JP4588568B2 - 超音波送受波器、blt素子の保持構造、blt素子、及び超音波送受波器の製造方法 - Google Patents

超音波送受波器、blt素子の保持構造、blt素子、及び超音波送受波器の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、主要には、多数のBLT素子(ボルト締めランジュバン素子)を配列して備えた超音波送受波器の構成に関する。
特許文献1は、複数の振動素子を支持体に固定してなる超音波送受波器を開示する。この特許文献1の構成は180°ソナーのような超音波送受波器に関するものであり、円筒状のドラムの両側に振動素子固定用のホルダを設け、その素子ホルダに振動素子を挿入するための凹形溝部を設け、先端に係止用の爪を付した構成としている。特許文献1では、素子ホルダの凹形溝部の寸法精度を良くすることによって、振動素子の配列の精度が良くなり音響的性能を向上できるとしている。
また特許文献1の従来技術の部分では、ウレタンゴムシートに振動素子の輻射面側をモールド接着し、これらの振動素子の周囲をスポンジやコルクで貼り付けたものを円筒状ドラムに巻回して振動素子を放射状に配列する構成についても開示されている。
実公平7−17030号公報(第1図、従来技術について第4図)
ここで近年、超音波発生装置のための振動子としては、高出力で耐久性に優れていることから、ボルト締めランジュバン型振動子(Bolt-clamped Langevin Type Transducer、以下BLT素子)が広く使用されてきている。従って、このBLT素子を上記の特許文献1の振動素子として適用することが考えられる。
しかしながら、超音波送受波器で用いられる複数のBLT素子の共振周波数を揃えようとすると電歪素子の寸法が一定せずバラつくことは不可避であり、また、BLT素子の構成部品の寸法誤差が累積することでBLT素子全体の寸法誤差が相当な大きさになる。従って、BLT素子の超音波放射面を同一の位置に揃えようとしても極めて困難である。
また超音波送受波器は、図7に示すように、複数のBLT素子を等間隔で並べて設置し、ビーム合成を行うように構成されている場合がある。この構成でビームを角度θだけ傾斜(ティルト)させたい場合は、BLT素子同士の間隔をb、波長をλとしたときに各BLT素子を2π(b×sinθ)/λずつ位相シフトしながら駆動することになるが(整相駆動)、そのときの理想指向特性を表す指向性関数は、θを角度パラメータとして、D(θ)=W((b・sinθ/λ)−(b・sinθ/λ))で表される。
よって、良好な指向特性を得るためには上式のb・sinθを均等にしなければならず、そのためには、BLT素子の放射面を面一になるように揃えること(放射面の飛出しや凹みをなくすこと)、BLT素子の間隔(距離b)のバラツキをなくすこと、の2点が必要になる。従って、例えば図7の#3の振動子のように放射面が前側に飛び出しているのは好ましくないということになる。
この点に関し、本願の発明者は、上記のビーム合成の場合においてBLT素子の飛出し/凹みによる指向特性への影響をシミュレーション計算した。このシミュレーションではBLT素子を9個並べた場合を計算しており、BLT素子間の間隔b=λ、ビームティルト角θ=30°とした。この結果を図8に3つのグラフとして示す。この図8において、(a)は全てのBLT素子の放射面が面一である理想的な場合、(b)は3番目のBLT素子の放射面のみλ/10だけ飛び出している場合、(c)は3番目のBLT素子の放射面のみλ/10だけ凹んでいる場合である。
この図8に示すように、全てのBLT素子が面一な場合(a)は、角度30°で現れるメインローブが大きく、その両脇に現れるサイドローブが小さい、極めて良好な指向特性が得られている。一方、一部のBLT素子に飛出しがある場合(b)や凹みがある場合(c)は、メインローブが小さくなる一方でサイドローブが相対的に大きくなっており、例えばスキャニングソナーの場合、偽像が発生し易い指向特性になってしまっている。この図8からも、各BLT素子の放射面の飛出しや凹みをなくして複数のBLT素子で放射面を面一に揃えることが、優れた指向特性を得るために重要であることが判る。
