JP5969851B2 - 建物の構造 - Google Patents

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Description

本発明は、地中の熱を有効に活用して床下空間の温度変化を小さくすることができる建物の構造に関する。
従来、床下空間を囲む基礎に、断熱材が添設された建物の構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような断熱材は、建物外部から床下空間に伝達される熱を遮断することができるため、床下空間の温度変化を小さくすることができる。従って、床下空間には、夏は外気よりも涼しく、冬は外気よりも暖かい床下空気を蓄えることができる。
また、床下空間に蓄えられた空気は、例えば、居室へと供給され、換気や初期冷暖房として使用される。このように、床下空間の空気を居室に利用するには、床下空間の温度変化をより小さくすることが望まれている。
特開2005−42958号公報
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、床下空間の基礎側に配置される外側地中熱伝導部の下端を、床下空間の中心側に配置される内側地中熱伝導部の下端よりも地中深くに位置させることを基本として、地中の熱を有効に活用して床下空間の温度変化をより一層小さくすることができる建物の構造を提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、基礎と床とで囲まれる床下空間を有する建物の構造であって、前記基礎は、建物外部から前記床下空間に伝達される熱を遮断する断熱材が設けられ、前記床下空間は、熱交換部が設けられ、前記熱交換部は、上端側が前記床下空間の空気と熱交換可能に配置され、かつ、下端側が前記床下空間の下方の地中の熱と熱交換可能に配置され、しかも良熱伝導性を有する材料からなる地中熱伝導部を含み、前記地中熱伝導部は、前記床下空間の前記基礎側に配置される外側地中熱伝導部と、前記外側地中熱伝導部よりも前記床下空間の中心側に配置される内側地中熱伝導部とを含み、前記外側地中熱伝導部の前記下端は、前記内側地中熱伝導部の前記下端よりも地中深くに位置することを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、前記床下空間は、前記底面が地盤面よりも下方に位置した地下構造である請求項1に記載の建物の構造である。
また、請求項3記載の発明は、前記外側地中熱伝導部及び前記内側地中熱伝導部は、前記上端と前記下端との間をのびる棒状体である請求項1又は2に記載の建物の構造である。
また、請求項4記載の発明は、前記外側地中熱伝導部の前記下端の地中温度が、前記内側地中熱伝導部の前記下端の地中温度よりも低くなる冬季にのみ、該外側地中熱伝導部と前記床下空間の空気との熱交換を防ぐ外側遮熱手段と、前記内側地中熱伝導部の前記下端の地中温度が、前記外側地中熱伝導部の前記下端の地中温度よりも高くなる夏季にのみ、該内側地中熱伝導部と前記床下空間の空気との熱交換を防ぐ内側遮熱手段とが設けられる請求項1乃至3のいずれかに記載の建物の構造である。
本発明の建物の構造は、建物外部から床下空間に伝達される熱を遮断する基礎断熱材が設けられる。このような断熱材は、床下空間の温度変化を小さくすることができる。
さらに、床下空間は、熱交換部が設けられる。この熱交換部は、上端側が床下空間の空気と熱交換可能に配置され、かつ、下端側が床下空間の下方の地中の熱と熱交換可能に配置された地中熱伝導部を含む。しかも、地中熱伝導部は、良熱伝導性を有する材料からなる。このような地中熱伝導部は、床下空間の空気と、一年を通して温度変化が小さい地中の熱とを熱交換することができ、床下空間の温度変化をより小さくすることができる。
また、地中熱伝導部は、床下空間の基礎側に配置される外側地中熱伝導部と、外側地中熱伝導部よりも床下空間の中心側に配置される内側地中熱伝導部とを含む。地中には、外気条件や、その上の建物の温度変化の影響を受けるものの、一年を通して温度が略一定(例えば、±1.0℃程度)となる不易層が存在する。建物の下方の該不易層は、外気条件の影響を受けやすい床下空間の基礎側が、床下空間の中心側に比べて地中深くに位置する傾向がある。このため、本発明では、外側地中熱伝導部の下端を、内側地中熱伝導部の下端よりも地中深くに位置させて、不易層に接近させている。これにより、内側地中熱伝導部及び外側地中熱伝導部の双方で、床下空間の空気と不易層近傍とを効果的に熱交換することができ、床下空間の温度変化をより一層小さくすることができる。
