JP2022164068A - 通信装置、通信システム、制御システム、通信制御方法、及びプログラム - Google Patents
通信装置、通信システム、制御システム、通信制御方法、及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022164068A JP2022164068A JP2021069299A JP2021069299A JP2022164068A JP 2022164068 A JP2022164068 A JP 2022164068A JP 2021069299 A JP2021069299 A JP 2021069299A JP 2021069299 A JP2021069299 A JP 2021069299A JP 2022164068 A JP2022164068 A JP 2022164068A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- communication
- unit
- communication unit
- setting
- control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004891 communication Methods 0.000 title claims abstract description 419
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 23
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 48
- 238000012806 monitoring device Methods 0.000 description 25
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 22
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 19
- 230000006870 function Effects 0.000 description 17
- 230000015654 memory Effects 0.000 description 17
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 5
- 230000008859 change Effects 0.000 description 5
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 3
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 238000010187 selection method Methods 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Communication Control (AREA)
- Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
- Computer And Data Communications (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
Abstract
【課題】ユーザの利便性の向上を図る。【解決手段】通信装置3は、第1通信部31と、第2通信部32と、第3通信部33と、設定部344と、を備える。第1通信部31は、上位システムと通信する。第2通信部32は、下位システムと通信する。第3通信部33は、下位システムに関する設定を行う設定端末と通信する。設定部344は、第3通信部33の有効又は無効を設定する。【選択図】図2
Description
本開示は、一般に、通信装置、通信システム、制御システム、通信制御方法、及びプログラムに関する。より詳細には、本開示は、上位システム及び下位システムと通信可能な通信装置、通信装置を備えた通信システム並びに制御システム、通信装置による通信制御方法、及びプログラムに関する。
特許文献1には、制御ユニットと、通信ユニットと、電源ユニットと、を備える制御システムが記載されている。制御ユニットは、施設に設置された1以上の設備システムを制御する制御部と、制御ユニットに関する情報および制御ユニットに接続される他ユニットに関する情報の少なくとも一方を取得する取得部と、取得部が取得した情報を報知または所定の出力先に出力する出力部と、を備える。通信ユニットは、設備システムの通信を制御する。電源ユニットは、制御ユニットに電力を供給する。設備システムは、施設に設けられる照明器具もしくは空調機器等に関連する設備、または、施設に設けられる設備の電力計測に関連する機器等である。
特許文献1記載の制御システムのような機器制御システムでは、ユーザの利便性の向上が望まれる場合がある。
本開示は、ユーザの利便性の向上を図ることを目的とする。
本開示の一態様の通信装置は、第1通信部と、第2通信部と、第3通信部と、設定部と、を備える。前記第1通信部は、上位システムと通信する。前記第2通信部は、下位システムと通信する。前記第3通信部は、前記下位システムに関する設定を行う設定端末と通信する。前記設定部は、前記第3通信部の有効又は無効を設定する。
本開示の一態様の通信システムは、前記通信装置と、前記下位システムと、を備える。
本開示の一態様の制御システムは、前記通信装置と、前記下位システムを制御する前記上位システムと、を備える。
本開示の一態様の通信制御方法は、上位システムと通信する第1通信部と、下位システムと通信する第2通信部と、下位システムに関する設定を行う設定端末と通信する第3通信部と、を備える通信装置により実行される通信制御方法である。前記通信制御方法は、前記第3通信部の有効又は無効を設定することを含む。
本開示の一態様のプログラムは、1以上のプロセッサに、前記通信制御方法を実行させるためのプログラムである。
本開示によれば、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる、という利点がある。
(1)概要
本実施形態の通信装置3を備える機器制御システム100について、以下に説明する。機器制御システム100は、1以上の電気機器5が設置されている施設に用いられ、これらの電気機器5を制御するためのシステムである。施設は、例えば、オフィスビル、店舗、病院、学校又は工場等の非住宅施設である。ただしこれに限らず、施設は、集合住宅、戸建住宅等の住宅施設であってもよい。電気機器5は、例えば、施設に設けられている照明器具、空調装置、電力計測機等である。
本実施形態の通信装置3を備える機器制御システム100について、以下に説明する。機器制御システム100は、1以上の電気機器5が設置されている施設に用いられ、これらの電気機器5を制御するためのシステムである。施設は、例えば、オフィスビル、店舗、病院、学校又は工場等の非住宅施設である。ただしこれに限らず、施設は、集合住宅、戸建住宅等の住宅施設であってもよい。電気機器5は、例えば、施設に設けられている照明器具、空調装置、電力計測機等である。
図1に示すように、機器制御システム100は、通信装置3に加えて、第1システム1と、第2システム2と、を備えている。
