JP2007231588A - 電子キー通信装置及び電子キー通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子キーとの間で誤通信を生じ難くすることができる電子キー通信装置及び電子キー通信システムを提供する。
【解決手段】車内照合を行う際、車内アンテナ駆動回路29に、IDコード返信要求の旨の指令を出力するとともに、第2FET32をオン状態にする。これにより、車内LF発信機6からは、IDコード返信要求の旨としてリクエスト信号が発信される。車内LF発信機6がリクエスト信号を発信する際、第1FET24が少なくとも1回オンオフされる。これにより、車外アンテナ回路30に回込/結合電流が流れて、車外LF発信機5から意図しない信号が発信された状態となっても、それはリクエスト信号に準じた信号とならずに済み、誤って携帯機がこのLF信号を受けても、携帯機と車外LF発信機5との間で通信が成立せず、携帯機の位置判定に際して誤判定が生じ難い。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子キーとの間で無線通信により各種データをやり取りする電子キー通信装置及び電子キー通信システムに関する。
近年、多くの車両に、車両キーを用いて実際にキー操作を行わなくても車両のドアロック施解錠やエンジン始動が許可されるハンズフリーシステム(例えば、特許文献1等)が搭載されている。このハンズフリーシステムは、車両の発信機からリクエスト信号を発信させ、このリクエスト信号に応答して携帯機が返信してきたIDコード信号を車両の受信機で受信し、IDコード信号受信時において携帯機のIDコードと車両側のIDコードと照合し、これらIDコードが一致してID照合が成立すれば、ドアロック施解錠やエンジン始動を許可するシステムである。
図7に示すように、この種のハンズフリーシステムにおいては、携帯機が車外及び車内のどちらに存在するか否かを判別する必要があることから、リクエスト信号発信用の発信機として、例えば車両ドア等に車外LF発信機51が配設され、車内の床下等に車内LF発信機52が各々配設されている。
車外LF発信機51には、車外にリクエスト信号を発信可能な車外アンテナ53が設けられている。車外アンテナ53は、コイル54及びコンデンサ55の直列回路から成り、コイル54及びコンデンサ55の値によってアンテナ発信周波数が決まる。この車外アンテナ53には、車外アンテナ出力調整抵抗56が直列接続された状態で車外アンテナ駆動回路57が接続されている。車外アンテナ53と車外アンテナ駆動回路57との間には、第1FET58が接続されている。第1FET58は、車外アンテナ53、車外アンテナ出力調整抵抗56及び車外アンテナ駆動回路57から成る車外アンテナ回路59に流れる電流のオンオフを切り換える素子である。
車内LF発信機52には、車内にリクエスト信号を発信可能な車内アンテナ60が設けられている。車内アンテナ60も、コイル61及びコンデンサ62の直列回路から成り、コイル61及びコンデンサ62の値によってアンテナ発信周波数が決まる。この車内アンテナ60には、車内アンテナ出力調整抵抗63が直列接続された状態で車内アンテナ駆動回路64が接続されている。車内アンテナ60と車内アンテナ駆動回路64との間には、第2FET65が接続されている。第2FET65は、車内アンテナ60、車内アンテナ出力調整抵抗63及び車内アンテナ駆動回路64から成る車内アンテナ回路66に流れる電流のオンオフを切り換える素子である。
携帯機が車内にあるか否かを判定する車内照合を行う際、ハンズフリーシステムを制御する図示しないマイクロコンピュータは、車内アンテナ60からリクエスト信号を発信させるべく、車内アンテナ駆動回路64に矩形波を出力して、図8(a)に示すアンテナ電流I1を車内アンテナ回路66に流す。このとき、マイクロコンピュータは、図8(b)に示すように第2FET65をリクエスト信号発信期間においてオン状態にし、車内アンテナ回路66を閉成状態にする。これにより、車内アンテナ60は、図8(a)に示すアンテナ電流I1の波形に準じたリクエスト信号を車内に発信する。
ここで、車内アンテナ60がリクエスト信号を発信するとき、車内アンテナ回路66に流れるアンテナ電流I1の一部がGNDを介して車外アンテナ回路59に回り込み、それが回込電流として車外アンテナ53に流れる場合がある。車外アンテナ回路59に回込電流が流れてしまうと、車外アンテナ53もリクエスト信号を発信した状態となってしまうため、これを回避するために、マイクロコンピュータは車内アンテナ60からリクエスト信号を発信する際、第1FET58をオフ状態にして電流の回り込みを防いでいる。
携帯機は、図8(a)に示すアンテナ電流I1に準じたリクエスト信号を受信すると、それを復調し、図8(c)に示す矩形波の受信データD1を入力した状態となる。携帯機は、この受信データD1を解読し、受信データD1がIDコード返信要求を表す波形であれば、それに応答する形で自身のIDコードをIDコード信号として車両の受信機に発信する。なお、携帯機が車外にあるか否かを判定する車外照合を行う際において、車外アンテナからリクエスト信号を発信する場合も同様の動作をとる。
特開2002−029385号公報
ところが、この種のハンズフリーシステムにおいては、車外アンテナ駆動回路57と車内アンテナ駆動回路64とが同一プリント基板上に設けられているため、車外アンテナ回路59及び車内アンテナ回路66の一方に電流が流れると、その電流が流れる回路に生じた磁界によって、他方の回路に結合電流が流れる場合がある。例えば、図8(a)に示すアンテナ電流I1が車内アンテナ回路66に流れた場合、このアンテナ電流I1と同相の図9(a)に示すような結合電流I2が、図9(b)に示すように第1FET58がオンされていないにもかわらず車外アンテナ53に流れた状態となる。
これにより、車内照合を行ったにもかかわらず、車内アンテナ60からだけでなく車外アンテナ53からもリクエスト信号が発信された状態となる。よって、車内照合を行った際に携帯機が車外に位置していても、この携帯機が車外アンテナ53からリクエスト信号を受けて、図8(c)と同様のコード波形を持つ図9(c)に示す受信データD2を入力した状態となり、携帯機がそれに応答して自身のIDコード信号を車両に返信する。このため、車外にある携帯機によって車内照合が成立してしまうことから、携帯機の位置判定に際して誤判定が生じる問題があった。
