JP5966751B2 - 免震建物 - Google Patents

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本発明は、免震建物に関する。
上部構造と下部構造との間に介装され、上部構造を免震支持する免震装置(例えば積層ゴム)を備えた免震建物が知られている。このような免震建物において免震装置による免震の層(免震層)の外周に壁を設け、上部構造と下部構造との水平方向の相対変位が過大となる場合に上部構造を壁に衝突させて変位を抑制するようにしたものが知られている。
特開2006−283288号公報
上記のような免震建物において、上部構造が壁(特に壁の上部)に衝突すると、その衝突による力で壁が破壊されるおそれがあった。このため、上部構造と下部構造の水平方向の相対変位を抑制する効果が得られなくなるおそれがあった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、壁の破壊を防止して、上部構造と下部構造の相対変位を抑制することができる免震建物を提供することにある。
かかる目的を達成するため、本発明発の免震建物は、免震層と、前記免震層の上に配置された上部構造と、前記免震層の下に配置された下部構造であって、前記免震層の外周に形成された壁と、前記壁の下端と水平方向に連続し、前記免震層を支持する底部と、を有する下部構造と、を備えた免震建物であって、前記上部構造との当接面を有する補強部材を前記壁の内周側に備え、前記補強部材は、前記上部構造と前記下部構造が前記水平方向に相対変位した際に、前記上部構造が前記壁と当接するよりも前、もしくは、前記上部構造が前記壁と当接するのと同時に、前記当接面で前記上部構造と当接し、当該当接により発生した力を前記壁の下部と、前記底部とに伝えることを特徴とする。
このような免震建物によれば、壁の破壊を防止して、上部構造と下部構造の相対変位を抑制することが可能である。
かかる免震建物であって、前記当接面は、前記水平方向及び鉛直方向に対してそれぞれ傾いていることが望ましい。
このような免震建物によれば、上部構造との当接により発生した力を、壁の下部と、底部とにそれぞれ伝えることが可能である。
かかる免震建物であって、前記上部構造は、前記当接面と対向する傾斜面を有し、前記上部構造と前記下部構造が前記水平方向に相対変位することによって、前記当接面と前記傾斜面が当接することが望ましい。
このような免震建物によれば、上部構造の荷重が変位と逆方向に働くので上部構造の水平方向の変位の抑制を図ることができる。また、免震層に作用する圧縮力を抑制することができ、上部構造を安定して支持することが可能である。
かかる免震建物であって、前記傾斜面と前記当接面が当接したときの摩擦力を用いて、前記上部構造の前記水平方向への変位を抑制するようにしてもよい。
このような免震建物によれば、上部構造の水平方向への変位をより抑制することが可能である。
かかる免震建物であって、前記傾斜面または前記当接面の何れか一方に、各面の法線方向の荷重に対抗し、前記荷重が所定値に達すると降伏する降伏部材、または、所定の弾性係数を有する弾性部材を配置してもよい。
このような免震建物によれば、免震構造の設計を容易にすることが可能である。
かかる免震建物であって、前記壁と前記補強部材とは、前記水平方向に相対変位可能であることが望ましい。
このような免震建物によれば、上部構造が壁に当接した際に、壁に生じるせん断力の発生を抑えることができる。これにより、壁の破壊を防止することが可能である。
かかる免震建物であって、前記壁は、前記鉛直方向の下端に近づくにつれて前記水平方向の幅が大きくなっていることが望ましい。
このような免震建物によれば、壁の破壊をさらに防止することが可能である。
本発明によれば、壁の破壊を防止して、上部構造と下部構造の相対変位を抑制することができる免震建物を提供することが可能である。
本実施形態にかかる免震建物10の平面図である。 図1のA-A断面図である。 免震建物10の一部を示す斜視図である。 降伏部材28の構成を説明するための斜視図である。 比較例の免震建物10´において上部構造20´と下部構造40´が水平方向に相対変位した場合の説明図である。 本実施形態の免震建物10において上部構造20と下部構造40が水平方向に相対変位した場合の説明図である。 降伏部材28の別の構成例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
===実施形態===
<免震建物の構成について>
図1は本実施形態にかかる免震建物10の平面図である。また、図2は図1のA−A断面図であり、図3は免震建物10の一部の構成を示す斜視図である。以下の説明において「上下方向(鉛直方向)」「左右方向(水平方向(横))」「前後方向(水平方向(縦))」を言う場合は、図に矢印で示した方向を基準とする。なお、図2では、A−A断面を前から見た図を示している。