ここで一般に、上記の綺麗な指向特性を得るためには、時間位相差で許される輻射面での各素子の飛出し量(凹み量)はλ/32以内が望ましい。そこで計算すると、例えばBLT素子の振動周波数が80kHzの場合、λ/32の値は0.59ミリメートルになる。従って、この小さな許容範囲内にすべてのBLT素子の放射面を位置決めするのは、特許文献1の構成で凹形溝部の寸法精度を良くしたとしても、前述の素子寸法の不均一や寸法誤差の累積の事情もあって、極めて困難である。
なお、上記のように精度良くBLT素子の放射面を位置決めするために、配列治具を用いたり、組立て後にレーザ測定器等で配列精度を直接測定することも考えられる。しかしながら、BLT素子の放射面の位置をレーザ測定器で毎回確認していたのでは、組立ての効率が悪くなり、時間も手間も多く掛かってしまう。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、配列治具の利用や組立て後の放射面の位置精度の測定なしで、単にフレームに取り付けるだけで複数のBLT素子の放射面の位置を飛出し/凹みなく揃えることが可能な構成を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、以下のように構成する、複数のBLT素子をフレームに取り付けて構成される超音波送受波器が提供される。それぞれの前記BLT素子は保持構造を介して前記フレームに取り付けられるものとする。前記保持構造は、当該BLT素子の備えるネジ軸に螺合するとともに、前記フレームに接当する接当部を形成した保持部材と、前記BLT素子と前記保持部材との間に配置されるとともに遮音性を有する弾性部材と、を備える。
この構成により、複数のBLT素子のそれぞれにおいて、予め保持部材を回転させて接当部の位置を同一高さになるよう調整しておくことにより、BLT素子を保持部材を介してフレームに取り付けたときに、BLT素子の放射面を飛出しや凹みのない同一高さに位置決めすることができる。このように、BLT素子をフレームに取り付けるだけで放射面の位置決めが同時にできるので、音響性能に優れた超音波送受波器を小さな製造コスト及び工数で得ることができる。
前記の超音波送受波器においては、前記フレームにはセット孔が形成されており、このセット孔は前記保持部材の一部に対し係合していることが好ましい。
この構成により、保持部材の一部をセット孔に係合させる簡素な構成で、BLT素子をフレームに簡単に取り付けることができる。
前記の超音波送受波器においては、前記保持部材にはスナップ部が設けられ、このスナップ部が前記セット孔に係合することが好ましい。
この構成により、保持部材のスナップ部がセット孔に対し係合完了すると適度なスナップ感が得られるので、BLT素子を容易かつ確実にフレームに取り付けることができ、超音波送受波器の組立て性に優れる。
前記の超音波送受波器においては、前記弾性部材は前記BLT素子のリアマスより後方に配置され、前記保持部材は前記弾性部材の更に後方に配置されていることが好ましい。
この構成により、後方側で保持部材を回転させて弾性部材を圧縮することでBLT素子の前面の超音波放射面を位置決めできる、簡素で合理的なレイアウトが実現される。
前記の超音波送受波器においては、前記保持部材の内部に、前記BLT素子の電極に接続される導線を通過させる経路が形成されていることが好ましい。
この構成により、電力供給源からBLT素子の電極に至る導線の配線経路を容易に確保することができ、また、当該導線を損傷しないよう前記保持部材によって保護することができる。
本発明の第2の観点によれば、以下のように構成する、超音波送受波器のフレームに対しBLT素子を保持させるための保持構造が提供される。当該BLT素子の備えるネジ軸に螺合するとともに、前記フレームに接当する接当部を形成した保持部材と、前記BLT素子と前記保持部材との間に配置されるとともに遮音性を有する弾性部材と、を備える。
