JP5968488B1 - 車両用制御装置 - Google Patents

車両用制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5968488B1
JP5968488B1 JP2015078897A JP2015078897A JP5968488B1 JP 5968488 B1 JP5968488 B1 JP 5968488B1 JP 2015078897 A JP2015078897 A JP 2015078897A JP 2015078897 A JP2015078897 A JP 2015078897A JP 5968488 B1 JP5968488 B1 JP 5968488B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
authentication code
vehicle
control device
vehicle control
portable device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015078897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016199090A (ja
Inventor
澤田 明宏
明宏 澤田
高橋 康弘
康弘 高橋
嘉昭 佐々木
嘉昭 佐々木
昌子 田村
昌子 田村
公秀 狩野
公秀 狩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2015078897A priority Critical patent/JP5968488B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5968488B1 publication Critical patent/JP5968488B1/ja
Publication of JP2016199090A publication Critical patent/JP2016199090A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】ノイズ等による通信不良等により盗難防止制御機能が損なわれることのない車両用制御装置を提供する。【解決手段】車載制御装置は、エンジンが停止しているときに、認証コード要求信号を携帯機に送信し、携帯機は、認証コード要求信号を第2の受信回路により受信したとき第2の認証コードを車載制御装置に送信し、認証コード要求信号は長波帯に属する周波数を用いて送信され、携帯機からの第2の認証コードの送信は長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて行われ、第2の認証コードが第1の認証コードと一致したとき前記エンジンの始動を可能とし、前記携帯機は第2認証コードと第1認証コードの一致後、第2の認証コードを所定の時間間隔で継続して前記車載制御装置に送信する。【選択図】図1

Description

この発明は、自動二輪車等の車両に用いられ、エンジン制御機能と盗難防止制御機能を備えた車両用制御装置に関するものである。
近年では、自動二輪車の中でも廉価仕様である小型二輪車に於いても、エンジン制御装置に電子制御燃料噴射システムを備えた車両が主流となって来ている。電子制御燃料噴射システムは、クランク角度センサ、スロットル開度センサ、吸気管圧力センサ、温度センサ等のエンジン情報を元に、燃料を噴射するインジェクタ、混合気を点火する為に点火プラグへ高電圧を出力する点火コイル、バイパスエア量を制御するデバイス等を最適制御することで、排気ガスのクリーン化、燃料消費の低減、始動性の向上、アイドリングの安定化等のメリットが大きく、今後も装着車が増えると考えられる。
一方、車両盗難防止装置は、イグニッションキーや携帯端末に登録されている認証コードを車体側に取り付けられた認証装置に向けて送信し、認証装置に予め登録された認証コードとの関係が一致するとエンジン始動を許可するものである。二輪車に於いても高級車両から装着が始まっており、セキュリティ上の理由で今後はより安価な車両に於いても装着のニーズが高まることが予想される。
特許文献1に開示された従来の車両盗難防止装置は、使用者が携帯している送受信機(電子キー)と実車に搭載された制御装置との間で無線通信を行い、IDを照合して正規の使用者からの要求である場合にエンジンの始動等を行うようにした自動二輪車に用いて好適な車両用電子キーシステムである。特許文献1に開示された従来の車両盗難防止装置の特徴としては、車両の停止中並びに走行中に於いて、使用者が電子キーを落とした場合に、その旨を警告として出力することが出来、使用者が電子キーを落とすことによる電子キーの紛失の確率を極力少なくすることである。
特許第3913652号公報
しかしながら、小型二輪車に於いては電子制御装置の搭載にあたり、搭載可能なスペースが限られており、特許文献1に開示された従来の車両盗難防止装置に於いては、盗難防止制御装置とエンジン制御装置の二つの制御装置を搭載しなくてはならず、搭載性、レイアウト上の困難さがある。この搭載性の問題を回避する為の対策として、盗難防止制御装置とエンジン制御装置を同一の筐体内に設けることが考えられる。
又、小型二輪車に於いては、車両価格が安価であるため、大型二輪車に比べてコスト的にも安価な装置が要求される。この観点からも盗難防止制御装置とエンジン制御装置を同一の筐体内に配置し、更に、同一基板上に盗難防止制御装置とエンジン制御装置の電子回路を構成したり、電源回路やマイコンを共用したりする等、共通部品を増やす程、コスト的に有利となることは明らかである。
しかしながら、盗難防止制御装置とエンジン制御装置を同一筐体内に配置した場合、各々の制御装置が発生する電磁ノイズによる各々の制御装置の誤動作が懸念される。特に、
エンジン制御装置が駆動するアクチュエータのうち、一般的に駆動時の電流電圧変化が最も大きい点火コイルの点火タイミング(一次電流遮断時)に於けるノイズにより、携帯機を検出するために盗難防止制御装置から使用者が保持している携帯機へ送信するLF(Low Frequency;長波)帯の信号が阻害され、通信不良が発生する恐れがある。LF帯の信号は、二輪車の場合、盗難防止性とアンテナのコストの観点から、車載制御装置からの通信可能距離を[(運転席までの距離)+(若干の距離)]のエリアに限定しており、ノイズによる影響で通信不良に陥りやすい。
通信不良により盗難防止制御装置から携帯機への送信コードが携帯機で認識出来ない場合、携帯機は当然返信しないため、盗難防止制御装置は携帯機の存在を認識出来ない、つまり、誤って「携帯機を使用者が落とした」ことを警告してしまうという課題があった。
この発明は、エンジン制御機能と盗難防止制御機能を備えた従来の車両用制御装置に於ける、前述のような課題を解決するためになされたものであり、ノイズ等による通信不良等により盗難防止制御機能が損なわれることのない車両用制御装置を提供することを目的とする。
