリブレーション要求パケット1002のノードIDフィールドのそれぞれには、"#10"、"#15"、"#16"が格納される。
図11は、キャリブレーション要求送信時の動作例を示す説明図(その3)である。図11では、キャリブレーション要求パケットをノード間でリレーした結果を示す。さらに、図11では、ノード#12が故障しており、ノード#11が送信したキャリブレーション要求パケットがリレーできなかったとする。データ集約装置203は、図11の(4)が示すように、受信したキャリブレーション要求パケットを集約して、大容量不揮発メモリ504に記憶する。具体的な集約手順について、次に示す。
パケットを受信した場合、データ集約装置203は、先頭フィールドを参照して、受信したパケットが、キャリブレーション要求パケットか、データ収集要求パケットかのいずれかを判断する。受信したパケットがキャリブレーション要求パケットであれば、データ集約装置203は、受信したパケットのホップ数を取得して、現在記憶中の最大ホップ数と比較する。取得したホップ数が最大ホップ数より大きければ、データ集約装置203は、取得したホップ数で最大ホップ数を更新する。また、データ集約装置203は、受信したパケットのノードIDフィールドに格納されたノードIDのうちの、現在記憶中のIDとして登録されていないIDを、現在記憶中のIDとして記憶する。
大容量不揮発メモリ504の具体的な記憶内容として、データ集約装置203は、キャリブレーションID"1"について、最大ホップ数"6"を記憶し、ノード数"14"を記憶し、ノードIDリスト"#1〜#10,#13〜#16"を記憶する。ホップ数が"6"となる経路は、図11の例では、"#1"、"#6"、"#7"、"#8"、"#9"、"#5"の経路と、"#10"、"#15"、"#16"、"#13"、"#14"、"#5"の経路と、である。
ノードIDを記憶した後、図11に示すデータ集約装置203は、記憶したノードIDの個数が所定数以上であるかを判断する。記憶したノードIDの個数が所定数以上であれば、図11の(5)が示すように、データ集約装置203は、最大ホップ数をネットワーク204を介して利用者端末201に送信する。
続けて、図11の(6)が示すように、最大ホップ数を受信した利用者端末201は、最大ホップ数を用いて、最大収集時間を算出する。たとえば、利用者端末201は、下記(1)式を用いて、最大収集時間Wmaxを算出する。
max=Hmax×Tave …(1)
ただし、Hmaxは、最大ホップ数である。また、Taveは、ノード間の平均通信時間である。(1)式において、Taveは、予め測定して求めた値である。
また、利用者端末201は、(2)式を用いて最大収集時間Wmaxを算出してもよい。
Figure 0005971412
ただし、THは、下記(3)式を用いて算出される。
H=TO+DH×P …(3)
また、TDは、下記(4)式を用いて算出される。
D=DD×P …(4)
ただし、TOは、ノードでの通信処理時間である。また、DHは、パケットのヘッダ部分のデータ量である。ここで、パケットフォーマット801において、ヘッダ部分は、キャリブレーション要求フラグ、キャリブレーションID、ホップ数のフィールドである。また、パケットフォーマット802において、ヘッダ部分は、データ収集要求フラグ、収集ID、データ数のフィールドである。DDは、1ホップ分のパケットのデータ部分の規定データ量である。ここで、パケットフォーマット801において、データ部分は、ノードIDのフィールドである。また、パケットフォーマット802において、データ部分は、ノードID、収集データのフィールドである。Pは、単位データ量当たりの通信時間である。
(2)式〜(4)式において、TO、DH、DD、Pは、収集するデータの種類や、ノードの設計上の処理速度、通信速度により決定される値である。したがって、Wmaxを算出する際に、Hmax以外の変数は、固定値として扱うことができる。
続けて、図12〜図15を用いて、センサーネットワークシステム200内にて、データ収集要求パケットをリレーする際の動作例について説明する。
図12は、データ収集要求送信時の動作例を示す説明図(その1)である。図12の(1)が示すように、利用者端末201は、データ収集要求指示をデータ収集要求装置202に送信する。データ収集要求指示を送信後、利用者端末201は、最大収集時間が経過するまで、データ集約装置203からのデータ収集要求指示に対応するデータを待ち受ける。
次に、図12の(2)が示すように、データ収集要求指示を受信したデータ収集要求装置202は、データ収集要求パケットを、周辺のノードであるノード#1とノード#10とに送信する。図12において、データ収集要求装置202が送信するデータ収集要求パケット1201、1202は、たとえば、収集IDフィールドには"1"が格納されており、データ数フィールドには"0"が格納される。
図13は、データ収集要求送信時の動作例を示す説明図(その2)である。図13では、データ収集要求パケットをノード間でリレーする様子を示す。
パケットを受信したノードは、先頭フィールドを参照して、受信したパケットが、キャリブレーション要求パケットか、データ収集要求パケットかのいずれかを判断する。受信したパケットがデータ収集要求パケットであれば、ノードは、受信したパケットからノードIDを取得して、自ノードIDが含まれるか否かを判断する。
自ノードIDが含まれる場合、ノードは、経路がループして自ノードが送信したパケットがもどってきたことを示すため、ノードは、受信したパケットを破棄する。自ノードIDが含まれない場合、ノードは、受信したパケットのデータ数を1増加させるとともに、自ノードIDおよび自ノードのセンサー602から測定したデータを、新たなノードIDフィールドおよび収集データフィールドに格納する。そして、図13の(3)が示すように、ノードは、自ノードIDおよび測定したデータを格納したパケットを、周辺のノードに送信する。
図13の例では、ノード#2は、データ収集要求パケット1301を周辺のノードであるノード#3に送信する。データ収集要求パケット1301は、2つのノードIDフィールドおよび収集データフィールドを有する。データ収集要求パケット1301のノードIDフィールドのそれぞれには、"#1"、"#2"が格納される。また、データ収集要求パケット1301の収集データフィールドのそれぞれには、"収集データd#1"、"収集データd#2"が格納される。
また、ノード#16は、データ収集要求パケット1302を周辺のノードであるノード#13に送信する。データ収集要求パケット1302は、3つのノードIDフィールドおよび3つの収集データフィールドを有する。データ収集要求パケット1302のノードIDフィールドのそれぞれには、"#10"、"#15"、"#16"が格納される。また、データ収集要求パケット1302の収集データフィールドのそれぞれには、"収集データd#10"、"収集データd#15"、"収集データd#16"が格納される。
図14は、データ収集要求送信時の動作例を示す説明図(その3)である。図14では、データ収集要求パケットをノード間でリレーした結果を示す。さらに、図14では、ノード#12が故障しており、ノード#11が送信したデータ収集要求パケットがリレーできなかったとする。データ集約装置203は、図14の(4)が示すように、受信したデータ収集要求パケットを集約して大容量不揮発メモリ504に記憶する。具体的な集約手順について、次に示す。
パケットを受信した場合、データ集約装置203は、先頭フィールドを参照して、受信したパケットが、キャリブレーション要求パケットか、データ収集要求パケットかのいずれかを判断する。受信したパケットがデータ収集要求パケットであれば、データ集約装置203は、受信したパケットのノードIDフィールドに格納されたノードIDのうちの、現在記憶中のIDとして登録されていないIDを、現在記憶中のIDとして記憶する。さらに、データ集約装置203は、登録されていなかったIDに対応する収集データを記憶する。
大容量不揮発メモリ504の具体的な記憶内容として、データ集約装置203は、収集ID"1"について、ノードIDリスト"#1〜#10,#13〜#16"と、収集データリスト"収集データd#1〜d#10,d#13〜d#16"とを記憶する。