本発明の実施形態の建物の構造を示す断面図である。 図1の床下空間の部分拡大図である。 床下空間の平面図である。 遮熱手段を示す断面図である。 (a)は、冬季の床下空間を示す断面図、(b)は、夏季の床下空間を示す断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1に示されるように、本実施形態の建物の構造は、例えば、住宅やビル等の建物Bに適用することができる。本実施形態の建物Bは、土台や外壁等を支持する基礎2、該基礎2で支持される1階の床3、及び、基礎2と床3とで囲まれる床下空間5を有している。
図2及び図3に示されるように、基礎2は、建物Bの外周に連続して配置されている。本実施形態の基礎2は、鉄筋コンクリート製である。また、基礎2は、地中G内で水平にのびるベース部2Aと、該ベース部2Aの幅方向の略中央から上方へのびる立上がり部2Bとを含んでいる。即ち、この実施形態の基礎2は、断面T字状に形成された布基礎である。
立上がり部2Bは、建物Bの垂直高さの基準となるグランドラインである地盤面GLから小高さで突出している。また、立上がり部2Bは、床下空間5を囲むように配置されている。立上がり部2Bの上面側には、土台6が固定されている。さらに、土台6には、外壁7が固定されている。
本実施形態の基礎2の立上がり部2Bには、断熱材8が設けられる。この断熱材8は、立上がり部2Bに沿って上下にのびる縦部8Aと、立上がり部2Bの上面に沿って水平にのびる上側部8Bと、該縦部8Aの下端側から床下空間5側に水平にのびる水平部8Cとを含んでいる。
縦部8Aは、立上がり部2Bの床下空間5側の側面に沿ってのびている。また、縦部8Aの上端は、上側部8Bの下面に当接している。一方、縦部8Aの下端は、床下空間5の底面5bに当接している。このように、縦部8Aは、立上がり部2Bの側面に隙間なく配置されている。
上側部8Bは、立上がり部2Bの上面に沿って、床下空間5側から屋外側Soにのびている。また、上側部8Bの上端は、床3の下面に当接している。このように、上側部8Bは、床3と立上がり部2Bとの間で隙間なく配置されている。
水平部8Cは、縦部8Aから床下空間5側に向かって、床下空間5の底面5bに沿ってのびている。また、水平部8Cは、底面5bから取り外し可能に配置されている。従って、水平部8Cは、底面5bから取り外されることにより、該底面5b等に防蟻剤等を散布するのに役立つ。
このような断熱材8は、基礎2を介して建物外部から床下空間5に伝達される熱を遮断することができる。これにより、断熱材8は、床下空間5の温度変化を小さくすることができる。従って、床下空間5は、夏は涼しく、冬は暖かい空気を安定的に保持することができる。なお、断熱材8には、例えば、耐熱性及び耐衝撃性に優れるポリスチレンフォーム、ウレタンフォーム、又はフェノールフォーム等の板状材が好適に採用される。また、断熱材8の厚さT1は、例えば、40〜60mm程度に設定されるのが望ましい。
本実施形態の建物の構造には、温度変化の小さい床下空間5の空気を、居室へと供給する送風手段(図示省略)が設けられている。これにより、居室のエアコン等の空調機器の負荷が効果的に低減される。なお、基礎2の立上がり部2B等には、外気が導入される換気口(図示省略)が設けられている。この換気口の開口面積は、床下空間5の温度変化を最小限に抑える程度に設定されている。
断熱材8は、床下空間5を効果的に断熱することができるため、床下空間5の下方の地中Gの温度変化も小さくすることができる。図1にグレーで着色されているように、地中Gには、外気条件や、その上の建物Bの温度変化の影響を受けるものの、一年を通して温度が略一定(例えば、±1.0℃程度)となる不易層26が存在している。本実施形態では、床下空間5の高い断熱性により、従来の建物の下方の不易層26(等温線26aで囲まれる領域)に比べて、不易層26(等温線26bで囲まれる領域)を、床下空間5側へ上昇させることができる。このような不易層26の上昇は、後述する熱交換部21において、地中Gの熱と効率的に熱交換するのに役立つ。
図2に示されるように、床下空間5には、その下方に、例えば、下地用の砕石9、防蟻防湿シート10及び土間コンクリート11が敷設されている。床下空間5の底面5bは、土間コンクリート11の上面で形成されている。
また、床下空間5には、例えば、底面5bから上方に突出する複数の束15と、該束15に支持される大引16とが設けられている。このような束15及び大引16により、床3が支持されている。
本実施形態の床下空間5は、地中Gの熱と床下空間5の空気との熱交換可能な熱交換部21が設けられている。本実施形態の熱交換部21は、床下空間5の底面5bで熱交換する底面熱交換部22と、底面5bよりも下方の地中Gに埋設された地中熱伝導部23とが含まれる。
底面熱交換部22は、前記断熱材8で覆われていない床下空間5の底面5b(土間コンクリート11)で構成されている。このような底面熱交換部22は、床下空間5の底面5bを介して地中Gの熱を広範囲に、床下空間5に伝えることができる。従って、底面熱交換部22は、床下空間5の温度変化を小さくするのに役立つ。
