JP2010056812A - 自動計量システム - Google Patents

自動計量システム Download PDF

Info

Publication number
JP2010056812A
JP2010056812A JP2008218942A JP2008218942A JP2010056812A JP 2010056812 A JP2010056812 A JP 2010056812A JP 2008218942 A JP2008218942 A JP 2008218942A JP 2008218942 A JP2008218942 A JP 2008218942A JP 2010056812 A JP2010056812 A JP 2010056812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
relay device
primary relay
primary
data
measurement data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008218942A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4908473B2 (ja
Inventor
Naoto Miyauchi
直人 宮内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2008218942A priority Critical patent/JP4908473B2/ja
Publication of JP2010056812A publication Critical patent/JP2010056812A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4908473B2 publication Critical patent/JP4908473B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】二次中継装置に障害が発生した場合でも、一次中継装置が迂回経路を探索して通信経路を確立することで、計量データをセンターサーバに送信できる自動計量システムを得ることを目的とする。
【解決手段】計量メータ1から計量データを受信する一次中継装置2と、一次中継装置2から無線回線5を通じて計量データを受信する二次中継装置3と、二次中継装置3からブロードバンド回線6を通じて計量データを受信し蓄積するセンターサーバ4を備えている。一次中継装置2は、通信を行う無線通信部8と、送信先である中継装置2、3との通信状態を監視する経路管理部21と、計量データを二次中継装置3に送信した後に受信を知らせる応答がないことを判定した場合に新送信先を決定する送信先演算部9を備えている。応答を受信できなかった一次中継装置2は、送信先演算部9で決定した新送信先に計量データを送信する。
【選択図】図1