この構成により、複数のBLT素子のそれぞれにおいて、予め保持部材を回転させて接当部の位置を同一高さになるよう調整しておくことにより、BLT素子を保持部材を介してフレームに取り付けたときに、BLT素子の放射面を飛出しや凹みのない同一高さに位置決めすることができる。このようにフレームに取り付けるだけで同時に放射面の位置決めができることから、超音波送受波器の製造の手間やコストを低減することができる。
本発明の第3の観点によれば、以下のように構成する、BLT素子が提供される。振動素子と、前面に超音波放射面を備えるフロントマスと、前記振動素子を挟んで前記フロントマスと反対側に配置されて当該フロントマスと共振するリアマスと、前記フロントマス、前記振動素子、及び前記リアマスを連結するためのネジ軸と、このネジ軸に螺合される保持部材と、前記リアマスと前記保持部材との間に配置されるとともに遮音性を有する弾性部材と、を備える。
この構成により、複数のBLT素子のそれぞれにおいて、予め保持部材を回転させて同一高さになるよう調整しておくことにより、BLT素子を基準部材に取り付けたときに、BLT素子の放射面を飛出しや凹みのない同一高さに位置決めすることができる。このように基準部材に取り付けるだけで同時に放射面の位置決めができることから、音響機器の製造の手間やコストを低減することができる。
本発明の第4の観点によれば、以下のような、複数のBLT素子をフレームに取り付けた構成の超音波送受波器の製造方法が提供される。前記フレームに接当可能な接当部を形成した保持部材を、遮音性を有する弾性部材を当該保持部材と前記BLT素子との間に位置させた状態で、前記BLT素子の備えるネジ軸に螺合させる。前記弾性部材を圧縮しながら前記保持部材を回転させてネジ移動させることで、前記接当部と前記BLT素子の超音波放射面との距離を複数のBLT素子で同一になるように調整する。その後、前記保持部材の前記接当部を前記フレームに接当させるようにして前記BLT素子を前記フレームに取り付ける。
この方法により、複数のBLT素子のそれぞれにおいて、予め保持部材を回転させてネジ移動させて接当部と超音波放射面との距離が同一となるよう調整しておくことにより、BLT素子を保持部材を介してフレームに取り付けたときに、BLT素子の放射面を飛出しや凹みのない同一高さに位置決めすることができる。このようにフレームに取り付けるだけで同時に放射面の位置決めができることから、超音波送受波器の製造の手間やコストを低減することができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。図1はBLT素子に対し保持構造を取り付ける様子を示す説明図、図2は位置調整装置の構成を示す側面図、図3は保持部材の位置を調整する様子を示す図である。図4はBLT素子をフレームに取り付ける様子を示す断面拡大図である。図5は、BLT素子がフレームに取り付けられ、超音波送受波器が完成した様子を示す断面拡大図である。
図1の下側に示されるBLT素子1は、フロントマス2とリアマス3との間に、PZT等の圧電セラミックスからなる圧電素子(振動素子)4・5を挟んだ構成となっている。圧電素子4・5の間には、当該圧電素子4・5に電圧を印加するための電極6が取り付けられている。この電極6にはリード線(導線)7が電気的に接続されている。本実施形態では、フロントマス2及びリアマス3は、何れも金属製とされている。フロントマス2の前面には超音波放射面8が形成されている。
フロントマス2の前記超音波放射面8と反対側の面には軸穴9が形成され、この軸穴9に、ネジ軸10の一端に形成されたオネジが螺合されている。このネジ軸10は、圧電素子4・5及びリアマス3の軸孔を挿通しつつ軸方向に延出し、そのリアマス3から突出した部分にオネジを形成して、このオネジにナット11が螺着されている。
上記BLT素子1は、前記ナット11を回転して締め込むことで、フロントマス2と、圧電素子4・5と、リアマス3と、を連結して固着することにより構成されている。そして、電極6にリード線7を介して電圧を印加して圧電素子4・5を所定の周波数で振動させると、この振動によりフロントマス2とリアマス3とが共振し、フロントマス2の超音波放射面8から超音波が放射される。
そして本実施形態では、前記ネジ軸10の一側の部分(フロントマス2螺合側と反対側の部分)に対し、リング状の座金21及びコルク部材(弾性部材)22を挿通している。このコルク部材22は、遮音性を有するとともに、適度な弾性を有するように構成している。このコルク部材22は、前記BLT素子1のリアマス3の後方に配置される。
更に、前記コルク部材22よりも後方には保持部材23が配置され、この保持部材23は前記ネジ軸10の端部に螺合される。この保持部材23は、略円筒状に構成された基体24から軸方向一側にスナップ部25を突出させた構成としている。
前記基体24には軸孔26が貫通状に形成され、この軸孔26の一端側には、前記ネジ軸10に螺合可能なメネジ27が形成されている。また、このメネジ27が形成された側と反対側の前記基体24の端面には、当て面28が形成されている。この当て面28は、スナップ部25の基端部の周囲を取り囲むように円環状に構成されている。
また、前記基体24には挿通孔29が斜状に穿設されており、その一端は基体24の外周面に開口する一方、他端は前記軸孔26に接続している。この挿通孔29は前記リード線7を挿通可能に構成されている。
前記スナップ部25は略円筒状に構成するとともに、その先端部の外周面に環状の凸部(接当部)30を形成している。また適宜の長さのスリット31が周方向に等間隔で複数形成されており、これによって、スナップ部25の先端部が径方向内側へ容易に弾性変形できるようになっている。
以上に説明した構成のうち、座金21、コルク部材22、保持部材23が、BLT素子1を後述するフレームに保持するための保持構造20を構成する。この保持構造20において、前記コルク部材22は前記保持部材23とBLT素子1側のナット11との間に配置され、保持部材23が回転されて超音波放射面8へ近づく方向へネジ移動するに伴って、コルク部材22は軸方向に適宜圧縮される。
そして、このように保持構造20をBLT素子1の後部側に取り付けた後は、図2に示す位置調整装置40を利用して、フロントマス2の超音波放射面8に対する保持部材23の位置決めを行う。
図2に示すように、この位置調整装置40は平板状の基台41を有し、この基台41上には、バー支持体42の基端が固定されている。前記バー支持体42の先端には、導電バー43の一端側が回動自在に支持される。また、前記基台41上には接点支持体44の基端が固定され、この接点支持体44の先端には接点ピン45が取り付けられている。更に基台41上には導電報知手段としてのLED46が設置されている。
導電バー43は導電性の金属で角棒状に構成しており、前記LED46に接続されている。また、位置調整装置40は電池等の電源47を備えている。電源47の正極にはLED46及び導電バー43が電気的に直列接続される。一方、前記接点ピン45は、電源47の負極に電気的に接続されている。
前記基台41上には、前記BLT素子1の超音波放射面8を接当させるための水平面状のセット面48が設けられている。BLT素子1は、当該BLT素子1の前面側の前記超音波放射面8を下向きにして前記セット面48に接触させ、かつ水平方向に適宜位置決めされた状態で、押さえ部材49により上側から固定される。
また、このように位置調整装置40のセット面48にセットされたBLT素子1に対し、回転治具50が装着される。回転治具50は略円板状の部材とされるとともに中心部に係合孔51を備えており、この係合孔51が、BLT素子1の後部側の前記保持部材23の基体24に対し、相対回転不能に嵌合される。なお、回転治具50を上記のように基体24に取り付ける際、前記スナップ部25の先端は回転治具50の前記係合孔51を挿通し、当該回転治具50から上側へ突出することになる。
次に図2の状態から導電バー43を回動させ、BLT素子1に取り付けられた前記保持部材23のスナップ部25の先端に対し、導電バー43を接当させる。この接当状態が図3(a)に示され、この状態では、導電バー43と接点ピン45とは若干離間している。