また、この種のハンズフリーシステムにおいては、車外アンテナ駆動回路57及び車外アンテナ53を繋ぐハーネスと、車内アンテナ駆動回路64及び車内アンテナ60を繋ぐハーネスとが並走している。従って、車外アンテナ回路59及び車内アンテナ回路66のうち一方のハーネスに電流が流れると、その電流が流れるハーネスに生じた磁界によって、他方の回路のハーネスに結合電流が流れ、このことも車外アンテナ53及び車内アンテナ60の両方でリクエスト信号が発信されてしまう原因となっていた。
本発明の目的は、電子キーとの間で誤通信を生じ難くすることができる電子キー通信装置及び電子キー通信システムを提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明によれば、複数あるアンテナの各々に設けられた複数のアンテナ駆動回路と、前記アンテナの各アンテナ回路の通電をオンオフすべく前記アンテナ駆動回路ごとに設けた複数のスイッチング素子と、前記アンテナ駆動回路を介して前記アンテナを駆動制御するとともに、前記スイッチング素子のオンオフ制御を行う通信制御回路とを備え、前記アンテナが発信した発信信号を電子キーが受信した際、当該電子キーが前記発信信号を受信データとして取得する電子キー通信装置において、前記複数のアンテナのうち駆動させるアンテナから前記発信信号を発信させる際、その駆動アンテナ側の前記アンテナ駆動回路に駆動指令を送るとともに当該駆動アンテナ側の前記スイッチング素子をその信号発信期間においてオンし、駆動させない待機アンテナについては、当該待機アンテナの前記スイッチング素子を、前記信号発信期間において少なくとも1回オンオフさせる制御手段を備えたことを要旨とする。
この構成によれば、複数のアンテナのうちの駆動アンテナから発信信号を発信させる際、通信制御回路は、その駆動アンテナに繋がるアンテナ駆動回路に駆動指令を出力するとともに、その駆動アンテナに繋がるスイッチング素子をその信号発信期間の間においてオンする。これにより、駆動アンテナのアンテナ回路には、駆動指令に応じたアンテナ電流が流れた状態となり、駆動指令に応じたデータ内容を有する発信信号が駆動アンテナから発信される。
ここで、駆動アンテナにアンテナ電流が流れると、この駆動アンテナのアンテナ回路周辺に磁界が生じることから、待機アンテナがこの磁界に影響を受けて、待機アンテナのアンテナ回路に結合電流が流れ、この結合電流によって、待機アンテナから発信信号が発信されてしまう場合がある。この場合、実際には駆動アンテナから発信される内容の発信信号を、電子キーは待機アンテナから出力された発信信号で受信することになり、電子キーとアンテナとの間で誤通信が生じた状態となる。
しかし、本発明においては、駆動アンテナが発信信号を発信する際、制御手段は、待機アンテナのスイッチング素子を、駆動アンテナが発信信号を発信する期間において、少なくとも1回オンオフさせる。これにより、待機アンテナに結合電流が流れても、駆動アンテナに流れるアンテナ電流とは異なる波形の電流が、待機アンテナのアンテナ回路に流れた状態となる。よって、待機アンテナから発信信号が発信されたとしても、この発信信号は、駆動アンテナから発信される発信信号とは波形が異なった信号として発信される。
従って、電子キーが待機アンテナから発信信号を受信したとしても、電子キーは、駆動アンテナから受信し得る発信信号とは異なる波形の発信信号を受信することになる。よって、電子キーは、待機アンテナから受信した発信信号で、駆動アンテナから発信信号を受信した場合と同様の動作を行わずに済むことから、電子キーとアンテナとの間で誤通信が生じ難くなる。
本発明によれば、複数あるアンテナの各々に設けられた複数のアンテナ駆動回路と、前記アンテナの各アンテナ回路の通電をオンオフすべく前記アンテナ駆動回路ごとに設けた複数のスイッチング素子と、前記アンテナ駆動回路を介して前記アンテナを駆動制御するとともに、前記スイッチング素子のオンオフ制御を行う通信制御回路とを備え、前記アンテナが発信した発信信号を電子キーが受信した際、当該電子キーが前記発信信号を受信データとして取得する電子キー通信装置において、前記スイッチング素子の少なくとも1つに、当該スイッチング素子と並列に接続されたアンテナ出力減衰用のアンテナ出力調整素子と、前記アンテナ出力調整素子に直列に接続されたアンテナ出力調整スイッチング素子と、前記複数のアンテナのうち前記アンテナ出力調整素子が接続されていない前記アンテナを駆動アンテナとして前記発信信号を発信させる際、その駆動アンテナ側の前記アンテナ駆動回路に駆動指令を送るとともに前記駆動アンテナ側の前記スイッチング素子をその信号発信期間においてオンし、前記アンテナ出力調整素子が接続された駆動させない待機アンテナについては、当該待機アンテナの前記スイッチング素子をオフするとともに、前記アンテナ出力調整スイッチング素子を、前記信号発信期間において少なくとも1回オンオフさせる制御手段とを備えたことを要旨とする。
この構成によれば、例えばアンテナの信号強度によっては、駆動アンテナの通信エリアに、待機アンテナの通信エリアが入り込み、このエリアが重なる領域に電子キーが位置すると、駆動アンテナが発信する発信信号と、待機アンテナが発信する発信信号とが重畳した信号を電子キーが受信することがある。
この場合、例えば待機アンテナが発信する発信信号の信号強度が、駆動アンテナが発信する発信信号のそれに比べて強いと、この時に電子キーが受信する受信データは、待機アンテナが発信した発信信号に寄るものとなる。よって、駆動アンテナが発信する発信信号と、待機アンテナが発信する発信信号とが重畳した信号を電子キーが受信する状況下においては、駆動アンテナから発信される発信信号を電子キーで受信したいにも拘わらず、それを受信できない問題が生じる。
しかし、本発明においては、駆動アンテナから発信される発信信号とは異なる波形の発信信号を待機アンテナから発信させるにあたって、アンテナ出力減衰用のアンテナ出力調整素子から成る回路の通電を、アンテナ出力調整スイッチング素子をオンオフすることで入り切りさせる。そして、これによって、駆動アンテナから発信される発信信号とは波形が異なる信号を、待機アンテナから発信させる。
従って、待機アンテナから発信される発信信号は、信号強度の弱い信号として待機アンテナから発信されることになる。よって、駆動アンテナが発信する発信信号と、待機アンテナが発信する発信信号とが重畳した信号を電子キーが受信する状況下になったとしても、電子キーは、駆動アンテナに寄る発信信号を受信する状態となり、電子キーとアンテナとの間の通信において誤通信防止に効果が高い。