この発明による車両用制御装置は、
車両に搭載され、第1の送信回路と、第1の受信回路と、前記車両のエンジンを制御するエンジン制御機能と前記車両の盗難防止制御機能を有する第1の制御部と、第1の認証コードを記憶した第1の記憶回路とを有する車載制御装置と、
前記車両の運転者若しくは搭乗者に携帯され、第2の送信回路と、第2の受信回路と、
第2の認証コードを記憶した第2の記憶回路と、第2の制御部とを有する携帯機と、
を備えた車両用制御装置であって、
前記車載制御装置は、前記車両のエンジンが停止しているときに、前記第1の送信回路から認証コード要求信号を前記携帯機に送信し得るように構成され、
前記携帯機は、前記車載制御装置から送信された認証コード要求信号を前記第2の受信回路により受信したとき、前記第2の記憶回路に記憶された前記第2の認証コードを前記第2の送信回路により前記車載制御装置に送信するように構成され、
前記車載制御装置に於ける前記第1の送信回路は、長波帯に属する周波数を用いて前記認証コード要求信号を送信するように構成され、
前記携帯機に於ける前記第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、
前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致しているか否かを判定し、前記第2の認証コードが前記第1の認証コードと一致していることを確認したとき、前記エンジンの始動を可能とするように構成され
前記携帯機は、前記車載制御装置が前記第2認証コードと前記第1認証コードの一致を確認した後、前記第2の認証コードを所定の時間間隔で継続して前記車載制御装置に送信するように構成され、且つ前記車載制御装置が前記第2の認証コードと前記第1の認証コードの一致を確認した後に、更に所定の時間が経過した後は、前記第2の認証コードを送信する時間間隔を大きくするように構成されている、
ことを特徴とする。
又、この発明による車両用制御装置は
車両に搭載され、第1の送信回路と、第1の受信回路と、前記車両のエンジンを制御するエンジン制御機能と前記車両の盗難防止制御機能を有する第1の制御部と、第1の認証コードを記憶した第1の記憶回路とを有する車載制御装置と、
前記車両の運転者若しくは搭乗者に携帯され、第2の送信回路と、第2の受信回路と、
第2の認証コードを記憶した第2の記憶回路と、第2の制御部とを有する携帯機と、
を備えた車両用制御装置であって、
前記車載制御装置は、前記車両のエンジンが停止しているときに、前記第1の送信回路から認証コード要求信号を前記携帯機に送信し得るように構成され、
前記携帯機は、前記車載制御装置から送信された認証コード要求信号を前記第2の受信回路により受信したとき、前記第2の記憶回路に記憶された前記第2の認証コードを前記第2の送信回路により前記車載制御装置に送信するように構成され、
前記車載制御装置に於ける前記第1の送信回路は、長波帯に属する周波数を用いて前記認証コード要求信号を送信するように構成され、
前記携帯機に於ける前記第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、
前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致しているか否かを判定し、前記第2の認証コードが前記第1の認証コードと一致していることを確認したとき、前記エンジンの始動を可能とするように構成され、
前記携帯機は、前記車載制御装置が前記第2認証コードと前記第1認証コードの一致を確認した後、前記第2の認証コードを所定の時間間隔で継続して前記車載制御装置に送信するように構成され、且つ前記車載制御装置が前記第2の認証コードと前記第1の認証コードの一致を確認した後に、更に所定の時間が経過した後は、前記第2の認証コードを無線送信する時間間隔を時間の経過とともに大きくする、
ことを特徴とする。
更に、この発明による車両用制御装置は
車両に搭載され、第1の送信回路と、第1の受信回路と、前記車両のエンジンを制御するエンジン制御機能と前記車両の盗難防止制御機能を有する第1の制御部と、第1の認証コードを記憶した第1の記憶回路とを有する車載制御装置と、
前記車両の運転者若しくは搭乗者に携帯され、第2の送信回路と、第2の受信回路と、
第2の認証コードを記憶した第2の記憶回路と、第2の制御部とを有する携帯機と、
を備えた車両用制御装置であって、
前記車載制御装置は、前記車両のエンジンが停止しているときに、前記第1の送信回路から認証コード要求信号を前記携帯機に送信し得るように構成され、
前記携帯機は、前記車載制御装置から送信された認証コード要求信号を前記第2の受信回路により受信したとき、前記第2の記憶回路に記憶された前記第2の認証コードを前記第2の送信回路により前記車載制御装置に送信するように構成され、
前記車載制御装置に於ける前記第1の送信回路は、長波帯に属する周波数を用いて前記認証コード要求信号を送信するように構成され、
前記携帯機に於ける前記第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、
前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致しているか否かを判定し、前記第2の認証コードが前記第1の認証コードと一致していることを確認したとき、前記エンジンの始動を可能とするように構成され、
前記携帯機は、前記車載制御装置が前記第2認証コードと前記第1認証コードの一致を確認した後、前記第2の認証コードを所定の時間間隔で継続して前記車載制御装置に送信するように構成され、且つ前記車両のエンジンの始動前はスリープ状態にあり、前記車載制御装置が送信した前記認証コード要求信号を受信したときに前記携帯機が起動して、前記第2の認証コードを前記車載制御装置に送信するように構成されている、
ことを特徴とする。
又、この発明による車両用制御装置は、
車両に搭載され、第1の送信回路と、第1の受信回路と、前記車両のエンジンを制御するエンジン制御機能と前記車両の盗難防止制御機能を有する第1の制御部と、第1の認証コードを記憶した第1の記憶回路とを有する車載制御装置と、
前記車両の運転者若しくは搭乗者に携帯され、第2の送信回路と、第2の受信回路と、
第2の認証コードを記憶した第2の記憶回路と、第2の制御部とを有する携帯機と、
を備えた車両用制御装置であって、
前記車載制御装置は、前記車両のエンジンが停止しているときに、前記第1の送信回路から認証コード要求信号を前記携帯機に送信し得るように構成され、
前記携帯機は、前記車載制御装置から送信された認証コード要求信号を前記第2の受信回路により受信したとき、前記第2の記憶回路に記憶された前記第2の認証コードを前記第2の送信回路により前記車載制御装置に送信するように構成され、
