JP5971366B1 - ドライバ - Google Patents

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Abstract

【課題】DCレベルの調整が容易、かつ簡単な回路構成で、消費電力を抑制することができる高速ドライバを提供する。【解決手段】プリエンファシス機能付きLDドライバ10は、差動増幅回路のトランジスタ対を構成するトランジスタM1,M2と、第1および第2入力端子Vin1,Vin2に入力された第1および第2入力信号を基に微分波形を生成する第1および第2キャパシタC1,C2および抵抗R3,R4からなる第1および第2ハイパスフィルタ15,16と、トランジスタM1のドレインにドレインが接続されてトランジスタM1と並列配置され、かつゲートが第1ハイパスフィルタ15を介して第1入力端子Vin1に接続されたトランジスタM11と、トランジスタM2のドレインにドレインが接続されてトランジスタM2と並列配置され、かつゲートが第2ハイパスフィルタ16を介して第2入力端子Vin2に接続されたトランジスタM12と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、レーザダイオードなどの発光素子を駆動するドライバに関する。
光通信用途にレーザダイオード(以下、単に「LD」という)を駆動する際、駆動回路として差動増幅回路を用いることがよくある。例えば25Gbpsを超えるような伝送速度でLDを駆動させる場合、トランジスタ性能を基本とする差動増幅回路だけでは帯域不足によりLDドライバを実現することが難しい。伝送信号をGbps以上で高速伝送すると、高周波成分の信号波形(特に、信号の立ち上がり部分の波形)がなまる。そこで、予め信号波形の立ち上がり部分をそれぞれオーバーシュートさせて信号波形を強調するプリエンファシス(pre-emphasis)を行う。
LDドライバに、プリエンファシス機能を付加して高周波成分を強調すれば、構成素子の帯域不足によるアイパターンの開口劣化を改善することができる。
特許文献1には、互いに相補的な第1および第2データ信号と、該第1および第2データ信号がそれぞれ所定時間遅延された第1および第2遅延信号と、のうちの一方の入力を受け差動増幅して第1信号電流を出力する主増幅部と、前記主増幅部に対して並列に接続される副増幅部と、を備えるLD駆動回路が記載されている。
非特許文献1には、入力段、プリエンファシス段、およびLD駆動段を備え、デュアルエッジのプリエンファシスとインダクタピーキングを適用したLDドライバが記載されている。
非特許文献2には、微分波形を生成し、それを主信号に加算するプリエンファシス機能を備えるLDドライバが記載されている。上記微分波形は、キャパシタと抵抗からなるハイパスフィルタにより生成され、抵抗において主信号と電流加算される。
特開2010−258405号公報
電子情報通信学会総合大会2011 C-12-49 90nm CMOSプロセスを用いた25Gbpsレーザダイオードドライバの開発 Development of 25Gbps Laser Diode Driver in 90nm CMOS process,山崎知一,大網敏正,鈴木康之,柳町成行,柿木彰 電子情報通信学会総合大会2013 C-10-10 28Gbit/s級ドライバ回路実現に向けたプリエンファシス機能の基本検討 A study of pre-emphasis circuit for 28-Gbit/s-class driver IC,脇田斉,中村誠,福山裕之,綱島聡,栗島賢二,金澤慈,藤澤剛,高畑清人
しかしながら、このような従来のLDドライバは、主信号にプリエンファシス波形を加算するという比較的簡素な回路構成ではあるものの、出力レベルが入力レベルに依存する構成であること、かつ、入力レベルがGNDに固定されていて調整できない構成であることから、加算部分のDCレベルを調整するのが困難であるという問題がある。
本発明は、上述した問題点に鑑み、DCレベルの調整が容易、かつ簡単な回路構成で、消費電力を抑制することができる高速ドライバを提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、第1トランジスタ、及び該第1トランジスタのドレインに接続された第1ドレイン抵抗の直列回路と第2トランジスタ、及び該第2トランジスタのドレインに接続された第2ドレイン抵抗の直列回路とを有し、前記第1トランジスタのゲートに接続される第1入力端子の電圧と前記第2トランジスタのゲートに接続される第2入力端子の電圧とを差動増幅する差動増幅回路と、前記第1入力端子に入力された第1入力信号を基に微分波形を生成する第1キャパシタおよび第1抵抗からなる第1ハイパスフィルタと、前記第2入力端子に入力された第2入力信号を基に微分波形を生成する第2キャパシタおよび第2抵抗からなる第2ハイパスフィルタと、前記第1トランジスタのドレインに、ドレインが接続されて当該第1トランジスタと並列配置され、かつゲートが前記第1ハイパスフィルタを介して前記第1入力端子に接続された第3トランジスタと、前記第2トランジスタのドレインに、ドレインが接続されて当該第2トランジスタと並列配置され、かつゲートが前記第2ハイパスフィルタを介して前記第2入力端子に接続された第4トランジスタと、前記第1トランジスタのドレインと前記第3トランジスタのドレイン同士を接続して第1出力信号を出力する第1出力端子、および前記第2トランジスタのドレインと前記第4トランジスタのドレイン同士を接続して第2出力信号を出力する第2出力端子と、を備え、前記第1抵抗及び前記第2抵抗の直列回路の接続点は、前記第3キャパシタを介して接地されていることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明のドライバは、第1および第2入力端子に第1および第2入力信号をそれぞれ受けて差動増幅する差動増幅回路のトランジスタ対を構成する第1トランジスタおよび第2トランジスタと、第1キャパシタおよび電源電圧を分圧する第1分圧抵抗からなり、前記第1入力信号を基に微分波形を生成する第1ハイパスフィルタと、第2キャパシタおよび前記電源電圧を分圧する第2分圧抵抗からなり、前記第2入力信号を基に微分波形を生成する第2ハイパスフィルタと、前記第1トランジスタのドレインに、ドレインが接続されて当該第1トランジスタと並列配置され、かつゲートが前記第1ハイパスフィルタを介して前記第1入力端子に接続された第3トランジスタと、前記第2トランジスタのドレインに、ドレインが接続されて当該第2トランジスタと並列配置され、かつゲートが前記第2ハイパスフィルタを介して前記第2入力端子に接続された第4トランジスタと、前記第1トランジスタのドレインと前記第3トランジスタのドレイン同士を接続して第1出力信号を出力する第1出力端子、および前記第2トランジスタのドレインと前記第4トランジスタのドレイン同士を接続して第2出力信号を出力する第2出力端子と、を備え、前記第1キャパシタと前記第3トランジスタのゲートとを結線するノードを、前記第1分圧抵抗の分圧点に接続し、前記第2キャパシタと前記第4トランジスタのゲートとを結線するノードを、前記第2分圧抵抗の分圧点に接続することを特徴とする
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、DCレベルの調整が容易、かつ簡単な回路構成で、消費電力を抑制することができる高速ドライバを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るLDドライバの構成を示す機能ブロック図である。 上記第1の実施形態に係るLDドライバのドライバ回路およびプリエンファシス回路の回路図である。 上記第1の実施形態に係るプリエンファシス機能付きLDドライバの動作を示す図である。 上記第1の実施形態に係るプリエンファシス機能付きLDドライバの主回路とプリエンファシス回路のプリエンファシス機能を説明する特性図である。 上記第1の実施形態に係るプリエンファシス機能付きLDドライバのSパラメータによる通過特性のシミュレーション結果を示す特性図である。 上記第1の実施形態のプリエンファシス機能付きLDドライバの10Gbps信号のLDドライバのアイパターンを比較して示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るプリエンファシス機能付きLDドライバ20のドライバ回路およびプリエンファシス回路の回路図である。 変形例の多段接続したLDドライバの構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るLDドライバの構成を示す機能ブロック図である。本実施の形態のLDドライバは、例えば25Gbpsを超えるような伝送速度でLDを駆動させるLDドライバに適用した例である。
図1に示すように、プリエンファシス機能付きLDドライバ10(ドライバ)は、LD1を駆動する発光素子駆動回路であり、回路に入力される微小信号を検出・増幅する入力バッファ回路11と、入力バッファ回路11からの信号を差動増幅するプリドライバ回路12と、高周波成分の信号波形を強調するプリエンファシスを行うプリエンファシス回路13と、プリドライバ回路12の差動増幅信号に、プリエンファシス回路13の高調波成分増幅信号を電流加算した出力を増幅するドライバ回路14と、を備える。
プリエンファシス機能付きLDドライバ10は、プリドライバ回路12とプリエンファシス回路13とが別の回路ではなく、後記するようにトランジスタレベルで一体化された回路構成となっている。
図2は、上記プリエンファシス機能付きLDドライバ10のドライバ回路12およびプリエンファシス回路13の回路図である。