本発明によれば、前記駆動アンテナは、入退室対象の室外に設置された室外アンテナと、前記入退室対象の室内に設置された室内アンテナとのうちいずれか一方であり、前記待機アンテナは、前記室外アンテナ及び前記室内アンテナのうちの他方であることを要旨とする。
この構成によれば、電子キーが室内及び室外のどちらに位置するか否かを判定することが可能となり、しかも電子キーの位置判定を行った際に、誤判定が生じ難くなる。
本発明によれば、前記駆動アンテナは、入退室対象の室外に設置された室外アンテナと、前記入退室対象の室内に設置された室内アンテナとのうちいずれか一方であり、前記待機アンテナは、前記室外アンテナ及び前記室内アンテナのうちの他方であり、前記アンテナ出力調整素子及び前記アンテナ出力調整スイッチング素子から成る直列回路は、前記室外アンテナの前記スイッチング素子に対して並列に接続されていることを要旨とする。
この構成によれば、電子キーが室内及び室外のどちらに位置するか否かを判定することが可能となり、しかも電子キーの位置判定を行った際に、誤判定が生じ難くなる。また、電子キーが室内の際の部分に位置して、駆動アンテナ及び待機アンテナの両方から発信信号を受信可能な状態となっても、電子キーが誤って室外にあると判定される状況を生じ難くすることも可能となる。
本発明によれば、複数あるアンテナの各々に設けられた複数のアンテナ駆動回路と、前記アンテナの各アンテナ回路の通電をオンオフすべく前記アンテナ駆動回路ごとに設けた複数のスイッチング素子と、前記アンテナ駆動回路を介して前記アンテナを駆動制御するとともに、前記スイッチング素子のオンオフ制御を行う通信制御回路とを有する通信ユニットと、前記アンテナが発信した発信信号を受信した際、前記発信信号を受信データとして取得する電子キーとを備えた電子キー通信システムにおいて、前記複数のアンテナのうち駆動させるアンテナから前記発信信号を発信させる際、その駆動アンテナ側の前記アンテナ駆動回路に駆動指令を送るとともに当該駆動アンテナ側の前記スイッチング素子をその信号発信期間においてオンし、駆動させない待機アンテナについては、当該待機アンテナの前記スイッチング素子を、前記信号発信期間において少なくとも1回オンオフさせる制御手段を前記通信ユニットに設けたことを要旨とする。
本発明によれば、複数あるアンテナの各々に設けられた複数のアンテナ駆動回路と、前記アンテナの各アンテナ回路の通電をオンオフすべく前記アンテナ駆動回路ごとに設けた複数のスイッチング素子と、前記アンテナ駆動回路を介して前記アンテナを駆動制御するとともに、前記スイッチング素子のオンオフ制御を行う通信制御回路とを有する通信ユニットと、前記アンテナが発信した発信信号を受信した際、前記発信信号を受信データとして取得する電子キーとを備えた電子キー通信システムにおいて、前記スイッチング素子の少なくとも1つに、当該スイッチング素子と並列に接続されたアンテナ出力減衰減用のアンテナ出力調整素子と、前記アンテナ出力調整素子に直列に接続されたアンテナ出力調整スイッチング素子と、前記複数のアンテナのうち前記アンテナ出力調整素子が接続されていない前記アンテナを駆動アンテナとして前記発信信号を発信させる際、その駆動アンテナ側の前記アンテナ駆動回路に駆動指令を送るとともに前記駆動アンテナ側の前記スイッチング素子をその信号発信期間においてオンし、前記アンテナ出力調整素子が接続された駆動させない待機アンテナについては、当該待機アンテナの前記スイッチング素子をオフするとともに、前記アンテナ出力調整スイッチング素子を、前記信号発信期間において少なくとも1回オンオフさせる制御手段とを前記通信ユニットに設けたことを要旨とする。
本発明によれば、電子キーとの間で誤通信を生じ難くすることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した電子キー通信装置及び電子キー通信システムの第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1に示すように、車両1には、実際に車両キーを操作しなくても、ドアロック施解錠やエンジン始動を行うことが可能なハンズフリーシステム2が搭載されている。このハンズフリーシステム2は、車両1からリクエスト信号Sreqを発信させ、このリクエスト信号Sreqを携帯機3が受信すると、それに応答する形で携帯機3がIDコードを乗せたID信号Sidを車両1に返信し、携帯機3のIDコードが車両1のIDコードと一致すると、ドアロック施解錠やエンジン始動が許可されるシステムである。なお、携帯機3が電子キーに相当する。
ハンズフリーシステム2を以下に説明すると、車両1には、車両キーとして使用される携帯機3との間でID照合を行うスマートECU4が設けられている。スマートECU4には、車外にLF帯域の信号を発信可能な車外LF発信機5と、車内にLF帯域の信号を発信可能な車外LF発信機5が接続されている。車外LF発信機5は、例えば車両1の各サイドドアやラゲージドアドア等の車外に複数設置されている。車内LF発信機6は、例えば車内の床下等に複数設置されている。なお、スマートECU4が通信制御回路及び制御手段を構成する。
スマートECU4には、RF帯域の信号を受信可能なRF受信機7が接続されている。RF受信機7は、例えば車内のバックミラー等に埋設されている。
スマートECU4には、例えば車外ハンドルノブ等に埋設されたタッチセンサ8が接続されている。タッチセンサ8は、操作者が施錠状態のドアロックを解除する時にハンドルノブをタッチする操作を検出するセンサである。スマートECU4には、例えばハンドルノブに設けられたロックボタン9が接続されている。ロックボタン9は、操作者が解除状態のドアロックを施錠する時に押し操作されるボタンである。
スマートECU4には、ドアロックの施解錠を制御するドアECU10がバス11を通じて接続されている。ドアECU10は、スマートECU4からの指令に基づきドアロックモータ12を駆動することで、ドアロックを施錠状態又は解錠状態にする。