第1システム1は、機器制御システム100内での上位システム(メインシステム)を構成する。第1システム1は、1以上(ここでは複数)の第1装置10を備えている。第1装置10は、第1伝送路19に接続されている。本実施形態では、第1システム1は、電気機器5の制御内容を生成する。第1システム1は、例えば、操作器具12によってユーザからの操作を受け付けたり、予め指定された環境の変化が監視器具13によって検出されたりすると、その操作内容又は検出内容に応じた制御内容を生成する。
また、第1システム1は、第2システム2に関する設定を行う機能を有している。第1システム1は、第2システム2の設定に関する設定情報を含む設定信号(以下、「第1設定信号」ともいう)を、第1伝送路19へ送信する。
第2システム2は、機器制御システム100内での下位システム(サブシステム)を構成する。第2システム2は、1以上(ここでは複数)の第2装置20を備えている。第2装置20は、第2伝送路29に接続されている。本実施形態では、電気機器5は、第2装置20として第2システム2に含まれている。電気機器5は、例えば、第1システム1で生成された制御内容に応じてその動作が制御される。
図2に示すように、通信装置3は、第1通信部31と、第2通信部32と、第3通信部33と、設定部344と、を備えている。
第1通信部31は、第1システム1(上位システム)と通信する。第1通信部31は、第1伝送路19を介して第1システム1と通信する。第1通信部31は、例えば、制御内容を含む制御信号を、第1伝送路19を介して第1システム1から受信する。また、第1通信部31は、第1設定信号を、第1伝送路19を介して第1システム1から受信する。
第2通信部32は、第2システム2(下位システム)と通信する。第2通信部32は、第2伝送路29を介して第2システム2と通信する。第2通信部32は、例えば、制御内容を含む制御信号を、第2伝送路29を介して第2システム2へ送信する。
第3通信部33は、設定端末4と通信する。第3通信部33は、無線により設定端末4と通信する。設定端末4は、第2システム2(下位システム)に関する設定を行うための端末である。第3通信部33は、第2システム2の設定に関する設定情報を含む設定信号(以下、「第2設定信号」ともいう)を、設定端末4から受信する。
設定部344は、第3通信部33の有効又は無効を設定する。
上述のように、通信装置3は、上位システム及び下位システムとそれぞれ通信するための第1通信部31及び第2通信部32に加えて、第3通信部33を更に備えている。そのため、本実施形態の通信装置3によれば、例えば第1システム1(上位システム)が未だ施工されていなかったり第1システム1に異常が発生したりして、第1システム1によって第2システム2(下位システム)に関する設定が行えない場合等に、設定端末4によって第2システム2に関する設定を行うことができる。これにより、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
ところで、第3通信部33が常時有効であると、機器制御システム100の管理者/ユーザ以外の第三者が、第3通信部33と通信可能な端末装置等を用いて第2システム2の設定を行えてしまう可能性がある。そのため、通信装置3及び機器制御システム100のセキュリティが低下する可能性がある。これに対して、本実施形態の通信装置3では、設定部344によって第3通信部33の有効又は無効が設定される。そのため、例えば設定端末4を用いて第2システム2に関する設定を行う必要がある場合にのみ第3通信部33を有効とすることで、第3通信部33が常時有効であることによるセキュリティの低下を抑制することが可能となる。これにより、管理者等の利便性の向上を図ることが可能となる。
(2)詳細
以下、実施形態に係る機器制御システム100について、図面を参照してより詳細に説明する。本実施形態では、機器制御システム100によって動作が制御される複数の電気機器5の各々は、照明器具51である。上述のように、機器制御システム100は、第1システム1(上位システム)と、第2システム2(下位システム)と、通信装置3と、を備えている。本実施形態では、図1に示すように設定端末4が機器制御システム100の構成要素に含まれているとするが、設定端末4は機器制御システム100の構成要素に含まれていなくてもよい。
以下、実施形態に係る機器制御システム100について、図面を参照してより詳細に説明する。本実施形態では、機器制御システム100によって動作が制御される複数の電気機器5の各々は、照明器具51である。上述のように、機器制御システム100は、第1システム1(上位システム)と、第2システム2(下位システム)と、通信装置3と、を備えている。本実施形態では、図1に示すように設定端末4が機器制御システム100の構成要素に含まれているとするが、設定端末4は機器制御システム100の構成要素に含まれていなくてもよい。
図1に示すように、機器制御システム100では、1つの第1システム1に対して複数の通信装置3(図1には、2つのみ図示)及び複数の第2システム2(図1には、2つのみ図示)が設けられ得る。第2システム2と通信装置3とは、一対一に対応している。複数の第2システム2の各々は、対応する通信装置3を介して第1システム1に接続されている。以下では、通信装置3に直接的に接続されている第2システム2を、この通信装置3の「配下の第2システム2」ともいう。
(2.1)第1システム
第1システム1(上位システム)は、複数の第1装置10を備えている。複数の第1装置10の各々は、第1伝送路19に接続されている。また、第1伝送路19には、通信装置3、より詳細には通信装置3の第1通信部31が接続されている。
第1システム1(上位システム)は、複数の第1装置10を備えている。複数の第1装置10の各々は、第1伝送路19に接続されている。また、第1伝送路19には、通信装置3、より詳細には通信装置3の第1通信部31が接続されている。
複数の第1装置10は、コントローラ11を含む。複数の第1装置10は、操作器具12(図1では「スイッチ」と表記)及び監視器具13(図1では「センサ」と表記)を更に含む。
操作器具12は、第1伝送路19を介してコントローラ11と接続されている。監視器具13は、第1伝送路19を介してコントローラ11と接続されている。更に、コントローラ11は、第1伝送路19を介して通信装置3と接続されている。
第1伝送路19は、例えば2線式の伝送路である。コントローラ11は、電圧の変化を用いた通信方式により、第1伝送路19を介して通信装置3等の他の装置と通信を行う。コントローラ11は、第1通信プロトコルに従って、操作器具12、監視器具13及び通信装置3と通信する。第1通信プロトコルは、例えば、ポーリング・セレクション方式のプロトコルである。コントローラ11は、ポーリングのための電圧信号を、第1伝送路19へ定期的に送信する。コントローラ11から送信されるポーリングのための電圧信号を通信装置3が定期的に受信している状態は、第1システム1と通信装置3との間の通信が確立されている状態の一例である。なお、図1では、コントローラ11と操作器具12と監視器具13と通信装置3とが1つの第1伝送路19により接続されているように図示しているが、これに限らない。例えば、コントローラ11、操作器具12及び監視器具13を接続する第1伝送路19と、コントローラ11及び通信装置3を接続する第1伝送路19とは、別の伝送路であってもよい。
コントローラ11は、処理部と第1通信部と第2通信部とを備えている。
