JP5970301B2 - 遊技場用システム - Google Patents

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Description

本発明は、遊技価値を消費することで、通常状態よりも有利な遊技状態である特別状態を発生させるための単位遊技を実行可能な遊技台が複数設置された遊技場に設けられる遊技場用システムに関する。
遊技場に設置される遊技台の多くは、大当りを発生させるための図柄変動等の単位遊技を行うことで遊技する。ここで、単位遊技は、始動口に入賞する始動入賞に応じて行われるが、この始動入賞や単位遊技は、1分等の比較的短い単位期間で見るとばらつきが生ずるものである。そして、遊技者は、自身が遊技した結果、単位遊技等が多く実行されれば甘めの調整であると考え、少なければ辛めの調整と考える。
このような傾向を把握するため、従来は、例えば特許文献1のように単位期間の単位遊技回数が複数設定される基準範囲のいずれに属するかにより単位期間を振分、その度数分布を示す帳票によりその傾向を把握していた。
特開平9−122340号公報
さて、単位遊技のばらつきは、例えば遊技者が2、3時間等の比較的長期に遊技すれば少ない場合も多い場合も現れて緩和されるが、遊技開始後、偶々、始動入賞が少ない回数で推移した場合には、辛めの調整(単位遊技の実行頻度が低い)と判断して早々に遊技を終了してしまう遊技者もいる。この場合、遊技者に悪い印象を与えるばかりか、高い水準で推移していれば得られたはずの稼動を得られないということになる。
この場合、遊技者単位の遊技時間(遊技期間)を管理して遊技時間に応じて判断するようにすれば良いとも考えられるが、遊技者が遊技を終了する理由として、上記以外に、遊技性が面白くない等の始動入賞の調整具合に依存しない理由もあるので、遊技者単位の遊技時間を管理するだけでは、始動入賞が偶々無かったことを理由として遊技終了したのか否かを把握出来ない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、遊技者が短期間で遊技を終了した場合に、始動入賞や単位遊技が少なかったことが影響しているのか否かを把握するために好適な遊技情報を出力可能な遊技場用システムを提供することにある。
請求項1に記載した発明は、遊技価値を消費することで、通常状態よりも有利な遊技状態である特別状態を発生させるための単位遊技を実行可能な遊技台が複数設置された遊技場に設けられる遊技場用システムであって、遊技者による遊技の開始、及び終了を特定し、その遊技の開始から終了までの期間である遊技期間を遊技者単位で特定する遊技期間特定手段と、前記遊技期間に対応した遊技情報である遊技期間情報を前記遊技期間単位で特定する期間情報特定手段と、前記単位遊技の実行回数、及び前記単位遊技が始動入賞したことを条件として実行される場合における始動入賞回数の内、少なくとも一方である単位遊技情報を含む遊技情報を、遊技台側から出力される遊技信号により特定する遊技情報特定手段と、前記遊技情報特定手段により特定される遊技情報を、前記遊技期間特定手段により特定される遊技期間により区分けした遊技情報である遊技者情報を特定する遊技者情報特定手段と、前記期間情報特定手段により特定される遊技期間情報と、予め設定される基準期間情報とを比較することにより、予め設定される即止め条件が成立した遊技期間を特定する即止め期間特定手段と、前記即止め条件が成立した遊技期間に対応する前記遊技者情報である即止め情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された即止め情報を演算対象として演算処理を行う演算手段と、前記演算手段による演算処理結果を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記遊技情報特定手段は、遊技台側から出力される遊技信号によって、遊技により消費された遊技価値を示すアウト、及び遊技により付与された遊技価値を示すセーフを前記遊技情報として特定し、前記演算手段は、前記アウト、或いは前記アウトとセーフとの差数と前記単位遊技情報との比を示す単位遊技割合情報を、前記即止め情報を演算対象として演算した即止め単位遊技割合情報と、前記遊技者情報として特定された全体の遊技情報を演算対象として演算した全体単位遊技割合情報とを特定し、前記出力手段は、前記即止め単位遊技割合情報と前記全体単位遊技割合情報とを比較可能に出力する出力処理、前記全体単位遊技割合情報と前記即止め単位遊技割合情報との差を示す乖離率を出力する出力処理、及び前記全体単位遊技割合情報と前記即止め単位遊技割合情報との比を示す乖離割合を出力する出力処理の内、少なくとも1つの出力処理を行うことで、前記演算手段による演算処理結果を出力することを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記即止め単位遊技割合情報、前記乖離率、及び前記乖離割合の内、少なくとも1つと予め設定される基準値とを比較することで、識別条件が成立したか否かを判定する識別出力判定手段を備え、前記演算手段は、遊技台単位、及び遊技台グループ単位の少なくとも一方の単位で前記即止め単位遊技割合情報、及び前記全体単位遊技割合情報を演算し、前記識別出力判定手段は、遊技台単位、及び遊技台グループ単位の少なくとも一方の単位で前記識別条件が成立したか否かを判定し、前記出力手段は、遊技台単位、及び遊技台グループ単位の少なくとも一方の単位で前記演算処理結果を出力し、その演算処理結果を出力する場合に、前記識別条件が