前記車載制御装置に於ける前記第1の送信回路は、長波帯に属する周波数を用いて前記認証コード要求信号を送信するように構成され、
前記携帯機に於ける前記第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、
前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致しているか否かを判定し、前記第2の認証コードが前記第1の認証コードと一致していることを確認したとき、前記エンジンの始動を可能とするように構成され、
前記携帯機は、前記車載制御装置が前記第2認証コードと前記第1認証コードの一致を確認した後、前記第2の認証コードを所定の時間間隔で継続して前記車載制御装置に送信するように構成され、且つ前記車両のエンジンが停止したとき、前記車載制御装置は、認証コード停止要求信号を前記携帯機に送信し、前記携帯機は前記送信された認証コード要求信号を受信したとき、前記第2認証コードの送信を停止するように構成されている、
ことを特徴とする
この発明による車両用制御装置によれば、車載制御装置は、車両のエンジンが停止しているときに、第1の送信回路から認証コード要求信号を携帯機に送信し得るように構成され、携帯機は、車載制御装置から送信された認証コード要求信号を第2の受信回路により受信したとき、第2の記憶回路に記憶された第2の認証コードを第2の送信回路により前記車載制御装置に送信するように構成され、前記車載制御装置に於ける第1の送信回路は、長波帯に属する周波数を用いて認証コード要求信号を送信するように構成され、前記携
帯機に於ける第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致しているか否かを判定し、前記第2の認証コードが前記第1の認証コードと一致していることを確認したとき、前記エンジンの始動を可能とし、前記携帯機は、前記車載制御装置が前記第2認証コードと前記第1認証コードの一致を確認した後、前記第2の認証コードを所定の時間間隔で継続して前記車載制御装置に送信するように構成されているので、点火コイルの一次側電流を遮断することによるノイズのLF通信に対する影響を小さくすることができ、無闇にブザーが鳴動することやインストルメントパネルに警報が表示されることがなくなるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1による車両用制御装置の全体構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による車両用制御装置の動作を説明するフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による車両用制御装置の全体構成を示す構成図である。図1に於いて、エンジン制御機能と盗難防止制御機能を一つの筐体に収めた車載制御装置1は、電源回路3と、第1の制御部4と、第1の記憶回路5と、第1の送信回路としてのLF送信回路6と、第1の受信回路としてのUHF受信回路7と、バッテリ出力電圧検出回路31と、第1のインターフェイス回路(以下、第1のI/Fと称する)32と、第2のインターフェイス回路(以下、第2のI/Fと称する)33と、第3のインターフェイス回路(以下、第3のI/Fと称する)34と、点火コイル端子電圧検出回路35と、例えばパワートランジスタにより構成されるスイッチ素子36と、第4のインターフェイス回路(以下、第4のI/Fと称する)37と、第5のインターフェイス回路(以下、第5のI/Fと称する)38と、を備える。
電源回路3は、バッテリ2から供給された電圧に基づいて車載制御装置1の内部に設けられている第1の制御部4等の電源を生成する。第1の制御部4は、電源回路3により生成された電源により動作する。LF送信回路6は、携帯機14にLF帯(例えば30〜300[KHz])の電波であるLF信号21を送信する。UHF受信回路7は、携帯機14からのUHF(Ultra High Frequency;極超短波)帯(例えば300〜3000[MHz])の電波であるUHF信号22を受信する。
第1の記憶回路には、特定の第1の認証コードが記憶されている。バッテリ出力電圧検出回路31は、バッテリ2の出力電圧を検出し、第1の制御部4へ入力する。車載制御装置1の外部に設けられているスタートスイッチ8は、第1のI/F32を介して第1の制御部4に接続され、車両状態を確認するための各種センサからなる車両状態確認装置9が、第2のI/F33を介して第1の制御部4に接続されている。点火コイル端子電圧検出回路35は、車載制御装置1の外部に設けられている点火コイル11の端子電圧を検出し制御部4に入力する。
車載制御装置1の外部に設けられている警告装置10は、第3のI/F34を介して第1の制御部4に接続されており、携帯機14の落下を検出した場合に運転者に警告音等を発して警告する。点火コイル11は、エンジンを制御するためにスイッチ素子36を介して第1の制御部4に接続されている。車載制御装置1の外部に設けられているインジェク
タ12及び燃料ポンプ13は、夫々第4のI/F37及び第5のI/F38を介して制御部4に接続されている。
尚、図1では、エンジン制御機能と盗難防止制御機能を一つの筐体内に収めて車載制御装置1として構成しているが、エンジン制御機能と盗難防止制御機能の基板を統一したり、若しくはそれらの基板を各々に設けたり、第1の制御部4をエンジン制御機能と盗難防止制御機能に分離して設けても、特に支障はない。
携帯機14は、電池18を電源として動作し、車載制御装置1との無線通信を行う第2の受信回路としてのLF受信回路15と、第2の送信回路としてのUHF送信回路16を備える。又、特定の第2の認証コードを記憶した第2の記憶回路19と、時間経過を管理するための時間経過確認装置20と、LF受信回路15とUHF送信回路16と時間経過確認装置20とを制御する第2の制御部17とを備える。尚、時間経過確認装置20に代えて、第2の制御部17内のクロックを使用してもよい。
図2は、この発明の実施の形態1による車両用制御装置の動作を説明するフローチャートである。図2に於いて、携帯機14は車両の始動前はスリープしているものとする。ステップS1では、携帯機14を所持している運転者が、車載制御装置1を取り付けた車両のスタートスイッチ8を、オフからオンに切り替える。
スタートスイッチ8をオンにすると、ステップS2へ移行し、車載制御装置1は、LF送信回路6からLF信号21により認証コード要求信号を携帯機14へ無線送信する。携帯機14は、車載制御装置1のLF送信回路6からのLF信号21をLF受信回路15で受信し、スリープ状態を脱して、第2の記憶回路19に記憶している第2の認証コードを、UHF送信回路16からUHF信号22により車載制御装置1へ送信する。車載制御装置1は、携帯機14から送信された第2の認証コードをUHF受信回路7で受信した後、第1の記憶回路5に記憶している第1の認証コードとの照合を行う。照合の結果、これ等の認証コードが一致していれば(Yes)、ステップS3へ移行する。認証コードが一致していなければ(No)、ステップS1へ戻る。尚、ステップS1へ戻るとともに、車載制御装置1は警告装置10を用いて運転者に認証コードの不一致を通知するようにしても良い。