処理部は、1以上のプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムを、コンピュータシステムのプロセッサが実行することにより、処理部の機能が実現される。プログラムは、メモリに記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
第1通信部は、第1伝送路19を介して通信を行うための通信インタフェースである。第1通信部は第1伝送路19と接続されている。第2通信部は、後述の第3伝送路39を介して通信を行うための通信インタフェースである。第2通信部は第3伝送路39と接続されている。
コントローラ11は、施設に設けられている1以上(複数)の電気機器5(照明器具51)の動作を制御するための装置である。複数の電気機器5(照明器具51)の各々は、複数の第2システム2のいずれかに第2装置20として含まれている。コントローラ11は、通信装置3へ制御信号を送信することで、通信装置3の配下の第2システム2に含まれている第2装置20(照明器具51)の動作を制御する。
操作器具12は、ユーザによって操作される装置である。操作器具12は、例えば壁スイッチ、調光器等である。操作器具12が操作されると、コントローラ11は、操作器具12への操作内容に応じて、操作された操作器具12に対応する照明器具51の動作を制御(変更)する。例えば、操作器具12としてのスイッチがオンされると、コントローラ11は、このスイッチに対応する照明器具51を点灯させる。
具体的には、操作器具12は、個別に割り当てられたアドレスを有している。ユーザからの操作を受け付けると、操作器具12は、ポーリング・セレクション方式に従って割込信号を送信し、自身(操作器具12)のアドレス及び受け付けた操作内容(例えばスイッチのオン)を含む操作信号をコントローラ11へ送信する。
コントローラ11は、自身のメモリに、各操作器具12のアドレスを、1以上の照明器具51のアドレスと紐付けて記憶している。コントローラ11は、操作器具12から操作信号を受け取ると、操作信号に含まれるアドレスに基づいてこの操作器具12に対応する照明器具51を特定し、また、操作内容に対応する制御内容を特定する。コントローラ11は、特定した照明器具51のアドレス及び制御内容を含む制御信号を生成して、第1伝送路19へ送信する。通信装置3は、第1伝送路19を介して制御信号を受信し、受信した制御信号を照明器具51へ送信することで、照明器具51の動作を制御(変更)する。
第1システム1は、操作器具12を複数含んでもよい。複数の操作器具12は、施設内の異なる位置に配置されていてもよい。複数の操作器具12のうちの2以上の操作器具12は、同一の筐体に設けられていてもよい(例えば、同一の取付金具に取り付けられている2以上のロッカースイッチ)。
監視器具13は、施設内の所定の監視領域の環境を監視する装置である。監視器具13は、例えば人感センサ、照度センサ等である。監視器具13が環境の変化を検出すると、コントローラ11は、環境の変化を検出した監視器具13に対応する照明器具51の動作を制御(変更)する。例えば、監視器具13としての人感センサが、監視領域内に人が進入したことを検出すると、コントローラ11は、この人感センサに対応する照明器具51を点灯させる。例えば、監視器具13としての照度センサが、監視領域の照度が所定値以上に増加したことを検出すると、コントローラ11は、この照度センサに対応する照明器具51を消灯又は減光させる。
具体的には、監視器具13は、個別に割り当てられたアドレスを有している。監視領域内での環境の変化を検出すると、監視器具13は、ポーリング・セレクション方式に従って割込信号を送信し、自身(監視器具13)のアドレス及び検出内容(例えば監視領域内への人の進入)を含む監視信号をコントローラ11へ送信する。
コントローラ11は、自身のメモリに、各監視器具13のアドレスを、1以上の照明器具51のアドレスと紐付けて記憶している。コントローラ11は、監視器具13から監視信号を受け取ると、監視信号に含まれるアドレスに基づいてこの監視器具13に対応する照明器具51を特定し、また、検出内容に対応する制御内容を特定する。コントローラ11は、特定した照明器具51のアドレス及び制御内容を含む制御信号を生成して、第1伝送路19へ送信する。これにより、照明器具51の動作が制御(変更)される。なお、監視器具13と対応付けられている1以上の照明器具51は、操作器具12と対応付けられている1以上の照明器具51と、一部又は全部が重複していてもよい。
第1システム1は、監視器具13を複数含んでもよい。複数の監視器具13は、施設内の異なる位置に配置されていてもよい。複数の監視器具13のうちの2以上の監視器具13は、同一の筐体に設けられていてもよい。
図1に示すように、第1システム1(上位システム)は、監視装置6を更に備えている。監視装置6は、例えば、電気機器5(照明器具51)が設けられている施設の管理室等に設置されたコンピュータまたはサーバ装置等である。監視装置6は、第3伝送路39を介してコントローラ11と接続されている。コントローラ11は、第3通信プロトコルに従って、監視装置6と通信する。第3通信プロトコルは、例えばEthernet(登録商標)のプロトコルである。
監視装置6は、例えば、コントローラ11から、電気機器5の動作状態の情報を取得する。これにより、施設の管理者等は、電気機器5の動作状態を監視装置6によって確認できる。
また、施設の管理者等は、電気機器5に対して特殊な制御をさせたい場合に、監視装置6からコントローラ11に対して指示信号を送信させることで、電気機器5に特殊な制御をさせることができる。特殊な制御としては、例えば、予め設定された制御スケジュールに従って電気機器5を動作させるスケジュール制御、使用しない電気機器5がある場合にこの電気機器5をオフさせる停止制御、等が挙げられる。コントローラ11は、監視装置6からの指示信号に従って制御信号を生成して、第1伝送路19へ送信する。
監視装置6は、更に、第2システム2の設定を行うための機能を有する。第2システム2の設定としては、第2システム2に含まれる第2装置20のアドレスの設定、第2システム2に含まれる複数の第2装置20のうちの2以上の第2装置20により構成される機器グループの設定、等が挙げられる。監視装置6は、第2システム2の設定に関する設定情報を含む設定信号(第1設定信号)を、コントローラ11へ送信する。コントローラ11は、監視装置6からの第1設定信号を、通信装置3へ送信する。通信装置3は、第1設定信号に従って、配下の第2システム2の設定を行う。
(2.2)第2システム
第2システム2は、通信装置3を介して、第1システム1と接続されている。本実施形態では、複数の第2システム2が、対応する通信装置3を介して第1システム1とそれぞれ接続されている。複数の第2システム2(下位システム)は互いに同じ構成を有しているので、以下では、1つの第2システム2に着目して説明する。本実施形態では、第2システム2は、DALI(Digital Addressable Lighting Interface)(登録商標)の規格に準拠したシステムである。
第2システム2は、通信装置3を介して、第1システム1と接続されている。本実施形態では、複数の第2システム2が、対応する通信装置3を介して第1システム1とそれぞれ接続されている。複数の第2システム2(下位システム)は互いに同じ構成を有しているので、以下では、1つの第2システム2に着目して説明する。本実施形態では、第2システム2は、DALI(Digital Addressable Lighting Interface)(登録商標)の規格に準拠したシステムである。