そして、データ集約装置203は、記録したID数が所定数以上か否かを判断する。記録したID数が所定数以上である場合、図14の(5)が示すように、データ集約装置203は、受信情報としてノードIDリストと収集データリストとを利用者端末201に送信する。
図15は、データ収集要求送信時の動作例を示す説明図(その4)である。図15では、データ収集要求パケットをノード間でリレーした結果を示す。さらに、図15では、ノード#8、#12が故障しており、ノード#6、#7、#11が送信したデータ収集要求パケットがリレーできなかったとする。また、ノード#9は、データ収集要求パケットが到達しなかったものとする。データ集約装置203は、図15の(4)が示すように、受信したデータ収集要求パケットを集約して大容量不揮発メモリ504に記憶する。
そして、データ集約装置203は、記録したID数が所定数以上か否かを判断する。記録したID数が所定数未満である場合、データ集約装置203は、ノードIDリストと収集データリストを利用者端末201に送信しない。
そして、データ収集要求パケットを送信してから、最大収集時間が経過したとする。このとき、利用者端末201は、図15の(5)が示すように、データ集約装置203にデータ集約装置203にデータ収集中止指示を送信する。データ収集中止指示を受信したデータ集約装置203は、データ収集要求パケットを集約する処理を中止する。
続けて、図16〜図28を用いて、実施の形態1にかかるセンサーネットワークシステム200のフローチャートを示す。
図16は、実施の形態1にかかる利用者端末によるキャリブレーション要求指示処理手順の一例を示すフローチャートである。実施の形態1にかかる利用者端末によるキャリブレーション要求指示処理は、センサーネットワークシステム200に対してキャリブレーション要求を指示する処理である。
利用者端末201は、データ収集要求装置202に、キャリブレーション要求指示を送信する(ステップS1601)。次に、利用者端末201は、データ集約装置203から、最大ホップ数を受信するまで待機する(ステップS1602)。最大ホップ数を受信した場合、利用者端末201は、最大ホップ数を用いて、最大収集時間を算出して大容量不揮発メモリ304に記憶する(ステップS1603)。具体的な収集時間の算出例については、図11にて説明した。
ステップS1603の処理終了後、利用者端末201は、実施の形態1にかかる利用者端末によるキャリブレーション要求指示処理を終了する。実施の形態1にかかる利用者端末によるキャリブレーション要求指示処理を実行することにより、利用者端末201は、データ収集要求に対応するデータを受信するまでの最適な時間を設定することができる。
図17は、利用者端末によるデータ収集要求指示処理手順の一例を示すフローチャートである。利用者端末によるデータ収集要求指示処理は、センサーネットワークシステム200に対してデータの収集要求を指示する処理である。
利用者端末201は、データ収集要求装置202に、データ収集要求指示を送信する(ステップS1701)。次に、利用者端末201は、データ収集要求を送信してから、最大収集時間が経過したか否かを判断する(ステップS1702)。最大収集時間が経過していない場合(ステップS1702:No)、利用者端末201は、データ集約装置203から、収集データを受信したか否かを判断する(ステップS1703)。収集データを受信した場合(ステップS1703:Yes)、利用者端末201は、利用者端末によるデータ収集要求指示処理を終了する。収集データを受信していない場合(ステップS1703:No)、利用者端末201は、ステップS1702の処理に移行する。
最大収集時間が経過した場合(ステップS1702:Yes)、利用者端末201は、データ集約装置203に、データ収集中止指示を送信する(ステップS1704)。利用者端末によるデータ収集要求指示処理を実行することにより、利用者端末201は、センサーネットワークシステム200のデータを収集することができる。
図18は、データ収集要求装置による要求指示処理手順の一例を示すフローチャートである。データ収集要求装置による要求指示処理は、受信した要求指示の種別に応じた処理を実行する処理である。また、要求指示処理は、ステップS1601またはステップS1701により、送信された要求指示を受信するときに実行される。
データ収集要求装置202は、要求指示の種別が次のいずれに一致するかを判断する(ステップS1801)。要求指示の種別は、キャリブレーション要求指示と、データ収集要求指示と、がある。要求指示の種別がキャリブレーション要求指示である場合(ステップS1801:キャリブレーション要求指示)、データ収集要求装置202は、キャリブレーション要求パケットを周辺のノードに送信する(ステップS1802)。
要求指示の種別がデータ収集要求指示である場合(ステップS1801:データ収集要求指示)、データ収集要求装置202は、データ収集要求パケットを周辺のノードに送信する(ステップS1803)。ステップS1802、またはステップS1803の処理終了後、データ収集要求装置202は、データ収集要求装置による要求指示処理を終了する。データ収集要求装置による要求指示処理を実行することにより、データ収集要求装置202は、要求指示の種別を判断して、要求指示の種別に応じた処理を実行することができる。
図19は、ノードによるパケット処理手順の一例を示すフローチャートである。ノードによるパケット処理は、受信したパケットの種別に応じた処理を実行する処理である。また、パケット受信処理は、ステップS1802、ステップS1803、またはステップS1911により、送信されたパケットを受信するときに実行される。図19の説明では、実行主体がノード#1である場合を例にして説明する。
ノード#1は、パケットの種別が次のいずれに一致するかを判断する(ステップS1901)。パケットの種別は、キャリブレーション要求パケットと、データ収集要求パケットと、がある。
パケットの種別がキャリブレーション要求パケットである場合(ステップS1901:キャリブレーション要求パケット)、ノード#1は、パケットからノードIDを取得して、自ノードIDと比較する(ステップS1902)。続けて、ノード#1は、取得したノードIDのうちに、自ノードIDがあるか否かを判断する(ステップS1903)。自ノードIDがない場合(ステップS1903:No)、ノード#1は、パケットのホップ数を1増加させる(ステップS1904)。次に、ノード#1は、パケットの末尾に、自ノードIDを追加する(ステップS1905)。
一方、パケットの種別がデータ収集要求パケットである場合(ステップS1901:データ収集要求パケット)、ノード#1は、パケットからノードIDを取得して、自ノードIDと比較する(ステップS1906)。次に、ノード#1は、取得したノードIDのうちに、自ノードIDがあるか否かを判断する(ステップS1907)。自ノードIDがない場合(ステップS1907:No)、ノード#1は、センサー602から測定データを取得する(ステップS1908)。続けて、ノード#1は、パケットのデータ数を1増加させる(ステップS1909)。次に、ノード#1は、パケットの末尾に、自ノードIDと収集データとなる測定データとを追加する(ステップS1910)。
ステップS1905、またはステップS1910の処理終了後、ノード#1は、パケットを周辺のノードに送信する(ステップS1911)。ステップS1911の処理終了後、または、取得したノードIDのうちに自ノードIDがある場合(ステップS1903:Yes、ステップS1907:Yes)、ノード#1は、ノードによるパケット処理を終了する。ノードによるパケット処理を実行することにより、ノード#1は、受信したパケットの種別に応じた処理を実行することができる。
図20は、データ集約装置によるデータ収集中止指示受信処理手順の一例を示すフローチャートである。データ集約装置によるデータ収集中止指示受信処理は、利用者端末201からデータ収集中止指示を受信したときに実行する処理である。また、データ収集中止指示受信処理は、ステップS1704により、データ収集中止指示を受信するときに実行される。