ステップS3まではエンジンを始動していないので、ノイズが少なくLF帯の電波を用いても、車載制御装置1と携帯機14との間で比較的安定した無線通信ができる。従って車載制御装置1はステップS3に於いて、携帯機14にステップS4へ移行する指令を無線通信により行うことができる。ステップS4に於いて、携帯機14は前記指令に従って、所定の時間間隔(例えば500[ms])で周期的に継続して、UHF送信回路16から車載制御装置1へ第2認証コードの無線送信を行う状態に遷移する。
尚、ステップS2に於いて、携帯機14が第2の認証コードを無線送信し、車載制御装置1が第2の認証コードと第1の認証コードとの照合を行い、認証コードが一致していれば携帯機14へ認証コード要求信号を再び送信することはない。従って、車載制御装置1が前記指令を行わなくても、携帯機14は所定時間経過後に前記所定の時間間隔(例えば500[ms])で周期的に継続して車載制御装置1へ第2の認証コードの無線送信を行う状態に遷移しても良い。
ステップS4では、ステップS2にて認証コードが一致しているため、エンジンの始動を許可し、車載制御装置1が点火コイル11とインジェクタ12と燃料ポンプ13を制御し、エンジン制御を開始する。ステップS4の状態では、これからエンジンを始動させ走行を始めようとしている状態であり、例えば携帯機14が燃料タンクの上等に置かれてい
たり、衣服のポケットに入れてはいるが、半分ポケットから出ていたり、走行開始時の車両の挙動で落下してしまう可能性がある。又、携帯機14を車庫に置き忘れて走行開始してしまう等の可能性もある。走行開始直後は、携帯機14を落下等で運転者の身から離れてしまう可能性が高いと考えられるので、携帯機14の存在確認のための、携帯機14からのUHF信号の送信頻度は高めに設定している。例えば500[ms]間隔等である。
ステップS5では、時間経過確認装置20により、ステップS2で認証した後、所定時間が経過しているかを携帯機14が判定する。例えば、所定時間を例えば1[分]と設定すると、前述の認証後1[分]以上経過していれば(Yes)、ステップS6へ移行し、認証後1[分]未満であれば(No)、ステップS7に移行する。
ステップS6では、携帯機14はそのUHF信号送信周期を500[ms]から例えば5[s]に長くなる方向に変更している。送信周期を変更する理由は、ステップS5の所定時間1[分]を過ぎれば、車両は動きだしており、携帯機14が落下等により運転者の身から離れてしまう可能性が高い時間帯は過ぎていると想定されるので、携帯機14の電力消費を抑えるためである。経過時間に応じて、送信周期をさらに5[s]から10[s]に伸ばしても問題はない。
ステップS7では、携帯機14から送信されているUHF信号22を車載制御装置1にて受信し、かつ認証コードが一致しているかを判定する。UHF信号に送信周期の情報を乗せることで、送信周期の間隔を車載制御装置1と携帯機14で共有することが可能である。前述のUHF信号を車載制御装置1にて受信し、かつ認証コードが一致していれば(Yes)、ステップS8へ移行し、一致していなければ(No)、ステップS10へ移行する。
ステップS8では、エンジンが停止しているか否かを車載制御装置1が判定する。車載制御装置1は点火コイル11やインジェクタ12を制御しているため、それらが停止していれば、エンジンが停止していると判断する。車載制御装置1が、エンジンを停止していると判定した場合(Yes)、携帯機14から送信し続けているUHF信号を停止させる必要があるため、ステップS9へ移行する。ステップS8での判定の結果、エンジンが停止していなければ(No)、引き続き携帯機14の存在確認動作を継続するため、ステップS5に戻る。
ステップS8でエンジン停止が確認されると、ステップS9に進み、車載制御装置1から送信されるLF信号にエンジンが停止したことを示すエンジン停止信号を乗せ、携帯機14にエンジンが停止したことを通知する。このステップS9では、エンジンが既に停止しているため、点火コイル11の遮断電流のノイズによるLF信号送信失敗の懸念は無くなるので、LF信号の送信が失敗する可能性は低い。携帯機14に於けるLF受信回路15がエンジン停止信号を受信すると、携帯機14の電池18の消費を抑えるため、携帯機14のUHF送信回路16からのUHF信号の送信を停止する。
一方、ステップ7での判定の結果、認証コードが一致しておらず、ステップS10に進むと、車載制御装置1が、UHF信号の受信に失敗した回数、つまり認証コードの不一致の回数をカウントする。例えば3回連続してUHF信号の受信に失敗すれば(Yes)、車載制御装置1と携帯機14の距離がUHF通信距離以上離れており、携帯機14が落下したと判断し、ステップS11に移行し、警告装置10を用いて運転者に通知する。UHF通信失敗の回数、つまり認証コードの不一致の回数が連続2回以内であれば(No)、ステップS5へ戻る。UHF通信失敗の回数、つまり認証コードの不一致の回数が2回以内であれば、携帯機14は実際には落下していないにもかかわらず、他の要因で通信が失敗している可能性があるためである。
エンジン制御機能と盗難防止制御機能を一つの筐体に収めることにより、エンジン制御機能と盗難防止制御機能を別体にしている構成に比べ、電流を遮断するスイッチ素子35とLF信号を送信するLF送信回路6が近接するため、点火コイルの一次側電流を遮断することによるノイズのLF通信に対する影響が大きくなる。LF通信は、二輪車の場合、盗難防止性の観点より、車載制御装置1からの通信可能距離を[(運転席までの距離)+(若干の距離)]のエリアに限定しており、ノイズによる影響で通信不良に陥りやすく、携帯機14の検出時にノイズを受けると、携帯機14が不検出と判断し、ブザーが鳴動したりインストルメントパネルに警報が表示されたりする。
そこで、この発明の実施の形態1による車両用制御装置のように、遠隔操作をするために数十[メートル]で通信できるように設計している携帯機14のUHF信号のみで携帯機検出を判断することによって、点火コイル11の一次側電流を遮断することによるノイズの携帯機検出に対する影響を小さくでき、無闇にブザーが鳴動することやインストルメントパネルに警報が表示されることがなくなる。
又、この発明の実施の形態1による車両用制御装置によれば、エンジン制御機能と盗難防止制御機能を一つの筐体に収めており、互いの装置の間の通信線を無くすことができるため、車載制御装置1のレイアウトの制約を少なくすることができる。更に、基板や制御部を統一することで、電子部品のコストを抑えることができる。