図2に示すように、プリエンファシス機能付きLDドライバ10は、ドライバ回路12を構成する差動増幅回路のトランジスタ対であるトランジスタM1,M2(第1トランジスタ,第2トランジスタ)と、トランジスタM1,M2のドレインと高電位側電源VDDとの間に接続されたドレイン抵抗RD1,RD2と、トランジスタM1,M2のソースと低電位側電源VSSとの間に接続され、プリドライバ回路12の電流源を構成するトランジスタM3と、を備える。
また、プリエンファシス機能付きLDドライバ10は、ドレイン抵抗RD1に対してドレインを共通にしてトランジスタM1と並列に接続されたトランジスタM11(第3トランジスタ)と、差動増幅回路の第1入力端子Vin1とトランジスタM11のゲートとの間に接続された第1キャパシタC1と、ドレイン抵抗RD2に対してドレインを共通にしてトランジスタM2と並列に接続されたトランジスタM12(第4トランジスタ)と、差動増幅回路の第2入力端子Vin2とトランジスタM12のゲートとの間に接続された第2キャパシタC2と、第1キャパシタC1の他端とトランジスタM11のゲートとを結線するノードN1と、第2キャパシタC2の他端とトランジスタM12のゲートとを結線するノードN2と、ノードN1とノードN2間を接続する線14Lに介挿された高い抵抗値を有する抵抗R3,R4と、抵抗R3と抵抗R4のノードとGND間に接続された第3キャパシタC3と、トランジスタM11,M12のソースと低電位側電源VSSとの間に接続され、プリエンファシス回路13の電流源を構成するトランジスタM13と、を備える。
第1キャパシタC1および抵抗R3は、第1入力端子Vin1に入力された第1入力信号Vin1を基に微分波形を生成する第1ハイパスフィルタ15を構成する。また、第2キャパシタC2および抵抗R4は、第2入力端子Vin2に入力された第2入力信号Vin1を基に微分波形を生成する第2ハイパスフィルタ16を構成する。
トランジスタM1およびトランジスタM11のドレインとドレイン抵抗RD1とのノードは、第1出力端子Vout1に接続され、トランジスタM2およびトランジスタM12のドレインとドレイン抵抗RD2とのノードは、第2出力端子Vout2に接続される。
トランジスタM1,M2のソースは、共通化してトランジスタM3のドレインに接続され、トランジスタM11,M12のソースは、共通化してトランジスタM13のドレインに接続される。トランジスタM13は、プリエンファシス回路13側の電流源用トランジスタである。トランジスタM13の大きさ(ゲート幅)により、プリエンファシス回路13のプリエンファシス量の大きさの調整/設計ができる。また、トランジスタM11およびトランジスタM12のバイアス点(ゲートのDCレベル)の調整/設計ができる。
トランジスタM3およびトランジスタM13のゲートは、制御端子VC1に接続されている。
なお、制御端子VC1とは別の制御端子VC2を設け、トランジスタM3のゲートは制御端子VC1に、またトランジスタM13のゲートは、制御端子VC2に接続する構成でもよい。プリエンファシス回路13の電流量可変にすることができる。
このように、プリエンファシス機能付きLDドライバ10は、第1入力端子Vin1および第2入力端子Vin2に第1および第2入力信号をそれぞれ受けて差動増幅する差動増幅回路のトランジスタ対を構成するトランジスタM1およびトランジスタM2と、第1および第2入力端子Vin1に入力された第1入力信号を基に微分波形を生成する第1キャパシタC1および抵抗R3からなる第1ハイパスフィルタ15と、第2入力端子Vin2に入力された第2入力信号を基に微分波形を生成する第2キャパシタC2および抵抗R4からなる第2ハイパスフィルタ16と、を備える。
また、プリエンファシス機能付きLDドライバ10は、トランジスタM1のドレインに、ドレインが接続されてトランジスタM1と並列配置され、かつゲートが第1ハイパスフィルタ15を介して第1入力端子Vin1に接続されたトランジスタM11と、トランジスタM2のドレインに、ドレインが接続されてトランジスタM2と並列配置され、かつゲートが第2ハイパスフィルタ16を介して第2入力端子Vin2に接続されたトランジスタM12と、を備える。
さらに、プリエンファシス機能付きLDドライバ10は、トランジスタM1のドレインとトランジスタM11のドレイン同士を接続して第1出力信号を出力する第1出力端子Vout1、およびトランジスタM2のドレインとトランジスタM12のドレイン同士を接続して第2出力信号を出力する第2出力端子Vout2と、を備える。プリエンファシス機能付きLDドライバ10は、トランジスタM1およびトランジスタM2の差動増幅信号に、トランジスタM11およびトランジスタM12の高調波成分増幅信号を電流加算して第1出力端子Vout1および第2出力端子Vout2から出力する。
ここで、トランジスタM1、トランジスタM2、トランジスタM11、およびトランジスタM12の総ゲート幅(合計ゲート幅)は、トランジスタM11およびトランジスタM12を有しない場合の差動増幅回路のトランジスタ対を構成するトランジスタM1およびトランジスタM2の総ゲート幅と等しい。なお、各トランジスタM11,M12,M1,M2のゲート幅は、全て同じことが望ましい。