データ集約装置203は、現在記憶中のノードIDリストと収集データリストとを破棄する(ステップS2001)。次に、データ集約装置203は、空のノードIDリストと収集データリストとを生成して記憶する(ステップS2002)。続けて、データ集約装置203は、集約中の収集IDを、収集中止として記憶する(ステップS2003)。次に、データ集約装置203は、集約中の収集IDに、収集IDとして無効な値を記憶する(ステップS2004)。
ここで、無効な値とは、キャリブレーションIDや収集IDとして利用しない値のことである。たとえば、センサーネットワークシステム200の設計者が、システム設計時に予め、0とか0xFFFFなどの特定の値を無効の値として設定しておく。
ステップS2004の処理終了後、データ集約装置203は、データ集約装置によるデータ収集中止指示受信処理を終了する。データ集約装置によるデータ収集中止指示受信処理を実行することにより、データ集約装置203は、データ収集を中止することができる。
図21は、データ集約装置によるパケット受信処理手順の一例を示すフローチャートである。データ集約装置によるパケット受信処理は、受信したパケットの種別に応じた処理を実行する処理である。また、パケット受信処理は、ステップS1911により、送信されたパケットを受信するときに実行される。
データ集約装置203は、パケットの種別が次のいずれに一致するかを判断する(ステップS2101)。パケットの種別は、キャリブレーション要求パケットと、データ収集要求パケットと、がある。
パケットの種別がキャリブレーション要求パケットである場合(ステップS2101:キャリブレーション要求パケット)、データ集約装置203は、キャリブレーション要求処理を実行する(ステップS2102)。キャリブレーション要求処理の詳細は、図22にて後述する。一方、パケットの種別がデータ収集要求パケットである場合(ステップS2101:データ収集要求パケット)、データ集約装置203は、データ収集要求処理を実行する(ステップS2103)。データ収集要求処理の詳細は、図26にて後述する。
ステップS2102、またはステップS2103の処理終了後、データ集約装置203は、データ集約装置によるパケット受信処理を終了する。データ集約装置によるパケット受信処理を実行することにより、データ集約装置203は、パケットの種別を判断して、パケットの種別に応じた処理を実行することができる。
図22は、データ集約装置によるキャリブレーション要求処理手順の一例を示すフローチャートである。データ集約装置によるキャリブレーション要求処理は、キャリブレーション要求パケットを受信した際に行う処理である。
データ集約装置203は、パケットからキャリブレーションIDを取得する(ステップS2201)。次に、データ集約装置203は、取得したキャリブレーションIDが現在集約中のキャリブレーションIDと一致するか否かを判断する(ステップS2202)。取得したキャリブレーションIDが現在集約中のキャリブレーションIDと一致しない場合(ステップS2202:No)、データ集約装置203は、続けて、取得したキャリブレーションIDがキャリブレーション終了として記憶されたID群に含まれるか否かを判断する(ステップS2203)。
取得したキャリブレーションIDがキャリブレーション終了として記憶されたID群に含まれない場合(ステップS2203:No)、データ集約装置203は、キャリブレーション開始処理を実行する(ステップS2204)。キャリブレーション開始処理の詳細は、図23に後述する。続けて、データ集約装置203は、パケットからホップ数を取得する(ステップS2205)。
取得したキャリブレーションIDが現在集約中のキャリブレーションIDと一致する場合(ステップS2202:Yes)、データ集約装置203は、パケットからホップ数を取得する(ステップS2206)。次に、データ集約装置203は、取得したホップ数が現在記憶中の最大ホップ数より大きいか否かを判断する(ステップS2207)。
ステップS2205の処理終了後、または、取得したホップ数が現在記憶中の最大ホップ数より大きい場合(ステップS2207:Yes)、データ集約装置203は、取得したホップ数を最大ホップ数として記憶する(ステップS2208)。
ステップS2208の処理終了後、または、取得したホップ数が現在記憶中の最大ホップ数以下である場合(ステップS2207:No)、データ集約装置203は、キャリブレーション集約処理を実行する(ステップS2209)。キャリブレーション集約処理の詳細は、図24および図25にて後述する。
ステップS2209の処理終了後、または、取得したキャリブレーションIDがキャリブレーション終了として記憶されたID群に含まれる場合(ステップS2203:Yes)、データ集約装置203は、データ集約装置によるキャリブレーション要求処理を終了する。データ集約装置によるキャリブレーション要求処理を実行することにより、データ集約装置203は、キャリブレーション要求パケットを処理することができる。
図23は、データ集約装置によるキャリブレーション開始処理手順の一例を示すフローチャートである。データ集約装置によるキャリブレーション開始処理は、キャリブレーション要求パケットの集約を開始する処理である。
データ集約装置203は、現在集約中のキャリブレーションIDが無効な値か否かを判断する(ステップS2301)。現在集約中のキャリブレーションIDが無効な値でない場合(ステップS2301:No)、データ集約装置203は、利用者端末201に、現在記憶中の最大ホップ数を送信する(ステップS2302)。なお、ステップS2301:Noとなる場合とは、利用者端末201がキャリブレーション要求パケットを再送したときである。
ステップS2302の処理終了後、データ集約装置203は、現在記憶中のノードIDリストを破棄する(ステップS2303)。続けて、データ集約装置203は、空のノードIDリストを生成して記憶する(ステップS2304)。次に、データ集約装置203は、集約中のキャリブレーションIDを、キャリブレーション終了として記憶する(ステップS2305)。
ステップS2305の処理終了後、または、現在集約中のキャリブレーションIDが無効な値である場合(ステップS2301:Yes)、データ集約装置203は、取得したキャリブレーションIDを、集約中として記憶する(ステップS2306)。ステップS2306の処理終了後、データ集約装置203は、データ集約装置によるキャリブレーション開始処理を終了する。データ集約装置によるキャリブレーション開始処理を実行することにより、データ集約装置203は、キャリブレーション要求パケットの集約準備をすることができる。
図24は、データ集約装置によるキャリブレーション集約処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。また、図25は、データ集約装置によるキャリブレーション集約処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。データ集約装置によるキャリブレーション集約処理は、キャリブレーション要求パケットを集約する処理である。
データ集約装置203は、変数iを1に設定する(ステップS2401)。次に、データ集約装置203は、変数iがパケットのホップ数以下か否かを判断する(ステップS2402)。変数iがパケットのホップ数以下である場合(ステップS2402:Yes)、データ集約装置203は、パケットからi番目のノードIDを取得する(ステップS2403)。次に、データ集約装置203は、取得したノードIDがノードIDリストに含まれるか否かを判断する(ステップS2404)。取得したノードIDがノードIDリストに含まれない場合(ステップS2404:No)、データ集約装置203は、取得したノードIDをノードIDリストに追加して記憶する(ステップS2405)。
