JP5966774B2 - 電気音響変換器 - Google Patents

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Description

本発明は、超磁歪振動素子を用いて電気信号を音響信号に変換する電気音響変換器に関する。
超磁歪振動素子を用いて電気信号を音響信号に変換する電気音響変換器が実用化されている。一例として、特許文献1には、超磁歪振動素子を用いた電気音響変換器(磁歪スピーカ)が記載されている。
特開2005−176055号公報
超磁歪振動素子は、超磁歪材料と、超磁歪材料に磁気を与えるコイルとを含む。コイルに電流を流して超磁歪材料に磁気を与えると、超磁歪材料が伸縮する。これによって、超磁歪振動素子は極めて微小に振動する。超磁歪振動素子は伸縮する長さは短いが、超磁歪振動素子に接触した部材に対して非常に強い力を伝えることができる。
超磁歪振動素子を用いた電気音響変換器においても、高音質化が求められている。高音質化のためには、超磁歪振動素子をどのように固定して、音を発生させる部材に対して超磁歪振動素子が発生する強い力をどのように伝えるのかが重要となる。超磁歪振動素子の固定構造や超磁歪振動素子が発生する力の伝達構造が適切でないと、振動伝達ロスが発生して高音質の音響信号を発生することはできない。
本発明はこのような要望に対応するため、超磁歪振動素子を用いて、電気信号を高音質の音響信号に変換することができる電気音響変換器を提供することを目的とする。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、超磁歪振動素子(21)を内部に収納し、前記超磁歪振動素子に電気信号が供給されることによって発生する前記超磁歪振動素子の振動が伝達されて振動する振動部(23)を有する超磁歪振動素子収納体(20)と、前記超磁歪振動素子収納体を保持するホルダ(30)と、前記ホルダに対して弾性部材(42〜44)を介して嵌合状態で装着され、前記振動部の振動が伝達される振動伝達体(40)と、前記超磁歪振動素子収納体を保持するホルダ及び前記ホルダに装着された前記振動伝達体よりなる超磁歪振動素子組立体(50)を収納し、前記振動伝達体に伝達された振動が伝達されて音を発生する収納体(10)とを備え、前記超磁歪振動素子収納体及び前記ホルダは、前記収納体に対してフローティング状態となっていることを特徴とする電気音響変換器を提供する。
上記の電気音響変換器において、前記ホルダ及び前記振動伝達体はそれぞれ金属により形成されていることが好ましい。
上記の電気音響変換器において、前記ホルダはアルミニウムまたは亜鉛により形成され、前記振動伝達体は真鍮により形成されていることが好ましい。
上記の電気音響変換器において、前記ホルダは、円形の開口(31a)を有する円形部(31)と、前記円形部から突出し、前記超磁歪振動素子収納体を収容する収容凹部(322)が形成された突出部(32)とを有し、前記振動伝達体はリング状部材(41)により形成され、前記リング状部材が前記弾性部材を介して前記円形部の内側に嵌合状態で装着されていることが好ましい。
上記の電気音響変換器において、前記収納体は板材によって形成され、前記収納体は、前記板材の一方の面側に形成され、前記超磁歪振動素子組立体を収納する収納凹部(11)を有し、前記収納凹部は蓋(18)によって覆われており、前記リング状部材は、前記収納凹部の底面と前記蓋の裏面とで挟まれていることが好ましい。
上記の電気音響変換器において、前記超磁歪振動素子収納体及び前記ホルダは、前記収納凹部の底面及び前記蓋の裏面の双方に非接触であることが好ましい。
本発明の電気音響変換器によれば、超磁歪振動素子を用いて、電気信号を高音質の音響信号に変換することができる。