成立した遊技台、或いは遊技台グループの演算処理結果を識別出力することを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記演算手段は、前記遊技者情報が前記即止め情報として抽出された遊技者数を示す即止め数を特定すると共に、前記遊技者情報が特定された遊技者数を示す全遊技数を特定し、前記出力手段は、前記即止め数と前記全遊技数とを比較可能に出力する出力処理、前記全遊技数に対する前記即止め数の割合を示す即止め率を出力する出力処理、及び前記全遊技数と前記即止め数との差を示す即止め差を出力する出力処理の内、少なくとも一方の出力処理を行うことで、前記演算手段による演算処理結果を出力することを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記抽出手段により抽出された前記即止め情報、及び前記即止め情報を演算対象として演算処理された遊技情報の内、少なくとも一方である即止め判定情報と、予め設定される基準即止め情報とを比較することにより、予め設定される要因即止め条件が成立したか否かを判定する要因即止め判定手段を備え、前記演算手段は、前記要因即止め判定手段により要因即止め条件が成立した旨が判定された遊技者数を示す要因即止め数、前記遊技者情報が前記即止め情報として抽出された遊技者数を示す即止め数に対する前記要因即止め数の割合を示す要因即止め率、及び前記遊技者情報が特定された遊技者数を示す全遊技数に対する前記要因即止め数の割合を示す全要因即止め率の内、少なくとも1つである要因即止め情報を演算処理により特定することを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、前記遊技期間特定手段により遊技の終了が特定された遊技者が、当該遊技を終了した遊技台が属する遊技台グループに属する他の遊技台を、当該遊技の終了後に遊技したか否かを判定する同機種移動判定手段を備え、前記演算手段は、前記同機種移動判定手段により遊技した旨が判定された遊技者数を示す同機種移動数、前記遊技者情報が特定された遊技者数を示す全遊技数に対する前記同機種移動数の割合を示す同機種移動率、前記同機種移動判定手段により遊技した旨が判定された遊技者の内、前記遊技者情報が前記即止め情報として抽出された遊技者数を示す同機種即止め数、前記同機種移動数に対する前記同機種即止め数の割合を示す同機種即止め率、及び前記全遊技数に対する前記同機種即止め数の割合を示す全同機種即止め率の内、少なくとも1つである同機種移動情報を演算処理により特定することを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、即止め条件が成立した遊技期間を特定し、即止め条件が成立した遊技期間に対応する遊技者情報である即止め情報を抽出し、抽出された即止め情報を演算対象として演算処理を行い、その演算処理結果を出力する。つまり、遊技台の遊技情報の内、単位遊技が少なくとも含まれる即止め情報を演算対象とした演算処理結果を出力する。これにより、短い期間で遊技を終了した遊技者、即ち、即止め遊技者が、単位遊技の実行頻度が低いことで遊技を止めているのか否か、即ち、偶々、単位遊技が遊技者に不利な状態でばらつくことが、遊技者が遊技を止めた理由になっているのか否かを把握可能となり、そのばらつきを考慮した上で、遊技台を調整すべきか否かを把握出来るようになる。
請求項2に記載した発明によれば、出力手段は、即止め単位遊技割合情報と全体単位遊技割合情報とを比較可能に出力する出力処理、乖離率を出力する出力処理、及び乖離割合を出力する出力処理の内、少なくとも1つの出力処理を行うことで、演算処理結果を出力する。これにより、出力される遊技情報を参照することで、遊技者が遊技を止める理由となる単位遊技割合情報(即止め単位遊技割合情報)と全体の単位遊技割合情報(全体単位遊技割合情報)とを比較すること等が可能となり、単位遊技のばらつき度合いを把握することが出来、対象となる遊技期間全体の単位割合情報自体を調整した方がよいのか、単位割合情報のばらつき度合いを調整した方がよいのかを把握可能となる。
請求項3に記載した発明によれば、遊技台単位及び遊技台グループ単位の少なくとも一方の単位で演算処理結果を出力し、その演算処理結果を出力する場合に、識別条件が成立した遊技台或いは遊技台グループの演算処理結果を識別出力するので、即止め遊技者が遊技した際の単位割合情報が遊技者にとって不利と感じている遊技台や遊技台グループを容易に把握出来るようになる。
請求項4に記載した発明によれば、即止め数と全遊技数とを比較可能に出力する出力処理、全遊技数に対する即止め数の割合を示す即止め率を出力する出力処理、及び全遊技数と即止め数との差を示す即止め差を出力する出力処理の内、少なくとも一方の出力処理を行うので、短い期間で遊技を終了した遊技者の割合、即ち、何らかの要因で稼動が減少している際の影響度を把握出来るようになる。
請求項5に記載した発明によれば、要因即止め数、要因即止め率及び全要因即止め率の内、少なくとも1つである要因即止め情報を演算処理により特定するので、単位遊技の実行頻度が低いことを理由として短い期間で遊技を終了した遊技者の割合等、即ち、単位遊技のばらつきを要因として稼動が減少している際の影響度を把握出来るようになる。