ステップS2405の処理終了後、または、取得したノードIDがノードIDリストに含まれる場合(ステップS2404:Yes)、データ集約装置203は、変数iをインクリメントする(ステップS2406)。そして、データ集約装置203は、ステップS2402の処理に移行する。
変数iがパケットのホップ数より大きい場合(ステップS2402:No)、データ集約装置203は、ノードIDリストのノードIDの個数を計数する(ステップS2501)。続けて、データ集約装置203は、計数した個数が所定数以上か否かを判断する(ステップS2502)。
計数した個数が所定数以上である場合(ステップS2502:Yes)、データ集約装置203は、利用者端末201に、現在記憶中の最大ホップ数を送信する(ステップS2503)。次に、データ集約装置203は、集約中のキャリブレーションIDを、キャリブレーション終了として記憶する(ステップS2504)。続けて、データ集約装置203は、現在集約中のキャリブレーションIDとして、無効な値を記憶する(ステップS2505)。次に、データ集約装置203は、現在記憶中のノードIDリストを破棄する(ステップS2506)。続けて、データ集約装置203は、空のノードIDリストを生成して記憶する(ステップS2507)。
ステップS2507の処理終了後、または、計数した個数が所定数未満である場合(ステップS2502:No)、データ集約装置203は、データ集約装置によるキャリブレーション集約処理を終了する。データ集約装置によるキャリブレーション集約処理を実行することにより、データ集約装置203は、キャリブレーション要求パケットを集約して、ノードIDリストに集約結果を蓄積することができる。
図26は、データ集約装置によるデータ収集要求処理手順の一例を示すフローチャートである。データ集約装置によるデータ収集要求処理は、データ収集要求パケットを受信した際に行う処理である。
データ集約装置203は、パケットから収集IDを取得する(ステップS2601)。次に、データ集約装置203は、取得した収集IDが現在集約中の収集IDと一致するか否かを判断する(ステップS2602)。取得した収集IDが現在集約中の収集IDと一致しない場合(ステップS2602:No)、データ集約装置203は、続けて、取得した収集IDが収集終了として記憶されたID群に含まれるか否かを判断する(ステップS2603)。取得した収集IDが収集終了として記憶されたID群に含まれない場合(ステップS2603:No)、データ集約装置203は、続けて、現在集約中の収集IDが無効な値か否かを判断する(ステップS2604)。
現在集約中の収集IDが無効な値でない場合(ステップS2604:No)、データ集約装置203は、利用者端末201に、現在記憶中のノードIDリストと収集データリストとを送信する(ステップS2605)。次に、データ集約装置203は、現在記憶中のノードIDリストと収集データリストとを破棄する(ステップS2606)。続けて、データ集約装置203は、空のノードIDリストと収集データリストとを生成して記憶する(ステップS2607)。次に、データ集約装置203は、集約中の収集IDを、収集終了として記憶する(ステップS2608)。
ステップS2608の処理終了後、または、現在集約中の収集IDが無効な値である場合(ステップS2604:Yes)、データ集約装置203は、取得した収集IDを、集約中として記憶する(ステップS2609)。
ステップS2609の処理終了後、または、取得した収集IDが現在集約中の収集IDと一致する場合(ステップS2602:Yes)、データ集約装置203は、データ集約処理を実行する(ステップS2610)。データ集約処理は、図27および図28にて後述する。
ステップS2610の処理終了後、または、取得した収集IDが収集終了として記憶されたID群に含まれる場合(ステップS2603:Yes)、データ集約装置203は、データ集約装置によるデータ収集要求処理を終了する。データ集約装置によるデータ収集要求処理を実行することにより、データ集約装置203は、データ収集要求パケットを処理することができる。
図27は、データ集約装置によるデータ集約処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。また、図28は、データ集約装置によるデータ集約処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。データ集約装置によるデータ集約処理は、データ収集要求パケットを集約する処理である。
ここで、ステップS2701〜ステップS2705、ステップS2707、ステップS2801、ステップS2802は、ステップS2401〜ステップS2406、ステップS2501、ステップS2502と同一の処理であるため、説明を省略する。
ステップS2705の処理終了後、データ集約装置203は、パケットのi番目の収集データを収集データリストに追加して記憶する(ステップS2706)。ステップS2706の処理終了後、データ集約装置203は、ステップS2707の処理に移行する。
ステップS2802:Yesの場合、データ集約装置203は、利用者端末201に、現在記憶中のノードIDリストと収集データリストとを送信する(ステップS2803)。次に、データ集約装置203は、集約中の収集IDを、収集終了として記憶する(ステップS2804)。続けて、データ集約装置203は、現在集約中の収集IDとして、無効な値を記憶する(ステップS2805)。次に、データ集約装置203は、現在記憶中のノードIDリストと収集データリストとを破棄する(ステップS2806)。続けて、データ集約装置203は、空のノードIDリストと収集データリストとを生成して記憶する(ステップS2807)。
ステップS2807の処理終了後、または、ステップS2802:Noの場合、データ集約装置203は、データ集約装置によるデータ集約処理を終了する。データ集約装置によるデータ集約処理を実行することにより、データ集約装置203は、データ収集要求パケットを集約して、ノードIDリストと収集データリストとに集約結果を蓄積することができる。
以上説明したように、センサーネットワークシステム200によれば、利用者端末201がノード群にデータ収集要求を送信し、データ集約装置203がノード群からデータを受信したら通信装置101にネットワーク103を用いて受信情報を直接送信する。これにより、センサーネットワークシステム200は、通信制約が厳しいノード群を経由せずにデータの到達を通信装置101に伝えることができる。そして、データ集約装置203は、データ集約装置203がノード群からデータを受信しているにも関わらず、データを再送してしまうということが起こらなくなるため、データ収集を効率的に行うことができる。
また、センサーネットワークシステム200によれば、データ収集要求装置202がデータ収集要求を送信してから、ホップ数を用いて算出した収集時間が経過するまでに、データ集約装置203から受信情報を受信したかを判断してもよい。これにより、センサーネットワークシステム200は、データ収集要求に対応するデータを受信するであろう時間まで待機することができる。受信情報を受信しないまま収集時間を超えた場合、データ収集に失敗したことになり、センサーネットワークシステム200は、データ収集の成功、失敗の判断の精度を向上できる。
また、センサーネットワークシステム200によれば、データ集約装置203がデータ収集要求に対応するデータを受信していないと判断した場合、データ収集要求装置202がデータ収集要求を送信してもよい。これにより、センサーネットワークシステム200は、データ収集に失敗しても、再度データ収集を行うことができる。
また、センサーネットワークシステム200によれば、0からホップ数までの整数ごとに、整数個分のデータの規定サイズと単位データ当たりの通信時間とから、整数個分の通信時間を算出し、整数個分の通信時間を累積して、収集時間を算出してもよい。これにより、センサーネットワークシステム200は、ホップするたびに増加するデータ量を考慮して収集時間を予測するため、データを受信するであろう時間をより正確に予測することができる。