車両1が駐車状態(エンジン停止及びドアロック施錠状態)の際、スマートECU4は、車外LF発信機5からLF帯域のリクエスト信号Sreqを断続的に発信させ、ドア周辺に通信エリアを形成する。本例のように車外LF発信機5が複数ある場合、車外LF発信機5は1つずつ順にリクエスト信号Sreqを発信し、この動作を繰り返す。携帯機3がこの通信エリアに入り込んでリクエスト信号Sreqを受信すると、携帯機3はリクエスト信号Sreqに応答する形で、自身のIDコードを乗せたID信号SidをRF帯域の信号で返信する。スマートECU4は、RF受信機7を介してリクエスト信号Sreqを受信すると、自身に登録されたIDコードと携帯機3のIDコードとを比較してID照合(車外照合)を行う。スマートECU4は、車外照合が成立すると、内部のメモリに車外照合成立フラグを立てて車外照合を認識するとともに、待機中のタッチセンサ8を起動させる。
スマートECU4は、車外照合成立下においてタッチセンサ8で車外ハンドルノブへのタッチ操作を検出すると、ドアロック解除要求信号をドアECU10に出力する。ドアロック解除要求信号を受けたドアECU10は、ドアロックモータ12を一方側に回転させ、施錠状態のドアロックを解除する。ドアロック解除要求信号を出力したスマートECU4は、内部のメモリの車外照合成立フラグを立ち下げる。
スマートECU4には、車載電装品の電源を管理する電源ECU13と、エンジン14の点火制御及び燃料噴射制御を行うエンジンECU15とがバス11を通じて接続されている。電源ECU13には、車載アクセサリやエンジンを作動させる際に操作するプッシュスイッチ16と、車載アクセサリに繋がるACCリレー17と、エンジンECU15に繋がるIGリレー18とが接続されている。
スマートECU4は、車外照合が成立してドアロックが解除された後、例えばカーテシスイッチ等からドアが開けられた事を検出すると、運転者が乗車すると認識して車内LF発信機6からリクエスト信号Sreqを発信し、車内に通信エリアを形成する。スマートECU4は、携帯機3がこの通信エリアに入り込んで返信したID信号SidをRF受信機7で受信すると、自身に登録されたIDコードと携帯機3のIDコードとを比較してID照合(車内照合)を行う。スマートECU4は、車内照合が成立すると、内部のメモリに車内照合成立フラグを立てて車内照合成立を認識する。
乗車した運転者がブレーキペダルを踏みながらプッシュスイッチ16を押し操作すると、この操作を検出した電源ECU13は、スマートECU4に車内照合結果を確認する。電源ECU13は、スマートECU4から室内照合が成立している通知を受けると、ACCリレー17及びIGリレー18をオンするとともに、エンジンECU15に起動信号を出力する。起動信号を受けたエンジンECU15は、スマートECU4との間で、車内照合結果の確認と、通信先がペアを成すスマートECU4であることを確認するペアリングとを暗号化通信により行う。これら両条件の確認を済ませたエンジンECU15は、点火制御及び燃料噴射制御を開始してエンジン14を始動させる。
稼動中のエンジンを止めて、運転者が降車したとする。車両1が停止状態(エンジン停止及びドアロック解除状態)の際、スマートECU4は、ロックボタン9が押されたことを検出すると、車内への携帯機3の置き忘れを検出すべく、車内LF発信機6からリクエスト信号Sreqを発信させて車内照合を行う。このとき、スマートECU4は、RF受信機7でID信号Sidを受信しなければ、車内に携帯機3は置き忘れられていないと認識する。
携帯機3が車内に置き忘れていないことを認識したスマートECU4は、車外LF発信機5からリクエスト信号Sreqを発信させる。本例のように車外LF発信機5が複数ある場合、車外LF発信機5は1つずつ順にリクエスト信号Sreqを発信する。スマートECU4は、このリクエスト信号Sreqを受けて携帯機3が返信してきたIDコードにおいて車外照合が成立した事を認識すると、ドアロック施錠要求信号をドアECU10に出力する。ドアロック施錠要求信号を受けたドアECU10は、ドアロックモータ12を他方側に回転させ、解除状態のドアロックを施錠する。
図2に示すように、車外LF発信機5には、コイル19及びコンデンサ20の直列回路から成る車外アンテナ21が設けられている。この車外アンテナ21には、車外アンテナ21のアンテナ出力(信号強度)を決める車外アンテナ出力調整抵抗22が直列接続されている。車外アンテナ21は、例えばフルブリッジやハーフブリッジから成る車外アンテナ駆動回路23を介してスマートECU4に接続されている。車外アンテナ21のアンテナ発信周波数は、コイル19及びコンデンサ20の特性値によって設定される。なお、車外アンテナ21がアンテナ(駆動アンテナ、待機アンテナ)及び室外アンテナを構成し、車外アンテナ駆動回路23がアンテナ駆動回路を構成する。
車外アンテナ21と車外アンテナ駆動回路23との間には、例えばMOSFET等の素子から成る第1FET24が接続されている。第1FET24は、ドレイン端子が車外アンテナ21のコンデンサ20に接続され、ソース端子が車外アンテナ駆動回路23に接続され、ゲート端子がスマートECU4に接続されている。第1FET24は、ゲート端子に加わる電圧がスマートECU4によって制御されることで、オンオフ状態が切り換わる。なお、第1FET24がスイッチング素子を構成する。
また同様に、車内LF発信機6には、コイル25及びコンデンサ26の直列回路から成る車内アンテナ27が設けられている。この車内アンテナ27には、車内アンテナ27のアンテナ出力(信号強度)を決める車内アンテナ出力調整抵抗28が直列接続されている。車内アンテナ27は、例えばフルブリッジやハーフブリッジから成る車内アンテナ駆動回路29を介してスマートECU4に接続されている。車内アンテナ27のアンテナ発信周波数は、コイル25及びコンデンサ26の特性値によって設定される。車外LF発信機5及び車内LF発信機6の各通信エリアは、使用条件の関係上、各々エリア範囲が異なるように設定されるため、車外アンテナ出力調整抵抗22及び車内アンテナ出力調整抵抗28を適宜好適な値に調整することで、各々エリア範囲が設定される。なお、車内アンテナ27がアンテナ(駆動アンテナ、待機アンテナ)及び室内アンテナを構成し、車内アンテナ駆動回路29がアンテナ駆動回路を構成する。
車外アンテナ駆動回路23は、車内アンテナ駆動回路29と同一プリント基板上に形成され、この車内アンテナ駆動回路29と電源Vccを共用している。また、車外アンテナ21、車外アンテナ出力調整抵抗22及び車外アンテナ駆動回路23から成る車外アンテナ回路30のハーネスと、車内アンテナ27、車内アンテナ出力調整抵抗28及び車内アンテナ駆動回路29から成る車内アンテナ回路31のハーネスとは、車体組付状態において並走した位置状態をとっている。なお、車外アンテナ回路30及び車内アンテナ回路31がアンテナ回路を構成する。
