JP5967410B2 - 搬送部品の停止通過ユニット - Google Patents

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この発明は、ケース本体の摺動空間を進退する開閉部材によって、入口側部品供給管と出口側部品供給管を連通させたり、遮断したりする搬送部品の停止通過ユニットに関している。
特許第4277929号公報の図4には、ケース本体に入口側部品供給管と出口側部品供給管が結合され、前記ケース本体の摺動空間を進退する開閉部材が設けられ、前記開閉部材には停止部と通過部が設けられ、前記開閉部材が進退することにより、前記通過部が前記入口側部品供給管と前記出口側部品供給管を連通させたり、前記停止部が前記入口側部品供給管と前記出口側部品供給管を遮断したりする搬送部品の停止通過ユニットが記載されている。
特許第4277929公報
一般的に、部品はパーツフィーダから延びてきている部品通路管内を搬送空気で圧送されるようになっている。このような空気搬送においては、部品の進行方向で見て、部品後方の気圧と部品前方の気圧の圧力差が部品の質量にとって適当な値でなければならない。例えば、搬送空気の気圧が著しく高い場合であると、部品と部品通路管の内面との空隙を通過する空気量が多いために、部品前後の圧力差が少なくて十分な値に達することがなく、部品は部品供給管の途中で停止する現象が発生する。このような現象は、部品前方の空気を部品通路管の端部近くで排出するようにしても、この排出量が不十分であると、部品前後の圧力差が十分な値に達しないこととなる。
とくに、部品通路管の端部近傍に排気口を開けたものであると、排気口を通過するときの排気音が強くなり、工場環境を悪化させることとなる。さらに、排気口から噴出した空気が近隣の電気制御機器類を直撃したりすると、同機器に支障が発生する虞がある。
本発明は、上記の問題点を解決するために提供されたもので、部品前方の空気を部品搬送にとって最も有利な箇所から排出して、適確な部品搬送を実現するとともに、排気騒音に関する問題を解消することのできる搬送部品の停止通過ユニットの提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、ケース本体に入口側部品供給管と出口側部品供給管が結合され、前記ケース本体の摺動空間を進退する開閉部材が設けられ、前記開閉部材には停止部と通過部が設けられ、前記開閉部材が進退することにより、前記通過部が前記入口側部品供給管と前記出口側部品供給管を連通させたり、前記停止部が前記入口側部品供給管と前記出口側部品供給管を遮断したりするものであって、部品は前記入口側部品供給管に接続された部品通路管内を搬送空気によって圧送されるものにおいて、前記開閉部材と部品の間の空気を排出する排気通路が、前記開閉部材に設けてあり、前記排気通路は、一端が前記停止部の停止面に開口しているとともに、他端が前記開閉部材の横側面に形成した連通路に開口しており、前記連通路は、前記開閉部材の前記停止面側の横側面に開閉部材の進退方向に沿って形成されているとともに、前記ケース本体に前記連通路に連通する排気口が設けられ、前記停止面に部品が衝突して形成された窪み変形部の変形部分が前記横側面の方へ押し出されて形成された膨出部を、前記連通路の空間に膨らませるように構成したことを特徴とする搬送部品の停止通過ユニットである。
前記開閉部材と部品の間の空気を排出する排気通路が、前記開閉部材に設けてあるので、部品通路管から入口側部品供給管におよぶ部品供給通路の最後端部に、排気通路が配置されていることとなる。したがって、部品が開閉部材に受け止められる段階まで部品の前後に搬送空気の圧力差が存続するので、部品に対する搬送力は、部品が停止させられるまで確実に維持でき、搬送空気による部品圧送が高い信頼性のもとで実現する。
排気通路が形成された開閉部材はケース本体内に収容された状態になっているので、排気通路において発生する排気騒音はケース本体によって遮蔽され、外部に漏れる騒音量が少なくなって工場環境改善の面で好適である。
前記排気通路は、一端が前記停止部の停止面に開口しているとともに、他端が前記開閉部材の横側面に形成した連通路に開口している。