第2システム2は、複数の第2装置20を備えている。複数の第2装置20の各々は、第2伝送路29に接続されている。また、第2伝送路29には、通信装置3、より詳細には通信装置3の第2通信部32が接続されている。
第2伝送路29は、例えば2線式の伝送路である。通信装置3は、第2通信プロトコルに従って、複数の第2装置20と通信する。第2通信プロトコルは、例えば、DALI規格用のプロトコル(以下、「DALIプロトコル」という)である。このように、第1システム1と第2システム2とは通信プロトコルが互いに異なる。なお、図1では、通信装置3と複数の第2装置20とが1つの第2伝送路29により接続されているように図示しているが、これに限らない。例えば、通信装置3と複数の第2装置20とは、複数の第2伝送路29によって個別に接続されていてもよい。
本実施形態では、複数の第2装置20の各々は照明器具51(電気機器5)である。照明器具51は、例えば施設の部屋の天井に設置される。
照明器具51は、光源と、点灯処理部と、記憶部と、を備えている。記憶部は、個別に割り当てられた自身のアドレスを記憶している。アドレスは、例えば、通信装置3から第2伝送路29を介して送信されるアドレス設定信号に応じて、記憶部に記憶される。点灯処理部は、光源の点灯/消灯制御、調光制御、調色制御等を行う。点灯処理部は、通信装置3から第2伝送路29を介して送信される制御信号に、自身(照明器具51)のアドレスが含まれている場合、制御信号に含まれる制御内容に応じて光源を制御する。
(2.3)通信装置
本実施形態では、複数の通信装置3が、複数の第2システム2に対して一対一に設けられている。複数の通信装置3は互いに同じ構成を有しているので、以下では、1つの通信装置3に着目して説明する。
本実施形態では、複数の通信装置3が、複数の第2システム2に対して一対一に設けられている。複数の通信装置3は互いに同じ構成を有しているので、以下では、1つの通信装置3に着目して説明する。
通信装置3は、例えば施設の部屋の天井に設置される。通信装置3と第1システム1(上位システム)とにより、本開示の制御システムが構成される。また、通信装置3と配下の第2システム2(下位システム)とにより、本開示の通信システムが構成される。
図2に示すように、通信装置3は、第1通信部31と、第2通信部32と、第3通信部33と、処理部34と、記憶部35と、を備えている。
第1通信部31は、第1システム1と有線通信するための通信インタフェースである。第1通信部31には、第1伝送路19が接続される。第1通信部31は、第1伝送路19を介してすなわち有線で、コントローラ11と通信する。第1通信部31は、ポーリング・セレクション方式のプロトコル(第1通信プロトコル)に従って、コントローラ11と通信する。
第2通信部32は、配下の第2システム2と有線通信するための通信インタフェースである。第2通信部32には、第2伝送路29が接続される。第2通信部32は、第2伝送路29を介してすなわち有線で、複数の第2装置20(照明器具51)と通信する。第2通信部32は、DALIプロトコル(第2通信プロトコル)に従って、コントローラ11と通信する。このように、第1通信部31と第2通信部32とは、通信プロトコルが異なる。
第3通信部33は、設定端末4と通信するための通信インタフェースである。第3通信部33は、設定端末4と無線により通信する。第3通信部33は、近距離の無線通信に適したプロトコル、例えばBluetooth(登録商標)で用いられるプロトコルに従って、設定端末4と通信する。
処理部34は、1以上のプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムを、コンピュータシステムのプロセッサが実行することにより、処理部34の機能が実現される。プログラムは、メモリに記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよいし、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
記憶部35は、例えば、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等を備える。記憶部35は、処理部34のメモリと一体であってもよい。
記憶部35は、種々の情報を記憶する。記憶部35が記憶する情報は、通信装置3に固有のアドレスを含む。記憶部35が記憶する情報は、配下の第2システム2に関する情報を含む。配下の第2システム2に関する情報は、配下の第2システム2に含まれる複数の第2装置20としての複数の照明器具51(電気機器5)の情報、例えば各照明器具51のアドレスを含み得る。配下の第2システム2に関する情報は、配下の第2システム2に含まれる複数の第2装置20のうちの2以上の第2装置20により構成される機器グループの情報を含み得る。配下の第2システム2に関する情報は、機器グループのアドレスを含み得る。
図2に示すように、処理部34は、動作制御部341と、取得部342と、登録部343と、設定部344と、を備えている。
動作制御部341は、配下の第2システム2に含まれる第2装置20(照明器具51)の動作を制御する。動作制御部341は、第1通信部31を介して、コントローラ11から制御信号を受け取る。制御信号は、上述のように、操作器具12に対するユーザの操作、監視器具13による環境の変化の検出、及び監視装置6からの指示信号に応じて、コントローラ11から第1伝送路19へ送信される信号である。動作制御部341は、制御信号を受け取ると、制御信号に含まれるアドレスを有する照明器具51(第2装置20)が、配下の第2システム2に含まれているか否かを判断する。動作制御部341は、制御信号に含まれるアドレスを有する照明器具51が配下の第2システム2に含まれている場合、その照明器具51の動作を、制御信号に含まれる制御内容に従って制御する。動作制御部341は、第2通信部32を介して制御信号を送信することで、照明器具51の動作を制御する。上述のように、第1システム1と第2システム2とは通信プロトコルが異なっているので、動作制御部341は、第1システム1と第2システム2との間のプロトコル変換を行う機能を有している。
取得部342は、設定情報を取得する。設定情報は、第2システム2の設定を行うための情報(第2システム2の設定内容を示す情報)である。取得部342は、コントローラ11から、第1通信部31を介して設定信号(第1設定信号)を受け取り、第1設定信号に含まれる設定情報を取得する。取得部342は、更に、設定端末4から、第3通信部33を介して設定信号(第2設定信号)を受け取り、第2設定信号に含まれる設定情報を取得する。上述のように第3通信部33は有効と無効とが切り替えられるため、取得部342は、第3通信部33が有効の場合にのみ設定端末4から設定情報を取得可能である。
登録部343は、取得部342で取得した設定情報に基づいて、第2システム2に関する設定を行う。例えば、登録部343は、取得した設定情報に基づいて、通信装置3のアドレスを記憶部35に登録する。また、登録部343は、取得した設定情報に基づいて、配下の第2システム2に含まれる複数の照明器具51の各々のアドレスを記憶部35に登録する。また、登録部343は、取得した設定情報に基づいて、配下の第2システム2に含まれる複数の第2装置20(照明器具51)の各々に対してアドレス設定信号を送信し、各第2装置20(照明器具51)の記憶部にアドレスを記憶させる。また、登録部343は、取得した設定情報に基づいて、機器グループの情報を記憶部35に登録する。なお、第2設定信号に含まれる設定情報(第2設定信号によって設定可能な第2システム2の設定内容)は、第1設定信号に含まれる設定情報と同じであってもよいし異なっていてもよい。