図1に示したように、本実施形態では、不易層26を床下空間5側に上昇させることができるため、底面熱交換部22も、不易層26の近くで熱交換することができる。従って、底面熱交換部22は、床下空間5の温度変化をより小さくすることができる。
図2に示されるように、床下空間5は、その底面5bが、地盤面GLよりも下方に位置した地下構造とされるのが望ましい。これにより、底面熱交換部22は、不易層26(図1に示す)により接近することができるため、床下空間5の温度変化をさらに小さくすることができる。なお、地盤面GLと底面5bとの間の深さDは、例えば、200〜500mmが望ましい。
地中熱伝導部23は、本実施形態では、棒状体からなり、上端23aと下端23bとの間を直線状にのびている。本実施形態の棒状体は、断面略円形である。また、地中熱伝導部23の表面積を増すために、その上端23a、下端23b及び側面23sに、凹凸やフィン等が設けられてもよい。さらに、地中熱伝導部23は、良熱伝導性を有する材料からなる。地中熱伝導部23の材料としては、特に限定されないが、例えば、スチール、アルミニウム、又は銅等の金属が採用されるのが望ましい。さらに、地中熱伝導部23の熱伝導率は、例えば、50〜370W/(m・K)程度が望ましい。
本実施形態では、地中熱伝導部23の上端23aは、床下空間5に位置している。一方、地中熱伝導部23の下端23b側は、底面5bよりも下方の地中Gに埋設されている。これにより、床下空間5は、底面熱交換部22のみならず、地中熱伝導部23を介しても、床下空間5の下方の地中Gの熱と熱交換することができる。従って、地中熱伝導部23は、床下空間5の温度変化をさらに小さくすることができる。
このような作用を効果的に発揮させるために、地中熱伝導部23の外径E1は、50〜300mmが望ましい。なお、外径E1が200mm未満であると、地中熱伝導部23が、床下空間5の空気と地中Gの熱とを十分に熱交換できないおそれがある。逆に、前記外径E1が300mmを超えても、地中熱伝導部23の製造コストが増大するおそれがある。
また、地中熱伝導部23の上端23aから底面5bまでの長さL1は、100〜200mmが望ましい。なお、前記長さL1が100mm未満であると、地中熱伝導部23の上端23a側と床下空間5の空気とが十分に熱交換できないおそれがある。逆に、前記長さL1が200mmを超えても、地中熱伝導部23が底面5bから上方に大きく突出し、床下空間5のメンテナンス性が低下するおそれがある。
さらに、地中熱伝導部23の下端23bから底面5bまでの長さL2は、施工される土地の地質や、不易層26の位置等を考慮して適宜設定されるのが望ましい。本実施形態では、不易層26(図1に示す)を床下空間5側に上昇させることができるため、地中熱伝導部23の長さL2を小さくすることができる。従って、地中熱伝導部23の製造コストを抑えることができる。なお、本実施形態の長さL2は、例えば、1m〜10m程度に設定されている。
図2及び図3に示されるように、平面視において、複数個の地中熱伝導部23が、例えば、床下空間5の底面5bに、碁盤目状に配置されている。これにより、地中熱伝導部23は、床下空間5の空気と、地中Gの熱との熱交換をバランス良く行うことができる。さらに、複数本の地中熱伝導部23が、床下空間5の下方の地中Gに埋設されているため、該地中Gの締め固めにも役立つ。
本実施形態の地中熱伝導部23は、床下空間5の基礎2側に配置される外側地中熱伝導部24と、外側地中熱伝導部24よりも床下空間5の中心側に配置される内側地中熱伝導部25とが含まれている。図3に示される平面視において、外側地中熱伝導部24は、内側地中熱伝導部25の基礎2側を囲むように配置されている。
図1に示されるように、不易層26の境界面は、外気条件の影響を受けやすい基礎2側が、断熱性の高い床下空間5の中心側に比べて、地中深くに位置する傾向がある。このため、本実施形態では、外側地中熱伝導部24の下端24bを、内側地中熱伝導部25の下端25bよりも地中深くに位置させている。これにより、外側地中熱伝導部24は、不易層26の近くで地中Gの熱と熱交換することができる。一方、図2に示されるように、内側地中熱伝導部25の下端25bと床下空間5の底面5bとの長さL2bは、外側地中熱伝導部24の下端24bと底面5bとの長さL2aよりも小さい。これにより、内側地中熱伝導部25は、その材料の使用量を少なくしつつ、不易層26の近くで地中Gの熱と熱交換することができる。
なお、外側地中熱伝導部24の長さL2aについては、施工される土地の不易層26を、シミュレーション計算等によって推定して適宜設定されるのが望ましい。本実施形態の外側地中熱伝導部24の長さL2aは、例えば、5〜10m程度に設定されている。また、内側地中熱伝導部25の長さL2bは、例えば、1〜2m程度に設定されている。