前記停止部の停止面に排気通路の一端が開口しているので、部品通路管から入口側部品供給管におよぶ部品供給通路の最後端部に、排気通路が配置されていることとなる。さらに、排気通路の他端は、開閉部材の横側面に形成した連通路に開口しているので、排気通路自体が屈曲した通路形状となり、搬送空気はさらに流通方向を変えて連通路を通過する。このような搬送空気の通路形状は、搬送空気の流れに流路抵抗を付与することとなり、排気音の低減にとって好適である。一般に、気体流の排気音の低減には、空気の急膨張、ウール材による吸音、流路抵抗の利用、共鳴による騒音低減などが採用されるが、ここでは流路抵抗の活用と、ケース本体による遮蔽が効果的になっている。
前記連通路は、前記開閉部材の前記停止面側の横側面に開閉部材の進退方向に沿って形成されているとともに、前記ケース本体に前記連通路に連通する排気口が設けられている。
前記連通路を通過した搬送空気は、ケース本体に設けた排気口を経て外部に放出される。したがって、この排気口の開口位置を選定することによって、近隣の電気制御機器などへの空気直撃を回避することができる。また、開閉部材の停止面に部品が激突を繰り返すと、停止面が凹んだ形状に変形し、これにともなって停止面側の横側面が膨出した変形を呈する。しかし、前記連通路は、前記開閉部材の前記停止面側の横側面に開閉部材の進退方向に沿って形成されているので、横側面における膨出は連通路の空間において吸収される。したがって、開閉部材の摺動抵抗が大きくなって進退動作が悪化するようなことが防止できる。
装置全体を示す側面図である。 停止通過ユニットの各部の断面図である。 開閉部材の断面図と平面図である。
つぎに、本発明の搬送部品の停止通過ユニットを実施するための形態を説明する。
図1〜図3は、本発明の実施例1を示す。
最初に、供給される部品について説明する。
部品としては、電動モータの回転軸、自動車ボディのドアヒンジ軸、自動車の各部パネルに溶接されるプロジェクションボルトなど種々なものが挙げられる。この実施例における部品は、プロジェクションボルトである。
図1(B)に示すように、部品5は鉄製のプロジェクションボルトであり、雄ねじが切られた軸部6と、この軸部6に一体化されている円形のフランジ部7と、フランジ部7の中央部に形成された溶着用突起8によって構成されている。なお、以下の説明において、プロジェクションボルトを単にボルトと表現する場合もある。
プロジェクションボルト5の各部寸法は、軸部6の直径と長さはそれぞれ5.5mmと21mm、フランジ部7の直径と厚さはそれぞれ13.5mmと1mm、溶着用突起8の直径と高さはそれぞれ7.5mmと1.3mmである。
つぎに、供給装置全体の構造を説明する。
供給装置全体としては、定置式溶接機に装着されるもの、ロボット装置で動作するCガンやXガンに装着されるもの等種々なものがある。図1は、前者の定置式溶接機に装着される場合である。供給装置は符号100で示されている。
詳しくは図示していないが、定置式溶接機200は、床から起立している支柱17に水平方向に延びている支持アーム18が固定され、この支持アーム18に固定電極19が取り付けられている。固定電極19の中央部に鉛直方向の受入孔20が形成され、供給装置100の動作により受入孔20にボルト5の軸部6が挿入される。したがって、ボルト5の供給の目的箇所は、受入孔20である。
静止部材21は、支柱17または支柱17に一体化された部材である。この静止部材21に支持部材22が固定されている。挿入駆動手段である挿入エアシリンダ23内をピストン24が摺動し、そのピストンロッド25が支持部材22に固定されている。ピストン24は静止状態であり、ピストン24の上側に上昇室26、下側に下降室27が形成されている。上昇室26または下降室27に作動空気が供給されると、挿入エアシリンダ23が相対的に進退する。この進退方向は鉛直方向に設定してある。符号28、29は、上昇室26と下降室27に接続されている作動空気の給排通路管である。
挿入エアシリンダ23は、鉛直方向に延びている支持基部材31にボルト付けなどで固定されている。この支持基部材31は、枠状部材や板状部材などで形成されるが、ここでは後者の板状部材であり、分厚いステンレス鋼製の板材で作られている。
支持基部材31の上部に、進退駆動手段であるエアシリンダ32が斜め方向の姿勢で固定されている。このエアシリンダ32のピストンロッドが供給ロッド1である。供給ロッド1の先端に保持ヘッド2が固定されている。
つぎに、保持ヘッドについて説明する。