設定部344は、第3通信部33の有効又は無効を設定する。すなわち、設定部344は、第3通信部33の有効と無効とを切り替える。
第3通信部33が有効とは、第3通信部33が通信により設定端末4から設定信号(第2設定信号)を受信可能であり、かつ受信した第2設定信号に含まれる設定情報に基づいて登録部343が第2システム2に関する設定を行うことが可能な状態を意味する。つまり、第3通信部33が有効とは、ユーザが、設定端末4を用いて第2システム2に関する設定を行うことが可能な状態を意味する。
第3通信部33が無効とは、ユーザが設定端末4を用いて第2システム2に関する設定を行うことが不可能な状態を意味する。ここでは、第3通信部33の無効は、第3通信部33の通信レイヤの少なくとも一部の階層の機能が停止されている状態を含む。第3通信部33が無効とは、例えば、以下の第1無効状態~第3無効状態のいずれかであり得る。
第1無効状態は、第3通信部33が外部の装置と通信することを物理的に無効化した状態である。第1無効状態では、例えば、第3通信部33の電源がオフされる(第3通信部33への電力の供給が停止される)ことで、第3通信部33の通信が物理的に無効化される。
第2無効状態は、第3通信部33が外部の装置と通信可能であるものの外部の装置からいかなる情報も取得しない状態である。第2無効状態では、例えば、処理部34は、第3通信部33が通信により受信したパケット(ヘッダを含む)を全て破棄する。第2無効状態では、設定端末4は、第3通信部33が無線通信可能であることを認識できるものの第3通信部33との間での実質的な情報のやり取りはできない。
第3無効状態は、第3通信部33が外部の装置と通信可能であるものの処理部34が一部の情報のみしか取得しない状態である。処理部34が取得する一部の情報は、例えば、外部の装置のアドレスである。
このように、設定部344は、通信レイヤの下位層の機能を停止することで、第3通信部33を無効に設定してもよい(第1無効状態、第2無効状態)。通信レイヤの下位層は、例えばOSI参照モデルにおける物理層である。或いは、設定部344は、通信レイヤの上位層の機能を停止することで、第3通信部33を無効に設定してもよい(第3無効状態)。通信レイヤの下位層は、例えばOSI参照モデルにおけるアプリケーション層である。機器制御システム100についてのセキュリティの確保の観点から、第3通信部33が無効とは、第1無効状態又は第2無効状態であることが好ましい。
設定部344は、第1システム1との接続状態に応じて、第3通信部33の有効又は無効を設定する。
具体的には、設定部344は、第1通信部31と第1システム1(上位システム)との間の通信が確立されている場合、第3通信部33を無効に設定する。本実施形態では、設定部344は、コントローラ11からポーリングのための電圧信号が第1通信部31に対して定期的に送信されている場合、第1通信部31と第1システム1との間の通信が確立されていると判断する。上述のように、登録部343は、監視装置6から送信される第1設定信号に基づいて、第2システム2に関する設定を行うことができる。そのため、監視装置6を用いて第2システム2に関する設定を行える場合には第3通信部33を無効とすることで、ユーザの利便性を維持しつつ機器制御システム100のセキュリティの向上が図れる。
一方、設定部344は、第1通信部31と第1システム1との間の通信が確立されていない場合、第3通信部33を有効に設定する。本実施形態では、設定部344は、ポーリングのための電圧信号の送信が所定の待機時間の間コントローラ11から無かった場合、第1通信部31と第1システム1との間の通信が確立されていないと判断する。このように、監視装置6を用いて第2システム2に関する設定を行えない場合に第3通信部33を有効とすることで、ユーザの利便性の向上が図れる。
また、設定部344は、第1通信部31と第1システム1(上位システム)との間の通信が確立されて第3通信部33を無効に設定した後に、所定の条件(以下、「有効化条件」ともいう)が満たされると、第3通信部33を有効に設定する。言い換えれば、設定部344は、第1通信部31と第1システム1との間の通信が確立されて第3通信部33を無効に設定した後は、有効化条件が満たされまで、第3通信部33を無効に維持する。
有効化条件は、例えば、コントローラ11からポーリングのための電圧信号が所定の待機時間の間送信されないことを含み得る。有効化条件は、例えば、第1システム1(コントローラ11)から特定の信号を受信することを含み得る。特定の信号は、例えば、管理者等が監視装置6を操作して第3通信部33を有効にするための指示を入力することで、コントローラ11から送信される信号である。有効化条件は、例えば、通信装置3の筐体に設けられているスイッチボタンが操作されることを含み得る。
有効化条件が満たされて第3通信部33を有効に設定した後、設定部344は、解除条件が満たされると第3通信部33を再び無効に設定する。解除条件は、例えば、コントローラ11からのポーリングのための電圧信号の送信が再開されること、第3通信部33が有効に設定されてから所定の時間が経過すること、第1システム1(コントローラ11)から特定の信号を受信すること、等である。
(2.4)設定端末
設定端末4は、第2システム2(下位システム)に関する設定を行うために用いられる装置である。設定端末4は、通信装置3へ設定信号(第2設定信号)を送信するために用いられる。
設定端末4は、第2システム2(下位システム)に関する設定を行うために用いられる装置である。設定端末4は、通信装置3へ設定信号(第2設定信号)を送信するために用いられる。
設定端末4は、情報端末である。設定端末4は、例えば、ユーザによって所持される携帯型の装置である。設定端末4は、例えば、スマートフォン等の汎用の装置である。なお、設定端末4は、スマートフォンに限らず、タブレット端末等の携帯情報端末、パーソナルコンピュータ(デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ等)、腕時計型の端末装置、又はスマートテレビ等であってもよい。また、設定端末4は、汎用の装置に限らず、専用の装置であってもよい。
設定端末4は、通信部と、入力部と、提示部と、処理部と、を備えている。
通信部は、通信装置3と通信するための通信インタフェースである。通信部は、通信装置3と無線により通信する。通信部は、近距離の無線通信に適したプロトコル、例えばBluetooth(登録商標)で用いられるプロトコルに従って、通信装置3と通信する。
入力部は、設定端末4に情報を入力するために用いられる。入力部は、例えば、タッチパッド及び/又は1以上のボタンを有する。
提示部は、設定端末40から情報を提示するために用いられる。提示部は、情報を表示するための画像表示装置を備える。画像表示装置は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等の薄型のディスプレイ装置である。入力部のタッチパッドと提示部の画像表示装置とでタッチパネルが構成されてもよい。
処理部は、1以上のプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムを、コンピュータシステムのプロセッサが実行することにより、処理部の機能が実現される。プログラムは、メモリに記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