第1キャパシタC1、および抵抗R3は、第1入力Vin1に対して第1ハイパスフィルタ15(微分回路)を構成する。また、第2キャパシタC2、および抵抗R4は、第2入力Vin2に対して第2ハイパスフィルタ16を構成する。また、抵抗R3と抵抗R4との接続点は、キャパシタC3を介して接地されている。
ノードN1とノードN2間は、高い抵抗値を有する抵抗R3,R4を介して線14により接続されている。ノードN1とノードN2間は、線14により接続されているものの、高い抵抗値を有する抵抗R3,R4を介して接続されているため、殆ど電流は流れない。
本実施形態では、ノードN1とノードN2間を接続する構成により、第1入力Vin1または第2入力Vin2への入力レベルの変動は、相補的に緩和される。すなわち、抵抗R3と抵抗R4のノードは、両ハイパスフィルタの中点に位置し、一方の入力レベルが変動したとしても他方の入力レベルもこれに伴って変動するため、全体としてみると安定である。また、第3キャパシタC3は、ノードN1とノードN2間の線14に現れる電圧/電流変動分を吸収する。ちなみに、従来技術では、入力レベルがGNDに固定されている構成であったので、加算部分のDCレベルを調整できなかった。
上記トランジスタM1、トランジスタM2、およびトランジスタM3は、ドライバ回路12を構成し、また、上記トランジスタM11、トランジスタM12、第1キャパシタC1、第2キャパシタC2、第3キャパシタC3、および抵抗R3,R4は、プリエンファシス回路13を構成している。
図2に示すように、プリエンファシス機能付きLDドライバ10は、ドライバ回路12とプリエンファシス回路13とが別の回路ではなく、トランジスタレベルで一体化された回路構成となっている。
以下、上述のように構成されたプリエンファシス機能付きLDドライバ10の動作について説明する。
図2に示すように、第1入力端子Vin1と第2入力端子Vin2に差動の信号が入力され、差動増幅回路により差動増幅されて第1出力端子Vout1と第2出力端子Vout2から出力される。
第1入力端子Vin1に入力される信号の信号経路は、2つに分けられ、一方はトランジスタM1のゲートに入力され、他方は第1キャパシタC1および抵抗R3からなる第1ハイパスフィルタ15(微分回路)を介してトランジスタM11のゲートに入力される。同様に、第2入力端子Vin2に入力される信号の信号経路は、2つに分けられ、一方はトランジスタM2のゲートに入力され、他方は第2キャパシタC2および抵抗R4からなる第2ハイパスフィルタ16を介してトランジスタM12のゲートに入力される。
第1入力端子Vin1に入力された信号は、一方がトランジスタM1により低周波領域から高周波領域が信号増幅され、他方が上記ハイパスフィルタにより高周波成分のみがトランジスタM11に入力され、高周波成分のみがトランジスタM11により増幅される。ドレインが共通に接続されたトランジスタM1およびトランジスタM11は、第1出力端子Vout1に主信号(差動増幅信号)と高周波成分の増幅信号とを電流加算した信号を出力する。上記高周波成分の増幅信号が出力として強調されることになる。
同様に、第2入力端子Vin2に入力された信号は、一方がトランジスタM2により低周波領域から高周波領域が信号増幅され、他方が上記ハイパスフィルタにより高周波成分のみがトランジスタM12に入力され、高周波成分のみがトランジスタM12により増幅される。ドレインが共通に接続されたトランジスタM2およびトランジスタM12は、第2出力端子Vout2に主信号(差動増幅信号)と高周波成分の増幅信号とを電流加算した信号を出力する。上記高周波成分の増幅信号が主信号(差動増幅信号)に重畳され出力として強調されることになる。
ここで、トランジスタM11のゲートバイアス電圧は、第1キャパシタC1に入力されるDCレベルと、電源電圧VDDによって決められる。また、プリドライバ回路12の出力とプリエンファシス回路13の出力は、ドレイン抵抗RD1を共通に使用しているため、DCレベルを気にする必要はない。同様に、トランジスタM12のゲートバイアス電圧は、第2キャパシタC2に入力されるDCレベルと、電源電圧VDDによって決められる。また、プリドライバ回路12の出力とプリエンファシス回路13の出力は、ドレイン抵抗RD2を共通に使用しているため、DCレベルを気にする必要はない。
トランジスタM3は、プリドライバ回路12の電流源であり、制御端子VC1に印加する制御電圧VC1により電流量を調整できる。トランジスタM3の電流量を調整することでプリドライバ回路12の増幅率およびプリエンファシス回路13のプリエンファシス量を可変することができる。例えば、トランジスタM3のドレイン電流を増やすことで、プリドライバ回路12の増幅率およびプリエンファシス回路13のプリエンファシス量を増加させることができる。
