JP5967484B2 - 照明器具 - Google Patents
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Description
図5に示すように、特許文献1に記載の照明器具100は、例えば天井101等に取り付けられて下方へ照明光を照射するものである。
灯体104は、器具本体105に設けられ水平面内で旋回可能な旋回台106に、上下方向へ回動可能に保持されており、照射方向が調整可能となっている。
器具本体105の下側には、高輝度ランプ102および反射板103からの光線を所定の範囲に規制するコーン107が設けられている。
また、旋回台106の内側には、遮光部材としてのパッキン108が設けられている。
このため、高輝度ランプ102から照射された光線LBC1は反射板103で反射され、反射光LBC2は、反射板103とコーン107との間のパッキン108に入射する。
パッキン108に入射した反射光LBC2は、パッキン108に吸収されるので、反射光LBC3が意図しない方向(例えば、グレアカット角度θBよりも小さな角度での照射)へ照射されるのを防止する。
このため、照明光の光量が低下するという問題があった。
図1(A)および図1(B)に示すように、本発明の実施形態にかかる照明器具10は、例えば天井面(被取付面)11に設けられている取付開口12に取り付けられて天井裏13に収容され、下方へ照明光を照射するダウンライトとして使用することができる。
なお、以下の説明において、光照射方向を下方(下側)と云い、光照射方向と反対側を上方(上側)と云うこととする。
凹部22の上面23には、回路基板211にLED212を実装したLED光源21が取り付けられており、LED光源21の下側には、反射板24が設けられている。
反射板24は、下方に向かって徐々に内径が大きくなる円錐台形状の反射面を有しており、LED光源21から発せられた光を下方へ反射する。
放熱フィン27の上側には、矩形板状のブラケット25が配置されている。
ブラケット25は、灯具20から張り出しているブラケット25の一端部下面に、電源部26が取り付けられている。
また、他端側には、ブラケット25の左右両側端縁から下方に直角に折曲げ形成した一対の取付脚251を有しており、灯具20または後述する取付金具30にねじ止め(ねじ252)される。
なお、脚部32は、折曲げ加工により支持板31と一体で設けることができるが、別個に設けて結合することもできる。
支持板31の中心部には、LED光源21の光を下方へ取り出す開口部(光取出部)33が設けられている。
開口部33には、下方に向かって徐々に内径が大きくなる略円錐台形状のテーパ部34が設けられている。
なお、テーパ部34の傾斜角度については、詳細を後述する。
脚部32は、全体L字形状に形成されており、支持板31に直交して上方に形成された脚321と、脚321の上端を水平方向に折曲げた支持部322を有する。
なお、脚部32の側面には、支持板31の外周縁から連続するすりつけ部35が設けられている。
また、電源部26が取り付けられているブラケット25は、一対の脚部32を結ぶ線に対して直交する方向に取り付けられる。
立壁部42は、折曲げ加工により枠受部41と一体で設けることができるが、別個に設けて結合することもできる。
立壁部42は、枠受部41において対称位置に対向して設けられており、立壁部42の上端は水平に折曲げられて、取付部43が設けられている。
取付部43には、取付金具30の脚部32の支持部322が上方から重ねられ、ねじ等で固定されて取り付けられる。
押え板44は、スリット421から外側に突出しており、常時、バネ部材(図示省略)によって下方に付勢されている。
従って、枠体40を天井面11の取付開口12に取り付ける際には、押え板44の下降する力により、枠受部41の上面と押え板44との間に天井を挟んで支持する。
コーン部材50は、お椀を伏せたような円錐台形状をしており、上端部の天板51および下端部の鍔部52を有し、内面53は鏡面仕上げ等を施して反射面となる。
天板51の中央部には入射側開口511が設けられている。入射側開口511の内径は取付金具30のテーパ部34の下端部における外径よりも大きく形成されており、入射側開口511にテーパ部34の下端部が嵌入する。