処理部は、設定端末4の全体的な制御、すなわち、通信部、入力部及び提示部の動作を制御するように構成される。処理部は、ユーザによる入力部への適宜の操作に応じて、通信部から第2設定信号を送信させる。
(3)動作例
以下に、通信装置3の動作例について、図3を参照して説明する。
以下に、通信装置3の動作例について、図3を参照して説明する。
通信装置3は、電源がオンされて通信装置3への電力の供給が開始されると、第1通信部31と第1システム1との間の通信が確立されているか否かを判断する(ST1)。
例えば、機器制御システム100の施設への施工時においては、機器制御システム100のうちで通信装置3及び第2システム2(複数の照明器具51及び第2伝送路29)は施工済みであるものの、第1システム1(コントローラ11を含む複数の第1装置10及び第1伝送路19)は未施工である場合がある。この場合、第1通信部31と第1システム1とは通信が確立されていない(ST1:No)。この場合、通信装置3は、第3通信部33を有効に設定する(ST2)。
第3通信部33が有効の状態で、通信装置3は、第3通信部33を介して設定端末4から第2設定信号を受け取る(ST3:Yes)と、第2設定信号に含まれる設定情報に基づいて、第2システム2に関する設定を行う(ST4)。
その後、第1システム1の施工が完了して第1通信部31と第1システム1との間の通信が確立される(ST1:Yes)と、通信装置3は、第3通信部33を無効に設定する(ST5)。
第1通信部31と第1システム1との間の通信が確立された状態で、通信装置3は、コントローラ11からの制御信号を待ち受ける(ST6)。コントローラ11から制御信号を受信する(ST6:Yes)と、通信装置3は、制御信号に含まれる制御内容に基づいて、配下の第2システム2に含まれる第2装置20(照明器具51)を制御する(ST7)。
また、第1通信部31と第1システム1との間の通信が確立された状態で、通信装置3は、有効化条件が満たされたか否かを判断する(ST8)。有効化条件が満たされる(ST8:Yes)と、通信装置3は、第3通信部33を(強制的に)有効とする(ST9)。第3通信部33が有効の状態で、第3通信部33を介して設定端末4から第2設定信号を受け取る(ST10:Yes)と、通信装置3は、第2設定信号に含まれる設定情報に基づいて、第2システム2に関する設定を行う(ST11)。その後、解除条件が満たされる(ST12)と、通信装置3は、第3通信部33を再び無効に設定し(ST13)、制御信号を待ち受ける。
なお、図3では省略しているが、通信装置3は、第3通信部33が無効となった(ST5)後にコントローラ11から第1設定信号を受け取ると、第1設定信号に含まれる設定情報に基づいて配下の第2システム2の設定を行う。
以上説明したように、本実施形態の通信装置3では、設定部344は、第1通信部31と第1システム1との間の通信が確立されていない場合に第3通信部33を有効に設定する。そのため、ユーザは、例えば機器制御システム100の施工時において、設定端末4を用いて第2システム2に関する設定を行うことが可能となる。さらに、設定部344は、第1通信部31と第1システム1との間の通信が確立された後は、第3通信部33を無効に設定する。これにより、通信装置3及び機器制御システム100のセキュリティの向上を図ることが可能となる。
また、第3通信部33は無線通信を行うため、例えば通信装置3が施設の天井等の高所に配置されている場合であっても、ユーザは設定端末4を用いて容易に第2システム2に関する設定を行うことができる。
(4)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
通信装置3の設定部344と同様の機能は、通信制御方法、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。
一態様に係る通信制御方法は、上位システムと通信する第1通信部31と、下位システムと通信する第2通信部32と、下位システムに関する設定を行う設定端末4と通信する第3通信部33と、を備える通信装置3により実行される。通信制御方法は、第3通信部33の有効又は無効を設定することを含む。
一態様に係るプログラムは、1以上のプロセッサに、上記の通信制御方法を実行させるための、プログラムである。プログラムは、非一時的記録媒体に記録されてもよい。
本開示における機器制御システム100では、処理部34等に、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における処理部34等としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
また、処理部34等における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることは本開示に必須の構成ではなく、処理部34等の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、機器制御システム100の少なくとも一部の機能がクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
反対に、実施形態において、複数の装置に分散されている機器制御システム100の少なくとも一部の機能が、1つの筐体内に集約されていてもよい。
一変形例において、設定部344は、外部からの入力に基づいて、第3通信部33を無効に設定してもよい。外部からの入力は、例えば、第1システム1(コントローラ11)から送信される特定の信号であってもよい。外部からの入力は、例えば、通信装置3の筐体に設けられているスイッチボタンへの操作であってもよい。なお、設定部344は、第1通信部31と第1システム1との間の通信が確立されているか否かには依らず外部からの入力のみに基づいて、第3通信部33を有効又は無効に設定してもよい。或いは、設定部344は、外部からの入力には依らず第1通信部31と第1システム1との間の通信が確立されているか否かのみに基づいて、第3通信部33を無効又は有効に設定してもよい。或いは、設定部344は、外部からの入力があった場合にも、第1通信部31と第1システム1との間の通信が確立された場合にも、第3通信部33を無効に設定するよう構成されていてもよい。
一変形例において、第1伝送路19を構成する一対の電線間にコントローラ11が直流電圧を印加し、この直流電圧の電圧値を切り替えることで制御信号を送信する構成の場合、第1通信部31と第1システム1(上位システム)との間の通信が確立されている状態は、第1伝送路19の一対の電線間に直流電圧が印加されている状態であってもよい。
一変形例において、第1通信部31と第1システム1(上位システム)との間の通信が確立されている状態は、第1システム1からアライブチェックのための信号が定期的に送信されている状態であってもよい。
一変形例において、電気機器5は、照明器具51以外の機器、例えば空調機器、電力計測機等であってもよい。
一変形例において、監視装置6に、複数のコントローラ11が接続されていてもよい。これら複数のコントローラ11の各々に、1以上の通信装置3及び配下の第2システム2が接続されていてもよい。複数のコントローラ11に接続される第2装置20は、コントローラ毎に機器の種類が異なっていてもよい。例えば、照明器具51を制御するための照明コントローラに、1以上の通信装置3を介して複数の照明器具51が接続され、空調装置を制御するための空調コントローラに、1以上の通信装置3を介して複数の空調装置が接続されていてもよい。