Description

この発明は、電力やガス、水道などの使用量等を自動的に計量するシステムに関するものである。
近年、電力やガス、水道などの使用量を、無線や有線の通信ネットワークによって接続することによって、人間が目視で行っていた計量作業を自動化し、計量作業の負荷を軽減した自動計量システムが開発されている。
例えば、無線通信ネットワークによって接続された自動計量システムが特許文献1に示されている。特許文献1の自動計量システムは、計量メータが計測したガス消費量等の計量データを一次中継装置である小電力無線子機の複数が個別に二次中継装置の小電力無線親機に送信し、二次中継装置は受信した計量データの夫々をPHSモデムからPHS通信回線を通じてPHS基地局に送信し、センターサーバはPHS基地局を経由して計量データを受信していた。PHS回線に障害が発生した場合には、二次中継装置が他の二次中継装置と通信して迂回経路を設定することで、計量データをセンターサーバに送信していた。
特開2001−111701号公報(0015段乃至0017段、図1)
しかしながら、従来の自動計量システムは、二次中継装置に障害が発生した場合、即ち二次中継装置における二次中継装置間通信機能が故障した場合には計量メータが計測した計量データをセンターサーバに送信できない問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、二次中継装置に障害が発生した場合でも、一次中継装置が迂回経路を探索して通信経路を確立することで、計量メータが計測した計量データをセンターサーバに送信できる自動計量システムを得ることを目的とする。
この発明に係る自動計量システムは、計量メータから計量データを受信する一次中継装置と、一次中継装置から無線回線を通じて計量データを受信する二次中継装置と、二次中継装置からブロードバンド回線を通じて計量データを受信し蓄積するセンターサーバを備えている。一次中継装置は、通信を行う無線通信部と、送信先である他の一次中継装置又は二次中継装置との通信状態を監視する経路管理部と、計量データを二次中継装置に送信した後に受信を知らせる応答がないことを判定した場合に新送信先を決定する送信先演算部を備えている。応答を受信できなかった一次中継装置は、送信先演算部で決定した新送信先に計量データを送信する。
この発明に係る自動計量システムは、二次中継装置に障害が発生した場合でも、一次中継装置が迂回経路を探索して通信経路を確立することで、計量メータが計測した計量データをセンターサーバに送信できる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における自動計量システムの構成図である。計量メータ1は、家庭や工場等に設置され、電力消費量等を計測する。計量メータ1の近傍に設置され、計量メータ1と通信路7で1対1に接続された一次中継装置2は、計量メータ1が計測した計量データを他の一次中継装置2又は二次中継装置3に送信する。二次中継装置3は、電柱や変電所等に設置され、一次中継装置2と無線による通信を行い、一次中継装置2から無線回線5を通じて計量データを受信し、センターサーバ4に計量データを送信する。センターサーバ4は、電力会社の局舎に設置され、二次中継装置3と通信を行い、二次中継装置3からブロードバンド回線6を通じて計量データを受信し、受信した計量データを記憶する。
一次中継装置2は、二次中継装置3または他の一次中継装置2と無線で通信を行う無線通信部8と、計量データの送信先を演算し決定する送信先演算部9と、送信先を記憶する送信先記憶部10を備える。また一次中継装置2は、二次中継装置3に到達するまでの通信ホップ数を記憶するホップ数記憶部11と、一次中継装置2の無線通信部8の通信状態を監視すると共に、通信異常時に他の一次中継装置2に対する通信経路再設定要求100を生成し、無線通信部8を介して他の一次中継装置2に対して送信する経路管理部21と、当該一次中継装置2を経由する計量データの送信元である一次中継装置2の一覧を記憶する中継記憶部22を備える。
二次中継装置3は、一次中継装置2と無線で通信を行う無線通信部14と、ブロードバンド回線6を通じてセンターサーバ4と通信を行うBB(Broad Band)通信部13と、一次中継装置2から計量データを収集すると共に、センターサーバ4に計量データをBB通信部13を介して転送する通信集計部12を備える。
センターサーバ4は、ブロードバンド回線6を通じて二次中継装置3と通信を行うBB通信部15を備える。
無線回線5は、特定小電力無線やZigBee(ZigBeeアライアンスの登録商標)、無線LAN、携帯電話等を利用した無線による通信路である。ブロードバンド回線6は、有線電話回線や光ファイバ、WiMAX(WiMAX Forumの商標)等を利用した広帯域の通信路である。通信路7は、RS−232−C等の有線通信路や、赤外線通信路である。
一次中継装置2及び二次中継装置3は、それぞれ独立した識別子を有している。図1には、4つの一次中継装置2a乃至2dと、2つの二次中継装置3e、3fが示されている。一次中継装置2bは無線回線5abを通じて一次中継装置2aに計量データを送信し、一次中継装置2aは無線回線5aeを通じて二次中継装置3eに計量データを送信している。一次中継装置2dは無線回線5cdを通じて一次中継装置2cに計量データを送信し、一次中継装置2cは無線回線5cfを通じて二次中継装置3fに計量データを送信している。
なお、破線矢印で示した無線回線5af、5bdは後述する迂回経路として設定される無線回線である。一次中継装置2は計量データの送信先の違いから2種類に分けることができる。他の一次中継装置2に計量データを送信する一次中継装置2b、2dは第1の一次中継装置であり、二次中継装置3に計量データを送信する一次中継装置2a、2cは第2の一次中継装置である。以降の説明では特に区別が必要な場合を除き、単に一次中継装置として説明する。
次に実施の形態1における自動計量システムの動作について動作フロー図を用いて説明する。図2は実施の形態1における正常時の動作フロー図である。
一次中継装置2aは、計量メータ1aから計量データを収集し、定期的に二次中継装置3eに計量データを送信する(ステップS1)。
二次中継装置3eは、計量データを受信し、正常に受信した確認の応答を一次中継装置2aに送信する(ステップS2)。一次中継装置2aは、二次中継装置3eから応答を受信する(ステップS1−1)。
二次中継装置3eは、センターサーバ4に計量データを送信する(ステップS3)。センターサーバ4は、二次中継装置3eから計量データを受信し、正常に受信した確認の応答を二次中継装置3eに送信すると共に、計量データを蓄積する(ステップS4)。二次中継装置3eはセンターサーバ4から応答を受信する(ステップS3−1)。
一次中継装置2bは、計量メータ1bから計量データを収集し、定期的に他の一次中継装置2aに計量データを送信する(ステップS5)。
一次中継装置2aは、一次中継装置2bから計量データを受信し、正常に受信した確認の応答を一次中継装置2bに送信する(ステップS6)。一次中継装置2bは一次中継装置2aから応答を受信する(ステップS5−1)。
一次中継装置2aは、一次中継装置2bから受信した計量データを、二次中継装置3eに送信する(ステップS7)。
二次中継装置3eは、計量データを受信し、正常に受信した確認の応答を一次中継装置2aに送信する(ステップS8)。一次中継装置2aは、二次中継装置3eから応答を受信する(ステップS7−1)。