請求項6に記載した発明によれば、同機種移動数、同機種移動率、同機種即止め数、同機種即止め率、及び全同機種即止め率の内、少なくとも1つである同機種移動情報を演算処理により特定する。遊技者が短い期間で遊技を終了する理由として、単位遊技の実行頻度が低いことの他に、遊技台自体の魅力がない、或いは遊技性が受け入れられていない等の理由が想定されるが、同機種移動判定手段による判定結果に応じた出力情報(演算処理結果)を参照することで、それらの理由による遊技終了頻度を把握出来るので、それらの理由を考慮した上で単位遊技の実行頻度等が適切であるかを判断出来るようになる。
本発明の一実施形態による遊技場用システムの構成を概略的に示す図 管理装置が集計する遊技台毎の遊技情報の一例を示す図 管理装置が集計する機種毎の遊技情報の一例を示す図 管理装置が出力する遊技場全体での遊技情報の一例を示す図
以下、本発明の一実施形態による遊技場用システムについて、図1から図4を参照しながら説明する。
図1に示すように、遊技場用システム1が設けられている遊技場内には、複数の遊技台2が設置されており、各遊技台2に対応して遊技装置3が付設されている。これら遊技台2及び遊技装置3は、それぞれ中継装置4に接続している。中継装置4は、LAN5を介して管理装置6に接続しており、遊技台2や遊技装置3等の遊技機側の装置から出力される後述する遊技信号を管理装置6に送信すると共に、管理装置6から各種の情報を受信して遊技機側の装置に中継する。管理装置6は、遊技場内の例えば事務所等に設置されており、出力手段としてのモニタ7等が接続されている。遊技場内には例えば数百台の遊技台2が設置されており、管理装置6の管理対象となっている。また、遊技場内には、景品交換のための周知のPOS等も設置されている。
本実施形態の遊技台2は、所謂パチンコ遊技機であり、遊技媒体としての玉(遊技価値に相当する)を盤面に発射するためのハンドル10、玉を入賞させるための普図入賞口11と始動口12、玉の入賞に応じて表示図柄が変動する表示部13、大当り時に開放する大入賞口14、玉が払い出される上皿15、及び上皿15から溢れた玉を一時的に貯留する下玉受皿16等を備えている。遊技台2は、始動口12への玉の入賞(始動入賞)に応じて所定の当選確率にて大当り抽選を行い、その抽選結果に基づき所謂特別図柄(特図)による図柄変動を表示部13にて実行する。そして、表示部13に停止表示された図柄が大当り図柄の場合に大当りを発生させる。大当りが発生すると、遊技台2は、対応するラウンド数に応じた回数分だけ大入賞口14を開放する。
また、この遊技台2は、図柄変動中に発生した始動入賞に対応する図柄変動を、予め設定された上限値(例えば4個)まで保留可能に構成されている。保留された図柄変動は実行中の図柄変動の終了後に順次実行されるものの、保留数の上限値を超えた(所謂オーバーフローした)始動入賞に対する大当り抽選や図柄変動は実行されない。即ち、始動入賞したことを条件として図柄変動が実行される遊技台2であっても、図柄変動数と始動入賞回数とが必ずしも一致しない場合がある。本実施形態では、そのような場合を考慮して、図柄変動(単位遊技)の実行回数及び始動入賞回数の内、少なくとも一方を単位遊技情報としている。
遊技装置3は、玉の貸出を受けるための対価(例えば、貨幣)を投入する貨幣投入口30、各種の情報を表示する液晶表示部31、所謂再遊技を行うために遊技者が操作する再遊技釦32、玉を遊技台2に払出す払出ノズル33、ICカード8等の記録媒体を挿入するカード挿入口34、及び遊技者を撮像する撮像カメラ35等を備えている。遊技装置3は、遊技者によって貨幣投入口30に対価が投入されて貸出釦(図示省略)が操作されると、例えば1玉4円で貸出す場合には125玉等の貸出単位の玉(対価と引換に遊技者に貸出された遊技価値に相当する)を払出ノズル33から遊技台2に払出す貸出処理を実行する。このとき、遊技装置3は、投入された対価から払出した玉数に対応する対価を減算した残高を記憶しており、遊技者による返却釦(図示省略)の操作に応じて残高を記録したICカード8(残高カード)を発行する。なお、遊技装置3は、ICカード8として、残高カードだけでなく、遊技者個人を特定可能な会員情報を記録した所謂会員カードも受付可能である。会員カードを受付けた場合、遊技装置3は、会員カードに記録されている会員情報(例えば、会員番号や遊技者の氏名等の情報)を読出し、読出した会員情報を管理装置6へ送信する。
撮像カメラ35は、例えば周知のCMOSセンサやCCDセンサ等の撮像素子を有しており、遊技装置3が付設されている遊技台2を遊技している遊技者を撮像する。撮像カメラ35は、遊技者の存在・不在に関わらず、所定時間が経過する等の撮像条件が成立する毎に撮像を繰り返しており、撮像カメラ35で撮像された遊技者の顔画像は管理装置6に送信される。そして、後述するように、管理装置6にて顔認証処理を行うことにより、遊技者が特定される。つまり、撮像カメラ35は、後述する遊技期間等を特定する際に同一の遊技者であるか否か等を特定する遊技者特定手段として機能する。尚、遊技者の特定は、撮像カメラ35によるものの他に、上記した会員カード等により特定しても良いし、両者を併用しても良い。
このような構成の遊技台2側の装置(遊技台2および遊技装置3)からは、遊技の進行に伴って、以下のような遊技信号が出力される。
・アウト信号:消費玉を回収するアウトBOXから出力される、消費価値(アウト。遊技により消費された遊技価値に相当する)を特定可能な信号(稼動信号)。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。尚、遊技台2から出力される信号でも良い。