この図3(a)の状態から回転治具50の周縁部を持って保持部材23を締め込む方向へ回転させていくと、保持部材23が回転治具50とともに回転する。従って、保持部材23は回転に伴い、コルク部材22を軸方向に圧縮しながら、図1に示すネジ軸10とメネジ27の螺合部分を介して下方向へ徐々にネジ移動する。この結果、スナップ部25が下降し、前述した凸部30の位置も少しずつ下降していく。
また、回転治具50の回転に伴ってスナップ部25の先端が下降するので、導電バー43も自重によって徐々に下降回動し、やがて図3(b)に示すように導電バー43が接点ピン45に接触して通電し、LED46が点灯する。従って、LED46の様子を見ながら回転治具50を少しずつ回転させて行き、LED46が点灯したときに回転治具50の回転を直ちに止めれば、前記超音波放射面8に対する保持部材23の位置(凸部30の位置)を所定の位置に位置決めすることができる。
そして本実施形態では、超音波送受波器に用いられる複数のBLT素子1のそれぞれについて、前記位置調整装置40を用いて凸部30の位置を位置決めするようにしている。これにより、複数のBLT素子1における保持部材23の位置(具体的には、超音波放射面8から凸部30までの距離)を一定に揃えることができる。
ここで位置調整装置40は、BLT素子1のセット位置を挟んで一側に導電バー43の回動支点(バー支持体42)を、他側に接点ピン45を、それぞれ配置するレイアウトになっている。従って、保持部材23の上下移動を増幅するように導電バー43の先端が上下移動するので、保持部材23の位置調整を極めて精密に行うことができる。また、前記回転治具50の手で掴む円板部分は比較的大径に構成しており、保持部材23を直接手で掴んで回転させる場合に比べて、保持部材23の回転角度の微調整(ひいては、上下位置の微調整)が精度良く行えるようになっている。
上記に示すように、前記位置調整装置40には位置決めの精度を良好にするための工夫が種々施されている。従って、この位置調整装置40を用いることにより、BLT素子1の超音波放射面8から前記凸部30までの距離のバラツキを、極めて小さく(具体的には、ほぼ±0.1ミリメートル以内)することができている。
なお、保持部材23の位置決めが終了した後は、リード線7を基体24の外周側から前記挿通孔29に挿通させ、軸孔26を通過させてスナップ部25の先端側から外側に引き出しておく。このようにリード線7に保持部材23の内部を通過させるようにすることで、リード線7の配線経路を確保すると同時に、当該リード線7が他の部材と擦れて損傷しないように保護することができる。
そして、上記のように保持部材23の位置を一定に揃えたBLT素子1は、超音波送受波器における基枠(基準部材)としてのフレーム15に対し、図4に示すように取り付けられる。このフレーム15は本実施形態では、アルミ材料を5軸のマシニングセンタによって球面状に削り出し加工したものが用いられている。
上記フレーム15には、BLT素子1を収納するための収納穴16を多数配列させて備えるとともに、当該収納穴16のそれぞれの内底部にはセット孔17が形成されている。この構成で、前記スナップ部25の根元部にリング状のコルク部材18を装着し、この上で、スナップ部25をセット孔17に挿通して先端の凸部30を開口端に係止させることで、BLT素子1を簡単にフレーム15に装着して取り付けることができる。
なお、スナップ部25のセット孔17への挿通が完了すると、内側へ弾性変形していたスナップ部25がパチンと元へ戻ることにより適度なスナップ感が得られ、組立作業者はBLT素子1がフレーム15に確実に組み付けられたことを手に伝わる感触で確認することができ、便宜である。その後、前記リード線7を適宜の電力供給源に接続することで超音波送受波器60が完成し、この超音波送受波器60は例えばスキャニングソナーや、潮流計、計量ソナー等の音響機器のために用いられる。
なお、スナップ部25を嵌着させる際、前記コルク部材18は、前記収納穴16の内底面19と前記保持部材23の当て面28との間で軸方向に圧縮され、その反力が、前記スナップ部25をセット孔17から引き抜く方向に作用する。しかしながら、前記スナップ部25の凸部30が前記セット孔17の開口端に接当して引っ掛かっているので、スナップ部25のセット孔17からの抜脱は阻止される。言い換えれば、前記コルク部材18は、前記凸部30を前記セット孔17の開口端に常時接当させてBLT素子1を位置決めするための付勢力を常時作用させる役割を果たす。
ここで、前記のセット孔17(スナップ部25の凸部30が接触する開口端の部分も含む)の位置精度は、前記マシニングセンタによる加工精度に依存し、一般に良好な精度で位置出しすることができる。そして、スナップ部25の凸部30とBLT素子1の超音波放射面8との距離は、図2に示す位置調整装置40によって、圧電素子4・5の寸法バラツキやBLT素子1全体の寸法誤差にかかわらず、同一となるように予め調整されている。従って、図4や図5のようにBLT素子1を保持構造20を介してフレーム15に取り付けるだけで、複数のBLT素子1の超音波放射面8を同一球面上で揃うように精度良く位置決めすることができ、BLT素子1を整相駆動する用途にも好適な整列精度を実現できるとともに、超音波送受波器60の組立コストや組立工数を削減することができる。
また、セット孔17に保持部材23のスナップ部25を係合させる簡単な取付作業でBLT素子1のフレーム15への固定及び超音波放射面8の位置決めを行えるから、製造が極めて簡単になっている。
以上に示すように、本実施形態の超音波送受波器60は、複数のBLT素子1のそれぞれを保持構造20を介してフレーム15に取り付けて構成されている。そして、この保持構造20は、当該BLT素子1の備えるネジ軸10に螺合するとともに、前記フレーム15に接当する凸部30を形成した保持部材23と、前記BLT素子1と前記保持部材23との間に配置されるとともに遮音性を有するコルク部材22と、を備える。
また、図1に示される構成は、フレーム15に対する保持構造20付きのBLT素子として把握することもできる。即ち本実施形態では、圧電素子4・5と、前面に超音波放射面8を備えるフロントマス2と、前記圧電素子4・5を挟んで前記フロントマス2と反対側に配置されて当該フロントマス2と共振するリアマス3と、前記フロントマス2、前記圧電素子4・5、及び前記リアマス3を連結するためのネジ軸10と、このネジ軸10に螺合される保持部材23と、前記リアマス3と前記保持部材23との間に配置されるとともに遮音性を有するコルク部材22と、を備えるBLT素子が提供されている。
従って、複数のBLT素子1のそれぞれにおいて、予め保持部材23を回転させて凸部30の位置を同一高さになるよう調整しておくことにより、BLT素子1を保持部材23を介してフレーム15に取り付けたときに、BLT素子1の超音波放射面8を飛出しや凹みのない同一高さに位置決めすることができる。このようにBLT素子1をフレーム15に取り付けるだけで放射面の位置決めが同時にできることから、BLT素子1の整相駆動に好適な超音波送受波器60を、小さな製造コスト及び工数で得ることができる。
また、本実施形態の超音波送受波器60においては、前記フレーム15にはセット孔17が形成されており、このセット孔17は前記保持部材23に形成されているスナップ部25に対し係合している。従って、BLT素子1をフレーム15に取り付けるための簡素な構成を実現できる。
また本実施形態においては、前記保持部材23にはスナップ部25が設けられ、このスナップ部25が前記セット孔17に係合している。従って、スナップ部25が完全にセット孔17に対して係合完了すると、スナップ部25の弾性変形が解除されて適度なスナップ感が得られる。従って、組立作業者は、上記スナップ感の感触を確認しながらBLT素子を簡単かつ確実にフレーム15に取り付けることができる。
また本実施形態の超音波送受波器60においては、前記コルク部材22は前記BLT素子1のリアマス3より後方に配置され、また、前記保持部材23は前記コルク部材22の更に後方に配置されている。従って、BLT素子1の後方側で保持部材23を回転させてコルク部材22を圧縮することでBLT素子1の前面の超音波放射面8を位置決めできる、簡素で合理的なレイアウトが実現される。
また、本実施形態においては、前記保持部材23には軸孔26及び挿通孔29が形成されており、挿通孔29及び軸孔26の一部が、前記BLT素子1の電極6に接続されるリード線7が通過する経路になっている。従って、フレーム15の内部側に設置された図略の電力供給源からBLT素子1の電極6に至るリード線7の配線経路を容易に確保することができ、また、当該リード線7の被膜等が損傷しないように前記保持部材23によって保護することができる。
また本実施形態では、以下の方法によって前記超音波送受波器60が製造されている。即ち、先ず図1に示すように、前記フレーム15に接当可能なスナップ部25の凸部30を形成した保持部材23を、遮音性を有するコルク部材22を当該保持部材23と前記BLT素子1との間に位置させた状態で、前記BLT素子1の備えるネジ軸10に螺合させる。次に図3(b)に示すように、前記コルク部材22を圧縮しながら前記保持部材23を回転させてネジ移動させることで、前記凸部30と前記BLT素子1の超音波放射面8との距離を複数のBLT素子1で同一になるように調整する。その後、前記保持部材23の前記凸部30を前記フレーム15(具体的には、セット孔17がフレーム15の内面側に開口させる開口端)に接当させるようにして前記BLT素子1を前記フレーム15に取り付ける。
このような製造方法とすることで、複数のBLT素子1のそれぞれにおいて、予め保持部材23を回転させてネジ移動させて前記凸部30と超音波放射面8との距離が同一となるよう調整しておくことにより、BLT素子1を保持部材23を介してフレーム15に取り付けたときに、BLT素子1の超音波放射面8を飛出しや凹みのない同一高さに位置決めすることができる。そして、上記のようにフレーム15に取り付けるだけで同時に超音波放射面8の位置決めができることから、超音波送受波器60の製造の手間やコストを低減することができる。
なお、図6にはBLT素子1の保持構造の変形例が示され、この変形例の保持構造20では、保持部材23において基体24からスナップ部25の代わりにオネジ部33が突設されている。一方、フレーム15側の前記セット孔17には、前記オネジ部33に螺合可能なメネジ34が形成される。この図6の保持構造20においても、図2に示す位置調整装置40を用いて、超音波放射面8に対する保持部材23の位置(当て面28の位置)が複数のBLT素子1で同一となるよう調整されている。
そして図6に示すように、各BLT素子1は、前記オネジ部33をセット孔17のメネジ34へネジ係合させる(螺合する)ことで、フレーム15に対し取り付けられる。なお、この変形例では図4に示すようなコルク部材18は省略されており、上記のように位置が調整された当て面28と、収納穴16の内底面19とが直接接当することで、BLT素子1の超音波放射面8同士が互いに面一となるよう位置決めされる。従って、図6の変形例では、前記当て面28が接当部に相当する。
以上に実施形態及びその変形例を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記実施形態ではBLT素子1の超音波放射面8を球面上に並べる構成を示したが、これに代えて、平面上に並べる構成や、円筒面上に並べる構成に変更することができる。
前記保持部材23のスナップ部25は、スリット31を省略したスリットなしのスナップ部に変更することができる。
また、前記保持構造20において座金21を省略し、ナット11がコルク部材22に直接接触して保持部材23との間で挟み込む構成に変更することができる。この場合、コルク部材22の端面を確実に受けるために、BLT素子1の締込みのためのナット11を若干大径のものに変更することが好ましい。
保持部材23の位置調整の方法としては、図2に示すような構成の位置調整装置40を用いることに限らず、他の様々な方法を使用することができる。要は、保持部材23を回転させることで、予め定めた所定の位置となるように保持部材23の位置を調整できるものであれば、任意の方法を使用することができる。
BLT素子に対し保持構造を取り付ける様子を示す説明図。 位置調整装置の構成を示す側面図。 保持部材の位置を調整する様子を示す図。 BLT素子をフレームに取り付ける様子を示す断面拡大図。 BLT素子がフレームに取り付けられ、超音波送受波器が完成した様子を示す断面拡大図。 保持部材の変形例を示す断面拡大図。 BLT素子を複数並べてビーム合成を行う場合において、ビームを角度θだけ傾斜させる場合を説明する概念図。 BLT素子を9個並べ、ビームティルト角θ=30°とした場合であって、3番目のBLT素子の飛出し/凹みによる指向特性への影響のシミュレーション結果を示すグラフ図。
符号の説明
1 BLT素子
2 フロントマス
3 リアマス
4・5 圧電素子(振動素子)
6 電極
7 リード線(導線)
8 超音波放射面
10 ネジ軸
11 ナット
15 フレーム(基準部材)
17 セット孔
21 座金
22 コルク部材
23 保持部材
25 スナップ部
26 軸孔(リード線の経路)
29 挿通孔(リード線の経路)
30 スナップ部の凸部(接当部)
50 回転治具
60 超音波送受波器

Claims (8)

  1. 複数のBLT素子をフレームに取り付けて構成される超音波送受波器において、
    それぞれの前記BLT素子は保持構造を介して前記フレームに取り付けられるものとし、
    前記保持構造は、
    当該BLT素子の備えるネジ軸に螺合するとともに、前記フレームに接当する接当部を形成した保持部材と、
    前記BLT素子と前記保持部材との間に配置されるとともに遮音性を有する弾性部材と、
    を備えることを特徴とする、超音波送受波器。
  2. 請求項1に記載の超音波送受波器であって、
    前記フレームにはセット孔が形成されており、このセット孔は前記保持部材の一部に対し係合していることを特徴とする、超音波送受波器。
  3. 請求項2に記載の超音波送受波器であって、
    前記保持部材にはスナップ部が設けられ、このスナップ部が前記セット孔に係合することを特徴とする、超音波送受波器。
  4. 請求項1から請求項3までの何れか一項に記載の超音波送受波器であって、
    前記弾性部材は前記BLT素子のリアマスより後方に配置され、前記保持部材は前記弾性部材の更に後方に配置されていることを特徴とする、超音波送受波器。
  5. 請求項1から請求項4までの何れか一項に記載の超音波送受波器であって、
    前記BLT素子の電極に接続される導線を通過させる経路が前記保持部材の内部に形成されていることを特徴とする、超音波送受波器。
  6. 超音波送受波器のフレームに対しBLT素子を保持させるための保持構造において、
    当該BLT素子の備えるネジ軸に螺合するとともに、前記フレームに接当する接当部を形成した保持部材と、
    前記BLT素子と前記保持部材との間に配置されるとともに遮音性を有する弾性部材と、
    を備えることを特徴とする、超音波送受波器におけるBLT素子の保持構造。
  7. 振動素子と、
    前面に超音波放射面を備えるフロントマスと、
    前記振動素子を挟んで前記フロントマスと反対側に配置されて当該フロントマスと共振するリアマスと、
    前記フロントマス、前記振動素子、及び前記リアマスを連結するためのネジ軸と、
    このネジ軸に螺合される保持部材と、
    前記リアマスと前記保持部材との間に配置されるとともに遮音性を有する弾性部材と、
    を備えることを特徴とする、BLT素子。
  8. 複数のBLT素子をフレームに取り付けた構成の超音波送受波器の製造方法において、
    前記フレームに接当可能な接当部を形成した保持部材を、遮音性を有する弾性部材を当該保持部材と前記BLT素子との間に位置させた状態で、前記BLT素子の備えるネジ軸に螺合させ、
    前記弾性部材を圧縮しながら前記保持部材を回転させてネジ移動させることで、前記接当部と前記BLT素子の超音波放射面との距離を複数のBLT素子で同一になるように調整し、
    その後、前記保持部材の前記接当部を前記フレームに接当させるようにして前記BLT素子を前記フレームに取り付けることを特徴とする、超音波送受波器の製造方法。
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