二次中継装置3eは、センターサーバ4に計量データを送信する(ステップS9)。センターサーバ4は、二次中継装置3eから計量データを受信し、正常に受信した確認の応答を二次中継装置3eに送信すると共に、計量データを蓄積する(ステップS10)。二次中継装置3eは、センターサーバ4から応答を受信する(ステップS9−1)。
次に、二次中継装置3eに装置障害が発生した場合の動作を説明する。図3は、二次中継装置3eが故障して無線回線5aeが不通になった場合、すなわち異常時の動作フロー図である。故障した二次中継装置3eの配下である一次中継装置2a、2bが自律的に通信経路を再設定し、他の二次中継装置3fや一次中継装置2dを経由してセンターサーバ4に計量データを送信する場合の動作例を示している。
一次中継装置2aは、計量メータ1aから計量データを収集し、定期的に二次中継装置3eに計量データを送信する(ステップS11)。
一次中継装置2aは、二次中継装置3eから正常に受信した確認の応答を一定時間(例えば、10秒)待ち、応答が有るかを経路管理部21で判定する(ステップS12)。
もし、ステップS12において二次中継装置3eから正常に受信した確認の応答を受信した場合は、一次中継装置2aはステップS1に戻り、計量データの収集、送信を継続する(ステップS13)。
もし、ステップS12において一次中継装置2aが二次中継装置3eから正常に受信した確認の応答を受信しなかった場合は、経路管理部21は中継記憶部22を参照し、当該一次中継装置2aを経由した計量データの送信元である一次中継装置2の一覧を抽出し、通信経路再設定要求100を生成する。これらの一次中継装置2に対して、一次中継装置2aは通信経路再設定要求100の信号を無線通信部8aから送信する(ステップS14)。
一次中継装置2aは、通信経路再設定要求100の信号を送信後、後述する方法により自律的にセンターサーバ4への通信経路を探索し、通信経路を再設定する(ステップS15)。
一次中継装置2aは、二次中継装置3fを経由した通信経路を再設定し、計量データを新送信先である二次中継装置3fに送信する(ステップS16)。
二次中継装置3fは、計量データを受信し、正常に受信した確認の応答を一次中継装置2aに送信する(ステップS17)。一次中継装置2aは、二次中継装置3fから応答を受信する(ステップS16−1)。
二次中継装置3fは、センターサーバ4に計量データを送信する(ステップS18)。センターサーバ4は、二次中継装置3fから計量データを受信し、正常に受信した確認の応答を二次中継装置3fに送信すると共に、計量データを蓄積する(ステップS19)。二次中継装置3fは、センターサーバ4から応答を受信する(ステップS18−1)。
一次中継装置2bは、通信経路再設定要求100の信号を受信し、通信経路再設定要求100が有るかを経路管理部21で判定する(ステップS20)。
もし、ステップS20において一次中継装置2aから通信経路再設定要求100が無かった場合は、一次中継装置2bはステップS5に戻り、計量データの収集、送信を継続する(ステップS21)。
もし、ステップS20において一次中継装置2aから通信経路再設定要求100が有った場合は、一次中継装置2bは、後述する方法により自律的にセンターサーバ4への通信経路を探索し、通信経路を再設定する(ステップS22)。
一次中継装置2bは、一次中継装置2dを経由した通信経路を再設定し、計量データを新送信先である一次中継装置2dに送信する(ステップS23)。
一次中継装置2dは、計量データを受信し、正常に受信した確認の応答を一次中継装置2bに送信する(ステップS24)。一次中継装置2bは、一次中継装置2dから応答を受信する(ステップS23−1)。
次に、ステップS15、S22で述べた通信経路を再設定する方法について説明する。図4は実施の形態1における通信経路を再設定する動作フロー図である。図5は実施の形態1における装置探査要求及び装置探査応答のデータ構造を示す図であり、図6は実施の形態1における装置探査要求及び装置探査応答の例を示す図である。まず装置探査要求及び装置探査応答について述べてから、一次中継装置2aが通信経路を探索し、通信経路を再設定する動作を説明する。
装置探査要求110は、送信先識別子111と、送信元識別子112と、送信元装置種別113と、信号種別114の情報を含んでいる。送信先識別子111は送信先となる装置の識別子である。装置探査要求の場合には送信先は特定せず、送信先識別子111はなし(null)である。送信元識別子112は送信元となる装置の識別子である。一次中継装置2aが通信経路を再設定する場合は、送信元識別子112は自身の識別子であるaが入る。送信元装置種別113は送信元となる装置の種別であり、この場合は一次中継装置である。信号種別114は無線信号の種類であり、この場合は装置探査要求である。一次中継装置2aが送信する装置探査要求110の具体例を、図6に示した。
装置探査応答120は、送信先識別子121と、送信元識別子122と、送信元装置種別123と、信号種別124と、二次中継到達ホップ数125の情報を含んでいる。送信先識別子121は送信先となる装置の識別子である。装置探査応答の場合には、装置探査要求110の送信元である一次中継装置2aの識別子であるaが送信先識別子121に入る。送信元識別子122は送信元となる装置の識別子であり、装置探査応答を送信する中継装置の識別子が入る。例えば二次中継装置3fの場合は、fが入る。送信元装置種別123は送信元となる装置の種別である。二次中継装置3fの場合は、二次中継装置である。信号種別124は無線信号の種類であり、この場合は装置探査応答である。二次中継到達ホップ数125は当該装置から最短の二次中継装置までの通信ホップ数である。二次中継装置3fの場合は、0となる。一次中継装置2c、2dの二次中継到達ホップ数125c、125dは、図6に示したようにそれぞれ1、2になる。二次中継装置3f、一次中継装置2c、2dが送信する装置探査応答120f、120c、120dの具体例を図6に示した。
次に図4に示した動作フロー図を参照して、一次中継装置2aが通信経路を再設定する方法を説明する。
一次中継装置2aは、送信先となる中継装置を探索するため、装置探査要求110をブロードキャスト送信し、その装置探査要求110に対する装置探査応答120を一定時間(例えば1分間)待つ(ステップS51)。
装置探査要求110を受信した一次中継装置2b、2c、2dと二次中継装置3fは、それぞれ装置探査応答120b、120c、120d、120fを装置探査要求110の送信元である一次中継装置2aに返す。なお、図6には一次中継装置2bからの装置探査応答120bは省略している。
もし装置探査応答120が無ければ、ステップS51に戻り、応答待ちを繰り返す。もし一つ以上の装置探査応答120を受信した場合は、ステップS53に進む(ステップS52)。
一次中継装置2aは、通信範囲にある一次中継装置2b、2c、2dと二次中継装置3fから装置探査応答120を受信し、二次中継装置3fから装置探査応答120fが有るかを判定する。装置探査応答120の送信元に応じて、ステップS54またはステップS56の処理を行う(ステップS53)。
装置探査応答120の中に送信元が二次中継装置3からのものがある場合は、送信先演算部9は、最初に受信した装置探査応答3fを抽出する(ステップS54)。