保持ヘッド2には、下向きに開口している円形の保持凹部9が形成されている。この保持凹部9は、保持ヘッド2から下方に延びている円筒状の部材の内側空間によって形成されている。保持凹部9の天井面10にフランジ部7が着座するようになっている。フランジ部7を天井面10に吸着させるために、吸引手段が保持ヘッド2に設けられている。吸引手段としては、空気吸引によるものや磁石によるものなど色々なものが採用されているが、ここでは磁石によるものである。永久磁石11が保持ヘッド2に埋設してある。天井面10の中央部に溶着用突起8を収容する収容凹部12が形成されている。
部品供給管3の出口開口部4に通過空間13が設けられ、供給ロッド1が進出するときに軸部6が部品供給管3に接触しないようになっている。この通過空間13は、出口開口部4の管材を切り欠いて形成したもので、軸部6が送出される側に配置してある。
保持ヘッド2が部品供給管3の出口開口部4に合致しているときに、ボルト5がパーツフィーダから空気搬送によって移送されてくる。そして、待機している保持ヘッド2に送り込まれてフランジ部7が天井面10に着座し、永久磁石11で吸引保持がなされる。このように吸引保持がなされているときには、軸部6と部品供給管3が同軸状態になっている。
保持ヘッドの機能は部品を保持して目的箇所へ移送するものであるから、図1に示した構造態様以外に、種々なものを採用することができる。たとえば、フランジ部7を板ばねで挟み付けてボルト保持をするものや、フランジ部7を空気吸引で保持するもの等が採用できる。
パーツフィーダ33からボルト5が1本ずつ送出されるようになっており、そのために搬送空気の噴射ノズル34が配置してある。この噴射空気によって送出されたボルト5は、ウレタン樹脂などで作られた供給ホース35を通って保持ヘッド2に供給される。
つぎに、停止通過ユニットについて説明する。
搬送空気で搬送されたボルト5は、供給ホース35内を高速で移送されて保持ヘッド2の天井面10で受け止められるので、天井面10には大きな衝撃力が作用する。このため、天井面10に圧痕が形成されて、フランジ部7が正しい姿勢で天井面10に着座できなくなる虞がある。このような問題を回避するために、停止通過ユニット36を設けて、高速で移送されてくるボルト5を一旦停止し、天井面10に対する衝撃を緩和するようになっている。
断面矩形の細長いケース本体37が支持基部材31に固定され、その内部に断面矩形の摺動空間38が形成されている。この摺動空間38内に、断面矩形の細長い開閉部材39が進退自在な状態ではめ込んである。開閉部材39に中実の停止部40と、孔によって形成された通過部41が設けてある。開閉部材39を進退させるエアシリンダ42が支持基部材31に固定され、そのピストンロッド43が開閉部材39に結合してある。エアシリンダ42やケース本体37の配置姿勢は、開閉部材39が水平方向に進退するように設定してある。
入口側部品供給管44に前記供給ホース35が接続してあり、出口側部品供給管が前述の部品供給管3である。入口側部品供給管44と出口側部品供給管3は同軸上に配置してあり、摺動空間38に開口している。図2(A)に示すように、停止部40が入口側部品供給管44と出口側部品供給管3に合致して両部品供給管44と3が遮断されているときに、ボルト5が2点鎖線図示のように搬送空気で移行してくると、ボルト5は停止部40で一旦停止し、衝撃力がここで受け止められる。
ついで、エアシリンダ42の動作で開閉部材39が右方へ移動して通過部41が入口側部品供給管44と出口側部品供給管3に合致すると、ボルト5は搬送空気によって保持ヘッド2に低速で送り込まれ、フランジ部7が天井面10に着座する。この状態でボルト5は、永久磁石11で吸引されて落下しないようになる。
軸部6の先端部が受入孔20に進入した段階で軸部6全体を受入孔20内に挿入するために、空気噴射を利用するようになっている。保持ヘッド2に空気通路45が形成され、その一端が収容凹部12に開口し、他端に伸縮可能なコイル状の空気ホース46が接続され、止め金具16を経て空気切換弁(図示していない)に接続されている。
つぎに、部品供給動作を説明する。
図1は、保持ヘッド2が部品供給管3の出口開口部4に合致し、空気搬送によって部品供給管3を移動してきたボルト5が保持ヘッド2の天井面10に吸引保持がなされている状態を示している。ここでエアシリンダ32が動作して供給ロッド1が進出し、軸部6の下端部が通過空間13を通り抜け、軸部6が受入孔20と同軸になった箇所で停止する。ついで、挿入エアシリンダ33の下降室27に作動空気が供給されると、シリンダ23、支持基部材31、エアシリンダ32、保持ヘッド2、軸部6が一体になって下降し、軸部6の先端部が受入孔20に進入する。これと同時に、空気通路45から空気噴射がなされて、永久磁石11の吸引力を上回った空気押し出し力でボルト5が受入孔20内へ挿入されて、ボルト供給が完了する。
図示していないが、ボルト5が受入孔20内に挿入されると、ついで鋼板部品が溶着用突起8の上に載せられ、その後、可動電極が進出してきて鋼板部品を加圧し、溶接電流が通電されて溶接が完了する。
つぎに、排気通路について説明する。
プロジェクションボルト5と開閉部材39との間の空気を排出するために、排気通路47が開閉部材39の停止部40の箇所に設けてある。排気通路47は、図2に示すように、L字型に屈曲した形状であり、一端が図2(C)に示すように、停止部40の停止面48に開口しているとともに、他端が図2(B)に示すように、前記開閉部材39の横側面49に形成した連通路50に開口している。連通路50は、開閉部材39の停止面48側の横側面49に開閉部材39の進退方向に沿って形成されている。そして、ケース本体37の一部に連通路50に連通する排気口51が設けられている。
前記連通路50は、図2から明らかなように、停止面48に近い側の横側面49に開閉部材39の進退方向に沿って形成されている。換言すると、連通路50は開閉部材39の横側面49に設けてあるが、入口側部品供給管44側に片寄せて形成されている。この形成は、直方体状の開閉部材39の横側面49を機械加工で切り欠いてある。図示の場合は、排気通路47は4つ形成されているが、これを必要に応じて増減させることも可能である。
排気口51は、ケース本体37の最も奥の箇所に設けてある。このような箇所に設けることによって、排気通路47、連通路50を通過した搬送空気は摺動空間38において急膨張をするので、騒音発生が抑制されて排気音の低減に効果的である。なお、このような急膨張による利点はないが、別の排気口として符号52で示した箇所に設けることも可能である。
図3(A)は、停止部40の箇所の断面図である。高速で移送されてきたボルト5が停止面48に受け止められると、その衝撃力で停止面48は2点鎖線で示すように窪み変形部54となる。このような窪み変形部54が形成されると、その変形部分が横側面49の方へ押し出されて膨出部55が形成される。図3(A)では理解しやすくするために、窪み変形部54や膨出部55の変形量を誇張して図示してあるが、実際には肉眼では判別しにくい変形量である。このような変形が発生すると、摺動空間38内における開閉部材39の摺動抵抗が大きくなり、進退動作が円滑になされないという問題が発生する。
そこで、連通路50が停止面48側に形成されていることにより、前述の膨出部55が連通路50の空間に膨らむので、開閉部材39の摺動抵抗が大きくなることが防止でき、円滑な進退動作が確保できるのである。
図3(B)に示すように、真っ直ぐな排気通路47が停止部40を貫通していると、窪み変形部54による変形応力が排気通路47の全域に及ぶので、通常の材料であるステンレス鋼製の開閉部材39であると、最悪の場合には符号56で示すようなクラックの発生が懸念される。しかし、図2に示すように、排気通路47をL字型に屈曲した形状とし、連通路50に開口させておくことにより、上記変形応力が膨出部55のように分散されて、上述のようなクラック発生の懸念が解消される。なお、このようなクラック発生の懸念については、開閉部材39を特殊鋼で製作することにより、原価は高くなるが、解消することができる。
なお、上記各種のエアシリンダに換えて、進退出力をする電動モータを採用することもできる。また、上記各種の永久磁石を電磁石に置き換えることも可能である。
上述の供給ロッドの進退動作や空気噴射などの動作は、一般的に採用されている制御手法で容易に行うことが可能である。制御装置またはシーケンス回路からの信号で動作する空気切換弁や、エアシリンダの所定位置で信号を発して前記制御装置に送信するセンサー等を組み合わせることによって、所定の動作を確保することができる。
以上に説明した実施例1の作用効果は、つぎのとおりである。
前記開閉部材39とボルト5の間の空気を排出する排気通路47が、前記開閉部材39に設けてあるので、部品通路管35から入口側部品供給管44におよぶ部品供給通路の最後端部に、排気通路47が配置されていることとなる。したがって、ボルト5が開閉部材39に受け止められる段階までボルト5の前後に搬送空気の圧力差が存続するので、ボルト5に対する搬送力は、ボルト5が停止させられるまで確実に維持でき、搬送空気による部品圧送が高い信頼性のもとで実現する。