図に示すように、本実施形態の免震建物10は、上部構造20と、積層ゴム30と、下部構造40を備えている。
上部構造20は、例えば、建物、床、大型装置等の構造物である。本実施形態の上部構造は、図1、図2に示すように床22、床梁24、増設部材26、降伏部材28を有している。
床22は、図1に示すように水平面上で長方形の形状に設けられている。
床梁24は、床22の下部において、水平方向(縦方向及び横方向)に沿って格子状に設けられている。
増設部材26は、図2、図3に示すように床梁24の下面に設けられている。本実施形態の増設部材26は、断面が三角形の棒状(三角柱)の部材である。また、増設部材26の三角柱の各側面のうち、下面は、鉛直方向及び水平方向に対してそれぞれ傾いた傾斜面となっている。なお、この増設部材26の傾斜面は、後述する補強部材46の上面(当接面に相当する)と対向するように設けられている。
降伏部材28は、増設部材26の傾斜面の一部又は全面に設けられている。この降伏部材28は、増設部材26の傾斜面の法線方向の荷重に対抗し、当該荷重が所定値に達すると降伏(塑性変形)する部材である。
図4は、降伏部材28の構成を説明するための斜視図である。
降伏部材28は、板状部材282と板状部材284とハニカム構造部材286とを有して構成されている。
板状部材282は、降伏部材28の一端側に形成された板状の部材であり、その一端側の端面は低摩擦面となっている。
板状部材284は、降伏部材28の他端側に形成された板状の部材である。本実施形態では、板状部材284は、増設部材26の下面(傾斜面)に固設されている。
ハニカム構造部材286は、正六角柱形状の筒状部材が隙間無く配列されて形成されたものであり、板状部材282と板状部材284との間に挟まれている。そして、ハニカム構造部材286は、板状部材282の面の法線方向の荷重が所定値に達すると降伏(塑性変形)する。なお、本実施形態のハニカム構造部材286はアルミで形成されているが、これには限られず、アルミ以外の材料(例えば鉄)で形成されていてもよい。
積層ゴム30は、薄いゴム板と鋼板を交互に重ねて接着したものであり、縦方向及び横方向の床梁24の交差位置において、上部構造20(床22)と下部構造40(具体的には後述する底部44)との間に介在されている。この積層ゴム30は、鉛直方向には硬く、水平方向には柔軟であり、変形しても元の位置に戻る免震支承として機能する。以下の説明において、この積層ゴム30による免震の層のことを免震層ともいう。
下部構造40は、上部構造20を支えて荷重を地盤に伝達させる構造物であり、免震層の下に配置されている。下部構造40は、擁壁42(壁に相当する)と底部44を有している。
擁壁42は、積層ゴム30による免震層の外周を囲むように形成されている。この擁壁42は、上部構造20と下部構造40との水平方向の相対的な変位が大きいときに、所定量以上の変位(過大変位)を防止するためのもの(ストッパー)であり、上部構造20とは一定の距離を隔てて形成されている。なお、本実施形態の擁壁42は、鉛直方向の下側ほど水平方向の長さ(幅)が大きくなっている(図2参照)。これにより、擁壁42は、上部よりも下部の方が、水平方向についての剛性が高くなっている。
底部44は、擁壁42の下端と水平方向に連続するように、擁壁42の内周側に形成されている。また底部44は、積層ゴム30(及び上部構造20)を免震支持している。
さらに、下部構造40には、補強部材46と縁切り材48が設けられている。
補強部材46は、擁壁42の内周側における下部の位置に設けられている。また、補強部材46の鉛直方向の上側には鉛直方向および水平方向(図では横方向)に対してそれぞれ傾いた面46aがあり、当該面46aは、上部構造20との当接面となっている。この補強部材46は、上部構造20が擁壁42と当接するよりも前に、面46a(当接面に相当する)で上部構造20と当接し、当該当接によって発生する力を、擁壁42の下部と、底部44に伝える。
なお、図1に示すように、補強部材46は、免震建物10の各辺に2箇所ずつ設けられているが、これには限らず、各辺の少なくとも一箇所に設けられていていればよい。なお、一箇所の場合は、辺の中央付近に配置することが望ましい。また、前述した増設部材26も補強部材46と対応するように設けるようにすればよい。すなわち、補強部材46と増設部材26の組み合わせは各辺に少なくとも一対あればよい。
縁切り材48は、補強部材46と擁壁42を構造的に分離するものである。この縁切りによって、補強部材46と擁壁42は水平方向に相対変位可能になっている。縁切り材48としては、例えば鉄板やビニール等が用いられる。
<免震建物の免震動作について>
まず、本実施形態について説明する前に比較例について説明する。