送信先演算部9は、ステップS54で抽出された二次中継装置3fからの装置探査応答120fに含まれる送信元識別子122fを取り出して、二次中継装置3fを送信先に決定し、その識別子fを送信先記憶部10に記憶する。また、二次中継装置3fまでの二次中継到達ホップ数125を1と決定し、ホップ数記憶部11に記憶する(ステップS55)。このように新送信先として二次中継装置3fに設定できれば、センターサーバ4へのデータ到達が最短の通信経路で計量データを送ることができる。
一方、装置探査応答120の中に送信元が二次中継装置3fからのものが無く、一次中継装置2b、2c、2dからのものが有る場合は、通信先演算部9は、装置探査応答120の二次中継到達ホップ数125の値が最も小さい装置探査応答120を抽出する。もし、二次中継到達ホップ数125が同じ装置探査応答120を複数受信した場合は、受信時間が早いものを抽出する(ステップS56)。図6に示した場合では、一次中継装置2の中で二次中継到達ホップ数125が最も小さいのは一次中継装置2cである。したがってステップS56では一次中継装置2cが抽出される。このように装置探査応答120を受信した一次中継装置2の中で二次中継装置3に最も近い一次中継装置2を新送信先に選定できるので、センターサーバ4へのデータ到達が最短で適切な通信経路により計量データを送ることができる。
通信先演算部9は、ステップS56で抽出された一次中継装置2cからの装置探査応答120cに含まれる送信元識別子122cを取り出して、一次中継装置2cを送信先に決定し、その識別子cを送信先記憶部10に記憶する。また、二次中継装置3fまでの二次中継到達ホップ数125を、一次中継装置2cの装置探査応答120cの二次中継到達ホップ数125cに1を加えた数と決定し、ホップ数記憶部11に記憶する(ステップS57)。
以上の手順によって、一次中継装置2aは、二次中継装置3fから装置探査応答120fを受信した場合には、二次中継装置3fを経由した通信経路を再設定し、計量データを新しい送信先である二次中継装置3fに送信する。一次中継装置2aは、装置探査要求110を通信範囲にある複数の一次中継装置2及び二次中継装置3に送るので、複数の候補から適切な新送信先を選ぶことができる。また、一次中継装置2aは、自身の二次中継到達ホップ数125をホップ数記憶部11に記憶したので、装置探査要求110に対して素早く装置探査応答120を送ることができる。送信先演算部9が決定した新送信先を送信先記憶部10に記憶したので、計量データを送信する際に新送信先を再度演算することなく、素早く送ることができる。
以上のように、一次中継装置2において経路管理部21が二次中継装置3との通信障害を検出し、自律的に通信経路を再設定するので、二次中継装置3自体が故障になった場合でも、計量データを継続的にセンターサーバ4に送信することができる。
次に、ステップS14及びS20で述べた通信経路再設定要求100について詳しく説明する。通信経路再設定要求100は、図7に示すようなデータ構造を備えている。図7(a)は通信経路再設定要求のデータ構造を示す図であり、図7(b)は一次中継装置2aが一次中継装置2bに対して送信する通信経路再設定要求の例を示している。通信経路再設定要求100は、送信先識別子101と、送信元識別子102と、送信元装置種別103と、信号種別104の情報を含んでいる。
送信先識別子101は送信先となる装置の識別子である。ステップS14で説明したように、抽出した一次中継装置2の識別子が個別に入る。一次中継装置2aが一次中継装置2bに送信する場合は、bとなる。送信元識別子102は送信元となる装置の識別子である。一次中継装置2aが一次中継装置2bに送信する場合は、aとなる。送信元装置種別103は送信元となる装置の種別である。一次中継装置2aが一次中継装置2bに送信する場合は、一次中継装置となる。信号種別104は無線信号の種類であり、この場合は、通信経路再設定要求となる。
通信経路再設定要求100を受信した一次中継装置2bは、通信経路再設定要求100の送信先識別子101のbを抽出して、自身宛であると判定する。送信元識別子102、送信元装置種別103、信号種別104を抽出して、一次中継装置2aから通信経路再設定要求100が送信されたとを判定する。ステップS20において受信した信号が通信経路再設定要求100であると判定した場合は、ステップS22に進み、図4に示したステップS51乃至S57の処理を行う。
以上のように、一次中継装置2において経路管理部21が二次中継装置3との通信障害を検出し、一次中継装置リストを参照しながら障害の影響範囲にある一次中継装置2、すなわち通信障害を検出した一次中継装置2の配下の一次中継装置2に対して通信経路再設定要求100を送信するので、通信経路再設定要求100を受信した一次中継装置2は通信経路再設定の動作を行うことができる。したがって最下層の一次中継装置2であっても素早く通信経路再設定の動作を行うことができる。通信経路再設定要求100を受信した一次中継装置2は、計量データを上層の一次中継装置2に送信する前にセンターサーバ4まで送信できる通信経路を再設定できので、計量データが長期に渡ってセンターサーバ4に送信できないことを防止することができる。
上述のように実施の形態1における自動計量システムは、二次中継装置3に障害が発生した場合でも、一次中継装置2が迂回経路を探索して通信経路を確立することで、計量メータ1が計測した計量データをセンターサーバに送信できなかった従来とは異なり、計量メータ1が計測した計量データをセンターサーバに送信できる。
なお、ステップS55では一次中継装置2aが二次中継装置3fまでの二次中継到達ホップ数125を即座に1と決定する例で説明したが、二次中継装置3fの装置探査応答120fの二次中継到達ホップ数125fは0であり、この二次中継到達ホップ数125fに1を加えるようにしても構わない。このようにすることで、ステップS55とステップS57の二次中継到達ホップ数の決定処理モジュールを共通化することができる。
中継記憶部22に第2の一次中継装置2aを経由する計量データの送信元である第1の一次中継装置2の全てを記憶する例で説明したが、当該第2の一次中継装置2aに直接に計量データを送信する送信元のみを記憶しても構わない。この場合は、直接の受信元だけに通信経路再設定要求100を送信するので、通信経路再設定要求100を受けた複数の第1の一次中継装置2が行う通信経路再設定と第2の一次中継装置2aの通信経路再設定とが輻輳することが少ない。これにより少ない一次中継装置2だけでセンターサーバ4への通信経路の再設定を完了することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では第2の一次中継装置2が二次中継装置3との通信障害を検出した場合に第1の一次中継装置に通信経路再設定要求100を送信していたが、実施の形態2は、第2の一次中継装置2が二次中継装置3との通信障害を検出し、かつ配下の第1の一次中継装置2から計量データを受信した場合に、通信経路再設定要求100を第1の一次中継装置2に送信する例である。