排気通路47が形成された開閉部材39はケース本体37内に収容された状態になっているので、排気通路47において発生する排気騒音はケース本体37によって遮蔽され、外部に漏れる騒音量が少なくなって工場環境改善の面で好適である。
前記排気通路47は、一端が前記停止部40の停止面48に開口しているとともに、他端が前記開閉部材39の横側面49に形成した連通路50に開口している。
前記停止部40の停止面48に排気通路47の一端が開口しているので、部品通路管35から入口側部品供給管44におよぶ部品供給通路の最後端部に、排気通路47が配置されていることとなる。さらに、排気通路47の他端は、開閉部材39の横側面49に形成した連通路50に開口しているので、排気通路47自体が屈曲した通路形状となり、搬送空気はさらに流通方向を変えて連通路50を通過する。このような搬送空気の通路形状は、搬送空気の流れに流路抵抗を付与することとなり、排気音の低減にとって好適である。一般に、気体流の排気音の低減には、空気の急膨張、ウール材による吸音、流路抵抗の利用、共鳴による騒音低減などが採用されるが、ここでは流路抵抗の活用と、ケース本体による遮蔽が効果的になっている。
前記連通路50は、前記開閉部材39の前記停止面48側の横側面49に開閉部材39の進退方向に沿って形成されているとともに、前記ケース本体37に前記連通路50に連通する排気口51および52が設けられている。
前記連通路50を通過した搬送空気は、ケース本体37に設けた排気口51および52を経て外部に放出される。したがって、この排気口51および52の開口位置を選定することによって、近隣の電気制御機器などへの空気直撃を回避することができる。また、開閉部材39の停止面48にボルト5が激突を繰り返すと、停止面48が凹んだ形状に変形して窪み変形部54が形成され、これにともなって停止面48側の横側面49が膨出した変形を呈して膨出部55が形成される。しかし、前記連通路50は、前記開閉部材39の前記停止面48側の横側面49に開閉部材39の進退方向に沿って形成されているので、横側面49における膨出は連通路50の空間において吸収される。したがって、開閉部材39の摺動抵抗が大きくなって進退動作が悪化するようなことが防止できる。
上述のように、本発明の装置によれば、部品前方の空気を部品搬送にとって最も有利な箇所から排出して、適確な部品搬送を実現するとともに、排気騒音に関する問題を解消することができる。したがって、自動車の車体溶接工程や、家庭電化製品の板金溶接工程などの広い産業分野で利用できる。
1 供給ロッド
2 保持ヘッド
3 部品供給管、出口側部品供給管
5 部品、プロジェクションボルト
34 噴射ノズル
35 供給ホース
36 停止通過ユニット
37 ケース本体
39 開閉部材
38 摺動空間
40 停止部
41 通過部
44 入口側部品供給管
47 排気通路
48 停止面
49 横側面
50 連通路
51 排気口
52 排気口
54 窪み変形部
55 膨出部
56 クラック

Claims (1)

  1. ケース本体に入口側部品供給管と出口側部品供給管が結合され、前記ケース本体の摺動空間を進退する開閉部材が設けられ、前記開閉部材には停止部と通過部が設けられ、前記開閉部材が進退することにより、前記通過部が前記入口側部品供給管と前記出口側部品供給管を連通させたり、前記停止部が前記入口側部品供給管と前記出口側部品供給管を遮断したりするものであって、部品は前記入口側部品供給管に接続された部品通路管内を搬送空気によって圧送されるものにおいて、
    前記開閉部材と部品の間の空気を排出する排気通路が、前記開閉部材に設けてあり、
    前記排気通路は、一端が前記停止部の停止面に開口しているとともに、他端が前記開閉部材の横側面に形成した連通路に開口しており、
    前記連通路は、前記開閉部材の前記停止面側の横側面に開閉部材の進退 方向に沿って形成されているとともに、前記ケース本体に前記連通路に連通する排気口が設けられ、
    前記停止面に部品が衝突して形成された窪み変形部の変形部分が前記横側面の方へ押し出されて形成された膨出部を、前記連通路の空間に膨らませるように構成したことを特徴とする搬送部品の停止通過ユニット。
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