図3は、本実施形態のプリエンファシス機能付きLDドライバ10の動作を示す図である。図3(a),(b),(c)は、各信号波形のイメージを示す。
プリエンファシス機能付きLDドライバ10は、差動回路であるので、第1入力端子Vin1入力側のみを説明する。
図3に示すように、第1入力端子Vin1に入力された信号は、主回路に入力される信号(Vin1’)と、キャパシタC1を介してプリエンファシス回路13に入力される信号(Vin1”)とに分けられる。
トランジスタM1とトランジスタM11は、共通のドレイン抵抗RD1に接続されており、トランジスタM1はVin1’の波形(図3(a)参照)を増幅する。一方でトランジスタM11は、Vin1”の波形(図3(b)参照)を増幅する。トランジスタM1およびトランジスタM11は、第1出力端子Vout1に主信号と高周波成分の増幅信号とを電流加算した信号を出力する。プリエンファシス機能付きLDドライバ10は、出力Vout1が、立ち上りを強調させた波形(図3(c)参照)になる。
トランジスタM1およびトランジスタM11のドレイン電流の流れは、それぞれI1’、I1”で示される。図3に示すように、I1”はVin1”波形(図3(b)参照)の立ち上りの部分において電流が大きく流れ、Vout1の波形(図3(c)参照)を生成している。
トランジスタM11のゲートのDCレベルは、主回路(ドレイン抵抗RD1,トランジスタM1,トランジスタM3)と、トランジスタM13により決定される。
抵抗R3,R4は、省略することもできるが、差動の片側とのDCレベルがずれることを避けるために、高抵抗値の抵抗R3,R4を接続した方が良い。
なお、第2入力端子Vin2についても同様の動作となる。
図4は、本実施形態のプリエンファシス機能付きLDドライバ10の主回路とプリエンファシス回路13のプリエンファシス機能を説明する特性図である。図4の実線は、主回路の周波数特性、図4の破線はプリエンファシス回路13の周波数特性を示す。
プリエンファシス機能付きLDドライバ10の周波数特性は、図4の実線に示す主回路の周波数特性と、図4の破線に示すプリエンファシス回路13の周波数特性とを重ね合わせたものである。
図4の破線で囲んだ箇所に示す低域の利得は、キャパシタC1(C2)の容量値で決まる。また、図4には示されていないが、高域の利得、利得のピーク周波数もキャパシタC1(C2)の容量値で決まる。
図5は、上記プリエンファシス機能付きLDドライバ10のSパラメータによる通過特性のシミュレーション結果を示す特性図である。シミュレーション周波数は、1MHz〜20GHzである。
本実施形態の構成を採らない差動増幅器(従来例)との比較のため、回路全体のトランジスタの総ゲート幅は等しくしている。具体的には、トランジスタM1とM11(またはトランジスタM2とM12)の総ゲート幅とトランジスタM1(またはトランジスタM2)の総ゲート幅は等しくしている。
図5の太実線に示すように、本実施形態では、プリエンファシス機能を付加されて高周波成分が強調されていることが確認できた。すなわち、プリエンファシス機能付きLDドライバ10により出力された信号は、1GHz付近から高周波にいくにつれて利得が高くなり、2GHz〜7GHzの部分では基本的な差動増幅回路(従来例)に比べて利得が高くなる結果が得られた。
図6は、本実施形態のプリエンファシス機能付きLDドライバ10の10Gbps信号のLDドライバのアイパターンを比較して示す図であり、縦軸は電流[A]、横軸は時間[psec]である。
第1および第2入力信号(入力電圧)Vin1,Vin2は、10GbpsのNRZ(Non Return-to-Zero)、PRBS(Pseudo Random Bit Sequence)信号を入力する。第1および第2出力端子Vout1,Vout2には、疑似的にLDを接続したことを想定して5Ωの抵抗を付加している。図6は、上記構成によるLDドライバ10により5Ωの抵抗を流れる電流のアイパターンを示している。
図6に示すように、プリエンファシスの効果が現れ、アイパターンの開口が拡がっている(開口率が良くなっている)ことがわかる。したがって、LD1(例えば、光変調器)(図1参照)は、波形の非対称性が改善された光信号を出力することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るプリエンファシス機能付きLDドライバ10は、差動増幅回路のトランジスタ対を構成するトランジスタM1,M2と、第1および第2入力端子Vin1,Vin2に入力された第1および第2入力信号を基に微分波形を生成する第1および第2キャパシタC1,C2および抵抗R3,R4からなる第1および第2ハイパスフィルタ15,16と、トランジスタM1のドレインにドレインが接続されてトランジスタM1と並列配置され、かつゲートが第1ハイパスフィルタ15を介して第1入力端子Vin1に接続されたトランジスタM11と、トランジスタM2のドレインにドレインが接続されてトランジスタM2と並列配置され、かつゲートが第2ハイパスフィルタ16を介して第2入力端子Vin2に接続されたトランジスタM12と、を備える。