図8はこの発明の実施の形態2における自動計量システムの通信回線の接続を示す図であり、図8(a)は正常時の通信回線の接続を示した図であり、図8(b)は二次中継装置3eに装置障害が発生した場合、すなわち異常時の通信回線の接続を示した図である。正常時においては実施の形態1と同様に、一次中継装置2bは一次中継装置2aに計量データを送信し、一次中継装置2aは二次中継装置3eに計量データを送信する。一次中継装置2dは一次中継装置2cに計量データを送信し、一次中継装置2cは二次中継装置3fに計量データを送信する。二次中継装置3e、3fは計量データをセンターサーバ4に送信する。なお、図8(a)において破線矢印で示した無線回線5afは、迂回経路として設定される無線回線であり、通信経路が再設定された後は図8(b)において実線で示した。
次に、二次中継装置3eに装置障害が発生した場合について説明する。図9は実施の形態2における異常時の動作フロー図である。実施の形態2における異常時の動作フローは、実施の形態1における図3に示したステップS14、S15の処理をステップS30で処理する点で実施の形態1と異なる。以下に実施の形態1と異なる部分を説明する。
二次中継装置3eに装置障害が発生した後に、ステップS12において一次中継装置2aが二次中継装置3eから正常に受信した確認の応答を受信しなかった場合は、後述する方法により自律的にセンターサーバ4への通信経路を探索し、通信経路を再設定する。また一次中継装置2bが他の一次中継装置2aに計量データを送信した(ステップS31)場合には、一次中継装置2aは、当該一次中継装置2aを経由した計量データの送信元である一次中継装置2に対して、通信経路再設定要求100の信号を無線通信部8aから送信する(ステップS30)。
次に図10に示した動作フロー図を参照して、ステップS30における通信経路を再設定する方法を説明する。図10は実施の形態2における通信経路を再設定する動作フロー図であり、実施の形態1の図4におけるステップS51及びS52をステップS61乃至S64に変更したものである。
一次中継装置2aは、送信先の中継装置を探索するため、装置探査要求110をブロードキャスト送信する(ステップS61)。
一次中継装置2aは、配下の第1の一次中継装置2bからの計量データの送信が有るかを判定する(ステップS62)。
もし配下の第1の一次中継装置2bからの計量データの送信が有る場合は、一次中継装置2aの経路管理部21は中継記憶部22を参照し、当該一次中継装置2aを経由した計量データの送信元である一次中継装置2の一覧を抽出し、通信経路再設定要求100を生成する。これらの一次中継装置に対して、一次中継装置2aは通信経路再設定要求100の信号を無線通信部8aから送信する(ステップS63)。
配下の第1の一次中継装置2bからの計量データの送信がない場合、又はステップS63の処理が完了した場合は、ステップS61で送信した装置探査要求110に対する装置探査応答120を一定時間(例えば1分間)待つ。その後、一次中継装置2aは、通信範囲にある一次中継装置2b、2c、2dと二次中継装置3fから装置探査応答120が有るかを判定する。もし装置探査応答120が無ければ、ステップS62へ戻る。もし一つ以上の装置探査応答120を受信した場合は、ステップS53に進む(ステップS64)。
これ以降のステップS53乃至S57は実施の形態1と同様であり、説明は繰り返さない。
以上の手順によって、一次中継装置2aは、二次中継装置3fを経由した通信経路を再設定し、図8(b)に示すように計量データを新しい送信先である二次中継装置3fに送信する。実施の形態1と同様に、二次中継装置3に障害が発生した場合でも、一次中継装置2が迂回経路を探索して通信経路を確立することで、計量メータ1が計測した計量データをセンターサーバ4に送信できる。また、実施の形態2における第1の一次中継装置2bは、計量データを一次中継装置2aに送信しなかった場合には、自身で経路設定動作を行うことなく、センターサーバ4までの経路を形成できる。第1の一次中継装置2が多数存在する場合には、これらの第1の一次中継装置2が行う経路再設定動作を極力減らすことができるので、最小限の装置探査要求110のみが送信され、装置探査要求110の輻輳を回避することができる。したがって実施の形態2における自動計量システムは、全体の通信経路の再設定を速やかに完了することができる。
上述のように実施の形態2における自動計量システムは、二次中継装置3に障害が発生した場合に、第1の一次中継装置2が迂回路を探索することを極力避けるとともに、第2の一次中継装置2が迂回経路を探索して通信経路を確立することで、全体の通信経路の再設定を速やかに完了させ、計量メータ1が計測した計量データをセンターサーバに送信できる。
特に、一次中継装置2が計量データを送信する周期が短い(例えば5分等)場合には、実施の形態2の自動集計システムは装置探査要求110の輻輳を回避して、全体の通信経路の再設定が速やかに完了する効果がある。一方、一次中継装置2が計量データを送信する周期が長い(例えば1日等)場合であって、例えば一次中継装置2bから受信した計量データに対して二次中継装置3eから応答が無かった場合は、再度一次中継装置2bから計量データが送信されないと通信経路再設定要求100が一次中継装置2bに送信されず、実施の形態2の自動集計システムでは通信経路が絶たれた状態が長く続く恐れがある。この場合は、下層の一次中継装置2が上層の一次中継装置2に計量データを送信するまでに下層の一次中継装置2において通信経路の再設定が完了できる実施の形態1における自動集計システムの方が有利である。
なお、実施の形態1と同じ部分においては、実施の形態1で説明した変形例は、実施の形態2においても適用できる。
実施の形態3.
図11はこの発明の実施の形態3における自動計量システムの構成図であり、図12は実施の形態3における二次中継装置の動作フロー図である。実施の形態3は、実施の形態1及び2とは、二次中継装置が送信制御部31とデータ蓄積部32を備えた二次中継装置30である点で異なる。
送信制御部31はセンターサーバ4と二次中継装置30との間の通信量を監視すると共に、センターサーバ4に送信する通信量を制御する機能を持つ。データ蓄積部32は一次中継装置2から受信した計量データを一時的に蓄積する機能を持つ。
図11は二次中継装置30eが故障する前と故障した後の通信回線の接続関係が示されている。二次中継装置30eが故障する前では、一次中継装置2a、2bはそれぞれ破線矢印で示した無線回線5ae、5beを通じて二次中継装置30eに計量データを送信していた。一方、一次中継装置2c、2dはそれぞれ実線で示した無線回線5cf、5dfを通じて二次中継装置30fに計量データを送信していた。また、二次中継装置30eが故障した後は、一次中継装置2a、2bは、自律的に通信経路を再設定し、それぞれ再設定された実線の無線回線5af、5bfを通じて二次中継装置30fに計量データを送信する。
二次中継装置30eが故障した後に、一次中継装置2a、2bが自律的に通信経路を変更し、二次中継装置30fを経由してセンターサーバ4に計量データを送信する場合に、二次中継装置30fが通信量を制御する動作を、図11及び図12を用いて説明する。
二次中継装置30fの無線通信部14fが一次中継装置2a、2b、2c、2dから計量データを受信し、通信集計部12fが計量データを集計する(ステップS71)。
通信制御部31fが、ブロードバンド回線(BB回線)6の送信可能データ量と計量データの合計とを比較する(ステップS72)。
ここで、BB回線6の送信可能データ量について説明する。送信可能データ量D(byte)は、二次中継装置30がセンターサーバ4に定期的(例えば5分に1回)に1回の通信で送信できる計量データのデータ量である。例えば、BB回線6の公称帯域を10Mbpsと仮定したとき、二次中継装置30がセンターサーバ4に定期的に送信できる分割時間である5分間に送信可能なデータ量は、以下のように計算できる。
送信可能データ量D(byte)=(10Mbps×(5分×60秒))/8
したがって、この場合における送信可能データ量Dは375Mbyteとなる。
もし、BB回線6の送信可能データ量D>計量データの合計(式1)が成り立つならば、送信制御部31fは、BB通信部13fを介して二次中継装置30fが集計した計量データをセンターサーバ4に送信する(ステップS73)。
もし、BB回線6の送信可能データ量D≦計量データの合計(式2)が成り立つならば、送信制御部31fは、集計したデータをデータ蓄積部32fに蓄積すると共に、BB回線6の送信可能データ量Dよりも小さくなるように、すなわち計量データを1回で送信可能な送信計量データに分割する。送信制御部31fはBB通信部13fに計量データを転送する際に、所定の送信計量データに達したときにデータの終了を示す符号を付加する。同様に計量データが転送し終わるまで繰り返すことで計量データの分割を行う。二次中継装置30fは、分割した送信計量データをBB通信部13fを介してセンターサーバ4に送信する。分割したデータを全てセンターサーバ4に送信した後に、データ蓄積部32fに蓄積した計量データを削除する(ステップS74)。
以上のように、二次中継装置30fは送信制御部31fとデータ蓄積部32fを備え、BB回線6の送信可能データ量Dに合わせて送信するデータ量を制御するので、センターサーバ4でデータ溢れが発生しデータ送信が失敗することがない。また、送信制御部31fはBB回線6の送信可能データ量Dと計量データの合計とを比較して、1回で送信することが可能な送信計量データに分割したので、BB通信部13fと並列処理が可能となり送信計量データをスムーズにセンターサーバ4へ送信することができる。
ところで、従来の自動計量システムは、PHS回線に障害が発生した場合に、二次中継器装置が他の二次中継器装置と通信して迂回経路を設定し計量データをセンターサーバに送信していたが、計量データの送信先を健全な二次中継装置に振り向けるため、健全な二次中継装置からPHS基地局に送信する通信量が急激に増大し、健全な二次中継装置とPHS基地局との間で二次的な通信障害が発生する恐れがあった。
これに対して、実施の形態3の自動計量システムは、BB回線6の送信可能データ量Dに合わせて送信するデータ量を制御するので、センターサーバ4と二次中継装置30との間の通信障害を回避することができる。
なお、送信制御部31fが分割した送信計量データはデータ蓄積部32fに記憶してから、二次中継装置30fが分割された送信計量データをBB通信部13fを介してセンターサーバ4に送信するようにしても構わない。この場合は、送信制御部31fはBB通信部13fに転送する際にデータ量を監視することなく、BB通信部13fに転送する動作に特化できたため、BB通信部13fへの転送を素早く完了することができる。これにより二次中継装置30fはセンターサーバ4への送信時間を最大限に利用することができる。
また、BB回線6の公称帯域に基づくBB回線6の送信可能データ量Dよりも小さくなるように計量データを1回で送信可能な送信計量データに分割する例で説明したが、BB回線6の実効帯域に基づくBB回線6の送信可能データ量D以下になるように計量データを1回で送信可能な送信計量データに分割してもよい。なお、BB回線6の実効帯域の最大値は公称値の70%〜90%程度である。
なお、実施の形態1及び2では第2の一次中継装置である一次中継装置2aが二次中継装置3eから正常に受信した確認の応答を受信できない例で説明したが、第1の一次中継装置である一次中継装置2b、2dが送信先である他の一次中継装置2から応答がないことを検知して、当該第1の一次中継装置2が迂回経路を探索して通信経路を確立しても構わない。この場合は、計量データの送信先である他の一次中継装置2が故障になった場合でも、計量データを継続的にセンターサーバ4に送信することができる。
また、第1の一次中継装置2が、上層の一次中継装置2から通信経路再設定要求100を受けた場合、又は上層の一次中継装置2から正常に受信した確認の応答がないことを検知した場合であって、当該第1の一次中継装置2が下層の第1の一次中継装置2から計量データを受信した場合に、下層の第1の一次中継装置2に通信経路再設定要求100を送信してもよい。この場合は、第1の一次中継装置2が送信先である他の一次中継装置2から通信経路再設定要求100を受けなくても新送信先を見つける動作を開始できる。したがって素早くセンターサーバ4へ到達する通信経路を設定することができる。また、第2の一次中継装置の通信範囲外である下層の第1の一次中継装置であっても、早期に新送信先を見つける動作を開始でき、センターサーバ4へ到達する通信経路を早期に設定することができる。
また、実施の形態1及び2では装置探査応答120を一定時間待つことを繰り返す例で説明したが、装置探査応答待ちのステップを所定回数実行しても装置探査応答120が無い場合に、再度装置探査要求110を送信してもよい。こうすることで装置探査要求110が通信範囲の中継装置に到達できなかった場合にも対応でき、通信経路の再設定を行うことができる。
また、実施の形態1及び2では、一次中継装置2aからの通信経路再設定要求100を受信した一次中継装置2bが、装置探査要求110を送信した一次中継装置2aに装置探査応答120を送信する例で説明したが、一次中継装置2bは通信経路再設定要求100を送信した一次中継装置2aに装置探査応答120を送信しなくてもよい。一次中継装置2aから装置探査要求110が送信される前に、通信経路再設定要求100を受信した一次中継装置2bにおける通信経路の再設定の完了が少ない場合は、一次中継装置2bは装置探査応答120を送信しないことで、一次中継装置2aにおける装置探査応答120の処理を少なくすることができるメリットがある。
また、実施の形態1及び2の変形例と実施の形態3の二次中継装置30とは適宜組み合わせることができる。
この発明の実施の形態1における自動計量システムの構成図である。 実施の形態1における正常時の動作フロー図である。 実施の形態1における異常時の動作フロー図である。 実施の形態1における通信経路を再設定する動作フロー図である。 実施の形態1における装置探査要求及び装置探査応答のデータ構造を示す図である。 実施の形態1における装置探査要求及び装置探査応答の例を示す図である。 実施の形態1における通信経路再設定要求のデータ構造を示す図である。 この発明の実施の形態2における自動計量システムの通信回線の接続を示す図である。 実施の形態2における異常時の動作フロー図である。 実施の形態2における通信経路を再設定する動作フロー図である。 この発明の実施の形態3における自動計量システムの構成図である。 実施の形態3における二次中継装置の動作フロー図である。
符号の説明
1 計量メータ、2 一次中継装置、3 二次中継装置、4 センターサーバ、5 無線回線、6 ブロードバンド回線、8 無線通信部、9 送信先演算部、10 送信先記憶部、11 ホップ数記憶部、12 通信集計部、13 BB通信部、14 無線通信部、21 経路管理部、22 中継記憶部、30 二次中継装置、31 送信制御部、32 データ蓄積部、100 通信経路再設定要求、110 装置探査要求、120 装置探査応答、125 二次中継到達ホップ数。