一実施形態の電気音響変換器を示す斜視図である。 一実施形態の電気音響変換器で用いる超磁歪振動素子収納体の一例構成を示す平面図である。 図2に示す超磁歪振動素子収納体を保持するためのホルダの一例構成を示す斜視図である。 図2に示す超磁歪振動素子収納体を図3に示すホルダに装着して両者を一体化した状態を示す斜視図である。 一実施形態の電気音響変換器で用いる振動伝達体の一例構成を示す斜視図である。 図5に示す振動伝達体を構成するリング状部材を示す斜視図である。 図2に示す超磁歪振動素子収納体を図3に示すホルダに装着し、ホルダに図5に示す振動伝達体を装着した超磁歪振動素子組立体を示す斜視図である。 図7に示す超磁歪振動素子組立体の断面図である。 一実施形態の電気音響変換器で用いる収納体の一例構成を示す斜視図である。 図9に示す収納体の収納凹部内に超磁歪振動素子組立体を収納した状態を示す斜視図である。 収納体の収納凹部内に超磁歪振動素子組立体を収納して、蓋を閉めた状態を示す斜視図である。 超磁歪振動素子組立体を収納している収納体の部分断面図である。 超磁歪振動素子組立体の変形例を示す平面図である。 リング状部材の変形例を示す断面図である。 一実施形態の電気音響変換器を使用する使用形態の例を示す斜視図である。
以下、一実施形態の電気音響変換器について、添付図面を参照して説明する。図1に示すように、一実施形態の電気音響変換器100は、一例として無垢の板材によって形成された収納体10を備える。収納体10は、後述する超磁歪振動素子を含んで構成されている超磁歪振動素子組立体を内部に収納している。超磁歪振動素子組立体は、電気信号に応じて振動を発生する振動発生部である。
収納体10からは、超磁歪振動素子組立体に音響信号に応じた電気信号を供給するためのコード24が引き出されている。コード24は図示していないアンプ等に接続される。
収納体10に収納されている超磁歪振動素子組立体の具体的構造について説明する。図2において、超磁歪振動素子収納体20は、内部に超磁歪振動素子21(図8に図示)を収納している。超磁歪振動素子収納体20は、円柱状に形成されている。超磁歪振動素子収納体20の後端部からは、超磁歪振動素子21に接続されたコード24が引き出されている。超磁歪振動素子収納体20の先端側の略半分の表面部分には、おねじ22が形成されている。
超磁歪振動素子収納体20の先端部には、超磁歪振動素子21の振動が伝達される振動部23が突出している。従って、超磁歪振動素子収納体20にコード24を介して電気信号が供給されると、外観的には振動部23のみが振動することになる。
図3は、図2に示す超磁歪振動素子収納体20を保持するためのホルダ30を示している。図3に示すように、ホルダ30は、円形の開口31aを有する円形部31と、円形部31から突出した突出部32とを有する。ホルダ30は、超磁歪振動素子収納体20を保持して超磁歪振動素子21を固定する必要があることから、質量の大きい金属で形成することが好ましい。加工のしやすさ等を考慮すると、ホルダ30は、アルミニウムまたは亜鉛のダイカストで形成することが好ましい。
突出部32の幅方向の中央部には、図3の上下それぞれに台形状の凸部321が形成されている。突出部32の幅方向の中央部には、超磁歪振動素子収納体20を収容する収容凹部322が形成されている。収容凹部322の円形部31側の略半分の内周面には、めねじ323が形成されている。めねじ323は、円形部31と突出部32とをダイカストで形成した後にねじ切りをして形成することができる。
超磁歪振動素子収納体20を収容凹部322に進入させて回転させると、おねじ22がめねじ323に螺合して、超磁歪振動素子収納体20は、ホルダ30と強固に一体化される。図4は、超磁歪振動素子収納体20を収容凹部322に収容して、超磁歪振動素子収納体20とホルダ30とを一体化した状態を示している。
円形部31の開口31a内には、図5に示す振動伝達体40が装着される。振動伝達体40は、図6に示すリング状部材41を有する。図6に示すように、リング状部材41の外周面には、ここでは2本の周方向に形成された溝411が形成されている。図5に示すように、溝411には、ゴムによって形成されたOリング42が嵌合している。リング状部材41は金属であることが好ましく、真鍮が最も好ましい。Oリング42は弾性部材であればよくゴムに限定されないが、ゴムが好適である。
図5に示す振動伝達体40を開口31a内に装着すると、図7に示す状態となる。図7に示す、超磁歪振動素子収納体20をホルダ30に装着し、ホルダ30に振動伝達体40を装着した状態の組立体を、超磁歪振動素子組立体50と称することとする。なお、実際に、超磁歪振動素子組立体50を組み立てる際には、ホルダ30に振動伝達体40を装着した後に、超磁歪振動素子収納体20をホルダ30に装着するのが好ましい。