図1に示されるように、地中Gには、不易層26が存在するものの、外気条件や、その上の建物Bの温度変化によって地中Gの温度が変化しやすい。このため、地中熱伝導部23は、地中Gの温度に応じて、床下空間5の空気と熱交換させる状態と、床下空間5の空気と熱交換させない状態とに、切り替えて使用されるのが望ましい。図4に示されるように、本実施形態では、地中熱伝導部23と床下空間5の空気との熱交換を防ぐ遮熱手段30が設けられる。
遮熱手段30は、断熱材からなる。また、地中熱伝導部23の上端23aを覆う上面部35と、側面23sを覆う側面部36とを含んでいる。このような遮熱手段30は、床下空間5側において、地中熱伝導部23の上端23a側を完全に覆うことができる。これにより、遮熱手段30は、地中熱伝導部23と床下空間5の空気との熱交換を防ぐことができるため、地中熱伝導部23を使い分けるのに役立つ。
遮熱手段30の断熱材としては、特に限定されないが、基礎2に配置される断熱材8と同様のものが望ましい。また、遮熱手段30の地中熱伝導部23への着脱は、駆動手段等によって行われるのが望ましいが、手動により行われてもよい。
図5(a)、(b)に示されるように、この実施形態の遮熱手段30は、外側地中熱伝導部24を覆う外側遮熱手段31と、内側地中熱伝導部25を覆う内側遮熱手段32とが含まれる。このような外側遮熱手段31及び内側遮熱手段32は、外側地中熱伝導部24及び内側地中熱伝導部25を使い分けるのに役立つ。
図5(a)に示されるように、床暖房等が使用される冬季においては、床下空間5側の地中Gが暖められるため、外側地中熱伝導部24の下端24b側の地中温度が、内側地中熱伝導部25の下端25b側の地中温度よりも低くなる。
このため、外側遮熱手段31は、冬季にのみ、外側地中熱伝導部24の上端23a側を覆うのが望ましい。これにより、外側遮熱手段31は、相対的に低い地中温度が伝達される外側地中熱伝導部24と、床下空間5の空気との熱交換を防ぐことができる。従って、外側遮熱手段31は、冬季において、床下空間5の温度の低下を防ぐことができる。
一方、地盤面GL(図1に示す)への日射が強くなる夏季においては、内側地中熱伝導部25の下端25b側の地中温度が、外側地中熱伝導部24の下端24b側の地中温度よりも高くなる。
このため、内側遮熱手段32は、夏季にのみ、内側地中熱伝導部25の上端25a側を覆うのが望ましい。これにより、内側遮熱手段32は、相対的に高い地中温度が伝達される内側地中熱伝導部25と、床下空間5の空気との熱交換を防ぐことができる。従って、内側遮熱手段32は、夏季において、床下空間5の温度の上昇を防ぐことができる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
2 基礎
3 床
5 床下空間
8 断熱材
21 熱交換部
23 地中熱伝導部
24 外側地中熱伝導部
25 内側地中熱伝導部

Claims (4)

  1. 基礎と床とで囲まれる床下空間を有する建物の構造であって、
    前記基礎は、建物外部から前記床下空間に伝達される熱を遮断する断熱材が設けられ、
    前記床下空間は、熱交換部が設けられ、
    前記熱交換部は、上端側が前記床下空間の空気と熱交換可能に配置され、かつ、下端側が前記床下空間の下方の地中の熱と熱交換可能に配置され、しかも良熱伝導性を有する材料からなる地中熱伝導部を含み、
    前記地中熱伝導部は、前記床下空間の前記基礎側に配置される外側地中熱伝導部と、
    前記外側地中熱伝導部よりも前記床下空間の中心側に配置される内側地中熱伝導部とを含み、
    前記外側地中熱伝導部の前記下端は、前記内側地中熱伝導部の前記下端よりも地中深くに位置することを特徴とする建物の構造。
  2. 前記床下空間は、前記底面が地盤面よりも下方に位置した地下構造である請求項1に記載の建物の構造。
  3. 前記外側地中熱伝導部及び前記内側地中熱伝導部は、前記上端と前記下端との間をのびる棒状体である請求項1又は2に記載の建物の構造。
  4. 前記外側地中熱伝導部の前記下端の地中温度が、前記内側地中熱伝導部の前記下端の地中温度よりも低くなる冬季にのみ、該外側地中熱伝導部と前記床下空間の空気との熱交換を防ぐ外側遮熱手段と、
    前記内側地中熱伝導部の前記下端の地中温度が、前記外側地中熱伝導部の前記下端の地中温度よりも高くなる夏季にのみ、該内側地中熱伝導部と前記床下空間の空気との熱交換を防ぐ内側遮熱手段とが設けられる請求項1乃至3のいずれかに記載の建物の構造。
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