第2の認証コードの送信頻度は、携帯機14の置き忘れや車両の発進時の携帯機14の落下が生じやすい認証コードの認証終了直後の時間帯では高頻度とし、認証コードの認証終了後の所定時間、例えば1[分]が経過すれば頻度を低下させることで、携帯機14の電池18の長寿命化が可能である。又、所定時間経過毎に第2の認証コードの送信頻度をさらに低下させることで、携帯機14の電池18の更なる長寿命化が可能である。
エンジン制御機能と盗難防止制御機能を一つの基板で実現する場合に於いて、点火コイル11に接続されたスイッチ素子36とLF送信回路6とUHF受信回路7を基板内でなるべく遠くに配置することで、互いのノイズによる影響を小さくすることが可能であることは云うまでもない。
携帯機14は、車両の始動前はスリープ(低消費電力)状態であるが、車載制御装置1からの認証コード受信要求信号を受信したときに起動することで、消費電力を抑え、携帯機14の電池18の長寿命化が可能である。
携帯機14の検出時は、キーレスエントリーシステムに於けるアンサーバック時のように、長い通信距離は不要であるため、UHF通信の通信距離を車両の周囲を十分囲むことが可能な領域、例えば半径が実質的に車両の長さ(2[メートル]程度)の円形領域の内側までに限定し、携帯機14がUHF通信に使用する電力量を低減することで、携帯機14の電池18の長寿命化が可能である。
尚、エンジン停止時は車載制御装置1から携帯機14へエンジン停止信号を送信するようにしているが、携帯機14からエンジン停止信号を受信した旨を車載制御装置1へ送信するようにしても良い。この場合、もし携帯機14がエンジン停止信号を正しく受信出来なかったときには、エンジン停止信号を受信した旨の返信が返って来ないので、車載制御装置1は再度エンジン停止信号を送信することができる。
以上述べたこの発明の実施の形態1による車両用制御装置は、下記の発明を具体化したものであるが、発明の範囲内に於いて、実施の形態1を適宜、変形、省略することが可能
である。
(1)車両に搭載され、第1の送信回路と、第1の受信回路と、前記車両のエンジンを制御するエンジン制御機能と前記車両の盗難防止制御機能を有する第1の制御部と、第1の認証コードを記憶した第1の記憶回路とを有する車載制御装置と、
前記車両の運転者若しくは搭乗者に携帯され、第2の送信回路と、第2の受信回路と、
第2の認証コードを記憶した第2の記憶回路と、第2の制御部とを有する携帯機と、
を備えた車両用制御装置であって、
前記車載制御装置は、前記車両のエンジンが停止しているときに、前記第1の送信回路から認証コード要求信号を前記携帯機に送信し得るように構成され、
前記携帯機は、前記車載制御装置から送信された認証コード要求信号を前記第2の受信回路により受信したとき、前記第2の記憶回路に記憶された前記第2の認証コードを前記第2の送信回路により前記車載制御装置に送信するように構成され、
前記車載制御装置に於ける前記第1の送信回路は、長波帯に属する周波数を用いて前記認証コード要求信号を送信するように構成され、
前記携帯機に於ける前記第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、
前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致しているか否かを判定し、前記第2の認証コードが前記第1の認証コードと一致していることを確認したとき、前記エンジンの始動を可能とするように構成され
前記携帯機は、前記車載制御装置が前記第2認証コードと前記第1認証コードの一致を確認した後、前記第2の認証コードを所定の時間間隔で継続して前記車載制御装置に送信するように構成され、且つ前記車載制御装置が前記第2の認証コードと前記第1の認証コードの一致を確認した後に、更に所定の時間が経過した後は、前記第2の認証コードを送信する時間間隔を大きくするように構成されている、
ことを特徴とする車両用制御装置。
この発明によれば、点火コイルの一次側電流を遮断することによるノイズのLF通信に対する影響を小さくすることができ、無闇にブザーが鳴動することやインストルメントパネルに警報が表示されることがなくなるという効果がある。又、この発明によれば、携帯機からのUHF信号の送信頻度は、携帯機の置き忘れや発進時の携帯機落下の可能性が高いと考えられる認証終了直後は高頻度とし、以降時間の経過とともに頻度を低下させることができ、携帯機の電池の消耗を小さく抑えることが出来る効果がある。
(2)車両に搭載され、第1の送信回路と、第1の受信回路と、前記車両のエンジンを制御するエンジン制御機能と前記車両の盗難防止制御機能を有する第1の制御部と、第1の認証コードを記憶した第1の記憶回路とを有する車載制御装置と、
前記車両の運転者若しくは搭乗者に携帯され、第2の送信回路と、第2の受信回路と、
第2の認証コードを記憶した第2の記憶回路と、第2の制御部とを有する携帯機と、
を備えた車両用制御装置であって、
前記車載制御装置は、前記車両のエンジンが停止しているときに、前記第1の送信回路から認証コード要求信号を前記携帯機に送信し得るように構成され、
前記携帯機は、前記車載制御装置から送信された認証コード要求信号を前記第2の受信回路により受信したとき、前記第2の記憶回路に記憶された前記第2の認証コードを前記第2の送信回路により前記車載制御装置に送信するように構成され、
前記車載制御装置に於ける前記第1の送信回路は、長波帯に属する周波数を用いて前記認証コード要求信号を送信するように構成され、
前記携帯機に於ける前記第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、
前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致しているか否かを判定し、前記第2の認証コードが前記第1の認証コードと一致していることを確認したとき、前記エンジンの始動を可能とするように構成され、
前記携帯機は、前記車載制御装置が前記第2認証コードと前記第1認証コードの一致を確認した後、前記第2の認証コードを所定の時間間隔で継続して前記車載制御装置に送信するように構成され、且つ前記車載制御装置が前記第2の認証コードと前記第1の認証コードの一致を確認した後に、更に所定の時間が経過した後は、前記第2の認証コードを無線送信する時間間隔を時間の経過とともに大きくする、
ことを特徴とする車両用制御装置。
この発明によれば、携帯機からのUHF信号の送信頻度は、携帯機の置き忘れや発進時の携帯機落下の可能性が高いと考えられる認証終了直後は高頻度とし、以降時間の経過とともに頻度を低下させることができ、携帯機の電池の消耗を小さく抑えることが出来る効果がある。
(3)車両に搭載され、第1の送信回路と、第1の受信回路と、前記車両のエンジンを制御するエンジン制御機能と前記車両の盗難防止制御機能を有する第1の制御部と、第1の認証コードを記憶した第1の記憶回路とを有する車載制御装置と、
前記車両の運転者若しくは搭乗者に携帯され、第2の送信回路と、第2の受信回路と、
第2の認証コードを記憶した第2の記憶回路と、第2の制御部とを有する携帯機と、
を備えた車両用制御装置であって、