図8は、図7において、突出部32の幅方向の中央で超磁歪振動素子収納体20の頂部を通るように切断した状態を示している。図8より分かるように、Oリング42を装着した状態のリング状部材41は、円形部31の内周面と超磁歪振動素子収納体20の先端部とで形成される略円形の内周面で挟まれている。即ち、振動伝達体40は、ホルダ30の円形部31の内側に嵌合した状態となっている。
この状態において、超磁歪振動素子収納体20より突出している振動部23は、リング状部材41のみに当接している。超磁歪振動素子収納体20はホルダ30によって強固に保持されており、リング状部材41がOリング42を介して円形部31に嵌合した状態となっているので、Oリング42は超磁歪振動素子収納体20を付勢している。従って、振動部23の振動は、極めて損失が少ない状態でリング状部材41に伝達されることになる。
図8より分かるように、リング状部材41の高さは、ホルダ30の円形部31の高さよりも高い。また、リング状部材41の高さは、対向する両側の凸部321の上底に相当する面間距離、即ち、図3における上側の凸部321の上平坦面と下側の凸部321の下平坦面との距離である突出部32の高さよりも高い。従って、超磁歪振動素子収納体20及びホルダ30は、リング状部材41に対してフローティング状態となっている。
以上説明した図7に示す超磁歪振動素子組立体50は、次のようにして収納体10の内部に収納される。図9は、板材である収納体10の裏面を示している。収納体10の裏面側には、上側傾斜面10a、下側傾斜面10b、左右の傾斜面10c,10dが形成されている。これらの傾斜面10a〜10dで囲まれた中央部分には、超磁歪振動素子組立体50を収納するための収納凹部11が形成されている。
収納凹部11内には、収納凹部11の開口を覆うための蓋18(図11に図示)を置く段差部12が形成されている。段差部12に蓋18を置いた状態で、収納凹部11の開口の周囲の面と蓋18とが面一の状態となるよう、段差部12の高さ及び蓋18の厚みが設定されている。
段差部12における収納凹部11の4つの角部と、上側傾斜面10aと下側傾斜面10bとの中央より上側傾斜面10a側に寄った部分には、ここでは図示していないボルトを装着するための孔13が形成されている。孔13内には、鬼目ナット19Nが埋め込まれている。ボルトは、六角穴付きボルトであることが好ましい。
上側傾斜面10aと下側傾斜面10bとの中央より上側傾斜面10a側に寄った部分に設けている孔13は必須ではない。しかしながら、超磁歪振動素子組立体50に近い位置で蓋18を収納体10に固定した方がよいので、上側傾斜面10aと下側傾斜面10bとの中央より上側傾斜面10a側に寄った部分に設けている孔13を設けることが好ましい。
上側傾斜面10a側に寄った収納凹部11の底面には、円形の凹部14が形成されている。凹部14の中央部には、円形の凸部15が形成されている。凸部15の上面は、収納凹部11の底面よりも突出している。円形の凹部14内に円形の凸部15が形成されていることによって、凸部15の周囲はリング状の凹部となっている。このリング状の凹部は、リング状部材41の下面側を凹部内に位置させて、リング状部材41を位置決めするために設けられている。収納凹部11の底面には、上側傾斜面10aと下側傾斜面10bとを結ぶ方向に伸びた矩形状の凹部16が形成されている。凹部16は凹部14と繋がっている。但し、凹部16の深さは凹部14の深さよりも深い。
収納体10の収納凹部11よりも下側傾斜面10b側の部分には、収納凹部11の内壁と下側傾斜面10bとを貫通する貫通孔17が形成されている。
図10は、超磁歪振動素子組立体50を収納凹部11内に収納した状態を示している。超磁歪振動素子組立体50は、凹部14の底面上にリング状部材41の下面が当接し、突出部32の凸部321と凹部16とが非接触で対向した状態となっている。図7における超磁歪振動素子組立体50の下面を収納凹部11の底面に対向させるものとする。コード24は貫通孔17を通して外部へと引き出されている。
図11は、図10の状態で段差部12に蓋18を置いて、収納凹部11を蓋18によって覆った状態を示している。上記のように、それぞれの孔13には鬼目ナット19Nが装着されており、蓋18は、六角穴付きボルト19Bを鬼目ナット19Nに締め付けることによって固定されている。
図12は、図11を、上側傾斜面10aと下側傾斜面10bとを結ぶ方向の超磁歪振動素子収納体20の頂部を外れた位置で切断した部分断面図である。図12に示すように、リング状部材41の下面は凹部14の底面に当接しており、リング状部材41の上面は蓋18の裏面に当接している。蓋18は収納体10の裏面に六角穴付きボルト19Bで強固に固定されていることから、リング状部材41は収納凹部11(凹部14)の底面と蓋18の裏面とで強固に挟まれた状態となっている。
図12では、リング状部材41の外周側が凹部14の外周側に近接してリング状部材41が凸部15の周囲のリング状の凹部内に位置決めされている。凸部15の径を図12の状態よりも大きくしてリング状の凹部の幅を狭くしてもよい。この場合、リング状部材41の内周側を凸部15側に近接させて、リング状部材41をリング状の凹部内に位置決めさせてもよい。
また、図12に示すように、収納凹部11の底面には凹部16が形成されていることから、ホルダ30の突出部32の下面は収納凹部11の底面と非接触である。突出部32と対向する蓋18の裏面には、凹部181が形成されていることから、突出部32の上面は蓋18の裏面と非接触である。円形部31の下面も収納凹部11の底面と非接触であり、円形部31の上面も蓋18の裏面と非接触である。従って、超磁歪振動素子収納体20及びホルダ30は、収納体10及び蓋18に対してフローティング状態となっている。
超磁歪振動素子収納体20にコード24を介して電気信号が供給されると、超磁歪振動素子21が振動する。超磁歪振動素子21が振動することによって、超磁歪振動素子収納体20より突出している振動部23が振動する。振動部23の振動は、リング状部材41へと伝達される。図12に示すように、振動部23からリング状部材41へと伝達される振動の方向は、矢印D1方向である。矢印D1方向は、収納体10の表面と平行な方向である。
リング状部材41は収納体10及び蓋18のみに接触していることから、矢印D1方向の振動は、図12に示すように、矢印D1方向と直交する矢印D2方向への振動へと変換される。矢印D2方向は、収納体10の表面や蓋18の面と直交する方向である。従って、振動部23(超磁歪振動素子21)の振動は、極めて損失が少ない状態で、振動部23からリング状部材41へと、さらに、リング状部材41から収納体10及び蓋18へと伝達されることになる。
これによって、本実施形態の電気音響変換器100においては、図1の収納体10を構成する板材が極めて効率的に振動し、板材の前面(及び裏面)から高音質の音が出力される。電気音響変換器100で再生される音は、上述した超磁歪振動素子21(超磁歪振動素子収納体20)の固定構造や超磁歪振動素子21が発生する力の伝達構造の工夫によって、いわゆる、びびり音をほとんど含むことがなく高音質である。
本実施形態の電気音響変換器100は以上説明した構成の他、種々の変形例を採用することができる。上述した構成では、ホルダ30の円形部31に、Oリング42を装着したリング状部材41(振動伝達体40)を嵌合させているが、弾性部材をリング状部材41の全周に設けなくてもよい。
例えば、図13の(a)に示すように、振動部23が当接する側とは反対側のリング状部材41の表面に弾性シート等の弾性部材43を貼り付けることによって、リング状部材41を円形部31に対して嵌合状態としてもよい。図13の(b)に示すように、円形部31とリング状部材41との間に4つの弾性部材44を挟むことによって、リング状部材41を円形部31に対して嵌合状態としてもよい。弾性部材43,44としては、ゴムの他、ばねを用いてもよい。
リング状部材41の形状は適宜変更可能である。図14において、(a)〜(d)に示す断面図はリング状部材41の形状の例を示している。リング状部材41の形状が異なるものの、ここでは便宜上、図14の(a)〜(d)全てに同じ符号を付している。
図14の(a)は図6に示す形状であり、ここでは簡略化のため溝411を省略している。図14の(b)は、蓋18の裏面と対向する側であるリング状部材41の上面側よりも収納凹部11の底面と対向する側であるリング状部材41の下面側を肉厚とした例である。このようにすると、音を収納体10の裏面よりも前面から多く出力させることができる。
図14の(c),(d)は、振動部23が当接するリング状部材41の上下方向の中央部を肉厚とした例である。このようにすると、振動部23の振動をリング状部材41に伝達させやすくすることができ、リング状部材41に伝達された振動を収納体10及び蓋18へと伝達させやすくすることができる。