車内アンテナ27と車内アンテナ駆動回路29との間には、例えばMOSFET等の素子から成る第2FET32が接続されている。第2FET32は、ドレイン端子が車内アンテナ27のコンデンサ26に接続され、ソース端子が車内アンテナ駆動回路29に接続され、ゲート端子がスマートECU4に接続されている。第2FET32は、第1FET24と同じく、自身のゲート端子に加わる電圧がスマートECU4によって制御されることで、オンオフ状態が切り換わる。なお、第2FET32がスイッチング素子を構成する。
次に、本例のハンズフリーシステム2の動作を説明する。
車両1が停車状態の際においてロックボタン9が押されると、スマートECU4は、携帯機3の車内置き忘れを確認するために、車内アンテナ27からリクエスト信号Sreqを発信させるべく、IDコード返信要求指令を矩形波で車内アンテナ駆動回路29に出力し、図3(a)に示すアンテナ電流Iaを車内アンテナ回路31に流す。このとき、スマートECU4は、図3(b)に示すように第2FET32をリクエスト信号発信期間においてオン状態にし、車内アンテナ回路31を閉成する。これにより、車内アンテナ27は、図3(a)に示すアンテナ電流Iaの波形に応じた図3(c)に示すリクエスト信号Sreqを発信する。
ここで、車内LF発信機6から出されるリクエスト信号Sreqを受信した携帯機3は、リクエスト信号Sreqの波形のピーク値KmaxからスレッシュレベルSx(図3(c)又は図4(c)参照)を設定し、受信したリクエスト信号Sreqを復調するとともに、信号値がスレッシュレベルSxを超える時をハイレベル、信号値がスレッシュレベルSxを下回る時をローレベルとしたパルス状の受信データDaに変換する。このスレッシュレベルSxは、例えばピーク値Kmaxに対して例えば6〜8割程度の値として設定される。
携帯機3が車内LF発信機6の車内通信エリアに位置する場合、携帯機3は図3(c)に示すリクエスト信号Sreqを受信するが、このリクエスト信号Sreqを受信した携帯機3は、アンテナ電流Iaが流れている時にハイレベル、アンテナ電流Iaが流れていない時にローレベルとなった図3(d)に示す受信データDaを取得する。この受信データDaは、携帯機3にIDコード返信を要求するデータであることから、この受信データDaを得た携帯機3は、リクエスト信号Sreqに応答する形で、自身のIDコードを乗せたID信号Sidを返信する。
スマートECU4は、RF受信機7を介してこのID信号Sidを受信すると、携帯機3のIDコードと自身に登録されたIDコードとを比較して車内照合を行い、これらIDコードが一致して車内照合が成立すれば、携帯機3が車内に置き忘れられていると認識する。この状態におけるスマートECU4は、ロックボタン9が押されてもドアの施錠を許可せず、車両1がインロックされてしまうことを防止する。
ここで、車内アンテナ回路31にアンテナ電流Iaが流れると、車内アンテナ回路31の周囲に磁界が生じた状態となる。ところで、本例のハンズフリーシステム2においては、車外アンテナ駆動回路23と車内アンテナ駆動回路29とが同一プリント基板上に設けられ、しかも車外アンテナ回路30のハーネスと車内アンテナ回路31のハーネスとが並走している。このため、車内アンテナ回路31の周囲に磁界が生じると、この磁界によって車外アンテナ回路30に電流が誘起され、車外LF発信機5からもリクエスト信号Sreqが発信された状態となってしまう。
よって、例えば車内アンテナ27の発信時に車外アンテナ21から車内照合のLF信号(即ちリクエスト信号Sreq)が漏れ、車外アンテナ21の周辺にも車内通信エリアが形成された場合、その通信エリアに携帯機3が位置すると、携帯機3は、車内照合用のリクエスト信号Sreqを車外LF発信機5から受信することになる。こうなると、携帯機3は、車外にあるにもかかわらず、車内照合用のリクエスト信号Sreqを車外LF発信機5から受け取ってID信号Sidを返信することになり、携帯機3の位置が誤判定されてしまう。この場合においては、運転者が車外にいてロックボタン9を押しても、ドアロックを施錠できない状態になってしまう。
そこで、本例においては、車内アンテナ27にリクエスト信号Sreqを発信させる際、スマートECU4は、図4(b)に示すようにリクエスト信号発信期間において第1FET24を少なくとも1回オンオフさせる。これにより、車外アンテナ回路30には、第1FET24がオフ状態となった時に電流値が低くなった図4(a)に示すような回込/結合電流Ibが流れた状態となる。この回込/結合電流Ibにおいて、第1FET24がオン状態の時に電流値が高くなるのは、GNDや電源Vccから車外アンテナ回路30に回りこむ回込電流と、車内アンテナ回路31の磁界により誘起される結合電流とが流れるからであり、第1FET24がオフ状態の時に電流値が低くなるのは、車内アンテナ回路31による結合電流のみが流れるからである。
よって、車内照合時において車外アンテナ21の周辺の通信エリアに入り込んでしまった携帯機3は、第1FET24がオフ状態となった時に信号のピーク値Kmaxが低くなった図4(c)に示すLF信号Slfを受信する。携帯機3は、LF信号Slfを受信した際、LF信号Slfのピーク値からスレッシュレベルSxを設定してLF信号Slfをパルス状の信号に変換処理を加えるので、図4(c)に示すLF信号Slfを受信した際には、第1FET24がオフ状態となった時にローレベルとなった図4(d)に示す受信データDbを取得する。
ここで、この受信データDbは、図3(d)に示す受信データDaとは異なり、ID返信の旨を表すデータではなくなっている。従って、携帯機3は、車外に位置している時に車外アンテナ21から車内照合用の漏れ信号(即ち、LF信号Slf)を受信したとしても、ID返信の旨を表すリクエスト信号を受信しないことから、携帯機3と車内LF発信機6との間で通信は成立せず、このリクエスト信号Sreqに応答してID信号Sidを返信するような動作は行わない。このため、車外にある携帯機3によって、車内照合が成立するような状況にならずに済み、携帯機3の位置判定の際において、誤判定が生じ難くなる。