前記車載制御装置は、前記車両のエンジンが停止しているときに、前記第1の送信回路から認証コード要求信号を前記携帯機に送信し得るように構成され、
前記携帯機は、前記車載制御装置から送信された認証コード要求信号を前記第2の受信回路により受信したとき、前記第2の記憶回路に記憶された前記第2の認証コードを前記第2の送信回路により前記車載制御装置に送信するように構成され、
前記車載制御装置に於ける前記第1の送信回路は、長波帯に属する周波数を用いて前記認証コード要求信号を送信するように構成され、
前記携帯機に於ける前記第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、
前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致しているか否かを判定し、前記第2の認証コードが前記第1の認証コードと一致していることを確認したとき、前記エンジンの始動を可能とするように構成され、
前記携帯機は、前記車載制御装置が前記第2認証コードと前記第1認証コードの一致を確認した後、前記第2の認証コードを所定の時間間隔で継続して前記車載制御装置に送信するように構成され、且つ前記車両のエンジンの始動前はスリープ状態にあり、前記車載制御装置が送信した前記認証コード要求信号を受信したときに前記携帯機が起動して、前記第2の認証コードを前記車載制御装置に送信するように構成されている、
ことを特徴とする車両用制御装置。
この発明によれば、携帯機の電池の消耗を抑えることができる。
(4)車両に搭載され、第1の送信回路と、第1の受信回路と、前記車両のエンジンを制御するエンジン制御機能と前記車両の盗難防止制御機能を有する第1の制御部と、第1の認証コードを記憶した第1の記憶回路とを有する車載制御装置と、
前記車両の運転者若しくは搭乗者に携帯され、第2の送信回路と、第2の受信回路と、
第2の認証コードを記憶した第2の記憶回路と、第2の制御部とを有する携帯機と、
を備えた車両用制御装置であって、
前記車載制御装置は、前記車両のエンジンが停止しているときに、前記第1の送信回路から認証コード要求信号を前記携帯機に送信し得るように構成され、
前記携帯機は、前記車載制御装置から送信された認証コード要求信号を前記第2の受信回路により受信したとき、前記第2の記憶回路に記憶された前記第2の認証コードを前記第2の送信回路により前記車載制御装置に送信するように構成され、
前記車載制御装置に於ける前記第1の送信回路は、長波帯に属する周波数を用いて前記認証コード要求信号を送信するように構成され、
前記携帯機に於ける前記第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、
前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致しているか否かを判定し、前記第2の認証コードが前記第1の認証コードと一致していることを確認したとき、前記エンジンの始動を可能とするように構成され、
前記携帯機は、前記車載制御装置が前記第2認証コードと前記第1認証コードの一致を確認した後、前記第2の認証コードを所定の時間間隔で継続して前記車載制御装置に送信するように構成され、且つ前記車両のエンジンが停止したとき、前記車載制御装置は、認証コード停止要求信号を前記携帯機に送信し、前記携帯機は前記送信された認証コード要求信号を受信したとき、前記第2認証コードの送信を停止するように構成されている、
ことを特徴とする車両用制御装置。
この発明によれば、携帯機の電池の消耗を抑えることができる。
(5)少なくとも前記第1の送信回路と前記第1の受信回路と前記第1の記憶回路と前記第1の制御部とは、同一基板に実装されている、
ことを特徴とする上記(1)から(4)のうちの何れか一つに記載の車両用制御装置。
前記車載制御装置が前記第2の認証コードと前記第1の認証コードの一致を確認した後に、更に所定の時間が経過した後は、前記携帯機が前記第2の認証コードを無線送信する時間間隔を時間の経過とともに大きくする、
ことを特徴とする上記(1)から(4)のうちの何れか一つに記載の車両用制御装置。
この発明によれば、車載制御装置を小型化することができる。
(6)前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、少なくとも前記第1の送信回路と前記第1の受信回路と前記第1の記憶回路と前記エンジンを制御するための入力回路及び出力回路の制御を行なう機能を備えている、
ことを特徴とする請求項1から5のうちの何れか一項に記載の車両用制御装置。
この発明によれば、車載制御装置を小型化することができる。
この発明は、自動二輪車に限らず原動機付自転車、一般的な自動車、乗用農業機械、乗用建設機械、または動力を用いる船舶にも適用できる。
1 車載制御装置、2 バッテリ、3 電源回路、4 第1の制御部、5 第1の記憶回路、6 LF送信回路、7 UHF受信回路、31 バッテリ出力電圧検出回路、32 第1のインターフェイス回路、33 第2のインターフェイス回路、34 第3のインターフェイス回路、35 点火コイル端子電圧検出回路、36 スイッチ素子、37 第4のインターフェイス回路、38 第5のインターフェイス回路、8 スタートスイッチ、9 車両状態確認装置、10 警告装置、11 点火コイル、12 インジェクタ、13
燃料ポンプ、14 携帯機、15 LF受信回路、16 UHF送信回路、17 第2の制御部、18 携帯機の電池、19 第2の記憶回路、20 時間経過確認装置。

Claims (6)

  1. 車両に搭載され、第1の送信回路と、第1の受信回路と、前記車両のエンジンを制御するエンジン制御機能と前記車両の盗難防止制御機能を有する第1の制御部と、第1の認証コードを記憶した第1の記憶回路とを有する車載制御装置と、
    前記車両の運転者若しくは搭乗者に携帯され、第2の送信回路と、第2の受信回路と、
    第2の認証コードを記憶した第2の記憶回路と、第2の制御部とを有する携帯機と、
    を備えた車両用制御装置であって、
    前記車載制御装置は、前記車両のエンジンが停止しているときに、前記第1の送信回路から認証コード要求信号を前記携帯機に送信し得るように構成され、
    前記携帯機は、前記車載制御装置から送信された認証コード要求信号を前記第2の受信回路により受信したとき、前記第2の記憶回路に記憶された前記第2の認証コードを前記第2の送信回路により前記車載制御装置に送信するように構成され、
    前記車載制御装置に於ける前記第1の送信回路は、長波帯に属する周波数を用いて前記認証コード要求信号を送信するように構成され、
    前記携帯機に於ける前記第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、
    前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致しているか否かを判定し、前記第2の認証コードが前記第1の認証コードと一致していることを確認したとき、前記エンジンの始動を可能とするように構成され