Claims (15)

  1. 被測定対象を計測する計量メータから計量データを受信する一次中継装置と、前記一次中継装置から無線回線を通じて前記計量データを受信する二次中継装置と、前記二次中継装置からブロードバンド回線を通じて前記計量データを受信し蓄積するセンターサーバを備えた自動計量システムであって、
    前記一次中継装置は、他の一次中継装置又は前記二次中継装置と前記計量データを含む信号の通信を行う無線通信部と、前記計量データの送信先である前記他の一次中継装置又は前記二次中継装置との通信状態を監視する経路管理部と、前記計量データを前記二次中継装置に送信した後に該二次中継装置から該計量データの受信を知らせる応答がないことを前記経路管理部にて判定した場合に前記計量データを送信する新送信先を決定する送信先演算部を備え、
    前記二次中継装置から前記応答を受信できなかった前記一次中継装置は、前記送信先演算部で決定した前記新送信先に前記計量データを送信することを特徴とした自動計量システム。
  2. 前記一次中継装置には、前記計量データを前記他の一次中継装置に送信する第1の一次中継装置と、前記第1の一次中継装置から前記計量データを受信し該計量データを前記二次中継装置に送信する第2の一次中継装置があり、
    前記第1の一次中継装置は、前記第2の一次中継装置から新たな送信先の設定を要求する通信経路再設定要求を受けた場合に、前記送信先演算部にて前記計量データを送信する新送信先を決定し、該新送信先に前記計量データを送信することを特徴とした請求項1記載の自動計量システム。
  3. 前記一次中継装置には、前記計量データを前記他の一次中継装置に送信する第1の一次中継装置と、前記第1の一次中継装置から前記計量データを受信し該計量データを前記二次中継装置に送信する第2の一次中継装置があり、
    前記第1の一次中継装置は、前記計量データを前記他の一次中継装置に送信した後に該一次中継装置から該計量データの受信を知らせる応答がないことを判定した場合に、前記送信先演算部にて前記計量データを送信する新送信先を決定し、該新送信先に前記計量データを送信することを特徴とした請求項1記載の自動計量システム。
  4. 前記一次中継装置には、前記計量データを前記他の一次中継装置に送信する第1の一次中継装置と、前記第1の一次中継装置から前記計量データを受信し該計量データを前記二次中継装置に送信する第2の一次中継装置があり、
    前記第1の一次中継装置は、前記第2の一次中継装置から新たな送信先の設定を要求する通信経路再設定要求を受けた場合、及び前記計量データを前記他の一次中継装置に送信した後に該一次中継装置から該計量データの受信を知らせる応答がないことを判定した場合に、前記送信先演算部にて前記計量データを送信する新送信先を決定し、該新送信先に前記計量データを送信することを特徴とした請求項1記載の自動計量システム。
  5. 前記第2の一次中継装置は前記第1の一次中継装置からの前記計量データを直接的に受信する受信元を記憶する中継記憶部を有し、
    前記第2の一次中継装置は、前記計量データを前記二次中継装置に送信した後に該二次中継装置から該計量データの受信を知らせる応答がない場合に、前記中継記憶部に記憶された前記受信元に前記通信経路再設定要求を送信することを特徴とした請求項2乃至4のいずれか1項に記載の自動計量システム。
  6. 前記中継記憶部は、前記第1の一次中継装置からの前記計量データを間接的に受信する受信元をさらに記憶することを特徴とした請求項5に記載の自動計量システム。
  7. 前記第2の一次中継装置は、前記計量データを前記二次中継装置に送信した後に該二次中継装置から該計量データの受信を知らせる応答がなく、かつ前記第1の一次中継装置から前記計量データを受信した場合に、前記中継記憶部に記憶された前記受信元に前記通信経路再設定要求を送信することを特徴とした請求項5または6のいずれかに記載の自動計量システム。
  8. 前記送信先演算部は、前記一次中継装置及び前記二次中継装置に送信する装置探査要求を生成すると共に、前記一次中継装置又は前記二次中継装置から受信した前記装置探査要求に対する装置探査応答の少なくとも一つに基づいて前記新送信先を決定することを特徴とした請求項1乃至7のいずれか1項に記載の自動計量システム。
  9. 前記送信先演算部は、前記二次中継装置から前記装置探査要求に対する装置探査応答があった場合に、前記装置探査応答を送信した前記二次中継装置を前記新送信先に決定することを特徴とした請求項8記載の自動計量システム。
  10. 前記送信先演算部は、前記装置探査要求に対する装置探査応答が前記二次中継装置からなく、複数の前記一次中継装置からあった場合に、前記装置探査応答に含まれる二次中継装置到達ホップ数が最も小さい前記一次中継装置を前記新送信先に決定することを特徴とした請求項8記載の自動計量システム。
  11. 前記一次中継装置は、前記二次中継装置到達ホップ数を記憶するホップ数記憶部を有し、前記新送信先を決定した際に前記装置探査応答に含まれる二次中継装置到達ホップ数を1つ増やした新二次中継装置到達ホップ数を前記ホップ数記憶部に記憶することを特徴とした請求項10記載の自動計量システム。
  12. 前記一次中継装置は、前記計量データを送信する送信先を記憶する送信先記憶部を有し、前記新送信先を決定した際に該新送信先を前記送信先記憶部に記憶することを特徴とした請求項1乃至11のいずれか1項に記載の自動計量システム。
  13. 前記二次中継装置は、前記一次中継装置と通信を行う二次の無線通信部と、前記二次の無線通信部が受信した前記計量データを収集する通信集計部と、前記センターサーバに送信する前記計量データの通信量を前記ブロードバンド回線の公称帯域に基づいた送信可能データ量より小さくするように制御する送信制御部と、前記送信制御部で制御された前記計量データを前記センターサーバに送信するBB通信部を備えたことを特徴とした請求項1乃至12のいずれか1項に記載の自動計量システム。
  14. 前記送信制御部は、前記送信可能データ量と前記通信集計部に記憶された前記計量データの合計とを比較して、前記計量データの合計を前記送信可能データ量より小さい通信量の送信計量データに分割することを特徴とした請求項13記載の自動計量システム。
  15. 前記二次中継装置は、前記送信制御部が分割した前記送信計量データを記憶するデータ蓄積部を有し、前記データ蓄積部に記憶された前記送信計量データを前記BB通信部から前記センターサーバに送信することを特徴とした請求項14記載の自動計量システム。
JP2008218942A 2008-08-28 2008-08-28 自動計量システム Active JP4908473B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008218942A JP4908473B2 (ja) 2008-08-28 2008-08-28 自動計量システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008218942A JP4908473B2 (ja) 2008-08-28 2008-08-28 自動計量システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010056812A true JP2010056812A (ja) 2010-03-11
JP4908473B2 JP4908473B2 (ja) 2012-04-04

Family

ID=42072272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008218942A Active JP4908473B2 (ja) 2008-08-28 2008-08-28 自動計量システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4908473B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012054652A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Yamatake Corp 無線通信システム
JP2013017136A (ja) * 2011-07-06 2013-01-24 Nec Corp 通信端末および通信システムにおける障害検出方法
JP2014082730A (ja) * 2012-09-26 2014-05-08 Hitachi Kokusai Electric Inc 無線通信システム
WO2014188604A1 (ja) * 2013-05-24 2014-11-27 富士通株式会社 通信方法、システム、および通信プログラム
JP2017111759A (ja) * 2015-12-18 2017-06-22 シャープ株式会社 無線テレメータシステム及び無線機

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006266859A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Oki Electric Ind Co Ltd 位置測定システムおよび位置測定方法
JP2007060155A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd センサノード及び管理端末と、これらを用いたデータの収集システム
JP2007272399A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Oki Electric Ind Co Ltd サービス提供システム
JP2008071157A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Hitachi Ltd 最新データ及び履歴データを管理するセンサネットワークシステム
JP2008072415A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Hitachi Ltd センサネットシステム及びセンサノード

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006266859A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Oki Electric Ind Co Ltd 位置測定システムおよび位置測定方法
JP2007060155A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd センサノード及び管理端末と、これらを用いたデータの収集システム
JP2007272399A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Oki Electric Ind Co Ltd サービス提供システム
JP2008071157A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Hitachi Ltd 最新データ及び履歴データを管理するセンサネットワークシステム
JP2008072415A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Hitachi Ltd センサネットシステム及びセンサノード

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012054652A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Yamatake Corp 無線通信システム
JP2013017136A (ja) * 2011-07-06 2013-01-24 Nec Corp 通信端末および通信システムにおける障害検出方法
JP2014082730A (ja) * 2012-09-26 2014-05-08 Hitachi Kokusai Electric Inc 無線通信システム
WO2014188604A1 (ja) * 2013-05-24 2014-11-27 富士通株式会社 通信方法、システム、および通信プログラム
JP5971412B2 (ja) * 2013-05-24 2016-08-17 富士通株式会社 通信方法、システム、および通信プログラム
JP2017111759A (ja) * 2015-12-18 2017-06-22 シャープ株式会社 無線テレメータシステム及び無線機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4908473B2 (ja) 2012-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10952143B2 (en) Sleeping and wake-up methods and apparatuses of master-slave network, and power saving system of master-slave network
JP5866580B2 (ja) 遠隔検針システム、子局、親局
US20120310599A1 (en) Sensor data collection system
WO2016036475A1 (en) Dynamic routing in a mesh network
JP2009302694A (ja) 無線通信ネットワークシステム
JP4908473B2 (ja) 自動計量システム
CN104054304A (zh) 计算机系统、控制器、交换机、通信方法以及存储网络管理程序的记录介质
US20170127468A1 (en) Wireless terminal, metering device, and communication control method
WO2018142773A1 (ja) 通信処理システム、通信処理方法、通信処理装置およびその制御方法と制御プログラム
US10433182B2 (en) Communication system and wireless network engineering support method
JP6481514B2 (ja) 通信装置および通信システム
US20220312161A1 (en) Wireless sensor system, wireless terminal device, communication control method and communication control program
JP2009253823A (ja) 自動計量システム
EP2958273A1 (en) Power line carrier communication terminal and meter reading terminal
JP2013172227A (ja) データ通信システムおよびデータ通信方法
CN104025658A (zh) 无线通信系统、控制装置及无线通信方法
JP2011223442A (ja) 無線通信システム
JP2017211737A (ja) センサデータ収集システムおよび回路パラメータ設定方法
JP6923071B2 (ja) 状態監視装置、状態監視システム、状態監視方法および状態管理プログラム
KR20110030163A (ko) 무선 네트워크 시스템 및 무선 네트워크 시스템에서 라우팅 경로 설정 처리 방법
CN109561482B (zh) 一种数据获取方法、数据获取装置及智能终端
AU2022204679B2 (en) Method for monitoring apparatus
JP2014064155A (ja) 無線検針システム
WO2013133191A1 (ja) 通信システム及びその輻輳回避方法、並びにこの通信システムを用いた検針システム
JP2013089978A (ja) 情報収集方法及び情報収集システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110809

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20110825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111220

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120112

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4908473

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250