なお、詳細はしないが、車外照合を行う場合も車内照合と同様の動作が行われる。即ち、車外照合を行う際のスマートECU4は、車外アンテナ21からリクエスト信号Sreqを発信させるべく車外アンテナ駆動回路23にIDコード返信要求指令を矩形波で出力し、このリクエスト信号発信期間において第1FET24をオンして車外アンテナ回路30を閉成する。このとき、スマートECU4は、このリクエスト信号発信期間において、第2FET32を少なくとも1回オンオフさせる。これにより、車外照合における携帯機3の位置判定に際して、誤判定を生じ難くする。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)車外照合や車内照合において、駆動する側の発信機からリクエスト信号Sreqを発信する時に、駆動しない発信機側のFETを、リクエスト信号発信期間において少なくとも1回オンオフさせる。これにより、駆動しない側の発信機に回込電流や結合電流が流れて、その発信機から意図しないLF信号が発信されたとしても、それは携帯機3にIDコード返信を促す信号とはならない。従って、車外照合や車内照合を行う際に、駆動しない側の発信機から携帯機3がLF信号を受信しても、携帯機3はそれに応答してID信号Sidを返信しないため、この発信機と携帯機3との間で通信が成立せず、携帯機3の位置を誤判定し難くすることができる。
(2)携帯機3が車外及び車内のどちらにあるかを判定する際に誤判定が生じ難くなることから、例えば携帯機3を車内に置き忘れたままドアロックを施錠してしまうインロックや、携帯機3が車外にあるにもかかわらずドアロックを施錠できない状況を生じ難くすることができる。
(第2実施形態)
次に、電子キー通信装置及び電子キー通信システムの第2実施形態を図5及び図6に従って説明する。なお、第2実施形態は、第1実施形態に対し、駆動しない側のアンテナから発信される信号の発信エリアを小さくする点のみ変更しており、他の基本的な構成については同じであるため、同様の部分については同一符号を付して詳しい説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図5に示すように、車外アンテナ21のコンデンサ20には、第1FET24と並列状態で、アンテナ出力減衰抵抗41及び第3FET42の直列回路が接続されている。アンテナ出力減衰抵抗41及び第3FET42は、車外アンテナ21側からアンテナ出力減衰抵抗41及び第3FET42の順で取り付けられている。アンテナ出力減衰抵抗41は、車外アンテナ21を駆動しない時にその車外アンテナ21から発信されるLF信号の信号強度が、車内通信エリアにおいて車内照合時に車内アンテナ27が発信するリクエスト信号Sreqの信号強度よりも低くなるような値に設定されている。
また、第3FET42は、例えばMOSFET等から成るとともに、ドレイン端子がアンテナ出力減衰抵抗41を介して車外アンテナ21に接続され、ソース端子が車外アンテナ駆動回路23に接続され、ゲート端子がスマートECU4に接続されている。第3FET42は、第1FET24や第2FET32と同じく、自身のゲート端子に加わる電圧がスマートECU4によって制御されることで、オンオフ状態が切り換わる。なお、アンテナ出力減衰抵抗41がアンテナ出力調整素子に相当し、第3FET42がアンテナ出力調整スイッチング素子に相当する。
次に、本例のハンズフリーシステム2の動作について説明する。
まず、スマートECU4は、車外照合を行う際、車外アンテナ21からリクエスト信号Sreqを発信すべく、IDコード返信要求指令(駆動指令)を矩形波で車外アンテナ駆動回路23に出力するとともに、リクエスト信号発信期間において、第1FET24をオンするとともに、第3FET42をオフのままにする。これにより、車外アンテナ21からは、携帯機3に対してIDコードの返信を促すリクエスト信号Sreqが、車外アンテナ出力調整抵抗22のみに準ずる信号強度で発信される。
このとき、スマートECU4は、車外アンテナ21からリクエスト信号Sreqを発信する際、そのリクエスト信号発信期間において、第2FET32を少なくとも1回オンオフさせる。これにより、車内アンテナ回路31には、第2FET32がオフ状態となった時に電流値が低くなった、つまり車外アンテナ回路30に流れるアンテナ電流とは電流波形が異なる回込/結合電流が流れる。よって、この回込/結合電流によって車内LF発信機6から発信されたLF信号Slfを携帯機3が受信しても、それはIDコード返信を要求する信号となっていないため、携帯機3は車内LF発信機6からLF信号Slfを受けても、それに応答してID信号Sidを返信する動作を行うことはない。
一方、スマートECU4は、車内照合を行う際、車内アンテナ27からリクエスト信号Sreqを発信すべく、IDコード返信指令要求を矩形波で車内アンテナ駆動回路29に出力するとともに、リクエスト信号発信期間において、第2FET32をオンする。このとき、スマートECU4は、第1FET24をオフにしたままの状態で、第3FET42を少なくとも1回オンオフさせる。
このとき、車外アンテナ回路30には回込/結合電流が流れるが、この回込/結合電流は、車外アンテナ駆動回路23、車外アンテナ21及びアンテナ出力減衰抵抗41から成るアンテナ回路に流れる。そして、この時に流れる回込/結合電流は、第3FET42がオフ状態となった時に電流値が低くなった、つまり車内アンテナ回路31に流れる電流とは電流波形が異なる電流が流れる。よって、この回込/結合電流によって車外LF発信機5から発信されたLF信号Slfを携帯機3が受信しても、それはIDコード返信を要求する信号となっていないため、携帯機3は車外LF発信機5からLF信号Slfを受けても、それに応答してID信号Sidを返信する動作は行わない。
ところで、車外LF発信機5の車外通信エリアは、配置位置の関係上、どうしても車内LF発信機6が形成する車内通信エリアに入り込む現状がある。このとき、車内照合において例えば携帯機3がドアの際部分(例えば、ドアの内側面のポケット等)に位置していると、車外LF発信機5のLF信号Slfと、車内LF発信機6のリクエスト信号Sreqとが重畳した信号を携帯機3が受けることがある。