    前記携帯機は、前記車載制御装置が前記第2認証コードと前記第1認証コードの一致を確認した後、前記第2の認証コードを所定の時間間隔で継続して前記車載制御装置に送信するように構成され、且つ前記車載制御装置が前記第2の認証コードと前記第1の認証コードの一致を確認した後に、更に所定の時間が経過した後は、前記第2の認証コードを送信する時間間隔を大きくするように構成されている、
    ことを特徴とする車両用制御装置。
  2. 車両に搭載され、第1の送信回路と、第1の受信回路と、前記車両のエンジンを制御するエンジン制御機能と前記車両の盗難防止制御機能を有する第1の制御部と、第1の認証コードを記憶した第1の記憶回路とを有する車載制御装置と、
    前記車両の運転者若しくは搭乗者に携帯され、第2の送信回路と、第2の受信回路と、
    第2の認証コードを記憶した第2の記憶回路と、第2の制御部とを有する携帯機と、
    を備えた車両用制御装置であって、
    前記車載制御装置は、前記車両のエンジンが停止しているときに、前記第1の送信回路から認証コード要求信号を前記携帯機に送信し得るように構成され、
    前記携帯機は、前記車載制御装置から送信された認証コード要求信号を前記第2の受信回路により受信したとき、前記第2の記憶回路に記憶された前記第2の認証コードを前記第2の送信回路により前記車載制御装置に送信するように構成され、
    前記車載制御装置に於ける前記第1の送信回路は、長波帯に属する周波数を用いて前記認証コード要求信号を送信するように構成され、
    前記携帯機に於ける前記第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、
    前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致しているか否かを判定し、前記第2の認証コードが前記第1の認証コードと一致していることを確認したとき、前記エンジンの始動を可能とするように構成され、
    前記携帯機は、前記車載制御装置が前記第2認証コードと前記第1認証コードの一致を確認した後、前記第2の認証コードを所定の時間間隔で継続して前記車載制御装置に送信するように構成され、且つ前記車載制御装置が前記第2の認証コードと前記第1の認証コードの一致を確認した後に、更に所定の時間が経過した後は、前記第2の認証コードを無線送信する時間間隔を時間の経過とともに大きくする、
    ことを特徴とする車両用制御装置。
  3. 車両に搭載され、第1の送信回路と、第1の受信回路と、前記車両のエンジンを制御するエンジン制御機能と前記車両の盗難防止制御機能を有する第1の制御部と、第1の認証コードを記憶した第1の記憶回路とを有する車載制御装置と、
    前記車両の運転者若しくは搭乗者に携帯され、第2の送信回路と、第2の受信回路と、
    第2の認証コードを記憶した第2の記憶回路と、第2の制御部とを有する携帯機と、
    を備えた車両用制御装置であって、
    前記車載制御装置は、前記車両のエンジンが停止しているときに、前記第1の送信回路から認証コード要求信号を前記携帯機に送信し得るように構成され、
    前記携帯機は、前記車載制御装置から送信された認証コード要求信号を前記第2の受信回路により受信したとき、前記第2の記憶回路に記憶された前記第2の認証コードを前記第2の送信回路により前記車載制御装置に送信するように構成され、
    前記車載制御装置に於ける前記第1の送信回路は、長波帯に属する周波数を用いて前記認証コード要求信号を送信するように構成され、
    前記携帯機に於ける前記第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、
    前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致しているか否かを判定し、前記第2の認証コードが前記第1の認証コードと一致していることを確認したとき、前記エンジンの始動を可能とするように構成され、
    前記携帯機は、前記車載制御装置が前記第2認証コードと前記第1認証コードの一致を確認した後、前記第2の認証コードを所定の時間間隔で継続して前記車載制御装置に送信するように構成され、且つ前記車両のエンジンの始動前はスリープ状態にあり、前記車載制御装置が送信した前記認証コード要求信号を受信したときに前記携帯機が起動して、前記第2の認証コードを前記車載制御装置に送信するように構成されている、
    ことを特徴とする車両用制御装置。
  4. 車両に搭載され、第1の送信回路と、第1の受信回路と、前記車両のエンジンを制御するエンジン制御機能と前記車両の盗難防止制御機能を有する第1の制御部と、第1の認証コードを記憶した第1の記憶回路とを有する車載制御装置と、
    前記車両の運転者若しくは搭乗者に携帯され、第2の送信回路と、第2の受信回路と、
    第2の認証コードを記憶した第2の記憶回路と、第2の制御部とを有する携帯機と、
    を備えた車両用制御装置であって、
    前記車載制御装置は、前記車両のエンジンが停止しているときに、前記第1の送信回路から認証コード要求信号を前記携帯機に送信し得るように構成され、
    前記携帯機は、前記車載制御装置から送信された認証コード要求信号を前記第2の受信回路により受信したとき、前記第2の記憶回路に記憶された前記第2の認証コードを前記第2の送信回路により前記車載制御装置に送信するように構成され、
    前記車載制御装置に於ける前記第1の送信回路は、長波帯に属する周波数を用いて前記認証コード要求信号を送信するように構成され、
    前記携帯機に於ける前記第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、
    前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致しているか否かを判定し、前記第2の認証コードが前記第1の認証コードと一致していることを確認したとき、前記エンジンの始動を可能とするように構成され、
    前記携帯機は、前記車載制御装置が前記第2認証コードと前記第1認証コードの一致を確認した後、前記第2の認証コードを所定の時間間隔で継続して前記車載制御装置に送信するように構成され、且つ前記車両のエンジンが停止したとき、前記車載制御装置は、認証コード停止要求信号を前記携帯機に送信し、前記携帯機は前記送信された認証コード要求信号を受信したとき、前記第2認証コードの送信を停止するように構成されている、
    ことを特徴とする車両用制御装置。
  5. 少なくとも前記第1の送信回路と前記第1の受信回路と前記第1の記憶回路と前記第1の制御部とは、同一基板に実装されている、