・セーフ信号:遊技台2から出力される、入賞付与価値(セーフ。遊技により付与された遊技価値に相当する)を特定可能な信号。払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、玉を補給する補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。
・始動信号:遊技台2から出力される、始動入賞により変動(作動)する表示部13(役物)におけるスタート(図柄変動、役物作動。単位遊技の実行回数に相当する)を特定可能な信号。図柄変動確定時に出力されるので、信号入力に応じて図柄変動を特定する。尚、始動口12に入賞したことを示す信号(始動入賞回数を特定可能な信号)としても良い。つまり、本実施形態では実行された単位遊技数を採用しているが、単位遊技が実行されるための条件となる始動入賞数をスタートとして採用しても良い。これは、上記したように保留上限をオーバーフローした場合には単位遊技が実行されないものの、始動入賞数が多ければ、所謂「良く回る台」であるとして、遊技者が遊技を継続する動機付けとなるためである。
・大当り信号:遊技台2から出力される大当り期間を特定可能な信号。大当り中にレベル出力される状態信号なので大当り信号入力中を大当り中として特定する。
・特別状態信号:遊技台2から出力される特別状態(甘中)を特定可能な信号。始動口12の入賞率が向上する特別状態中(時短中)にレベル出力される状態信号なので、特別状態信号入力中を特別状態中として特定する。尚、大当り確率が向上する確変中にレベル出力される状態信号(確変信号)であっても良い。また、大当り信号と特別状態信号のいずれも入力していない期間を通常状態として特定し、通常状態でない遊技状態を特定状態として特定する。
管理装置6(遊技期間特定手段、期間情報特定手段、遊技情報特定手段、遊技者情報特定手段、即止め期間特定手段、抽出手段、演算手段、出力手段、識別出力判定手段、要因即止め判定手段、同機種移動判定手段に相当する)は、CPU、ROM及びRAM等で構成された制御部、HDD等で構成された記憶部、及び上記した遊技信号等の送受信を行う入出力部等を備えている。管理装置6は、記憶部に記憶されている制御プログラムに従って作動し、入出力部に入力される遊技台2側の装置からの遊技信号に基づいて各種の遊技情報を特定する。例えば、管理装置6は、アウト信号に基づくアウトの特定、セーフ信号に基づくセーフの特定、始動信号に基づくスタートの特定等を行い、出玉率や稼動率或いは売上額等の遊技情報を特定し、特定した遊技情報を後述する図2や図3のように遊技台単位、後述する図4のように遊技台2の機種単位(遊技台グループ単位)、或いは、遊技者単位や遊技場全体等に区分けして集計する。
また、管理装置6は、上記したように撮像カメラ35で撮像した遊技者の画像(本実施形態では、顔画像)に基づいて遊技者を特定し、遊技期間を遊技者単位で特定する。具体的には、撮像した顔画像から目、鼻、口等の位置や大きさ、顔の輪郭等の各パーツのデータを抽出し、抽出したデータを予め登録されている遊技者毎のデータベース(会員登録時等に登録されている)と照合する所謂顔認証を行うことにより遊技者個人を特定し、同一遊技者を特定してから(遊技の開始から)、その遊技者を特定しなくなるまで(遊技を終了するまで)をしている期間をその遊技者の遊技期間として特定する。より厳密には、本実施形態では、後述するように遊技者を特定した上でアウト信号が入力される等、遊技台2が稼動している期間を遊技期間として特定する。尚、顔認証の手法そのものは公知或いは周知の手法を採用すれば良いので、ここでは詳細な説明は省略する。また、顔画像に限らず指紋等の他の生体情報や上記した会員カード等、周知のどのような遊技者特定手段を採用しても良い。
次に、上記した構成による作用について説明する。
管理装置6は、従来構成のシステムと同様に、上記した遊技信号に基づいて各種の遊技情報を集計している。例えば、管理装置6は、アウト信号の入力に応じてアウトを加算し、セーフ信号の入力に応じてセーフを加算し、始動信号の入力に応じてスタートを加算する等により、遊技情報を集計している。このとき、特別状態(大当り)の発生から通常状態に戻るまでを特定状態として特定するとともに、特定状態でない状態を通常状態として特定する。
また、管理装置6は、上記したように遊技者の顔画像に基づいて同一遊技者であるかを特定する。顔画像に基づく同一遊技者の判定は、営業開始後に所定時間(例えば1分)が経過する等の所定の撮像条件が成立した場合に撮像した遊技者の顔画像を台番に対応付けて記憶しておき、上記した顔認証のようにその顔画像と新たな顔画像との類似度が許容値以上の場合に同一遊技者とする等の周知の特定方法を採用すれば良い。
このように集計された遊技情報は、図2に示すように、遊技台単位で、同一遊技者毎(同一顔ID毎)のレコード(遊技期間情報に相当する)に区分けされ、遊技台2毎の遊技客履歴として記憶される。つまり、管理装置6は、遊技期間に対応した遊技情報である遊技期間情報を遊技期間単位で特定している。図2に示す各項目の意味は以下の通りである。
・時刻:レコードの対応時刻を示す。本実施形態では遊技者を最初に撮像した(遊技開始)時刻であるが、大当り発生時刻等、レコードに対応していればどのような時刻でも良い。
・売上額:売上玉に対応した売上額(売上玉×貸単価(4円等))を示す。売上玉は、遊技装置3から出力される売上玉数(貸出玉数)を特定可能な売上信号に基づいて特定される。尚、売上信号は、直接的に売上額を特定可能な信号であっても良い。
・アウト、セーフ:アウトは遊技台2への打込玉数(消費価値)、セーフは遊技台2からの払出玉数(入賞獲得価値)を示す。