このとき、例えば図6(a)の実線で示すように、車外LF発信機5の信号発信強度が車内LF発信機6のそれよりも強い場合、車外LF発信機5側のLF信号Slfが車内LF発信機6側のリクエスト信号Sreqに重畳すると、その重畳信号Smixは、図6(a)の破線で示すように車外LF発信機5側のLF信号Slfに寄るものとなる。即ち、その重畳信号Smixは、回込/結合電流によるLF信号Slfが信号成分を多く占めることになり、結果として回込/結合電流によるLF信号Slfに寄る信号となる。よって、この状況下においては、携帯機3は室内にあるにもかかわらず、車内LF発信機6からのリクエスト信号Sreqを受けてID信号Sidを返信する動作ができない状態となり、位置判定に際して誤判定が生じる。
しかし、本例においては、車内照合を行う際、回込/結合電流によって車外LF発信機5から発信されるLF信号Slfは、アンテナ出力減衰抵抗41に準じた信号強度で発信される。即ち、回込/結合電流によって車外LF発信機5が発信するLF信号Slfは、狭い通信エリア、つまり信号強度の弱い信号で発信される。
よって、携帯機3がドア内側の際部分に位置して、車外LF発信機5のLF信号Slfと車内LF発信機6のリクエスト信号Sreqとが重畳した信号を受信したとしても、その重畳信号Smixは、図6(b)に示すように、車内LF発信機6側のリクエスト信号Sreqが信号成分を多く占めることになり、結果として車内LF発信機6のリクエスト信号Sreqに寄る信号となる。よって、携帯機3がドア内側の際部分にあっても、携帯機3は車内LF発信機6からリクエスト信号Sreqを受けてID信号Sidを返信する動作をとることになり、位置判定に際して誤判定防止に効果が高い。
本実施形態の構成によれば、第1実施形態に記載の(1),(2)の効果に加え、以下の効果を得ることができる。
(3)車内照合を行う際、回込/結合電流によって車外LF発信機5から発信されるLF信号Slfの通信エリアが、車外照合を行う際に車外LF発信機5から発信されるリクエスト信号Sreqよりも小さいエリア範囲となるようにした。従って、車内照合を行った際に、携帯機3が車内にあるにも拘わらず、携帯機3と車内LF発信機6との間で通信が成立しないような状況になり難く、携帯機3の位置判定に際して誤判定防止に効果が高くなる。
なお、本実施形態は上記構成に限定されず、例えば以下の態様に変更してもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、ハンズフリーシステム2は、必ずしもドアロック施解錠許可とエンジン始動許可との両方の機能を有していることに限らず、これら2つのうちどちらかの機能を持っていればよい。
・ 第1及び第2実施形態において、エンジン14の始動を許可するに際しては、携帯機3のIDコードの照合のみを条件とすることに限らず、例えば携帯機3にトランスポンダを取り付け、トランスポンダによるイモビライザー照合の成立をエンジン始動の条件に加えてもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、駆動する側の発信機からリクエスト信号Sreqを発信する時に、駆動しない発信機側のFETをリクエスト信号発信期間においてオンオフさせる回数は、必ずしも1回に限らず、2回以上であってもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、車外LF発信機5や車内LF発信機6に設けたスイッチング素子は、MOSFETに限らず、各アンテナ回路30,31をオンオフできるものであれば、その素子は特に限定されない。
・ 第2実施形態において、アンテナ出力減衰抵抗41及び第3FET42から成る直列回路は、車外LF発信機5に設けることに限定されず、車外LF発信機5側に代えて車内LF発信機6側に設けてもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、携帯機3がリクエスト信号Sreqを受信した時に行う処理は、リクエスト信号Sreqのピーク値Kmaxからスレッシュレベルを設定して、リクエスト信号Sreqをパルス信号に変換する処理に限らず、別途どのような処理を採用してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(1)請求項1〜4において、前記アンテナが発信した発信信号を電子キーが受信した際、当該電子キーは前記発信信号のピーク値から閾値を設定し、その閾値を基準として前記発信信号をパルス信号に変換し、それを受信データとして取得する。この場合、発信信号を受信した電子キーは、パルス信号状に変換されたデータを受信データとして取得し、この受信データに基づく処理を実行する。
第1実施形態におけるハンズフリーシステムの構成を示すブロック図。 車外LF発信機及び車内LF発信機の構成を示す回路図。 車内照合時に流れる各種波形図であり、(a)が車内LF発信機に流れるアンテナ電流波形図、(b)が車内LF発信機に設けた第2FETのスイッチ波形図、(c)が車内LF発信機が発信するリクエスト信号の波形図、(d)がその時に携帯機が受信する受信データの波形図。 車内照合時に流れる各種波形図であり、(a)が車外LF発信機に流れるアンテナ電流波形図、(b)が車外LF発信機に設けた第1FETのスイッチ波形図、(c)が車外LF発信機が発信するリクエスト信号の波形図、(d)がその時に携帯機が受信する受信データの波形図。 第2実施形態における車外LF発信機及び車内LF発信機の構成を示す回路図。 車外LF発信機のLF信号と車内LF発信機のリクエスト信号とが重畳した際の信号波形図であり、(a)がLF信号の信号強度が強い場合の波形図、(b)がLF信号の信号強度が弱い場合の波形図。 従来における車外LF発信機及び車内LF発信機の構成を示す回路図。 車内照合時に流れる各種波形図であり、(a)が車内LF発信機に流れるアンテナ電流波形図、(b)が車内LF発信機に設けた第2FETのスイッチ波形図、(c)がその時に携帯機が受信する受信データの波形図。 車内照合時に流れる各種波形図であり、(a)が車外LF発信機に流れるアンテナ電流波形図、(b)が車外LF発信機に設けた第1FETのスイッチ波形図、(c)がその時に携帯機が受信する受信データの波形図。
符号の説明