鍔部52の下面は、照明器具10を取付開口12に取り付けた際に天井面11の下方に露出するものであり、下方から見た外観を良好にするように形成されている。
本来、LED光源21からの光および反射板24で反射した光は、コーン部材50により所定の範囲に照射される。
しかしながら、反射板24とコーン部材50との間に、取付金具30が設けられているので、取付金具30に光が照射されて反射すると、予め設定された所定の範囲の外側に照射される場合があり、グレアを生じるおそれがある。
すなわち、図4に示すように、反射板24の照射開口淵における第一の点P1と、コーン部材50の照射開口淵において第一の点P1に対向する位置にある第二の点P2と、を結んだ直線L1と、天井面11との成すグレアカット角度θ(以後、「角度θ」という。)の範囲内に光が照射されるとグレアを生じる。
この場合には、LED光源21からの光LBA1、あるいは反射板24で反射した光LBA2が取付金具30の垂直面36で反射すると、反射光LBBは、コーン部材50の第二の点P2を通って、角度θの範囲内に照射されるおそれがある。
これにより、LED光源21からの光LBA1、あるいは反射板24で反射した光LBA2が取付金具30のテーパ部34に照射されても、反射光LBA3は直線L1よりも下方に照射されるので、角度θの範囲に光が照射されるのを防止する。
なお、テーパ部34は、直線的に傾斜した場合および曲線的に傾斜した場合が可能である。
図1および図2に示すように、LED光源21およびLED光源21からの光を所定方向に反射する反射板24を備えた灯具20は、取付金具30を介して、天井面11に取り付けられる枠体40に取り付けられる。
取付金具30は開口部33を有しており、LED光源21からの光や反射板24で反射した光は、開口部33から枠体40に取り付けられているコーン部材50に取り出され、所定方向に照射される。
ここで、テーパ部34の傾斜角度を、反射板24の照射開口淵における第一の点P1と、コーン部材50の照射開口淵において第一の点P1に対向する位置にある第二の点P2と、を結んだ直線L1よりも照射側に光LBA3を反射するようにした。
従って、LED光源21または反射板24からテーパ部34に照射され反射した光LBA3は、第一の点P1と第二の点P2を結んだ直線L1の外側、すなわち角度θの範囲内に照射されない。
これにより、照明光の光量を低下させることなくグレアの防止を図ることができる。
例えば、前述した実施形態においては、光源としてLED212を1個用いた場合を例示したが、LED212を複数個用いることも可能である。
また、前述した実施形態においては、光源としてLED212を用いた場合を例示したが、光源の種類は、これに限定するものではない。
11 天井面(被取付面)
20 灯具
21 LED光源(光源)
24 反射板
30 取付金具
33 開口部(光取出部)
34 テーパ部
40 枠体
50 コーン部材
L1 直線
P1 第一の点
P2 第二の点
Claims (1)
- 被取付部に取り付けられて下方を照明する照明器具であって、
光源と、前記光源の下側に設けられると共に、前記光源からの光を下方に反射する反射板と、を有する灯具と、
前記被取付部に取り付けられる枠体と、
前記灯具の下面を支持する板状の支持板と、前記支持板の中心部に設けられ、下方に向かって徐々に内径が大きくなるテーパ部からなる光取出部と、を有するとともに、前記灯具の下方に設けられて前記灯具を前記枠体に取り付ける取付金具と、
入射開口が設けられた上端部の天板と、前記天板に連続し、下端部の照射開口に向かって広がるように傾斜した反射面と、を有し、前記取付金具の下方に設けられるコーン部材と、
を有し、
前記反射板で反射して、前記取付金具の前記光取出部における前記テーパ部の内面で反射されることなく直接、前記コーン部材の前記照射開口から下方に出射される光の光線と前記被取付部の下面とがなす角度のうち、最も小さい角度をグレアカット角とする場合に、前記取付金具の前記光取出部における、前記テーパ部の内面で反射して前記コーン部材の前記照射開口から下方に出射される光の光線と前記被取付部の下面とがなす角度が前記グレアカット角よりも小さくならないように、前記取付金具の前記光取出部における前記テーパ部の傾斜角度が設定されている照明器具。
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