・S、BO、S%:Sは図柄変動数(スタート、単位遊技数)、BOは通常状態におけるアウト、S%はBOに対するSの割合(S%=S÷BO)で、BO1玉に対して図柄変動が行われた割合(単位遊技割合情報に相当する)を示す。尚、S%に単位アウト(例えば100玉)を乗ずることで、単位アウト平均のスタートを特定することが可能である。
・遊技時間:遊技者の遊技時間(遊技期間に相当する)。遊技者を特定すると共に最初のアウト信号を入力してから最後のアウト信号を入力するまでの期間で、最後のアウトはアウト信号入力後、予め設定される非稼動タイマ(1分)がタイムアップすると共に、遊技者を撮像出来無い場合に最後に(最新の)入力したアウトを最後のアウトとする。
・即止、同機種:即止(即止め情報に相当する)は、遊技開始後、短期間で遊技を終了した遊技者であるかを示し、遊技期間が予め設定される基準値(例えば10分。基準期間情報に相当する)に満たない状態で遊技終了した場合(予め設定される即止め条件が成立した場合)に「○」が記憶され、基準値を満たしていれば「×」が記憶される。つまり、「即止」=○のレコード数が、即止め数に相当する。同機種は、遊技終了後、予め設定される基準期間(3分)内に対応台が属する機種であって対応台以外の遊技台にて遊技開始が特定された場合に「○」が記憶され、それ以外であれば「×」が記憶される。
・持玉、収支:持玉は対応する持玉数(獲得価値=売上玉+セーフ−アウト)。収支は遊技者の収支(持玉×交換単価(3円等)−売上額)を示す。尚、持玉は遊技者が獲得した価値を示すため、例えば上記以外に計数機にて遊技した台番を特定可能に獲得した玉数を計数した値や、所謂各台計数機にて発行した玉数を採用しても、上記演算式により示される値となる。
・顔ID:撮像した画像のID(台番4桁+連番3桁)を示す。合計は、全体或いは即止に対応する顔画像数(特定した遊技者数)を示す。
また、集計欄の「全体」は、全ての遊技者の遊技者平均値(「平均」)と合計値(「合計」)とを示している。項目欄の「S%」については、「平均」がレコード単位の平均値を示し、「合計」がBOとSとの合計値を項目の演算式に代入して特定した所謂遊技台平均S%(いずれも全体単位遊技割合情報に相当する)を示している。項目欄の「即止」については、「平均」が即止めした遊技者数(「○」が記録されているレコードの数)を示し、「合計」が全遊技者中の即止めした遊技者数の割合(即止め単位遊技割合情報に相当する)を示している。項目欄の「同機種」については「即止」と同様であり、項目欄の「顔ID」については、特定した遊技者数を示している。
また、集計欄の「即止」は、即止めした遊技者のみを集計対象とした集計値を示し、項目欄の「即止」については、即止めした遊技者の内の「S%」が予め設定される基準値(6%)未満であった遊技者(S即止め客)数とその割合を示しており、その他は「全体」と同義である。
つまり、管理装置6は、遊技期間情報(図2の遊技時間)と基準期間情報(上記した10分)とを比較することにより、即止め条件が成立した(遊技時間が基準値に満たない)遊技期間を即止めとして特定し、即止め情報(図2の「即止」)を抽出し、抽出された即止め情報を演算対象として演算処理(S%等の算出)、S%を全体及び即止め遊技者に分類した演算処理(即止め単位遊技割合情報、全体単位遊技割合情報の算出)等を行っている。
このように集計された遊技情報は、遊技台単位で集計されたその合計値が、図3に示すように、遊技台2の機種別(図3の場合、機種A)に一覧化して集計される。この図3に示される各項目の内、図2と同一項目は同義である。S%の「乖離率」は、S%の全体と即止がどの程度の差があるかを示しており、乖離率=全体−即止で算出(演算処理)される。客数の「即止率」は、全客数(「全体」)の内の即止め客(「即止」)の割合(乖離割合に相当する)を示し、即止率=即止÷全体で算出される。「S即止率」(要因即止め率に相当する)は、即止め客の内のS即止め客(「S即止」。要因即止め数に相当する)の割合を示し、S即止率=S即止÷全体で算出される。「移動率」(同機種移動率に相当する)は、全客数の内の同機種へと移動した客数(同機種移動数に相当する。図2の「同機種」=○の人数。5人)の割合を示し、移動率=同機種移動の全体÷客数の全体で算出される。「即移率」(同機種即止め率に相当する)は、同機種移動した客の内の即止めした客数(同機種即止め数に相当する。図2の「同機種」=○で即止めと判定された人数。4人)の割合を示し、即移率=同機種移動の即止÷同機種移動の全体で算出される。尚、即止め差として、全体−即止を算出しても良い。
また、図3では、S%の即止が予め設定される基準値(基準即止め情報に相当する。本実施形態では5.50%)未満の遊技台2(要因即止め条件が成立した遊技台2)の遊技情報を識別可能に例えば着色(図3ではハッチングにて示す)する等し、モニタ7やプリンタ等に識別出力(表示出力や印字出力)している。尚、識別出力として入力値を基準値とする以外に平均値を予め設定される基準値として平均値未満を識別出力したり、平均値より予め定められる基準値(例えば0.2%等)以上低い場合に識別出力しても良い。更に乖離率や即止率の他の遊技情報と基準値や平均値を比較することで識別出力しても良い。尚、S即止率や即移率は全体の客数に対する割合(全要因即止め率、全同機種即止め率)としても良いし、図3にて示した他の項目を採用しても良く、更に、遊技者1人当りの平均値を集計し、出力しても良い。
つまり、管理装置6は、要因即止め条件が成立したか否かを判定し、要因即止め数、要因即止め率、及び全要因即止め率等の要因即止め情報を演算処理により特定すると共に、同機種移動が行われたか否かを判定し、同機種移動数、同機種移動率、同機種即止め数、同機種即止め率、及び全同機種即止め率等の同機種移動情報を演算処理により特定し、それらの情報を識別出力している。