図5は、比較例の免震建物10´において上部構造20´と下部構造40´が水平方向に相対変位した場合の説明図である。なお、図5において、図2と同一構成の部分には同一符号を付し、説明を省略する。
比較例の免震建物10´は、上部構造20´と下部構造40´と積層ゴム30を有している。上部構造20´は、床22と、床梁24を備えている。下部構造40´は、擁壁42と底部44を備えている。すなわち、比較例の免震建物10´には増設部材26、降伏部材28、補強部材46、縁切り材48が設けられていない。
この比較例の場合、上部構造20´と下部構造40´との相対変位の量が大きいと、図5に示すように上部構造20´が擁壁42の上部と衝突(当接)する。
擁壁42は下端が固定されているので、上部構造20´と擁壁42の上部が衝突することにより、根元(擁壁42の下端)から離れた位置に水平方向の強い力がかかることになる。このため、擁壁42が破壊されるおそれがある。
そこで、本実施形態では増設部材26、降伏部材28、補強部材46、縁切り材48を設けることで擁壁42の破壊を防止し、これにより上部構造と下部構造との水平方向の変位を抑制するようにしている。
図6は、本実施形態の免震建物10において上部構造20と下部構造40が水平方向に相対変位した場合の説明図である。同図では図2の状態から上部構造20と下部構造40とが水平方向に相対変位した状態を示している。具体的には、下部構造40に対して上部構造20が水平方向の右側に変位した状態を示している。比較例(図5)では擁壁42に上部構造20´が当接していたが、本実施形態では、上部構造20が擁壁42に当接するよりも前に、上部構造20(降伏部材28の板状部材282)が、補強部材46の面46aと当接する。この当接により、降伏部材28には、法線方向の反力F1が発生する。補強部材46は、力F1の水平成分の力F2とは逆向き(右向き)の力F4を擁壁42の下部に伝える。また、補強部材46は、力F1の鉛直成分の力F3とは逆向き(下向き)の力F5を底部44に伝える。
このように、本実施形態では、上部構造20と補強部材46との当接によって発生する力が、水平成分の力F4と鉛直成分の力F5とに分けられ、擁壁42のうちの水平剛性の高い下部と、底部44にそれぞれ伝えられる。これにより、比較例と比べて擁壁42の破壊を防止することができる。
また、上部構造20の荷重の反力F1の水平成分の力F2が、上部構造20の変位と逆方向に働くので、上部構造20の水平方向の変位を抑制することができる。また、降伏部材28に働く上向きの鉛直成分の力F3により、積層ゴム30に作用する圧縮力を抑制し、上部構造20を安定して支持することができる
板状部材282と、補強部材46の面46aとが当接した状態で変位がさらに進むと、降伏部材28は補強部材46の面46aの上を摺動する。そして、降伏部材28は、法線方向の力F1が所定値になると降伏(塑性変形)する。
これにより、補強部材46と増設部材26とに摩擦力(左下方向の力)が働くので、上部構造20の変位をより抑制させることができる。
その後、さらに変位が進むと、上部構造20と擁壁42が当接する。もし仮に擁壁42と補強部材46を縁切りしていないと、このときに、補強部材46の上端位置における擁壁42の水平方向のせん断力が大きくなり、擁壁42が折れてしまうおそれがある。
これに対し、本実施形態では、縁切り材48で擁壁42と補強部材46を縁切りしているので、擁壁42と補強部材46が水平方向に相対変位可能になっている。このため、擁壁42が水平方向(図6では右側)に撓むことができる。
これにより、上部構造20が擁壁42に当接した場合においても、せん断力の発生を抑えることができ、擁壁42の破壊を防止することができる。
以上、説明したように、本実施形態の免震建物10は、積層ゴム30と、積層ゴム30の上に配置された上部構造20と、積層ゴム30の下に配置された下部構造40を備えている。また下部構造40は、積層ゴム30による免震層の外周に形成された擁壁42と、擁壁42の下端と水平方向に連続し、積層ゴム30を支持する底部44を有している。
さらに、本実施形態の免震建物10は、補強部材46を擁壁42の内周側に備えており、この補強部材46の面46aは上部構造20との当接面になっている。
そして、補強部材46は、上部構造20と下部構造40が水平方向に相対変位した際に、上部構造20が擁壁42と当接するよりも前に、面46aで上部構造20(図の場合降伏部材28)と当接し、この当接により発生する水平成分の力4を擁壁42の下部に伝え、鉛直成分の力F5を底部44に伝えている。
このように、本実施形態では、比較例と比べて擁壁42が破壊されにくく、擁壁42の破壊を防止することが可能であり、よって、上部構造20の過大な変位を抑制することが可能である。
なお、本実施形態では、補強部材46の面46aが上部構造20(降伏部材28)と当接するのは、上部構造20が擁壁42と当接するよりも前であったが、これには限られず、上部構造20が擁壁42と当接するのと同じタイミングであってもよい。この場合においても、擁壁42の破壊を防止することが可能である。
===その他の実施形態について===
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<免震装置について>
前述の実施形態では、免震装置(免震層)は積層ゴム30であったが、これには限られない。例えば、転がり支承タイプのものであってもよい。
<降伏部材について>
前述の実施形態では、降伏部材28は増設部材26の傾斜面に設けられていたが、これには限らない。例えば、増設部材26の傾斜面と対向する補強部材46の面46a(当接面)の側に降伏部材28を設けていてもよい。
なお、降伏部材28は、図4の構成には限られない。図7は、降伏部材28の別の構成例を示す図である。図7に示すように、板状部材282、284に対して、ハニカム構造部材286を横向きに(すなわち、ハニカム構造部材286の各筒状部材の軸方向が板状部材282、284の法線方向と直交するように)配置してもよい。
また、降伏部材28の代わりに、例えばゴムなどの所定の弾性係数を有する弾性部材を配置するようにしてもよい。
また、降伏部材28(又は弾性部材)を設けなくてもよい。この場合においても、補強部材46は、当接による水平成分の力F4を擁壁42の下部に伝えることができ、鉛直成分の力F5を底部44に伝えることができる。なお、本実施形態のように降伏部材28を設けると、水平力と鉛直力を正確に制御することが可能になり、免震の設計を容易にすることができる。
<縁切り材について>
前述の実施形態では、補強部材46と擁壁42とを縁切り材48で縁切りしていたが、縁切りを行わなくてもよい。すなわち、補強部材46と擁壁42が水平方向に相対変位不可となっていてもよい。ただし、この場合、前述したように、上部構造20が擁壁42と衝突した際に擁壁42が破壊するおそれが高くなるので、縁切り材48によって補強部材46と擁壁42とを縁切りすることが望ましい。
10 免震建物
20 上部構造
22 床
24 床梁
26 増設部材
28 降伏部材
30 積層ゴム
40 下部構造
42 擁壁
44 底部
46 補強部材
48 縁切り材
282 板状部材
284 板状部材
286 ハニカム構造部材

Claims (7)

  1. 免震層と、
    前記免震層の上に配置された上部構造と、
    前記免震層の下に配置された下部構造であって、
    前記免震層の外周に形成された壁と、
    前記壁の下端と水平方向に連続し、前記免震層を支持する底部と、
    を有する下部構造と、
    を備えた免震建物であって、
    前記上部構造との当接面を有する補強部材を前記壁の内周側に備え、
    前記補強部材は、前記上部構造と前記下部構造が前記水平方向に相対変位した際に、前記上部構造が前記壁と当接するよりも前、もしくは、前記上部構造が前記壁と当接するのと同時に、前記当接面で前記上部構造と当接し、当該当接により発生した力を前記壁の下部と、前記底部とに伝える
    ことを特徴とする免震建物。
  2. 請求項1に記載の免震建物であって、
    前記当接面は、前記水平方向及び鉛直方向に対してそれぞれ傾いている
    ことを特徴とする免震建物。
  3. 請求項2に記載の免震建物であって、
    前記上部構造は、前記当接面と対向する傾斜面を有し、
    前記上部構造と前記下部構造が前記水平方向に相対変位することによって、前記当接面と前記傾斜面が当接する、
    ことを特徴とする免震建物。
  4. 請求項3に記載の免震建物であって、
    前記傾斜面と前記当接面が当接したときの摩擦力を用いて、前記上部構造の前記水平方向への変位を抑制する、
    ことを特徴とする免震建物。
  5. 請求項3または請求項4に記載の免震建物であって、
    前記傾斜面または前記当接面の何れか一方に、各面の法線方向の荷重に対抗し、前記荷重が所定値に達すると降伏する降伏部材、または、所定の弾性係数を有する弾性部材を配置した、
    ことを特徴とする免震建物。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れかに記載の免震建物であって、
    前記壁と前記補強部材とは、前記水平方向に相対変位可能である、
    ことを特徴とする免震建物。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れかに記載の免震建物であって、
    前記壁は、前記鉛直方向の下端に近づくにつれて前記水平方向の幅が大きくなっている。
    ことを特徴とする免震建物。
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