この構成により、トランジスタM1およびトランジスタM2の差動増幅信号に、トランジスタM11およびトランジスタM12の高調波成分増幅信号を電流加算して第1出力端子Vout1および第2出力端子Vout2から出力する。したがって、図4に示したように、トランジスタM1およびトランジスタM11は、第1出力端子Vout1に主信号(差動増幅信号)と遅延増幅信号とを電流加算した信号を出力するので、図5に示したように、高周波成分を強調することができ、図6に示したように、アイパターンの開口劣化を改善することができる。
特に、本実施形態では、トランジスタM11のゲートバイアス電圧は、第1キャパシタC1に入力されるDCレベルと、電源電圧VDDによって決められ、また、プリドライバ回路12の出力とプリエンファシス回路13の出力は、ドレイン抵抗RD1を共通に使用している。このため、DCレベルを気にする必要はなく、加算部分のDCレベルを調整するのが容易であるという効果が得られる。
また、本実施形態では、ドライバ回路と別体に設置していたプリエンファシス回路(非特許文献1,2参照)をなくして簡単な回路構成とすることができ、回路規模(半導体チップ面積)を小さくして消費電力を抑制することができる。その結果、簡単な回路で、高速動作が可能なLDドライバを実現することができる。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態に係るプリエンファシス機能付きLDドライバ20のドライバ回路12およびプリエンファシス回路23の回路図である。図2と同一構成部分には同一符号を付している。
プリエンファシス機能付きLDドライバ20は、図1のプリエンファシス機能付きLDドライバ10に代えて用いられる。
図7に示すように、プリエンファシス機能付きLDドライバ20は、ドライバ回路12を構成する差動増幅回路のトランジスタ対であるトランジスタM1,M2と、トランジスタM1,M2のドレインと高電位側電源VDDとの間に接続されたドレイン抵抗RD1,RD2と、トランジスタM1,M2のソースと低電位側電源VSSとの間に接続され、ドライバ回路12の電流源を構成するトランジスタM3と、を備える。
また、プリエンファシス機能付きLDドライバ20は、ドレイン抵抗RD1に対してドレインを共通にしてトランジスタM1と並列に接続されたトランジスタM11と、差動増幅回路の第1入力端子Vin1とトランジスタM11のゲートとの間に接続された第1キャパシタC1と、ドレイン抵抗RD2に対してドレインを共通にしてトランジスタM2と並列に接続されたトランジスタM12と、差動増幅回路の第2入力端子Vin2とトランジスタM12のゲートとの間に接続された第2キャパシタC2と、を備える。
また、プリエンファシス機能付きLDドライバ20は、第1キャパシタC1の他端とトランジスタM11のゲートとを結線するノードN1と、第2キャパシタC2の他端とトランジスタM12のゲートとを結線するノードN2と、分圧点がノードN1に接続され、高電位側電源VDDと低電位側電源VSS間を接続する高い抵抗値を有する分圧抵抗R11,R12と、分圧点がノードN2に接続され、高電位側電源VDDと低電位側電源VSS間を接続する高い抵抗値を有する分圧抵抗R13,R14と、トランジスタM11,M12のソースと低電位側電源VSSとの間に接続され、プリエンファシス回路23の電流源を構成するトランジスタM13と、を備える。
第1キャパシタC1および抵抗R11,R12は、第1入力端子Vin1に入力された第1入力信号Vin1を基に微分波形を生成する第1ハイパスフィルタ25を構成する。また、第2キャパシタC2および抵抗R13,R14は、第2入力端子Vin2に入力された第2入力信号Vin1を基に微分波形を生成する第2ハイパスフィルタ26を構成する。
上記トランジスタM1、トランジスタM2、およびトランジスタM3は、ドライバ回路12を構成し、また、上記トランジスタM11、トランジスタM12、第1キャパシタC1、第2キャパシタC2、および抵抗R11,R12,R13,R14は、プリエンファシス回路23を構成している。
トランジスタM1およびトランジスタM11のドレインとドレイン抵抗RD1とのノードは、第1出力端子Vout1に接続され、トランジスタM2およびトランジスタM12のドレインとドレイン抵抗RD2とのノードは、第2出力端子Vout2に接続される。
このように、LDドライバ20は、ドライバ回路12とプリエンファシス回路23とが別の回路ではなく、トランジスタレベルで一体化された回路構成となっている。
以下、上述のように構成されたプリエンファシス機能付きLDドライバ20の動作について説明する。
プリエンファシス機能付きLDドライバ20の基本動作は、プリエンファシス機能付きLDドライバ10(図2参照)とほぼ同様である。
すなわち、第1入力端子Vin1に入力される信号の信号経路は、2つに分けられ、一方はトランジスタM1のゲートに入力され、他方は第1キャパシタC1および抵抗R11,R12からなるハイパスフィルタ25(微分回路)を介してトランジスタM11のゲートに入力される。同様に、第2入力端子Vin2に入力される信号の信号経路は、2つに分けられ、一方はトランジスタM2のゲートに入力され、他方は第2キャパシタC2および抵抗R13,R14からなるハイパスフィルタ26を介してトランジスタM12のゲートに入力される。
第1入力端子Vin1に入力された信号は、一方がトランジスタM1により低周波領域から高周波領域が信号増幅され、他方が上記ハイパスフィルタにより高周波成分のみがトランジスタM11に入力され、高周波成分のみがトランジスタM11により増幅される。ドレインが共通に接続されたトランジスタM1およびトランジスタM11は、第1出力端子Vout1に主信号(差動増幅信号)と高周波成分の増幅信号とを電流加算した信号を出力する。上記高周波成分の増幅信号が出力として強調されることになる。
同様に、第2入力端子Vin2に入力された信号は、一方がトランジスタM2により低周波領域から高周波領域が信号増幅され、他方が上記ハイパスフィルタにより高周波成分のみがトランジスタM12に入力され、高周波成分のみがトランジスタM12により増幅される。ドレインが共通に接続されたトランジスタM2およびトランジスタM12は、第2出力端子Vout2に主信号(差動増幅信号)と高周波成分の増幅信号とを電流加算した信号を出力する。上記高周波成分の増幅信号が主信号(差動増幅信号)に重畳され出力として強調されることになる。
本実施形態のプリエンファシス機能付きLDドライバ20のDCレベルの固定について述べる。
プリエンファシス機能付きLDドライバ20は、図2のプリエンファシス機能付きLDドライバ10の線14、抵抗R3,R4および第3キャパシタC3を取り去り、高電位側電源VDDと低電位側電源VSS間に分圧抵抗R11,R12を介挿してその分圧点にノードN1を接続するとともに、高電位側電源VDDと低電位側電源VSS間に分圧抵抗R13,R14を介挿してその分圧点にノードN2を接続する構成を採る。この構成により、トランジスタM11のゲートバイアス電圧は、分圧抵抗R11とR12の抵抗分圧により決定される。同様に、トランジスタM12のゲートバイアス電圧は、分圧抵抗R13とR14の抵抗分圧により決定される。すなわち、トランジスタM11のゲートのDCレベルは、分圧抵抗R11とR12の抵抗分圧により固定され、トランジスタM12のゲートのDCレベルは、分圧抵抗R13とR14の抵抗分圧により固定される。
図2のプリエンファシス機能付きLDドライバ10では、トランジスタM11のゲートのDCレベルは、トランジスタM11自身と、トランジスタM13と、主回路(ドレイン抵抗RD1,トランジスタM1,トランジスタM3)とにより決定していた。トランジスタM11とトランジスタM12のDCレベルは、主回路の回路パラメータも含めた形での設計が必要である。
これに対して、本実施形態のプリエンファシス機能付きLDドライバ20は、トランジスタM11(トランジスタM12)のゲートのDCレベルが、分圧抵抗R11とR12(分圧抵抗R13とR14)の抵抗分圧により固定されている。
上記抵抗分圧でトランジスタM11とトランジスタM12のDCレベルを決定できるので、非常に簡単に設計ができる効果がある。動作点を任意に決め、ドライバ回路12およびプリエンファシス回路23を動作させる場合は、本実施形態のプリエンファシス機能付きLDドライバ20が適している。
[変形例]
上記第1および第2の実施形態では、1段構成のプリエンファシス機能付きLDドライバ10,20について示したが、この回路を多段接続し多段構成のプリエンファシス機能付きLDドライバ30を実現することも可能である。
図8は、多段接続したプリエンファシス機能付きLDドライバ30の構成を示す図である。
図8に示すように、プリエンファシス機能付きLDドライバ30は、1段目のプリエンファシス機能付きLDドライバ31、2段目のプリエンファシス機能付きLDドライバ32、3段目のプリエンファシス機能付きLDドライバ33、および4段目のプリエンファシス機能付きLDドライバ34から構成される。各段のプリエンファシス機能付きLDドライバ31〜34は、プリエンファシス機能付きLDドライバ10(図2参照)またはプリエンファシス機能付きLDドライバ20(図9参照)と同一構成である。ただし、後段の回路のトランジスタサイズ(本実施形態おけるトランジスタサイズとは、トランジスタのゲート幅をいう)は、その前段の回路のトランジスタサイズ以上である。
プリエンファシス機能付きLDドライバ30は、各段でのアイパターンの開口劣化を抑制しつつ、トランジスタサイズを段階的に大きくしていくことで、より低インピーダンスの負荷を駆動させることができる。