この図3によれば、識別出力される3〜5番台は、S%が平均以上であるにも関わらず、同じく識別出力されS%が最も低い7番台とアウトがほぼ同じ程度であるが、他の識別表示されていないがS%が同じ程度の6番台や8番台よりも、アウトが遙かに低い。そして、全体の客数、即止め客数、即止率、及びS即止率も他台と比べて高く、遊技開始時のS%が低いことにより、遊技者が辛い調整と考えて台移動したと判断し、遊技が敬遠されていることを把握出来る。
更に同機種移動を見ると、識別出力される3〜5番台や7番台の遊技台2は、同機種への移動率が高く、即移率も高いことから、遊技性等が面白くない(興趣が低い)ために遊技を終了しているのではなく、辛い調整が行われていると考えたために遊技を終了していることを把握出来る。
これらのことから、アウトの少ない3〜5番台のS%は、アウトが多い6、8番台と同様のS%が調整されていることから、稼動を得るためには全体のS%を高める調整を行うのではなく、S%が安定して推移するような調整行うことが望ましいこと等を把握出来るようになる。
図4は、図3のような機種単位で集計した遊技情報を一覧化した集計例で、図3同様に識別出力を行っている。この図4では、S%の即止が低く識別出力される機種C、D、Fの内、機種Cは即止率が低いもののS即止率は高いため、遊技者がS%を多少低いと考えても遊技台2の遊技性を受入れていることから遊技を継続しており、稼動を維持しているが、即止めする理由としてS%が低いことが懸念される旨を把握出来る。この場合、稼動の柱となる機種と考えられるので、早めにS%を安定させる調整を行うことが望ましい。
この内、機種Dについては、即止率も高いが、移動率や即移率も高い。つまり、機種Dは、遊技性が受入れられているもののS%が低いため、他台にて遊技する傾向があると言える。この場合、機種C同様にS%を安定させる調整を行うことが望ましい。
また、機種Fについては、即止率やS即止率は高いが、移動率は低い。つまり、機種Fは、遊技性が受入れられていないばかりか、S%が低いと考えたために即止めし、他機種を遊技する遊技者が多いと考えられる。この場合、撤去対象としても良いが、S%を安定させる調整を行うことで様子を見ても良い。
S%の即止が低くなく識別出力されていない機種B、Eの内、機種Bは即止率が低くアウトも高いことからS%のばらつきがあったとしても影響がなく遊技性も受入れられている旨を把握出来る。一方、機種Eは、即止率が高く、更に移動率も低い。即ち、S%の調整自体に問題はないものの遊技性が受入れられていない旨を把握出来る。この機種Eは稼動が更に低くなった場合の撤去対象の予備軍と考えられる。
このように、遊技場用システム1では、遊技台単位や機種単位で単位遊技割合情報、要因即止め情報、同機種移動情報等を出力することにより、遊技者が短期間で遊技を終了した場合に始動入賞や単位遊技が偶々少なかったことが影響しているのか否かを好適に把握可能としている。
以上説明した本実施形態によれば、次のような効果を奏する。
遊技場用システム1では、即止め条件が成立した遊技期間を特定し、抽出した即止め情報を演算対象として演算処理を行い、その演算処理結果を出力する。これにより、短い期間で遊技を終了した遊技者、即ち、即止め遊技者が、図柄変動(単位遊技)の実行頻度が低いことで遊技を止めているのか否か、即ち、偶々、単位遊技が遊技者に不利な状態でばらつくことが、遊技者が遊技を止めた理由になっているのか否かを把握可能となり、そのばらつきを考慮した上で、遊技台2を調整すべきか否かを把握出来るようになる。
また、即止め単位遊技割合情報と全体単位遊技割合情報とを比較可能に出力する出力処理、乖離率を出力する出力処理や乖離割合を出力する出力処理を行うことで演算処理結果を出力しているので、出力された遊技情報を参照することにより、遊技者が遊技を止める理由となる単位遊技割合情報(即止め単位遊技割合情報)と全体の単位遊技割合情報(全体単位遊技割合情報)とを比較すること等が可能となり、単位遊技のばらつき度合いを把握することが出来、対象となる遊技期間全体の単位割合情報自体(S%の全体等)を調整した方がよいのか、単位割合情報のばらつき度合い(S%の即止等)を調整した方がよいのかを把握可能となる。
また、遊技台単位や機種単位(遊技台グループ単位)で演算処理結果を出力し、その演算処理結果を出力する場合に、識別条件が成立した遊技台2或いは機種の演算処理結果を識別出力するので、即止め遊技者が遊技した際の単位割合情報が遊技者にとって不利と感じている遊技台2や機種を容易に把握出来るようになる。
即止め数と全遊技数とを比較可能に出力する出力処理や、全遊技数に対する即止め数の割合を示す即止め率を出力する出力処理を行っているので、短い期間で遊技を終了した遊技者の割合、即ち、何らかの要因で稼動が減少している際の影響度を把握出来るようになる。
要因即止め数、要因即止め率や全要因即止め率等の要因即止め情報を演算処理により特定するので、単位遊技の実行頻度が低いことを理由として短い期間で遊技を終了した遊技者の割合、即ち、単位遊技のばらつきを要因として稼動が減少している際の影響度を把握出来るようになる。