リング状部材41の形状は円形に限定されることはなく、多角形等の円形以外であってもよい。但し、円形の方が製作は容易であり、音質の点でも円形の方が好ましい。
ところで、音質を改善するため、特に低音を増強させるために、超磁歪振動素子21を直列的に複数並べて超磁歪振動素子収納体20を構成する場合がある。この場合、超磁歪振動素子収納体20の全長が長くなる。図10より分かるように、超磁歪振動素子収納体20が長くなっても、収納凹部11に収納されている超磁歪振動素子組立体50が下側傾斜面10b側へと長くなるだけである。電気音響変換器100が厚くなることはない。超磁歪振動素子収納体20の長さに関係なく、収納体10の板厚を薄くすることが可能である。
ここで、電気音響変換器100の使用形態の例について説明する。図15の(a)に示すように、超磁歪振動素子組立体50を内蔵している電気音響変換器100をストッパ101で鉛直に近い状態に立て、電気音響変換器100より音を発生させる。図15における矢印は、電気音響変換器100より出力される音を観念的に示している。
図15の(b)は、電気音響変換器100と底板102と上板10と後板104とを組み合わせて2面が開放している箱状に組み立てた例である。後板104を電気音響変換器100で構成することも可能である。図15の(a),(b)では、コード24の図示を省略している。その他、電気音響変換器100を壁に掛けて使用することも考えられる。
本発明は以上説明した本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。収納体10としては無垢の板材であることが好ましいが、合板を用いてもよい。収納体10の材質は木であることが好ましいが、木以外の材質であってもよい。
10 収納体
11 収納凹部
18 蓋
20 超磁歪振動素子収納体
21 超磁歪振動素子
23 振動部
24 コード
30 ホルダ
31 円形部
31a 開口
32 突出部
40 振動伝達体
41 リング状部材
42 Oリング(弾性部材)
43,44 弾性部材
50 超磁歪振動素子組立体
100 電気音響変換器
322 収容凹部

Claims (6)

  1. 超磁歪振動素子を内部に収納し、前記超磁歪振動素子に電気信号が供給されることによって発生する前記超磁歪振動素子の振動が伝達されて振動する振動部を有する超磁歪振動素子収納体と、
    前記超磁歪振動素子収納体を保持するホルダと、
    前記ホルダに対して弾性部材を介して嵌合状態で装着され、前記振動部の振動が伝達される振動伝達体と、
    前記超磁歪振動素子収納体を保持するホルダ及び前記ホルダに装着された前記振動伝達体よりなる超磁歪振動素子組立体を収納し、前記振動伝達体に伝達された振動が伝達されて音を発生する収納体と、
    を備え、
    前記超磁歪振動素子収納体及び前記ホルダは、前記収納体に対してフローティング状態となっている
    ことを特徴とする電気音響変換器。
  2. 前記ホルダ及び前記振動伝達体はそれぞれ金属により形成されていることを特徴とする請求項1記載の電気音響変換器。
  3. 前記ホルダはアルミニウムまたは亜鉛により形成され、前記振動伝達体は真鍮により形成されていることを特徴とする請求項2記載の電気音響変換器。
  4. 前記ホルダは、円形の開口を有する円形部と、前記円形部から突出し、前記超磁歪振動素子収納体を収容する収容凹部が形成された突出部とを有し、
    前記振動伝達体はリング状部材により形成され、前記リング状部材が前記弾性部材を介して前記円形部の内側に嵌合状態で装着されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気音響変換器。
  5. 前記収納体は板材によって形成され、
    前記収納体は、前記板材の一方の面側に形成され、前記超磁歪振動素子組立体を収納する収納凹部を有し、
    前記収納凹部は蓋によって覆われており、
    前記リング状部材は、前記収納凹部の底面と前記蓋の裏面とで挟まれている
    ことを特徴とする請求項に記載の電気音響変換器。
  6. 前記超磁歪振動素子収納体及び前記ホルダは、前記収納凹部の底面及び前記蓋の裏面の双方に非接触であることを特徴とする請求項5記載の電気音響変換器。
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