また、センサーネットワークシステム200によれば、データ収集要求装置202がセンサーのデータをノードの個数に基づく所定数以上受信した場合、利用者端末201に受信情報を送信してもよい。これにより、ノードの全てからデータを収集しなくてもよく、ある程度のノードは故障していてもよいため、歩留まりが低い安価なノードを用いてセンサーネットワークシステム200を構築することができる。また、ノードの全てからデータを収集しなくても、ある程度の数のデータを収集することにより、所定領域で何が起こっているのかを解析することができる。
また、センサーネットワークシステム200は、ノードがランダムに散在されており周辺にあるノードが不明であってもネットワークを構築することができる。
(実施の形態2の説明)
実施の形態1にかかるセンサーネットワークシステム200において、利用者端末201は、データ収集要求パケットを送信後、最大待機時間以内に収集データを受信しなければ再度データ収集要求を送信することを繰り返す。しかしながら、実施の形態1にかかるセンサーネットワークシステム200はノードが故障した場合や何らかの条件によりノード間の経路が変わり、経路を迂回することで最大ホップ数が増加していた場合、収集データを利用者端末201に送信できなくなる。
そこで、実施の形態2にかかるセンサーネットワークシステム2900は、予め設定した回数を繰り返しても利用者端末201が収集データを受信できない場合に、再キャリブレーションを行う。なお、実施の形態1において説明した箇所と同様の箇所については、同一符号を付して図示および説明を省略する。
図29は、実施の形態2にかかるセンサーネットワークシステムの機能構成例を示すブロック図である。センサーネットワークシステム2900は、第1取得部701〜第1送信部704と、第2取得部2901と、第2判断部2902と、第2送信部712とを有する。第2取得部2901、第2判断部2902、第2送信部712は、データ集約装置203が有する機能である。
第2取得部2901は、利用者端末201から送信された信号がデータ集約装置203に転送されるまでに経由するネットワーク205内の1以上の経路上のノードの個数を取得する。複数の経路上にあるノードに関しては、重複を除いた個数でもよい。なお、取得したノードの個数は、RAM503、大容量不揮発メモリ504などの記憶領域に記憶される。
また、データ収集要求に対応して第2のネットワーク内のノード間のマルチホップ通信により転送されるセンサーのデータを受信したとする。この場合、第2判断部2902は、受信したセンサーのデータの個数が第2取得部2901が取得した1以上の経路上のノードの個数に基づく所定数以上であるか否かを判断する。
図30は、実施の形態2にかかる利用者端末によるキャリブレーション要求指示処理手順の一例を示すフローチャートである。実施の形態2にかかる利用者端末によるキャリブレーション要求指示処理は、センサーネットワークシステム2900に対してキャリブレーション要求を指示する処理である。ここで、ステップS3002〜ステップS3005は、ステップS1701〜ステップS1704の処理と同一であるため、説明を省略する。
利用者端末201は、試行回数を0に設定する(ステップS3001)。ステップS3001の処理終了後、利用者端末201は、ステップS3002の処理に移行する。ステップS3005の処理終了後、利用者端末201は、試行回数を1増加する(ステップS3006)。次に、利用者端末201は、試行回数が所定の閾値より小さいか否かを判断する(ステップS3007)。試行回数が所定の閾値より小さい場合(ステップS3007:Yes)、利用者端末201は、ステップS3002の処理に移行する。
試行回数が所定の閾値以上である場合(ステップS3007:No)、利用者端末201は、再キャリブレーション要求指示処理を実行する(ステップS3008)。再キャリブレーション要求指示処理の詳細は、図31にて後述する。ステップS3008の処理終了後、利用者端末201は、ステップS3001の処理に移行する。実施の形態2にかかる利用者端末によるキャリブレーション要求指示処理を実行することにより、利用者端末201は、データ収集要求に対応するデータを受信するまでの最適な時間を設定することができる。さらに、利用者端末201は、通信できなくなったノードが増加した等の理由により、データ集約装置203からデータが受信できない場合に、再キャリブレーションを行って、再びデータを受信するようにすることができる。
図31は、利用者端末による再キャリブレーション要求指示処理手順の一例を示すフローチャートである。利用者端末による再キャリブレーション要求指示処理は、キャリブレーションを行う処理である。
利用者端末201は、データ収集要求装置202に、キャリブレーション要求指示を送信する(ステップS3101)。次に、利用者端末201は、最大収集時間+α待機する(ステップS3102)。ここで、αは、所定時間でもよいし、最大収集時間に所定割合を乗算した値でもよい。続けて、利用者端末201は、データ集約装置203から、最大ホップ数を受信したか否かを判断する(ステップS3103)。
最大ホップ数を受信していない場合(ステップS3103:No)、故障等により通信できなくなったノードが増加したことを意味するため、利用者端末201は、データ集約装置203にノードIDリスト送信指示を送信する(ステップS3104)。続けて、利用者端末201は、データ集約装置203からノードIDリストを受信するまで待機する(ステップS3105)。次に、利用者端末201は、受信したノードIDリストから、所定数を算出する(ステップS3106)。続けて、利用者端末201は、データ集約装置203に、所定数の更新指示を送信する(ステップS3107)。
ステップS3107の処理終了後、または、最大ホップ数を受信した場合(ステップS3103:Yes)、利用者端末201は、最大待機時間を更新する(ステップS3108)。ステップS3108の処理終了後、利用者端末201は、利用者端末による再キャリブレーション要求指示処理を終了する。利用者端末による再キャリブレーション要求指示処理を実行することにより、利用者端末201は、通信できなくなったノードが増加した際に、所定数を変更することができる。
図32は、データ集約装置によるノードID送信処理手順の一例を示すフローチャートである。データ集約装置によるノードID送信処理は、ノードIDリストを送信する処理である。また、データ集約装置によるノードID送信処理は、ステップS3104の処理にて、利用者端末201がノードIDリスト送信指示をデータ集約装置203に送信した後、ノードIDリスト送信指示をデータ集約装置203が受信した際に実行される。
データ集約装置203は、利用者端末201に、現在記憶中のノードIDリストを送信する(ステップS3201)。次に、データ集約装置203は、集約中のキャリブレーションIDを、キャリブレーション終了として記憶する(ステップS3202)。続けて、データ集約装置203は、現在集約中のキャリブレーションIDとして、無効な値を記憶する(ステップS3203)。次に、データ集約装置203は、現在記憶中のノードIDリストを破棄する(ステップS3204)。続けて、データ集約装置203は、空のノードIDリストを生成して記憶する(ステップS3205)。
ステップS3205の処理終了後、データ集約装置203は、データ集約装置によるノードID送信処理を終了する。データ集約装置によるノードID送信処理を実行することにより、データ集約装置203は、ノードIDリストを利用者端末201に送信することができる。
図33は、データ集約装置による所定数更新処理手順の一例を示すフローチャートである。データ集約装置による所定数更新処理は、利用者端末201で新たに算出された所定数で更新する処理である。また、データ集約装置による所定数更新処理は、利用者端末201がステップS3107の処理を実行した結果、所定数の更新指示をデータ集約装置203が受信したときに実行される。
データ集約装置203は、所定数を更新する(ステップS3301)。ステップS3301の処理終了後、データ集約装置203は、データ集約装置による所定数更新処理を終了する。データ集約装置による所定数更新処理を実行することにより、データ集約装置203は、更新された所定数を設定して、故障したノードが増えたとしても、収集したデータを利用者端末201に送信することができる。