3…電子キーとしての携帯機、4…通信制御回路及び制御手段を構成するマートECU、21…アンテナ(駆動アンテナ、待機アンテナ)及び室外アンテナを構成する車外アンテナ、23…アンテナ駆動回路を構成する車外アンテナ駆動回路、24…スイッチング素子を構成する第1FET、27…アンテナ(駆動アンテナ、待機アンテナ)及び室内アンテナを構成する車内アンテナ、29…アンテナ駆動回路を構成する車内アンテナ駆動回路、30…アンテナ回路を構成する車外アンテナ回路、31…アンテナ回路を構成する車内アンテナ回路、32…スイッチング素子を構成する第2FET、41…アンテナ出力調整素子としてのアンテナ出力減衰抵抗、42…アンテナ出力調整スイッチング素子としての第3FET、Sreq…発信信号としてのリクエスト信号、Da,Db…受信データ。

Claims (6)

  1. 複数あるアンテナの各々に設けられた複数のアンテナ駆動回路と、
    前記アンテナの各アンテナ回路の通電をオンオフすべく前記アンテナ駆動回路ごとに設けた複数のスイッチング素子と、
    前記アンテナ駆動回路を介して前記アンテナを駆動制御するとともに、前記スイッチング素子のオンオフ制御を行う通信制御回路とを備え、
    前記アンテナが発信した発信信号を電子キーが受信した際、当該電子キーが前記発信信号を受信データとして取得する電子キー通信装置において、
    前記複数のアンテナのうち駆動させるアンテナから前記発信信号を発信させる際、その駆動アンテナ側の前記アンテナ駆動回路に駆動指令を送るとともに当該駆動アンテナ側の前記スイッチング素子をその信号発信期間においてオンし、駆動させない待機アンテナについては、当該待機アンテナの前記スイッチング素子を、前記信号発信期間において少なくとも1回オンオフさせる制御手段を備えたことを特徴とする電子キー通信装置。
  2. 複数あるアンテナの各々に設けられた複数のアンテナ駆動回路と、
    前記アンテナの各アンテナ回路の通電をオンオフすべく前記アンテナ駆動回路ごとに設けた複数のスイッチング素子と、
    前記アンテナ駆動回路を介して前記アンテナを駆動制御するとともに、前記スイッチング素子のオンオフ制御を行う通信制御回路とを備え、
    前記アンテナが発信した発信信号を電子キーが受信した際、当該電子キーが前記発信信号を受信データとして取得する電子キー通信装置において、
    前記スイッチング素子の少なくとも1つに、当該スイッチング素子と並列に接続されたアンテナ出力減衰用のアンテナ出力調整素子と、
    前記アンテナ出力調整素子に直列に接続されたアンテナ出力調整スイッチング素子と、
    前記複数のアンテナのうち前記アンテナ出力調整素子が接続されていない前記アンテナを駆動アンテナとして前記発信信号を発信させる際、その駆動アンテナ側の前記アンテナ駆動回路に駆動指令を送るとともに前記駆動アンテナ側の前記スイッチング素子をその信号発信期間においてオンし、前記アンテナ出力調整素子が接続された駆動させない待機アンテナについては、当該待機アンテナの前記スイッチング素子をオフするとともに、前記アンテナ出力調整スイッチング素子を、前記信号発信期間において少なくとも1回オンオフさせる制御手段と
    を備えたことを特徴とする電子キー通信装置。
  3. 前記駆動アンテナは、入退室対象の室外に設置された室外アンテナと、前記入退室対象の室内に設置された室内アンテナとのうちいずれか一方であり、前記待機アンテナは、前記室外アンテナ及び前記室内アンテナのうちの他方であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子キー通信装置。
  4. 前記駆動アンテナは、入退室対象の室外に設置された室外アンテナと、前記入退室対象の室内に設置された室内アンテナとのうちいずれか一方であり、前記待機アンテナは、前記室外アンテナ及び前記室内アンテナのうちの他方であり、前記アンテナ出力調整素子及び前記アンテナ出力調整スイッチング素子から成る直列回路は、前記室外アンテナの前記スイッチング素子に対して並列に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の電子キー通信装置。
  5. 複数あるアンテナの各々に設けられた複数のアンテナ駆動回路と、前記アンテナの各アンテナ回路の通電をオンオフすべく前記アンテナ駆動回路ごとに設けた複数のスイッチング素子と、前記アンテナ駆動回路を介して前記アンテナを駆動制御するとともに、前記スイッチング素子のオンオフ制御を行う通信制御回路とを有する通信ユニットと、
    前記アンテナが発信した発信信号を受信した際、前記発信信号を受信データとして取得する電子キーとを備えた電子キー通信システムにおいて、
    前記通信ユニットは、
    前記複数のアンテナのうち駆動させるアンテナから前記発信信号を発信させる際、その駆動アンテナ側の前記アンテナ駆動回路に駆動指令を送るとともに当該駆動アンテナ側の前記スイッチング素子をその信号発信期間においてオンし、駆動させない待機アンテナについては、当該待機アンテナの前記スイッチング素子を、前記信号発信期間において少なくとも1回オンオフさせる制御手段を備えたことを特徴とする電子キー通信システム。
  6. 複数あるアンテナの各々に設けられた複数のアンテナ駆動回路と、前記アンテナの各アンテナ回路の通電をオンオフすべく前記アンテナ駆動回路ごとに設けた複数のスイッチング素子と、前記アンテナ駆動回路を介して前記アンテナを駆動制御するとともに、前記スイッチング素子のオンオフ制御を行う通信制御回路とを有する通信ユニットと、
    前記アンテナが発信した発信信号を受信した際、前記発信信号を受信データとして取得する電子キーとを備えた電子キー通信システムにおいて、
    前記通信ユニットは、
    前記スイッチング素子の少なくとも1つに、当該スイッチング素子と並列に接続されたアンテナ出力減衰減用のアンテナ出力調整素子と、
    前記アンテナ出力調整素子に直列に接続されたアンテナ出力調整スイッチング素子と、
    前記複数のアンテナのうち前記アンテナ出力調整素子が接続されていない前記アンテナを駆動アンテナとして前記発信信号を発信させる際、その駆動アンテナ側の前記アンテナ駆動回路に駆動指令を送るとともに前記駆動アンテナ側の前記スイッチング素子をその信号発信期間においてオンし、前記アンテナ出力調整素子が接続された駆動させない待機アンテナについては、当該待機アンテナの前記スイッチング素子をオフするとともに、前記アンテナ出力調整スイッチング素子を、前記信号発信期間において少なくとも1回オンオフさせる制御手段と
    を備えたことを特徴とする電子キー通信システム。
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