一変形例において、第2装置20は、電気機器5以外の装置、例えば照明器具51への電力の供給路に挿入されている調光器又はリレー等であってもよい。
一変形例において、一つの通信装置3の配下の第2システム2(下位システム)は、異なる種類の電気機器5(例えば、照明器具51と空調装置)を含んでいてもよい。
一変形例において、第3通信部33の通信方式は、Bluetooth以外の通信方式、例えばWi-fi(登録商標)の通信方式、有線通信の通信方式等であってもよい。
(5)態様
以上説明したように、第1の態様の通信装置(3)は、第1通信部(31)と、第2通信部(32)と、第3通信部(33)と、設定部(344)と、を備える。第1通信部(31)は、上位システム(第1システム1)と通信する。第2通信部(32)は、下位システム(第2システム2)と通信する。第3通信部(33)は、下位システムに関する設定を行う設定端末(4)と通信する。設定部(344)は、第3通信部(33)の有効又は無効を設定する。
以上説明したように、第1の態様の通信装置(3)は、第1通信部(31)と、第2通信部(32)と、第3通信部(33)と、設定部(344)と、を備える。第1通信部(31)は、上位システム(第1システム1)と通信する。第2通信部(32)は、下位システム(第2システム2)と通信する。第3通信部(33)は、下位システムに関する設定を行う設定端末(4)と通信する。設定部(344)は、第3通信部(33)の有効又は無効を設定する。
この態様によれば、設定端末(4)によって下位システム(第2システム)に関する設定を行うことができるため、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
第2の態様の通信装置(3)では、第1の態様において、設定部(344)は、第1通信部(31)と上位システムとの間の通信が確立されている場合、第3通信部(33)を無効に設定する。
この態様によれば、第3通信部(33)が常時有効であることによるセキュリティの低下を抑制することが可能となる。
第3の態様の通信装置(3)では、第2の態様において、設定部(344)は、第1通信部(31)と上位システムとの間の通信が確立されて第3通信部(33)を無効に設定した後に、所定の条件が満たされると、第3通信部(33)を有効に設定する。
この態様によれば、必要に応じて第3通信部(33)を有効に設定できるため、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
第4の態様の通信装置(3)では、第1~第3のいずれか1つの態様において、設定部(344)は、外部からの入力に基づいて、第3通信部(33)を無効に設定する。
この態様によれば、第3通信部(33)が常時有効であることによるセキュリティの低下を抑制することが可能となる。
第5の態様の通信装置(3)では、第1~第4のいずれか1つの態様において、第3通信部(33)の無効は、第3通信部(33)の通信レイヤの少なくとも一部の階層の機能が停止されている状態を含む。
この態様によれば、通信レイヤの少なくとも一部の通信を停止することで第3通信部(33)を無効とすることが可能となる。
第6の態様の通信装置(3)では、第5の態様において、設定部(344)は、通信レイヤの下位層の機能を停止することで、第3通信部(33)を無効に設定する。
この態様によれば、セキュリティの向上を図ることが可能となる。
第7の態様の通信装置(3)では、第5の態様において、設定部(344)は、通信レイヤの上位層の機能を停止することで、第3通信部(33)を無効に設定する。
この態様によれば、セキュリティの向上を図ることが可能となる。
第8の態様の通信装置(3)では、第1~第7のいずれか1つの態様において、第1通信部(31)と第2通信部(32)とは、通信プロトコルが異なる。
この態様によれば、通信装置(3)がプロトコル変換を行うことで、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
第9の態様の通信装置(3)では、第1~第8のいずれか1つの態様において、下位システムは、照明負荷(照明器具51)を含む。
この態様によれば、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
第10の態様の通信システムは、第1~第9のいずれか1つの態様の通信装置(3)と、下位システムと、を備える。
この態様によれば、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
第11の態様の制御システムは、第1~第9のいずれか1つの態様の通信装置(3)と、下位システムを制御する上位システムと、を備える。
この態様によれば、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
第12の態様の通信制御方法は、上位システムと通信する第1通信部(31)と、下位システムと通信する第2通信部(32)と、下位システムに関する設定を行う設定端末(4)と通信する第3通信部(33)と、を備える通信装置(3)により実行される通信制御方法である。通信制御方法は、第3通信部(33)の有効又は無効を設定することを含む。
この態様によれば、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
第13の態様のプログラムは、1以上のプロセッサに、第12の態様の通信制御方法を実行させるための、プログラムである。
この態様によれば、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
1 第1システム(上位システム)
2 第2システム(下位システム)
3 通信装置
31 第1通信部
32 第2通信部
33 第3通信部
344 設定部
4 設定端末
51 照明器具(照明負荷)
2 第2システム(下位システム)
3 通信装置
31 第1通信部
32 第2通信部
33 第3通信部
344 設定部
4 設定端末
51 照明器具(照明負荷)
Claims (13)
- 上位システムと通信する第1通信部と、
下位システムと通信する第2通信部と、
前記下位システムに関する設定を行う設定端末と通信する第3通信部と、
前記第3通信部の有効又は無効を設定する設定部と、
を備える、
通信装置。 - 前記設定部は、前記第1通信部と前記上位システムとの間の通信が確立されている場合、前記第3通信部を無効に設定する、
請求項1に記載の通信装置。 - 前記設定部は、前記第1通信部と前記上位システムとの間の通信が確立されて前記第3通信部を無効に設定した後に、所定の条件が満たされると、前記第3通信部を有効に設定する、
請求項2に記載の通信装置。 - 前記設定部は、外部からの入力に基づいて、前記第3通信部を無効に設定する、
請求項1~3のいずれか1項に記載の通信装置。 - 前記第3通信部の無効は、前記第3通信部の通信レイヤの少なくとも一部の階層の機能が停止されている状態を含む、
請求項1~4のいずれか1項に記載の通信装置。 - 前記設定部は、前記通信レイヤの下位層の機能を停止することで、前記第3通信部を無効に設定する、
請求項5に記載の通信装置。 - 前記設定部は、前記通信レイヤの上位層の機能を停止することで、前記第3通信部を無効に設定する、