以上説明したように、センサーネットワークシステム2900によれば、所定数を更新して、データ収集要求装置202がセンサーのデータが更新した所定数以上受信した場合、利用者端末201に受信情報を送信してもよい。これにより、センサーネットワークシステム2900は、ノードの故障等によりホップ数が増大したとしても、データを収集することができる。
なお、本実施の形態で説明した通信方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本通信プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また本通信プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態1、2に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)第1のネットワークを介して通信可能な複数の通信装置の第1の通信装置が、
センサーを有するノード群を含む第2のネットワークに対して、前記センサーのデータ収集要求を送信し、
前記複数の通信装置の第2の通信装置が、
前記データ収集要求に対応して前記第2のネットワーク内のノード間のマルチホップ通信により転送される前記センサーのデータを受信した場合、前記データ収集要求に対応する前記センサーのデータを受信したことを示す受信情報を前記第1のネットワークを介して前記第1の通信装置に送信する、
処理を実行することを特徴とする通信方法。
(付記2)前記第1の通信装置が、
前記第1の通信装置から送信された信号が前記ノード間のマルチホッピング通信により前記第2の通信装置に転送されるまでのホップ数を取得し、
取得した前記ホップ数と前記第2のネットワーク内のノード間の通信時間とに基づいて、前記センサーのデータ収集にかかる収集時間を算出し、
前記データ収集要求を送信してから算出した前記収集時間が経過するまでに、前記第2の通信装置から前記受信情報を受信したか否かを判断する、
処理を実行することを特徴とする付記1に記載の通信方法。
(付記3)前記第1の通信装置が、
前記データ収集要求を送信してから前記収集時間が経過するまでに前記受信情報を受信していないと判断した場合、前記第2のネットワークに対して、前記データ収集要求を送信する、
処理を実行することを特徴とする付記2に記載の通信方法。
(付記4)前記第1の通信装置が、
0から前記ホップ数までの整数ごとに、前記センサーの前記整数個のデータの規定サイズと、前記第2のネットワーク内のノード間の単位データ当たりの通信時間とに基づいて、前記センサーの前記整数個のデータの通信時間を算出する、処理を実行し、
前記収集時間を算出する処理は、
0から前記ホップ数までの整数ごとに算出した前記センサーの前記整数個のデータの通信時間を累積することにより、前記センサーのデータ収集にかかる収集時間を算出することを特徴とする付記2または3に記載の通信方法。
(付記5)前記第2の通信装置が、
前記データ収集要求に対応して前記第2のネットワーク内のノード間のマルチホップ通信により転送される前記センサーのデータを受信した場合、受信した前記センサーのデータの個数が前記第2のネットワーク内のノードの個数に基づく所定数以上であるか否かを判断する、処理を実行し、
前記第1の通信装置に送信する処理は、
前記センサーのデータの個数が前記所定数以上であると判断した場合、前記受信情報を前記第1のネットワークを介して前記第1の通信装置に送信することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の通信方法。
(付記6)前記第2の通信装置が、
前記第1の通信装置から送信された信号が前記第2の通信装置に転送されるまでに経由する前記第2のネットワーク内の1以上の経路上のノードの個数を取得する、処理を実行し、
前記センサーのデータの個数が前記所定数以上であるか否かを判断する処理は、
前記データ収集要求に対応して前記第2のネットワーク内のノード間のマルチホップ通信により転送される前記センサーのデータを受信した場合、受信した前記センサーのデータの個数が取得した前記1以上の経路上のノードの個数に基づく所定数以上であるか否かを判断することを特徴とする付記5に記載の通信方法。
(付記7)前記第1の通信装置が、
前記第1のネットワークを介して前記第1の通信装置に前記データ収集要求を送信し、
前記複数の通信装置の第3の通信装置が、
前記第1の通信装置から前記データ収集要求を受信した場合、前記第2のネットワークに対して、前記データ収集要求を送信し、
前記第2の通信装置が、
前記データ収集要求に対応して前記第2のネットワーク内のノード間のマルチホップ通信により転送される前記センサーのデータを受信した場合、前記データ収集要求に対応する前記センサーのデータを受信したことを示す情報を前記第1のネットワークを介して前記第1の通信装置に送信する、
処理を実行することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の通信方法。
(付記8)第1のネットワークを介して通信可能な複数の通信装置と、第2のネットワークに含まれるセンサーを有するノード群と、を有するシステムにおいて、
前記第2のネットワークに対して、前記センサーのデータ収集要求を送信する第1送信部を有する前記複数の通信装置の第1の通信装置と、
前記データ収集要求に対応して前記第2のネットワーク内のノード間のマルチホップ通信により転送される前記センサーのデータを受信した場合、前記データ収集要求に対応する前記センサーのデータを受信したことを示す受信情報を前記第1のネットワークを介して前記第1の通信装置に送信する第2送信部を有する前記複数の通信装置の第2の通信装置と、
を含むことを特徴とするシステム。
(付記9)複数の通信装置の第1の通信装置に第1のネットワークを介して通信可能な第2の通信装置に、
センサーを有するノード群を含む第2のネットワークに対して、前記第1の通信装置が送信した前記センサーのデータ収集要求に対応して前記第2のネットワーク内のノード間のマルチホップ通信により転送される前記センサーのデータを受信した場合、前記データ収集要求に対応する前記センサーのデータを受信したことを示す受信情報を前記第1のネットワークを介して前記第1の通信装置に送信する、
処理を実行させることを特徴とする通信プログラム。
100 システム
101、102 通信装置
103、104、204、205 ネットワーク
200 センサーネットワークシステム
201 利用者端末
202 データ収集要求装置
203 データ集約装置
701 第1取得部
702 算出部
703 第1判断部
704 第1送信部
711 第2判断部
712 第2送信部
2901 第2取得部
2902 第2判断部

Claims (8)

  1. 第1のネットワークを介して通信可能な複数の通信装置の第1の通信装置が、
    センサーを有するノード群を含む第2のネットワークに対して、前記センサーのデータ収集要求を送信し、
    前記複数の通信装置の第2の通信装置が、
    前記データ収集要求に対応して前記第2のネットワーク内のノード間のマルチホップ通信により転送される前記センサーのデータを受信した場合、前記データ収集要求に対応する前記センサーのデータを受信したことを示す受信情報を前記第1のネットワークを介して前記第1の通信装置に送信する、
    処理を実行することを特徴とする通信方法。
  2. 前記第1の通信装置が、
    前記第1の通信装置から送信された信号が前記ノード間のマルチホッピング通信により前記第2の通信装置に転送されるまでのホップ数を取得し、
    取得した前記ホップ数と前記第2のネットワーク内のノード間の通信時間とに基づいて、前記センサーのデータ収集にかかる収集時間を算出し、
    前記データ収集要求を送信してから算出した前記収集時間が経過するまでに、前記第2の通信装置から前記受信情報を受信したか否かを判断する、
    処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
  3. 前記第1の通信装置が、
    前記データ収集要求を送信してから前記収集時間が経過するまでに前記受信情報を受信していないと判断した場合、前記第2のネットワークに対して、前記データ収集要求を送信する、
    処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の通信方法。
  4. 前記第1の通信装置が、
    0から前記ホップ数までの整数ごとに、前記センサーの前記整数個のデータの規定サイズと、前記第2のネットワーク内のノード間の単位データ当たりの通信時間とに基づいて、前記センサーの前記整数個のデータの通信時間を算出する、処理を実行し、
    前記収集時間を算出する処理は、
    0から前記ホップ数までの整数ごとに算出した前記センサーの前記整数個のデータの通信時間を累積することにより、前記センサーのデータ収集にかかる収集時間を算出することを特徴とする請求項2または3に記載の通信方法。
  5. 前記第2の通信装置が、
    前記データ収集要求に対応して前記第2のネットワーク内のノード間のマルチホップ通信により転送される前記センサーのデータを受信した場合、受信した前記センサーのデータの個数が前記第2のネットワーク内のノードの個数に基づく所定数以上であるか否かを判断する、処理を実行し、
    前記第1の通信装置に送信する処理は、
    前記センサーのデータの個数が前記所定数以上であると判断した場合、前記受信情報を前記第1のネットワークを介して前記第1の通信装置に送信することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の通信方法。
  6. 前記第2の通信装置が、
    前記第1の通信装置から送信された信号が前記第2の通信装置に転送されるまでに経由する前記第2のネットワーク内の1以上の経路上のノードの個数を取得する、処理を実行し、
    前記センサーのデータの個数が前記所定数以上であるか否かを判断する処理は、
    前記データ収集要求に対応して前記第2のネットワーク内のノード間のマルチホップ通信により転送される前記センサーのデータを受信した場合、受信した前記センサーのデータの個数が取得した前記1以上の経路上のノードの個数に基づく所定数以上であるか否かを判断することを特徴とする請求項5に記載の通信方法。
  7. 第1のネットワークを介して通信可能な複数の通信装置と、第2のネットワークに含まれるセンサーを有するノード群と、を有するシステムにおいて、
    前記第2のネットワークに対して、前記センサーのデータ収集要求を送信する第1送信部を有する前記複数の通信装置の第1の通信装置と、
    前記データ収集要求に対応して前記第2のネットワーク内のノード間のマルチホップ通信により転送される前記センサーのデータを受信した場合、前記データ収集要求に対応する前記センサーのデータを受信したことを示す受信情報を前記第1のネットワークを介して前記第1の通信装置に送信する第2送信部を有する前記複数の通信装置の第2の通信装置と、
    を含むことを特徴とするシステム。
  8. 複数の通信装置の第1の通信装置に第1のネットワークを介して通信可能な第2の通信装置に、
    センサーを有するノード群を含む第2のネットワークに対して、前記第1の通信装置が送信した前記センサーのデータ収集要求に対応して前記第2のネットワーク内のノード間のマルチホップ通信により転送される前記センサーのデータを受信した場合、前記データ収集要求に対応する前記センサーのデータを受信したことを示す受信情報を前記第1のネットワークを介して前記第1の通信装置に送信する、
    処理を実行させることを特徴とする通信プログラム。
JP2015518037A 2013-05-24 2013-05-24 通信方法、システム、および通信プログラム Expired - Fee Related JP5971412B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2013/064540 WO2014188604A1 (ja) 2013-05-24 2013-05-24 通信方法、システム、および通信プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5971412B2 true JP5971412B2 (ja) 2016-08-17
JPWO2014188604A1 JPWO2014188604A1 (ja) 2017-02-23

Family

ID=51933184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015518037A Expired - Fee Related JP5971412B2 (ja) 2013-05-24 2013-05-24 通信方法、システム、および通信プログラム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20160072893A1 (ja)
JP (1) JP5971412B2 (ja)
CN (1) CN105247589A (ja)
TW (1) TWI540929B (ja)
WO (1) WO2014188604A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6468345B2 (ja) * 2015-03-13 2019-02-13 富士通株式会社 制御装置、制御プログラム、及びセンサノード
US10819795B2 (en) * 2018-04-26 2020-10-27 Lenovo Enterprise Solutions (Singapore) Pte. Ltd. Transmitting principal components of sensor data that are responsive to a continuous query
JP7111159B2 (ja) 2018-06-04 2022-08-02 日本電気株式会社 情報共有装置、情報共有方法および情報共有プログラム
CN109768845B (zh) * 2018-12-28 2021-03-09 北京诺亦腾科技有限公司 数据处理方法、装置及存储介质
JP2022131053A (ja) * 2021-02-26 2022-09-07 キヤノン株式会社 ゲートウェイ装置、ノード装置、情報処理システム、生産システム、物品の製造方法、ゲートウェイ装置の制御方法、ノード装置の制御方法、制御プログラム、記録媒体
JP2022164068A (ja) * 2021-04-15 2022-10-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 通信装置、通信システム、制御システム、通信制御方法、及びプログラム
CN112995943B (zh) * 2021-05-13 2021-10-29 深圳市速腾聚创科技有限公司 多传感器的感知信息融合方法及相关设备

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11120474A (ja) * 1997-10-14 1999-04-30 Mitsutoyo Corp 測定データの処理装置
EP2034629A1 (en) * 2007-09-05 2009-03-11 Technische Universität Kaiserlautern Method, computer program product and system for the tick synchronization of nodes in a wireless multi-hop network
JP2010056812A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Mitsubishi Electric Corp 自動計量システム