同機種移動数、同機種移動率、同機種即止め数や同機種即止め率等の同機種移動情報を演算処理により特定し、その演算処理結果を出力するので、判定結果に応じた出力情報(演算処理結果)を参照することにより遊技台自体の魅力がない或いは遊技性が受け入れられていない等の理由による遊技終了頻度を把握出来ると共に、それらの理由を考慮した上で、単位遊技の実行頻度等が適切であるかを判断出来るようになる。このとき、図4に示すように機種別の遊技情報を一覧表示することにより、遊技場の管理者が各機種における遊技情報の差違を一目で把握出来るようになり、より迅速に判断することが出来るようになる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した一実施形態にて例示したものに限定されることなく、次のように変形又は拡張することが出来る。
遊技者の撮像条件として所定時間が経過することを例示したが、例えば遊技者の判定不能状態から判定可能状態となったこと等を条件としても良い。この場合も、遊技者が継続遊技中かを、撮像した画像と記憶している画像とを比較することで判定し、新たな遊技者である旨を特定した場合に客交替と判定すれば良い。また、実施例にも示したが遊技者識別情報として会員カード等に記録されているカードIDにて遊技者を特定する等、遊技者を識別するための情報であればどのような識別情報を採用しても良い。また、撮像カメラ35も実施例にて例示した構成に限らず、例えば遊技装置3以外に設けたり、複数の遊技台2を1台のカメラに対応付けて特定する等、どのような構成を採用しても良い。
即止め遊技者を特定する際の遊技期間情報として遊技時間を例示したが、アウトやS、或いは売上情報等の遊技情報を採用しても良いし、遊技時間の特定方法として例えば遊技者を検出してから検出出来なくなるまでとしたり、会員カードを受付けている期間等としても良い。尚、顔画像や会員ID等、遊技者を識別出来る識別情報を対応付けて遊技期間情報を特定することが望ましいが、特定せずに稼動を検出してから非稼動となるまでの期間としても良い。
単位遊技情報や単位遊技割合情報としてアウト(実施形態では通常状態でのアウトであるBO)1玉に対するスタート(S)の比を示すS%を例示したが、Sや所謂1000円(4円貸しであれば基準差玉250玉)スタート(S÷(アウト−セーフ)×基準差玉)等、アウトとセーフとの差数(所謂、差玉)と、スタートとの比等としても良いし、Sとして図柄変動数と始動入賞数とを区分けして特定し、比較可能に出力しても良い。
遊技台2全体の遊技情報と即止め遊技者の遊技情報との比較方法として、両者を出力すること及び乖離率を出力することを示したが、例えば全体のS%(例えば6.0%)に対する即止め遊技者のS%(例えば5.5%)の割合(91.7%)である乖離割合等、両者の比較結果を示す他の遊技情報を採用しても良い。
識別出力する際の参照情報として即止め遊技者のS%を例示したが、乖離率や乖離割合、或いは移動率や即移率等を参照情報として識別出力しても良い。
基準値等の設定は遊技場管理者が任意に設定しても、予め管理装置6の製造メーカにて設定しても、外部(例えばチェーン店本部等)の管理サーバから設定情報をダウンロードして設定する等、どのように設定しても良い。
集計例として営業日1日を例示したが、複数の営業日が含まれる営業期間を任意に設定して、その期間における遊技情報を集計対象として抽出した上で集計を行っても良く、この場合、図2〜4の平均の遊技情報については、営業日1日当りの1台当りの平均値とすることが望ましい。また、期間を指定せず帳票を出力することで、予め設定される営業日(出力日当日)を特定しても良い。
例示した全ての遊技情報は入力した信号により直接的に特定しても演算式を利用して間接的に特定しても良い。また、数値、桁数、項目等は例示であり、どのような数値を採用しても良いし、例示していない他の項目を特定するような構成であっても良い。また、遊技台側から出力される遊技信号には遊技装置にて持玉情報等を特定可能な記録媒体を受付けていることを特定可能な信号等も含まれる。
対象となる遊技台2としては遊技媒体をデータのみで管理する所謂封入式等の例示したパチンコ遊技台以外のパチンコ遊技台や、スロットマシン等も採用できる。例えば、本発明をスロットマシンに対して採用した場合、出玉率や入賞率を調整可能な設定値を変更することにより基準差玉(例えば、アウト−セーフ=50枚)によるゲーム数や小役入賞率等が変更可能であるので、即止め入賞情報としてSの代わりに基準差玉に対するゲーム数(ゲーム数÷(アウト−セーフ)×基準差玉)や小役入賞数等を採用すれば良い。尚、所謂封入式やクレジット式を考慮して遊技媒体は必要に応じて遊技価値と表現している。
管理装置6が行う処理の一部を遊技装置3或いは中継装置4等にて行っても良い。また、変形例を含む例示した構成をどのように組合わせても良い。
図面中、1は遊技場用システム、2は遊技台、6は管理装置(遊技期間特定手段、期間情報特定手段、遊技情報特定手段、遊技者情報特定手段、即止め期間特定手段、抽出手段、演算手段、出力手段、識別出力判定手段、要因即止め判定手段、同機種移動判定手段)、7はモニタ(出力手段)を示す。

Claims (6)

  1. 遊技価値を消費することで、通常状態よりも有利な遊技状態である特別状態を発生させるための単位遊技を実行可能な遊技台が複数設置された遊技場に設けられる遊技場用システムであって、
    遊技者による遊技の開始、及び終了を特定し、その遊技の開始から終了までの期間である遊技期間を遊技者単位で特定する遊技期間特定手段と、
    前記遊技期間に対応した遊技情報である遊技期間情報を前記遊技期間単位で特定する期間情報特定手段と、
    前記単位遊技の実行回数、及び前記単位遊技が始動入賞したことを条件として実行される場合における始動入賞回数の内、少なくとも一方である単位遊技情報を含む遊技情報を、遊技台側から出力される遊技信号により特定する遊技情報特定手段と、