請求項5に記載の通信装置。 - 前記第1通信部と前記第2通信部とは、通信プロトコルが異なる、
請求項1~7のいずれか1項に記載の通信装置。 - 前記下位システムは、照明負荷を含む、
請求項1~8のいずれか1項に記載の通信装置。 - 請求項1~9のいずれか1項に記載の通信装置と、
前記下位システムと、
を備える、
通信システム。 - 請求項1~9のいずれか1項に記載の通信装置と、
前記下位システムを制御する前記上位システムと、
を備える、
制御システム。 - 上位システムと通信する第1通信部と、下位システムと通信する第2通信部と、前記下位システムに関する設定を行う設定端末と通信する第3通信部と、を備える通信装置により実行される通信制御方法であって、
前記第3通信部の有効又は無効を設定することを含む、
通信制御方法。 - 1以上のプロセッサに、請求項12に記載の通信制御方法を実行させるための、プログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021069299A JP2022164068A (ja) | 2021-04-15 | 2021-04-15 | 通信装置、通信システム、制御システム、通信制御方法、及びプログラム |
TW111113988A TWI821983B (zh) | 2021-04-15 | 2022-04-13 | 通信裝置、通信系統、控制系統、通信控制方法及電腦程式產品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021069299A JP2022164068A (ja) | 2021-04-15 | 2021-04-15 | 通信装置、通信システム、制御システム、通信制御方法、及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022164068A true JP2022164068A (ja) | 2022-10-27 |
Family
ID=83743156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021069299A Pending JP2022164068A (ja) | 2021-04-15 | 2021-04-15 | 通信装置、通信システム、制御システム、通信制御方法、及びプログラム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022164068A (ja) |
TW (1) | TWI821983B (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4676403B2 (ja) * | 2006-08-30 | 2011-04-27 | 株式会社日立製作所 | 通信装置及び通信システム |
US20150179056A1 (en) * | 2012-02-28 | 2015-06-25 | Panasonic Corporation | Communication system, communication device, and communication method |
CN105247589A (zh) * | 2013-05-24 | 2016-01-13 | 富士通株式会社 | 通信方法、系统以及通信程序 |
JP7418341B2 (ja) * | 2018-09-28 | 2024-01-19 | パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ | 通信システム、端末、及び、制御方法 |
-
2021
- 2021-04-15 JP JP2021069299A patent/JP2022164068A/ja active Pending
-
2022
- 2022-04-13 TW TW111113988A patent/TWI821983B/zh active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TWI821983B (zh) | 2023-11-11 |
TW202318212A (zh) | 2023-05-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6312435B2 (ja) | 電気消費機器に対してデータ接続を介して電力供給する装置 | |
US8930517B2 (en) | Server rack system | |
CN106165343B (zh) | 具有低复杂度和低功耗的功率分配系统 | |
WO2016038862A1 (ja) | 機器制御装置及び機器制御方法 | |
TW201803316A (zh) | 控制裝置、及控制方法 | |
JP2016116159A (ja) | 通信アダプタおよび電気機器 | |
CN114731304A (zh) | 经由无线电接口远程激活控制设备的无线服务接口 | |
JP2024036391A (ja) | 無線通信装置及び配線器具システム | |
JP2022164068A (ja) | 通信装置、通信システム、制御システム、通信制御方法、及びプログラム | |
JP2014216251A (ja) | 照明制御装置 | |
CN204929346U (zh) | 用于无线灯光控制的联网装置及无线灯光控制系统 | |
JP2008166249A (ja) | 電気設備の制御装置およびその電源ソケット | |
KR101875549B1 (ko) | 사물인터넷장치를 원격에서 관제하는 전원제어단말장치 및 이를 포함하는 전원제어시스템 | |
WO2021151637A1 (en) | Method for communicating data from a computing device to a lighting technology device | |
TWI724349B (zh) | 控制裝置、控制裝置的控制方法及電腦程式產品 | |
WO2015125054A2 (en) | Methods to implement automatic lighting control systems | |
CA3153778A1 (en) | Redundant control for wireless devices in a home automation system | |
WO2021002172A1 (ja) | 通信端末、通信システム、通信方法、プログラム | |
JP2024043279A (ja) | 中継装置、照明システム、通信システム、照明制御システム、アドレス設定方法、中継装置用プログラム、設定装置、及び設定装置用プログラム | |
JP7129663B2 (ja) | 通信システムおよび通信方法 | |
JP2022128350A (ja) | 機器制御システム | |
JP7165863B2 (ja) | グループ設定方法、設定システム、負荷制御システム及びプログラム | |
JP2018100779A (ja) | 空調コントローラおよび空気調和システム | |
JP2024014109A (ja) | 制御システム、制御方法、および、プログラム | |
JP2022164424A (ja) | 通信装置、通信制御システム、照明システム、及び照明制御システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20231218 |