なお、上記各実施の形態では、発光素子としてLDを駆動するLDドライバに適用した例であるが、ドライバにより電流駆動されるものであればどのような素子でもよい。また、発光素子はLDに限定されず、例えばLED(Light Emitting Diode)であってもよい。
また、トランジスタの種類は、FET/MOSには限定されず、バイポーラ、CMOS,Bi−CMOSどのようなものでもよく、チャンネルも限定されない。
1 レーザダイオード(LD)(発光素子)
10,20 プリエンファシス機能付きLDドライバ(ドライバ)
11 入力バッファ回路
12 プリドライバ回路
13,23 プリエンファシス回路
14 ドライバ回路
15,25 第1ハイパスフィルタ
16,26 第1ハイパスフィルタ
M1 トランジスタ(第1トランジスタ)
M2 トランジスタ(第2トランジスタ)
M3,M13 トランジスタ(電流源)
M11 トランジスタ(第3トランジスタ)
M12 トランジスタ(第4トランジスタ)
RD1,RD2 ドレイン抵抗
R3,R4,R11〜R14 抵抗
C1 第1キャパシタ
C2 第2キャパシタ
Vin1 第1入力端子
Vin2 第2入力端子
Vout1 第1出力端子
Vout2 第2出力端子
VC1 制御端子

Claims (4)

  1. 第1トランジスタ、及び該第1トランジスタのドレインに接続された第1ドレイン抵抗の直列回路と第2トランジスタ、及び該第2トランジスタのドレインに接続された第2ドレイン抵抗の直列回路とを有し、前記第1トランジスタのゲートに接続される第1入力端子の電圧と前記第2トランジスタのゲートに接続される第2入力端子の電圧とを差動増幅する差動増幅回路と、
    前記第1入力端子に入力された第1入力信号を基に微分波形を生成する第1キャパシタおよび第1抵抗からなる第1ハイパスフィルタと、
    前記第2入力端子に入力された第2入力信号を基に微分波形を生成する第2キャパシタおよび第2抵抗からなる第2ハイパスフィルタと、
    前記第1トランジスタのドレインに、ドレインが接続されて当該第1トランジスタと並列配置され、かつゲートが前記第1ハイパスフィルタを介して前記第1入力端子に接続された第3トランジスタと、
    前記第2トランジスタのドレインに、ドレインが接続されて当該第2トランジスタと並列配置され、かつゲートが前記第2ハイパスフィルタを介して前記第2入力端子に接続された第4トランジスタと、
    前記第1トランジスタのドレインと前記第3トランジスタのドレイン同士を接続して第1出力信号を出力する第1出力端子、および前記第2トランジスタのドレインと前記第4トランジスタのドレイン同士を接続して第2出力信号を出力する第2出力端子と、を備え、
    前記第1抵抗及び前記第2抵抗の直列回路の接続点は、第3キャパシタを介して接地されていることを特徴とするドライバ。
  2. 第1および第2入力端子に第1および第2入力信号をそれぞれ受けて差動増幅する差動増幅回路のトランジスタ対を構成する第1トランジスタおよび第2トランジスタと、
    第1キャパシタおよび電源電圧を分圧する第1分圧抵抗からなり、前記第1入力信号を基に微分波形を生成する第1ハイパスフィルタと、
    第2キャパシタおよび前記電源電圧を分圧する第2分圧抵抗からなり、前記第2入力信号を基に微分波形を生成する第2ハイパスフィルタと、
    前記第1トランジスタのドレインに、ドレインが接続されて当該第1トランジスタと並列配置され、かつゲートが前記第1ハイパスフィルタを介して前記第1入力端子に接続された第3トランジスタと、
    前記第2トランジスタのドレインに、ドレインが接続されて当該第2トランジスタと並列配置され、かつゲートが前記第2ハイパスフィルタを介して前記第2入力端子に接続された第4トランジスタと、
    前記第1トランジスタのドレインと前記第3トランジスタのドレイン同士を接続して第1出力信号を出力する第1出力端子、および前記第2トランジスタのドレインと前記第4トランジスタのドレイン同士を接続して第2出力信号を出力する第2出力端子と、を備え、
    前記第1キャパシタと前記第3トランジスタのゲートとを結線するノードを、前記第1分圧抵抗の分圧点に接続し、
    前記第2キャパシタと前記第4トランジスタのゲートとを結線するノードを、前記第2分圧抵抗の分圧点に接続することを特徴とするドライバ。
  3. 前記第1および第2出力端子の出力が、次段の前記第1および第2入力端子に入力されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のドライバ。
  4. 前記第1および第2出力端子に接続された発光素子を駆動することを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載のドライバ。
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