    前記遊技情報特定手段により特定される遊技情報を、前記遊技期間特定手段により特定される遊技期間により区分けした遊技情報である遊技者情報を特定する遊技者情報特定手段と、
    前記期間情報特定手段により特定される遊技期間情報と、予め設定される基準期間情報とを比較することにより、予め設定される即止め条件が成立した遊技期間を特定する即止め期間特定手段と、
    前記即止め条件が成立した遊技期間に対応する前記遊技者情報である即止め情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された即止め情報を演算対象として演算処理を行う演算手段と、
    前記演算手段による演算処理結果を出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  2. 前記遊技情報特定手段は、遊技台側から出力される遊技信号によって、遊技により消費された遊技価値を示すアウト、及び遊技により付与された遊技価値を示すセーフを前記遊技情報として特定し、
    前記演算手段は、前記アウト、或いは前記アウトとセーフとの差数と前記単位遊技情報との比を示す単位遊技割合情報を、前記即止め情報を演算対象として演算した即止め単位遊技割合情報と、前記遊技者情報として特定された全体の遊技情報を演算対象として演算した全体単位遊技割合情報とを特定し、
    前記出力手段は、前記即止め単位遊技割合情報と前記全体単位遊技割合情報とを比較可能に出力する出力処理、前記全体単位遊技割合情報と前記即止め単位遊技割合情報との差を示す乖離率を出力する出力処理、及び前記全体単位遊技割合情報と前記即止め単位遊技割合情報との比を示す乖離割合を出力する出力処理の内、少なくとも1つの出力処理を行うことで、前記演算手段による演算処理結果を出力することを特徴とする請求項1に記載の遊技場用システム。
  3. 前記即止め単位遊技割合情報、前記乖離率、及び前記乖離割合の内、少なくとも1つと予め設定される基準値とを比較することで、識別条件が成立したか否かを判定する識別出力判定手段を備え、
    前記演算手段は、遊技台単位、及び遊技台グループ単位の少なくとも一方の単位で前記即止め単位遊技割合情報、及び前記全体単位遊技割合情報を演算し、
    前記識別出力判定手段は、遊技台単位、及び遊技台グループ単位の少なくとも一方の単位で前記識別条件が成立したか否かを判定し、
    前記出力手段は、遊技台単位、及び遊技台グループ単位の少なくとも一方の単位で前記演算処理結果を出力し、その演算処理結果を出力する場合に、前記識別条件が成立した遊技台、或いは遊技台グループの演算処理結果を識別出力することを特徴とする請求項2に記載の遊技場用システム。
  4. 前記演算手段は、前記遊技者情報が前記即止め情報として抽出された遊技者数を示す即止め数を特定すると共に、前記遊技者情報が特定された遊技者数を示す全遊技数を特定し、
    前記出力手段は、前記即止め数と前記全遊技数とを比較可能に出力する出力処理、前記全遊技数に対する前記即止め数の割合を示す即止め率を出力する出力処理、及び前記全遊技数と前記即止め数との差を示す即止め差を出力する出力処理の内、少なくとも一方の出力処理を行うことで、前記演算手段による演算処理結果を出力することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の遊技場用システム。
  5. 前記抽出手段により抽出された前記即止め情報、及び前記即止め情報を演算対象として演算処理された遊技情報の内、少なくとも一方である即止め判定情報と、予め設定される基準即止め情報とを比較することにより、予め設定される要因即止め条件が成立したか否かを判定する要因即止め判定手段を備え、
    前記演算手段は、前記要因即止め判定手段により要因即止め条件が成立した旨が判定された遊技者数を示す要因即止め数、前記遊技者情報が前記即止め情報として抽出された遊技者数を示す即止め数に対する前記要因即止め数の割合を示す要因即止め率、及び前記遊技者情報が特定された遊技者数を示す全遊技数に対する前記要因即止め数の割合を示す全要因即止め率の内、少なくとも1つである要因即止め情報を演算処理により特定することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の遊技場用システム。
  6. 前記遊技期間特定手段により遊技の終了が特定された遊技者が、当該遊技を終了した遊技台が属する遊技台グループに属する他の遊技台を、当該遊技の終了後に遊技したか否かを判定する同機種移動判定手段を備え、
    前記演算手段は、前記同機種移動判定手段により遊技した旨が判定された遊技者数を示す同機種移動数、前記遊技者情報が特定された遊技者数を示す全遊技数に対する前記同機種移動数の割合を示す同機種移動率、前記同機種移動判定手段により遊技した旨が判定された遊技者の内、前記遊技者情報が前記即止め情報として抽出された遊技者数を示す同機種即止め数、前記同機種移動数に対する前記同機種即止め数の割合を示す同機種即止め率、及び前記全遊技数に対する前記同機種即止め数の割合を示す全同機種即止め率の内、少なくとも1つである同機種移動情報を演算処理により特定することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の遊技場用システム。
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