JP2012212390A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Kansai Electric Power Co Inc:The 計量器端末およびそれを備える検針データ収集システムならびに検針データ収集方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7242294B2 (en) * 2003-09-17 2007-07-10 Agilent Technologies, Inc System and method for using mobile collectors for accessing a wireless sensor network
JP4349047B2 (ja) * 2003-09-19 2009-10-21 日本電気株式会社 データ収集方式、基地局、情報処理装置及びデータ収集方法
JP5069884B2 (ja) * 2006-09-14 2012-11-07 株式会社日立製作所 最新データ及び履歴データを管理するセンサネットワークシステム
US8111619B2 (en) * 2008-02-08 2012-02-07 Honeywell International Inc. Apparatus and method for routing data in wireless networks
JP5307152B2 (ja) * 2008-10-15 2013-10-02 パナソニック株式会社 通信装置及び通信方法
KR101032724B1 (ko) * 2009-05-13 2011-05-06 서울대학교산학협력단 무선 멀티 홉 네트워크를 위한 방법
JP5347846B2 (ja) * 2009-08-31 2013-11-20 富士通株式会社 ノード関連情報を収集するシステム、ノード装置、およびフレーム処理方法
TWI401979B (zh) * 2009-10-14 2013-07-11 Ind Tech Res Inst 無線感測網路之存取授權裝置與方法
EP2437428A1 (en) * 2010-10-01 2012-04-04 Koninklijke Philips Electronics N.V. Device and method for load balancing for data packet transmissions in wireless networks
CN102594509B (zh) * 2012-03-02 2014-08-13 杭州电子科技大学 基于节点分级策略的无线传感器网络编码数据采集方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11120474A (ja) * 1997-10-14 1999-04-30 Mitsutoyo Corp 測定データの処理装置
EP2034629A1 (en) * 2007-09-05 2009-03-11 Technische Universität Kaiserlautern Method, computer program product and system for the tick synchronization of nodes in a wireless multi-hop network
JP2010056812A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Mitsubishi Electric Corp 自動計量システム
JP2012212390A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Kansai Electric Power Co Inc:The 計量器端末およびそれを備える検針データ収集システムならびに検針データ収集方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN105247589A (zh) 2016-01-13
WO2014188604A1 (ja) 2014-11-27
TWI540929B (zh) 2016-07-01
US20160072893A1 (en) 2016-03-10
TW201448649A (zh) 2014-12-16
JPWO2014188604A1 (ja) 2017-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5971412B2 (ja) 通信方法、システム、および通信プログラム
Zhu et al. A compressive sensing approach to urban traffic estimation with probe vehicles
Hull et al. Cartel: a distributed mobile sensor computing system
He et al. Evaluating service disciplines for on-demand mobile data collection in sensor networks
JP5862779B2 (ja) 位置推定方法、システム、および位置推定装置
CN1977498A (zh) 无线传感器网络
CN111901788B (zh) 蓝牙连接方法、装置、设备和存储介质
JP2017181287A (ja) 位置推定装置、位置推定プログラム、監視装置及び状態監視システム
Vural et al. Analysis of hop-distance relationship in spatially random sensor networks
Liang et al. Road side unit location optimization for optimum link flow determination
JP2015073242A (ja) 干渉源の位置推定装置,位置推定方法及びプログラム
JP6041042B2 (ja) データ収集方法、システム、およびデータ収集プログラム
CN105379304A (zh) 数据网络管理系统、数据网络管理装置、数据处理装置、以及数据网络管理方法
JP6036843B2 (ja) 判定方法、およびシステム
WO2017199909A1 (ja) 分散協調情報処理装置、分散協調情報処理方法、及び記録媒体
JP2017175425A (ja) 無線システム、通信経路設定方法、および、無線端末装置
TWI596965B (zh) 通信節點、通信系統、通信方法、以及通信程式產品
JPWO2014033866A1 (ja) 通信装置、システム、および通信方法
JP7097586B2 (ja) 地震速報システム
KR101442579B1 (ko) 무선 센서 네트워크에서의 데이터 전송 방법 및 이를 위한 무선 센서 노드
JP6002418B2 (ja) 多地点計測システム
JP2018170620A (ja) ネットワーク装置、管理装置、センシングシステム、データ転送方法、管理方法、センシング方法、及びプログラム
JP6753287B2 (ja) 異常検知システム、異常検知装置、異常検知プログラムおよび異常検知方法
He et al. Adaptive mobility-assisted data collection in wireless sensor networks
CN106289561A (zh) 一种基于无线网络的电机温度监测系统

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160614

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160627

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5971412

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees