JP2012054652A - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】宛先デバイスからのメッセージをエンドデバイスまで確実に返送する。
【解決手段】親デバイス2−1において、エンドデバイス1からのメッセージM1に含まれている送信元のアドレスと最終的な送信先のアドレスとの対を代理情報として記憶する一方、そのメッセージM1に含まれている送信元のアドレスを自己の通信アドレス(親デバイスの通信アドレス)に書き替えて宛先デバイス2−3への代理メッセージM1’とする。また、親デバイス2−1は宛先デバイス2−3までの往還ルートの探索を実行し、探索された往ルートに従い代理メッセージM1を宛先デバイス2−3に送信する。宛先デバイス2−3は、代理メッセージM1”を受信すると、親デバイス2−1により探索された還ルートに従い親デバイス2−1に宛ててメッセージを返信する。親デバイス2−1は、宛先デバイス2−3からのメッセージを、代理情報を用いて、エンドデバイス1へ返送する。
【選択図】図2

Description

この発明は、ツリー構造の無線通信システムに関するものである。
近年、無線通信を利用して、環境計測・監視・制御などを行うシステムが増加している。この環境計測・監視・制御などを行う無線通信システムでは、対象エリアが比較的広い、又は、対象エリア内に無線通信の障害物が多々存在する場合が多い。このような場合、対象エリアをカバーするためには、受信器と送信器の設置位置や電波状況等の環境により直接通信できなくても、他のデバイスを中継して通信を行うことができる無線通信ネットワークを利用することが有利である。
この種の無線通信ネットワークとして、ジグビー(Zigbee(登録商標))プロトコルを利用した無線通信ネットワークが考えられている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。以下、このジグビープロトコルを利用した無線通信ネットワークをジグビーネットワークと呼ぶ。
ジグビーネットワークは、ツリー構造の無線通信ネットワークであり、次のような3種類のデバイスによって構成される。
〔デバイスA(ノードA)〕
コーディネータと呼ばれ、ネットワークの基層(最上位)に唯一存在し、下位のデバイスと接続通信する。また、ネットワーク全体の総合親局の役割を果たすとともに、自己と親子の接続関係(以下、単に親子関係と呼ぶ)を結ぶデバイスに通信アドレス(ネットワークアドレス)を付番する。
〔デバイスB(ノードB)〕
ルータと呼ばれ、コーディネータよりも下層に存在し、上位のデバイスおよび下位のデバイスと接続通信でき、コーディネータからの命令を受けるとともに、下位のデバイス(ルータ、又はエンドデバイス)を接続することができ、それらデバイスに対しては局地的な親局の役割を果たす。また、自己と親子関係を結ぶデバイスに通信アドレス(ネットワークアドレス)を付番する。例えば、空調制御システムではVAVコントローラなどがルータとされる。
〔デバイスC(ノードC)〕
エンドデバイスと呼ばれ、ネットワークの各枝の末端(最下位)に存在し、親子関係を結んだ上位のデバイス(親デバイス)と接続通信でき、他のデバイスの親局にはならない。例えば、空調制御システムでは、温度センサや湿度センサなどのセンサがエンドデバイスとされる。
このジグビーネットワークにおいて、エンドデバイスが自己の親デバイス(ルータ)以外の上位のデバイス(ルータ、コーディネータ)を宛先デバイスとしてメッセージを送信する場合、例えば親デバイスが宛先デバイスまでのルート探索を実行することにより、最適なルートでメッセージの送信が行われる。
具体的には、エンドデバイスからのメッセージの送信時にルート探索を指定することで、親デバイスが現在の電波状況に最適なルートをメッシュ構造から選択し、メッセージを送信する。これにより、1つの通信経路がマルチパスフェージングなどの電波変動の影響を受けて通信不能に陥ったとしても、他の通信経路を探索して通信を継続することができる。
このため、エンドデバイスから宛先デバイスまでの往路では、メッセージ転送が途中で途切れてしまうことはない。なお、マルチパスフェージングとは、複数の通信電波反射経路の間に発生する位相差により受信電波が打ち消され、受信ができなくなる現象をいう。
特開2006−5928号公報 特開2006−42370号公報
しかしながら、宛先デバイスからエンドデバイスまでの復路では、返送先がエンドデバイスとなるため、宛先デバイスにおいてエンドデバイスまでのルート探索を行うことができない。このため、従来においては、通信アドレスのツリー・ルート情報に基づいた単一のルートに従って、宛先デバイスからエンドデバイスまでメッセージの返信を行うようにしており、電波状況などによってはメッセージ転送が途中で途切れてしまうことがあった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、宛先デバイスからのメッセージをエンドデバイスまで確実に返送することが可能な無線通信システムを提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明は、最下位に位置するエンドデバイスと、このエンドデバイスよりも上位に位置し、当該エンドデバイスと親子の接続関係を持つ親デバイスと、親デバイスを通してエンドデバイスより送られてくるメッセージを最終的に受信する宛先デバイスとを備えるツリー構造の無線通信システムにおいて、エンドデバイスは、送信元のアドレスとして自己の通信アドレスを、最終的な送信先のアドレスとして宛先デバイスの通信アドレスを、代理通信を実行するか否かの情報として代理通信要求情報を、ルート探索を実行するか否かの情報としてルート探索要求情報を少なくとも含むメッセージを親デバイスに送信するメッセージ送信手段を備え、親デバイスは、エンドデバイスからのメッセージを受信するメッセージ受信手段と、受信されたエンドデバイスからのメッセージに含まれるルート探索要求情報がルート探索を実行することを示していた場合、自デバイスから宛先デバイスまでの往還ルートの探索を実行する往還ルート探索実行手段と、受信されたエンドデバイスからのメッセージに含まれる代理通信要求情報が代理通信を実行することを示していた場合、そのメッセージに含まれている送信元のアドレスと最終的な送信先のアドレスとの対を代理情報として記憶する一方、そのメッセージに含まれている送信元のアドレスを自己の通信アドレスに書き替えて宛先デバイスへの代理メッセージとし、この代理メッセージを探索された往ルートに従う次の送信先のデバイスへ送信する代理メッセージ送信処理手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明において、宛先デバイスは、親デバイスからの代理メッセージを受信した場合、親デバイスにより探索された還ルートに従う次の送信先のデバイスに対して、返信元のアドレスとして自己の通信アドレスを、最終的な返信先のアドレスとして親デバイスの通信アドレスを少なくとも含むメッセージを返信するメッセージ返信手処理段を備え、親デバイスは、宛先デバイスからのメッセージを受信した場合、そのメッセージに含まれている返信元のアドレスと一致するアドレスが代理情報中に最終的な送信先のアドレスとして存在するか否かを確認する代理情報確認手段と、この代理情報確認手段によって代理情報中に一致するアドレスが存在することが確認された場合、その一致するアドレスと対として記憶されている代理情報中の送信元のアドレスを読み出し、宛先デバイスからのメッセージに含まれている返信先のアドレスをその読み出した送信元のアドレスに書き替えるとともに、その時に用いた代理情報を削除する代理通信解除手段と、この代理通信解除手段によって書き替えられた宛先デバイスからのメッセージをエンドバイスに返送するメッセージ返送手段とを備えることを特徴とする。
本発明において、エンドデバイスは、送信元のアドレス(自己の通信アドレス)と最終的な送信先のアドレス(宛先デバイスの通信アドレス)と代理通信を実行するか否かの情報(代理通信要求情報)とルート探索を実行するか否かの情報(ルート探索要求情報)とを少なくとも含むメッセージを親デバイスに送信する。
親デバイスは、エンドデバイスからのメッセージを受信し、この受信したメッセージに含まれるルート探索要求情報がルート探索を実行することを示していた場合(例えば、ルート探索要求ビットが「1」であった場合)、自デバイスから宛先デバイスまでの往還ルートの探索を実行する。
また、親デバイスは、受信したメッセージに含まれる代理通信要求情報が代理通信を実行することを示していた場合(例えば、代理通信要求ビットが「1」であった場合)、そのメッセージに含まれている送信元のアドレス(エンドデバイスの通信アドレス)と最終的な送信先のアドレス(宛先デバイスの通信アドレス)との対を代理情報として記憶する一方、そのメッセージに含まれている送信元のアドレス(エンドデバイスの通信アドレス)を自己の通信アドレス(親デバイスの通信アドレス)に書き替えて宛先デバイスへの代理メッセージとし、この代理メッセージを探索された往ルートに従う次の送信先のデバイスへ送信する。
本発明において、宛先デバイスは、親デバイスからの代理メッセージを受信すると、親デバイスにより探索された還ルートに従う次の送信先のデバイスに対して、返信元のアドレス(自己の通信アドレス)と最終的な返信先のアドレス(親デバイスの通信アドレス(代理メッセージに含まれている送信元のアドレス))とを少なくとも含むメッセージを返信する。
また、親デバイスは、宛先デバイスからのメッセージを受信すると、そのメッセージに含まれている返信元のアドレス(宛先デバイスの通信アドレス)と一致するアドレスが代理情報中に最終的な送信先のアドレスとして存在するか否かを確認する。ここで、一致するアドレスが存在することが確認されれば、 その一致するアドレスと対として記憶されている代理情報中の送信元のアドレスが読み出され、宛先デバイスからのメッセージに含まれている返信先のアドレスがその読み出された送信元のアドレスに書き替えられる。すなわち、エンドデバイスの通信アドレスが読み出され、宛先デバイスからのメッセージに含まれている返信先のアドレスがエンドデバイスの通信アドレスに書き替えられる。この際、親デバイスは、その時に用いた代理情報(エンドデバイスの通信アドレスと宛先デバイスの通信アドレスとの対)を削除する。そして、その宛先デバイスからのメッセージをエンドデバイス(送信元のデバイス)に返送する。
本発明によれば、親デバイスにおいて、エンドデバイスからのメッセージに含まれている送信元のアドレス(エンドデバイスの通信アドレス)と最終的な送信先のアドレス(宛先デバイスの通信アドレス)との対を代理情報として記憶する一方、そのメッセージに含まれている送信元のアドレス(エンドデバイスの通信アドレス)を自己の通信アドレス(親デバイスの通信アドレス)に書き替えて宛先デバイスへの代理メッセージとすると共に、代理メッセージを送信する前に往還ルートの探索を行うようにしたので、親デバイスにおいて、親デバイスにより探索された往ルートに従い親デバイスから宛先デバイスに宛てて代理メッセージが送信され、代理メッセージを受信した宛先デバイスにおいて、親デバイスにより探索された還ルートに従い宛先デバイスから親デバイスに宛ててメッセージを返信し、この返信されたメッセージを代理情報を用いて親デバイスからエンドデバイスへ返送するというようにして、宛先デバイスからのメッセージをエンドデバイスまで確実に返送することが可能となる。
本発明に係る無線通信システムの一実施の形態として構築されたジグビーネットワークの要部を示す図である。 このジグビーネットワークにおけるエンドデバイスから宛先デバイスへのメッセージの送信時のシーケンス図である。 このジグビーネットワークにおける宛先デバイスからエンドデバイスへのメッセージの返信時のシーケンス図である。 このジグビーネットワークにおけるエンドデバイスの要部の機能ブロック図である。 このジグビーネットワークにおける親デバイスの要部の機能ブロック図である。 このジグビーネットワークにおける転送デバイスの要部の機能ブロック図である。 このジグビーネットワークにおける宛先デバイスの要部の機能ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1はこの発明に係る無線通信システムの一実施の形態として構築されたジグビーネットワークの要部を示す図である。同図において、1は最下位に位置するエンドデバイス、2−1はエンドデバイス1よりも上位に位置し、エンドデバイス1と親子の接続関係を持つルータ(親デバイス)、2−2〜2−4はエンドデバイス1とは親子の接続関係は持たない他のルータ、3はコーディネータである。
このジグビーネットワークにおいて、エンドデバイス1の通信アドレスは「0x0001」、親デバイス2−1の通信アドレスは「0x0002」、ルータ2−2,2−3,2−4の通信アドレスは「0x0003」,「0x0004」,「0x000M」、コーディネータ3の通信アドレスは「0x0000」とされている。
また、このジグビーネットワークにおいて、エンドデバイス1からのメッセージの送信先は、ルータ2−3とされている。すなわち、エンドデバイス1を送信元デバイスとした場合、この送信元デバイスからのメッセージの最終的な送信先(宛先)がルータ2−3とされている。以下、ルータ2−3を宛先デバイスと呼ぶ。
この例において、エンドデバイス1はセンサやリモコンとされ、ルータ2(2−1〜2−4)はVAVコントローラ(可変給気量調整装置)とされ、コーディネータ3は上位コントローラとされている。この場合、宛先デバイス2−3は、エンドデバイス1からのセンサ測定値などを受信して、空調制御エリアへの調和空気の給気量を制御する。
〔エンドデバイスから宛先デバイスへのメッセージの送信(往路)〕
図2にエンドデバイス1から宛先デバイス2−3へのメッセージの送信時のシーケンス図を示す。以下、このシーケンス図を参照しながら、エンドデバイス1からのメッセージが宛先デバイス2−3に送られる様子を説明する。
〔エンドデバイス(送信元)〕
エンドデバイス1は、データを含むメッセージM1の送信時、そのメッセージM1中の、MAC層の送信元アドレスに自己の通信アドレス「0x0001」を、MAC層の送信先アドレスに親デバイス2−1の通信アドレス「0x0002」を、NWK層の送信元アドレスに自己の通信アドレス「0x0001」を、NWK層の送信先アドレスに宛先デバイス2−3の通信アドレス「0x0004」を書き込む。なお、このメッセージM1において、MAC層の送信先アドレスは次の送信先のアドレスを示し、NWK層の送信先アドレスは最終的な送信先(宛先)のアドレスを示す。
また、エンドデバイス1は、メッセージM1中の、NWK層のフレームコントロールの代理通信要求ビットを「1」(セット)とし、ルート探索要求ビットを「1」(セット)とする。なお、代理通信要求ビットはメッセージM1の送信毎にそのビットを「1」とするが、ルート探索要求ビットは初回送信時、または、アプリケーション層が双方向通信のタイムアウトを検出した場合のリトライ送信時にのみ、そのビットを「1」とする。
そして、エンドデバイス1は、このメッセージM1を親デバイス2−1へ送信する(図2:矢印(1))。
〔親デバイス〕
親デバイス2−1は、エンドデバイス1からのメッセージM1を受信すると、このメッセージM1中のNWK層のフレームコントロールを確認する。ここで、NWK層のフレームコントロールにおいて、ルート探索要求ビットが「1」とされていれば、NWK層の送信先アドレスから宛先デバイス2−3の通信アドレス「0x0004」を取得し、自デバイスから宛先デバイス2−3までの往還ルートの探索を実行する。これにより、親デバイス2−1から宛先デバイス2−3までの往還ルートを決めるルーティングテーブルRTB1〜3が各デバイス内に作成される。そして、親デバイス2−1は、この往還ルートの探索の実行後、NWK層のフレームコントロールにおけるルート探索要求ビットを「0」(クリア)とする。なお、この例において、往ルートは、ルータ2−1(親デバイス)→ルータ2−2(転送デバイス)→ルータ2−3(宛先デバイス)として作成されるものとする。また、還ルートは、ルータ2−3(宛先デバイス)→ルータ2−2(転送デバイス)→ルータ2−1(親デバイス)として作成されるものとする。
また、親デバイス2−1は、メッセージM1のNWK層のフレームコントロールにおいて、代理通信要求ビットが「1」とされていれば、NWK層の送信元アドレスとNWK層の送信先アドレスを読み取り、この読み取ったNWK層の送信元アドレスとNWK層の送信先アドレスとの対を代理情報として送信要求テーブルTB1に登録(セット)する。この場合、メッセージM1中のNWK層の送信元アドレスはエンドデバイス1の通信アドレス「0x0001」とされ、NWK層の送信先アドレスは宛先デバイス2−3の通信アドレス「0x0004」とされているので、この通信アドレス「0x0001」と「0x0004」の対を代理情報として送信要求テーブルTB1に登録する。この送信要求テーブルTB1は親デバイス2−1のメモリに記憶される。
また、親デバイス2−1は、送信要求テーブルTB1への代理情報の登録後、メッセージM1中のNWK層の送信元アドレスを自アドレスに書き替える。この場合、NWK層の送信元アドレスはエンドデバイス1の通信アドレス「0x0001」とされているので、この通信アドレス「0x0001」を親デバイス2−1の通信アドレス「0x0002」に書き替える。そして、親デバイス2−1は、NWK層のフレームコントロールにおける代理通信要求ビットを「0」(クリア)とする。
次に、親デバイス2−1は、ルーティングテーブルRTB1から次の送信先のデバイスの通信アドレス(次転送アドレス)を取得し、MAC層の送信先アドレスを次転送アドレスに書き替える。この場合、次転送アドレスはルータ2−2の通信アドレス「0x0003」として取得されるので、MAC層の送信先アドレスを「0x0003」に書き替える。また、これと合わせて、MAC層の送信元アドレスを自アドレス、すなわち親デバイス2−1の通信アドレス「0x0002」に書き替える。
そして、親デバイス2−1は、この書き替えられたメッセージM1を代理メッセージM1’とし、この代理メッセージM1’を、次の送信先のデバイスであるルータ2−2(転送デバイス)へ送信する(図2:矢印(2))。なお、代理メッセージM1’は、NWK層の送信元アドレスが親デバイス2−4の通信アドレス「0x0002」に書き替えられていることを大きな特徴としている。
〔転送デバイス〕
転送デバイス2−2は、親デバイス2−1からの代理メッセージM1’を受信すると、この代理メッセージM1’中のNWK層のフレームコントロールを確認する。この場合、NWK層のフレームコントロールにおいて、代理通信要求ビットは「0」とされているので、代理通信の処理は行わず、ルーティングテーブルRTB2から次の送信先のデバイスの通信アドレス(次転送アドレス)を取得し、MAC層の送信先アドレスを次転送アドレスに書き替える。この場合、次転送アドレスはルータ2−3の通信アドレス「0x0004」として取得されるので、MAC層の送信先アドレスを「0x0004」に書き替える。また、これと合わせて、MAC層の送信元アドレスを自アドレス、すなわち転送デバイス2−2の通信アドレス「0x0003」に書き替える。
そして、転送デバイス2−2は、この書き替えられた代理メッセージM1’を代理メッセージM1”とし、次の送信先のデバイスであるルータ2−3(宛先デバイス)へ送信する(図2:矢印(3))。なお、代理メッセージM1”において、NWK層の送信元アドレスは、親デバイス2−4の通信アドレス「0x0002」のままである。
〔宛先デバイス(送信先)〕
宛先デバイス2−3は、転送デバイス2−2からの代理メッセージM1”を受信すると、この受信した代理メッセージM1”を処理する。
〔宛先デバイスからエンドデバイスへのメッセージの返信(復路)〕
図3に宛先デバイス2−3からエンドデバイス1へのメッセージの返信時のシーケンス図を示す。以下、このシーケンス図を参照しながら、宛先デバイス2−3からのメッセージがエンドデバイス1へ送られる様子を説明する。
〔宛先デバイス(返信元)〕
宛先デバイス2−3は、転送デバイス2−2からの代理メッセージM1”(図2参照)を受信すると、この代理メッセージM1”中のNWK層の送信元アドレスから親デバイス2−1の通信アドレス「0x0002」を取得する。
宛先デバイス2−3は、データを含むメッセージM2の返信時、そのメッセージM2中の、MAC層の返信元アドレスに自己の通信アドレス「0x0004」を、MAC層の返信先アドレスにルーティングテーブルRTB3から次の返信先の通信アドレス(次転送アドレス)として取得されるルータ2−2の通信アドレス「0x0003」を書き込む。また、NWK層の返信元アドレスに自己の通信アドレス「0x0004」を、NWK層の返信先アドレスに親デバイス2−1の通信アドレス「0x0002」を書き込む。また、NWK層のフレームコントロールの代理通信要求ビットを「0」(クリア)とする。
そして、宛先デバイス2−3は、このメッセージM2を次の返信先のデバイスであるルータ2−2(転送デバイス)へ返信する(図3:矢印(1))。
〔転送デバイス〕
転送デバイス2−2は、宛先デバイス2−3からのメッセージM2を受信すると、このメッセージM2中のNWK層のフレームコントロールを確認する。この場合、NWK層のフレームコントロールにおいて、代理通信要求ビットは「0」とされているので、代理通信の処理は行わず、ルーティングテーブルRTB2から次の返信先のデバイスの通信アドレス(次転送アドレス)を取得し、MAC層の返信先アドレスを次転送アドレスに書き替える。この場合、次転送アドレスはルータ2−1の通信アドレス「0x0002」として取得されるので、MAC層の返信先アドレスを「0x0002」に書き替える。また、これと合わせて、MAC層の返信元アドレスを自アドレス、すなわち転送デバイス2−2の通信アドレス「0x0003」に書き替える。
そして、転送デバイス2−2は、この書き替えられたメッセージM2をメッセージM2’とし、次の返信先のデバイスであるルータ2−1(親デバイス)へ送信する(図3:矢印(2))。なお、メッセージM2’において、NWK層の返信先アドレスは、親デバイス2−4の通信アドレス「0x0002」のままである。
〔親デバイス〕
親デバイス2−1は、転送デバイス2−2からのメッセージM2’を受信すると、そのメッセージM2’中のNWK層の返信元アドレスと一致するアドレスが送信要求テーブルTB1中にNWK層の送信先アドレスとして存在するか否かを確認する。この場合、メッセージM2’中のNWK層の返信元アドレスは「0x0004」であり、送信要求テーブルTB1に登録されているNWK層の送信先アドレスは「0x0004」であり、送信要求テーブルTB1中に一致するアドレスが存在する。
親デバイス2−1は、送信要求テーブルTB1中に一致するアドレスが存在することを確認すると、その一致するアドレスと対として登録されているNWK層の送信元アドレスを読み出し、メッセージM2’中のNWK層の返信先アドレスをその読み出したNWK層の送信元アドレスに書き替えるとともに、その時に用いた送信要求テーブルTB1中の代理情報(NWK層の送信元アドレスと送信先アドレスとの対)を削除(クリア)する。
この場合、送信要求テーブルTB1に「0x0004」と対として登録されているNWK層の送信元アドレスは「0x0001」であるので、メッセージM2’中のNWK層の返信先アドレス「0x0002」を「0x0001」に書き替える。そして、送信要求テーブルTB1に登録されているNWK層の送信元アドレス「0x0001」と送信先のアドレス「0x0004」との対を削除する。
また、親デバイス2−1は、メッセージM2’中のMAC層の返信先アドレスを「0x0001」に書き替え、これと合わせて、MAC層の返信元アドレスを自アドレス、すなわち親デバイス2−1の通信アドレス「0x0002」に書き替える。
そして、親デバイス2−1は、この書き替えられたメッセージM2’をメッセージM2”とし、エンドデバイス1へ返送する(図3:矢印(3))。
なお、親デバイス2−1は、送信要求テーブルTB1にメッセージM2’中のNWK層の返信元アドレスと一致するNWK層の送信先アドレスが存在しなかった場合、そのメッセージM2’を自アドレス宛てのメッセージとして処理する。
〔エンドデバイス(返信先)〕
エンドデバイス1は、親デバイス2−1からのメッセージM2”を受信すると、この受信したメッセージM2”を処理する。
〔ルータ同士の自己のメッセージの送受信の禁止〕
ジグビーネットワーク上の通信としては、エンドデバイス−エンドデバイス間、エンドデバイス−ルータ間、エンドデバイス−コーディネータ間、ルータ−ルータ間、ルータ−コーディネータ間の通信が考えられる。この場合、上述した代理通信とルータ−ルータ間の通信が競合した場合、両方の通信が失敗する可能性がある。
例えば、エンドデバイス1から親デバイス2−1を経由して宛先デバイス2−3との間で代理通信を行っている場合、親デバイス2−1から宛先デバイス2−3にリクエストメッセージの送信後、宛先デバイス2−3から親デバイス2−1に別通信としてリクエストメッセージが送信された場合、親デバイス2−1は宛先デバイス2−3からのリクエストメッセージを代理通信のレスポンスメッセージと判断し、そのリクエストメッセージをエンドデバイス1に誤送信してしまう虞がある。
このような問題が生じないようにするためには、親デバイス2−1と宛先デバイス2−3との間では、自己のメッセージの送受信を行わないことを前提とするとよい。この場合、ルータ2は、どのルータでも親デバイスとなり得るし、宛先デバイスともなり得る。したがって、上述した実施の形態では、前提条件として、ルータ2同士では自己のメッセージの送受信を行わないこととする。
〔機能ブロック図〕
図4は上述したジグビーネットワークにおけるエンドデバイス1の要部の機能ブロック図、図5は親デバイス2−1の要部の機能ブロック図、図6は転送デバイス2−2の要部の機能ブロック図、図7は宛先デバイス2−3の要部の機能ブロック図である。エンドデバイス1、親デバイス2−1、転送デバイス2−2、宛先デバイス2−3は、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各種機能を実現させるプログラムとによって実現される。
エンドデバイス1は、アドレス情報記憶部1Aと、メッセージ処理部1Bと、メッセージ送信部1Cと、メッセージ受信部1Dとを備えている。アドレス情報記憶部1Aには、エンドデバイス1の自己の通信アドレス「0x0001」と、親デバイス2−1の通信アドレス「0x0002」と、宛先デバイス2−3の通信アドレス「0x0004」とが記憶されている。
親デバイス2−1は、アドレス情報記憶部21Aと、第1のメッセージ受信部21Bと、往還ルート探索実行部21Cと、代理情報記憶部21Dと、代理メッセージ送信部21Eと、第2のメッセージ受信部21Fと、代理情報確認部21Gと、代理通信解除部21Hと、メッセージ返送部21Iとを備えている。アドレス情報記憶部21Aには親デバイス2−1の自己の通信アドレス「0x0002」が記憶されている。
転送デバイス2−2は、アドレス情報記憶部22Aと、第1のメッセージ受信部22Bと、第1のメッセージ転送部22Cと、第2のメッセージ受信部22Dと、第2のメッセージ転送部22Eとを備えている。アドレス情報記憶部22Aには転送デバイス2−2の自己の通信アドレス「0x0003」が記憶されている。
宛先デバイス2−3は、アドレス情報記憶部23Aと、メッセージ処理部23Bと、メッセージ受信部23Cと、メッセージ返信部23Dとを備えている。アドレス情報記憶部23Aには宛先デバイス2−3の自己の通信アドレス「0x0004」が記憶されている。
〔エンドデバイスから宛先デバイスへのメッセージの送信(往路)〕
エンドデバイス1のメッセージ処理部1Bは、宛先デバイス2−3にメッセージを送信する場合、アドレス情報記憶部1A中の自己の通信アドレス「0x0001」、親デバイス2−1の通信アドレス「0x0002」、宛先デバイス2−3の通信アドレス「0x0004」を取得し、親デバイス2−1へのメッセージM1(図2参照)を作成する。このメッセージM1には、ルート探索要求情報(ルート探索要求ビット)や代理通信要求情報(代理通信要求ビット)なども含まれる。
この作成されたメッセージM1は、メッセージ送信部1Cより、親デバイス2−1へ送信される。このエンドデバイス1において、メッセージ処理部1Bとメッセージ送信部1Cとの組合せが、本発明でいうメッセージ送信手段に相当する。
エンドデバイス1からのメッセージM1は親デバイス2−1の第1のメッセージ受信部21Bで受信される。第1のメッセージ受信部21Bは、メッセージM1に含まれるルート探索要求情報がルート探索を実行することを示していた場合、すなわちルート探索要求ビットが「1」であった場合、往還ルート探索実行部21Cにルート探索の実行を指示する。この指示を受けて、往還ルート探索実行部21Cがルート探索を実行し、親デバイス2−1から宛先デバイス2−3までの往還ルートを決めるルーティングテーブルRTB1〜3が各デバイス内に作成される。
また、第1のメッセージ受信部21Bは、メッセージM1に含まれる代理通信要求情報が代理通信を実行することを示していた場合、すなわち代理通信要求ビットが「1」であった場合、その旨をメッセージM1と合わせて代理情報記憶部21Dおよび代理メッセージ送信部21Eに知らせる。
代理情報記憶部21Dは、第1のメッセージ受信部21Bからの代理通信を実行する旨の知らせを受けて、メッセージM1に含まれているNWK層の送信元のアドレス(エンドデバイス1の通信アドレス「0x0001」)と送信先(最終的な送信先(宛先))のアドレス(宛先デバイス2−3の通信アドレス「0x0004」)を代理情報として記憶する。
代理メッセージ送信部21Eは、第1のメッセージ受信部21Bからの代理通信を実行する旨の知らせを受けて、メッセージM1に含まれているNWK層の送信元のアドレス(エンドデバイス1の通信アドレス「0x0001」)を自己の通信アドレス(親デバイス2−1の通信アドレス「0x0002」)に書き替える。また、MAC層の送信元アドレスを自己の通信アドレスとし、MAC層の送信先アドレスをルーティングテーブルRTB1に従う次の送信先のデバイスの通信アドレスとし、ルート探索要求ビットおよび代理通信要求ビットを「0」とする。そして、この書き替えを行ったメッセージM1を代理メッセージM1’として(図2参照)、次の送信先のデバイス(転送デバイス2−2)へ送信する。
この親デバイス2−1において、第1のメッセージ受信部21Bが本発明でいうメッセージ受信手段に相当し、往還ルート探索実行部21Cが往還ルート探索実行手段に相当し、代理情報記憶部21Dと代理メッセージ送信部21Eとの組合せが代理メッセージ送信処理手段に相当する。
親デバイス2−1からの代理メッセージM1’は、転送デバイス2−2の第1のメッセージ受信部22Bで受信され、第1のメッセージ転送部22Cへ送られる。第1のメッセージ転送部22Cは、代理メッセージM1’中のMAC層の送信元アドレスを自己の通信アドレスとし、MAC層の送信先アドレスをルーティングテーブルRTB2に従う次の送信先のデバイスの通信アドレスとし、このMAC層の送信元および送信先のアドレスを書き替えた代理メッセージM1’をM1”として(図2参照)、次の送信先のデバイス(宛先デバイス2−3)へ送信する。
転送デバイス2−2からの代理メッセージM1”は、宛先デバイス2−3のメッセージ受信部23Cで受信され、メッセージ処理部23Bへ送られる。メッセージ処理部23Bは送られてきた代理メッセージM1”を処理する。
〔宛先デバイスからエンドデバイスへのメッセージの返信(復路)〕
メッセージ処理部23Bは、ルーティングテーブルRTB3から次の返信先の通信アドレス(転送デバイス2−2の通信アドレス「0x0003」)を取得し、メッセージM2を作成する。このメッセージM2中、メッセージ処理部23Bは、MAC層の返信元アドレスを自己の通信アドレス「0x0004」とし、MAC層の返信先アドレスを次の返信先の通信アドレス「0x0003」とし、NWK層の返信元アドレスを自己の通信アドレス「0x0004」とし、NWK層の返信先アドレスを親デバイス2−1の通信アドレス「0x0002」とする。また、代理通信要求ビットを「0」とする(図3参照)。この作成されたメッセージM2は、メッセージ返信部23Dより、転送デバイス2−2へ返信される。
この宛先デバイス2−3において、メッセージ処理部23Bとメッセージ返信部23Dとの組合せが、本発明でいうメッセージ返信手段に相当する。
宛先デバイス2−3からのメッセージM2は、転送デバイス2−2の第2のメッセージ受信部22Dで受信され、第2のメッセージ転送部22Eへ送られる。第2のメッセージ転送部22Eは、メッセージM2中のMAC層の返信元アドレスを自己の通信アドレスとし、MAC層の返信先アドレスをルーティングテーブルRTB2に従う次の送信先のデバイスの通信アドレスとし、このMAC層の送信元および送信先のアドレスを書き替えたメッセージM2をM2’として(図3参照)、次の返信先のデバイス(親デバイス2−1)へ返信する。
転送デバイス2−2からのメッセージM2’は、親デバイス2−1の第2のメッセージ受信部21Fで受信され、代理情報確認部21Gへ送られる。代理情報確認部21Gは、メッセージM2’中のNWK層の返信元アドレスと一致するアドレスが代理情報記憶部21DにNWK層の送信先アドレスとして存在するか否かを確認し、存在すればその旨をメッセージM2’と合わせて代理通信解除部21Hへ知らせる。
代理通信解除部21Hは、代理情報確認部21Gからの一致するアドレスが存在する旨の知らせを受けて、その一致するアドレスと対として記憶されているNWK層の送信元アドレスを読み出し、メッセージM2’中のNWK層の返信先アドレスをその読み出したNWK層の送信元アドレスに書き替えるともに、その時に用いたNWK層の送信元アドレスと送信先アドレスとの対を代理情報記憶部21Dから削除する。この代理通信解除部21Hで書き替えられたメッセージM2’は、メッセージM2”としてメッセージ返送部21Iへ送られ、エンドデバイス1へ返送される。
この親デバイス2−1において、代理情報確認部21Gが代理情報確認手段に相当し、代理通信解除部21Hが代理通信解除手段に相当し、メッセージ返送部21Iがメッセージ返送手段に相当する。
親デバイス1からのメッセージM2”は、エンドデバイス1のメッセージ受信部1Dで受信され、メッセージ処理部1Bへ送られる。メッセージ処理部1Bは送られてきたメッセージM2”を処理する。
なお、転送デバイス2−2や宛先デバイス2−3において、メッセージの送受信が途切れた場合には、親デバイス2−1に対して所定のエラーメッセージを送信し、このエラーメッセージを受信した親デバイス2−3が再度、往還ルート探索を実行し、この探索により各デバイスに再作成されたルーティングテーブルに従って、メッセージの送受信を再開するようにしてもよい。
本発明の無線通信システムは、通信幹線を無線化したメッシュ構造の中規模、大規模の監視制御システムなど様々な分野で利用することが可能である。具体的には、VAV(可変風量調節)による居室内空調システムへの適用などが考えられる。
1…エンドデバイス、2…ルータ、2−1…親デバイス、2−2…転送デバイス、2−3…宛先デバイス、3…コーディネータ、TB1…送信要求テーブル、RTB1、RTB2、RTB3…ルーティングテーブル、M1,M1’,M1”…メッセージ、M2,M2’,M2”…メッセージ、1A…アドレス情報記憶部、1B…メッセージ処理部、1C…メッセージ送信部、1D…メッセージ受信部、21A…アドレス情報記憶部、21B…第1のメッセージ受信部、21C…往還探索実行部、21D…代理情報記憶部、21E…代理メッセージ送信部、21F…第2のメッセージ受信部、21G…代理情報確認部、21H…代理通信解除部、21I…メッセージ返送部、22A…アドレス情報記憶部、22B…第1のメッセージ受信部、22C…第1のメッセージ転送部、22D…第2のメッセージ受信部、22E…第2のメッセージ転送部、23A…アドレス情報記憶部、23B…メッセージ処理部、23C…メッセージ受信部、23D…メッセージ返信部。

Claims (3)

  1. 最下位に位置するエンドデバイスと、このエンドデバイスよりも上位に位置し、当該エンドデバイスと親子の接続関係を持つ親デバイスと、前記親デバイスを通して前記エンドデバイスより送られてくるメッセージを最終的に受信する宛先デバイスとを備えるツリー構造の無線通信システムにおいて、
    前記エンドデバイスは、
    送信元のアドレスとして自己の通信アドレスを、最終的な送信先のアドレスとして前記宛先デバイスの通信アドレスを、代理通信を実行するか否かの情報として代理通信要求情報を、ルート探索を実行するか否かの情報としてルート探索要求情報を少なくとも含むメッセージを前記親デバイスに送信するメッセージ送信手段を備え、
    前記親デバイスは、
    前記エンドデバイスからのメッセージを受信するメッセージ受信手段と、
    前記受信されたエンドデバイスからのメッセージに含まれるルート探索要求情報がルート探索を実行することを示していた場合、自デバイスから前記宛先デバイスまでの往還ルートの探索を実行する往還ルート探索実行手段と、
    前記受信されたエンドデバイスからのメッセージに含まれる代理通信要求情報が代理通信を実行することを示していた場合、そのメッセージに含まれている前記送信元のアドレスと前記最終的な送信先のアドレスとの対を代理情報として記憶する一方、そのメッセージに含まれている前記送信元のアドレスを自己の通信アドレスに書き替えて前記宛先デバイスへの代理メッセージとし、この代理メッセージを前記探索された往ルートに従う次の送信先のデバイスへ送信する代理メッセージ送信処理手段と
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載された無線通信システムにおいて、
    前記宛先デバイスは、
    前記親デバイスからの代理メッセージを受信した場合、前記親デバイスにより探索された還ルートに従う次の送信先のデバイスに対して、返信元のアドレスとして自己の通信アドレスを、最終的な返信先のアドレスとして前記親デバイスの通信アドレスを少なくともむメッセージを返信するメッセージ返信処理手段を備え、
    前記親デバイスは、
    前記宛先デバイスからのメッセージを受信した場合、そのメッセージに含まれている返信元のアドレスと一致するアドレスが前記代理情報中に最終的な送信先のアドレスとして存在するか否かを確認する代理情報確認手段と、
    この代理情報確認手段によって前記代理情報中に一致するアドレスが存在することが確認された場合、その一致するアドレスと対として記憶されている代理情報中の送信元のアドレスを読み出し、前記宛先デバイスからのメッセージに含まれている返信先のアドレスをその読み出した送信元のアドレスに書き替えるとともに、その時に用いた代理情報を削除する代理通信解除手段と、
    この代理通信解除手段によって書き替えられた前記宛先デバイスからのメッセージを前記エンドデバイスに返送するメッセージ返送手段と
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1又は2に記載された無線通信システムにおいて、
    前記親デバイスと前記宛先デバイスとの間では自己のメッセージの送受信は行わない
    ことを特徴とする無線通信システム。
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