    ことを特徴とする請求項1から4のうちの何れか一項に記載の車両用制御装置。
  6. 前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、少なくとも前記第1の送信回路と前記第1の受信回路と前記第1の記憶回路と前記エンジンを制御するための入力回路及び出力回路の制御を行なう機能を備えている、
    ことを特徴とする請求項1から5のうちの何れか一項に記載の車両用制御装置。
JP2015078897A 2015-04-08 2015-04-08 車両用制御装置 Expired - Fee Related JP5968488B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015078897A JP5968488B1 (ja) 2015-04-08 2015-04-08 車両用制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015078897A JP5968488B1 (ja) 2015-04-08 2015-04-08 車両用制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5968488B1 true JP5968488B1 (ja) 2016-08-10
JP2016199090A JP2016199090A (ja) 2016-12-01

Family

ID=56692786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015078897A Expired - Fee Related JP5968488B1 (ja) 2015-04-08 2015-04-08 車両用制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5968488B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113246909A (zh) * 2020-02-07 2021-08-13 丰田自动车株式会社 车辆

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7159122B2 (ja) * 2019-06-28 2022-10-24 株式会社クボタ 作業車両

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04143881A (ja) * 1990-10-05 1992-05-18 Toshiba Corp 相互認証方式
JP2008202228A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Denso Corp 電子キーシステム、および電子キーシステム用の車載装置
JP2014218176A (ja) * 2013-05-09 2014-11-20 アルプス電気株式会社 双方向通信システム
JP2015030381A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 株式会社デンソー 車両制御システム、携帯機、及び車載機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04143881A (ja) * 1990-10-05 1992-05-18 Toshiba Corp 相互認証方式
JP2008202228A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Denso Corp 電子キーシステム、および電子キーシステム用の車載装置
JP2014218176A (ja) * 2013-05-09 2014-11-20 アルプス電気株式会社 双方向通信システム
JP2015030381A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 株式会社デンソー 車両制御システム、携帯機、及び車載機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113246909A (zh) * 2020-02-07 2021-08-13 丰田自动车株式会社 车辆

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016199090A (ja) 2016-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2010101013A1 (ja) 異常検知および車両追跡装置
US7656278B2 (en) Theft prevention apparatus of leisure vehicle
JP5419494B2 (ja) 異常検知および車両追跡装置
US20070222293A1 (en) Vehicle security apparatus and system
JP2007076415A (ja) 車両制御装置
US20070222292A1 (en) Vehicle security apparatus and system
JP4329945B2 (ja) エンジン始動システム
JP5260401B2 (ja) 施解錠操作検出装置
JP2007191891A (ja) 車載機器遠隔制御装置
JP5968488B1 (ja) 車両用制御装置
JP5881797B1 (ja) 車両用盗難防止装置
JP3875706B2 (ja) エンジン始動システム
US7423353B2 (en) Vehicle anti-theft system
JP2007253730A (ja) 車両用セキュリティー装置及び車両用セキュリティーシステム
JP2014525865A (ja) セキュリティシステム
JP2007083761A (ja) 車両の盗難防止システム
JP6009606B1 (ja) 車両用制御装置
JP2017155604A (ja) エンジン制御装置
JP4908870B2 (ja) 車両用遠隔制御装置
JP5480418B2 (ja) 施解錠操作検出装置
JP4350114B2 (ja) 推進体盗難防止装置
JP2006307638A (ja) 車載機器遠隔制御装置
JP2007231588A (ja) 電子キー通信装置及び電子キー通信システム
JP4680723B2 (ja) 通信端末
CN201923072U (zh) 汽车引擎锁止

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160705

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5968488

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees